みんなの議会

幕別町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月14日

ごみ収集の改善をについて

2004年12月14日、幕別町議会の一般質問で、豊島善江議員が「ごみ収集の改善をについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
豊島善江 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 豊島善江

通告にしたがいまして、2点の質問をいたします。1番目は、ごみ収集の改善をについてです。家庭ごみの有料化が始まり、2カ月が経過をいたしました。この間、多くの町民から収集に対する意見が寄せられました。改善を求めるものです。先ほどの千葉議員への答弁で、町の改善の方向が出されました。理解できる部分とより一層頑張ってほしいものとがありますので、質問をいたします。1番のごみ袋の問題は理解できました。1日も早い実施を期待したいと思います。2番目の庭木のことです。庭木などは今の対応は、有料の袋に入れて可燃ごみのときに出すというふうになっていますが、これでは非常に処分をしずらいという意見が寄せられています。紐と使っての対応もできるように求めますがいかがでしょうか。それから、3番目、4番目、紙おむつの問題です。先ほど、答弁の中でスタートしたばかりだということと、また、福祉行政全般で判断をしたという、そういう答弁がありました。これは、私はもっと町には当事者の声をしっかりと聞いてほしいと思います。どれだけその介護に当たっている家庭のことや、また、子育てをしているそういう世代の方のそういう実情をどれだけ聞いているのか、そのことが、私は非常に問われていると思います。ある新聞のごみの有料化の特集、この中に若い人の声が出ていました。自分のところでは、ごみは有料化されて、そういう資源策は何もない。他のところではやっているのにどうしてないのか。ほかの町に引っ越していきたい、そんな気持ちにもなっている。こういうようなこともある新聞には書かれていました。私は、町が子育て支援などで随分さまざまな施策をもって努力しているのはわかりますが、そういう経済的な負担、それに対する支援も私はきちんと考えるべきだと思います。それから、4番目も同じです。ぜひ、早期の改善を求めたいと思います。それから、2番目、平和憲法を守る姿勢をについてです。憲法は日本国民とアジアの人々におびただしい惨禍と犠牲を強いた侵略戦争への痛苦の教訓にたってつくられました。主権在民、恒久平和、基本的人権、国権の最高機関としての国会の地位、地方自治など民主政治の柱となる平和的、民主的な条項を定めています。とりわけ武力行使の永久放棄や戦力不保持を明記する9条は、世界に誇るべき平和の原則です。ところが小泉首相は、この憲法を改定するために、自民党の憲法改正新案を 2005 年 11 月までにまとめるよう指示し、これを受けて、自民党は改憲の手続きとなる国民投票法案を計画しています。現職の首相が期日を設けて改憲案の取りまとめを指示したのは、歴史上初めてのことです。時代に合わない古くなったなど言われていますが、中心点は憲法の平和原則9条を変えることにあるのは明らかです。この2年間、有事法制、イラク特措法など相次ぎ強行し、憲法9条を蹂躙し続けてきました。その上、アメリカ1国の利益を世界の平和の上におき、国連をも無視して攻撃をするブッシュ政権の日本に対する軍事要求や、財界の志向と結びついて、明文改憲に乗り出したものとして極めて重大だと思います。今、日本がすべきことは、先駆的な憲法の平和原則を日本と世界の平和に役立てることだと思います。平和憲法を変えようとすることは、国際紛争は武力ではなく平和的に解決をするという国連憲章に基づく平和の秩序を求める世界の流れに逆らうものでもあります。とりわけ、憲法9条は 2000 年の国連ミレニアムフォーラムの報告書で、日本の憲法9条のような戦争放棄の規定を世界各国の憲法にも取り入れるべきだと言われたように、国際的に光が当てられる誇るべき条項です。国民のそういう憲法改正の動きに対して、国民の二度と戦争をすべきではないとの思いは強く、世論調査でも憲法9条を支持する人々は多数を占めています。また、外務省が行った調査で、日本の平和と安全は何によって守られていると思うかという設問に、平和憲法と答えた方が 64%で第1位でした。また、安全保障にとって最も大事なことは何か。これに対しては、第1位が各国との対話と交流、こういう答えでした。日本国民の憲法に対する、とりわけ9条や前文で謳われている平和原則への熱い思いが込められていると思います。非核平和宣言の町の町長として、改めて憲法9条はもとより、憲法擁護の姿勢を明確にすべきです。また、憲法を生かしたまちづくりに対する町長の姿勢を伺うものです。以上です。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

豊島議員のご質問にお答えいたします。ごみ収集の改善をということであります。はじめに、ごみ袋の大きさや材質等の考え方につきましては、先の千葉議員のご質問にお答えさせていただいたところでありますが、総合的に判断し、10 リットル袋を早期に製作し販売できる体制を整えてまいります。また、材質につきましても納入業者に各種試験を行わせ、根本的な改善を行うべく指示しておりますので、ご理解を願いたいというふうに思います。次に、庭木などを紐の対応もとのことでありますけれども、剪定木などの排出方法につきましては、細かく切っていただき、燃やせるごみとして排出していただく方法と、最大径 20 センチメートル未満で長さ2メートル以内に縛る等の処理をしていただき、大型ごみとして排出する二通りの方法があります。他の市町村においては、本町が実施している方法以外での排出方法、今、お話ありました紐を活用しているというようなことも事例としてあるようでありますので、ごみ有料化全体の検証をする中で、これらについても総合的に判断してまいりたいというふうに思っております。次に、子育て支援の立場で紙おむつの軽減策、介護用おむつへの軽減策については、これは先ほども述べさせていただきましたように、当初、条例制定、有料化されるについては、清掃ボランティアや災害時などの他には減免の規定はしないということでスタートさせていただきました。減免につきましては、福祉行政全般のなかで判断をしてまいりたいというふうに思っておりますので、しばし現行制度の中でご理解をいただきたいというふうに思います。次に、平和憲法を守る姿勢をとのご質問であります。お話がありましたけども、本町におきましては、昭和 60 年の 12 月に議員の皆さんの提案によって「幕別町平和非核宣言」の議決を行いました。核兵器の全面禁止、非核三原則の遵守、さらには恒久の平和を願い、平和な未来を子どもたちに引き継ぐことを我々の責任として、義務として今日まで至っているわけでありまして、幕別町平和非核宣言を自ら提案し、その宣言の願いを今日まで守り引き継がれてきた多くの先輩諸氏に敬意を表するものでありますし、また、その願いを次代を担う子どもたちに引き継いでいくことが、私どもの責務であろうというふうに考えております。ただ、ご質問ありましたような、いわゆる憲法改正の是非については、当然のことながら、国会など多くの国民の声が反映されるような十分な論議を踏まえた中で、その方向性が決められていくべきものというふうに思っておりまして、私の立場でこれらについての意見を申し上げることは差し控えたいというふうに思っております。また、憲法を生かしたまちづくりをとのことでありますが、これまでにも、図書館での平和図書コーナーの設置やパネル展の実施などの取り組みをしてまいりましたが、これらを引き続き実施するとともに、「幕別町平和非核宣言 20 周年」を迎え、今後、どのようなことができるのか、調査研究をしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上で、豊島議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 1番 豊島善江

ごみのことですが、1番目はわかりました。2番目の庭木のことなのですが、ちょうど有料化の実施が 10 月だったということもあって、非常に庭木の整理をする時期にも重なって、私のところにも結構電話がきたのですよね。その中で言われたのが、やはり大型ごみに出すのは非常にやりづらい。例えば、紐で縛って大型ごみというふうに出せるのですけども、それだと大型ごみの回数というのは毎月ではないですね、見ますと年に確か4回だと思ったのですが、連絡をして日程調整をして取りに来てもらうということですから、非常にこれは回数が限られてしまって不便だということが出されました。それで、今までと同じように、1メートル以内に切って紐で縛ってシールか何か貼って、燃えるごみというふうな形で、可燃ごみということで有料扱いで出せないのかという。それはすぐ私はできると思うのですね。そういうこともやはり早期に検討すべきではないかなというふうに思います。それから、3番目、4番目、これは先ほどと同じ答弁で、福祉行政全般で判断ということでした。ただ、私が質問したのは、どれだけ実態を見ているのかという、当事者の介護されている方だとか子育てしている方の声をどれだけ汲み取ったのかということを、私は再度お聞きします。先ほどお聞きしましたが答えていませんでした。ここをお聞きしたいと思います。実際に、介護をされている方の声を聞きますと、特に大人の方の場合は大きいですよね、おむつも。だから量も非常に多くなるし、20 リットル週に2回というわけにはいかないというのも聞いています。40 リットルになるということも聞いていますし、溜めておくこともできないし、これは必ず出さなくてはいけないし、それと併せて、介護されている方は心身ともに苦労をしているし、お金の面でも苦労しているという二重にやはり苦労をされていると思うのですよね。そういう中で、やはりそういう人たちを支える手立てを私はとるべきだと思うのですけども、そのところはいかがでしょうか。それから、平和憲法を守る姿勢をということで質問をしました。この中で、町長が、憲法のもとで、また、幕別の平和非核宣言のもとできちんと引き継ぐ責務があるということでご答弁がありました。私はこれは大事なことでありますし、引き続きしっかりとやっていただきたいと思います。そして、もう一つですが、憲法の改正の是非に対しては答えられないということでした。私はぜひというよりも、今の憲法をしっかりと守っていただきたいという、この姿勢を私は問いたいわけです。憲法は、ここに私新しい憲法の話というのを、多分町長もご欄になったことがあると思うのですが、憲法が制定されて、その後に中学1年生向けに文部省がつくったという本なのですよね。非常にわかりやすく、教科書なのです。非常にわかりやすく、憲法がなぜ変えられたのか、これは憲法というのは何かというのが書いてあるのですね。この中に、国の治め方、国の仕事のやり方を決めた規則である、一つは。二つは、国民の一番大事な権利、これを決めた規則である。3番目に、戦争を決していないという大切なことが決められているというふうに、憲法の骨子が最初に説明してあるのですよね。中には、なぜこの憲法がつくられたかということ、二度と戦争しないためにつくったということだとか、国家が権力をもって謝った道にいかないように、そのために制定をしたということにも触れられています。そして、何よりも私が大事だと思うことは、それとともに大事だと思うのが、この新しい憲法では、地方自治ということを謳われているのですよね。これは先ほども他の議員の方からありましたが、92 条から 95 条の中で、地方自治ということがこの憲法の中にもはっきりと条項として明記をされた。これはこの前の憲法と大きく変わったところだと思うのですよね。その立場にたって、この憲法をしっかりと守らなければいけないということは、国会議員やあるいは公務員にも、これは憲法を守る義務があるということが、この中にもかかれています。そういう意味でも、私は、しっかりと今の憲法を守る立場で行政も行うということが、私は非常に求められていることかなと思うのです。とりわけ、今、この憲法で定められていることが非常にないがしろにされてきている、そういう時代でもありますし、なおさら私は町長自身が町民のきちっと利益を守るためにも、今の憲法をしっかりと守っていくことが大事だと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

1点目のごみの問題でありますけども、庭木の問題。これはきっとほかの町村、紐で縛って出す、有料化ですから、恐らくどこかで紐を買ってくるのだろうというふうに思いますけども、それは別にこれからやることが否定するものではありませんので、先ほども言いましたように、実態等を十分見定めながら、我々も対応できるものは対応していきたいと思います。ただ、今すぐ来年からやるということをここでは言明はできませんけども、そういう手法があることも十分調査していかなければならないというふうには思っております。それから、紙おむつの関係、これは先ほども言いましたように、確かに条例を制定するとき、住民の説明会へ行ったとき、あるいは議会の委員会の中でもご意見をいただいたり、ご質疑をいただいたと思います。そんな中で、できることならそれは福祉全体の中でそういう政策を考えることであって、ごみの有料化についてはできる限り例外をなくさない中で進めたいということで、ご理解をいただいたつもりでスタートしたわけであります。例えば、先ほどもちょっと言いましたように、紙おむつも高齢者の場合は、かつては社会福祉協議会が直接無料で支給したという経緯もあります。さらに、赤ちゃんのおむつについては、私のところはちゃんと布のおむつを使って毎回洗って何回も使っていますよという意見も聞いたりもしました。そうした中で、なんとか例外のない中で進めていきたいと。そして、他町村の事例も前回の千葉議員のときもありましたけども、例えば、生活保護世帯にだけは支給するとか、あるいは年に何枚だけは支給するとか。これは所得はどうなるのだというと、どこも所得というのは出ていない。それでは、寝たきり老人は、赤ちゃんは全部が困窮の世帯だけなのかというと決しては私はそうでもないのだろうと。本当に今のこの社会情勢の中で、高額な所得ある人たちもみんなすべて無料にすること自体が本当にいいのかどうかなということも、これ疑問であるわけでありまして、ごみであるからこれは全然差別はないのだと言われればそれまでかもしれませんけれども、しかし逆を言えば、みんな同じようにごみを出すのだから、同じように負担していただくこともということも一つなのだろうと。いろんな考え方はあるのだろうと思いますけども、先ほど言いまいたように、今、スタートしたばかりでありますから、十分情勢を見た中で、これからも対応していかなければならないのだろうというふうに思っていますけど、今すぐにこれを改正して、新年度から無料化にするということは考えてはおりませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。それから、憲法については、ご質問が長いわりに私の答弁短かったのですけれども、私は今の憲法守らないなんていうことは一つも言ってはおりませんから、今の憲法は当然守っていくことは当たり前だというふうに思っています。ただ、憲法を改正するについては、いろんな意見がある。お話ありましたように9条だけ改正すればいいのでないかという意見もあるし、9条は今のままでいいからほかは時代に合った憲法にするべきでないかとか。9条を変えない憲法改正は意味がないのではないかとか、いろんな意見がありますから、それは私個人がどうこう言う立場でなくて、大勢の国民の意見が反映される中で、国会の場などで審議をされて、その方向性が決まっていくべきであろうと。新しくできた憲法は、当然我々はまた守っていかなければならないわけですし、今ある憲法を守っていくのは、これは私も職員も当然であるというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 1番 豊島善江

ごみの問題だけ質問します。2番目の対応はできるだけ早くしていただきたいと思います。それから、3番目、4番目に関しては、町によってはいろいろな対応があるというのは私もわかります、これは。だからこそ、やはり私は検討課題にきちんと入れていただきたいと思います。そういういろいろな対応も含めてです。検討課題に入れていただきたいと思います。それから、最後になのですが、このごみの問題に関しては、これまでも私何回も質問してきましたけども、やはり新しい施策に変わるときは、十分丁寧な町民との接し方というのですか、対応が私は必要だと思うのです。とりわけ、今回、こういうふうに有料化になって、これほどの意見が出されるということは、私は新しい施策が始まって、こんなことはないと思うのですよね。ところが、たくさん意見が出されていました。それは、やはり私はこのやり方が、例えば、試行期間にしても、本当の数カ月、約1カ月ですよ。1カ月だけの試行期間で住民の声を聞くといいながら、なかなか改善に至らないというそういうような、住民との声を聞くということが不十分だった結果の表れだと思うのですね。それで、これからの町政にも関係するのですけども、やはり新しい施策などを行うときは、十分町民との接点を持つ、対話をもつ、それから声を聞くという姿勢を私はきちんと持っていただきたい。そういうふうに思いますがいかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

住民の声を聞くということ、そのこと自体はもちろん否定するものもありませんし、これからも大事にしていかなければならないものだと思います。ただ、このごみの問題、例えば、試行期間も2カ月あったわけでありますけども、なかなか現実に有料化になって、いざ自分がごみを捨ててみて、はじめて 20 リットルが大きくて 10 リットルが必要だったという声が急激に高まってきたわけでありまして、説明責任としては私は十分住民の皆さんに、これだけの種類でこういうふうに 10 月からスタートしますから2カ月間の試行期間がありますよ。これは話もさせていただいたし、住民の皆さんから意見も聞きました。その段階では、そう今言うように、10 リットルなり5リットルなり小さい袋が絶対必要だという、そう強い声はあまりなかったわけであります。しかし、現実に始まってみますと、もっと小さいやつでないととても自分の家では保管できない。そして、最初の我々が 20 リットル、30 リットルと言った中には、先ほどの千葉議員の質問の中にもあったように、やがて少しでも収集回数が短縮できるのであれば、理解をいただく中で週1回になるようなことができるのであれば、それも経費節減にはなお有効的でないかというようなことも、実はあったものですから、そういうスタートになったわけでありますけども、これは責任が回避するわけではありませんけども、やはり住民の皆さんもいざ実際に有料化が始まって、出すようになって、やはり必要性が増したといったらちょっと言葉があれかもしれませんけれども、私はやっぱりやってみなければわからない部分もたくさんこれはあったのだろうというふうに思っております。ですから、私も先ほど言いましたように、一度決めたものはこれは絶対変わるということでは決してありませんので、改善できるものはこれは改善していくというのは、手法はこれからもとっていかなければなりませんので、十分これからも意見を聞きながら対応してまいりたいというふうに思っております。

出典:幕別町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月14日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる