釧路町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日
子育て支援策について
2023年9月5日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「子育て支援策について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志、こども応援課長 栁沢忍、管理課長 清水彰が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、教育長 辻川尚志、こども応援課長 栁沢忍、管理課長 清水彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 中家治子
続きまして、2件目に行きたいと思います。2件目は、子育て支援策についてということであります。特に、子育て施策全般というよりは、今コロナ禍、まだ続いていますけれども、コロナ禍を経て、子育て世帯がやはり非常に大変な状況になっているということを中心にお聞きしていきたいというふうに思います。1点目が、子育て困窮世帯の状況把握と対策はどうなっているか、2点目、町としての支援策強化の考え方について、3点目として、給付型奨学金の制度の創設の考えがあるかどうかということを、まずお聞きしたいと思います。
答弁 町長 小松茂
子育て支援策についてということで、子育て困窮世帯の状況把握と対策についての御質問ですが、子育て困窮世帯の状況把握につきましては、今年度に実施を予定しておりました生活実態調査において、教育委員会と連携し、小学校高学年から18歳未満の高校生年代等の保護者を対象に取組を開始しております。対策につきましては、実態の把握と結果を十分に分析した上で、町に必要と思われる施策を見出してまいりたいと考えております。次に、町としての支援策強化の考えについてですが、これまでも高校生相当までの子ども医療費の無償化や、ひとり親世帯の福祉灯油購入費の助成拡大など、支援策を強化してまいりました。現在、令和6年度に策定をする第3期の釧路町子ども・子育て支援事業計画に反映するため、多くの声を聞く取組を始めており、これらと並行して、第2期計画期間中における各支援策の検証も踏まえ、次期子育て施策の展開、これを図ってまいりたいと考えております。最後に、給付型奨学金の創設の考えについてですが、給付型奨学金につきましては、各大学や自治体などの独自事業のほか、国の財源を活用した独立行政法人日本学生支援機構による制度があると認識しておりますが、現時点において、給付型奨学金創設の当町での考えは持ち合わせておりませんので御理解をいただきたいと思います。私からは、以上であります。
答弁 教育長 辻川尚志
3番、中家議員の子育て支援策についての御質問の中の3つ目、給付型奨学金創設の考えはについてでありますが、現在、当町では、大学及び高等学校等の修学能力があるにもかかわらず、経済的理由により通学が困難なものに対し、等しく教育を受ける機会を与えることを目的に、奨学金の貸与制度を実施しているところであります。教育委員会といたしましては、現行制度を継続して実施させていただき、給付型奨学金については、北海道や独立行政法人日本学生支援機構において行っている制度の周知に努めてまいりたいと考えております。現在のところ、給付型奨学金創設の考えは持ち合わせてございませんが、奨学金制度については研究を続けてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 3番 中家治子
①、②も含めてになるかと思うのですけれども、まず、調査としては、今行われている途中だということなので、はっきりとした状況というのは、現時点では多分お話しできないかなというふうに思ってはいるのですけれども。ただ、生活実感というか様々な指標だとかというところでいうと、やっぱり子育て世帯が本当に大変な状況にある、特に、ひとり親家庭でいうと大変な状況にあるという、そういう認識は、まずお持ちかどうか確認したいと思います。
答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)
今、議員おっしゃったとおり、調査は8月30日からスタートしている形になりまして、町内の各小中学校に協力をしていただいて、アンケートの用紙を学校の時間でやっていただけるという協力を得まして進めさせていただいてますのと、18歳未満の世代の方たちには、郵送を送らせていただきまして、その保護者にも送っております。今おっしゃいました生活困窮、こちらの定義というものがございまして、ひとり親世帯の方たち、おしなべてどうなのかという御質問なのですが、生活困難層というものの国の定義の中で、1つは低所得、それと家計の逼迫、それと、こちらは子供の貧困になりますが、子供が本来、体験を、皆さんと比較していろいろな体験をする、もしくは持っているだろうと思われる所有物というのがないようなお子様、それを重ね合わせて貧困ということで導いていくという定義がございますので、ひとり親世帯の方たち全てがとは、実際にその調査をやってみないと分からないですけれども、そういう形で捉えておりました。
質問 3番 中家治子
実は、子供の貧困対策法が成立して今年で10年になるのですよね。その10年間を振り返ってみて、本当に子供たちの状況が、その貧困から脱出するような経済状況や家庭支援などを含めて、あったのかどうかというところが問われるかなというふうに思います。もちろん子供貧困対策法の具体的な大綱ですとか、道でつくり、計画なども自治体でつくるというふうにはなっているのですけれども、ちょっと古い資料になっていますけれども、日本の子供の貧困率というのは、依然7人に1人、貧困率でいうと13.5%ということです。前にもこの問題を取り上げていたときに、1学級35人だとすると、その中の3人から5人とか、そんな子供たちが、目には見えない形の子もいるけれども、貧困の状態にあるということでいえば、本当に自治体で実効性のある施策が求められているというふうに思うのですよね。なので、調査してどういう施策が必要かということを練り上げるのは、当然それは必要なことだと思いますけれども、今ある施策の中で拡充をするという考え方を含めて、まだ2期の途中ではありますけれども、そういう計画は計画であるけれども、拡充をするという考え方に立つべきというふうには思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 こども応援課長 栁沢忍(こども応援課長は2025年3月まで)
この調査を通して、この調査なのですが、今まで子ども・子育て支援事業計画というのがございまして、その中でも、この子供の貧困といいますか、こちらのほうを正式に調査したことがなかったのです。それで今回、来年の令和6年度から1年かけてつくり上げる計画のために、この調査を今年行うということにさせていただきました。そのような中で、今まで第2期計画の中でも、町長の御答弁でもありましたとおり、その子ども・子育て支援事業計画の中で、様々な施策には取り組んでまいったと思ってはおりますが、それをもう一度再検証し、それとこの調査結果をもって新たな施策を、また検討させていただくと、そのような形で考えております。
質問 3番 中家治子
子供の学習支援とか食料支援を行う認定NPO法人キッズドアが6月に行った調査、緊急調査だったのですけれども、1食当たり、特に母子世帯ですけれども、1食当たり110円以下にしているという家庭が4割あったという結果が出ているのですよね。こういう状況になると、生活というよりは、命等に関わるような状況になってくるんではないかなというふうに思います。なので、課長が答弁されたのは、そのとおりだというふうに思いますけれども、進め方としては、そのとおりだというふうに思いますけれども、何らかの、やっぱり町としての対策は求めていきたいというふうに思いますけれども、この点は、町長の答弁をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 小松茂
私もこの子育て支援策は、様々な角度から、その状況なども私なりに解釈をし、状況を見ながら今までも施策を行ってきたところであります。今御指摘のように、さらに既存の事業の拡充をしたり、そういった意味では、さらに強化をすべきではないかという御質問だと思いますけれども、そこは、今実態調査なども含めながら、どの程度の貧困の状況があるのか、そういったことも、改めて今回の調査ではっきりしてくるのではないかなというふうに思います。いずれにしても、すべからず貧困の家庭がなくなってほしいという、そういう思いはありますけれども、いろいろな家庭環境、経済状況を含めて、子育てをするそれぞれの親御さん方の状況を、しっかり我々は捉えながら、どこに何をすべきか、こういったこともしっかりポイントポイントで、この施策を講じていけるように、しっかり取り組んでいきたいというふうに思います。
質問 3番 中家治子
もともとでいえば、やっぱり国の施策が、もっと十分な施策と、実際に施策を行う自治体への財政的な支援も含めてが必要かなというふうに思いますけれども、先ほどお話ししたような事例があるということであれば、本当に実効性のある施策が、今こそ求められているということで、ぜひ検討していただきたいということを申し上げたいと思います。3点目の給付型奨学金の創設ですけれども、町長の答弁では、考えは持ち合わせていないと。教育長は、給付型奨学金を創設する考えはないけれども、奨学金制度全体で考えていきたいというような答弁でした。それで、今、釧路町で実施している釧路町奨学金貸与条例というのが、平成8年から施行されているのですけれども、その中で、奨学生になるための条件というのか、そういうのがあると思うのですけれども、改めてちょっと確認したいと思います。
答弁 管理課長 清水彰
奨学金の対象者ですけれども、まず町民であること、かつ大学高校等に進学するのに、経済的な理由により修学が困難な方、あと、学業優秀、性行善良であり、かつ健康な方ということで規定しております。
質問 3番 中家治子
条件としては、その3つ全て揃わなければ貸与の対象にならないというふうに捉えていいのでしょうか。
答弁 管理課長 清水彰
議員おっしゃるとおりでございます。
質問 3番 中家治子
経験ある方は御承知だと思いますけれども、日本の高等教育での教育費の負担というのは、大変大きいし、重たいという状況にあります。例えば、大学、四年制大学ですけれども、初年度の負担が、国立大学で約82万円、私立大学で平均で135万円かかるという状況であります。例えば、お子さん1人だったら、この額でいいのですけれども、重なったりしたら、その倍だとか3倍だとかという額が保護者にかかるという状況です。2020年に、国の就学支援制度授業料免除等給付型の奨学金制度ができましたけれども、大変、釧路町の貸与条例での対象者以上に、条件が厳しくて、全学生の1割しか、今現在対象になっていないという現実があります。なので、答弁としては、国のそういう制度がありますよというようなことは言われていましたけれども、制度があっても使えないような、使いづらいような、そういう状況を本当にカバーするという意味でいうと、やっぱり自治体の中で何らかの対応を考えるべきかなというふうに思うのですけれども、その点についていかがでしょうか。
答弁 管理課長 清水彰
当町の奨学金貸与制度なのですけれども、税金などの一般財源を原資としまして、返還金を財源に貸付けを行っている状況となっております。議員おっしゃるとおり、給付型奨学金の制度については、こちらも把握しているところでございまして、管内のほかの市町村の状況だったり、ほかの奨学金制度の内容について情報収集を図って、研究のほうは行ってまいりたいと考えております。
質問 3番 中家治子
ぜひ、研究なのですけれども、検討も含めてやっていただきたいなというふうに思います。平成8年にできた町の条例ですけれども、30年近く、27年か28年ぐらい、内容的には多分同じだというふうに思うのですけれども、貸与するということは、その分、返さなければならないから金額を増やすことがどうかということは、あると思うのですけれども、例えば、今本当に、物価高騰、先ほど子育て世帯も含めて大変だという話をしましたけれども、学生さんも含めて、本当に大変な状況ですし、親御さんも本当に大変な状況だというふうに思います。今の経済状況の中で、27年間というか、30年近く同じ金額でいいのかということで、返還は10年間ですので、例えば、金額を上げるんだったら、その返還期限を少し延ばすだとかというような、いろいろな考え方ができると思うのですよね。ぜひその研究という、検討も含めての研究という中で、そういうことは考えられないのかということを、ちょっと確認したいと思います。
答弁 管理課長 清水彰
議員おっしゃるとおり、奨学金制度の貸与額につきましては、制度創設から額のほうは変わってございません。この額が、ほかの管内の市町村の状況等も勘案しながら、こちらのほうでも常日頃から情報収集しているところですけれども、額的には管内の状況から見ましても、低いような状況にはなってはいない状況となっております。あと先ほどおっしゃられた額のほうを上げるのがいいのかどうかという部分も含めて、他制度の、他の団体等で行っている制度の内容等も勉強しながら、その辺、反映できる部分があるのかどうかも含めて、研究のほう、勉強のほうもしておきたいと思います。
質問 3番 中家治子
自治体のそういう奨学金制度を活用して、それだけを活用しているということではなくて、学生機構でやっているような有償の奨学金制度も活用しているということで、最終的には卒業したら、言葉はあれですけれども、学生ローンのような、平均で今300万円ぐらいの、要するに借金を背負って、借りたから返さなければいけないというのは当然のことだけれども、そういう状況に今なっているという現実があります。やっぱりそういうことをどう解消していくのかというのは国が考えなくてはならないことではあると思いますけれども、自治体でできることも私はあると思うのですよね。そういう意味で考えていただきたいなというふうに思います。この点で最後、教育長の答弁をいただければと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
議員の給付型奨学金を含めた奨学金の関係でございますけれども、先ほど御指摘いただいたように、答弁の中に教育委員会教育長答弁としては研究を続けてまいりたいという言い方をしましたが、これは、今現在進めている貸与型の奨学金も含めて、内容的に、現状でいいのかどうかということも研究を進めていきたいということなのですが、今議員もおっしゃられたように、奨学金を借りても返さなくてはならないというときに、現状として、議員も十分御承知かと思いますけれども、非常に給与体系が昔のようなものではなくて、非常に給与の額が低いと、上がっていかないという現状も今あるということで、返済が滞っている状況というのも、釧路町に限らず他町村でもあるというふうに聞いています。せっかく意欲を持って進学をして上の学校で勉強しても、その返済について非常に苦労しているという現状があることも耳にしておりますので、そういうことも含めて、奨学金制度の現状について、何とかならないかということで、引き続き研究してまいりたいなというふうに考えております。ただ、先ほど答弁にありましたように、財源、原資が基になっていますので、また、貸与するということは、金額を上げると回数、その金額も増えるということもありますので、その辺はちょっと安易には考えられませんので、引き続き研究をしてまいりたいということで御理解いただければというふうに思います。
質問 3番 中家治子
研究していただきたいと思います。切に願っております。
質問 3番 中家治子
それでは、3件目に行ってよろしいですか。
質問 3番 中家治子
いいです。どちらでも。