みんなの議会

訓子府町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

本町の害獣による被害防止対策

2024年3月12日、訓子府町議会の一般質問で、西森信夫議員が「本町の害獣による被害防止対策」について質問し、町長 伊田彰、農林商工課長 大里孝生が答弁しました。

質問者
西森信夫 議員
答弁者
町長 伊田彰、農林商工課長 大里孝生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 西森信夫

3番、西森です。通告書に従って一般質問をいたします。本町の害獣による被害防止対策について(鹿、熊、カラスほか)町長にお伺いをいたします。令和5年の北海道内外における鹿、ヒグマ、害獣による被害が過去最悪のペースで発生し、北海道は抜本的な対策強化に乗り出しました。町は強い危機感のもと住み分けや共存、ハンターの育成確保、駆除に対する理解促進と農家を含む町民の安全確保や暮らしを守っていかなければなりません。本町も人口が減り、農家戸数も減る現在、害獣出没の脅威にさらされる昨今になっています。そこで、次の点につき、伺います。1、北海道では昨年多くのヒグマの出没、捕獲について報じられましたが、本町における害獣の被害報告や苦情、町民からの通報件数や相談などは。2番、本町の基本的な害獣対策(鹿、ヒグマ、カラス)は。3、猟友会のハンター、くくりわな猟の人数および捕獲箱の数と今後の増設予定は。4、鹿、ヒグマにおいては、現在国内においてジビエとしての流通も行われています。本町にも処理業者がいますが、その現状と今後の対応は。5、害獣駆除に関して、銃によるものと、くくりわなによるものがありますが、その報奨内容、内訳と報奨額が実情に見合うのか。6、害獣駆除に関わるハンターのなり手不足問題、助成制度をどのように考えているのか。7、国は法改正の中で、現在、狩猟免許取得後すぐに所持できるハーフライフルを免許取得後10年を経過した人に限って認めるとしていますが、行政の対応は。8番、近年道内で増えつつあるアライグマ対策についての行政の対応は。以上、お伺いいたします。

答弁 町長 伊田彰

ただいま「本町の害獣による被害防止対策」について8点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。1点目に「昨年の本町における害獣の被害報告や苦情、町民からの通報件数、相談など」についてのお尋ねがございました。被害報告については、北海道野生鳥獣被害調査取扱要領に基づき、年1回、市町村からの報告が求められており、本町は主に農作物の被害に関して、きたみらい農協と連携し調査を実施しております。最新の数字は、令和4年度となりますが、本町における被害総額は2,196万円、ちなみに令和3年度が3,015万円、令和2年度が3,053万円であり、この3か年は横ばいから減少傾向で推移をしております。4年度の被害額内訳を獣種別に申し上げますと、エゾシカによる被害がほとんどを占め2,081万円、次いでカラスが109万円と続いております。また、令和5年における苦情、通報、相談件数について、ヒグマに関するものがほぼ全てを占めており、5月から9月の間でヒグマの足跡発見や目撃情報として対応したものは7件で、うち1件は捕獲に至っております。2点目に「本町の基本的な害獣対策(鹿、ヒグマ、カラス)」についてのお尋ねがございました。鳥獣の保護および管理ならびに狩猟の適正化に関する法律に基づき、毎年、鳥獣の捕獲等の許可を自治体経由で都道府県知事に申請し、従事者証の交付を受けた上で従事することとされており、エゾシカに関しては、ライフル銃および散弾銃による捕獲、ならびにくくりわなによる捕獲、ヒグマに関してはライフル銃および散弾銃による捕獲、ならびに箱わなによる捕獲、カラスに関しては、散弾銃による捕獲で対応をしております。3点目に「猟友会のハンター、くくりわな猟の人数および捕獲箱の数と今後の増設予定」についてのお尋ねがございました。獣害対策を実施する自治体には、鳥獣被害防止対策協議会が設置されており、自治体が作成する被害防止計画に基づき、個体数調整、被害防除、生息環境管理等の被害防止対策を総合的かつ計画的に実施してございます。中でも、鳥獣被害対策実施隊を設置し、駆除対応することが特徴の一つであり、猟友会のハンターから駆除に従事していただく方々を自治体員として任命をしております。現在、隊員数は11名であり、また、くくりわなに関しては、くくりわなの会が組織されており、会員数が15名となっております。一方、捕獲箱については、鳥獣被害防止対策協議会の予算で購入し、エゾシカ捕獲用くくりわなを115基、ヒグマ捕獲用箱わなを2基保有している状況であります。これまでも増設の要望等に応えて整備してまいりましたが、今後も同様の考えで進めてまいりたいと考えております。4点目に「鹿、ヒグマにおいては、現在、国内においてジビエとしての流通も行われており、本町にも処理業者があるが、その現状と今後の対応」についてのお尋ねがございました。処理業者の現状として、北見近郊で捕獲されたエゾシカを受け入れ、加工し、ジビエとして流通、販売を行っており、一部、ヒグマも取り扱っていると伺っております。また、良い鮮度のまま受け入れ場所に搬送し、素早く食肉の状態にするために、厳格な受け入れ基準が設けられており、年間で350頭程度を受け入れしていると伺っております。ちなみに、昨年、本町で捕獲許可を受け捕獲された203頭のうち70頭程度が受け入れされております。今後の事業展開については、今のところ業務を拡大する意向はお持ちではないとのことでございました。5点目に「害獣駆除に関して、銃によるものと、くくりわなによるものがあるが、その報奨内訳と報奨額が実情に見合うのか」についてのお尋ねがございました。エゾシカについては、昨年6月議会に提案しご承認いただいたとおり、1頭当たり1万円から1万3千円に引き上げさせていただいており、銃やくくりわなによる捕獲に関わらず、同一単価となってございます。ただし、くくりわなにかかったエゾシカをハンターに止め刺ししてもらった場合は折半して交付となり、その場合は6,500円ずつ双方に交付することとしております。また、ヒグマについては、現行で3歳未満は1頭当たり2万円、3歳以上は1頭当たり3万円としておりますが、正確な年齢判別をする基準がないことから、令和6年度予算からは年齢に関わらず一律3万円とすることで提案してございます。カラスについては、1羽当たりではなく、猟友会の活動費補助として交付している有害鳥獣駆除協力補助金の中にカラスおよび鳩の駆除費用を含めて交付している実態にあります。報奨額については、エゾシカは昨年、近隣市町との格差や燃料費等の物価高騰を考慮して報奨額を引き上げた経過があり、実情を反映していると考えますが、必ずしも一度で捕獲できるものではないことから、そういった点で十分だとは言えない部分も存在すると理解をしております。6点目に「害獣駆除に携わるハンターのなり手不足問題、助成制度をどのように考えているか」についてのお尋ねがございました。昨年11月末に猟友会会長と意見交換する機会があり、会員の減少は大きな課題と伺っており、人手不足でヒグマの巡回パトロールが負担になっていて、北見支部への協力要請も検討しているとのことでありました。また、狩猟免許の新規取得者がいれば猟友会としてサポートしたい。さらに、毎年6月に実施される一斉捕獲に参加していただければ、ベテランから猟銃の扱いについていろいろと教えることもできるとのお話を伺っております。町として、狩猟免許試験等の開催案内や、鳥獣被害防止対策協議会の予算で狩猟免許取得および銃砲所持許可にかかる経費等への支援制度を用意しており、今後も猟友会と連携し担い手の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。7点目に「国は法改正案の中で現在、狩猟免許取得後すぐに所持できるハーフライフルを免許取得後10年を経過した人に限って認めるとしているが、行政の対応について」のお尋ねがございました。ハーフライフル銃の所持資格の厳格化に対しては、北海道が国に配慮を求める要請を行ったほか、北海道町村会として本年1月24日に自由民主党本部へ「銃刀法改正による有害鳥獣捕獲者への影響に関する要望書」を提出し、道内において、エゾシカやヒグマによる被害が増加しており、その駆除はハンターに頼らざるを得ず、銃刀法の改正によって大型鳥獣の駆除とその担い手となるハンターの育成確保に支障が生じることのないよう要請した経過がございます。その結果、2月7日に警察庁は規制の厳格化を見直し、ハンターが熊や鹿の狩猟や駆除を行うことを条件として、現行どおり初心者でも所持できる修正案を決定したとの報道があり、当面の駆除体制に支障はないとの見解を持っております。8点目に「近年道内で増えつつあるアライグマ対策について行政の対応について」のお尋ねがございました。アライグマは外来種であり、平成7年度に、道内24市町村でしか生息が確認されていませんでしたが、生息範囲を拡大し、令和4年度現在、本町を含む道内163市町村、ほとんどの市町村で生息が確認されております。令和4年度の道内における捕獲頭数は2万5,159頭で、その被害額は1億4千万円程度に上がっております。うちオホーツク管内の被害額はわずかですが、捕獲頭数は86頭となってございます。本町においては、平成16年に大谷地区で目撃されたという記録がありますが、それ以降、目撃情報が寄せられたことはありません。しかし、町内で発見された場合は、ただちに箱わな等による捕獲が行えるよう、令和3年度から令和12年度までの10年間、特定外来生物の駆除を行うことができる防除実施計画書を環境省に提出しておりますので、それに従って対応してまいりたいと考えております。以上、お尋のありました8点につきましてお答えをいたしましたので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 西森信夫

ただいま、回答をいただきました。今回こういう害獣による被害防止対策についての質問をするにあたって、春が近いということで、冬眠している熊、それから鹿、カラスあたりが巣作りを始めるという時期的なものがありまして、質問するに至りました。何点か再質問で聞いていきたいと思いますのでよろしくお願いをしたいと思います。まず、1点目、国内、道内外で被害が多かったヒグマによる出没件数なんですが、まず国はヒグマを環境省が25年度にでもレッドリストから除外をするという方針を示しました。また本年4月に管理鳥獣の指定をいたしました。これに関して町の見解をお伺いしたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

ただいま、西森議員からご質問ありましたとおり、国ではレッドリストからの除外と管理鳥獣ということでヒグマへの考え方というのをこの出没の件数によって大きく見解を変えたと思っております。ただし、レッドリストから除外となっても、今の生息数、相当増えてますから、それを駆除したとしても、絶滅とかそういった部分に、そこまでの寄与はないだろうというようなことの見解で外したものであって、その被害のほとんど北海道であると、ヒグマに関しては、私どもも思ってますんで、本町としてもこの部分に特に異存はなく、今後は駆除の方向で対応していきたいというようなことで考えております。

質問 3番 西森信夫

ただいま、いい回答いただきましたが、頭数が増えすぎた。単純に頭数が増えすぎた。エゾシカもしかり、カラスもそう。熊も増えすぎているということで、人間の領域まで出てくる状況になってきたということで、国も道もそういう対策を打ってる。それに追随して町村もそういう足並みを揃えてやっていただけるという回答だと思います。そこで特に気になるのが、最近、通学路に害獣が、熊だとか鹿が出てきて、子どもたちだけでバス停まで行かせるのは危ないんだという私への訴えをする町民の方もおります。それと通報された熊、熊が出ましたよっていう報告外に通報外も含めるとかなりの数があろうかと思いますが、どの地区、訓子府を見渡しても周りが山ですが、どの地区が多いのか分かればお知らせをしていただきたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今ご質問のありました通学路とかに害獣が出てくるというようなお話ですけども、確かに最近こういった目撃情報というのは多くなっております。一つの要因としてですけども、われわれというか町内も市街地も農村部も人口が減少してきております。今まででしたら、適度にこれまでも十分やっていただいてますけども、草刈りとか、なるべく獣が出てこないような、人間と野生動物の生息領域の住み分けというのができていたのかなと思いますけども、そういった部分、なかなか手が回らないというようなところもありまして、こういったところになってきているのかなと考えております。生息とか目撃情報はやはりまちまちでして、やはり山林に近いところで多く出てございます。昨年で言えば、一番多く出ておりましたのが、緑丘、続きまして、開盛、常盤、駒里、今、緑丘以外は大体同じような発見とか件数に上っておりますし、こういった傾向はここ二、三年、ほぼ変わらないかなということで、こちらとしては押さえております。

質問 3番 西森信夫

今、答弁あったように私のところに苦情を寄せていただいた方々も緑丘だとか、駒里とか開盛の方が多い。やっぱり山手の方々からの声が非常に多かったということになります。また、子どもたちの通学路に関しましては、親が率先して見やすいように草刈りなどの対策をしているという中でもやはりそれに追いついていかないぐらい過疎化が進んでくるということでありますので、今後ともこういう対策を引き続き取っていただきたいというふうにお願いをしておきます。続いて、再質問ですが、本町の基本的な害獣対策の中で一つ聞きたいんですが、カラスによる害、非常にカラスも最近そんなに害あるか。街にいると分からないんですが、訓子府町の西側にあるセイコーマートから高園の線に向けて、夕方なるとすごい数のカラスが止まっているんですね。このカラスを見ると、なんか不気味に、訓子府町民だけじゃなくて不気味に思います。こんなにカラスがいるのか。そのカラスがなぜ悪いかということなんですが、これ牛屋さんだとか、いろんなとこへ行って餌を食べないと生きていけませんね、カラスね、カラスは3日、2日ないし3日水を飲まないと死んでしまいますカラスはね。それで餌を食べたり牛屋さんの飼料だとか、餌を食べたり水を食べたり飛び回るわけですから、そこから法定伝染病あたりの菌を一緒にふんとまき散らしているんじゃないかというふうに私は思いますが、ここら辺の見解を一つお伺いをしたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

ただいまのご質問、カラスによる被害とか、市街地とか、そういった部分にかなりの数、夕方に止まっているというようなお話ですけども、カラスの被害としては、先ほど議員が言われたように牛舎に入って餌をつつくとか、中には後産をつつくとか、いろいろな被害とかというのは聞いております。ただし、今、酪農家においても、カラス以外、牛舎に侵入する野生動物というのをなるべくなくしましょうということで、全戸に徹底されているかというところまでは完全に把握しておりませんけども、ネットを張ったりとか、そういったことで、最低限の侵入防止対策というのは行っております。ただし、私も今年も出動しておりますけども、牛舎の近くにカラスがいて、カラスが死んでいるような形とか、そういったところの処理とか、そういったこともやってきております。鳥インフルエンザの懸念もあることから、特にここ数年では牛舎内にそういう野生鳥獣入れないようにというような対策をとっておりますし、カラスをはじめ、ほかにも病害虫を媒介する野生動物は多くいることから、ちょっと完全にはちょっと防ぐことができないんですけども、そういった対策というのも自営では講じてきているということで伺っております。

質問 3番 西森信夫

それで牛屋さんの方からは、できれば昔、訓子府町が取っていた捕獲箱を用意してもらえないんだろうかという声が上がりました。この捕獲箱というのは大コンを倍ぐらいにしたぐらいの大きさだったと思います。そこに昔ごみ処理場に上にテグスを張って、中に餌を入れてカラスをそこに入ってもらう。そのままにしておくとカラスはテグスがあるから飛び立てなくて、そこで水が飲めなくて死んでしまうという箱だったと思います。それの簡易の箱を訓子府町外で大きな牛屋さんが自分で用意してる牛屋さんも見られます。そういう箱を用意して、自分たちが持っていって自分の責任であそこのカラスの絶対数を減らすというような対策をとりたいという考えもあるようですが、この辺についての処置はできるかどうかをお伺いしたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

カラスの捕獲の方法についてはさまざまな手法があるかと思います。われわれも捕獲について、くくりわなとか実際の資格を有して捕獲をやっているというような実態にありますし、そういった捕獲の中では、カラスは一応やっぱり銃による追い払いとか、そういったものを基本としながらやっていくということでされておりまして、民間ではいろんなやり方とかが取り組まれておりますけども、今のところ以前そういった牛舎とかでやられてた捕獲箱というような形をわれわれでやっていくというような考えは今のところ持ってございません。

質問 3番 西森信夫

今のところ箱の設置の考えはないという答えでありましたが、最近のカラスは非常にカラスだけじゃなくてハイテクになっております。人間がハイテクになるように、動物もハイテクになって、人間についてくるような動物になってますんで、ちょっとやそっとの機器を使ってもなかなか捕獲できないという現状にありますので、町民がやはりどうしても増えすぎて困ってる絶対数を減らしたいということであるならば、そっちに耳を傾けていただいて、できれば箱設置ということであれば、作った箱をどうぞ必要な方は持っていってくださいぐらいの対応をしていただけないものかというふうに思います。再度お聞きします。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

一つ、議員の質問に対して説明をちょっとできてなかったところがあるんですけども、散弾銃のほかにも空気銃、そういった部分の捕獲のやり方もありまして、実はカラスとかそういったものは昔からそういう銃による捕獲はやっておったんですけども、牛舎の中でバンバンそういう鉄砲を撃ったりとかいうことはできないというのはお分かりかと思いますけども、そういったことでなるべく牛舎内に危険が及ばないとかいうところであったり、牛舎の近くで何か打てないのかとかいうようなこともあって、酪農家の方で免許を取得されて空気銃とかいうようなことのやり方もやられているのかなと思います。先ほど言われた通り、カラスも人間を襲ったりとかいうような被害も中には聞かれます。繁殖期になれば、うちの町でも低く降りてきて子どもに危ないとかということもありますので、ちょっと駆除の方法については、さまざまな方法をちょっとこちらとしても考えさせていただきたいと思います。

質問 3番 西森信夫

ぜひ今後に向けて検討していただきたいと思います。続いて、時間があまりありませんので進んでいきますが、猟友会のハンター、それからくくりわな猟の人数は先ほど回答書で聞きました。ただ、非常に猟友会のハンターの年齢も高齢になってきているという中で、一向に鹿、それから熊が減らないという声も聞かれます。それで訓子府町が1年間、ヒグマだとか鹿を捕る頭数、これが決まっていると思いますが、どこでこれを決めているのか、それから現在、昨年までは訓子府町20頭の枠があって今年は増えましたが、そこら辺の見解、どこで決めているのか、今後どういう捕獲頭数を目指しているのかをお伺いをしたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

こちらにつきましては、答弁書にもちょっと一部表現としてはあったんですけども、鳥獣被害防止計画というものを市町村が立てて、その駆除計画に基づいてやっていくということになっております。ただ、それは勝手に立てているというわけじゃなくて、北海道としてエゾシカをどれだけ減らしていきますよというような獣種別の行動計画というのが定められてまして、それに応じてやっていくというようなことであります。今のところ、わが町の被害防止計画は3か年スパンでどこの町も見直しを行っております。今のところ令和4年度から6年度ということで、エゾシカにおいては250頭ということで、うちの町で定めております。その根拠というのは、道の頭数の部分とその関連もありますけども、うちで直近の何年間でどれだけ取れるのかとか、どれだけ取れたかというようなことを考えた上で、そういった設定をしておりますし、ヒグマでいけば、ヒグマはこの頭数の制限というのは実はございません。ヒグマは出没したら、一応許可は必要ですけども駆除していくというような形で、あとはカラスとか鳩類とか、そういったものの捕獲頭数も何頭、何羽とかいうふうに設定をしまして、やっていっているというような実態でございます。

質問 3番 西森信夫

鳥獣被害防止計画に基づいて3年間で組んでいるという回答がいただきました。ヒグマにおいては制限がないということでありますが、隣の置戸町ですか、置戸町あたりは昨年700頭ぐらいの捕獲枠数があって、訓子府町は昨年200頭ということで非常に隣の町であって、なんでこんな3倍強、3.5倍ぐらいの開きがあるんだろうということになりますが、今いろいろ計画を組んでやっているという回答をいただきましたので、今後その推移も見ていきたいなというふうに思います。続いて、本町にある処理業者、鹿、熊の処理業者があるんですが、私も誰がやっているのかまではよく分からなかったんですが、先ほど回答書の中に北見の業者の方ということでいただきましたが、処理業者と本町の役場との業務上の関わりがあるのか、それから取った頭数が大体70頭ぐらいをジビエにしているということだったんですが、現状は鹿、熊だけでやってるのか、それをジビエとしてどこへ卸しているのか分かればお伺いしたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

まず、処理業者と訓子府町との関係といいますと、実際、駆除実施隊員として任命をしているハンターの方で、こちらの業者の会社の方がいらっしゃいます。実際のところ、ハンターの方でエゾシカを駆除している実績というのも、個人ごとでもちろん出ておりますけども、実際、業者の方がうちのハンターの中では一番に駆除をされているというようなところでございます。実際、3月補正の予算のときもちょっとちらっと申し上げたんですけども、令和5年度でうちの町で4月から10月の捕獲期間のときに203頭、エゾシカを捕獲しております。そのうちの138頭が湧別の化製場と広域処理で運搬賃をかけて処理しているところに運ばれていって、その差っ引きの68頭が町内の業者にということで私説明したかと思いますけど、その68頭というのが約70頭ということでございます。その利用のされ方というのは、あくまでもその業者のところに4月から10月ぐらい、10月ってのは4月から秋口ぐらいまで入るエゾシカの個体というのは、脂のりがとても悪くて、ペット用とか、そういった部分の加工にしか回っておりません。本格的にその業者の方が稼動してくるのは、秋からわれわれの10月までが捕獲期間ですけど、11月以降は狩猟期間という期間に入って、狩猟期間において、捕獲されたエゾシカが食肉の加工に回っていくというような形になっておりますんで、そういった形で流通をされていると聞いておりますんで、だから、秋からこの時期ぐらいまでの取れる鹿は食肉として流通していくと。主にそちらでの商売の中身としては、エゾシカが主であるということで答弁書に答えましたけども、遠くは東京のレストランとかにそのまま出されているという部分もありますし、そのほかは、ネット販売、ふるさと納税、そういったもので流通をしているということで伺っております。

質問 3番 西森信夫

今、課長からお話を聞いたように全てがやっぱりそこで訓子府の業者が訓子府で捕ったものが処理されているんじゃなくて、ほとんどが上湧別の化製場に行ってるという中で約68頭がジビエとして業者が都内のあたりに卸しているという報告をいただきました。非常に捕った資源ですので、できるだけ活用の方向に向けばいいなというふうに思ってますので、今後ともそういう方向で処理していただければなというふうに思います。続いて、害獣駆除に関しての報酬が非常に、先ほど回答をされましたが、報酬について非常に危険を冒して熊、それから雄鹿あたりを捕るのにハンター、それから猟をやる人が非常に危険を伴って大変なんだと。それに対して報酬が低すぎるという声が聞かれました。今回の回答では、だいぶ報酬が上がっているわけですが、報酬が上がる前に聞いた網走あたり、網走管内の網走市の猟師をやってる方から見ると極端にやっぱり訓子府低いんだなというふうに感じました。この報酬に関しての見積もりは当然あろうかと思いますが、今までの流れと急に報酬を上げたという経過はあるのかないのか、それから今後の見通し、他町村との報酬の兼ね合いの件で聞きたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今ご質問のあったエゾシカの駆除報奨、この部分に関しましては、過去にはどのぐらいの積算で見積もっていたのかというのもちょっと記録には残ってないですけども、以前は大体この辺の市町村、横並びというような形だったというふうに聞いております。ただし、やっぱりわが町が鹿柵を全町的に張り巡らされた。鹿の農業被害がすごく出てきた平成の15年とか10年とかその辺ぐらいのときぐらいからやっぱり駆除に対する報奨というのの市町村の格差というのが出てきたように感じております。わが町もその部分、よその町の報奨を意識してやってはきたものの、今までちょっと据え置いていたというような実態もありまして、今回につきましては、あらためて一応ハンターが1日稼働するにあたりどのぐらいの人件費がかかるのかという積算と弾丸代、あとはそこの捕獲の場所に向かうまでの燃料代、そういったものを積算した上で、1万3千円というような積算をして、今まで不足した分の差額を何とかお認めいただきたいということで議会に提案した部分があります。ただし答弁書にもありましたとおり、1回で仕留められるわけじゃない。かといって、鹿を捕獲した後も集積所まで持っていかなきゃなんない。鹿を捕獲したとて、人1人で引っ張れるような重量じゃありませんし、そういった部分、まだ至らない部分はあるかと思いますけども、今後も猟友会のハンターの方と協議をしながら、報奨についても検討してまいりたいと考えております。

質問 3番 西森信夫

今年度、報奨が少し上げていただいたということで、今までやった猟の方は非常に少しは弾代、それから労賃に見合う分ぐらいの値上げがあったということでちょっと安堵しているかなというふうに思います。今後ともよろしくお願いをしたいと思います。また、続いてですが、こういう猟をやるのに、先ほども言いましたが、ハンターのなり手が非常にいない最近。ハンターのなり手がいない。訓子府町でも15名、20名、30名という両方合わせてそれぐらいの数しかいない。それが非常に年のいった方が中心になっている。技術も教えれないという状況にあります。そこで町長に一つ聞きたいんですが、将来的にハンターをどういうふうにして育てていくつもりなのか。どういう募集をされるつもりなのか。町長にも聞きたいんですが、まずまた隣の置戸町のことを言って非常に申し訳ないんですが、北海道新聞の2月の27日、ちょっと前ですね、それの北海道新聞に、憧れの熊撃ち鍛錬ということで、これ横浜ですね、熊を捕るためにこの人は地域おこし協力隊で置戸町に入ったということであります。この人が目指しているのは、まず熊を捕って、熊、鹿を捕って、その肉をやっぱりジビエで都内に卸したいということに特化してこの人が来てます。そして、置戸町に食肉加工センターを作りたいということで置戸町に申し入れをしてるんですが、年間の処理頭数が少ない。それではペイしませんよという回答をもらって、単独ではできないということまで言ってます。将来的には作りたいという考えでいます。私は訓子府町が隣の町ですから、置戸町と共同に協力して施設を建て、そこで処理をしてジビエとして出荷すればいいのかなと単純に考えますが、町長の考え方を一つお聞きしたいと思います。

答弁 町長 伊田彰

1点目のハンターのなり手というとこで、やっぱりハンターの方々が口コミ等々を含めて伝えていってもらってるというのが実態かな。町としては、猟銃の免許、くくりわなの免許の助成を進めてきているというところなんですけど、そういった意味では、町もどうしたらいいんだというのは、これうちの町だけじゃなくて、どこの町も高齢化で非常に、ただ隣町の実態を聞くとやっぱり年齢が高いですけど、非常に地区ごとにきちっとした班体制を組める。要するにヒグマを追える体制をできるというようなこともお聞きしてますので、そういった意味では、若干ですけども中に若い子も、先ほど大里課長から言いましたけども、ジビエの加工をやってるとこの方もまだおそらく30前半、もう1人また若い子も出てるというところでございますけども、そういった意味では、非常にそのあたりから若手につながっていってほしいなという気持ちもあるんですけども、やっぱり行政側としては、一番、特にうちは、まだ人的被害というのは、ヒグマの人的被害というのはないんで、農業被害が大きな部分ですけども、できればそういった形でうまく世代交代も含めてやっていけたらいいなというふうには思っております。うちの猟友会の会長からは、ちょっと意見交換というか、ちょっとお話ししたことがありまして、やっぱりそういう意味では、もう11人なんで、ばっと出るというタイミングに、もうほとんど出てこれない人もいるということがあるんで、やっぱりそういった熊を追うとか、そういう形になった場合には、北見に応援を、でも北見とは一定程度の信頼関係持ってやってるんで、そういった部分には乗ってもらえるというようなお話も伺っていますけども、やっぱり地域で何とか作り上げていきたいなというのは実態としてはあるかなというふうに思っています。それと先ほどの置戸の地域おこし協力隊の部分で、置戸は先ほど議員言ってましたけど鹿700頭の熊40頭というベースで捕獲を昨年はしたということで、一番問題なのは、おそらく一発で顔から上で仕留めないと、苦しんだ鹿はもう肉の状態というか、肉としては使えないということで、先ほど答弁でも申し上げましたけども、非常に1時間半以内に、頭を1発で仕留めて1時間半以内に作業場まで運ぶというところがありますから、どうしてもうまく仕留めても、そこで駄目って言われたら、また美園の牧場に集積場があるんで、そっちに運ばなきゃならないんで、なかなか川南で捕った方々は、どうしてもそういった意味では、すぐ集積場に持っていくというのが実態としてあるのかなというふうに思っております。これは現段階では置戸の情報から言うとまだ話題として出た段階ぐらいで、具体的に何をしていくかというのはまだ出てないというところですけれども、そういった意味では、やっぱり先ほど答弁でも申し上げましたけども、うちの加工施設も1人で解体してるみたいで、そういった意味では、ほぼ限界に近いというところがあるのかなというのが、撃って解体してというところがあるという。そういった意味では、できれば地元にあるそういった施設も活用もしながら、体制は整えていきたいなというふうに思っています。

質問 3番 西森信夫

町長から回答いただきましたので、置戸町とタッグを組んで施設ならびに捕獲頭数、捕ったものをジビエとして出せるような体制、将来に向けて何とか考えていただければというふうに思います。時間が非常にありませんので、何回かこれ質問を徐々にやっていきたいんですが、今日はあと2点ほどの再質問をさせていただきます。まず、ハーフライフル、国が法律で決めました。ハーフライフルは免許取ってすぐ使えなくなりました。北海道は特例ということになりましたが、その特例も法律改正までいきませんので、警察庁が特例と言っただけで、猟に関しては使ってもいいよと。ただ使わなかったら3年経ったら戻しなさいと非常に厳しいもので、散弾銃なんかで熊だとか鹿は撃てません。熊に散弾銃で向かっていくと、人間がやられるということで、猟師が減ると思います。ぜひ市町村として、やっぱり網走の道の出張所に申し入れをして、やはりそういう規制がかかる部分においては、何とか規制緩和して、法律を変えるというまではいきませんが、今までのようにハーフライフルを使えるような対策をとっていただきたいと思います。時間ありませんので、最後に、アライグマの再質問をしたいと思います。アライグマが、これ元、アライグマというのは、ペットで北海道に入ってきた外来動物なんですが、ペットで飼ってた人がどっかに放したんです。もういらなくなって。それがとんでもなく増えて、特に道央近辺では被害がもう10年、20年前から出てます。それで本町でも捕獲した、これ町民の方が捕獲したんですが、捕獲したものを私のとこ持ってきて、実際に被害が出てるんだと。何とかしてくれということがありました。どういう被害かというと、訓子府町の、昨日もメロンうんぬんという質問も出ましたが、メロンを作っているハウスによじ登る。爪をかけてよじ登る。そうしたらハウスが破られる。おまけにはハウスを口でかきむしって、中に入ってメロン、それからハウスの中の作物を食い荒らす。非常にしてこれはかわいいと言うんですが狂暴です。このアライグマは。普通、私がこれ町民の方に「これ何に見えますか」と写真を見せると「タヌキでしょ」と言いますね、普通の人はね。タヌキに見えるんですが、アライグマは尻尾に輪っかがあります。目のところが違うんですねアライグマってね、夜、車で走ると、道路をピュッと走るのはほとんどアライグマだと言っていいほどアライグマが増えています。これが農家に入ると、訓子府町、農村の町ですが、全ていろんなところに被害があり、牛屋さんの乾燥ボックスだとかスタックサイレージのビニールを破って中をほじくる、巣を作る、子っこを産む。非常にどうにもならん、このアライグマっていうのは動物ですので、この対策一つ再度お聞きしたいと思います。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今、議員からご質問のありましたアライグマにつきましては、これまで私の方で説明してきた鳥獣被害の防止対策の計画とはちょっと異なりまして、アライグマは外来生物ということになりますので、全く捕獲のやり方というのが、捕獲手法は同じなんですけども、異なっております。先ほど答弁書にもありましたように、令和3年から発見したら捕獲ができるような形で10年間計画というのを出しておりますので、それに基づいて、これについても、わなをかけた捕獲ということで、猟のやり方というのが決められております。まずそれをもってどのぐらい発生が認められるのかというような調査をやってから、この捕獲ということで移っていきますので、それは総合振興局と協議をしながら、これに基づいて今後取り組んでいきたいと考えております。

質問 3番 西森信夫

よろしくお願いをしたいと思います。今後アライグマの被害がかなり増えてくると思いますんで、対策を早急にとっていただきたいと思います。最後になりますが、くくりわな猟、それから銃による捕獲、それからカラス、アライグマ、これを捕獲する猟をするという人たちが非常に高齢化になってきております。それで鹿あたりのくくりわな猟あたりもくくりわなを仕掛けて、そしてかかってるかどうか毎朝そこへ見に行く、その手間暇、それからかかったときに、その鹿を殺さなきゃなりません。持ってこれません。ただ叩いて殺す、人間だから非常に嫌な仕事ですが、叩いて殺して、そこの沢から引っ張り上げるのに自分1人で上げれませんから、家族、例えばお父さんが通ったらお母さんと上げるとか息子さんと上げるとか、非常に手間暇かけてやる。なぜやるかというと、自分の畑に被害が及ぶから。周りの畑に被害があるから。やっぱりやらなきゃならんということでやってます。何とかそれを行政が、かかったよって教えるから、もう来て殺して持っていってくれないかという声まで上がってます。非常に大変な問題になりつつありますので、ぜひとも、これ真剣に取り組んでいただいて、決めを作っていただいて、取り組んでいただければなというふうに思いますので、ひと言、町長の方からよろしくお願いしたいと思います。

答弁 町長 伊田彰

今、非常に害獣駆除に関しては全般のご意見も含めて、いろいろな部分を伺ったところです。最後に議員言われるところの行政側としてどう対応していくかというところでございます。これは全国ベースというか北海道全域のベースでも同じことを言われているところで、やっぱり担い手としての猟友会だけでいいのかというところが、行政側はどうしても後方応援を今はずっと続けてきている。当然どこの町も、ハンター高齢化、特にくくりわなはどちらかというと答弁書の中でもありましたけど、猟友会の方が銃を持って最後のとどめさしをすると半分半分というようなルールも、ちょっとなかなか結構くくりわなは農家の方持っておられるんです。鹿の通る場所もよくご存知で、そういった部分もあるということで、あくまで行政側としては、そういったことも大切にしながら、なかなか行政の今の資産で何ができるのよって、当然そういった部分というのは非常に大事だということで駆除隊を作ってもらったり、そういった部分でなるべく、なるべくというか、民間を後押ししながら、猟友会さんにお願いしてるというのが実態なんで、そういった意味では、今後もどのような支援ができるか、そしてハンターの育成というかハンターのなり手をもう少し町民の方にアウトプットというんですか、広報を使っていろんな形も含めて、そういった部分も検討しながら、これはなくせない業務でありますので、そういった対応を含めてやってまいりたいというふうに思っておりますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 3番 西森信夫

いろいろお願いしましたが、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。以上をもって、私の質問を終わらせていただきます。

出典:訓子府町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる