釧路町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日
エゾシカ対策について
2016年3月9日、釧路町議会の一般質問で、茂呂田太一議員が「エゾシカ対策について」質問し、町長 佐藤広高、産業経済課長 南條秀人、経済部長 佐々木喜代孝が答弁しました。
- 質問者
- 茂呂田太一 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、産業経済課長 南條秀人、経済部長 佐々木喜代孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 茂呂田太一
2番茂呂田でございます。平成28年度の町政執行方針で町長より示されたことでございますが、今回は数ある有害鳥獣の中でも、当町において農林業や自動車事故など被害の多数を占めるエゾシカに的を絞り、対策などについて3項目の質問をさせていただきます。今回、この問題を取り上げさせていただいた背景でありますが、町内で農業をされている方より、何とか被害の軽減を図ってほしいとの声を伺ったからであります。さらに、私も個人的に農業に従事される方にお話を伺いましたが、防護柵の費用の面から設置できない、高くてですね。収穫直前の大根などを食べられた上に、ビニールハウスに侵入されエダマメなどを食べられたなど、大変困っているとの声を伺いました。釧路町の財産である1次産業を維持発展させる上でも、この問題は大変重要であると考えております。さらに、交通被害を含め、セチリ太地区を除く釧路町東部全域で実害があること、また動物を相手とする事業であることから、地道に着実に継続しなければならない問題ではないかと考えております。この問題は、平成23年第1回定例会、そして平成25年第3回定例会にて取り上げられ、主に有害鳥獣駆除奨励事業での駆除数の拡大や防護柵の設置などの侵入防止策を中心に議論されたことと思います。最後に議論されてから約2年半、経過いたしました。現在までの対策の進捗状況の確認と、一部別の視点からもアプローチをさせていただきます。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
2番茂呂田議員のエゾシカ対策についての中で、まず道東地区における生息数についてのお尋ねでございます。平成26年度におけるオホーツク、十勝、釧路、根室、いわゆる北海道東部のエゾシカの生息数は約24万頭でございます。次に、当町のエゾシカの駆除頭数の目標とその実績についてのお尋ねでございますが、エゾシカの駆除頭数の目標と実績についてであります。平成22年度は目標400頭に対し実績は400頭、平成23年度は目標500頭に対し実績は500頭、平成24年度は目標500頭に対し実績は469頭、平成25年度は目標1,200頭に対し実績は1,013頭、平成26年度は目標1,200頭に対し実績は1,181頭と、このようなことになっております。次に、農林・交通被害の現状と対応策についてでございますけれども、当町における農林業被害につきましては、平成26年度、面積で約137ヘクタール、被害額は約1億3,600万円でございます。次に、交通事故発生でございますけれども、平成26年度におきまして、これは釧路管内ではございますけれども、管内で411件発生してございます。なお、これらの対応策といたしましては、エゾシカの個体数を減少させるため、猟友会釧路支部釧路町部会による猟銃での捕獲を継続して実施してきているところであります。以上です。
質問 2番 茂呂田太一
先日、新聞報道で6日の日ですけれども、釧路総合振興局のエゾシカの対策に対する記事が掲載しておりました。釧路総合振興局管内での駆除数、猟銃による駆除数が1万1,257頭ということで、先ほど目標と実績を御答弁をいただきましたが、多くはないのかなと、私は率直に思っております。1,183頭ですので、この振興局内の数からいえば1割にも満たない数字なのかなというふうに認識をしております。そこで、1点目について質問させていただきたいのですが、以前、産業経済課に当町の生息数の問い合わせをいたしましたが、当町のですね、釧路町のみの生息数を押さえることは困難との回答でございましたので、先ほどわかる範囲でお答えいただきましたが、数としては年々ふえていって、頭打ちになって減ってると。最近も私もほかの地域の方に聞いたら、最近、見る機会が少なくなったというふうにもおっしゃっていましたが、駆除数に対しても目標、最初の目標と実績から比べると年々上がっていると。本当にハンターの猟友会の皆さん、頑張っていらっしゃるのかなというふうに思います。そこで伺いたいのですが、北海道もエゾシカ対策課というのを設けて、対策に取り組んでいることと思うのですが、エゾシカ対策課による種々の施策があるかと思うのですが、こういったものも釧路管内の生息数に影響を与えているということはありますでしょうか、お答えください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
北海道としての取り組みのことかと思うのですけれども、北海道におきましては、銃による一斉捕獲、そのほか囲いわな、侵入防止柵の設置などを行っているところでありまして、生息数というか、固体数の状況ですけれども、平成14年度をピークに年々減ってきてると。平成26年度において、先ほど24万頭と。ピークの最高の22年度については33万頭ということで、その効果が北海道の対策に限らず、釧路管内各町村でやってることによって減少してるというふうに捉えてるところです。
質問 2番 茂呂田太一
わかりました。それでは、早速ですけれども、次の質問に移ります。当町のエゾシカ駆除頭数の目標と実績についてですけれども、当町は主な狩り場、活動地域としているハンターの数を教えてください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
平成27年度における有害駆除の許可を取得してる方ということで、14名の人で対応してるところです。
質問 2番 茂呂田太一
14名ということでありますが、多いのか少ないかというと、先ほど駆除頭数の数から見ると、本当にこの人数でよくこれだけ駆除できたなというのが率直なところなのですが、数としては、もうちょっと欲しいなというところも、率直に思っております。さらに、大変な仕事でありますハンターの皆さんなのですけれども、こういった方々にも高齢化の波が押し寄せてきてるのではないかなというふうに私、思っております。そこでですけれども、従事するハンター14名、現在14名ということですけれども、従事する方の数の推移、過去わかる範囲で結構ですし、これからもし何かふえるような要素があるのか、世代交代も含めて、そういったものがありましたら、もしくは町としての対応策がありましたら教えてください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
ハンターの推移ということですけれども、先ほどと同じように有害駆除の許可取得してる方ということで、平成23年度については9名、平成24年度についても9名、平成25年度に15名と、平成26年度14名と、平成27年度についても14名ということで推移してきているところです。数をふやせないかということもあるかと思うのですけれども、なかなか通常の仕事をやりながらとなると、なかなか難しいかなというところであります。一応、今の予定として、平成28年度に2名の方が新しく猟友会のほうに入りたいという話を伺っているところです。今、猟友会の方と協議をしてるということで、うまくいけば2名入れるという状況になってるとこです。
質問 2番 茂呂田太一
新たに2名の方がもしかしたら加わるかもしれないということで、本当にいいニュースかと思っております。まだ決定ではないのでしょうけれども、大変いいニュースになるかなと思っております。そこでもう一つ、大事な問題として、町で行われております有害鳥獣駆除奨励事業というものがあるかと思うのですが、ここでハンターの皆さんに1頭当たり奨励金を出すと、駆除した分ですね、1頭当たり。これは北海道と当町よりお金を出してるというふうに聞いていますが、1頭当たりの現在の具体的な金額を教えてください、北海道と当町の。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
まず、北海道につきましては1頭当たり、緊急対策事業ということで6,400円、町の有害駆除としましては1頭につき4,000円となっております。
質問 2番 茂呂田太一
北海道の資料を私も調べさせていただきましたが、道内で生息するエゾシカは、日本で生息するニホンジカの中でも最大級の大きさと言われております。また、2歳以上の雌の妊娠率は90%を超えると言われておりまして、仮に駆除されない、放置をしたままという条件がありますと、約2割のペースでふえていくと、ほっておくと2割、毎年ふえていくというふうに言われています。四、五年で2倍になると言われております。そういったことから、脅威的な、爆発的な繁殖力を持っているということなのですけれども、さらに成獣した、大人になった雌鹿ですけれども、自然死亡率は豪雪による餓死を除けば非常に低いと言われています。主な死亡要因は駆除によるものと発表されており、こうした生態系の特性から、駆除のほとんどをハンターに頼っている状況の中で、駆除奨励金は最も大切な命綱であると考えますが、今後も継続していただけるのかお答えください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
北海道によります鳥獣被害防止緊急対策事業ということで、当初、平成25年から27年の3カ年という計画でした。これについては効果があるということもあって、平成28年度も継続してやるというふうには決定されているようです。町のほうの有害鳥獣駆除に関しましては、今後も継続して続けていきたいというふうに考えてるところです。
質問 2番 茂呂田太一
これ農家の方にお話をすれば、本当に喜んでいただけることかなと思います。今後も継続される、今のところ予定であるということです。次なのですけれども、ここ最近、新設をされたと私は思ってるのですが、町長も町政執行方針の中でキーワードとしてお話をされていましたが、鳥獣被害対策実施隊、この実施隊の人員規模と、なるべく具体的な活動内容について教えてください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
実施隊の人員と活動についてですけれども、これにつきまして猟友会の釧路支部、釧路町部会のメンバーで構成されておりまして、先ほど言いました14名で行ってるという形になります。活動の内容についてですけれども、平成27年度、昨年、年前ですか、やったものとして鳥獣保護区内での一斉捕獲ということで活動をしているところです。以上です。
質問 2番 茂呂田太一
また次、駆除の方法についてお伺いをしたいと思うのですが、駆除や捕獲には猟銃以外でも、先ほどお話をされたと思うのですが、くくりわななど、わなを活用する方法や網を使用した捕獲がありますが、銃以外でのもしくは、わなとか網とか、こういったもの以外で何か有効な対応策があるのかどうか、お考えをお聞かせください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
猟銃以外でということですけれども、今議員おっしゃるとおり、くくりわなですとか囲いわな、そういったものが考えられますが、釧路管内においても一部実施しているとこがあるようですけれども、なかなか捕獲頭数は実績としては上がらないというふうには聞いております。当町においては実施しておりません。鹿の習慣ですとかかける場所によって、なかなか効果も上がらないという課題もあるようですので、当町におきましては、今後においても猟銃による捕獲ということで継続して行っていきたいというふうに考えています。
質問 2番 茂呂田太一
私も調べさせていただきましたが、わなですよね。これは本当に設置が大変であったりとか、別の免許が必要だったりとか、ヒグマが捕まることがあるなど、こういった部分で非常にリスキーなものであると、コストもかかるということで、なかなか広まらないというのは、私もよく理解できます。それでは、別の視点からお話を伺いたいのですが、町が行う有害鳥獣駆除奨励事業とは別だと思うのですが、道内外から趣味などで訪れるハンター、いらっしゃると思うのですが、この方たちもある意味、駆除に貢献をしていただいていると思います。しかしながら、一部のハンターによるモラルを欠いたルール違反が散見されているようです。具体的には、残渣を持ち帰らず、埋設もせず放置したままにする。住宅街のすぐ近くで銃を使用し、近隣住民を危険にさらし、不安を与えたり、またそのまま住居の近くに残渣を放置するなど、こういったことがあるということで私も聞いております。私も直接知人に話を聞いたことがあるのですが、山菜とりで、私も山菜とり始めたばかりなのですけれども、山菜とりで山に入るのですよね。そうなると白骨化した死体、白骨化した鹿ですね、これが、大変失礼しました、鹿の死体ですね。これらが本当に至るところで見たことがあるという話も聞きました。そこでお聞きをしたいと思うのですが、道内外からハンターが来るということは、地元の経済にとっても効果あると思うのです。交通費だったり飲食だったり宿泊だったり、ちょっと宿泊する場所はないと思うのですけれども、釧路町は。道内外から訪れるハンターの皆さんにルールを守っていただくよう、例えばペーパーとかホームページとか、こういったもので周知をしていただきたいと私、考えてるのですが、いかがでしょうか。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
今、議員おっしゃるとおり道外、特に道外のハンターの方になるかと思うのですけれども、猟友会の方と一緒に活動というか、動いてる方はそうでもないのですけれども、フリーでというか、入ってきている方の中には、今おっしゃるとおり、本当に残渣の処理など適切に行ってないという方がおります。今、マナーとかモラルという点でしたけれども、北海道におきましても、狩猟の許可を出す段階にそういった周知というのもやっておりますので、町としてもそれとあわせて、どういう形がとれるかあれですけれども、ホームページ等ではそういうお知らせというのは可能かと思いますので、そういうことで対応したいというふうに考えております。
質問 2番 茂呂田太一
前向きな御答弁をいただいたかと思います。確かに道内外から当町に来る場合は、ホームページなどで情報を仕入れてから来るというケースもあろうかと思いますので、そこでしっかりルールの周知をしていただければこういった、当然、そこに残渣を残していくと、私たちで処分をしなければなりませんので、当然経費もかかるということで、そういった経費が減るのではないかと思います。今は性善説に基づいてやってもらって、道からもきちんと周知はしていただいてますけれども、そういったものがなかなか効果が、一部の方ですけれども、なかなか出てないということで、ぜひ早急にやっていただきたいなと思います。では次なのですが、農林・交通被害の現状と対応策についてお伺いをいたしますが、私が今回質問させていただく理由となりました、農業など被害の状況と対応について伺います。平成26年度における農業、林業別の被害額と面積、さらに被害を受けている主な農作物を教えてください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
先ほど町長のほうからも答弁ありましたけれども、平成26年度における被害額としては1億3,600万ということで、その主な内容としましては、当町におきましては大根、それと牧草というのが主なものになってまして、管内的にも牧草ですとか根菜類ということで、同様の傾向であるというふうに、個々の細かい数字の押さえは今ございませんが、そういったこととなっております。
質問 2番 茂呂田太一
私も町の資料で、被害額はもちろんわからないから今お聞きしたのですけれども、平成25年でありますけれども、農作物の生産額は全体で7億9,000万ということで認識をしておりますが、このうち農林業の被害で1億3,000万ということですから、割合にすると多いのではないかなというふうに思います。7億9,000万のうち1億3,000万も、これ年度が違うのもありますし、当然生産額は被害額は入れてませんので、完全に比較はできない部分もありますけれども、決して少なくない金額かなと思います。あと主な農作物ということで、今お話はいただけなかったのですが、多分牧草とか大根とか、私も個人的に調べましたが、これらが多いのかなというふうに思います。北海道の資料によりますと、振興局別でいったら断トツトップということなのですね、被害額でいうと。釧路総合振興局管内が一番多いと、桁違いに多いのですね。そういった意味から、先ほど駆除頭数と実績、伺いましたけれども、もっと何とか駆除頭数をふやしていきたいと思います。次ですけれども、交通事故に関して伺いますが、平成26年度で結構なのですけれども、エゾシカがかかわる交通事故件数をもう一回、教えてください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
当町ということではないのですけれども、釧路管内で411件ということで押さえております。
質問 2番 茂呂田太一
411件ということで、私も先日、警察のほうには問い合わせはしたのですが、すぐに出せないということで、私も数字、わからなかったものですから、改めてお聞きをしましたけれども、やはり多いなというふうに思います。私も先日、標茶から釧路町に向かうとき、ちょうど目の前の車、1個前の車が鹿をひいたのですね。ゆっくり走ってたので、私も追い抜こうと思ったのですけれども、追い抜かなくてよかったなと後から思いましたけれども、ゆっくり走ってたおかげで、鹿も逃げていきましたし、ぶつかった車もバンパーが少しへこんだだけで、大事に至らなくてよかったなというふうに思いましたが、交通被害のほとんどは、こういった国道などで発生していると思います。町としての対応は限定されると思いますが、特に農業での被害に対する町としての対応策、農業、ここに特化して構いませんので、農業の被害に対する町としての対応策を御答弁ください。これはほかの市町村の取り組みをもし参考にされているのであれば、あわせて研究している部分も教えてください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
対応策といたしましては、農業者から要請というか、お話があった場合、重点的にハンターをそちらのほうに回っていただいて、パトロールをしていただいているということで実施しているところです。それとまた、森林公園におきまして侵入防止柵ということで、ボランティアで自衛隊の走友会ですとか隊友会の皆さんに協力得ながら防護柵を、年々少しずつですけれども、張っていってる状況であります。
質問 2番 茂呂田太一
鹿の特性から考えると、一旦駆除されると、その地域には当面近づかないということですので、こういった農家から要請があれば、そこにハンターを、先ほど申し上げられたとおり、重点的に配備をしていただければ、それだけでも限られた人数ともので、コストでできるのではないかなというふうに思います。今後も継続をしていただきたいと思います。次なのですが、25年3月の定例会で、私も会議録を見させていただいたのですが、そのときお答えいただいた部分で単独補助事業、防護柵、牧柵をつけるに当たっての単独補助事業を実施されているということなのですけれども、これは現在も行われているのでしょうか。事業所に対して、2分の1の事業所に対して2分の1の補助をしてるということなのですけれども、もしおわかりになる方、いらっしゃいましたらお答えください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
今の御質問ですけれども、防護ネット等の柵ということかと思いますけれども、過去には実施していたところでありますけれども、現在のところやっておりません。それに関しましては、町の負担も当然なのですけれども、設置する方々の負担も非常に大きいということで、なかなかできてないと、今はやっていないということで御理解願います。
質問 2番 茂呂田太一
この流れでいいますと、補助事業を復活してほしいという流れになるのが自然かと思うのですが、私は町の財政を考えると適当ではないというふうに思っています。そこで現在、やっていないのであれば、例えば北海道とか国に対して、いろいろな補助金の制度があろうかと思うのですが、こういったものを例えば認知をされている、もしくは使ってみたい、検討してみたい、こういったお考えはありますでしょうか。
答弁 経済部長 佐々木喜代孝(経済部長は2016年9月まで)
議員も先ほど言われました有害駆除実施隊、これを設けることによりまして、有害駆除実施計画を策定し北海道に提出します。最大のメリットは国の有害駆除、鹿対策におけるいろいろな補助事業のメニューが受けられるのですけれども、前回もお答えしてるのですけれども、町の畑等が点在しておりますので、それが末端の2個までとかいう狭い条件があるものですから、これを当時、私、お答えしてますけれども、もう少し拡大した形で、1戸の農家でも防護柵が使える補助がないかということは、今も要望しておりますので、現時点としてはまだ変わってないので、これについても要望はしていきたいと思いますので、御理解願いたいと思います。
質問 2番 茂呂田太一
私、冒頭でお話をしましたが、農家は今現在も補助事業があるというふうに勘違いをされていたと思うのですけれども、その補助事業があるのですけれども、メーター5,000円ですか、牧柵を設置するのに。これは10メーターや20メーターでは当然ききませんので、額によったら何千万、下手したら何億という数字になると思うのですね。そういった部分で、たとえ半分を補助していただいても、なかなか手が出せない。例えば1億の半分ですから5,000万ですから、これを法人、ましてや個人など負担するのはなかなか厳しいと思うのですね。ですから、よく牧柵のお話は出ると思うのですが、牧柵を設置するのも、もちろん大事ではあるのですが、数を減らす、これが一番最大の一番大事な部分かなと思います。そこで私、提案も含めてさせていただきたいのですが、私、先日、釧路市内で営業されています大手のレンタカー店に行って聞き取り調査をしました。観光などで当町を訪れる、また当町を通過する観光客、レンタカーを借りて、そういった観光客による、レンタカーを利用した観光客による事故が、昨年だけでも、大手のレンタカー店だけで把握してるだけでも50件以上、さっき411件、事故があると言いましたけれども、レンタカー店が貸し出しをした車だけでも50件の事故が昨年あったと言ってました。ということで当然観光客の方、土地勘がないですから、鹿がまさか出てくるとは思わなかったという部分もあると思うのですけれども、そしたら私が話をさせていただいたら、レンタカーの担当の方も大変困ってると言ってました。自分の商品が壊れるわけですから。利用者に今のところ死亡事故みたいなものはなかった。これは本当に幸運なことですけれども、大変困ってると嘆いておられました。行政の力で鹿による事故を一つでも減らしてほしいと頼まれました、私。事故を起こしてしまった観光客の立場で考えますと、数ある観光地の中から当町もしくは当地域を選んでいただいたのに、せっかく観光で来たのに、エゾシカとぶつかって事故を起こしてしまったと。こういったことで、普通の人間の感情でいえば、二度と来たくないというふうに思うのが自然だと思います。そればかりでなくて、口コミなどで広がってしまって、釧路地域行ったら鹿がたくさんいるから行くものではないというような風評被害も広まるのではないかなというふうに危惧をしてます。観光の上で地方創生にブレーキをかけてしまうのではないかなというふうに思っております。ちなみに、私も15年以上、20年近く前に浜中町で鹿とぶつかりました。私も余り早く走ってなかったので、当然、私自身も大丈夫ですけれども、車は結構壊れました。多額な修理費をかけて直したのですけれども、後遺症と思われるのがあったのか、間もなく再起不能になってしまって廃車にするという、こういったつらい経験がありましたけれども、こういった無念の過去があります。そこで、私、そのときから実はずっと思っていたことなのですけれども、釧根地区レンタカー協会──レンタカー会社を統括してる協会ですね──を初め、自動車保険業界など自動車事故が起こることで被害を受けている業界、困る業界、こういった業界と協力して対策を講じられないものかというふうに思っております。今やっております奨励事業、これの強化が一層図られるのではないかなというふうに思います。また、鹿による鉄道事故が相次いでいるJR、花咲線だけでも昨年530件の事故があったと。花咲線ですから根室からですので、全部が当町ではないですけれども、530件も起きている、JRですね。それとか食害に苦しむ農協関係の業界、こういった方々に協力の打診をお願いしてみてはいかがかなというふうに思っております。当町単独では、釧路町だけが各業界に働きをかけて、何とか資金面の協力などしてくださいといっても、なかなか議論のテーブルには乗らないかもしれませんので、例えば近隣の自治体、お話を調べたら、そういう取り組みしてないということでしたので、近隣の自治体の皆さんを巻き込んで、広域協力体制でぜひ業界に協力の打診をお願いをしたいと思います。これに対して私の考えを今お話をしましたが、どうお考えか御答弁をお願いします。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
全く今までになかった発想かと思うのですけれども、事故の発生は昨年対比でもふえているということは出てますので、どういう方法がとれるかというのは、全く今は想像つきません。その中で管内的な捉えというか、そういったことで相談的なものは1回、してみたいと思いますので、その辺で御理解願いたいと思います。
質問 2番 茂呂田太一
協力を要請するのは、お金のかからない話でありますから、ぜひだめもとでも構いませんので、近隣の自治体の皆さんと協力をして、ぜひやっていただきたいと思います。要請に対してどのような、もし協力をしていただけるのであれば、どういう形の協力をいただけるのかというのは、当然話し合いによります。各業界より、できれば私は資金的な協力が一番いいのかなと思うのですが、例えば現在の1万400円ですか、道と当町の奨励金合わせて1万400円ですけれども、これに500円でも1,000円でも私は構わないと思うのです。上乗せをして、業界からのこういった支援のお金で上乗せをして、500円でも1,000円でも、額は少ないかもしれませんけれども、それだけでもハンターの皆さんのモチベーションは、私は上がるのではないかなというふうに思います。きょうは例えば3頭しかとれなかったけれども、もう1頭頑張るかなど、そういったモチベーションにつながるのではないかなというふうに思っております。町としても、今以上の財政負担をする必要もないわけであります。また、駆除数がふえて食害や交通被害といった、誰も得しない状況が改善されるとも思っております。どうか前向きにアクション起こしていただけるように、重ねてお願いをいたします。次に、お伺いをいたしますが、今まで迷惑ものとか厄介ものとしてのエゾシカについて答弁をも求めましたが、近年では高たんぱく、低カロリーな食材として脚光を浴びていることに代表されるように、資源としてのエゾシカを有効活用しようとの動きがあります。また、人と同じような環境で飼われているペットも、肥満など近年は人と同じような悩みを抱えている中で、栄養豊富、高たんぱく、低カロリーな鹿を活用したペットフード、こういったものも活用が、わずかではありますが、始まっているようです。流通をしているようです。また、皮製品や民芸品、また中国や韓国では角を活用した漢方薬、健康食品、こういった角が原料として高値で取引されているということで、超えるべき課題は多々あるかとは思うのですが、ビジネスとして捉える時期に来ているのではないかというふうに考えております。これらの時代の流れについて、町として取り組めそうなものがあるか、率直な考えをお聞かせください。
答弁 産業経済課長 南條秀人(産業経済課長は2017年3月まで)
捕獲した鹿をビジネスとして活用できないかという質問かと思うのですけども、食肉加工ということで、阿寒や白糠で、今、やってるとこがあります。そういう話は聞いてるとこですけども、その受け入れの制約というか、ハードルがなかなか高いという話も同時に聞いております。なかなかそのハードルが高い中でビジネスに結びつけるというとこも、なかなか難しいのかなと。まして、町内にそういう施設を設けるというのは、非常に難しいというふうに考えてるとこです。それと、ペット用の加工ということで話が出ておりましたけれども、ペット用として加工し販売してるという企業はあることは、聞いてるとこです。今、一部ロ・バザールも、テスト的というか、販売してるとこですけども、詳しい情報をちょっと聞いてみたいと思います。それともう一点、鹿の角とか皮についても活用できないかということでしたので、それについては、ちょっと全く情報がないので、そういったとこも含めて状況確認させていただきたいと思いますので、御理解願います。
質問 2番 茂呂田太一
本当、研究とか調査をしていただけるという答弁をいただきましたので、特にペットフードに関しては食肉加工、人が食べるものに比べて、食品安全法のハードルなどが低いので、ほぼ制約が余りない中で販売できる、加工できるものでございますので、気軽にと言ったらちょっと語弊がありますが、いち早く取り組めるものがペットフードなのではないかなというふうに思います。さらに、角を利用した、活用した部分も、今後も調査・研究を本当にしていただくよう、重ねてお願いをしたいと思います。最後に、町長にお伺いをして終わりたいと思うのですが、今まで流れとして、現在の生息数とか、駆除の実態など伺いましたが、お金をかけずにできる、ハンターに対する、道内外から来たハンターに対するルールの周知だったりとか、レンタカー業界を初めとする業界に対して、できれば資金的な協力をいただけないか、町の財政負担なしにできるかとか。あと、最後の、もう本当にまずできることから始められることができるビジネス。食肉加工施設を当町でつくるというのは、これは、現実的ではありませんので、やっぱり食品安全法とか、そういった部分で、人が食べるものとしてはなかなかハードルが高くて、ハード面の整備ができてない。整備をするとしても、多大な時間とお金がかかると思いますので、こういったものもお金をかけないでできるようなものから始めていただきたいというふうにお話をしましたが、町政の執行方針でも、町長はお話をされていましたが、改めてエゾシカへの対策、そして、有効活用についての町長としてのお考えをお聞かせください。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
エゾシカ対策に対する考え方のお尋ねでございますけれども、お金をかけないでこれらの対策ということで、逆に今、茂呂田議員からの御提言があった一つの案として、私もなるほどなとお聞きしたのが、こうしたレンタカー会社による呼びかけをして、そして、駆除費の上乗せを図り、そして、その駆除のスピードアップを図るということも、これは、一つの大きな考え方だなと思ってございました。ですから、これは当町だけの問題ではないわけでございますので、管内の町村会長とも話し合いをしながら、この件についての感触を探っていきたいなというふうに思います。金を限られての駆除の最高の方法は、私は、明治時期における大雪の被害がありまして、蝦夷地と言われた当時の明治初めに、鹿がすごくいたと。だけれども、急にいなくなったというのは、先ほどもお話がありますように、大雪が原因で絶滅したということでございます。それを考えれば、天災というのは非常に、自然というのは恐ろしいなと、残酷なことをするなという思う一方、一度でもいいですから、最近、大雪たる大雪を、1回降っていただければ、これを、鹿の駆除もできるのかなと。ただ、問題は、その後の春先の問題でございます。死骸も、あちこちに死骸が散乱するようなことがあって、また余計な病害虫がはやるということもありますので、やはり今、考えられる合理的な方法は、狩猟による駆除が一番合理的ではないかなというふうに思ってございますので、なお、この件につきましては、管内町村首ともいろいろ話し合ってみたいと、このように思います。