みんなの議会

訓子府町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

本町農業の現状と今後の見通しについて

2024年12月10日、訓子府町議会の一般質問で、西森信夫議員が「本町農業の現状と今後の見通しについて」質問し、町長 伊田彰、農林商工課長 篠田康行が答弁しました。

質問者
西森信夫 議員
答弁者
町長 伊田彰、農林商工課長 篠田康行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 西森信夫

3番、西森です。通告書に従い一般質問をいたします。本町の農業の現状と今後の見通しについて、町長、農業委員会にお尋ねをいたします。全国的な人口減少が進む中、農業においても、わが町のみならず、その影響が見られます。1戸当たりの耕作面積は増え大型機械化が進み、あらゆる面での行政対応策の見直しが考えられる。そこで町としての対策、対応を伺います。1、農業者の減少対策は。2、農業の担い手対策は。3、遊休農地の面積はどれぐらいあり、そのあっせん状況は。4、町のメロン振興事業での事業効果は。お尋ねいたします。

答弁 町長 伊田彰

ただいま「本町農業の現状と今後の見通しについて」4点のお尋ねがございましたのでお答えをいたします。1点目の農業者の減少対策と2点目の農業の担い手対策につきましては、関連がありますので、あわせてお答えをいたします。本町の農家戸数は、JAきたみらい正組合員数戸数で令和6年3月末現在252戸となっております。農家戸数の減少数は、きたみらい農協全体では過去10年で313戸、26.4%の減少となっております。本町区域では、過去10年間で61戸、19.5%の減少となっており、比較すると本町区域は緩やかに減少をしていることが分かります。まず、減少対策といたしまして、新規就農者や離農者の後を引き継ぐ第三者継承への支援については、国の新規就農者育成総合対策の活用による支援のほか、町の新規就農者等支援条例により、資金面や経営面への支援を行っており、本町においても、直近10年間で新規就農者が2戸、第三者継承で1戸就農しております。しかしながら、第三者継承は離農を考えている農業者とのマッチングが重要となっており、また、新規就農者においては、農作物の栽培知識のほか、経営開始時の資金や農業施設、機械の取得、優良農地の確保などが課題となっております。次に、担い手対策としては、親等から経営を継承した後継者が対象となる経営継承発展等支援事業を活用し、経営移譲時の支援をしております。また、農業後継者の就農時には、町の新規就農者等支援条例に基づき、就農祝い金の交付を行っており、直近10年間で31名が就農し、特に今年度につきましては、8名の就農、例年より多く、新規学卒やUターンのほか、兄弟での就農もございます。後継者の就農形態が変化していると感じているところであります。今後もJAや農業委員会など関係機関と連携しながら減少対策や担い手対策を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。3点目の質問についてですが、町内外の農業者が町内に所有している農地のほとんどは農業者の努力により耕作地として利用しており、遊休農地については、ほぼ発生していないものと認識をしております。しかしながら、農業委員全員で年1回および各地区の担当農業委員が随時農地パトロールを行った際、過去に離農された農業者が残した農地が荒れた状態となって発見されることがわずかながらですがございます。発見時の状態は雑木ややぶなどで覆われているため、農地として再生するのが非常に困難であることから、他の農業者にあっせんすることも難しく、その場合は、土地所有者に今後の土地の利用状況を確認し、農地として利用しない場合は、最終的に農業委員会が非農地として判断し、土地所有者、北海道、法務局へ通知をしております。4点目の質問ですが、本町の補完作物として振興を図ってきたメロンの作付けが大きく減少していることから、メロン作付維持を目的とした「くんねっぷメロン作付維持事業」に続き、作付けの面積増加を推進することを目的に、町内農業者を対象にメロン用新設ハウスの施設整備にかかる経費の一部を支援する事業として、メロン振興事業を創設をいたしました。事業要件といたしましても、新規でハウスを整備し、現状のメロン作付面積より増加させることや、事業完了年度の翌年から5年間は死亡、疾病、その他やむを得ない事由による場合を除き、メロンの作付面積を減少させないこと、ふるさと納税の返礼品の取り組みに協力することを要件としています。事業効果でありますが、令和5年度の実績として2戸が申請し、ハウス4棟、面積644坪の増加となり、翌年の令和6年度のメロン作付面積は前年度と比較し事業による増加も含め1,139坪の増加となっております。本年度につきましても、2戸の申請があり、ハウス2棟で面積225坪が増加する見込みとなっております。以上、お尋ねがありました4点につきましてお答えをいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

再質問 3番 西森信夫

ただいま、回答いただきましたので、何点か再質問をさせていただきます。まず、1点目、2点目の農業者の減少対策と担い手対策にお答えをいただきましたが、令和6年3月末で252戸となっているという報告がありました。本町、訓子府町地区では過去10年で61戸が減少したという報告がされましたが、訓子府以外、網走管内でも訓子府は非常に減少率が緩やかな町だというふうに私も聞いております。そういう意味合いでは、非常に良い町で農業しやすいからやっぱり農業者が残ってくれているというふうに私も考えますが、それでも10年で61戸の農家がやめたという中では、担い手がいない、後継ぐ人がいない、それから規模が小さくて、機械を導入するにしてもやっぱり高価な機械を買ってまでやれないといういろんな事情で10年間で61戸の農家がやめたということがこの数字だと思います。そこで、本町は、町のホームページ等で新規就農者の働きかけを全国に向けてやっているのか、やっているとするならば、そのホームページ等による新規就農者の募集で実際何戸の農家が定住しているのか、そこら辺をお聞きしたいと思います。

答弁 農林商工課長 篠田康行

まず、新規就農者の周知をホームページで実施しているかということでございますけれども、JAきたみらいのホームページの方からやっているという状況です。ホームページからというか周知を通じてどれぐらいの効果があったというところまではちょっと追跡してございません。

再質問 3番 西森信夫

訓子府町もきたみらい農協の一員できたみらいの屋台骨を背負っている町でありますが、本町はあくまでも農業の町ということで、他の産業はほとんどありません。メインになるのが農業が中心の町だというふうに私も思っております。そこでやはり農家戸数が減ってきて、北海道で農業をやってみたい、全国からぜひ北海道で農業をやれるんならやってみたいという若者がたくさん北海道へ来ているわけです。それでかなり十勝、それから旭川近辺では新規就農者が増えているという話も聞きます。ぜひこれはJAに任せるんじゃなくて、やっぱり町単位でやっぱり新規就農者を募集すべきではないかと思いますが、いかがですか。

答弁 町長 伊田彰

ただいまの質問にお答えをいたします。まず、先ほど課長からありましたけども、答弁の中で、この10年で新規就農者って2戸の実績としてあるということでご理解いただきたいと思います。十勝、旭川等々のお話されました。どうしても営農環境の問題もあろうかというふうに思います。特に日高地方も非常に就農者が多いということはお聞きしております。何なのかなというのはやっぱり園芸系の作物で、どうしても構成人口がやっぱり多いというところで、俗に言うハウス野菜でも一定程度の収量が上がって、それなりの経営ができるというのは実態かなというのがちょっと思ってまして、どうしても訓子府農業でいきますと特にきたみらい農協の組合員のレベルでいきますと新規就農で土地も含めて全て用意するとなると億は下らないというところのイニシャルコストというんすか、最初の投資額ってやっぱありますんで、そこっていうのは非常に今ネックになってんのかなというふうに思っております。一部、1件は第三者継承でこの10年の間ですけどありまして、そこは隣接地に親戚の方がいたり、こちら出身の方っていうこともありますんで、それはそれなりにある程度リカバリーされてるのかなというふうに思いますけども、非常にそこをやっぱ系統も一定程度そういった部分をやりながら、どう負担を減らしていくかというのが一つの目安かなというふうに思っております。

再質問 3番 西森信夫

今、町長の方から新規就農で農業に入る場合は億単位でお金がかかるんだという話をされました。確かに今新しく農業を始めようとすると億単位ぐらいのお金はかかろうかと思います。その中でも本町の面積は北海道の中でも本当に少なくてもやっていける町だと思っております。ということは単価の高い野菜、玉ネギが非常にメインの町ですから、玉ネギが10ヘクタール、20ヘクタールで経営している農家が半分ぐらいおります。やっぱり野菜の一部の玉ネギが取れる産地というのは、日本の中でも特に北海道の道東地区、この網走管内、北見地区が日本で唯一、一番大きな産地になっております。この訓子府町が、玉ネギ産地の訓子府町がやはり新規就農者へ働きかけるということは、訓子府でやれば大体これぐらいのコストで新規就農できますよというPRと今ある畑をやはり誰かに引き継いでもらわなきゃならんということになりますから、後継者、後に引き継ぐためにも、やはり町がPRして訓子府で玉ネギを作ってみませんか、野菜を作ってみませんか、十勝は大規模経営でやってる農家ですが、北見、訓子府あたりではそんなに大きくなくて、20町、30町、20ha、30haで十分生活ができる町ですよというPRは私は必要でないかというふうに思います。特に、第三者継承、これ自分の息子たちは農家はもうやらないで、学校終わったらすぐ都会に出て、都会に勤めてしまった。夫婦2人でやっているのが結構まだおります。その年寄りが75歳ぐらいになるともう農家ができなくなってしまう。そうなったら誰かに売るしかないですね、この畑はね。そうでないと遊休農地になってしまうということになりますから、ぜひともこれは町が取り組んで次の第三者継承でもやってくれる人がいれば、全国にやっぱり働きかけてやるべきだと私は考えますが、いかがですか。

答弁 町長 伊田彰

今、新規就農と第三者継承含めての部分でございました。そういう意味では、先ほどの答弁でも申し上げましたけど、どうしても離農するというか、先輩農家の方とのマッチングが非常に大切ということで、そういう門戸は開いてございまして数件、何件かは問い合わせも実際入った方もいるというところもありますんで、それは進めていこうというふうには思っております。しかし、やっぱり資金面がどうしてもやっぱり壁となってくる。そういった意味では、酪農系の第三者等々では、今、国が実施している部分でいくとリース系の部分があったり、そういった部分が非常に現在のうちの畑作の部分ではないかなというふうに思っております。ただやっぱり玉ネギは本当にきたみらいだけで全国の3割弱というところで本町も7%を生産をしてるという町でございますんで、そういった意味では、大切にしていかなければならないというふうには認識はしてございます。ちなみに今、玉ネギ農業者が130件、そして50ぐらいまで50代も含めて後継者って100軒いますんで、そういった意味では、そこへの要するに継承される方が戻ってきてるというのは実態としてはやっぱあるんじゃないかなっていうふうに思っております。

再質問 3番 西森信夫

今、町長言われたように非常に新規就農、それから第三者継承ではマッチングが大事なんだと、そしてまたそれに関する問い合わせもいろいろあると。また、資金面で非常に新規就農、それから第三者継承が難しいんだという話がされましたが、町長の言われるとおりだと思います。ただ、マッチングをしながら、合えば何とか就農してくれるという可能性がありますので、ぜひそこら辺は行政として取り組んでいただければなというふうに思います。せっかく玉ネギの取れる産地、そして面積が少なくても農家として成り立つ地域でありますから、この地域を無駄にしないで、ぜひ地の利を生かしてこの大地を活用するんだという視点に立てば、やっぱり町としても1人でもやっぱり人口を減らさないで、町民が農業を継いでくれれば非常に助かるということになりますので、ぜひこの取り組みを進めていただければなというふうに思います。これは要望として伝えておきます。それと次に、農業者の担い手対策、これは農家戸数非常に減ってきたというのは、跡取り、自分の家の跡取りがいないということで、やっぱり小面積の農家は「もう跡取りはいないんじゃもうやれないや」ということで、近隣に売ってしまう。近隣の農業委員会は一番手っ取り早いのが、近隣の人が引き受けてくれれば面積がばらけない、固まってやれるんで、その方がいいということで、近隣の人にあっせんをしてくれる。近隣の農家もただでもらえるわけではありませんから、金を出して買わなきゃならない。土地でありますからやっぱり限度があります。本町でやっぱり30ha、40haぐらいになると自己経営で大体限界が40haとか45、50ha以内ですね、それまで増えてくると、それ以上買って十勝のように大規模機械で大規模経営をするかということになりますが、そうなるとなかなか訓子府町ではそういう農業経営は目指さないということになりますので、ぜひ20ha、30haでやれる農業を目指している本町でありますから、後継者がいない、第三者継承、これはぜひホームページなどで全国にやっぱりPRをしていただいて取り進めていただければなというふうに思います。これは要望として伝えておきたいと思います。続いて、3番目の遊休農地の面積ということで、遊休農地のお話をしましたが、回答をいただきました。遊休農地は本町はあんまりないんだというほぼ発生していないという回答をいただきました。非常に遊休農地が発生してないということは、今まであった開拓した農地が使われているということになりますので、これは喜ばしいことだと思います。ただ、先ほど言いましたように、大体、離農した跡地を既存の残っている農家が買って面積を増やしてますから、限界がきています。そろそろね、そしたら今度はべこ地といいますか、全くの畑でない傾斜で菱形になったような畑、それから三角になったような畑、長ひょろい畑、機械が入りづらい畑は既存の農家が手を出しにくい。そこはなぜかというと作業が非常にしづらい機械を入らないような畑になります。その畑は、そこに時間をかけて農作業をするよりは大きな畑でやった方が効率が良くて、農業生産がしやすいということになってきますので、遊休農地が発生してくる。これはこれから何年か後には必ずこの問題が出ると思いますが、この問題に対しての回答をお願いをしたいと思います。見解をお願いしたいと思います。

答弁 町長 伊田彰

遊休農地問題で非常に本町、農業委員さんのご活躍というか、本当にご尽力を持って、地域に溶け込んで、議員言われるとこで、ほぼ限界に近づいているという言葉もありましたけど、でもやっぱり近隣の耕作者への経営者への譲渡がうまく進んでるなというふうには思っております。これも本当に僕あんまり役場にいなくてあれなんですけど、ずっと役場にいると、ほぼ今時期なんかは1週間に何回もあっせん審議会とか、そういった部分の集まりを持っていただいて、非常に苦労した中で進んでいるのが実態としてはやっぱあります。それで今言われた不整形地うんぬんが今後農地としては遊休化してくるんじゃないかというところでございます。ただ議員言われているところの20、30haが現状でほぼ平均で23haってあって、限界が40ぐらいというところがあるんですけども、そういった意味では、一定程度、農作業自体が効率化もされてきたという実態もございます。そういった意味では、きたみらい農協自体がどこを目指すんだというところってやっぱり昔、昔はよく言われた十勝に追いつけ追い越せじゃないんですけど、あっという間に十勝は100haの個人経営の農業経営者がいるというところももう既に出てまして、ならしても80ぐらいは持ってるんじゃないか、経営してるんじゃないかというところがあるんで、どうしても傾斜の部分でいくと、十勝ってあんまり傾斜地がないんで、そういった意味では、機械化しやすい。そのためにも昭和40年代中ぐらいから訓子府町って農業基盤整備をずっと4半世紀を超えて4半世紀、もう50年を超えて半世紀を超えてずっと畑を大切に改良してきたというのが実態としてありますので、そういった部分も、更なる農地の改良の部分がまだ出てくるのかなというのは、今、議員が言われてるところでいくとそういった部分の投資というのがまた出ざるを得なくなってくる可能性はやっぱり否定はできないかなというふうに思います。

再質問 3番 西森信夫

今、町長が言われたように十勝と北見、訓子府は、特に訓子府は規模自体が全く違ってると思います。十勝はもう100町、120町、個人で経営している。訓子府はもうせいぜい30町、40町の規模ですから、大体2分の1、3分の1の面積しかない中でやっているという中で、特に本町は、農産が1,764.5ha、今年の面積なんですが、青果が2,405.76haということで青果が非常に多いですね。この青果というのは玉ネギになろうかと思います。そのほか、デントコーン、採草地、これ酪農家なんですが、708ha、863haということで、牛屋さんの面積もあるという面積になっております。これは今年のきたみらい農協の調べの面積になりますが、これをやっぱり遊休農地が増えてくるということになりますと一番手っ取り早いのは牛屋さんが牧草をまいて、荒らさないで利用する。それからデントコーンをまいて、牛屋さんに活用してもらうということになろうかと思いますが、そのためには牛屋さんが残ってなきゃその面積も使えないということになってきます。こうなった場合、町としてはどういう対策でいくのか、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 伊田彰

ちょっと酪農系の部分がございました。そういった意味では、一定レベル、特に地域性もございまして、酪農家が一定レベルを農地として経営面積に入れているというのが実態としてはあるかなというふうに思います。それで現在、酪農戸数30戸切れているぐらいですか、まだ、ここ2年は非常にウクライナと円安で資材系というか飼料が非常に高騰しているというところで、経営状態が非常に厳しいというのが実態としてございます。それは基本的には全国ベースでいくと、酪農家1万件切った。将来はもう600万tしか牛乳絞らないよというような話も今出てますけども、北海道もご多分に漏れず、5千を切りまして、そういった意味では、本町はまだその影響を受けて離農した方というのはまだいないという状況にございますけれども、国や系統であるきたみらい農協と連携して既に2回、配合飼料の助成というか、助成を実施してきている。ただ少し落ち着いたなというところでいくと、今、非常に子牛の価格がコロナのときよりさらに下がっているという状況があって、全国ベースの要請活動の中では、そういうお話を畜産局、農水の畜産局にもさせていただきながらきてますけども、なかなか農水省、需要と供給のバランスをすごく気にしてまして、脱脂粉乳が大量に余ってて、バターの需要が多いんで大量に余ってて、そこがはけない限りは、結局は増産、増収ってできないというところがあって、そこのバランスを非常に取りたがっているものが実態かなというふうに見えて、それとやっぱり大規模化ですね。ちょっと畑作も先ほどいろいろ言われてましたけども、国は多分、株式会社の農業参入をどうやっていくんだっていうところを将来的な構想としては見てんのかなというのがありますんで、訓子府町の特色である家族経営で町の形態が成り立っているというのが実態としてはそうですので、やっぱりそれを訓子府町もやっぱりもう10戸以上は法人化してるというところありますけど、まだそういう意味では、地域の集団とか、そういった部分の法人化というところもあるんで、そういった意味では、今後も酪農業、特に今、自給飼料の関係で、どんどんデントコーンも含めて、牧草も含めてですね、広げていかなければならないというのが時期ではありますんで、しっかり酪農も支えながら、そういった農地の需要に応えれるような体制をとってまいりたいというふうに思っております。

再質問 3番 西森信夫

今、町長から非常に最後にいいお答えをいただきました。世界的にやっぱりいろんな物価が上がって、特に輸入国である原料を輸入している日本、わが国は酪農の飼料、それから肥料、あらゆる面でまず原料を輸入して特に畜産業、酪農のあたりも乳を搾っている。バターがなくなれば国はすぐバターをヨーロッパあたりから輸入する。なくなればすぐ乳を搾れ、牛乳を搾るということになりますが、簡単に牛乳は1年、2年ではできません。やはり、牛の子を産まさないと乳が出ない、出てこない。すぐなくなっても1年で回復するかといったら、そういう世界ではありません。ぜひ、この遊休農地をなくするために万が一、条件不利地、三角畑、それから傾斜地等で遊休農地が出た場合はやっぱり将来に向けての草地造成からいろんなことをやっぱり町が取り組んで手当をする。そういう政策を打ち出していってほしいなというふうに思います。これは非常に今々の問題じゃなくて、将来われわれの子どもや孫たちの世界につながる話でありますからぜひともこれはやっていっていただければなというふうに思います。次に、最後になりますが、本町のメロン振興事業についてお答えをいただきました。メロン振興事業というのは本町は訓子府メロンで一時非常に有名な産地であって、北見の市場だけではなくて、やっぱり札幌、東京まで訓子府メロンというブランド名で卸した地域であります。このメロン振興というのは、玉ネギが大変なとき、安値で売れなくなって投げたとき、そのときに何とか農家の負債を少なくするためにどうしたらいいんだろうというふうに玉ネギ農家のお母さんたちが考えて、何かいいものがないかということで考え出したのが訓子府メロンの原型です。玉ネギの苗を育てたハウス、春先、玉ネギを植えて残ったハウスを使い道がないと、ただ野菜だけ植えておくのではもったいないということで、そこにメロンを植えたのが訓子府メロンの始まりでした。じゃあなぜ訓子府メロンが減ったかということになると玉ネギの価格が維持できて、玉ネギで経営が成り立ってきた。補完作物のメロンを作らなくても経営が成り立ってきたということで、どんどんどんどん若い経営者は手間のかかるものはもういいやと。次の年に間に合うようなハウスを肥料を入れて耕して次の年に備えるという形になってきたんですが、この件に関して見解をお伺いしたいと思う。なぜ減ったか。私の推理が合ってるのか、町としてはどういうふうに見ているのかお伺いをいたします。

答弁 町長 伊田彰

訓子府メロン、先代菊池町長が4年間、4期目の中で非常に議会とも協議をさせていただいた案件というふうに思っております。20年前は5万8千ケース、現在はおそらく6千を切っているかな、1箱ですね。2億から7千万切れる、6千万ぐらいの総生産高もそういうような状況になる。20年間で大きく切って、この20年って何かなと言ったら、きたみらい農協ができて21年目でございます。そういった意味では、きたみらい農協ができて、玉ネギの価格、経営が安定してきたのかなというふうに思っております。加えて先ほど来言われている農業者人口が減って玉ネギ農家も経営規模が拡大してきたということも実態としてはあるかな。ですから機械の省力化、特に植付機も含めて、省力化よりもやはり面積が増えてるいのかなというのは思っております。そういう部分が大きな部分としてはそういう部分でメロンから撤退する方々が多く出てるかなというふうに思っております。議員も言われるとおり、周知というか町の人が一致したご意見かなというふうに思っております。ただそういった意味では非常に、特産品であるメロンを何とか残したい。当時、補完作物でいきますと、カーネーションもありました。まだ作られている方4軒ほどいますけど、紅まくら、スイカとかですね、そういった意味では、そういった補完の作物が非常にイチゴも含めてあったっていうことで何でもできるうちの農業環境というんですか、ほ場の環境が何を作っても一級品ができるというのはうちの町の非常に有利なところと大切なところということもありますんで、そういった意味では認識としては、そういった形で時代の流れとともになくなってしまうんじゃないかなというのは、危機的な状況にあるという認識はしております。

再質問 3番 西森信夫

今、町長が言われたように黙ってたらなくなってしまっていた訓子府町のメロンということになりますが、町が対策を打つという方針を示されて何年かたちます。令和5年度の実績として2戸が申請して4棟で作りだした。面積が644坪が増えたという報告がされましたが、令和6年の作付面積、これは1,139坪の増加となっているという報告も同時にされました。ただですね、これは本町のきたみらい農協メロン組合が作っている面積、これとは一致しないんですね、やっぱり農協に出しているメロン、それから農協に出さないで返礼品として取り扱っているメロンの差だと思います。ただですね、JAに聞いてみましたらメロン作付面積が令和4年で429aですから、令和5年は340a、ここで約100、80aぐらい減ってるんです。令和6年度に378ということで38aほど増えてるんです。これ農協調べですが。ということは役場が行政が対策を打ってメロンハウス、これに補助を出してやった成果が微々たる面積ではありますが増えてきている。メロンの面積が増えてきているということは、JAに出す分で増えてきてるとことは、そのほかにやはり返礼品として扱う面積も増えているということになりますが、そういう考え方でよろしいかどうかお尋ねします。

答弁 農林商工課長 篠田康行

今回の実施した補助のちょっと効果の方をちょっと例を出しながらちょっとご説明させていただきたいんですけれども、今回600、先ほど答弁の方からもありましたとおり、644坪今回増えたということです。その中で補助を受けた農家の方々に聞き取った部分で言いますと全体で言いますと884ケースが効果として増えた。その内訳ですけれども、系統ですね、JAに出したケースが300、それと直販が551、ふるさと納税ちょっと始まったばかりなのでまだ少ないんですけれども13ケース、全てケースです。そのほかにつきまして20ケースという内訳になっておりまして直販の部分が半分以上占めているというのが実態でございます。

再質問 3番 西森信夫

今、農林課長から坪数とそれからケースの報告をいただきました。非常にJAに出荷する分も直販してふるさと納税に出す分も着実に少しずつ増えていってるという中では、非常にこの事業をやった成果が少しずつではありますが見えてきてるなという感じがします。そこでですね、私はこのメロン振興事業をどこまでいつまで続けていただけるのか、それから、もう一つは、面積を増やすということはもちろんやっぱり産地を守ることだというふうに私も思います。それで良いメロンを作ることへの取り組みをこれから聞かしてもらいたいと思うんですが、やはり訓子府メロンのブランドを守る、所得を上げる。ブランドを守ること自体が所得を上げることにつながります。ただメロンさえ作って市場に出せば何とかなるという世界ではありません、もうね。やっぱりただのメロンじゃなくて美味しいもの、これがやっぱり訓子府のメロンなんだという、味が良くて、糖度が13.5から今なら16度とか18度ぐらい糖度がなきゃ市場では美味しいメロンだと言ってくれない時代になっていますので、そこら辺の取り組みをひとつ、今後の取り組みを聞きたい。特に面積を増やすじゃなくて、品質をどういう品質を良いメロンを作ることへの取り組みをするんだということを聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 伊田彰

メロンの関係のご質問でございました。良いメロンの取り組み、現状でいくと訓子府メロンの認証をメロン振興会で受けました。ですから、その名前を名乗れるのは、メロン振興会の会員のみ。加えて、農協の選果をくぐらないと訓子府メロンの名前は名乗れません。直販でやっているものはあくまで訓子府のメロンとか「の」が付いたり、北海道メロンとか、そういった部分でございます。そこはやっぱり元々の振興会でずっとメロンの技術も品質も保ってこられた方がどういうふうに今後展開をしてくれるか、元々は1回目の回答でも出しましたけども、元々はずっとメロンに対して10年程度、振興対策ってハチの助成とか種子とか、そういった部分でやってきてて、やっぱりそれでもやっぱり10年で20年でほぼ半分以下になってるというところもあるんで、生産量でいったらもう半分以下じゃないですよね。10分の1に近い数字になっているというところなんで、そういった意味では、そこが次の課題かなというふうに思っています。増反部分の補助要綱については、基本的には7年度限りということで、今の段階ではそういう形でいきたいなというふうに思っております。

再質問 3番 西森信夫

今、町長が増反に関しては7年度限りと非常にこう、どう喜んでいいのかどうなのかというお答えいただいたんですが、ここまでやっときて、少しずつ増えてきている。そして、まず量的に少しずつ増えてきて、訓子府メロンというのが市場に並び出した。すぐには無理なんですが、JAが出している、JAきたみらいメロン振興会の検査を受かって、訓子府メロンというシールが貼らさったメロンをぜひ行政が返礼品としている送るメロンにそのシールの付いたメロンを使えるような体制をとっていただきたいというふうに思うわけです。せっかくの本町で出来たメロンをもうちょっと検査を通って糖度さえのって形が検査で「優」とか「秀」とか「良」とかって付くんですが、その検査を受けて通ったメロンをやっぱり出荷すべきじゃないかと私は思います。それには2年、3年かかるかもしれませんが、ぜひともいいメロン、日本中で待ちわびるようなブランドのメロンを作っていただきたい。指導していただきたいと思います。これはただの要望じゃなくて、せっかく行政の補助をやって取り組んだ事業ですので、何とかそういう方向まで持っていっていただければというふうに思います。最後に、町長のご決意、考え方、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 伊田彰

そういった意味では、先ほど7年度末っていうのは、あくまで増反に対する助成ですので、そういった意味では、3年できちっと増反しよう。次、不足するところは何なんだって、そこはまた検討して、メロンの振興に対して町も力を入れていこうっていうのが僕が思ってるところでございます。ただ、どうしてもふるさと納税も僕、担当者のとき担当してまして、実はきたみらい農協さんから100玉限定でずっとやっておりました。でも生産量の落ち込みとともに、なかなかやっぱり市場への出荷がやっぱり一番優先今されてまして、マルキタさんの専務さんからも、あるとき、何かの会合のときに「メロン絶対なくさないでくれ」というのはお願いもされたんですけども、そういった意味では、きたみらい農協の訓子府支所扱いのメロンってもう今、去年からなくなりまして、ですから、あのシール貼ったふるさと納税の返礼品というのはもう出てないっていうのが実態でございます。議員言われるようにあれが品質の一番の証明書っていうか、きたみらい農協がメロンの品質の確保と向上に向けて並々ならぬ努力をした結果でございますので、そういった意味では、全てのうちのメロンがそういった形を作れて、素晴らしいメロンとしてブランドを発揮できる。そして本当は流通量もすごく増えてほしいなというふうに思っておりますんで、そういった体制を作っていきたいというふうに思っておりますので、そういった意味では、さまざまな系統も含めたご協力もいただきながら、町だけでは絶対できませんので、生産者組織、系統、そして町民の方、全てが協力をいただいてそういった形になっていくのが理想だなというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

再質問 3番 西森信夫

それでは、以上で3番、西森の一般質問を終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる