みんなの議会

釧路町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月6日

町政執行方針の全体像について

2014年3月6日、釧路町議会の一般質問で、倉井俊勝議員が「町政執行方針の全体像について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴、企画財政部長 木村勝茂が答弁しました。

質問者
倉井俊勝 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴、企画財政部長 木村勝茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 倉井俊勝

最後になりました、会派大空を代表いたしまして、町長並びに教育長の執行方針に対し、代表質問させていただきます。今議会は議事日程が詰まってるということで、前文は短く、かつ質問も簡略にいたしたいと思います。本年度執行方針そして予算編成に当たり御苦労されました町長以下、職員の皆さんにはまず、御苦労さまでしたとお礼を申し上げます。そして、我が会派から要望いたしました予算につきましても、58項目中4項目のみ着手されてない現状であり、まだまだ多岐強力に取り組んでいただきたいとは思いますが、その配慮に対しましても感謝を申し上げます。さて、本題に入りたいと思いますが、まず町政執行方針の全体像についてであります。本年度も総合計画をベースにした執行方針となっておりますが、五、六年前の私の代表質問もそうでございましたし、昨年の岩渕議員の代表質問もそうでありましたが、我が会派としましては、ことしの執行方針はこれだという、インパクトのある説得力で町民の皆さんに理解と行動力を求める、リーダーの思いを述べてほしいと願っております。いわゆる、釧路町丸は将来の目標はこうだから、ことしはこの方向に進むぞという、強力なわかりやすいメッセージが欲しいと思っておりますし、多分、町民の皆さんもそうだと思います。それなくして町民一丸となったまちづくりはできないと思っております。そこで、①としまして、新年度及び将来的な「町民まちづくり行動目標」は何か。また、本年度の執行方針を「ひと言」で表現すると何か、ということをお伺いいたします。そして、町の将来像を具現化するために、5つの基本姿勢を述べておられますが、これを例えば縦軸に、そして横軸にということで、総合計画の基本目標別、あるいは施策の大綱別、いわゆる個別施策を入れ込んだ場合、どういうふうに仕分けしたほうがいいのか、あるいはすべての升にバランスよく配列できなかったりします。この5点は同一の力点を持って対応していくのか、あるいは何らかの強弱をつけられるのか、あるいはまた優先順位があるのか、さらにはこれらを推進するためには、どのような方策を持っていかれるのかということで、②といたしまして、基本姿勢施策の優先順位と取り組み体制の体系化は、としてお伺いをいたします。そしてさらには、これらを具体化、実現化するためには、人の力や関係機関の協力援助は当然必要ですが、やっぱり、かなめの財政的裏づけがなければなりません。25年度末のように、国の予算がつくから事業を展開する、だから総体予算が膨らむのではなく、例えば、各産業団体のメニューや助成事業を積極的に活用したり、総力を結集した情報収集等連携で産業の活性化を図るなど、みずからの発想と努力によって新たな事業を展開し、行政の予算規模のみ膨らますのではなく、民間を含めた町内や地域全体の流通マネーや資産をふやしていく努力をしていかなければならないと思います。それが各産業の活性化が進み、ひいては自主財源の確保につながるものと確信をいたしております。そこで、特に、新規対策等を含めまして、自主財源確保のための具体方策について、お伺いをいたします。次に、2として執行方針の主要施策と総合計画基本目標についてということでお伺いをいたします。平成26年度の主な施策として総合計画の大綱により分類し、具体的施策を述べておられますが、どれもこれも重要な課題であり、それらを質疑しますと膨大な時間が必要であります。種々選択するのも大変困難であります。これらの具体的な質問は、予算委員会に委ねることとし、基本的な質問といたします。①ともに支え合い、笑顔で健康なまち(保健・医療・福祉)にかかわるもの。②豊かさと活力みなぎる産業のまち(産業・観光・自然環境)にかかわるもの。③心豊かで人と文化を育むまち(教育・文化)にかかわるもの。④自然と調和した快適で安全なまち(都市基盤・災害)にかかわるもの。⑤みんなでつくる自立と協働のまち(協働・行政運営)にかかわるもの。それぞれ本年度の最重要施策は何か、そして、総合計画における施策大綱の達成絵図がどのように推移するのか、お伺いいたします。3件目として、公共施設の長寿命化についてお伺いいたします。どちらかといいますと、1件目や2件目と違い、具体的・個別的な質問になってしまいますが、昨年一般質問で述べましたように、早急に公共施設の将来について、検討を重ねなければ、将来負担と破たん、そして重大事故にもつながりかねません。総合計画には、個別的な長寿命化計画や、耐震化については記載されておりますが、長期的な計画は搭載されていないと認識をいたしております。釧路町の将来を展望したときに、新たな事業の展開の企画は当然必要ですが、将来のまちづくりの青写真とともに財政負担をどのようにしていくべきか、今ある公共施設をどのようにしていくのかということを真剣に捉えなければなりません。そこで、①長寿命化計画の範囲(種類)及び経緯と計画は、②として、公共施設マネジメント及びリファイニングへの取り組みへの考えは、ということをお伺いし、町長への質問とさせていただきます。次に、急ぎ足で教育行政執行方針を述べられました教育長にお伺いをいたします。相変わらず子供からお年寄りまで、加害者になったり被害者になったりする背筋が凍るような事件や、目を覆いたくなったり理解に苦しむ事件が多発しておりますが、何が原因なのでしょうか。時代がかわっても人間の基本的な生き方や、人間としてのあるべき姿は変わらないと思う反面、時代が求める人間の生き方というのも視野に入れていかなければならないと思っております。本当に、人を育てる、人とともに生きることの難しさを痛感する、きょうこのころであります。学習の成績も大切でありますが、人間としての基本をいま一度私たち大人も見直し、一体となった教育環境をつくっていかなければならないと思っております。執行方針の目標を何とか1つでも多く、そして高いレベルで到達してほしいと願いながらお伺いをいたしたいと思います。執行方針をトータルすると、昨年とことしは大きく変わらないのかなと思いますが、教育行政執行方針の全体的な捉えとして、①執行方針の昨年度との相違点はどのようになっているのか、また、その中で、昨年7項目の中の4項目めに個別施策としておりました「個のニーズに応じた特別支援教育」が、大項目から小項目へ移行しておりますが、その要因は何なのか、そして個別課題として、頻発する諸課題対策として、犯罪や防犯、非行防止の現状と対策はどのように対応されるのか、さらには、ことしから導入されます、学校給食費公会計化への期待される効果と懸念される課題はどのように捉え、どのように対処されるのか、お伺いをいたします。わずかな、かつ行き届かない質問でございましたけれども、御答弁をよろしくお願いしまして、会派大空の代表質問とさせていただきます。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

会派大空の代表質問にお答えを申し上げたいと思います。まず、執行方針の全体像につきましての質問で、新年度及び将来的な「町民まちづくり行動目標」、これは何なのか、また、本年度の執行方針を「ひと言」で表現すると何なのかという御質問であります。最初に、町民まちづくりの行動目標でありますが、第5次釧路町総合計画の期間中につきましては、町の将来像である「みんなの笑顔が輝く安心のまち~あなたの郷くしろ町~」の実現に向け、町民参加と協働のまちづくりを念頭に、効率的そして効果的な行政運営に努め、持続可能なまちづくりを進めていくことであると考えております。次に、執行方針を「一言」で、とのことでございますが、安全と安心、これを基調とさせていただき、住んでよかった、住んでみたいと思っていただけるまちづくりでございます。次に、基本姿勢施策の優先順位と取り組み体制の体系化についての御質問でございますが、本年、私が望むまちづくりへの基本姿勢といたしましては、執行方針でも述べさせていただきましたが、安全・安心の確保、これを筆頭に、子育て支援と教育の充実、地域を元気にする産業の創出、人を引きつける魅力の創出づくり、町民参加と協働のまちづくりのさらなる推進について、着実に推進することであり、町民・地域・役場が一体となって施策の展開、これに取り組んでまいります。次に、自主財源確保のための具体的方策についてのお尋ねでございます。自主財源確保につきましては、過去にも同様の御質問がございまして、新たな法定外の目的税を課す考えは、これはないものの、主たるものは町税であり、適正な課税客体の把握と、公平な賦課を行うとともに、その収納の確保に努めることや、町有財産の有効活用に財源を求めることも必要であると、このように答弁をしてまいりました。このことは新年度においても変わることがなく、自主財源の確保に向けて最大限の努力を払ってまいりたいと考えてございます。また、今後予測される人口減少、これをいかに少なく抑えるか、そのためには子育て環境の整備などを重点課題といたし、各施策に取り組んでいるところであり、あわせて定住促進を図ることにより、自主財源の確保、これにつながるものと考えているところであります。次に、執行方針の主要施策と総合計画の基本目標についてのお尋ねで、ともに支え合い笑顔で健康なまちにかかわって、本年度の最重要施策と施策大綱の年初めと年度末での達成割合についてのお尋ねでございますが、昨年度より重点的に取り組んでおります、子供の健やかな成長や、子育て世代を支援するため、つくし保育所、児童発達支援センター、子育て支援センターを併設するセチリ太地区子育て支援拠点施設の早期開設を目指すとともに、子育て支援センターの充実、保育開始月齢57日目からの保育、一時保育、延長保育事業を開始するなど、こうしたきめ細やかな子育て支援、これを実施してまいります。なお、施策大綱の年初めで年度末での達成割合につきまして、①から⑤まで、一括して申し上げたいと存じます。第5次釧路町総合計画におきましては、毎年実施計画を策定し、施策大綱ごとに事業の掲載を行っているところでございます。施策大綱の達成割合につきましては、年度終了後に各事業の総合評価を行い、その評価結果をもって判断をさせていただいているところであります。次に、豊かさと活力みなぎる産業のまちにかかわって、本年度の最重要施策と施策大綱の年初めと年度末での達成割合についてのお尋ねであります。漁港施設のさらなる衛生管理の徹底や、安全操業の確立に向けた水産基盤整備に着手するほか、町の強みであります優れた地場産品の可能性、これを最大限に引き出し、消費拡大に向けた地産地消の推進とともに、さまざまな観光資源、これらを組み合わせた広域的な観光PRに取り組んでまいります。次に、心豊かで人と文化を育むまちにかかわっての御質問で、本年度の最重要施策と施策大綱の年初めと年度末での達成割合でございますけれども、子供たちが安心して学校生活を送るため、富原小学校の校舎及び屋体の耐震改修事業の早期完了を目指すとともに、富原中学校の計画的な耐震改修に向けて実施計画に着手するなど、学校施設の整備充実に取り組んでまいります。次に、自然と調和した快適で安全なまちにかかわっての中でございますけれども、このことにつきましては、別保地区水防事業として、共和川の流下能力の改善に向けた調査及び新たな排水路の整備に着手いたし、浸水防止対策に努めるとともに、セチリ太地区における地方都市リノベーション事業への取り組みにより、にぎわいと活力に満ちた持続可能なまちづくり、これを推進してまいります。次に、みんなでつくる自立と協働のまちにかかわっての御質問でありますが、協働のまちづくりが5周年──5年目の節目を迎え、本年は活動に取り組む人材の育成と活動団体増加に向けた支援を行い、町民・企業を含む地域・役場が一体となった活動の広がりに取り組むとともに、安定した財源確保と限られた行政資源の効果的配分による健全な財政運営、これに努めてまいります。次に、公共施設の長寿命化での御質問の中で、その長寿命化計画の範囲とそれから経緯と計画でありますが、町が管理する老朽化した施設につきましては、事後的な修繕から予防的な修繕までの計画、これを策定させていただき、効率的かつ円滑な維持管理の推進により、施設の長寿命化と維持管理経費の縮減につなげる取り組み、これを進めております。既に橋梁長寿命化計画、公営住宅長寿命化計画、都市公園施設長寿命化計画を策定し、5年ごとに見直しを図りながら計画を推進しているところでございます。なお、下水道施設長寿命化計画は、現在、策定中でございます。それ以外の地区会館、それから庁舎などの公共施設につきましては、今後、公共施設マネジメントの中で掲載をしてまいりたいと考えてございます。次に、公共施設マネジメント及びリファイニングへの取り組みの考え方についてのお尋ねでありますが、公共施設マネジメントの推進につきましては、昨年の第3回定例会の一般質問でも御答弁させていただいておりますが、公共施設の更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減・平準化するとともに、人口構成の変化や町民ニーズの多様化に応じた公共施設等の最適な配置を実現することが、今後ますます必要になってくるものと、このように考えておりますので、策定に向け努力をしてまいります。また、建物の再生手法の一つでございますリファイニング建築につきましては、公共施設マネジメントの策定に合わせ、研究を進めてまいりたいと考えてございます。以上でございます。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

会派大空、倉井議員の、教育行政についての1問目で、執行方針の昨年度との相違点はということでありますが、第5次総合計画に掲げる基本目標の達成に向けた学校教育、社会教育の充実など、各施策を展開する方針でありますことから、執行方針の基本的な考え方については昨年度と相違はありませんが、具体的な施策において、新たな事業に取り組むことで釧路町の教育を充実させてまいりたいと考えております。次に、「個のニーズに応じた特別支援教育」の大項目から小項目移行の要因ということでありますが、このニーズに応じた特別支援教育については、平成25年度は主要な施策の柱としておりましたが、平成26年度については他の教育活動と密接なかかわりを持っており、切り離して考えることができない部分があるため、主要な施策の柱である「自ら学ぶ意欲を育てる教育の推進」に位置づけることが適切であると判断し、大項目から小項目へ移行したところであります。大項目、小項目で軽重をつけているわけではないことを御理解願います。次に、犯罪や防犯、非行防止の現状と対策はということでありますが、平成25年度に実施した問題行動等調査によると、本町における暴力・いじめ・不登校などの件数は減少傾向にあり、また警察等に検挙、補導されたという報告は受けておりません。とりわけ町内への各学校への訪問時に、子供たちの落ちついた授業態度や挨拶などから、学校生活の安定を感じているところであります。その根底には、生徒指導の機能を生かした授業づくり、学級経営が各学校でしっかりとなされていることがうかがえます。また、各学校においては未然防止策として、警察署職員による非行防止教室、学校保健会による薬物乱用防止教室などを全学校で開催したり、携帯電話等によるトラブルがふえていることから、すべての学校でネットパトロール活動を定期的に取り組んでいるところであります。今後も、児童・生徒に寄り添った教育相談や、小中学校の緊密な連携体制の充実、あるいは、いじめ・非行防止強調月間や、いじめ根絶子ども会議等の取り組みにより、児童・生徒の問題行動等について未然防止できるよう、努めてまいります。次に、学校給食費公会計化への期待される効果と懸念される課題はということでありますが、学校給食費公会計化への期待される効果といたしましては、公会計として町の予算に位置づけることで、予算・決算・監査という一定の会計ルールのもとに管理・運営することで、透明性と公平性が一層向上することが期待されます。また、学校給食費の納入時に児童・生徒や学校を介さないことで安全性を確保できること、口座振替や納付書を用いて支所を含む役場窓口や金融機関での支払いを可能にすることで、利便性の向上が図られることが効果として期待されるところであります。また、懸念される課題としては、給食費の未納による一般会計への負担が懸念されますが、収入の確保に向けたきめ細かな対応をしてまいりたいと考えております。以上です。

再質問 9番 倉井俊勝

この場で再質問、1件だけさせていただきます。2番目の、その執行方針の主要施策と総合計画基本目標での、その年初と年度末の達成割合の中で、事業が終わった後、年度終了後に判断するというお話の答弁をいただきましたけれども、今回、予算化もしてるわけなので、こういったものは事業として推進された場合には、およそどの程度まで達成のめどが立つなというのはわかるのではないかなと思うのですよ。今、わからなかったら結構なのですけれども、それは、計画をつくる段階で、これをやるとここら辺まで水準、達するぞというのが、当然なきゃならないと思うのですよ。そういった意味で、それがわかれば教えていただきたい。それだけお伺いしたいと思います。

答弁 企画財政部長 木村勝茂(企画財政部長は2014年12月まで)

ただいまのお尋ねの件でございます。総合計画におきましては、それぞれ議員御指摘のとおり基本目標が5項目ございます。そして、施策の大綱ごとに事業が実施されているわけでございます。町長御答弁のとおり、それぞれ毎年、事業の評価を行いまして、その評価において進捗状況を図っていくということを実施しております。議員が御指摘のような形で、その進捗度、いわゆるこの10カ年計画の中の何度合いまで進んだかという部分の評価については、町のシステム上、今、行っておりません。ただし、それぞれ、毎年積み上げておりますので、その評価はできるものと考えております。ただ、それを今お示しするというようなシステムになっておりませんので、これは、まだこの計画、前期の計画2カ年終わるという段階でございますので、そこ辺については検討していきたいとこうふうに思っております。以上でございます。

出典:釧路町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月6日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる