みんなの議会

訓子府町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

関係人口の創出について

2024年3月12日、訓子府町議会の一般質問で、吉野美香議員が「関係人口の創出について」質問し、町長 伊田彰、企画財政課長 篠田康行、農林商工課長 大里孝生、地域創生室長 鈴木淳が答弁しました。

質問者
吉野美香 議員
答弁者
町長 伊田彰、企画財政課長 篠田康行、農林商工課長 大里孝生、地域創生室長 鈴木淳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 吉野美香

4番、吉野です。通告書に従い、質問させていただきます。関係人口の創出について。人口減少、少子高齢化が急速に進むわが国において、新たな地方創生の方策として注目を集めているのが、移住・定住人口でもなく、短期的に観光に来た交流人口でもない地域や地域の人々と多様に関わる人や地域のファンとして、その地域の魅力を発信してくれる人たち、関係人口という考え方です。国が雇用創出や子育て支援等の地方創生政策を進めているにも関わらず、地方分散や移住・定住推進は停滞し、残念ながら地方への分散は進んでいない状況にあります。本町も65歳以上の高齢者が40%を超え、超高齢化社会になっています。今後の経済や文化活動を維持するために新たな担い手確保の方策を講じていかなければなりませんが、関係人口を構築していくことも一つの解決策と考えます。全国の新たな訓子府ファンを作ることとなる関係人口の創出について、町の考えを伺います。1、ふるさと納税も含め、関係人口の取り組み状況は。2、今後、情報を発信して、都市部の人たちと交流を図ることの取り組みは。3、農繁期など農業の担い手などにふるさとワーキングホリデー制度の活用の考えは。4、関係人口を創出する際に空き家や使用していない公営住宅の活用の考えは。5、本町の情報発信や住民との交流を含め、イベントを実施するなど、そのことに活動する人として、コーディネーターを置く考えは。以上、5点、町長に質問します。

答弁 町長 伊田彰

ただいま「関係人口の創出について」5点のお尋ねがありましたので、お答えをいたします。1点目に「ふるさと納税も含め、関係人口の取り組み状況について」のお尋ねがございました。本町においても、人口減少や少子高齢化による地域づくりの担い手不足という地域課題は顕在化しており、関係人口の重要性は高まっていると認識をしております。こうした中、本町の関係人口創出の取り組みとして、町を応援してくださる方をふるさと応援団として全国から広く募集しており、現在では601名もの方が登録をされております。この応援団の皆さまには、定期的にふるさと応援だよりを発行し、町からふるさと情報を提供をしております。また、ふるさと納税制度の活用や津野町との姉妹町交流、都市部で開催される移住定住フェアへの出展などにより関係人口創出に取り組んでいるところであります。今後につきましても、これまでの取り組みに加え、地域おこし協力隊や地域活性化起業人など、効果的な国の制度の活用などを検討しながら、さらなる関係人口創出に取り組んでまいりたいと考えております。2点目に「今後、情報を発信して、都市部の人たちと交流を図ることの取り組みは」とのお尋ねがございました。本町においては、主に町ホームページやSNSなどの手段を用いて町外者に向けて情報発信することに加え、1点目のご質問でお答えしましたとおり、関係人口創出とあわせ町のPRに取り組んでいるところでございます。都市部の方々との交流を図るために、まずは本町の魅力や特色を広くPRしていくことが重要であると考えていることから、今後さらに効果的な情報発信手段を検討していくことに加え、国が展開するさまざまな事業の活用を幅広く検討しながら、都市部の方々との交流機会の創出に努めてまいりたいと考えております。3点目に「農繁期など農業の担い手などにふるさとワーキングホリデー制度の活用の考えは」とのお尋ねがございました。国では、地方での人口減少および東京圏への一極集中を是正し、活力ある地域社会の実現に向けて、地方移住を推進していることから、さまざまな事業が展開されているところであります。ふるさとワーキングホリデーはその一環の事業であると認識をしています。このふるさとワーキングホリデーにつきましては、都市部の方などが一定期間、地方に滞在し、働いて収入を得ながら地域住民との交流や学びの場など通じて、地域で暮らしを体感していただく制度でありますが、都市部の方を受け入れるための居住環境や受け入れる農家や企業などとの調整、地域の魅力や特色を生かしたプログラムの作成など、実際の活用に至るまでには一定の検討期間が必要となると想定をしております。4点目に「関係人口を創出する際に、空き家や使用していない公営住宅の活用の考えは」とのお尋ねがございました。本町では、移住、定住の促進や生活環境の改善などを目的とした空き家バンク制度によって、空き家の流動化を図っているところであります。しかしながら、所有者それぞれの事情から町内の多くの空き家が空き家バンクに登録されていない現状があり、空き家活用に当たっての今後の課題となっています。また、老朽化が進んでいる町営住宅については、解体や改修によって計画的に更新しているところであります。関係人口、とりわけ移住者にとって居住環境は移住地を選択する上で重要な要素の一つであると考えております。現在、空き家の活用や老朽化した町営住宅の活用も含め、関係人口に活用できる住宅の整備について、幅広い視点から検討しているところですので、ご理解を願います。5点目に「本町の情報発信や住民との交流を含めイベント実施するなど、そのことに活動する人としてコーディネーターを置く考えは」とのお尋ねがございました。本町の情報発信や交流機会の創出については、2点目のご質問に回答を申し上げたとおりでありますが、イベントの開催につきましては、都市部の方々や地域住民の機運醸成、商工会や関係機関などとの調整が必要となると考えております。こうしたことを踏まえ、今後、イベントや交流機会創出に向けたコーディネーターとして、地域おこし協力隊の登用や民間人材をノウハウや知見を生かした地域活性化起業人制度などの活用が想定されますが、具体的な活動内容や最適な制度活用などを整理し、コーディネーター設置の可能性も含め検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。以上、お尋ねのありました5点につきまして、お答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 4番 吉野美香

私が関係人口について質問させていただくのは、今後の訓子府町の地域創生に大事なことではないかなと考えたからです。訓子府町は人口減少や高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面しています。その課題を解決するために、地域外の人材を活用しようとする取り組みが必要と思いますし、この推進に向けて町の考え方を伺いたいと思いました。ここでいくつか再質問させていただきます。ふるさと納税をしていただける方はいろいろな理由があるかもしれませんが、納税されている中に今まで訓子府町とつながりを持っている方はいたのでしょうか。

答弁 企画財政課長 篠田康行

ただいま、ふるさと納税をされている方の中につながりがあった方がいるかというご質問ですけれども、ふるさと応援団というのを任意で加入していただく制度があるんですけれども、その中でお便り、返信用のお便りなんかが同封してありまして、そのお便りを見ますと、この方、昔いた方だなとか、個人的に知っている方も散見されますので、つながりになる方もいらっしゃるということでございます。

質問 4番 吉野美香

納税してくれている方は、何らかの形で訓子府町を応援してくれている人だと思います。1度納税してくれた方が次年度も納税してくれるリピーターはいますか。

答弁 企画財政課長 篠田康行

はいそうです。リピーターの方は正確な率までは押さえていませんが確実にいらっしゃいます。

質問 4番 吉野美香

では、そのリピーターの方たちはどのような理由で訓子府町を選んでいるかと思いますか。

答弁 企画財政課長 篠田康行

さまざまあるかと思われますけれども、一つは愛着があって応援してくれる意味も込めて納税されてる方、それとうちの農産品おいしいって言ってくださる方もいるので、商品そのものに対する魅力を感じて納税してくださっているのかなと思っております。

質問 4番 吉野美香

ではこれからも魅力ある返礼品の方をたくさん増えるといいと思います。次に、農家の方が訓子府町の馬鈴しょ、これを素材にケンコーマヨネーズ社がポテトサラダを作っていて、私の家にも持ってきてくれるんですが、これが大変美味しいです。聞くところによると、ホテルの朝食や大手コンビニエンスストアでのサラダにも使用されていると聞きました。これらの新しい商品をふるさと納税の返礼品に加えることはできないのでしょうか。

答弁 企画財政課長 篠田康行

ケンコーマヨネーズを今、例に出していただきましたけれども、基準としましては、今、区域内において生産されたものとか、それから返礼品の原材料に主な部分が生産されたものであるとか、いくつかの基準がありますので、その基準に見合ったものであれば、かつ出展者の方が同意していただければ、返礼品に加えることができるんですけれども、逆に言うとそこのところがクリアできないとできないという制度になってございます。

質問 4番 吉野美香

では、基準に合ったもので、さらに良い返礼品が増えるといいなと思います。次に、本州のある町では納税していただいた方にふるさと住民票を発行してイベント来場のときにサービスしたり、施設の利用料を町民と同じにしたり、納税者との関係を持つことにしているようです。例えば、第1号は、鳥取県の日野町、北海道ではニセコ町なんかもそうやっています。本町も今後も関係性を保つ取り組みをする考えはどうでしょうか?

答弁 企画財政課長 篠田康行

そういった取り組みを実施している町は存じ上げております。本町の場合、もしつなげることができる一つの手段としては、ふるさと応援団だよりを通じて応援団の方と何かできるかなということなんですけれども、なかなか観光地ということではなくて、なかなか来町していただくきっかけを作るのはどうしようかなということでいろいろ頭を悩ませているところでございます。その中で取り組みとして行っているのは、訓子府メロンをプレゼントして、その感想をいただいて、魅力をさらにつなげて、もっと納税につなげていただくとか、返礼品業者の方、例えば味噌とかそれからうどんの製造している方に取材に行って、その魅力を伝えていただきながら、さらに返礼品を増やしていただくとか、そういったところにとどまっているのが現状ですが、うちの町でどうやったことができるのかというのは、その先行事例も含めて、研究させていただきたいと思います。

質問 4番 吉野美香

ふるさと応援団、それの継続と拡大をお願いしたいと思います。次に、先ほどの質問で情報発信して都市部の人たちとの交流について質問させていただきました。やはり関係人口の構築は訓子府町の応援団を増やすことだと思います。そのことが本町の物産品を購入していただけるのかなと考えますが、以前、札幌訓子府会、東京訓子府会に町長らが交流をしていたようですが、その取り組みは今はどうなってるのでしょうか。

答弁 町長 伊田彰

札幌訓子府会、東京訓子府会の今の状況ということで、少しですね、東京訓子府会については、しばらく300人ほど構成員おられたんですけれども、あらためて東京訓子府倶楽部という名称で40名の構成員の中で2回ほど東京の方で会合というか総会を開催し、本町からも参加をしているところです。ただし、やはり寄る年波も含めてですね、会長さんが亡くなったということもありまして、最後は会の残金を町に寄付していただいて解散をした状況です。札幌訓子府会についても、毎年、前菊池町長と役職者1名と課長職が2名ずつ、ずっと毎年のように訪問して総会でさまざまな交流をしていたところでございますけども、札幌訓子府会についても役員のなり手がいないということで、残金もゼロということで、解散をしている状況でございます。

質問 4番 吉野美香

町長は本町のトップセールスマンでありますから、お忙しいとは思いますけれども、いろんなとこにどんどん出向いていってほしいと思います。次に、産業観光振興協議会は、今、ふるさとまつり、さむさむまつり、盆踊り大会の主催者として活動していますけれども、関係人口を増やすためにも都市部の物産展やイベントなどに参加したりはどうですか。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今ご質問のありました産業観光振興協議会につきましては、イベントが主ということでやっています。それと同時にその1千万円ぐらい近い予算の中で、商工会さんとか、そういった部分に物産展に行く経費を助成したりというものは行ってございます。ただし、それがどのぐらいの予算かといったら100万もいかないような予算でして、そういった部分、私ども基本的にはお祭りをやる部隊というのは青年団たちの力でやっておりますし、やっぱ物産の部分は商工会さんの力を借りなきゃならないと思いますので、昨年、議会でも津野との物産の話も出ましたし、そこら辺の経費の話も産業観光振興協議会で持っていきたいというようなお話をしたところなんで、なかなか札幌圏、府県、どのぐらいの頻度で、またそこに行くのか、人員の話もありますし、その辺もちょっと商工会さんともお話しながら進めてまいりたいと考えております。

質問 4番 吉野美香

分かりました。ぜひよろしくお願いします。次に、農家の方に聞いたんですけれども、30年以上前にコープ神戸と本町の農業生産者が交流を持っていたようです。今でもその関係は続いているのでしょうか。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

こちらについては、うちの町と平成3年からコープ神戸の提唱するフードプラン事業、より安全なものを組合員の方に提供していきたい。かつ、顔の見える産地との付き合いをしていきたいということで古くに始まったものです。基本的にそれはお互いが現地に足を運びまして、コープ神戸にも私どもの生産者が行って、直接自分らの作ったものを販売し、あと訓子府には直接物を買う組合の方がいらして、畑までいらして、どんな生産現場で物を作ってるのか。どれだけ減農薬を減らして現場の苦労があるのかというのを基本的にやって、私も一度は参加させていただいたことはあるんですけど、最後に焼肉をしたりとか、お互いの交流をやっておりまして、その大規模な交流というのはかなり直前まで続いてたんですけども、このコロナ禍が契機となりまして、今代表の方々が来られるというような形になっておりまして、形は違えど交流は行われているということで伺っております。

質問 4番 吉野美香

以前ほど活発には交流してないようですが、こういった取り組みは活性化してほしいですし、何か似たような感じで新しい動きなどはないですか。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今のところちょっと新しい動きというのはございません。ただし、今やっぱり食料というのがどれだけ大事なものかというのが、組合員の方にも重々伝わっているかと思いますし、農水省が提唱している「緑の対策」というものでより環境に配慮して、食物を生産しないといけないということからも、また新たな部分で交流というのが始まっていくのかなということは期待しております。

質問 4番 吉野美香

では、夢みーるやマルシェなどの団体に、例えば都会のイベントに出展する際など支援などはしているのですか。

答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)

今ご質問のあった夢みーるとか、そういった部分、今のところの活動として、よそに行くというような活動はやっていらっしゃらないというのが正直なところで、駅で販売するほかには、お祭りとかイベントに出てきたりだとか、難点なのが、やはり皆さん生産者手弁当でやられてます。だからそれをよそに行ってまでとなると、やはり自らの力でやるか、誰かに任せるという算段がちょっと必要になってきて、そこまでのことは今まで相談を受けてないですし、もしそういったことをやりたいというようなことであれば、こちらとしてお手伝いすることはできるかなと考えております。

質問 4番 吉野美香

では、そのようにお願いします。次に、高齢化に伴い、就業人口、人手不足が起こってくると思いますが、学生やフリーターなどの夏休みなどを利用して、例えば農業に限らずも町内の建設業者やスポーツや文化活動の指導者として、ふるさとワーキングホリデーを利用し、地域の担い手として過ごしてもらい、交流することの支援はいかがですか。

答弁 地域創生室長 鈴木淳

地域の担い手というところで学生さんですとか都市部の方に来ていただいくふるさとワーキングホリデー活用してはどうかというご質問でしたけれども、町長の答弁の中にもございましたように、今現時点でそういった短期間で来ていただくための居住環境が今整備されていないというのもございまして、現在、今検討中ではあるんですけれども、そういった部分の整備ですとか、あとは受け入れる農家なり事業所なりの調整、それと来ていただくからには何かしら地域の特色に合ったようなプログラムというのを作成しなければならないので、どういったことをすれば地域の魅力だとか特色というのを伝えて良い印象を持って帰っていただけるかという部分の作成なんかにも一定の検討期間が必要なのかなというふうに考えております。

質問 4番 吉野美香

このふるさとワーキングホリデーというのは、地域おこし協力隊みたいに3年間は無理だけれども、数か月なら可能ですし、ふるさとワーキングホリデーに来た方が後々協力隊になったり、もしくは卒業生というか経験者が都会のイベントの際に応援に来てくれたりなどあるようです。地域の魅力を知ってもらうには来てもらうことが一番大事だと思いますので、ぜひ検討してほしいと思います。次に、たくさん質問しましたけれども、これらをつなげるにはコーディネーターの存在が不可欠だと思います。関係人口を増やす場合は、それぞれ双方を結びつける中間支援機関が必要と考えます。地域の団体や人材を育成する必要があると思います。関係人口を増やすことは、町長が検討しているまちづくり株式会社の運営につながるものと考えていますが、あらためて本町の地域づくりの考えを聞かせてください。

答弁 町長 伊田彰

多分一番最初のまとめみたいな感じになろうかと思います。議員言われることは私も全て同感でございます。そういった意味からは、さまざまな、一答目の回答でも申し上げてますけども、非常にそういう方向に向かって国は支援をしているというのが実態で、ワーキングホリデーのところで短期間というところありましたけど、実はちょっと資料を読むと地域おこし協力隊もお試し地域おこし協力隊とインターン地域おこし協力隊というのが新しくできて、数日間と数か月というような制度もできてきてるということなんで、絶えず新しい施策がどんどんどんどんわれわれが考えている数倍早いスピードで国から出てきているというのが実態なんで、そういった意味では、特に鈴木室長から申し上げたとおり居住環境の地盤をどうやって作るんだというところがあって、そこはちょっと今年1年少し、去年から含めてずっと検討させていますので、来年あたまからは、ちょっと動き出しも含めてやっていきたいというふうに思っていますので、そういった意味では、まちづくり株式会社の部分も含めて、どうしてもコアとなる団体というか、コアになる部局がないといろいろなアイデアがあっても、そこにまとまってこないというのがありますので、当然、コーディネーターも、要するにまちづくり株式会社の代表者になるのか、その下になるのかは分からないですけども、そういったコーディネーターがそういった割り振りをして、そして町は財源を取得していく、人を募集するというなシステムを構築できていければ、うまく流れていくかなというので感じておりますので、そこに向かって頑張ってまいりたいと思います。

質問 4番 吉野美香

それでは、次の質問にいきます。

出典:訓子府町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる