幕別町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月9日
交通安全対策と団地の景観について
2003年9月9日、幕別町議会の一般質問で、中野敏勝議員が「交通安全対策と団地の景観について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 中野敏勝 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 中野敏勝
通告に従いまして質問をいたします。まず第1に、交通安全対策と団地の景観について。道路事情の変化に伴って、あかしや団地道路 12 号は交通量が大幅に増加しています。幕別帯広芽室線は現在道路の拡張工事が行われているところですが、鉄道のアンダーパス完成までしばらくかかるものと思います。あかしや団地のほぼ中央を東から西に向かって通じる道路、歩道があり、歩行者には利用されているが、障害者、高齢者の手押し車や車いす、自転車などの通行が困難であると。交差点ごとに 10 センチくらいの段差があり、これらの車などは車道を通ることになります。交通量の少ないときは良かったのですが、最近では幕別方面から旧国道を通って入る車、帯広からは清柳大橋を経由して流れる車で交通量は増大しています。あかしや団地道路 12 号は、南あかしや団地が造成されたときに開通した道路で、その後、下水道、雨水管等の工事で補修はされているものの、歩道には手を付けられておりません。歩道には植樹枡があり、当時は全部の桝に枝垂れ柳が植えられていたが、交通の邪魔になったり、台風のときに倒れたり、現在はわずかしか残っておりません。残りの枝垂れ柳も大樹になっている。植樹枡を取り除き、段差を解消することによって、高齢者や障害者に優しく、歩行者と自転車が安全に通行共存できる歩道の確保になると思うが、次の点について町長のお考えをお伺いします。①幕別帯広芽室線は現在、交通安全のための拡張工事が行われていますが、泉町から中央町につながる鉄道のアンダーパス完成までの年次計画はどのようになっているのでしょうか。②あかしや団地道路 12 号道の段差の解消の予定はあるのでしょうか。③狭い歩道に大樹があり、良好な団地景観が保たれているのでしょうか。④枝垂れ柳の枝は成長も早く伸びて、剪定の計画はあるのでしょうか。⑤交通安全対策の上から、植樹枡を閉鎖し、ゆとりある歩道として使用してはどうでしょうか。ということです。次に、ごみの減量化と生ごみの資源化促進について。このごみの資源化、減量化は地球の環境保全の第一歩と考えます。幕別町は平成9年から 14 年のごみ処理計画を、ごみを出さない生活様式、リサイクルシステムの確立、ごみの適正な処理体制の三つの基本目標を決めて取り組んできたところですが、有料化は避けられないところまできているのではないかと思う。今年4月からはプラスチック類の資源分別が始まり、予想以上に効果が出ている反面、運搬処理費が増大している。さらに、毎日一般家庭から出る生ごみの83%が燃やせるごみとして、ごみに一緒にごみステーションに出されている。これを処理するために帯広の発電能力を兼備した焼却施設で焼却し、売電されているが、焼却するときの費用も莫大にかかっているとのこと。この生ごみも、取り組み次第ではまだまだ減量化ができると思う。この生ごみを簡単なダンボールコンポストを使って堆肥化、資源化、減量化に取り組むことによって、有料化の先送りにもつながっていくもと考えます。ダンボールのコンポストとは、ダンボールの中にピートモスともみ殻くん炭を混ぜ合わせたもので、その中に生ごみを入れて混ぜるだけのこと。簡単に堆肥化することができるのです。堆肥化されたものは有機肥料として家庭菜園や園芸、野菜農家などで活用し、自然の形で土に戻すことが大切と感じています。ごみの減量化対策、資源化として利用促進をすべきと考えますが、次の点について町長のお考えをお伺いします。①三つの基本目標の効果、成果はどのぐらい出たのでしょうか。②平成 15 年度以降の基本目標はどのように示されているのか。③今年4月からプラスチックの資源分別によって、可燃ごみ、不燃ごみが大幅に減っていると思う。これらの回収回数の見直しはないのでしょうか。④平成 15 年度の促進助成制度の活用はどれだけ進んでいるのか。また、これによって減量効果はどのぐらい出ているのでしょうか。⑤ダンボールコンポストはごみの減量と資源化の重要な課題として調査研究を行い、講習なども必要ではないか。⑥学校での子供たちの環境教育として今から身につけるため、給食の残食処理として取り組むことによって、自然の形で微生物の働きなどを学ぶ機会ができ、さらにごみ減量に対する意識も高まり、将来の減量対策に効果が出るものと思うが。以上、それぞれお考えをお伺いいたします。以上でございます。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
中野議員のご質問にお答えいたします。最初に、交通安全対策と団地の景観についてであります。1 点目の道道幕別帯広芽室線の鉄道アンダ-パスの完成までの年次計画についてでありますが、現在進められております札内南5線の交通安全施設整備事業は、今年度で東8号までの拡張整備が完了し、東8号から東9号のアンダ-パス工事と札内南通の国道側からの拡幅整備が平成 16 年度より工事着手となる予定であり、平成 19 年度の完了を目標に、現在、用地買収と物件補償を進めているところであります。次に、あかしや団地道路 12 号に関わります歩道の段差解消、団地景観、あるいは枝垂れ柳の剪定計画、植樹升について申し上げます。枝垂れ柳の大木が団地景観として保たれているかとのことでありますが、確かに風の影響とか、立ち枯れなどにより本数は減ってはいますが、一定の景観としての役割は果たしているものと考えておりますし、空いた植樹枡については、地域においても花を植えていただくなど、良好な景観づくりにご協力をいただいているところであります。また、枝垂れ柳に剪定につきましては、通行に支障を及ぼす場合など適時実施いたしているところであります。次に、歩道の段差解消と植樹枡の閉鎖についてでありますが、この路線につきましては、高齢者や札内南小学校・札内中学校の通学にも利用されており、歩道の重要度は大変高いものだろうというふうに認識いたしております。このような中で、歩道に設置されている植樹枡につきましては、先ほど申し上げましたとおり、景観上は一定の役割は果たしているわけではありますが、一方では歩道を狭くし、冬期には歩道除雪の効率が悪いこともありますので、植樹枡の廃止を含め、地域とも十分協議をさせていただき対応をしてまいりたいというふうに考えております。また、歩道段差につきましては、植樹枡と合わせて検討してまいりたいというふうに思っております。次に、ごみ処理計画に係る基本目標の成果等についてでありますが、ごみ、つまり廃棄物につきましては、豊かな時代とともに生活様式も多様化し、利便性の追求から、ものを単に消費し、余ったものは捨てるといった使い捨てにより、廃棄物の量は年々増加してまいりましたことから、本町においては平成9年度から平成 14 年度までの6年間を計画期間として、「ゴミを出さない生活様式の追求」、「リサイクルシステムの確立」、「ゴミの適正処理体制の整備」の三つを基本目標として、幕別町ごみ処理基本計画を策定したところであります。ごみになるようなものは、「買わない」、「使わない」、「作らない」ということで、これらを実践することが必要であることから広報等で働きかけてきたところであり、さらには、生ゴミ処理機等の購入に対し補助をすることにより量の抑制を図ってきたところであります。本事業の推進を図ることを目的として、資源をリサイクルするための一時保管場所として、札内泉町に幕別町リサイクルセンターを設置し、資源ゴミを分別後それぞれの処理業者に売り渡してきたところでありますし、公区等における資源回収については交付金を支給することにより、リサイクルの意識向上のため引き続き支援をいたしているところであります。また、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法の施行により、さらに分別が細分化されてきており、これらごみの問題に対し町民参加型のまちづくりを推進するため公募を含めた委員を選任し、平成 13年3月に「廃棄物減量等推進審議会」を設置し幅広い意見を求めているところであります。平成 14 年度までの6年間の計画でありましたが、ダイオキシンの発生防止のため家庭等での焼却炉の使用中止によるごみの排出、資源ごみに係る再生処理事業の遅れなど、プラスチック類の分別収集ができなかったことから、一人当たりのごみの量は平成9年当初と大きくは変わっておりませんが、総合的に判断したときには一定の評価ができるものというふうに考えております。次に平成 15 年度からの基本目標でありますが、幕別町ごみ処理基本計画につきましては、平成 15 年から平成 24 年までの 10 年間とし、ごみの減量に対する様々な取り組みをし、住民の皆様のごみに関する意識の向上を図っているところであります。こうしたことから、ゴミの発生抑制・リサイクルを目標に、資源循環型の地域社会づくりを進めていくものであります。これからも、生ゴミの堆肥化、容器の助成等、引き続き有効な対策を講じてまいりたいというふうに考えております。次に、プラスチック類の分別による可燃・不燃ゴミの減に伴う収集回数の見直しについてでありますが、4月から新たにプラスチック類も資源ごみとして分別収集することになり、2週間に1回収集していたものを1週間に1回としたところであります。これら資源ゴミの分別に当たっては、1月から 24 会場での説明会、27 回の出前講座を開催させていただきましたことから、資源ごみとしては、昨年同時期より2.5倍の量が排出されているところであります。これにより、不燃・可燃ゴミについてのくりりんセンターへの搬入量は、本年4月より7月までの4か月間では、昨年同時期より 417 トン少ない 14.14%の減となっております。このように、多くの量の資源ごみが排出されていることから、冬期間での資源ごみの収集については、一部の地域で収集に困難を来す状況が予測されますことから、10 月1日より一部の公区で収集日を変更させていただきたく手続中であります。また、不燃・可燃ごみの収集回数については、資源ゴミの収集がまだ5か月しか経過していない状況にありますことから、もう少し様子を見させていただいた中で判断してまいりたいというふうに考えております。次に、促進助成制度の活用、また減量効果についてでありますが、生ごみ処理容器・コンポストでありますが、平成元年から購入助成をいたしております。平成 14 年度末までに 1,456 個、また、電動生ごみ処理機につきましては、平成 13 年度から対象とさせていただいておりまして、2年間で 40 個、合わせて 1,496 個を助成させていただいております。この生ごみは、可燃ごみの約半分以上占めているといわれており、これら全てのコンポストなどを1年間利用したとしまして、全体で約 330 トンの減量効果があったものと推測されるところであり、今後におきましても継続して助成してまいりたいというふうに考えております。次に、段ボールコンポストについてでありますが、本町においては、コンポストなどを購入するための一部助成をすることにより、ごみの減量や資源化を図っているところでありますが、これらと同じ効果があるとして、ダンボールを利用しての堆肥化をしている人もいることは承知いたしております。ダンボールを使用することで、土壌改良剤の購入費用だけで、室内で簡単に処理ができるとのことでありますが、臭いが気になるというような方もいらっしゃるようでありまして、そういったような意見も聞いているようなこともあり、現在実際に取り組んでいらっしゃる方々の意見も伺いながら、さらに調査研究を進めてまいりたいというふうに考えております。次に、給食の残食処理による子供たちの環境教育でありますが、確かに子供たちが給食の残食で堆肥化を実践することは、生きた環境教育として大変良いことだというふうに私も思っております。しかしながら、堆肥化の実施につきましては、油とか塩分等の処理に非常に困難性があるというふうにも聞いております。多くの解決しなければならないことがありますが、必要な努力を今後も続けていきたいというふうに考えております。これからも、子供たちが小さい頃から家庭におけるごみの分別や子供会による資源回収、さらには地域での清掃と、いろいろな形で環境問題に接することにより、中野議員がおっしゃいますように環境問題としてのごみに対する意識の高揚が図られることを願っているところであります。以上で、中野議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 16番 中野敏勝
今、ご答弁をいただきましたけれども、団地内では高齢化が進み、散歩や買物に行くのにも車いす、あるいは手押し車、これらを利用して出掛けているわけです。少しの段差も登ることができず、転んでなかなか起き上がれない。怪我をしたり、ほかに事故が起きることも考えられるわけです。町全体では、順次、段差の解消を行っているようですが、このあかしや団地 12 号道路は緊急の対応が必要ではないかというふうに感じております。さらに、この景観の部分なのですけれども、人口密度の高いところに緑が必要ということは十分理解しております。しかし、事故を想定した場合、現在ある大樹を公園やパークゴルフ場に移動して交通安全を充実すべきだと思います。ちなみに、植樹枡の状況をお話しいたしますけれども、道路の南側には 29 個ございます。北側には32 個。合わせて 61 個の植樹枡があります。枝垂柳が9本、白樺の木が3本、桜、もみじ、ななかまどなど、各1本ずつが残っているのです。桜やもみじ、ななかまどなどは、勝手に地域の人が植樹したものだと思われます。あかしや南第2公区の方が木のあるないにかかわらず、その地域にはマリーゴールドの花を植えて草が生えないように管理しているわけです。しかし、地域の方に伺いますと、この植樹枡も、あるから自分らで手入れをしなければならないというようなことを聞いております。枝垂柳もこの大樹であり、台風などがあれば倒れる危険性もあるわけです。さらに、子供たちが通学で使っている道路でもあり、この枝の垂れ下がったところから虫がいると飛び出す危険性もあるわけです。そういったこともありますので、どうか早い時期にこの部分を改善していただきたい。また、この標識が、それぞれ「止まれ」の標識があるわけですけれども、古く使われているところは白くなって「止まれ」が見えなくなっているというような箇所も何か所かございます。これも緊急に対応していただきたいというふうに思うわけです。この点もお伺いいたします。さらに、この生ごみの資源促進についてですけれども、今答弁の中で臭いが出るというようなことをおっしゃいましたけれども、臭いは全く出ません。土の臭いだけです。このダンボールコンポストというのは、既に全国的にも取り組みがなされております。北海道では札幌市がダンボールコンポスト専用のダンボールを市民に供給をしております。また釧路市では、生ごみ堆肥化相談窓口を設けて、促進助成制度のほかにダンボール堆肥化による生ごみの減量化に努め、6月には講習会などを行い、各地域を回り作り方の指導促進を図っております。また、帯広市においても生ごみを含む有機性資源の持続的な利用など、地域循環型システムの構築の可能性の調査研究を進め、費用のかからないダンボールコンポストの紹介、市民啓発に取り組んでいるのです。ダンボールコンポストは季節を問わずいつでも簡単に取り組むことができ、特に冬季においては戸外のコンポストでは分解もしない。そのためにほとんどの家庭では燃えるごみとして出されているのが現状です。最近は家の中も暖かい環境にあり、生ごみ減量の意欲さえあれば誰でもできる。ごみ減量対策、そして自治体職員自ら指導できる体制で、公区などで講習を行い、生ごみのリサイクルの意識の高揚が必要と思うが、この点についてもお伺い申し上げます。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目のあかしや団地道路 12 号にかかわっての植樹枡、あるいは枝垂柳についてでありますけれども、これはお話にありましたように、以前から、例えば学校の通学路としての安全性ということからも何回かお話を伺っております。ただ、今お話がありましたように、私どもも地域と何回か相談をさせていただいて、できれば地域の了解を得た中で今言った植樹枡の廃止なり、枝垂柳を廃止し、いわゆる全面歩道として使えるような体制をというふうに思っております。ところが、公区の中でもやっぱりいろいろなご意見があって、せっかくある木を何で切ってしまうのだ。せっかくある植樹枡なら、今言われましたように花でも植えて景観を保てばいいのではないかと、いろいろな意見があって、実は公区長さんの方もなかなか私どもへ返ってくる回答といいますか、私どもが投げかけた「どうしたらいいか」ということに対する回答に大変悩んでいらっしゃるのが現状だろうというふうに思っておりますので、私どもも今ご指摘をいただきましたようなことにつきましては、引き続き公区長さん、公区のみなさんと相談をさせていただきながら、良い方向で何とか進めていきたいというふうに思っていますし、そうした植樹枡を撤去するようなことになりますとそれに合わせて、できれば段差の解消も一緒にさせていただければより効率的かなというふうにも実は考えているところであります。さらに、ご指摘がありました標識等については、十分現地を見させていただきながら対応をしてまいりたいというふうに思っております。それから生ごみについてでありますけれども、ダンボールによる生ごみ対策、大変効果的だというようなお話がありました。私どもの方はまだまだ十分その辺の承知をしていない部分があるのだろうと思いますので、実際に見せていただくなどしながら、これからそれらの対応をしていきたいというふうに思いますし、いずれにしてもそれが減量対策として大きな効果があるということであれば、また、今ご提言いただきましたようないろいろな施策をもって普及していくことも当然必要であろうというふうに思いますが、まずは調査研究に当たっていきたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 16番 中野敏勝
ごみの問題なのですけれども、最近の新聞などでもごみの有料化問題が話題になっている。十勝管内でも 10 月から8町村が有料化になっていくと。せめて生ごみだけでも自己負担の軽減のために、私も幕別町の 1 町民として、今年 1 月からダンボールコンポストによってごみの減量に努めております。一人一人ができるところから、できるものから取り組むことによって、町長がおっしゃっている協働の町づくりにもつながっていくものと思います。このダンボールコンポストは1つ作ると、普通の家庭、4人家族ぐらいで約3か月以上は使用することができます。堆肥化されたものは家庭菜園や花壇に活用しています。個人で活用できないものは農協などとも話し合い、町で回収して野菜農家やフラワーガーデン、町内会や学校の花壇や果実の肥料に活用することによって肥料代の節約にもなるのではないかと思います。先の町長の行政報告でもごみの有料化は財政状況からみても避けられないといわれています。仮に有料化になったとしても、家庭から出る量が少なくなれば個人の負担も当然少なく済むことになるわけです。行政も積極的に取り組む価値があると考えますが、町長のお考えを伺って質問を終わります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど来申し上げておりますように、ごみの減量化に行政、そして町民の皆さんの理解をいただきながら進めていく。このことについては、もちろん、異論のないところだろうというふうに思っております。ただいまお話がありましたように、コンポストに助成をしておりますけれども、ダンボールについてはまだまだ十分な知識等が得られていないのが現状でありますので、これらは先ほども申しましたけれども、実証見聞をしながら、これからどのように活用がされていくのか、十分私どもも内部で調査をした中で、これから対応をしてまいりたいというふうに思っております。