みんなの議会

釧路町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月8日

災害復旧にかかわる課題

2015年6月8日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「災害復旧にかかわる課題」について質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴、総務課長 佐藤智昭、都市建設課長 南孝司、管理課長 佐々木弘二、教育部長 井田庄治が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴、総務課長 佐藤智昭、都市建設課長 南孝司、管理課長 佐々木弘二、教育部長 井田庄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 中田磨

12番中田です。今定例会、3件の一般質問を提出しておりますので、順次伺ってまいります。まず、1件目は、災害復旧にかかわる課題として4項目質問します。一つ目は、災害による被害が出た場合の対応の考えと現状についてです。2点目は、柏東の崖崩れの後について伺います。3点目には、遠矢小学校の裏・南陽台側、裏側ですけれども、現状と対応について伺います。4点目としては、今後の課題についてそれぞれ伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

12番議員の災害復旧に伴って被害が出た場合の対応と現状についであります。災害の現状により町地域防災計画に基づき、応急、復旧対策として土のうや排水ポンプなど、資機材の設置、早期の避難所の開設、被災した住宅の消毒、災害に伴い生じた廃棄物処理等を実施しております。また、被災者の生活再建に向けて援護資金の融資や税の減免、手続等の支援対応を実施している状況であります。次に、柏東の崖崩れの関係でございますが、当該箇所につきましては過去の台風や大雨等によりのり面が崩落し、対策工事を数度実施してございますが、長大のり面──大きなのり面で、また、のり面からの湧水による対応策、これが難しく、解消されていない現状にあるため、現在は当該区域の通行を規制しており、道路パトロールにより状況の確認に努めているところであります。次に、今後の課題でございますけれども、災害復旧にかかわる課題といたしましては、住民の安全を第一として被災箇所の危険性を考慮しながら、早期に復旧に当たることであると、こう考えてございます。以上です。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

災害復旧にかかわる課題についての3問目、遠矢小学校の裏・南陽台側の現状と対応についてということでありますが、遠矢小学校につきましては、平成25年9月の大雨の際に大きくのり面が崩壊し、その際にブルーシートにより拡大を防ぐ対応をしている状況にあります。今後の対応につきましては、抜本的なのり面の改修工事が必要であると認識しており、早期に改修できるよう努力してまいりたいと考えております。なお、現在のブルーシートにつきましては、雪や強風による劣化なども見受けられますが、工事が終了するまでは修繕により現状を維持させてまいりたいと考えております。次に、今後の課題はということでありますが、課題につきましては改修方法と財源の確保であるというふうな認識をしているところであります。

質問 12番 中田磨

まず、1点目については、今さまざまな災害がありますけれども、今回については後段の項目にもあるように大雨による崩落関係を中心にしたいというふうに考えているのですけれども。まず当初、災害時の対策としては、応急対応するということがまず1点やられると。その上で一定期間がたってくると当然被害の拡大しないようにという手を打つという段階に入ってくると思うのです。最終的には原状回復または現地を回復したことによって今後障害が出ないようにしていくという一定の段階、それ以外に段階があるのかもしれませんけれども、そういった形になってくるのかなというふうに思うのですが、その点についてはそういう考え方でいいのか、それともそれ以外に基本的な考え方が順番も含めてあるのか、答弁を求めたいと思います。

答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)

基本的には、議員おっしゃるとおりであります。

質問 12番 中田磨

認識が共有しているということで、その点でいくと、災害の場所によってもまた変わってくることがあるのです。例えば町有地であったり民有地であったり、その場合でも特に今、後段はちょっと町有地にかかわってやりますけれども、民有地にかかわってはどういうふうな対応を町はしてますか。

答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)

基本的には所有者に対応していただくということになります。

質問 12番 中田磨

大雨で最近特に崩落することが多かったり、例えば家屋のある緑だったり柏であったりがそういう斜面に家がある所でも土砂が崩れて隣の家に入ってきて、そういったときに町だったり消防だったり声をかけて対応してもらったりということもあったかと思うのです。その場合は応急的な瞬間的な災害拡大については町が一定の対応してもらってるというふうに思っていたのですけれども、例えばもう一つやすらぎの郷に上がっていく所の下が今崩れている場所がわかりますか。今コンクリートで土どめができて、災害が側溝から線路のほうには流れないようにはなっているのですけれども、結局その上のほうは全く放置されていて、例えばそういう場合は結局所有者になってくるのか、例えば一定のさらなる被害またはそういった公的な部分への災害を防ぐという点でも支援というのはさまざまできないのか、そういった連携や相談というのはどういうふうになっているのか伺いたいと思います。

答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)

その部分につきましては、ちょうどその崩落が始まった段階で各所有者に対して、当町のほうから文書を送らせていただきまして、こういうふうにして崩れていますよということで確認してくださいという文書を送らせていただいております。ただ、その後につきましては、所有者のほうからは返事はいただいておりません。

質問 12番 中田磨

例えば見舞金制度なども災害あったときは出ているとかいろいろかかわるのですけれども、抜本的対策になかなかなってないのかなということがあるのかなと。この点については当時の課題、整理の中でももっと町が積極的にかかわれないのかというような質問した経過がちょっとあった気がする──その場所ではないですよ、違う場所での話でしたこともあったのですけれども、わかりました。ただ、ぜひ方法論だったりとか、あと複数いろいろな地権者がかかわるとか、下手をすると言ったらあれですけれども、所有者がいない土地が例えば崩れたときとかいろいろ課題が出てくる場合があるのです。そういったことも今後の災害復旧にかかわって被害が広がらないような対応というのは今後新たに求められる可能性が広がってますので、その点については町としても注視していただきたいなというふうに、それを町がやれという質問でなくて、そういった場合なんかも含めた注視をしてほしいなというふうに感じるのですけれども、その点についてはどういうふうに捉えていますか。

答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)

まず、先ほどの崖崩れの話でございますけれども、そこの部分につきましては、下にモーテルがあって、その部分についてはモーテルのほうで崩れた物が流れてきたりするというところがあったということなものですから、その部分につきましてはそういう、もし崩れてきた部分についてそれを瓦れき、土砂云々を撤去するということは、下のそれこそモーテル側の方についてはできることになっておりますので、その部分について、もし不安であれば自分のところでそれをやって、やるというところについて法律、弁護士のほうに相談することも可能だということはお知らせしているところです。

質問 12番 中田磨

今個別の対策を求めているわけではないというのは、さっき前提でも言ったのですけれども、例えば今一定の回答の中で土砂の撤去への協力の形なのか、それが法的に一定の何かしらの対応ができるのであれば、そこをきちんと地権者だったり所有者に、また、近隣の人に紹介をして対策をするということをやっぱ広げていかないと、僕も今の話を聞いててよく分からなかったんだけれども、そういう制度を活用できるということが少し見えたので、例えばそれをもっと整理をして広げるということも大事な行政の役割だと思いますので。そういうことができるのであればしてほしい、そのためにやれることがあるのであればさまざまな住民のそういった困難に援助する町としての対応をしてほしいということが趣旨でもありますので、その点について再度答弁を求めたいと思います。

答弁 総務課長 佐藤智昭(総務課長は2015年12月まで)

つたない説明で申しわけございません。被害を被ってる方につきましては、被害をどういうふうにしたら整理できるのかということを、例えば弁護士にその部分を話して解決を求めるというような相談についてもお知らせしております。(発言の声あり)

質問 12番 中田磨

いや、さまざまな、要するに私は住民の方が困った場合にはきちんと対応してくださいと。できることは窓口開いてやるとか、あとは整備するとか、制度を紹介するとか、ことをしてほしいということを求めますので、ぜひ、個別の課題ではないということで受けとめていただきたいと思います。次なのですけれども、②にいきますが、一つ、ちょっと柏東の今崩れている場所の箇所については承知しているという前提の答弁になっていると思うのですけれども、あそこの崩れている経過、ちょっと再度詳細に伺いたいなというふうに思うのですけれども。

質問 12番 中田磨

いや、2点目に移ってますから、柏東と書いてますから。

質問 12番 中田磨

要するに経過として複数回あったはずなので、その辺の年次的な経過をちょっと答弁を求めたいと思います。

答弁 都市建設課長 南孝司(都市建設課長は2016年9月まで)

私のわかる範囲で説明させていただきたいと思います。平成5年の釧路沖地震のときに、あそこの部分が一応崩落したということで、その後、復旧に向けて用地等が、町有地でなかったというのもありましたし、その辺を含めて用地の処理をした中で、平成10年にそこの部分を対策を講じています。その後、やはり小さい、ここにも書きましたけれども、湧水等があって、少しずつ崩れてきていたものを、維持の中で一部対応してきていたところですけれども、平成26年に春先の融雪に伴って、かなり崩れてしまったということで、26年に一度対策を講じたと。また、その台風の後に崩れたというのがあるのですけれども、そのときも若干土を入れてやったのですけれども、今、いろいろな現場の状況から何とか、現場の状況からは、その対策法が用をなしていないという形で崩れている。それで、今の状況になっているということです。

質問 12番 中田磨

かなり長い期間、手がなかなか、入れてもまた再度ということになっているというふうに思います。一つは、私も現地は見てはいるのですけれども、修理というか、崩れたときは、かなり下に水道管が入っているのが全部見えるぐらいえぐれて、落ちたものが行って、道路のような形に、現状ではなっているのですけれども、先ほど答弁あったように、通行はさせていないということと、あとは、その下の崩落部分はそのままで、あとは排水管、U字溝ですか、U字溝も半分途中で切れて水が流れるようになっているのか、そういうような形になっていて、基本的には、この状態では通行なりさせるというのは、もう現状の中では難しいということの状況が続いているということだと思うのです。それで、率直に言うと、抜本的な対策というものが見込めるのかどうか、その点については、今、どういうふうに現状を捉えているのでしょうか。

答弁 都市建設課長 南孝司(都市建設課長は2016年9月まで)

この現場については、やはり大規模に崩れているということで、それを修復するに当たっては、かなりの事業費を要するだろうということを考えております。ただ、このような状況に長い間置いておくというのも、好ましくないというのも、私も十分感じておりますので、何とかいい方法で対策ができないかということは考えております。それで、今後、有効な財源等も含めて、改修に向けて努力していきたいと考えています。

質問 12番 中田磨

それで、最初の質問で、そのときの対策と、一定期間の対策と、最終的に処理を全部終わらせて、日常の生活や必要な用途に即したことができる状態に持っていくということでいくと、今、2番目の場所なのですよね。そういう点で、町として、基本的にはそれを全面的に直すというところまで責任を持つというのは、まず一つの考え方というのが今の答弁だと思うのです。そうであればいいのです。そうでなければ、もう違う質問も、ちょっと質問では考えていたのですけれども、そうであれば、やはりそこにどういうふうにしていくのか。時期的なものを、それこそ財源だけの問題なのか。一定の見積もりも出て、どういう工法をしなければまた同じことが起こるというところが見えているのかというのは、研究等はされているのか、それをちょっと、伺いたいと思います。

答弁 都市建設課長 南孝司(都市建設課長は2016年9月まで)

どのような方法で、どのぐらいの金額をかけてというのは、現場の状況によっていろいろ変わってくるのですけれども、道路を正常な状況で通行できる範囲内で、どのようにできるかということを検討していきたいと思っています。

質問 12番 中田磨

ぜひ、一番心配なのは、今の状態というのが、また大きな雨が降ったりなど、何かの、例えば地震もそうですけれども、外的な要因があったときに崩れると、それで、またその場所が広がると。それで、今度は、今の、前回の崩落よりもさらに広がると。それで、今度は家のほうまで来るなどいうことになってくることが一番心配なのです。そういう点でいえば、やはりそのことが起こる前に、やはりやると決められるというか、腹があるのであれば、そこをしっかりとやっていただきたいというふうに考えますので、一定の方向性が出ているということですから、ぜひ、その点についてやっていただきたいと思います。次、3点目に移りますけれども、遠矢小学校の裏側のところも、同じように25年の雨で崩れていて、先ほど、答弁ではブルーシートを入れたよということなのですけれども、下のほうには土のうを積んで、もし崩れたときにそこでとまるなりという。もっと言えば、一番心配なのは、子供が、小学生がそこで学んでいて、場合によっては、その周辺でも行ってしまうということもあり得るわけです。基本的には、日常的な状態にはなっていないということでは、早急な対応が私は必要かなと思っているのですけれども、こういう日常的な、ちょっと今の現状で、やっぱり利用の中で、子供たちが当然近づかないようになど、指導はしていると思うのですけれども、まず、そういった対応というのはどういうふうになっているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

今、中田議員の質問されたように、学校といたしましては、通常の場合においても、そこに近づかないような指導は行っているところでございます。

質問 12番 中田磨

そうはいっても、それがだめという意味ではないのですけれども、好奇心旺盛な子供も中にはいて、上って遊ぶのが楽しいということもあり得ますから、逆に言うと、そういうことをとめるだけではなくて、抜本的なことをやることが一番の解決方法だというふうに、私はまず思うのです。その点でいくと、今後の課題の質問のときに答弁があったのですけれども、改修方法なり財源というのはいまだ未定の中で、手がついていないということで、2年近くですか、今、現状なっているのですけれども、やはり現状と対応という点では、やはり私は速やかな対応が求められる箇所だと。例えば、山の中で崩れていて──いや、そこが崩れていればいいという意味ではないのですけれども、人がほとんど通らない場所であれば、自然に回復するのを待つなどということもいいと思うのですけれども、この場所というのは、特に小学校、公共用地として、不特定多数の人も使う。特に、なかなか、危ないかどうか判断が、瞬間的につかないでやってしまうということもあり得る中でいけば、教育委員会としては、やっぱり早急な対策を打つべきだし、その対策の形というのは、やはり土のうやブルーシートがなくなって、日常的に使える環境に戻すということが原則だなというふうに、私、思っているのですけれども、その点について、再度、同じ質問かもしれませんけれども、答弁を求めたいと思います。

答弁 教育部長 井田庄治(教育部長は2017年3月まで)

遠矢小学校ののり面の部分につきましては、先ほど教育長のほうからも、今後の対応について、抜本的なのり面の改修が必要だという認識をしているということとあわせて、早急に改修に向けて努力したいというような答弁をしております。その点でいきますと、今、中田議員が言われるような、いわゆる日常から、今のいわゆるブルーシート、あるいは大型土のうといったような環境のままでいいかとなると、決してそうは思っておりません。あそこの部分を限りなく緑化をして、改修していくというのが、学校施設という部分からいって、土砂がむき出しになっている学校というのは、なかなかちょっと周辺環境といいますか、景観的にもよくないだろうと。ですから、そういったような、緑化を含めた対策といいますか、改修が必要だというようなことで認識はしております。

質問 12番 中田磨

認識は共有していますから、そこについては問題ないのですけれども、部長や教育長が思っているだけでは直らないですよね。具体的に手をつけなければいけないし、やっぱり本来は、もっと早くやるべきと。もう一つ言えるのは、例えば、同規模の雨が降ったときにも崩れない状況に強化をすると。前回の雨では崩れたというのは、事実として受けとめて、受けとめた上で、そういった災害、大雨が来ても崩れない状況に現状を、やっぱり回復をしていくと。現状復帰だけではなくて、強化をするということまでも、やはりしっかりと対策をとっていただきたいというふうに考えるわけですけれども、それが、緑化で対応できるのか。見た目の緑化で緑に、何もなかったかのようにするという意味なのか、やはりもう一つ先を見て。戻した上で、例えば、コンクリートの塀というのですか、下のほうにとめていって、もし崩れたとしてもそこでとまるような施設を展開するなど、方法論は幾つかあると思うのですけれども、いわゆる絶対くずれないのだということは、ちょっと私も言い切れないですけれども、そうなったときでも子供たちが安全に、また、学校施設が、安全が担保されるような対応ということを、やはりしっかりと詰めで対策も具体的化していただきたいということを最後に求めたいと思いますけれども、その点について答弁を求めます。

答弁 教育部長 井田庄治(教育部長は2017年3月まで)

今、議員言われるような、復旧してなお同じような状態になるというふうになった場合には、それは当然、復旧といいますか、災害復旧というふうにはなりませんので、その辺は、今後、実施設計等をしていく中で、どういう工法が一番最適なのか、有効なのか、そういったものを含めて検討してまいりたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月8日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる