幕別町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月9日
中小業者の支援強化について
2003年12月9日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「中小業者の支援強化について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 野原恵子
通告に従いまして、2点について質問いたします。一つ、中小業者の支援強化について。長引く不況、パートやフリーターなど、不安定な雇用の増大、相次ぐ社会保障の住民負担増などで、勤労者の収入も5年連続マイナスとなり、町民の暮らしはますます厳しくなっています。地域経済の担い手である中小業者の営業も、町民の経済状況に大きく左右され、大変厳しい状況となっています。このことは、国の経済政策が大きな要因となっていますが、地域経済を守り、活性化に全力をあげることは行政の仕事でもあります。中小業者にとって、地方自治体は最大の発注者となっていますので、町内に事業所を置く中小業者に発注機会を拡大し積極的に活用することは、町内経済の活性化を図るためにも有効です。特に、小規模な業者への対応策、支援策強化は町づくりの観点からも必要と考えております。旭川や帯広市では小規模な工事修繕を簡単な業者登録で請け負える、小規模修繕業者登録制度を実施し、中小業者の発注機会の拡大や地域の経済と雇用を支えるとして喜ばれております。また、音更でもこれから実施していくとしています。幕別でも支援策を講ずる必要と考え、小規模な公共事業はどのように発注しているのか。その実態と対策を伺います。1、130 万円以下の随意契約の件数と金額は。1、上記の内、30 万円以下の件数と金額を伺います。続きまして、除排雪の対策についてです。降雪期に入り除排雪に対しては、住宅密集地域、高齢者から除排雪に対する不安の声が寄せられております。6月議会では生活道路の確保として、出動時間の決定、除雪方法の検討など、道路環境の向上に努力していくと答弁されております。また、福祉除雪につきましては、公区や地域、ボランティアの方々の思いやりの精神で支援を進めていく。また、他町の事例などについても調査研究し、検討を進めていくと答弁されています。したがいまして次の点について伺います。1、除排雪計画について。1、福祉除雪について。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。はじめに、中小業者の支援強化についてであります。ご質問の要旨にもありますように、長引く経済の低迷は非常に厳しいものがあり、地域経済を守り活性化に全力を傾注することは行政の立場からも必要なことである。意を同じくするものであります。合わせて国全体の経済政策が早期に実を結ぶよう期待をするところでもあります。小規模な公共事業、すなわち本町の場合、130 万円以下の事業につきましては、2社以上の原則町内指名業者による見積り合わせを行い随意契約により発注を行っております。1点目の 130 万円以下の随意契約の件数と金額はとのことでありますが、平成 14 年度の実績で申し上げますと、168 件1億 2,647 万 2,000 円であります。また、2点目の 30 万円以下の件数と金額につきましては、20 万円以上から 30 万円の範囲となりますけれども、9件で 214 万 6,000 円となっております。次に、除排雪計画についてでありますが、この4年間は連続して 150 センチを超える降雪にみまわれ、1年のうち半分近くの期間を雪とともに暮らすこととなる町民にとっては、除雪対策は永遠の課題であり、経済、社会活動が活発になればなるほど、冬期間の道路交通の確保は、より重要性を増してきているというふうに思っております。最近の冬期間の気象状況は、雪が少なく寒さが厳しい小雪寒冷から、一時に湿った大量の雪が降る多雪温暖傾向に変わってきております。このため町では、昨年度から実施いたしておりますロータリー車による団地内道路の車道拡幅のほか、この冬からは歩道の早期確保のため札内地区に除雪車1台の増車配置を計画いたしております。また、国道・道道との交差点見通し確保につきましても開発建設部、帯広土木現業所との協議も既に終え、連絡体制についての確認をしたところであります。今後におきましても住民ニーズの多様化、複雑化する中、夏期間と同様の道路交通の確保は難しい面もありますが、雪道での事故防止に向け最大限の努力をしてまいります。次に、福祉除雪についてでありますが、このことについては本年6月開催の第2回町議会定例会において、音更町の事例なども見極めながら、対応してまいりたいと答弁させていただいたところであります。高齢者をはじめとする社会的弱者の方々に対する除雪については、従来から、基本的には地域の中での助け合いにより対応していただくことを大切にしていきたいというふうに申し上げているところであります。今後も、このような考え方を踏まえつつも、現在、地域福祉や安全、環境美化などといった公区全般の諸問題も多くありますことから、先ほども永井議員のご答弁でも申し上げましたけれども、今、町内の公区長さん、代表の方何人かお集まりを頂きながらこれらを含めて検討することといたしているところであります。以上で、野原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 3番 野原恵子
最初に、中小業者の支援の件なのですけれども、130 万円以下の場合には2社以上の見積り合わせで発注していくということでしたけれども、これは希望する業者には、どのような形で通知して見積り合わせをしているのかということを再度、そこを詳しくお聞きしたいと思います。また、20 万から 30 万までの件数は9件ということでしたけれども、20 万以下の件数を合わせるともっと多くの業者に発注をしているのではないかと思います。それで、30 万以下の小さなところに公平に発注をしていくというところでは、そこのところはどのような形で発注しているのかなと思うのですね。見積もり合わせをしないで発注していると思うのです、小規模のところはね。そこのところをやはり、公平に希望する業者には、仕事を発注するというところでは、帯広市とかそういうところでは登録制度を作りまして、それでこういう仕事がありますよということも説明いたしまして、希望する方には登録をして公平に仕事を発注する。そういうふうに発注することが、地域の小さな業者にも、公共事業を発注するということで、大変喜ばれておりますし、どういう仕事であっても町の仕事を受けるということは、業者にとっては、やはり仕事の拡大の見通しを持てるということで喜ばれているところなのですが、その小さな業者のところの発注の状況というのをもうちょっと詳しくお尋ねをしたいと思います。また、除雪の件で大変努力されているとは思うのですが、福祉除雪の件と、それからあと交差点ですとか細かいところの除排雪なのですが、そういうところではやはり公区との協力で、除排雪していくということが、目が届くということでは大変大切なことではないかと私は考えるところなのです。それで、音更町の例もということだったのですけれども、音更町では公区と協力いたしまして、福祉除雪ですとか、そういうのを実施しているところなのですが、それをなぜ何回も質問するかといいますと、例えばこういう方がいらっしゃるのですね。高齢者の福祉サービスということで、町の軽度生活援助制度というのがありまして、そこでは軽度生活援助といたしまして、掃除、洗濯、調理、外出時の援助、玄関前の簡易な除雪、これらの軽度な家事は援助しますということで、この申請をしましても除雪だけはできないということなのです。この高齢者の方は、自分で自立してその地域で生活していきたい、だけれどもその除雪のところだけ何としても自分ではできないので、そこのところを援助してほしいということなのですが、それは断られたという事例があります。また、介護保険を利用いたしまして、ヘルパーさんに来ていただいて日常の生活は援助していただいているのですけれども、その除雪の部分はしてもらえないということで、地域の方が協力して除雪はしているのですけど、地域の方も高齢で、なかなかそこは援助できないということで、やはりそこは公区と相談し、町とも相談しながら何とか高齢者に、一人暮らしの高齢者、自立して生活していくためにも除雪の手立てをできないだろうかという、こういう声が近年随分多くなっているのですね。そういうところで公区と相談して進めていくということなのですけれども、なるだけ早く手立てを打って、応援していくということはできないかというふうに考えていますので、その点をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目の小規模工事の発注についてでありますけれども、ほとんどが町の指名業者に対する発注がほとんどであります。中には指名願を出さないでいらっしゃる小さな業者の方もいらっしゃるわけでありますけども、それらについては、特に今の幕別町では登録制度というようなものがありませんので、今までの実績等を見ながら、随時その担当課で業者を選択して発注しているというのが現状であります。ただ、20 万円以下の小額工事というのは、これは見積もり合わせ、いわゆる契約行為がありませんので、発注して修繕をしていただいて現地を見て支払をするという制度ですから、これらについてはちょっとその件数が掴んでいないというのが実態であります。それで私どもの何が一番大事かというのは、要するに発注した工事を適確にやっていただけるということが何よりも大事なわけでありますから、そういった意味では今お話ありましたように、その小規模の業者の方が登録していただいて、それで町の発注をしていくと、そのことについては私どもとしては何ら問題視をするようなことはないと思いますけども、今言いましたように、帯広、あるいは音更町の事例を見ながら検討をさせていただきたいというふうに思っております。それから、除雪の関係でありますけれども、確かに今までも排雪を含め、公区長さんをはじめ公区の皆さんに協力を願う。特に多いのは車道の駐車、これらについてもなるべく車道に駐車しないように協力、あるいは排雪についてどのような方法がいいか、これらについての相談なんかもさせていただいております。それで先ほど言いましたように、私どもは音更の事例というのは、先ほどの答弁に申し上げましたように、協働の町づくりを進める中で、町だけでできない部分をできたら公区の皆さん、地域の皆さんも一緒にやっていただきたい。そしてそれに対して町がどのような支援体制をしていけるか、それらを今、公区長さん方の代表に集まってもらって詰めていきたいということであります。それから昨年もちょっと申し上げましたけれども、社会福祉協議会の方で、歳末見舞金の対象者になられる方の除雪について、対応していただいている。たまたま昨年はわずか4件くらいしかなかったのですけども、今回お聞きしますと、延べで 60 世帯ほどの予算も今回計上させていただいているようであります。そういったことも含めながら、地域の協力、あるいは民間の協力、そして協働の町づくりでこれから公区長さん方の相談する中で、体制を整えていきたいということで進めてまいりたいというふうに思っております。
質問 3番 野原恵子
中小業者の支援ということで、その 20 万以下の見積り合わせをしなくても発注しているというところなのですが、そこのところは新規の業者でも、今まで町のそういう事業を、修繕やなんかの発注されていないところでも公平に発注を受けるという機会を与えるという意味でも、きちっと登録することによって公平にそういう仕事を発注することができると思うのです。そういう意味でこういう登録制度を設ける必要があるのではないかと思います。帯広市でもそういうふうにやりまして、そういう仕事を受けることができて大変小さな業者が喜んでいるということも結果として表れているのですね。ですから、そういうきちっと登録することによって公平に仕事を発注することができるのではないかということで、登録制度を設ける方がいいのではないかという趣旨で質問しております。また、その福祉除雪なのですが、今、社協で大体 60 件くらい対象があるというふうに発言なされているところなのですけども、これを知らせる方法ですね、高齢者にどういう形でこういうふうにして除雪もできますよということをお知らせしているのか、そこのところを対象になる高齢者にきっちりお知らせして対策をとるというふうにしないと、それを知らないで、どうしたらいいかと悩んでいる高齢者もたくさんいらっしゃるのですね。そういうことを徹底して知らせることも必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど言いました 168 件1億 2,600 万、この大体6割強は道路整備に係る小規模な補修、企業名といいますか、法人でいきますと約 68 社がこの工事に当たっているわけです。ですからこのうちに、今言う指名願の出されていない業者というのがどのくらいあるかというのはちょっと今回掴んでいないのですけれども、言われたように、そうした小さな業者、指名願を出すまでもないというような業者についての把握、これはお知らせか何かで周知して登録をしてもらうというような形になっていくのだろうと思います。ただ、公平という意味は、広い意味では確かに公平に発注する、あるいは見積り合わせで業者を決めていく、そして先ほど言いましたように、何が一番目的かは、発注された工事を適正にやっていただくということが何よりの我々の願いでありますから、それはできなければなかなか公平ということにもつながってはいかないのだろうというふうにも思っておりますけども、今言ったことについては十分検討させていただく中で、登録制度についても検討してまいりたいというふうに思います。それから、先ほど言いましたように、社会福祉協議会にお願いしているその除雪、60 世帯ということではなくて、述べ延べで 60 回という意味でありますので、これは先ほど言いましたように、対象は毎年社会福祉協議会で皆さんの歳末見舞い助け合いの募金等で歳末に見舞金を配分する事業がありますけども、その対象者がこの福祉除雪の対象として位置付けているというのが現状でありますから、これらについては、社会福祉協議会から、あるいは民生委員さんを通じるのか、いろんな手法があるのかもしれませんけれども、その対象者の方に周知していくのだろうというふうに思っております。