みんなの議会

釧路町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月2日

チャイルド・プアの実態と対応時の体制づくりについて

2014年12月2日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「チャイルド・プアの実態と対応時の体制づくりについて」質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴、こども健康課長 石川牧子、管理課長 佐々木弘二、健康福祉部長 大滝渉が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴、こども健康課長 石川牧子、管理課長 佐々木弘二、健康福祉部長 大滝渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 中田磨

12番中田です。今定例会には2件の一般質問を提出しておりますので、順次答弁を求めていきたいと思います。1件目、チャイルド・プアの実態と対応時の体制づくりについて伺います。1つとして、チャイルド・プアへの当町の認識について伺います。2つ目に、実態と把握についてどのように行われているか伺います。3点目として、現状で対応する機関や組織がどうなっているのか伺います。4点目として、連携や対策について伺っていきたいと考えています。5点目に、今後の課題を伺いますので答弁を求めます。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

12番中田議員のチャイルド・プアの実態、そして対応の体制づくりについてのお尋ねの中で、まずこれらの子供に対する当町の認識についてのお尋ねであります。厚生労働省が、平成24年に実施した国民生活基礎調査結果から見ますと、貧困な生活を送ることを余儀なくされている子供、これが16.3%で6人に1人という、こういった割合になってございまして、その率が年々増加していることに加え、貧困、これが子供に与える影響は深刻化していると、認識をいたしているところであります。次に、実態と把握についてのお尋ねでございますけれども、就学前の子供は、母子保健事業により家庭で子供が成長していくには困難な事象を察知しております。また、保育所利用児童におきましては、家庭状況が把握できる業務となっておりますことから、こうしたことから迅速な実態把握、これに努めているところであります。次に、現状で対応する機関、それから組織についてのお尋ねでありますけれども、当町では、家庭の貧困における子供への影響、これにつきましては、健康福祉部で対応をさせていただいているところであります。次に、連携と対策についてのお尋ねであります。子供の貧困対策は、子供が属する世帯への対応が必要となっておりますことから、児童虐待防止対策と同様に、関係部署及び関係機関との連携により個別に対応をしてまいりたいと、こう考えてございます。次に、今後の課題についてのお尋ねでございますけれども、課題というよりも、私の答弁が課題というふうになってございませんけれども、認識について、私の考えを述べさせていただきます。子供の貧困は、家庭の貧困にありますことから、子供が生まれた環境生活により、子供の将来に格差が生じてございます。子供はどの地域に生まれても、将来に夢を持ち続け、努力が報われる社会の形成、これが望まれると私は考えてございます。以上です。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

チャイルド・プアの実態と対応時の体制づくりについて、児童・生徒にかかわって御答弁を申し上げます。まず、1件目のチャイルド・プアの当町の認識についてでありますが、児童・生徒の家庭における貧困が原因により、児童・生徒が学校生活や普段の生活に支障を来している状況であるという認識をしております。次に、実態と把握についてでありますが、実態につきましては、町内の小中学校において御質問の状況の児童・生徒はいないものと認識をしております。また、把握につきましては、普段の学校生活における児童・生徒の状況の変化や、学校で徴収する各種納入金に長期未納が生じた場合などにおいて、個別対応している際に、家庭状況を把握しているところであります。次に、現状で対応する機関や組織についてでありますが、現在、教育委員会において、対応する機関、組織は設置してございません。次に、連携や対策についてでありますが、学校より御質問のような児童・生徒の家庭情報が寄せられた場合には、スクールソーシャルワーカーを活用した状況把握に加えて、生活保護を担当します福祉課及び子育てを担当しますこども健康課と連携を図り、対応してまいりたいと考えております。また、格差なく誰もが安心して学べるよう、就学援助制度や奨学金貸与制度などについても引き続き周知をしてまいりたいと考えております。次に、今後の課題についてでありますが、現状課題として捉えているものはございませんけれども、一般的な捉え方として、先ほど町長からお答えがあったとおりでありますので、御理解をお願いいたします。以上です。

質問 12番 中田磨

まず、1点目の当町の認識について、ここら辺については、子供の生活、そもそも家庭の貧困による影響と、子供が所得を得られるわけではありませんから、そういった意味では、家庭環境での所得の減少または仕事そのものが難しいというようなことなんかも含めて、貧困世帯、子供が貧困の状態になるということが16.3%ということで、これは2年前の調査ですから、ここからさらにふえている状況にあるということも、調査の中では明らかになってきています。これは、年々ふえているということが明らかになっているということなのですけれども。もう一つは、この実態の中で、主にひとり親家庭のところでもそういった状況になりやすいということでの統計も出ていて、数字で言いますけれども54.6%と。OECD先進諸国の中では、日本は、今、最悪ワースト1という実態にもなっているというのが、今の社会的な状況だというふうに私は捉えているのですけれども、その点について確認していれば答弁を求めたいと思います。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

今、議員がおっしゃった平成24年の厚生労働省における調査の結果でも、お話があった数値となっていることは了知しております。

質問 12番 中田磨

特に、北海道釧路地域というのは、ひとり親であったり生活保護世帯というのが多いというふうに私はちょっと聞いていて、そういう意味では、慢性的にこういった状況が生まれやすい人たちの数が多くなっているのではないかというふうに思っているのですけれども、その点についてはどうなのでしょうか。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

今、御質問のひとり親母子世帯が多くなっているのではないかという御質問についてですが、私の今の手元にある資料につきましては、児童扶養手当の受給世帯の関係についての資料しかございませんので、こちらがひとり親世帯ということでの数字の目安として、御了解いただきたいと思いますが、平成23年、24年、25年の世帯数でいきますと、出生数も減っているという状況もございますので、全てふえているか減っているかということになるかどうかという部分もございますが、児童扶養手当の受給の世帯が、23年度で327世帯、24年度で216世帯、それから平成25年度で325世帯ということで、増減があるという状況ですが、パーセントでいきますと、全児童数に占めるその子供の割合というのは、14%前後ぐらいということで推移をしているという状況になっております。

質問 12番 中田磨

基本的な認識の関係で確認をさせてもらいたいのですけれども、定義、今の町の答弁も16.3%ということで出ているのですが、定義としては、どういう階層を、子供の貧困に数値としてあらわすようになっているのか、その点について確認したいと思います。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

国で示している貧困の、貧困線についてですけれども、こちらについては、平均所得の半分以下ということで、国のほうでは貧困の数値を捉えているというふうに認識しております。

質問 12番 中田磨

私が捉えていたのは、平均所得の半分というのは、基本的にそう思っているのですけれども、おおむね122万未満というラインかなと思うのですが、その点については間違いないか伺います。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

平成24年の調査につきましては、今、議員のおっしゃった平均所得の半分以下ということで、122万以下という数値になっていると認識しております。

質問 12番 中田磨

これは平均所得で毎年変わりますけれども、先ほどの2012年度調査でいえば、そこの所得以下ということで、やはりこういったところについては、後段でも出てきているのですけれども、福祉での支援であったりとか、教育関係での支援ということで、子供が健やかに育てる環境についても、一定の制度整備というのはされているのです。あの、一定のですよ。ただ、これが現状の今のこの社会的な問題と照らしたときに、追いついて対応しきれているのかというところでいえば、ではどうしてこういうふうに生まれるのですかというところが、現実的な課題としてあるというふうに捉えなければいけないと私は思うのです。「だからでは今何ができるの」というのを、今一足飛びに議論するつもりはないのですけれども、そこをスタートラインにしなければ、「今の制度で十分対応できるでしょ、では大丈夫でしょ」ということだけでは、今の現状というのは打破できないのではないかというふうに私は捉えているのですけれども、その点について、現状の制度を使って何とか救ってあげたいということは、町としても取り組んでいると思うのですが、ただそれだけでは、私は、まだまだ現状には対応しきれていないのではないのかと、ちょっと思っているものですから、その点について、認識について、伺えればと思うのですが、答弁を求めます。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

御家庭の貧困の問題が子供に影響するという状況にございますので、御家庭の中で生活に対しての状況が非常に厳しいものがあるという御相談を伺ったときに、やはり我々は、使える制度が何があるかということを、一番初めに使えるものについて御紹介をするという、そういう方法をとっております。それで、なおかつその中でも、やはり最終的に生活ができないという状況になったときに、まあ最終手段にはなりますけれども、生活保護の受給についての相談をしていただくということで、いろいろな制度の中で救えるような状況のものがないかどうかということを、御家庭の状況も見ながら、御相談を受けながら、アドバイスあるいは支援をしていくというような状態で進めてきているというところでございます。

質問 12番 中田磨

こういった状況になる前というのは、私もさまざまな生活相談など受ける場合がありますけれども、いろんな障害がその間に発生していることも多いのです。例えば、借金をいろんなところでした中での生活の状況が崩れてきているなど、その中で、税金も納めきれていないゆえ滞納がいろいろある中で、例えば、社会的な制度を使おうと思っても、滞納があることで制限を受けるなど、その前にその前にと、やってもらえればいいのだけれども、そういうふうに順序立てていかないで、イレギュラーなことがあることによって、なかなか難しい状況またはそういうことを表に言えない、相談もできなくて悪い方向に進んでいく、ということも実態として町の中でも捉えている部分はあるのかなと思うのですけれども、そういったことの背景に一つがあると、そこに子供が当然家庭の中で巻き込まれるということを、やはり捉えながらどうしていくのかというふうで取り上げていただきたいなというふうに考えています。実態の把握については、子供の貧困といわれる中でも、さまざま、何といいますか、その中でもさらに深刻な度合いが違ってくる部分というのもあるのですけれども、単純に生活の支援受けているということで、対応しきれないという点で家庭での──あのちょっと教育委員会に伺いたいのですが、例えば、家庭学習が十分できない、家庭で食事が十分な対応がしきれない、当然そういう中で勉強の意欲が低下をする、それの学力が低下することによって、また学校が、授業もつまらなくなって、またそういうことがどんどん繰り返されていって、学力の面での心配が出てくるということも全国的な事例の中で、特に生まれてきているというふうに思うのですけれども、こういった実態というのを未然に、状況を把握しながら対応というのができているのか、そういったような対応が現状でどうなっているのか、伺いたいと思います。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

今、中田議員の御質問なのですが、先ほど教育長から御答弁させていただいたのですけれども、実態把握につきましては、普段の学校生活ですとか、児童の状況を担任の先生等が普段から見ております。その辺の観点で実態を把握しているところでございます。

質問 12番 中田磨

それで、実態について、一定捉えた、ちょっと気になることを発見したときの対応についてはどういうふうに行われているのでしょうか。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

個別に家庭訪問等によって実態は把握している状況でございます。

質問 12番 中田磨

そういった中で、未然にというか、いろんな、ただ家庭の中でずっと見ていて、こういうふうにしてくださいというようなことは、なかなか学校の先生なり、担当するスクールソーシャルワーカーの方もいらっしゃるようですからそういった対応もしているとは思うのですが、なかなか難しいのではないかなと私は感じる部分があるのですけれども、その点についてはどうなのですか、現状の中では。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

朝食をとってくるとかとらないとかという子供がいますけれども、それが貧困によって朝食をとらないのか、あるいはその家庭の、親の生活習慣の中で朝食をとらないで、子供が学校へ来ているのかという実態把握については非常に難しい面があります。したがいまして、先ほど管理課長がお話ありましたように、学校のほうで子供の状況が著しく変化したというような状況を的確に把握していくのが、捉えていく、これが重要だろうというふうに思っております。

質問 12番 中田磨

それで個別の誰がどうしたということを、きょうは議論するつもりもないですし、ここでやるべきものでもない部分ではあると思いますので、そう思うのですけれども、私も、NHKのテレビでの報道で、著者、その方が本を出したりして全国的な事例なども見て教えていただいて、すごく厳しい現実をつきつけられたなと思っているのですけれども、小さいところでいえば、お風呂に入っているのがどうなんだと、要するに、例えば、中学生であれば学生服もクリーニングしているんだろうかなど、小さいところで見つけて声をかけて、「家庭がおかしい」「ちょっとあれではないか、子供に手をかけれていないのではないか」「では学習の面でも落ち着く家庭ができているのか」というようなことから相談しながら、一定の改善であったり、また学校や教育委員会だけで対応できないことについては、それにかかわる周辺整備をすることができるとこへの連携、協力ということで、まずそういう状況になっているのかどうかというのをつかまえたときに、その後さらに、どうやったらいいのか、担任任せだったり、ソーシャルワーカーの人で対応して、それで全てできるのかというと、そうではない部分はたくさんある。根本的に解決しない課題が残されたままでは、子供に言っても、親にそういうこと言ったら怒られるのではないかと、結局、親が夜、朝から晩まで働いていて、親に相談もできなくてその部分について改善がされないというようなことが、繰り返されているのであれば、やはり改善がされないということも、事例の中で出てきているのです。そういった点でいくと、やはりまず、今、学校中心に話をしていますけれど、そういう小さいところから変化を見つけて、ではそれをどういうふうに集団的にフォローしていけるのかという体制が、私は必要になってくるのではないかというふうに感じているのです。そういった意味では、町でいえば健康福祉部、教育委員会では、今具体的な部分はもっていないということなのですけれども、そこと連携する場所、例えば学校と直接そこということにならないと思うのですよ。であれば、教育委員会の部門・係で、どこかそういうところを集約するところがあって、健康福祉部の担当のところと話をする。そして、あとは児童相談所の関係と連携するときはどうする、というようなことなども、どうやってそういう連絡のルールをつくったり、共有するルールをつくるのかというところに入っていかないと、見つけてもどうしたらいいのかわからない、誰に相談していいのか先生すらわからないという状態を、改善しないといけないと私は思うのですけれども。その点について、先ほどからの答弁を聞いていると、そういうところまで今いっていないというように捉えて感じているのですけれども、その点が今あるのかないのか、必要性を感じているのか感じていないのか、この点について伺いたいと思います。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

今の御質問ですけれども、児童・生徒にそういう事象等が起きた際には、担任が一番先にわかるというのは実情でございます。その後、各学校の管理職と協議いたしまして、その後、今の状況でいきますと教育委員会の指導主事室または学校教育管理課のほうに相談がございます。その後、先ほど4問目でも教育長が御答弁させていただいておりますけれども、生活に関係ある、生活の困窮といいますか、生活保護に該当する場合には福祉課、子育てに関係する場合にはこども健康課と協議いたしまして、その場合にあったケース会議等を召集していただいて協議している状況でございますので、その点で、御理解よろしくお願いいたします。

質問 12番 中田磨

それで、そういう点でいえば小さいところとか変化を見つけるということで、教育委員会ともあったのですが、福祉のほうでの就学前というが主な対象者になるのかなと思うのですけれども、そこら辺での見つけた等、何か変化があったところでの対応というのは、どういうふうに、今はされているのか、伺いたいと思います。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

健康福祉部に関しましては、子供さんが生まれてすぐに赤ちゃんの全戸訪問というものを実施しております。それ以降、健診等、必ず子供さんたちのいる御家庭に何らかの形で確認をするという状況になっておりますが、それの中で、事象として、やはり一番家庭の中での問題ということで、起きてくる可能性があるのは、虐待、ネグレクトという現象がどうしても出てくる状況になります。その中で、親を指導するだけで、そこでとどまる事例もございますが、それ以上に、いろんな関係者と話をし、その中で子供を守っていかなければならないという部分につきましては、先ほど出ておりましたけれども、児童相談所を中心として、関係する中心的なところ、あるいは、ものによっては警察も入っていただいたり、民生委員、児童委員等を介入していただきながら、地域の中で見守りをしながらどういう改善策があるかということで、子供たちを守っていくというような会議をさせていただいているという状況です。

質問 12番 中田磨

やはり、課題としていろんな体制または今ある機関を利用したというか活用した対応というのは、今でもできることもあるのですけれども、家庭の中のことを隠したいというのも実態としてあるのです。最近も、DVの問題とかも出てきて、もうかなり長くなるのですけれども、最近の報道を見ても、虐待をして子供も亡くなってしまったというようなことも出てきているようなことも報道されている中で、金銭面だけではない子供への対応というのは、家庭環境の問題も出てきますし、そういう中で、子供が勉強も十分できる環境になくて、学力の低下をする、社会的にいえば、社会に出るときにはその学力が低下していたことによって、次のステップへの道が閉ざされていたり、狭まるということでの貧困の連鎖というのも大きく取り沙汰されていますから、そういった意味では、まず小さいところから見つけて、集団的に対応できるような条件を、町としても今後つくっていくということを考えていただきたいと思っています。そうした中で、学校の関係になるのですが、当町では、スクールソーシャルワーカーを配置をしているのですが、全国的にはまだまだ少ない状況で、今千人ぐらいと聞いているのですけれども、こうした中で、ことしの1月に「子どもの貧困対策法」というのが施行されているのです。8月には大綱を閣議決定しているのですけれども、スクールソーシャルワーカー自体は、5年間で1万人にまでふやすということで、政府のほうでも一定の目標を持っているようなのですが、例えば町としてのこうした、今の人数で対応できるのか、また、事例や複雑化した場合には一定複数の体制も含めて町としての位置づけを高めるような考え方もあるのか、この点についてどういうふううに考えているか伺いたいと思います。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

現状、釧路町としましては、1名を今、任命しておりますけれども、現状といたしましては、1名で充足している状況です。今後の状況につきましては、その際にまた検討してまいりたいと思っております。

質問 12番 中田磨

やはり、いろんな窓口をつくっていくことが大事なのですよね。例えば子供がそういった状況に追い込まれたときに、誰に言っていいのか、家庭で、例えば親に言えないという状況になったときに、先生に言えるのか、友達に言えるのか、でも身近な人には言いにくいけれども、例えばそういうところでだったら言えるというのであれば、スクールソーシャルワーカーという窓口があったりなど、そもそも子供が福祉課に行って、「自分がこういう状況なので手続したいのです」なんてできるはずもないわけですから、そういう意味での窓口を多様化しておいて、受け入れを広げておいて「少しでも何かあったら言ってね」というような体制づくりというところではやはり求められているというふうに思います。現状では、なかなか市町村でも配置してないところもある中で、当町では1人いるということで、こういった活用や子供たちにもそういった人がいて「好きなこと話していいよ」とか「いろいろ気軽に話をしてね」という関係をつくられるような、学校での何か特別な人が来て何か相談室と掲げていって行ったら、あの子言ったよ、みたいなそういうような環境ではなくて、何か気軽に話せる人がいるのだというようなそういう当たり前の条件をつくることで、何かあったとき、すぐ声をかけてもらえる、先生が見つけたときにその人と一緒に話を聞くとかいうようなことについては、ぜひ未然の対策として、強化していただきたいというふうに感じているのですけれども、その点について答弁を求めます。

答弁 管理課長 佐々木弘二(管理課長は2017年3月まで)

今の中田議員の御質問、意見ございましたけれども、現在といたしましても、中田議員の御提言ございましたけれども、そのような体制はできておりますので、今後もこの体制を持続してまいりたいと考えております。

質問 12番 中田磨

それで、制度の関係になるのですが、福祉部が中心になるのかなと思うのですけれども、先ほど言った「子どもの貧困対策法」があって、大綱についは閣議決定されているのですけれども、今後、これを具体化するに当たっての流れというのは、町としてはどういうふうに捉えているのでしょうか。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

こちらにつきましては、国のほうの法律が出されているという状況ですが、市町村には具体的な示しが、まだないということになっております。それで、こちらのほうにつきましては国、道を通じて、市町村に入ってくるかと思いますが、その中で、道はその貧困対策について計画を策定しなければならないというふうになっておりますので、その計画に基づいて市町村がどうしていくのかということで、今後検討していくことになろうかというふうに捉えております。

質問 12番 中田磨

これから、全国的な流れでいくと都道府県、北海道が今度事業計画の策定し、実施、時期がちょっとどうなるかわからないのですけれども、実施していくというときに、そこまでは私も承知していたのですけれども、まだできていないと、北海道ができていないと、これからで市町村単独でつくるというふうにならないで、この流れとあわせて、市町村も並行してつくっていくのか、もっというと北海道だって市町村の積み上げない中で、北海道の計画をつくっても、実態が伴わない場合もあり得ますから、そういった意味では、並行してつくるのかなと思っていたのですが、今の状況で押さえているのは、北海道がまずつくった段階で市町村で策定していくということに順番的には流れとして、時期は別にして、そういうふうになっていくというふうに捉えてよろしいのでしょうか。

答弁 こども健康課長 石川牧子(こども健康課長は2016年3月まで)

こちらのことの対策の関係につきましては、今、道のほうの対応も、我々市町村につきましては、見通しが立たないという部分もございますので、道のほうの考え方あるいは国から道を通じて通知が入ってくる中で、どうしていくかということを検討、まず第一歩、町がどうするかということを検討、まだできていない状況ですので、そこから始めなければならないというふうに認識しております。

質問 12番 中田磨

今後、今、国のほうも大きな法としては成立されている中で、具体的な枝葉の整備であったり、細かいところというか市町村での対応というのが順次出てくるかなというふうに思うのですけれども、このことについては、もう一つ言えるのが努力目標というか、数値目標がなかなか出てきてない部分もあるのです。どういうふうに改善していくのか、どういうふうになったらいいのか、また細かいことではないのですが、事例ごとによって違ってくるということでいえば、一緒くたに数字であらわすというのはなかなか難しい部分ではあろうかと思うのですけれども、社会的な基盤、政治的な配置というのですか、福祉にかける部分での整備というのを強化していかないと、なかなか底上げがされていかないというふうには、私は捉えていて、ここら辺が大きな課題かなと思っているのですが、ぜひとも、少なくても現状での事業計画については、道のほうが示された段階で、速やかに町としての対応も求めながら実態として、今の現状に追いつくような対応または連携を強化していただきたいなというふうに考えるわけですけれども、その点について答弁を求めたいと思います。

答弁 健康福祉部長 大滝渉(健康福祉部長は2015年3月まで)

子供の貧困問題、大変重要であると思っておりますし、国から道、市町村ということで、全ての機関が動かない限り、これは達成できないものだと思っております。当然、国のやるべきこと、道のやるべきこと、市町村のやるべきことを的確に実施して、対策等についても具体的にこうだということは、今持っていませんけれども、策定に向けて努力してまいりたいと考えています。

質問 12番 中田磨

わかりました。今後の課題と、課題というか現在進行形の課題ですからできることを実践し、少しでも対応を早くできるように、町としても体制整備も含めてやっていただきたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月2日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる