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幕別町議会 平成16年第3回定例会 2004年9月7日

通告してありますスクールカウンセラーの活動実態について

2004年9月7日、幕別町議会の一般質問で、杉山晴夫議員が「通告してありますスクールカウンセラーの活動実態について」質問し、教育長 沢田治夫が答弁しました。

質問者
杉山晴夫 議員
答弁者
教育長 沢田治夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 杉山晴夫

議長のお許しをいただきましたので、通告してありますスクールカウンセラーの活動実態について質問をいたしたいと思います。次代を担う子供たちの健やかな成長を願い、安心して学べる環境づくりの実現を推進していくことが重要であると考えているところですが、近年、社会構造及ぴ経済情勢の変化に伴い、核家族化の進行、夫婦共稼ぎ家族の増加、学校と塾通い、帰宅してからもまた勉強、勉強と追い回される中に、断片的な知識のみがあっても、人間性を豊かにするための理性と教養に欠如し、そうした中からいわゆる落ちこぼれた子供が非行に走る傾向が強いようであります。次代を背負う青少年を健全に育成することは、家庭、学校、社会の三者の責任であると考えているところです。その責任の一端を担う本年度の教育行政執行方針の中で、こうした社会間題となっている問題行動に対しては、未然防止と早期発見、早期対応に努めるとあるが、未然防止が何よりの方策であると思います。そこで、本町には1名のスクールカウンセラーが導入されていると聞き及んでいますが、悩みごとを持っている子供の心理状態をサポートするという、より専門性の高いスクールカウンセラーを活用することがより有効であると考えられるところです。これまでの、スクールカウンセラーの活動実態とその成果についてをお伺いいたします。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

杉山議員のご質問にお答えをさせていただきます。スクールカウンセラーの活動実態についてでありますが、幕別町では平成 13 年度から北海道教育委員会のスクールカウンセラー活用事業によって、町内4中学校のうち札内中学校を今年は拠点校としたスクールカウンセラー1名が配置されております。その役割には大きく三つありまして、一つには、児童生徒へのカウンセリング、二つ目には、教職員及び保護者に対する助言・援助、3点目には、児童生徒のカウンセリング等に関する情報収集・提供、これらを主な職務として活動をしていただいているところであります。幕別町の不登校児童生徒、これは 30 日以上継続しての欠席者を不登校と定義しているわけでありますけども、その実態につきましては、平成 13 年度が 14 名、平成 14 年度は 23 名、平成 15 年度は 12 名、今年度は現在のところ6名であります。不登校の要因・背景にはさまざまなものがあって、友達関係や親子関係、さらには学校、家庭、社会状況等が複雑に絡んで学校に行けない状態が続くものと考えているところであります。こうした状況のもとでスクールカウンセラーは、不登校にかかわる相談、悩み事相談などについて、当該児童生徒の個々に応じた指導、保護者に対する家庭生活のあり方、さらには校長、教頭を含む全教職員が学校全体としてどう取り組むかなど、訪問面談や直接面談、あるいは電話相談などを行っております。平成 15 年度は延べ 259 件の相談を受け、迅速に対応していただいておりますとともに、昨年 12月には町内 13 小中学校の教頭を対象とした、不登校児童生徒の校内支援体制のあり方についての研修会も開催したところであります。また、教育委員会では平成 14 年 11 月から、百年記念ホール東側にある「まっく・ざ・まっく研究所」に毎週水曜日、まっく心の相談教室を開設をしたところであります。主な相談内容としましては、家庭での子育ての不安、不登校についての悩みなどが寄せられており、学校内、校舎内とは違う家庭的な雰囲気の中で、児童生徒や保護者が気軽に相談できる体制づくりということで努めているところであります。こうしたスクールカウンセラーを中心とした取り組みや、学校全体で取り組む体制づくりによって、不登校の児童生徒が徐々にではありますが登校できるようになったケース、初期段階での手早い対応により不登校にならなかったケースなどもあって、先ほど申し上げましたように、幕別町での不登校の児童生徒数は近年減少している状況にあります。しかしながら、現実的には現在6名の不登校児童生徒がいることや、潜在的な児童生徒も予想されることから、教育委員会といたしましては、スクールカウンセラーの活用は勿論のこと、心の教室相談員との連携、さらには教育局及び教育研究所など関係機関による指導・助言等を得ながら、学級担任を中心とした学校内での組織的な支援体制、教職員と保護者、家庭が一体となった取り組みなど、その必要性と重要性を十分認識しているところであります。今後とも、不登校児童生徒が主体的に学校復帰に向けて歩み出せるような環境づくり、子どもたちが達成感・満足感を味わい元気になれるようなきっかけづくり、家庭で規則正しい生活リズムを身につけさせる契機づくりなど、一人ひとりに適した指導の推進を図り、学校復帰に向けた取り組みや、早期発見・早期対応による未然防止につながる取り組みなど、適切な対応をしてまいりたいと考えております。以上で、杉山議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 11番 杉山晴夫

スクールカウンセラーの役割につきましては、大きく三つあるのだというようなご答弁でございました。私は、未然防止と早期発見に効果的と思われるのは、保護者等に対する広報活動はどのように行われているのか。さらに、併せて、保護者の方を対象とした研修会などを実施する予定があるかどうか。第1点目、お聞きしたいと思います。次に、最近の新聞報道によりますと、校内暴力が小学校で3年ぶりに大幅に増加した。いじめも8年ぶりに増加したという文部科学省の公表がなされているようでございました。こうしたことも、不登校につながる大きな要因の一つと思われますが、答弁によりますと15年度における相談件数は259件というかなり多い数の相談があったようでございますが、この相談の内容につきましてどういう相談が多かったか、2点目、お聞きしたいと思います。3点目でございますが、本町での不登校の児童生徒数は近年減少にあるということでございます。大変望ましいことでございますが、ある管内の町では、いじめにあった家庭では、自営業を経営している関係上、これを問題化すると購買力に影響が生じてくるというようなことから、やむなく札幌市内の私立中学校に転校させたというような、潜在的なこういったいじめの問題があるというふうにお聞きをしております。本町においても、そういった例があるのかどうか。潜在的でございますから、耳にしないかもしれませんが、あるのかどうか、3点目、お聞きしたいと思います。それから、国の施策としては、すべての公立中学校にスクールカウンセラーを配置する方向を示しているというふうにお聞きをしておりますが、現在、本町では1名の配置でございます。これで十分であるのかどうかということ。4点目、お聞きしたいと思います。それから、先ほど心の教室相談員と連携をという答弁でございました。私、ちょっと認識不足で大変恐縮でございますが、この心の相談員というのは、どんな身分で、各校に配置されているのかどうか。配置されているとすれば、民間の方であれば、報酬などを支払っているのかどうか。この5点について、再度お聞きしたいと思います。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

1点目から順番に答弁をさせていただきますけども、広報活動、それから研修会、これをどんな状況かということでありますけども、広報活動というのは、これは特別やっているわけでありませんけども、学校を中心としながら、学校だより等を使いながら、あるいは早期発見といったような形のものでありますから、常に学級担任、学校すべてでどんな子供たちがいるか。この把握に、今、努めているということでありまして、この不登校というのは、先ほども言いましたけど、さまざまな状況にありますので、一つひとつがこうだという条件でありませんので、やっぱりその子供たちのサインを見逃さないように、ここがやっぱり一番大事なことだろうと、そんな形の中で、今、努めておりますし、それから研修会、保護者に対する研修会もどうなのだということでありますけども、これはなかなか子供が引きこもりという形のものも、今、たくさん増えてきておりますので、その辺、先ほどのカウンセラーが、まっく心の教室、ここに来て、いろんな形の中で、お話をしながら、そして親もどうかかわったらいいのか。先ほど言いましたように、ケースがいろいろありますので、一概になかなか研修会といっても、親もなかなか出てきてくれないということも実態としてありますけども、この辺について、さらにカウンセラーも中心にしながら、こういった研修会、どんな形でやれるのか、また、検討してみたいなというふうには思っております。それから、スクールカウンセラーの相談内容でありますけども、259件のうち、204件が不登校に関する相談であります。相談者の数でありますけども、これは児童生徒がこれの4割、41.2%、それから教職員が36.9%、保護者の方が14%、その他7.8%。こんなような実態になっているわけでありますけども、相談内容、これはさまざまでありますけども、そんな形の中でカウンセラーの方たちと、やっぱり心の部分でいかにしてお互いに理解をするかと、こんなことに、今、努めているところであります。それから、よその町の事例が出ましたけども、このことについては、幕別町ではないものだというふうに、私どもは、今、理解をしております。それから、カウンセラーの配置は充分かということでありますけども、これは文科省の言うのは確かにそういうような形で、今、努めているようでありますけども、全道的にみましても、カウンセラーの配置は全道で7.5%。60人が約190校で勤務している。そのうちの一つが幕別町ですよということでありますので、幕別町は先ほども言いましたように拠点校方式でありますから、札内中学校に席を置きながらほかの中学校にもまわって歩く、相談をする、あるいはさっきのまっく心の相談教室、こういったところでも、公職学校とは違った形の中で相談を受けていると、そんなような状況であります。充分かと言われますと、これはもう少しいた方がいいのかもしれませんけども、要するに、今、6人でありましたけど、先ほど何回か言いますけども、なかなかそこの相談まで来る。このことがなかなかできないのだと。これは子供も含めてそうでありますけど、だから、これは地道な中でやっていくしかないのかな、そんなふうに考えております。それから、心の教室相談員の配置状況でありますけども、これは現在、幕別町には、幕別中学校と札内東中学校に各1名を配置して、このカウンセラーと連携をとっているところであります。これも報酬といいましょうか、週に2回来て、学校と連携をしながらやっていると、そんなような状況であります。いずれにしても、保護者への援助的姿勢、こういったものを大切にしながら、また、これからも努めていかなければならないだろうと、そんなふうに考えているところであります。

出典:幕別町議会 平成16年第3回定例会 2004年9月7日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる