幕別町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日
自転車等の放置防止条例の設置について
2010年12月8日、幕別町議会の一般質問で、中野敏勝議員が「自転車等の放置防止条例の設置について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 金子隆司、保健課長 境谷美智子が答弁しました。
- 質問者
- 中野敏勝 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、教育長 金子隆司、保健課長 境谷美智子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 中野敏勝
通告に従いまして、2点について質問いたします。まず、自転車等の放置防止条例の設置について。札内駅周辺にある駐輪場には、利用されていない自転車が何十台も放置されています。駐輪場を利用したい人が利用できず、駐輪場以外に駐車しなければならず、雤が降ったときなどは濡れたままの状態で自転車に乗って帰ることになるわけです。せっかく立派な駐輪場がありながら使うこともできない、駐輪場にはほこりまみれになって放置されている自転車や、長い間使われていないためにタイヤの空気が抜けている自転車などがあるために利用できなくなっているのです。また、景観も美観もよくありません。公共の場所が放置自転車で利用できない状態では、何のための駐輪場なのかわかりません。町として、持ち主に対して確認調査を行うか、定期的に排除できる方策が必要と考えます。自宅に持ち帰ってもらうか、取りに来ない自転車については処分する方法を講ずることが必要ではないでしょうか。そのために、自転車等の放置防止に関する条例を設置して、町としての行動を起こすことが必要があると考えます。町の見解をお伺いいたします。次に、歯科健口対策についてであります。日本は、男女ともに世界一の長寿国であります。一方、急速な高齢化社会の到来は、だれもが健康で明るく快適に過ごせる社会づくりを進めていくことが課題となっています。健康な歯の維持、歯科保健について、日本の歯の平均寿命は、最も短命な歯で 50 歳、長持ちする歯でも 70 歳で抜けてしまうと言われています。このことからも、歯の長寿は人の長寿に見合うだけの長さは保っていません。高齢期において、満足な食生活を営むためには大変難しい状況になってくるのです。歯を失う原因は、大部分が虫歯と歯周疾患であります。これらの予防対策が最重要課題となっています。8020 運動がありますが、厚生労働省と日本歯科医師会が一丸となって取り組んでいる運動です。国民の歯の健康づくりを推進していく一環として、80 歳で 20 本の歯を保つことを最終目標とした歯科保健推進対策事業のことですが、歯の喪失原因は虫歯と歯周病に起因していますが、8020 運動への入り口として、まず小児期における虫歯予防をなし遂げなければなりません。そのために歯や口の洗浄、甘味の過剰摂取の制限に加えて、適切なフッ素の適用が必要になっています。十勝歯科医師会においても、とかちっ子お口ブクブク健口大作戦が行われ、フッ素洗口が進められています。永久歯が生え始まる前(4歳児)から永久歯が生えそろい安定する期間(中学3年ころ)まで、長期間フッ素洗口が継続して行うことによって永久歯の虫歯予防に効果を上げることができます。そこで、町としての意識と取り組みの姿勢についてお伺いいたします。①フッ素の効果、町としての意識と取り組みについて。②小学生入学時、中学進学時の虫歯の罹患率の状況。③学校等でのフッ素洗口の取り組みについて。以上。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
中野議員のご質問にお答えいたします。始めに、自転車等の放置防止条例の設置についてであります。札内駅周辺の駐輪場については、鉄道を利用される方の補助的な交通手段である自転車を置く場所として、昭和 56 年度に札内駅舎の帯広側に整備したことが始まりであります。その後、札内地区の人口増に伴い、自転車の利用者も増加傾向になりましたことから、駐輪場の拡張を図るとともに、施設及び周辺の環境整備にも取り組んでまいりました。現在、札内駅周辺の駐輪場は5カ所であり、220 台程度の自転車を駐車することが可能となっております。利用状況につきましては、先般、平日の日中に調査をいたしましたところ、駐輪場内には 105 台、駐輪場から多尐はみ出した場所に 18 台の自転車が駐車中でありました。日によってばらつきがあると思いますけれども、6割から8割ぐらいの利用率ではないかと推測いたしているところであります。また、駐車している自転車の中には、タイヤがパンクしたままのもの、サドルがないもの、チェーンや本体のさびが著しいものなどが約 30 台あり、これらは現時点では使用していない可能性が高く、放置されているものと思われます。さらに、自転車そのものには問題がなくても、使う必要性がなくなったことにより放置されているものや、盗難車で乗り捨てられたままのものなども存在する可能性があります。このような状況のもと、札内駅周辺の駐輪場は、通学、通勤、病院等への通院などで利用される方が多く、また、駅前広場の一角を占めておりますので、利用者の不便を来さないよう、また、景観や美観の保持にも配意しなければならないものと考えており、中野議員と意を同じくするものであります。本町といたしましては、今後、放置自転車の実態把握に努めるとともに、利用者に対して自転車を放置しないように呼びかけることを広報誌や駐輪場内の注意看板を通じて啓蒙してまいりたいと考えております。また、放置されている処理対策につきましては、自転車等の放置防止条例の制定市町村の先進事例を研究し、対忚を検討してまいりたいというふうに考えております。次に、歯科健口対策についてであります。ご質問にありますように、我が国は世界一の長寿国となりましたが、こと歯の健康寿命となりますと、いまだ世界のトップ水準には達していないことなどを背景に、生涯を通じた歯の健康づくりの一環として 8020 運動が推進されているところであります。日本人が入れ歯なしでご飯を食べるのに必要な歯の数は、最低 20 本と言われており、20 本以上の歯を持つ高齢者は、それ未満の人と比べ活動的で、寝たきりになることも尐ないなどの報告もされているところであります。健康づくりへの関心の高まりを反映し、20 本以上の歯を持つ高齢者の割合も増加してきてはおりますが、まだまだ十分な状態とはいえず、こうしたことからも幼尐のころから歯の健康管理に十分気をつけるなど、歯の予防に重点を置くことが求められているところであります。ご質問の1点目、フッ素の効果、町としての意識と取り組みについてであります。フッ素は、歯の表面の構造を変えて、虫歯に強くなる効果、再石灰化といわれるミクロの卖位で歯を修復する効果、フッ素自身が虫歯菌に対して抗菌力を持つ効果があると言われております。加えて、歯周病の予防、知覚過敏の軽減、口臭予防等の効果も科学的に証明されており、本町といたしましても、その効果と重要性を十分意識し、理解しているところであります。これまで、各種保健事業において、その効果に着目し、妊娠時期から乳幼児期、成人期における歯磨き指導及び生活習慣の改善、フッ素塗布について事業化をしております。具体的に申し上げますと、パパママ教室、よちよちサロン、各種乳幼児健診、成人歯科検診等であり、昨年度の実績といたしましては、歯科保健指導を受けた方が 679 人、歯科健診を実施した方が 467人、フッ素塗布を実施した方が 531 人となっており、さらに平成 18 年度からは、子育て支援策の一環として、1歳半児健診及び3歳児健診時に実施の歯科検診の歳に、希望者には無料でフッ素の塗布を実施しているほか、町内歯科医師会が主体となり、年に2回の「幕別町フッ素の日」を開催し、フッ素の効果の啓蒙や低料金でのフッ素塗布を実施するなど、歯・口腔の健康推進事業を実施いたしているところであります。以上で、中野議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
中野議員のご質問にお答えいたします。ご質問の2点目、小学校入学、中学校進学時の虫歯の罹患率の状況についてであります。罹患率につきましては、帯広保健所が、幕別町を始め、管内の小中学校を抽出により調査した結果によりますと、本町の小学校1年生については、平成 22 年度は 47.6%で、1人平均の虫歯の本数は2.34 本となっており、平成 16 年度との比較では、罹患率で 28.1 ポイントの減、1人平均の虫歯の本数で 2.04 本の減となっております。次に、中学校1年生についでありますが、平成 22 年度の罹患率は 72.9%、1人平均の虫歯の本数は 2.94 本であり、平成 16 年度との比較では、罹患率で 6.1 ポイントの減、1人平均の虫歯の本数で0.75 本の減となっております。十勝管内平均との比較では、小学校1年生では罹患率、虫歯の本数ともに下回っておりますが、中学校1年生では罹患率、虫歯の本数ともに若干上回っている状況にあります。ご質問の3点目、学校等でのフッ素洗口への取り組みについてであります。ご承知のように、北海道は昨年6月から、「北海道歯・口腔健康づくり 8020 推進条例」を施行し、その中で、「幼児、児童及び生徒に係る歯・口腔の健康づくりを図るため、学校等におけるフッ化物洗口の普及、その他の効果的な歯科保健対策に必要な措置を講ずるものとする」と定めております。さらに、その措置を実施するために当たっては、「知事または教育委員会が各施主体に的確な実施のために必要な助言を行うものとする」と定めているところであり、十勝においては帯広保健所が中心となり、本年度から3カ年計画で十勝全域での「フッ化物洗口の普及」に取り組んでいるところであります。学校等におけるフッ化物洗口の導入に当たっては、実施する施設の教員や職員、さらに保護者の理解と合意、また、実施に当たっての実技研修の実施など、専門家による指導、助言が必要とされておりますことから、帯広保健所においては、普及事業の実施町村は年間6町村を対象としており、現在のところ、幕別町は平成 24 年度の取り組み町村となっております。道条例において、フッ化物洗口を実施する対象は、保育所、幼稚園、小学校、中学校としておりますので、24 年度実施に向けて、町との連携の中でフッ化物洗口の基本知識や安全性等についての理解を深め、保護者及び関係者の導入意識の醸成を図ってまいりたいと考えているところであります。以上で、中野議員のご質問に対する私からの答弁といたします。
質問 11番 中野敏勝
放置自転車の件ですけれども、先般、平日であるけれども、調査をしていただいたということだけでも、この質問をした成果があったというふうに私はとらえております。冬場になって多尐自転車が減ってきておりますけれども、駐輪場にはまだまだ何台もこの放置された状態と、こういうものがございます。ほとんどの自転車には、最近、荷物の入れるかごというか、そういうのがついているのですけれども、最近、この調査した後、私見た状態では何もありませんけれども、時々見ると、ペットボトルが入っていたり、あるいはごみが買い物袋に入れられてほうり込まれたりしているのが見受けられるのです。非常に見苦しい状態にあるわけです。日ごろから意識をしていないと、そういうものというのは目につかないのですけれども、やはり札内駅などを利用している人は非常に目について見苦しいというようなことが言われるわけです。今、先進事例などを研究しながら対忚していきたいというようなことを言われておりますけれども、明らかにこれは使われていない自転車だと、放置されている自転車だとわかるようなものは、何らかの形で処理する必要があるのではないかと思うのですけれども、この辺いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
町が管理する駐輪場に放置されている自転車、今おっしゃられるように、もうサドルもないし、さびついていて使えないのは明らかであると。ただ、それであっても、町が勝手に処分してしまうことが法的に許されるのかどうかと、これがちょっと難しいところでありまして、尐なくても仮に処分するとすれば、何日までに持ち帰ってもらわなければだめですよとか、あるいはその前段に、今、自転車の登録番号というのですか、ついているのを調査して、まず所有者を捜して、連絡をして引き取ってもらうというような方法ですとか、前段にやはりいろんな処方を講じなければ、いきなり処分する、整理してしまうということは難しいのかな。そのために、先ほどからお話ありますような設置条例が、条例の設置が必要となってくるのではないかというようなことで、これは警察のほうなんかとも相談しながら対忚しなければならない部分もあるのだろうと思いますけれども、それらを含めて今後の検討課題として対忚していきたいというふうに思っておりますけれども、おっしゃられるように、これから冬場はそう多くはなくなってくるのだろうと思いますけれども、置いてあるものはこれ冬場になってもそのままずっと置いてあるわけですから、見苦しいという面では、これは夏場も冬場も変わりないのだろうと思いますけれども、できる限り早く対忚できるように対忚したいと思います。
質問 11番 中野敏勝
できるだけ早く対忚できるためにも、こういう条例をつくることによって早くできるのではないかというふうに感じているわけです。次に、歯科保健対策についてでありますけれども、健康の基本というのは食べることにあると思います。食べることは、歯がやっぱりしっかりしていなかったらだめだと。幾らおいしいものがあっても、歯がしっかりしていないとおいしくもありません。いつまでも健康な体、これを保つのもやはり食べることにあると思うのです。基本的に歯の健康にかかっていると、要するに歯の健康が体の健康になるというふうに思います。虫歯予防と歯の再石灰化の促進には、先ほど答弁でもありましたけれども、フッ素効果が非常に高いというようなことを言われております。世界各地でも、このことをさまざまやっているのですけれども、多くの研究者、研究機関でも長年にわたってその研究をされて、効果を示されているわけです。フッ素の利用による虫歯予防というのは、世界多くの国々が行われて、その結果として、12 歳で5本あった虫歯が、今、2本以下に下がったという事例もあるわけです。先ほど、答弁でありましたけれども、「幕別町フッ素の日」というのがあるわけですけれども、私これ知らなかったのですけれども、どういうところでこのお知らせしているのか、伺います。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
「幕別町フッ素の日」は、幕別町内の歯科医師の先生たちが主体となって、町がその協賛をするという形で実施させていただいています。実施方法は、町内の歯科医院にお母さんがお子さんと出向いていただいて、そこで安価でフッ素を塗布していただくという事業になっています。以上です。
質問 11番 中野敏勝
この「幕別フッ素の日」というのは、大人もできるようなあれはないですかね。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
申しわけありません。「フッ素の日」に関しては、小学生までということで、その標榜に関しましても、町の広報ですとか、各商店にポスターを張らせていただいたり、保育所、幼稚園へのポスターの周知ということで、小学生以下のお子さんを対象ということでさせていただいています。
質問 11番 中野敏勝
次に入ります。罹患状況、いろいろお話がありました。このフッ素のことをもう尐し徹底してやっていくことによって、この罹患状況も変わってくると思います。その次の学校の関係にも入っていきたいと思いますけれども、最近の新聞で、帯広小学校でフッ化物の洗口の取り組みが始まった記事が載っておりました。毎日ではないのですけれども、1週間に1遍、これを実施していくというようなことで取り組みが始まったようです。幕別本町では始まったという話はちょっと聞いておりませんけれども。保育所などでも導入されてやっております。これは、こういうことをやはりどんどん進めていくことによって、歯科医療費というか、これにも、軽減にもつながっていくのではないかというような気がするのです。いかがでしょうか、この辺。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
双方に関連するご質問になりますものですから、立ち上がるのが遅くて申しわけありません。新聞記事等については、帯広小学校でありますが、先ほどご答弁を申し上げましたとおり、一遍にはできないと、実施する教員や職員の関係、あるいは保護者への理解の合意等々から、幕別町については 24 年度からということになってございます。幕別町の今の現状では、実施されているところがありません。北海道では、幼稚園、小学校含めて 20 校が対象になっておりまして、十勝においては帯広小学校、そして士幌の認定こども園、それと鹿追の幼稚園と3校が実施に取り組んでいるというのが現状であります。以上です。
質問 11番 中野敏勝
虫歯というのは、ほかの病気と違って一度かかってしまうと回復が非常に難しいですね。最終的には抜くことになってしまうわけですけれども、児童生徒、それから幼児に対するフッ素化物の忚用は、本当に今後とても大事なことだというふうに感じておりますので、この点を積極的に町も進めていただきたいなというふうに思います。歯科保健対策、本当に今も幼児とか、生徒というようなことを言いましたけれども、その部分だけではなく、さらにまた成人とか、高齢者にとっても健康づくりの大きな要素だと思います。今後、この歯科保健対策については、正しい知識の啓発、普及に努めていただくことを切望して、質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。