栗山町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月9日
(1)官製ワーキングプアをなくすために/(2)TPPに対する本町独自の対策は
2016年3月9日、栗山町議会の一般質問で、重山雅世議員が「官製ワーキングプアをなくすために」「TPPに対する本町独自の対策は」について質問し、町長 椿原紀昭、建設総括兼建設水道課長 佐々木学、まちづくり総括兼経営企画課長 小野司が答弁しました。
- 質問者
- 重山雅世 議員
- 答弁者
- 町長 椿原紀昭、建設総括兼建設水道課長 佐々木学、まちづくり総括兼経営企画課長 小野司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 5番 重山雅世
私は、通告に従い2点質問いたします。まず、1点目、官製ワーキングプアをなくすためにです。総務省の労働力調査では、安倍政権の3年間で正社員が23万人減った一方、非正規雇用の労働者が172万人ふえています。安倍政権が労働者派遣法の改悪など、非正規雇用を拡大する政策を推進していることが統計にあらわれています。本町の給与所得課税標準額100万円未満の人数は、平成17年度から平成26年度まで全体の約5割を占め、200万円未満の人数と合わせると約8割前後と変わっておりません。町が発注する委託業務、指定管理者制度においてもパートや臨時労働者の割合も多いものと思われます。また、本町の歳出に占める人件費の割合は、平成18年度の18.2%、13億5,600万円をピークに平成26年度は12.7%、11億6,100万円で、平成26年度、職員の時間外手当は約4,500万円、平成25年度対比で1,200万円の増、職員数は10人の減です。嘱託職員数は13人、臨時職員は短期雇用を含め81人の状況で、臨時職員の賃金単価は近隣町と比較して、保健師、看護師、保育士などの専門職が特に低く、大方は給与所得200万円未満と思われます。一方、今年2月から公共工事設計労務単価は平均で6.7%引き上げられ、4年前と比較すると率にして35%、額にして5,000円以上単価が上がっています。昨年3月の議会答弁では、労務単価の賃金引き上げが一部の企業で行われていないので、指導するということでしたが、以下の3点について町長の見解などを伺います。1、改めて下請に至るまで積算されている労務単価に基づいて賃金が引き上げられ、かつ社会保険の加入もなされたかの確認は。2、道は、落札業者にあらかじめ支払う賃金の予定額を出させ、設計労務単価の90%を下回る場合は特別の調査対象とするとしていますが、本町でも同様な対応を行っては。3、公契約条例制定など官製ワーキングプアをなくすための具体的な対策の検討は。2点目は、TPPに対する本町独自の対策は。安倍政権は、TPP交渉と合意の全体像を国会や国民に明らかにしないまま2月4日調印し、批准しようとしています。大筋合意で農林水産物の関税撤廃率は81%に及び、重要5項目でも3割の品目が関税撤廃に追い込まれ、残りも発効から7年後にアメリカなどが要求すれば、関税撤廃の再協議などが義務づけられています。TPPは、農産物だけでなく、工業製品やサービス、医療、食の安全、投資や金融、政府調達、著作権、労働など、あらゆる分野を対象にしています。アメリカ中心の多国籍企業の都合に合わせ、国のあり方そのものを変えるものです。政府の試算は、牛肉、豚肉、乳製品など輸入品と競合する品目の価格が下落し、1,300億円から2,100億円が減少となるが、国内対策によって再生産は維持できるとし、米についても輸入枠と同量の国内産米を備蓄米に買い上げるから、需要と価格への影響はゼロとしています。GDPが2.6%押し上げられ、農林水産分野は国内対策によって維持され、食料自給率も下がらないという内容になっています。政府の試算は、需要は一定で輸入はふえないという前提になっているからで、関税がゼロになっても輸入がふえないということ自体考えられません。効果を過大評価し、影響を過小評価した欺瞞に満ちた政治的試算と農業団体も抗議の声を上げています。今までのFTA、自由貿易協定やEPA、経済連携協定と違ってTPPは関税撤廃の除外品目はなく、全ての品目を対象にしています。道新によれば、道が米の生産減少額をゼロと試算したことに対して、北海道農民連盟が再検証を求める要望書を提出し、TPPの影響を一番こうむることになる北海道の対応が余りにも政府に従順だと批判し、道独自の試算や影響分析の実態を求めたとの報道がありました。本町議会では、12月にTPP合意内容の徹底した情報公開と検証を求める意見書を提出し、国会決議に違反すると判断された場合、TPP合意を撤回することを要望しています。そこで、以下の2点について町長の見解等を伺います。1、TPP大筋合意は、国会決議に違反すると思われるか。2、国の対策は、攻めの農林水産業への転換と経営安定対策ですが、新規就農者を含め、農業者が不安なく農業に取り組むことができるような本町農業にふさわしい町独自のTPP対策の考えは。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目の官製ワーキングプアをなくすためについてのご質問でありますが、重山議員のご質問にありますように、第2次安倍内閣が発足した平成24年同期と比較いたしますと、正規職員が減少する一方で非正規職員が増加する傾向が見受けられましたが、第3次安倍内閣が発足した平成26年同期との比較では、正規職員数は26万人の増ということで、雇用面におけるアベノミクス効果があらわれてきております。しかしながら、地方経済におきましては、いまだその効果が実感できる状況とはなっていないと認識しているところであります。このような中、昨年10月に実施された公共事業労務費調査に基づく本年2月からの設計労務単価が決定したところでありますが、これまで同様本町が発注する工事等の積算において、この単価を適用してまいりたいと考えております。ご質問の①の下請に至るまで積算されている労務単価に基づく賃金の引き上げ、かつ社会保険加入の確認についてでありますが、改めての確認は行っておりませんが、入札などの機会を通じ、企業に対し適正な賃金水準の確保や社会保険加入の要請、指導を行ってきているところであります。民間企業の賃金は、景気動向や企業の収益、また労使間交渉で決定するというのが基本でありますが、公共工事を発注する行政の立場として今後もあらゆる機会を通し、企業側の理解を得る努力をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。②のあらかじめ提出された賃金の予定額が設計労務単価の90%を下回る場合の特別調査の実施についてでありますが、平成21年度から道が採用している方式であります。これにつきましては、改定後の設計労務単価をもとに支払われる賃金が適正に引き上げられるかを発注者として把握することを目的に実施されているものであります。しかしながら、この方式を採用することに当たっては、積算労務単価報告書の作成、提出、工事施工中の調査、確認、さらには工事施工成績への反映作業など、発注者側、受注者側双方に多くの事務作業が発生し、施工ロスが生じていることも事実であります。他の自治体の取り組みを調査するとともに、受注企業側の意見や地域性なども十分考慮しながら判断してまいりたいと考えております。③の公契約条例制定など、官製ワーキングプアをなくすための具体的な対策の検討についてでありますが、私ども発注者側として取り組むべきことが2つあると考えております。1つ目は、不当な低価格を受注企業側に負わせることのないように国が示す設計労務単価に基づき予定価格の積算を適正に行うこと、2つ目は既に導入しております最低制限価格制度のほか、低入札価格調査制度や総合評価方式の導入検討など、低価格競争やダンピングを防ぐ入札制度の改革を進めることであります。これらにしっかりと取り組むことが私ども発注者側としてまずやるべきことであり、町の経済情勢を見きわめながら、その次の段階として公契約条例の制定があると考えておりますので、ご理解願いたいと思います。2点目のTPPに対する本町独自の対策についてのご質問でありますが、我が国におけるTPPへの交渉参加は平成25年7月からであります。以来、TPP参加国12カ国間において交渉が進められた結果、昨年10月に大筋合意がなされ、今年2月に12カ国間において承認がなされたところであります。交渉参加に当たり、国会では平成25年4月に米、麦、牛肉、豚肉、乳製品、甘味資源作物などの農林水産物の重要品目について関税撤廃からの除外または再協議の対象とし、段階的な関税撤廃も含め認めないこと、農林水産分野の重要5品目などの聖域確保を最優先し、それが確保できない場合は脱退も辞さないことなどの国会決議をしたところであります。①のTPP大筋合意が国会決議に違反すると思われるかにつきましては、国会決議が完全には遵守されているものとは考えておりません。②の本町独自のTPP対策の考えについてでありますが、TPPの合意に伴うさまざまな影響については国が責任を持って対策をすべきと考えております。本町では、TPPの結果いかんに問わず過去から独自の農業振興策に取り組んでおり、古くは営農集団に対する機械導入の補助事業や融資制度の創設などを行っております。また、平成16年には農業関係機関団体の総意により農業振興公社を立ち上げ、農業者を交えて議論を重ねながら、将来的な農業の危機的状況を踏まえたさまざまな対策を行うなど、その時代、時代に合わせた対策を行っているところであります。このようなことから、現段階におきましてはTPPが合意されたからといって特別に町独自の対策を講じる考えはありませんので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 5番 重山雅世
まず、1点目です。①の部分でいうと、事業者に理解してもらうように努力してもらうと。昨年の3月のときには、この通告にありましたように、行政としてそういう事業者に対しては指導するというような形の答弁だったのですが、現にそういう指導がされなかったと、そのように理解していいのですか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
先ほどご答弁申し上げたとおり、あらゆる機会を通して企業側の理解を得るために指導、徹底をしたというふうにご理解をいただきたいと思います。
質問 5番 重山雅世
この一部の企業というのは、もうはっきりとわかっていらっしゃるわけですよね。そういうことで一部の企業と前回答弁したのではないですか。大部分は、この設計労務単価でやられているということだったと思うのです。それで、大体つかんでいらっしゃる企業ですから、そういうところに対して具体的に働きかけるということを現にできたのではないかなと。私は、今回の答弁の中では、そういうところにもう直接出向いていって、実はほかの企業さんはこうやって頑張っていらっしゃるのだ、ぜひご協力をお願いしたいと、そういうような指導もされて、もうほとんどの企業に行き渡りましたと、そういう答弁を期待していたわけですが、そういう具体的な行動はあらゆる機会を通じて、そういう機会の中にその一部の企業の方が来ていたかどうかわかりませんけれども、そこまでやられてはいないのかなとちょっと感じたのですが、どうですか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
26年の4月に調査しておりますから、その中では21社中20社が、これ95.2%です。そういう意味では、賃金水準の確保の取り組みはしておりますという回答と、その水準を引き上げましたかに対して90.5%という数字も出ておりますから、ある段階のものはほとんどやっているのかなと。ただ、企業の規模もいろいろありますから、そういう意味では具体的な対応はしておりますけれども、詳しい内容等については担当課長のほうからお話を申し上げたいと思います。
答弁 建設総括兼建設水道課長 佐々木学(建設総括兼建設水道課長は2017年3月まで)
重山議員のそういった一部の企業に対する指導というような内容でございますが、アンケートの回答の内容を総合的に判断して、これ以上ここの企業に対してそういう指導をすべきではないという判断を我々がしたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。やはり、企業の体力、そういったものがこの引き上げができなかった理由の最たるものでございますので、そこにまた行政が踏み込んでその辺までの指導はできないというような判断をしたということでございます。
質問 5番 重山雅世
下請だか元請かはわかりませんが、間違いなくこの設計労務単価は元請のほうには渡っているわけです。本人の社会保険料負担の分も合わせて平成23年度からはこの労務単価に反映させていると。この間ずっと公共工事をやってきた中身が最少の経費で最大の効果を追及する余り、より安い価格で仕事を発注してきたと、そういう経緯の中で建設労働者の確保ができなくなったり、そういう状況の中で国もこれまでずっと下がってきた公共工事の設計労務単価の引き上げをせざるを得ないと、そういう状況でこの4年間ずっと連続して引き上げてきているわけです。それで、町長はこの栗山町の特に公共工事を含めて公契約に基づく労働者の置かれている実態という点では、私が最初に指摘したような官製ワーキングプアの状態だと、そのように感じておられるかどうか、その点でお尋ねします。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
それなりの調査をしておりますから、ある程度は賃金幅はその企業によって違うと思いますけれども、この賃金の引き上げについてはそれぞれが努力をしていると。ただ、今課長がおっしゃったとおり、その企業の規模によっては大変な状況の企業もありますから、据え置きの場合もあり得るのかなと。しかし、それなりの企業のほうである程度工事等々潤沢にいくようになれば、当然引き上げてもらえると、そういうふうに感じておりますので、今の時代極端な低賃金でそういったものを出すなんていうことは、恐らくほとんどないと思いますので、元請業者から当然下請業者にそれぞれ指導を徹底しておりますから、そのうちの85%は遵守しながらやっているというようなことも聞いておりますし、あとはパーセントにのらない企業についてはそれなりの理由があって、そこにもう一度踏み込むということは非常に難しいのかなと。課長がおっしゃったとおりの考え方でおりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 重山雅世
先ほど言いましたように、今までより安い価格で仕事を発注してきたと、そういうような背景の中で労働者の賃金低下を招いてきたと、価格一辺倒の入札では問題があるよと、今そういう状況になってきています。ですから、賃金低下を招いてワーキングプアがふえてきているのだと。町が発注する公共工事において、そういう状況が出てきているのだという認識がおありかどうかというのをお尋ねしたのです。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
冒頭お話ししたとおり、入札時等の機会を通しながら、適正な賃金水準ということの確保についてお話をしておりますし、工事価格自体も最低賃金、これを設けておりますから、そういう極端な工事費を上げて低賃金につながるような企業は私は町内にはいないのではないかなというふうに認識をしております。
質問 5番 重山雅世
この公共工事設計労務単価というのと最低賃金というのと、また別なのです。当然ご存じだと思いますけれども、最賃法は最低生活を維持するための賃金水準です。それから、この公共工事設計労務単価はまた違ってくると思うのです、はっきり言って。それで、例えば今行政のほうからの資料の中で本町の臨時職員の賃金単価、この公共工事については建設業の人たちは公共工事設計労務単価に基づいて積算されます、賃金は。でも、今度臨時職員、例えば保育士、栄養士とか、先ほど通告したような、この方々の賃金を決める決定基準というのですか、それは何を根拠に決められているのですか。
答弁 まちづくり総括兼経営企画課長 小野司(まちづくり総括兼経営企画課長は2016年6月まで)
重山議員のただいまの町の臨時職員の時給単価等の決定でございますけれども、基本的には北海道の最低賃金をまずベースにしながら、近隣の町と状況を勘案して設定させていただいております。最低賃金よりは、上回った単価で設定させていただいております。ちなみに、一般事務におきましては、栗山町時給換算では770円となっているところでございます。以上です。
質問 5番 重山雅世
何を根拠にして決めたという点では、最賃と、それと近隣町村と、そしてまた毎年毎年前年並みみたいな、決め方としてはそういう方向で決めたのではないかなと思うわけです。それで、保育士、本町は有資格者で時給865円です。近隣長沼929円、南幌はちょっと本町より低いです。それから、由仁は900円です、有資格者。それから、看護師さんは本町は1,040円、それから由仁町、長沼は1,100円ですか。こういうような形になっていますが、近隣を参考にということで先ほど言われましたが、どこに合わせたかと、ちょっと細かいかもしれませんけれども、本町に置かれている臨時職員、それから嘱託の方の賃金を含めて、やはりワーキングプアの範囲、俗に働く貧困層と言われている年収200万円以下、そういう状況に置かれているのではないかなと、そう想定しているわけですが、そういう認識はおありですか。
答弁 まちづくり総括兼経営企画課長 小野司(まちづくり総括兼経営企画課長は2016年6月まで)
私からは、臨時の賃金についてご答弁をさせていただきますけれども、議員ご指摘のように、保育士、看護師、保健師等、近隣の今数字を議員のほうから述べていただきましたけれども、認識はどうなのかということでお答えしますが、これは専門職的な部分につきましては、やはりその状況の雇用情勢、それと専門職の確保の状況、そういったところは勘案していかなければならないというふうに認識しております。したがって、近隣の状況というのは、やはりこの一連の地域としてはバランスを保つ必要があるということで設定させていただいているのですけれども、ある意味こういう専門的な部分については、そういう人材確保の難易度に応じて考えていかなければならないというふうには認識しておりますので、状況に応じて変えていく考えというのは認識しておるところでございますけれども、今ここで断定的な判断は差し控えさせていただきます。以上です。
質問 5番 重山雅世
賃金の低さという点での、これ27年の10月、昨年の10月最低賃金が決められたときからの賃金ベースで出された資料ですけれども、これ以前はさらに低かったのかなということも思ったわけです、現に。これ昨年10月から全国平均798円、北海道は764円と全国平均から見ても時給34円ぐらい低いです。ですから、その時点での資料ですから、以前は逆にこれ以上低かったのかなと、上げた状態でこうなのかなというぐあいに私は理解したのですが、今後の方向性としては近隣のことも調べられてということであれば、上げていく方向性はこれから考えているということで、今担当のほうは担当みずからは答えられないと。町長の考えはどうですか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
先ほど課長がお話ししたとおり、実態等も勘案しながら、精査、検討させていただいて、そういったものについての単価等も決めさせていただきたいと思います。実際同じ資料はお持ちだと思いますけれども、それぞれの職種によっては栗山が高い、低いということがありますから、事情もそれぞれの町村がお持ちかなと思いますので、詳しく把握した上で、あるいは管内、道、そして国と、こういった単価等もそれぞれ精査させていただきながら検討させていただきたいなと思います。
質問 5番 重山雅世
2点目の道が実際に行っている90%を下回る設計労務単価、下回る場合の特別調査するよと。この設計労務単価そのものは、強制力ははっきりないわけです。ですから、9割以下で現に使っているという状況もあると。道議会の中でもかなり割合も示して、指摘して、そして道が一定のこういう方向づけを出されたわけです。先ほどの答弁の中では、事務作業にかなり時間がかかるのだと、だからできないようなお話でしたが、発注の町にしても受注先にしてもそういうことだと思いつつも、やはり労働者の生活を守る、そういう観点からいうと、事務作業ということだけで考えていいのかどうかと。ほかの自治体はされていないからとか、そういう点ではより本町として労働者の生活を保障するという点で一歩先んじてそういう姿勢に切りかえるべきでないかなと、そう思うわけですが、これ難しいものなのでしょうか、この予定価格を出させるという点では。私自身は、そんなに事務作業的に難しいものなのかなと。はっきり言って、素人といえば素人ですから。でも、これ公共工事ですから、働く労働者の賃金を保障するというか、生活を保障していくという点では、当然やって当たり前でないかなと思うのです。それがやはり強制力がないためにせっかく単価が出されても、そのとおり行き渡っていないということでこういう形になったと思うのですが、行政みずからそういうのを出してくださいというような形は言えないものなのですか。そういうお話をこれまでしたことなかったわけですか。逆に言うと、そういう投げかけをして、いや、そんなことできないという形だったのですか。この間の経緯を含めて答弁を求めます。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
基本的には、先ほどから何度もお話ししているように道の単価というものがありますから、それに沿った設定をしていくということで、ただ、今議員がおっしゃったとおり、それぞれの企業に対しての問い合わせなりなんなり、その実態については課長のほうからご説明を申し上げたいと思います。
答弁 建設総括兼建設水道課長 佐々木学(建設総括兼建設水道課長は2017年3月まで)
それでは、まず北海道がとっております方式の内容について若干ご説明をさせていただきたいと思いますが、これはまず今重山議員がおっしゃったとおり、適正な賃金水準の確保というところもその目的の一つではありますが、もともと公共工事の適正な施工体制等の確認ということで、それぞれ北海道も独自の取り組みをされていたということで、さらにその賃金の部分でこのような方式をとられたというようなことでございます。調査の流れとしては、施工台帳、体制の台帳というところでは、これはどこの市町村でもやっていることでございまして、下請人の選任の通知だとか、そういったような中ではどこでも取り組んでいるところでございますが、新たに積算労務単価報告書の提出を受注された企業から求めるというところの取り組みが1つございます。そして、それと公共工事の設計労務単価と比較をして10%以上、今90%になっていますから、10%の乖離がある場合に特別調査の対象としているというような内容でございます。その調査の対象となりますと、施工期間中も工事の下請状況調査あるいは工事安全パトロールの際の改善事項の確認だとか、そういったような作業も生じてまいりますし、また完成後にも建設工事の下請状況等調査というのを改めて実施をし、それでも改善されていない場合については、次の工事施工成績評定に反映をさせていくというような、こんな一連の特別調査の流れになっております。ですから、この流れをいろんな自治体ができないのかどうかというようなところでございますが、私どもとしては道という大きな自治体の規模、こういったようなところもございますし、その道の事業を受注する企業の体力、大きさといいましょうか、そういったようなところを人材も含めて、そういったような中でこれらができる体制になっているというようなことで思っておりまして、これがそのまま私どものような小規模自治体のこういった施工体制、受注者側、発注者側の体制の中でこれら道と同じことができるかどうかというのは、今の段階ではそこは、特に冬期間の工事というのはできないということもありまして、夏場のこの短期間の中で今発注している工事を全てこの内容を取り組みながらやるということは、今の段階では難しいという判断をしてございます。
質問 5番 重山雅世
例えば1から10まで全部やるということではなくて、道モデルみたいな、道はこれだけの労働者に払う賃金の予定額などの表や何かに数字を入れていくと、そういうようなマニュアルをモデルケースみたいなものを取り寄せして、作業効率を高めながらやるというような方向は模索できないものなのでしょうか。
答弁 建設総括兼建設水道課長 佐々木学(建設総括兼建設水道課長は2017年3月まで)
冒頭町長のほうからご答弁ありましたとおり、やはり賃金の確保、適正な賃金水準の確保という点では、これも可能かどうかは別として一つの方法であるというふうに思っておりますので、ほかの自治体の取り組み状況だとか、あとは道のもう少しこの流れの詳しい詳細も調べながら栗山町に当然受注企業側のご意見も聞かなければなりませんので、その辺も含めた中で総合的にこれから栗山町としてどういうふうにしていくかという判断をしてまいりたいというふうに思っております。
質問 5番 重山雅世
適正な賃金という点で、妥当な水準化という点で、やはりぜひこれも重要な施策でないかなと思いますので、そういう方向づけで取り組んでいただきたいと。それから、公契約条例の制定の部分でいうと、不当な低価格をしわ寄せなどをしないとか、ダンピング入札の改革などによって、あともう一つ、何か3つあるとおっしゃいましたよね、3点考えておられると。その3つ目の部分がちょっと理解できなかったのですが、再度……〔何事か言う人あり〕
質問 5番 重山雅世
1番目が不当な低価格……こういうことがあるから、やはり答弁書必要なのです。私書き切れなかったの、率直に言って。済みません、3点もう一度答弁求めます。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
低入札価格調査制度あるいは総合評価方式の導入、さらには低価格競争やダンピングを防ぐ入札制度の改革というふうにお話し申し上げました。
質問 5番 重山雅世
意味は大体つかめました。それで、今以前にも私公契約条例しなさいと、それは国がやるべきだとあの当時、何年か前は国がやるべきだと、そう答えていらっしゃるのです。今現状がどうかというと、2016年1月7日現在、公契約条例の制定自治体数は賃金下限設定を持つ自治体が18、それから賃金下限設定を持たない自治体は11、それから要綱に基づく指針で対応している、それが10個、その中には北海道では旭川、北見、名寄などがあります。それで、この公契約の部分では札幌市議会も、前の上田市長も、それこそ精力的に取り組んで、業界側のどちらかというと反対もあって否決はされたのですけれども、やっぱりこの精神というのは安ければいいというのではなくて、適正な価格で良質なサービスを提供すると、そしてそれによって地域経済も活性すると。今長引く不況で、アベノミクスどうのこうのと言われますけれども、その効果という点では、景気がよくなったというのは北海道内、それから本町の中でもはっきり言って耳にしたことはありません。アベノミクスそのものがもう6本も矢を立ててやっても実際上はどうなのかと、一部の大企業の内部留保が300兆も超えるような状況で、そのもうけが全部そちらのほうに行っていると。ですから、大きなところを応援して、その効果が下に滴り落ちると、トリクルダウンと、そういうあれにはなっていないと。そういう形でみんな中小零細企業もしっかりと見抜いてきているのではないかと思うのです。そういう中にあって、ではどうやって地域経済を活性化するかという点で、これやっぱり公契約というのは真剣に今考えていく時代でないかなと思います。この労働者の給料を上げるということは、やっぱり購買力の増加につながります。税収にもはね返ってくると思います。本町の地方税収の推移、人口減少もしていますけれども、歳入に占める割合で見ますと、例えば平成10年度税収がどのぐらいあったか、14億3,900万円ぐらいです。歳入に占める割合は12.5%です。一番高くて平成19年度、地方税収13億6,900万円で歳入に占める割合は18%です。平成25年度は11億5,700万円、歳入に占める割合13.2%、それから26年度は13億1,300万円で、歳入に占める割合14.2%、本町の場合は農業の収入が去年27年度もよかったし、26年度もよかったから、こういう形で出てくると思いますけれども、特に公共事業にかかわった人たちの給料をこの間ずっと行政改革の名のもとに官から民へ進めて、そして人件費を抑えるためのはっきり言えば行政改革をやられて、指定管理者制度を含めてやってきました。その結果として税収が下がってきているとか。ですから、労働者の給料を上げて、そして購買力を高めることで地域の経済も活性化するよと。ということは、ひいては事業者にとってもいい結果になると、そういうことだと思うのです。一労働者だけの問題ではないと。そういう点では、やはり公契約というのは、先ほど言ったような労働者の給料を上げるだけではなくて、この目的そのものが公共工事、公共サービス、発注する際に品質を確保するという点と、それから労働者の相互間、事業者相互間の公正な競争を実現すると、そういう目的があるわけです。ですから、そういう点では先にやるべきこと、この公契約をやる前にやるべきことという点で先ほど3つのことを言われました。それは、いみじくも札幌の反対したときの事業者の方が言われた中身です。もっともっとやっぱり事業者に含めて公契約で地域経済を活性するという点でのアピールという点がかなり足りなかったと、そういう反省も聞いております。ですから、この機会にぜひ先ほどの3つのことは当然大事ですけれども、それをやりつつ品質の確保という部分と、それから最低の賃金の下限設定を持つという、これ公契約の場合は強制力を持つのです。ですから、その点でぜひ再度答弁を求めたいと思います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
基本的には、冒頭申し上げたとおり、それぞれの3つの考え方で、特に大きく2つほどありますと。国が示す設計労務単価に基づきながら予定価格の積算を適正にまずはやらせることと。もう一つは、先ほど再質されました、既に導入している最低制限の価格制度のほかに低入札云々ということで3つほどお話し申し上げました。その改革を進めることが、まず最初だなと。改革は進めてはおりますけれども、さらなる改革をするのが必要かなということで、その次の段階として公契約をそれなりに考えていかなければならないかなと。まずは、やるべきことをやってからというようなお話をさせていただいておりますから。それと、さらに公契約制定につきましては、もちろん低賃金云々で全体のあれが底上げして、工事費等もかなり云々なってくると、逆に公共事業も、先ほど議員がおっしゃったとおり制限されてきておりますから、本来は計画の中での6億が今いろんな事業が国から出るから、10億を超えるような今公共発注をしておりますけれども、そういった場合もやはり企業側と雇用側もありますし、あるいは他の経済助成等々も、これはいろんな関連してくるということもありますから、慎重にこれは精査をして取り組まなければならないかなと思っておりますので、もう少し時間を要していただきたいと思います。
質問 5番 重山雅世
これ言うなれば公契約条例というのは、言い方を変えれば自治体が反貧困宣言をしたと、そう捉えることができると思います、一方の見方をすれば。それが、やっぱり地域経済を活性化すると、そういう視点もぜひ持っていただいて、今後の方向性に向けて取り組んでいただきたいと。私、これ官製ワーキングプアをなくすためにどうするかと、それを訴えているわけですから、やっぱり労働者の賃金の底上げを図るということと地域経済を循環して回すということが、それによって事業者も潤うということですから。
質問 5番 重山雅世
まず、1点目は国会決議に遵守しているとは考えていないという点では違反していると、そういうことですよね。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目につきましては、先ほどお話ししたとおり、完全には遵守されていないと、こうお答えしたわけでありますので、ご理解いただきたい。
質問 5番 重山雅世
この大筋合意を受けた段階で、JA農協組合長のアンケートによっても国会決議守られていないと92%の組合長が答えておられます。そういう点では、町長も国会決議違反だと、遵守しているとは考えていないというのは違反だということだと私は理解したのですが、次です。本来的には、TPPをやるのはこの協定を批准しようとしているのは政府ですから、対策を含めて当然国が責任を持たないとならないと。この間私の通告にもありましたけれども、やはりこの調停もした段階で日本だけが政府の試算を出しているのです。アメリカは、この国内の影響資産というのは、今年の5月以降にしようとしているのです。ということは、政府は一番最初に言っていた13年度の試算のときには農林水産物の生産減少額は3.2兆円と言っていました。それをがらっと変えて、国内対策をやるからという形で最初の通告にあったような試算額も桁違いの数字で出してきたのです。だから、その辺もこの国内対策といっても、うちの紙議員の国会での質問などに対しても、対策ではなくて政策だみたいな、元大臣はそういう苦しい答弁もしているわけです。だから、やっぱり選挙を控えてそれほど影響はないのだよと。国内対策をやります。でも、先ほどの大井議員の質問にあったように、対策らしいものを打ち立てたけれども、ほとんど一般の農業者には恩恵のないようなので済まそうとしていると、それが実態ではないかなと思うのです。それで、政府のこの攻めの対策と言っている中身、攻めの対策だとか、経営安定対策とるる出されていますけれども、私も通告しています。でも、従来例えば牛とか豚の赤字補填の法制化という点では、額を9割にしたけれども、実際上は経営が赤字補填しても9割しか額をやらないから、赤字は変わらないわけです。それから、従来の経営安定対策事業というのは、関税の収入を財源にしてきましたから、関税を引き下げることで財源の手当てが保障されるという保障はないわけです。財源の手当てすら保障されないと。ですから、本町でいろいろ農業の取り組み、新規就農者を含めて農業対策をやっています。でも、このTPPが入ることで果たしてどういう方向になっていくかと。引き続きこれをやって、この対策をやって、農業経営を守っていけるかと。攻めの農業者の中には、攻めと言っても、今高齢化で攻めていけるというのは限られていると。だから、せっかく担い手もできても先行き不安で離農するのでないかとか、そういうことも現に聞かれるのです。本当に栗山の場合は、新規就農を含めていろんなこういう対策を打ち出されています。でも、生産意欲を損なうようなやり方というのがこのTPPでないかなと、そう思うわけですが、その点で町長、どういう認識を持っておられますか。農業の生産意欲を損なうのでないかと、そういう認識はこのTPPでお持ちでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
冒頭お話ししたとおり、この現状のTPPの協定につきましては、それぞれの関係では当然影響は出てきますから、確かに今おっしゃったような内容では損なわないとは言い切れないわけでありますけれども、全てに影響が出てくるなと。しかし、これは交渉でありますから、現実は。例えば国が重要5品目の聖域を守るという国会決議がありました。そういったものを持って交渉を代表がやっておりますから、当然100%それを通さなければ協定はしないと徹することができるのかとなると、なかなかこれは難しいと思うのです。どの分野においての論議もです。ですから、その辺はこの国会決議があったことによって、国家貿易の制度あるいは枠外の税率の維持だとか、セーフーガードの創設あるいは関税削減期間の長期化等々有効な措置を獲得できているのは否めないのかなと、そんな感じもしておりますので、ただ影響は、これは出るものと考えております。
質問 5番 重山雅世
影響もそれこそ少なからず多大な影響ということだと思うのです。牛肉などでも全国肉牛事業協同組合の試算によってもTPPによる生産額の減少は3,000億円です。これは、牛肉生産額の約6割に当たる規模になります。そして、現行38.5%の関税が16年目には9%になってしまうわけです。それから、政府は緊急輸入制限措置、セーフガードをやるから大丈夫みたいなことを言っていますけれども、これ4年間発動されなければ、そのものも廃止されてしまうわけです。そういう点でいうと、本当にこのTPPそのものが関税撤廃交渉ですから、例外規定ないわけです。私の通告にあったように、EPA、この経済連携協定などは関税撤廃除外品目あるわけです。ところが、TPPそのものはそれがないと。そして、7日の国会での紙議員の質問の中でも、この国会決議は除外しなさいと、米、麦、牛肉、豚肉、乳製品、甘味資源作物などの重要品目について除外または再協議の対象とするということを政府に求めていたのですけれども、現実はこのTPPというのは除外ということではなくて例外ということになっているのです。それを厳しく指摘されていましたし、だからそういう点ではまさに亡国というか、食料主権を売り渡すと、自分の国の食料は自分の国で賄うというか、食料の自給率もいろんな対策をやれば下がらないなんて言っていますけれども、実際上は下がるのではないかなと。だから、そういう点で、これ農業だけの分野ではないです。これ本腰を入れて政府に対してしっかりと物を申していかないと、せっかくの本町で農業者を守るための政策が無駄になって、離農が相次ぐような方向になっていく、そういう形になると思うわけです。だから、担い手含めて、新規就農者含めていろんなうちの対策が生かされるという点では、農業経営を続けていく意欲を確保するという、その部分がすっかりと欠けているのが今のTPPだと思うわけです。ですから、撤退以外に私はないと思うわけですが、その点で町長の見解を求めます。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
撤退以外にないのではということになると、先ほどもお話ししたとおり100%了解しないと、そういうことになります。同じことだと思いますけれども、先ほどお話ししたとおり、国会の決議があって、いろいろな内容、重複するからお話ししませんけれども、いろんな制度あるいは関税等の削減規定の云々ということで、これはある程度有効な措置を獲得できたと私は思っておりますけれども、いずれにしてもそれらの現状とのあれでは影響は出ますから、そういう意味では今度は国が責任を持って全体を国内対策として当然やらなければならないだろうという意味では、私どもとしては国に期待もしておりますし、我々としても道として国等にも当然その辺のところを精査した上で積極的に要請をしていきたいと、こう思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 重山雅世
影響が出ると。それに対して、一応対策なるものを政府は考えてというか、やろうとはしていますけれども、いろんな対策を打ってもさっきの質問にあったような大規模農家を対象とする、攻めの農業だとか、そういう点では家族経営中心の、そういう一般的な農家経営者にとってはどれだけメリットがあるのかと、そういう点で対策をこのようにしたらいいとか、具体的な本町農業に合わせた対策、そういう点での考えがあるかどうか、そういうことを政府に求めていくというか、大規模農家だけをというのではなくて、そういう点ではどのように考えられますか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
先ほど同僚議員にもお答えいたしましたし、若干先ほど触れさせていただきましたけれども、現時点では空知町村会としては例えば米価下落の懸念について価格低下を招かないような対策、あるいは収入補填などの特例措置などの対策をしてほしいなというようなことも上げてありますし、また麦などの畑作についても経営所得安定対策の継続とこの財源の確保、これも要請をして上げてありますし、もう一つは持続可能な農業構造の実現のために特に意欲のある農業者の育成、支援に係る対策をより一層強化してほしいと、こういうようなことを今上げてありますけれども、具体的にさらなる詳細等々については国のほうと道のほうといろんな情報がおりてきますので、また広域で論議をしたものを精査して、上に上げていくというようなことを考えておりますので、ご理解をいただきたいなと思います。
質問 5番 重山雅世
生産費と販売価格の差額を補填する価格保証制度だとか、そういう部分はとても大事だと思うのです。それと、私意欲ある農業者を支援するという点では、この意欲を損なわせるようなという点でどうですか。農業者の当然声も聞かれると思うのですが、本町の場合やはり家族経営が主です、法人化されているのも幾らかありますけれども。特に大部分は家族経営が多いわけですから、そういう家族経営の意欲を高めるという点の政策という点では、もうちょっとその価格保証、所得補償、あとどういうことを考えておられますか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
大体先ほどの3点ほどの中には、懸念されていることの大きな項目として今上げてありますから、ただ詳細等については、もう少し現状のどういうような状況になるかを押さえた上で上げてまいりたいと思いますし、先ほどお話ししたとおり、TPPがどういう状況になるかは、このお話が出てから読み切れないところたくさんありますから、我が町としては、それ相当の自立に向けた農業関係の公社のほうではもう数多い事業展開をしておりますから、その効果が今出てきておりますので、これらについてそれぞれの対象となる農業者の意見も聞きながら、農業団体でいろんな会つくっておりますから、農業もしておりますので、この中で精査をして、町単独事業も今やっておりますから、その辺のところをいかに、どの程度の支援をさらに必要なのかなということも検討させていただきながら、しかし根本的なことは、やはり国にそれなりの効果の出る対策をしていたたかなければ、この体制はなかなか変わらないと思っておりますので、町単独のみではなかなかこれは……町内だけの農業者と消費者と企業との論議であれば、いろんな方向づけはすぐ出ると思いますけれども、これは北海道あるいは日本としての内容の精査でありますので、慎重にそれぞれの我が町の置かれている立場のどういう影響があるかをさらに精査をさせていただいて、お話を申し上げて要請をしていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 重山雅世
私は、最後にこのTPP交渉そのものが日本の農業者の生産意欲を損なうと。それと、食の安全とか医療だとか、いろんな分野にかかわってきます。それから、学校給食などの地産地消、栗山でつくったものは栗山でだとか、そういうことも将来にわたって保障されないような仕組み、それから公共事業についてもISD条項でしたか、その条項によって干渉されると。そういう本当に亡農、亡国の政策であると、そういう点を述べて、撤退以外に栗山の町を守るという方向はないと、そして地域創生にも反すると、そのように逆行していると。片方で地域創生と言いつつ、TPP交渉というものそのものは矛盾しているのではないかなと私は率直に感じております。ですから、撤退以外にないと述べて質問を終わります。