みんなの議会

栗山町議会 令和5年3月会議 2023年3月8日

町民の住み心地、交通安全、防災の観点から見た除雪、排雪の改善について

2023年3月8日、栗山町議会の一般質問で、鈴木千逸議員が「町民の住み心地、交通安全、防災の観点から見た除雪、排雪の改善について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
鈴木千逸 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 11番 鈴木千逸

通告に従いまして、1点ご質問をさせていただきます。町民の住み心地、交通安全、防災の観点から見た除雪、排雪の改善について。先般文書質問で除雪、排雪の改善について質問をしたところ、各項目に回答をいただきました。町内に住む者の生活実感と役場の行政サービスとの間に温度差があるように感じます。複数の町民の方からは、やはり交通安全、防災の観点から除雪、排雪の行き届いていない箇所について改善が必要ではないかという声があります。住みやすさ、定住促進の観点からも疑問に感じる点がございますので、文書質問での回答に対して次の点についてお伺いをいたします。1、降雪時の町道車線確保は、1車線を2.75メートルとしているとのことだが、住宅街ではそれに満たないところも散見される。除雪後のチェックはどのようになっているか。2、パトロールに関して要確認地点は市街地地区で1か所、北部地区で4か所、中部地区で2か所、南部地区で8か所の合計15か所を決めているとのことだが、気象状況や吹きだまりなどを考慮すれば市街地、住宅街、郡部の通学路、生活道路などを町内会や自治会との連絡を密にして連携を図ったほうがいいのではないか。3、日中の大雪、その他緊急時の出動は、担当職員等が町道のパトロールを実施するよりも②と同様に町内会や自治会の応援をもらって情報収集するほうが合理的ではないか。4、除雪、排雪後の品質のチェック機能やルールをより充実させるよう除排雪業務実施要領を見直すべきではないか。5、吹きだまりが発生しやすい箇所などのデータ蓄積や対策について、データとして蓄積はしていないが、これまで実施してきた緊急的な除雪作業等の経験により、発生しやすい箇所の把握はできており、発生が予測される状況時にはパトロールを実施し、必要に応じて対応を行っているとの回答だが、除雪組合のオペレーターも役場の職員も固定ではない、付け足します。ずっと同じ方が受け持つわけではございません。ですから、データを蓄積すべきと思うが、どう考えるか。6、出動基準に満たない降雪日が連続した場合の住宅街の町道について、パトロール基準、除排雪対応基準はあるのかの質問に対し、状況を総合的に判断し、除雪を実施しているとの回答だが、それができていればもっと町民の苦情は減ると思うが、これについてはどのように考えるか。

答弁 町長 佐々木学

町民の住み心地、交通安全、防災の観点から見た除雪、排雪についてのご質問で、①の除雪後の1車線確保に係るチェックはどのようになっているのかについてでありますが、車道の除雪機械につきましては大きく2つのタイプがあり、雪を道路両側にかき分ける除雪ドーザ、また回転式の羽根を回して雪を飛ばすロータリー除雪車があります。いずれの機械を使用しても道路を往復して除雪を行っておりますので、降雪量が多くなった場合においても1車線の確保はできているものと考えているところであります。しかしながら、町道の中には道路幅員が3メートルから4メートルほどしかない狭隘な道路もあり、さらに塀や住宅が道路に近接している状況にあっては1車線確保の目安である2.75メートルの除雪幅を確保できない箇所もあるところであります。ご質問の②と③につきましては、町内会や自治会との連携に関することで、内容に関連性がありますので、併せて答弁をさせていただきます。夜間、日中のパトロールについては、それぞれ委託業者、町職員などの限られた人数の中で必要箇所において実施しておりますが、町内会長や自治会長をはじめ多くの方々から情報を収集する仕組みの構築は、除雪を実施する上でより正確で迅速な判断につながるものと考えます。町内会、自治会との連携、協力の体制づくりにつきましては今後検討してまいりたいと考えております。ご質問④の除排雪業務実施要領の見直しについてでありますが、除排雪事業におきましては通常の降雪時のほか大雪、風雪などの気象状況によって、また市街地や農村部など地域性の違いによってその寄せられるご意見、苦情等は様々であります。また、降雪量やその降り方につきましても毎年違ってまいります。そのような中で他市町村においても降雪量をはじめ、地域性による状況は異なると思いますが、より効率的、効果的な除排雪の実施に取り組んでいる先進的な事例もあると考えますので、そういった取組事例を調査、研究しながら実施要領の見直しについても検討してまいりたいと考えております。ご質問⑤の吹きだまりが発生しやすい箇所のデータを蓄積すべきについてでありますが、現在降雪期において常時除雪業務に携わる職員につきましては、町職員3名、常駐作業員3名の計6名であり、その6名により吹きだまりの発生などの緊急的な対応に当たっているところであります。これまでの緊急的な作業の経験等により、発生しやすい箇所の把握をしてきておりますが、気象状況の変化などにより、いかなる不測の事態が起こるとも限りません。より効率的、効果的な除雪体制の構築と担当職員以外にも分かりやすいデータ等の蓄積は必要であると考えますので、今後につきましては吹きだまりなどのデータ蓄積を進めてまいりたいと考えております。ご質問⑥の出動基準に満たない降雪日が連続した場合の状況判断についてでありますが、基本的には降雪量がおおむね10センチ以上、あるいは10センチ以上が想定される場合において除雪車を出動させております。また、気象条件にもよりますが、降雪量が10センチに満たない降雪日が続き、路面の圧雪、アイスバーン、凹凸などが発生した場合、さらに暖気などによるわだちが発生した場合においても状況を総合的に判断し、出動対応をしているところであります。今後におきましても路面状況や気象の変化を勘案するなど、総合的な判断に基づき除排雪業務を行ってまいりたいと考えております。今回の除排雪についてのご指摘を踏まえ、町といたしましても、現在の除雪体制のさらなる改善と効率化を目指す必要があるものと考えており、また今後さらに進行する人口減少と高齢化による担い手不足などに対応していくためにも、持続可能な除排雪体制を検討していかなければならないと考えております。そこで、令和5年度におきまして、町内会、自治会などの地域住民、学校や除雪組合の関係者、さらには除排雪に関する有識者等で構成する除排雪事業あり方検討会議の設置を予定しているところであります。この会議におきまして、短期、中長期それぞれの視点で将来にわたって持続可能な除排雪体制の在り方をしっかりと議論し、その構築を図ってまいりたいと考えております。

質問 11番 鈴木千逸

非常に前向きなご答弁いただきまして、感謝感激しておりますが、1つずつちょっと内容を詰める確認の意味でご質問をさせていただきたいというふうに思います。まず、1番目なのですけれども、1番目、その車線によっては道幅が狭くて2.75メートル確保できないところもあるのだというのは、それは理解はできるのですけれども、先般のときにも同じことを言ったかもしれませんが、オペレーターさんのスキルといいますか、町民は去年はどうだった、おととしどうだったというの覚えておりますので、私たちもそのときよりも雪が多いとか、少ないとかというのは当然そういった外的な要素もあるのでしょうけれども、やっぱりそのオペレーターさんのスキルといいますか、前の人は上手にやっていってくれたよな、ちゃんとやってくれたよなと。だけれども、今年の人はと非常に、比較すると申し訳ないのですけれども、でもやっぱり町の業務を請け負ってやっていただく以上、一定程度の水準といいますか、そういったところは心がけてほしいかなというふうに思います。事情はよく分かるのですけれども、後でもお話ししますけれども、そのためにも実施要領を概念的なものではなくて数値的な形で、誰が見ても裁量の範囲が少ないというふうな形で数字を入れた、数値的な目標を入れた内容にちょっと今の除排雪の実施要領を進化させたほうがよいのではないのかなというふうに思いますが、この点についてはいかがですか。町長、同じ内容なのかもしれませんけれども、ちょっと念のため確認させていただきます。

答弁 町長 佐々木学

再質問ということで、今ご指摘をいただいたところでありますが、今回町政執行方針の中で冒頭のご答弁で申し上げましたが、将来的な、を見越して持続的な除雪体制ということで、除排雪事業あり方検討会議というものを設置をして備えていこうということで、より町民の皆様の満足度を高めていくということから、その会議の設置を決定をしたところでございますけれども、その中でやはり短期的、中長期的に改善をしていく事項がそれぞれ出てまいります。その短期的に改善をしていく中に今1つ目のご質問でご指摘をいただいた狭隘道路の関係がございます。調べてみますと、除雪の延長距離が歩道も合わせると300キロほどございます。そのうちの狭隘道路については大体5%程度ありまして、特に桜丘であったり、中央、松風、こういったようなところに多くありまして、特に幅員が狭いところの路線が10路線ほどあるのです。ですから、そこをやはり何とか改善をしていかないとならないということは、私も十分承知をしているところでございます。そのような中で、今1回早朝除雪を終わった後に幹線道路を含めてパトロール箇所を15地点決めて回っているわけでありますけれども、そこのところにこの狭隘道路の部分についても加えて確認をしてまいりたいなというふうに考えております。それと、実施要領の見直しの関係また後ほど出るのかなというふうに思いますけれども、先進的なその市町村の中には施工基準値をしっかりと定めながらやっている町もございます。現況の路面から何センチで往復除雪をするというような決め方をしているところもありますので、そこら辺もしっかりと調査研究しながら、うちの実施要領の見直しも進めてまいりたいと思いますし、また組合のほうとのその協議というか、そういう共有をする部分も出てくると思いますので、そこもしっかりと対応していきたいなと考えております。

質問 11番 鈴木千逸

十分考えていただいているということがよく分かります。他の先進的といいますか、大雪で困っている町村というのは栗山だけではなくて、栗山の倍も積雪がある、前も申し上げましたけれども、倶知安町ですとか、市で言うと滝川市なんかはやっぱり結構豪雪でそこに悩まされている。結構なお金を使っている自治体がほかにもございますので、そういったところの事例を参考にしていただいて、住みやすい栗山を目指していただきたいなというふうに思います。倶知安町の事例で言うと、あそこ1万5,000程度のたしか人口だったと思いますけれども、大きく減ってはいなかったと思うのです。最近の、私もうろ覚えのデータですけれども、後志振興局がある土地柄もありますけれども、ある程度人口減が踏みとどまって何とか1万5,000前後で、逆に若干増えたりするような土地もあったような、数字で見た記憶がございます。あんな雪の深いところで住みやすいか、住みづらいかというと、それほったらかしておけば住みづらいはずなのですけれども、雪だけの問題ではありませんけれども、対策がきちんとしていればある程度それも障害でなく、一つの北海道に住む環境の一つというふうに捉えて、人口減を防ぐことができるのかなというふうに拝見もしておりました。そういったところの事例を今後取り入れてくださるということです。それから、データベースにつきましても今後データベースを蓄積していってくださるということでございますので、繰り返しますけれども、やっぱりオペレーターの方は代替わりはしていくといいますか、それから役場の職員の方も当然配置替えがあったりして人は替わっていきます。ただ、町民の暮らしは変わりませんので、去年の除雪の人上手だったねとかというふうなことは、やっぱりちょっといい行政サービスとは言えないと思うのです。やっぱりある程度の一定水準で毎年毎年スキルの確認ですとか、除排雪の状況の確認ですとかというのは役場の務めとしてチェックする責務が当然あると思います。それを享受するのは町民でありますし、そこが整っていないとやっぱり町民の側からも、いや、今年はひどいよねというふうな形でまた苦情が出たりもすると思いますので、そういったところがないように今後していただけるというふうなことですので、そこに期待したいと思います。あと1点、質問5番のそのデータベースの構築のところで、ある方からちょっと情報いただきまして、山形県、県の事例ですから、町に縮小してできるのかどうかというのはまた別な話ですけれども、車載カメラのデータをNTTコミュニケーションズがサービスを提供しているそうなのですけれども、要はその除雪の車、そういった車載カメラのデータを蓄積して、AIが分析して、それをデータ化すると。そして、今後の雪の降り方だとかの情報提供にというふうな記事をある方からちょっと教えていただきました。私知らなかったのですけれども、なるほどと。そういったものを、データを蓄積して、当然車はずっと除雪がある路線、370キロかけて何台かの車が走っているわけですから、そういった形でデータを構築して次に備えるといいますか、不測のときに備えるというふうな形もできるのだなと。そうすることによって職員が夜間に頻繁に出るとかということが少なくなって、人件費が削減できて、一時的にその投資、お金どれほどかかるのか分かりませんけれども、それからまた、それは県の事例でしたので、町の寸法に合うのかどうかも、ごめんなさい、分かりません。分かりませんけれども、なるほどな、そういうデータの取り方もあるのだなというふうな形で拝見しておりましたので、いろんなことでやっぱり雪で苦労している自治体って山ほどあると思いますので、そういった事例を参考にしていただいて、栗山町は栗山町のデータを蓄積して、あの道路は吹きだまりが発生しやすいとか、こちらは大丈夫だとか、あるいは町道の中でも、先ほど町長おっしゃったように狭隘道路、その5%のこことこことここはちょっと要注意で見ておいてほしいとか、そういった申し送りがきちんといけば、それは住民の暮らしやすさといいますか、住民満足、町民満足につながっていくことになろうかと思いますので、そういった点ではぜひともいろいろ研究すべき対象といいますか、あると思いますので、いろいろ研究をしていただきたいなというふうに思います。一番最後のほうで、除排雪事業あり方検討会議を設置していただけるということですので、これから恐らくいろんな生の声が聞かれると思うのですけれども、具体的に令和5年度の町政執行方針の中でもありましたけれども、具体的にいつから稼働させて、どのような組織で、どこからというふうな目安だけ最後にちょっとそこら辺をお尋ねさせていただいて終わりたいというふうに思います。もし現状分かる範囲で、想定の範囲で結構でございます。町長の頭の中で、こんな感じで、こういうつもりで動かして組織化してやっていくのだということが、もし思い描くところがございましたら、お聞かせいただければと思います。

答弁 町長 佐々木学

ご提言も含めて、ありがとうございます。今倶知安町、そして山形県の先進的な取組、事例等々についてもお話をいただいたところであります。実は、私の妻が倶知安町の出身なものですから、私よく倶知安町には冬の期間も行くわけでありまして、あの町の実態というのは私も十分知ってはいるのですけれども、やはり町の中心に国道が通って、融雪口等々があるという中でまちづくりを進めてきておりますので、また少し地形的にも地理的にも違うのかなというふうに思いますけれども、やはりあれだけの降雪量の中で、議員がご指摘のとおり人口維持していっているということは町民の方の満足度もやっぱり高いのだろうというふうに私も考えております。ここの人口維持対策、これは栗山町にとっても命題でありますので、その中でも満足度が今かなり低いのがご指摘の除排雪の関係でございますので、何とかその満足度を高める努力というのは行政としてしなければ駄目だなというふうに思っておりますので、今山形県の車載カメラの事例も含めてしっかりと調査検討をしていきたいと思っております。そのような中であり方検討会議の関係でありますが、冒頭申し上げましたとおり短期的に実施する部分、これは実施要綱の見直しも含めてでありますが、そこと少し中長期的に今後の人口減少等々を踏まえながら構築をしていく仕組みも出てくると思いますので、短期的な部分ということは直近では来シーズンというか、今年の冬のことになりますので、できましたら夏までには組織体をつくって、少しまず直近として見直すべき事項を優先的に議論していただきながら、その後一、二年をかけて将来の持続可能な体制づくりを検討していきたいなというふうに考えております。構成メンバーとしては、やはりこの降雪、除雪、排雪、行政、また委託組合だけでは到底乗り切れないというところもありますので、町民の皆さんにも入っていろんなご意見、ご提言をいただきたいなと思っておりますので、そういう地域住民の代表、さらには学校の関係者、子供たちのそういった部分は非常に大切になってまいりますので、その関係者であったり、あとはいろんな警察署とか、まだこれは了解をいただいておりませんけれども、そういう関係機関の方だとか、そういった方々に入っていただきたいなと思っております。さらに、やはりこの北海道の除雪、排雪、これを研究されている有識者、大学の先生等もおります。本町は5つの大学と協定を結んでおりますので、その大学の中にはこういう研究されている先生もいらっしゃると思いますので、そういった方にもアドバイザーとして入っていただくなど、しっかりとこの体制の中で協議を進めていきたいと考えております。

質問 11番 鈴木千逸

非常に前向きなご答弁、ご回答ありがとうございました。やはり町民にとって冬場の雪大変です。高齢率40%を超えております。町民の2人、ほぼ2人に1人は65歳以上の方ということになってございます。そういった中で冬を快適に生活できる、病院に行くにも、買物行くにも快適だねと。それから、家の前も多少は自分で除雪するけれども、でも町のほうでちゃんとやってくれるねということは非常に住みやすさにつながりますし、快適な町栗山、それこそ息子も呼んで、孫も呼んでと、栗山いいところだよということにつながっていくと思いますので、ぜひとも、今前向きなご回答の中でいろいろな策を講じていただけるとのことでしたので、期待をしております。ぜひ町民のためにすばらしい行政の、除雪に関しての事業をまた構築していただければと思います。これで私の質問を終わらせていただきます。

出典:栗山町議会 令和5年3月会議 2023年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる