みんなの議会

訓子府町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日

中学校の部活動のあり方について

2022年12月14日、訓子府町議会の一般質問で、泉愉美議員が「中学校の部活動のあり方について」質問し、教育長 林秀貴、管理課長 高橋治が答弁しました。

質問者
泉愉美 議員
答弁者
教育長 林秀貴、管理課長 高橋治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 泉愉美

7番、泉です。通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。中学校の部活動のあり方について、教育長に伺います。中学校における部活動は、生徒の自主的・自発的な参加により行われ、スポーツや文化に親しむ中で、学習意欲の向上や責任感、連帯感が生まれ、豊かな人間性が育成される貴重な機会です。本町の中学校でも、大多数の生徒が部活動に参加していますが、少子化問題や教員の働き方改革の観点から見ると部活動のあり方は変化の時を迎えていると感じます。そこで以下の点について、町の考えを伺います。一つ目に、部活動の現状と今後の課題は。二つ目に、国の方針に基づく「部活動の地域移行」についての考えは。以上、2点について、お答えをお願いいたします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

ただいま「中学校の部活動のあり方について」2点のお尋ねがございましたので、お答えをさせていただきます。1点目に「部活動の現状と今後の課題は」についてのお尋ねがございました。部活動は、これまで生徒のスポーツ・文化芸術等に親しむ機会を確保し、生徒の自主性・主体的な参加による活動を通じて、責任感・連帯感を養い、自主性の育成に寄与するなど大きな役割を担ってきました。また、学校教育の一環として行われる部活動は、人間関係の構築を図ったり、自己肯定感を高めたりするなど教育的意義だけではなく、生徒の意欲向上など、さらには、資質・能力の育成、体力の向上や健康増進につながる大切な活動であります。本年度の訓子府中学校の部活動の状況としましては、運動系部活動は5クラブで、野球部17人、サッカー部13人、男子バレーボール部11人、女子バレーボール部6人、ソフトボール部11人、文科系部活動は1クラブで、吹奏楽部21人、その他に学校内に部活動がないスキーと水泳が町外の少年団やスポーツクラブで活動しております。訓子府中学校の生徒数は、約10年前には158人が在籍していたのが、令和4年度は102人と少子化が進み、以前あったバスケットボール部と陸上部が廃部となりました。このように少子化が進む中で学校単位での部活動を持続することの厳しさが増してくるとともに、競技経験のない教員が指導せざるを得ないことや、部活動の指導が教員の大きな業務負担となってくることなどが課題となっています。2点目の「国の方針に基づく『部活動の地域移行』についての考えは」についてのお尋ねがございました。スポーツ庁ならびに文化庁から、公立中学校で行われている運動系部活動・文科系部活動の地域移行に関する提言が示され、まずは休日の部活動指導を地域や民間の団体に委ねる「地域移行」を令和5年度から令和7年度の3年間で達成するとの目標が盛り込まれました。少子化で部活動が学校単位で運営することが難しくなってきたことと、部活動が教員の長時間労働の要因になっていることから、部活動の地域移行を進めることが示されました。この期間を改革集中期間と位置付け、自治体に具体的なスケジュールを定めた推進計画の策定を求め、休日の地域移行がおおむね完了し、問題点を洗い出し、将来的には平日の部活動も学校から切り離すことを視野に入れているところです。現時点での部活動での地域移行における課題としては、地域移行のための団体などの受け皿、指導者の人材確保、指導を外部に委託した場合の費用負担、移動手段の確保や保護者の送迎の負担など、さまざまなことが想定されます。教育委員会としましては、管理課、社会教育課、学校、スポーツ・文化団体などで構成する「中学校部活動のあり方プロジェクト委員会」を立ち上げ、生徒や保護者、学校・スポーツ・文化団体などの関係者の意見やニーズを聞きながら、訓子府町スタイルの部活動のあり方を検討していき、子どもたちのスポーツや文化に親しむ環境づくりに努めてまいります。以上、お尋ねのありました2点につきましてお答えをいたしましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

再質問 7番 泉愉美

お答えいただきましたので、いくつか再質問をさせていただきたいと思います。部活動は学校ではやっているけれども、教育課程には含まれないということで、学校教育の一環として自由に参加できるという位置付けかと思いますけれども、まずは今現在、訓子府の中学生は何%程度の生徒が部活動に参加しているのかをお聞きしたいと思います。

答弁 管理課長 高橋治

ただいま、中学校の部活動にどのぐらい、何%ぐらいの生徒が参加をしているかというご質問でございました。現在、訓子府中学校は102名の生徒がおります。そのうち部活動に、3年生が引退する前の数字でございますが79名ということで生徒に対する割合で77%でございます。

再質問 7番 泉愉美

77%ということで結構高い割合の子が参加しているなというふうに思いますけれども、現在の部活の種類と部員の人数、先ほどお知らせいただきましたけれども、部活の種類はかなり限定されているようで、生徒数が少なくなってきたことによって、以前よりも部活動の種類、数が減ってきているんだなというふうに思いました。運動部は五つあるということなんですけど、文科系は一つということで、この選択肢については、選択肢の少なさについては、どのように考えていらっしゃいますか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

部活動につきましては、泉議員おっしゃるように学校教育の一環として行われておりますけど、教育課程というのがまず各教科だとか行事だとか特別活動が教育課程といわれているんですけど、それ以外に教育外課程というのがあって、その中に部活動もその中に入っているということで、それを部活動を学校ごとに推進計画で部活動計画を立てて活動しているというのが今の現状だということです。その中で訓子府中学校におかれましては、今、運動系部活動が五つで文科系活動が1クラブということで、先ほど私が答弁したように、この文科系活動につきましては、訓子府町としても今までも文科系活動として吹奏楽部しか今まで確かなかったように私は記憶しているとこで、そこでもし部活動を作ってほしいという部分がございましたら、そこの中学校の部活動の計画の中で新設という項目があって、そこでその項目に当てはまる部分があれば、新たに部活動を設置するということになりますけど、そこの中でもいろんな条件を判断しながらということとある程度生徒数が10人ぐらい集まらなきゃ駄目だとか、あとはそれ以降も部員数が維持できるだとか、そういう要件の中で新設の部活動が選択できるというような形に今なっているところです。

再質問 7番 泉愉美

生徒の総数が100人ちょっとということですので、その数も考えると部活の数を増やせばいいという訳ではないのは、もちろん分かりますし、数が増えれば増えるほど人数が分散して、それぞれの部活の部員の数が確保できなくなるというのは当然のことだなというふうに理解できます。今後ますます生徒数が減っていくことが見込まれると思うんですけども、先ほどそれぞれの部活に所属している人数なんかもおっしゃっていましたけども、例えばサッカーなんかは11人いないと試合に出られなかったりするでしょうし、ほかの団体競技なんかも練習すらできなくなってくるんじゃないかなという心配もしていまして、町に複数の中学校があるんだったら一緒に協力し合って練習したりもできるのかなというふうに思うんですけども、今後、中学校は一つしかないので、今後、練習とか試合の形というのは、どういうふうになっていくと想定されていますか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

今現在、スポーツ系で5クラブと吹奏楽部ということで、この今やっている中でもまず男女でやれる競技も実際あります。例えば野球部だとかサッカー部は男女で練習や試合に出れる競技ですけど、あとバレーボール部はそれぞれ女子と男子に分かれているもんですから、それは女子チームと男子チームという形になると思います。それとソフトボールについても今のところ女子しか参加できないという競技ですので、その中で生徒は取捨選択しながら運動系でいえば活動しているという状況でございます。それで、今言った競技の中でも試合やるチームとして成立する数がございますので、そこに満たない部分は現状として訓子府中学校でも今ございまして、例えば、今、先ほど私が答弁申し上げたのは、今年の春時点で3年生もいる時点での人数ですので、実際、1、2年生主体の、俗に言う新人戦と言われているんですけど、そこでは訓子府中学校でも競技によっては他の中学校と合同チームを作りながら参加しているという状況がございます。そのときは、それぞれの学校での平日はそれぞれの学校で練習をして休日に合同チームとして練習したり試合に出ているという実態ですので、泉議員おっしゃるように、今後少子化が進んで部活動が維持していくことになれば、近隣の中学校なりと合同チームを作りながら練習したり試合を参加するという形になると思います。

再質問 7番 泉愉美

合同チームでやらざるを得なく、もう既になってきているということですね。これ町内同士の合同チームならいいんですけど、近隣の市町村と一緒ということになると平日はそれぞれの学校で今は練習しているということですが、ゆくゆく何か一緒に練習するようなことになったら、子どもたちの足の確保はどうなるのかなとか、そういう疑問も出てはきますけれども、これからますます少子化が進んでいくと部活の形もそういうふに変わっていく中で適応していかなければならなくなってくるんだろうなというふうに思って今聞いておりました。ただ、一方では子どもたちがどう思っているのかな。部活の種類とか数とか人数について、子どもたちがどう思っているのかなというところに立ち戻ってみると、例えば何かオリンピックが開催されたりすると目新しい競技に興味をもってやってみたくなるという場合もあるでしょうし、文科系はこれまでも吹奏楽部だけということで、運動のあまり得意じゃない子たちにとっては選択肢がなさすぎるんじゃないかなというふうに思います。文科系であと一つ、二つぐらいできそうな部活はないのかなというふうに私も思いますし、年の近いお母さん方からもそういう声を聞いたりもすることもありました。部活って活動していることを高校入試のアピール材料にもできると思うんですけど、内申書への影響を考えて何かやっておかなければならないなということで、消去法で、これ仕方なくやっているという人も聞いたことがあったりするんですけど、学校の方にはそういう声とかも届いているんじゃないかなとは思うんですけど、生徒とか保護者からの要望の声というのが届いているんじゃないかと思うんですけど、その辺は教育委員会の方では把握はしていますか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

まず、部活動が高校入試に内申なりに影響を与えているというお話があったんですけど、その辺は、今、個人票というのか、の中に特に部活動をやるとかやっているというとこを書く欄はないそうです。そういうことがあって部活動が高校入試、公立高校の場合ですね、そういうとこで影響があるかどうかというのは分からないとこなんですけど、ただ、学校で例えば何々君は例えば野球部の活動をしてたということは書いている可能性はありますので、そのことがどう影響しているかというのは、ちょっと分からない状況でございます。それと部活動に対する要望が聞こえてるかというお話なんですけど、実際、具体的に中学校にお聞きすると、そういう要望が上がってはきていないそうです実際は。ただ、毎年、学校評価というの取るんですけど、保護者に対しても。その中に一部、具体的ではないですけど、そういう文科系の部活動を作れないのかという要望があったというふうに私どもは聞いているところです。

再質問 7番 泉愉美

あと部活動に参加していない生徒たちにちょっとスポットを当ててみたいと思うんですけど、興味のある部活動が選択肢としてあったなら部活動に入りたかったという子どもが8割、9割いるということで、これは訓子府のアンケートとかじゃないんですけど、もっと広域でのアンケート結果をちょっとのぞいてみたら、そういうふうに出ていたので、訓子府の子たちももしかして例外じゃないのかなと思っていたんですけど、選択肢が少ないばっかりに部活動ができなかったというのは、すごくもったいないなって思ってて、もちろん全員のやりたい部活を揃えることなんてできないのは分かりますけど、やっぱりもう少し選択肢をという声も聞くことがありますので、ちょっと将来的に考えてみる余地はあるんじゃないかなと思いました。ちなみに今回この質問をするにあたって、いろいろ調べていた中で、人気の部活ベスト3が分かりました。第1位テニス部、2位バスケ部、3位卓球部でした。これ訓子府にはどれも残念ながらないんですけど、訓子府は少年団が小学校のころから活動していますので、野球部とかサッカー部に入る子が多いのかな。そういうのが人気があるんだったら、それはそれでいいのかなと思いますけれども、やっぱり生徒たちが求める部活動があるべきだなというふうに思ってて、5年に1回ぐらいでもいいんですけど、生徒たちの声をちょっと拾ってみてほしいなって思っていて、これは中学校に入ってからでは遅いので、小学校の高学年ぐらいを対象に、そんな頻繁じゃなくてもいいとは思うんですけど、アンケートをとってみてほしいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

確かに、そういう自分がやりたい文科系、運動系も含めて、そういうとこに活動できないことの環境があるというのは、その状況はあると思いますけど、ただ、先ほど言ったように中学校の部活動としてやるということになれば、活動する指導者の問題もありますし、先ほど言っているように多くの部活動ということで、例えば少人数ごとに、例えば今、文科系とあれを入れて六つしかないんですけど、そこが10も20もできたときに、それをどう指導していくかという問題。そのために今回、提言されている地域移行、子どもたちがそういう権利を享受するものの環境づくりのために地域移行ということが国が申しているということでございますので、その辺も含めながら教育委員会としては考えていきたいというふうに思っております。

再質問 7番 泉愉美

分かりました。それから、部活動の活動時間についてお聞きしたいんですけれども、平日は何時間とか休日は何時間以内とかっていう決めがあるのかなと思うんですけども、訓子府の中学校ではどんなふうに行われているのかを伺います。

答弁 管理課長 高橋治

ただいま、中学校の部活動の活動時間についてのお尋ねがございました。学校経営計画の中に、先ほど教育長の回答にもございましたが、部活動の運営計画というのがございます。その中に明記されていまして、平日は2時間、休日は3時間ということで明記をしております。ただし、大会1か月前になりますと、それは練習をする頻度を多くしなければなりませんので、その場合は、ちょっと例外ということですが、基本的には、そのような形で進んでおります。

再質問 7番 泉愉美

分かりました。昔みたいに休日は朝から晩まで部活なんていうことは、じゃあやってはいないということでいいですね。それとあと、ニュースでたまに耳にすることもあるので、ちょっとお聞きしておきたいなと思ったんですけど、先生による行き過ぎた指導だとか体罰のようなことの報告はこれまでにあるかどうかを伺います。

答弁 管理課長 高橋治

ただいま、行き過ぎた指導、それから体罰については、報告はございません。実態としては、ないということで捉えております。

再質問 7番 泉愉美

安心しました。それから、顧問の先生について伺いたいんですけども、部活を受け持つ顧問の先生は、その文化とかスポーツに精通した経験者ばかりではないようなこともさっきおっしゃっていたと思うんですけど、例えば、運動部だったら競技経験のない先生が部活を担うこともあるのかということと、あと顧問の先生の配置人数ですね、各部活にどのくらいずつの先生が配置されているのかを伺います。

答弁 管理課長 高橋治

ただいま、顧問、部活動の顧問で中学校の先生が経験のある先生が対応しているかどうかということと配置の人数についてのお尋ねがございました。幸い本町についてはですね、経験をされている先生がその部活に配置を、1人は配置がなっております。それから配置人数の関係とも関連ございますが、現在、人数の多さ等々にもよりますが、基本的には複数顧問性をとっております。一つの部活動に2人から3人の顧問の配置をしております。先ほど言いましたそのうちの1人は経験がされているような方が配置されているということでございます。以上です。

再質問 7番 泉愉美

先生の人数も限られている中で、たぶん偶然というか、そういう先生を引っ張ってこられているのかもしれないんですけど、部活にとってはいいことだなと思いますし、これ部活を維持していくのは、大変だなと思いますけど、先生方一生懸命取り組んでくださっていることには、やっぱり頭が下がることだなというふうに思います。それで、先生方については、働き方改革が今、叫ばれていますけれども、訓子府の中学校でも部活を受け持っている先生方は長時間労働の実態があるのかどうかを伺います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

先生の働き方改革の部分で訓子府町としても先生方の働き方のあり方ということで働き方アクションプランというのを作って学校にそれぞれ共有しながら先生の働き方を進めているということで、基本、月45時間、年間で360時間を超えない範囲での時間外ということで示していただいてますけど、どうしても部活動を、基本3時半から、平日で申し上げると5時半までの2時間やるんですけど、3時半から部活動の指導をして、2時間指導した中で、そのあと部活動をやっている先生たちは教材の研究だったり、学習の準備だとかというとこがあるんで、どうしても時間が、主に部活動をやっている先生の中では、そういうふうに時間外が多くなっているというのが現状だというふうに認識しております。

再質問 7番 泉愉美

はい、分かりました。部活動にかかる時間はやっぱり先生方にとっては大きな業務負担となっているというのは訓子府でも同じだということでしょうね。はい、分かりました。それは次の二つ目の地域移行の方の話にも大きく関わってくることだと思いますので、地域移行の方の話に移りたいと思いますけれども、これまで部活動というのは学校という場所で学校の先生の指導で行うものだというふうに私ぐらいの世代の人は思っているのかなと思うんですけども、これは地域移行によって学校教育の一環ではなくなってしまうということになるんでしょうか。部活動は学校の手を離れるという認識になるのかなと思うんですけども、来年、令和5年から3年間をかけて、まずは休日の部活動を段階的に地域に移行するという方針で推進計画の策定が求められていると思うんですけども、訓子府でもこの推進計画を作ることになっているんでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

部活動が学校活動から外れるかどうかということに関しては、あくまで今、スポーツ庁と文化庁が提言として休日の部活動を令和5年度から7年度の間ということでなってますし、先ほど言ったように部活動の位置付けとしては、さっき言ったように教育課程内活動になるんですけど、学校のあれは学習指導要領ということに基づいてやっているということが基本となっています。活動として、その中で部活動も今のところ入れられていますので、すぐに学校外活動になるかどうかということは、まずそういう法的な部分も含めた整理をしてから学校外活動かどうかということは決められていくふうに私たちは認識しているところです。

再質問 7番 泉愉美

この地域移行の話って令和2年ぐらいから出てきた話だったと思うんですけど、これまでにそれについて協議などを行ってきた経緯があるのでしょうか。先ほど答弁でプロジェクト委員会を立ち上げるというお話がありましたけども、それはもう既に1回か行われているものなのか。そして、そのメンバーはどんなメンバーで行われていくのかということを伺いたいと思います。

答弁 管理課長 高橋治

ただいま、移行の中身を町としてもう進めているのだろうかというお尋ねだったかと思います。この部活移行の経過でございますが、最初は部活動の学校業務としてのうんぬんというような議論からですね、最初は、先ほど部活動の時間のことがあったと思うんですが、平日2時間、休日3時間。先ほどそのときにちょっとお答えしませんでしたが、休日も週に2回、土曜か日曜の1日、あわせて平日もというようなことで、だんだんと部活動のあり方について、平成29年来から、いろいろ国や地方の議論が進んできて、そういう方針でガイドラインなんかを進められております。現在このような形で今年の6月にスポーツ庁、それから8月に文化庁から、先ほど来、回答にもありましたガイドラインというか指針が出されておりまして、それに基づいて現在、北海道教育委員会の方でも、この計画を作っている最中でございます。この計画が出たのち、市町村に対しての、いろんな検討課題等も示されるということもございますので、計画につきましては、今後、来年度以降ですね、進めることになると思います。それから、先ほどのプロジェクト委員会ですが、来年設立をして進めるということで、現在、準備をしている最中でして、まだ会議自体は開始をしておりません。先ほど言いました道教委の計画も出された後にですね、本格的に進めていきたいと考えておりますので、ご理解願います。

再質問 7番 泉愉美

この地域移行なんですけど、提言ということで出されたということなんですけど、必ず進めなければならいことなんでしょうか。それとも努力義務みたいな感じで言われていることなのか。というのは、この移行がうまくいかなかった場合に休日の部活動ができなくなったり、ゆくゆくは平日の部活動ができなくなったりするようなことがないのかなっていう心配から聞いております。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

あくまで提言ですので、法的な根拠がないというのが私たちの考えの中で進んでいるところでございまして、そして、先ほど、今、課長が申し上げたように今、北海道の推進計画の案がございまして、その中で地域移行の達成時期という項目があります。そこで休日の部活動から段階的に地域移行を進めることを基本として目標の時期を令和5年とか7年度末を目途として進めることがまず一つと、しかし、条件整備などで実現に時間を要する場合、地域の実情に応じて可能な限り早期に実現を目指すということになっていますんで、こういうことを参酌すると、この期間に絶対やれということではないというふうに私たちは認識しているところです。

再質問 7番 泉愉美

はい、分かりました。それと受け皿となる指導者のことが心配されているかと思いますけども、人口の多い地域だとたぶん町にクラブチームがあったりとか、民間の事業者がいたりして指導者も確保しやすいと思うんですけども、この辺の小規模な自治体なんかでは、ちょっとなじまないやり方なのかなというふうに私は感じていたんですけど、これ本当に進んでいくのかなって、実現できることなのかなというふうに疑問が湧いてくるんですけど、訓子府の中で部活を請け負ってくれるような指導者が見つからない場合には、どのようになるんでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

まさしくその辺のとこ、受け皿として、どう訓子府町としてやっていくのかということと指導者の問題というのが大きな課題だというふうに思っております。それで、今、この提言の中にもあるんですけど、例えば、学校の先生が先生の立場ではなくて、いち私人というんですかね、その立場で、例えば休日、部活動をやるという形も方針としては、盛り込まれているところでございまして、俗に言う兼業兼職、公務員がほかのことをやって報酬を得るという部分の兼業兼職というやり方もあるということで、実際上はそういうことが起こり得る可能性もあるということです。それで、泉議員おっしゃるように、都会的な発想の中で、こういうことが進められている部分と現状として、うちらみたいな小規模の自治体での受け皿なり指導者の確保というのは、本当に大きな問題だって私自身も認識しているところで、例えば地域移行したときに、今は休日の話ですけど、例えば平日、先ほど私、練習時間の話をしたと思うんですけど、例えば今、3時半からやっているものが、指導者が例えば地域移行して指導者が例えば働いているような方でいえば、5時半以降でなければ、例えばできないとかという状況になりますので、そういうとこ含めた子どものそういう活動時間の問題ということも大きな課題だと思っていますので、それらの状況を踏まえながら検討してまいりたいというふうに私たちは考えているところです。

再質問 7番 泉愉美

はい、分かりました。そういうふうに自ら受け持ってくれるという先生が現れればというか、そういう先生ばっかりとも限らないので、やっぱりちょっと心配は残るんですけども、たぶん訓子府の町で見つからなかったら、人材バンクみたいな感じで広域で募集するようなこともあるのかなというふうに思っていました。こういう訓子府ぐらいの町だったら、たぶん受け皿を探すというよりも行政が主体になってやっていかなきゃいけないことになるんじゃないかなと思いました。オホーツクには先行して地域移行に取り組んでいる自治体もありますが、その実践状況なんかはどのように見ていらっしゃいますか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

この地域移行に関わって北海道教育委員会としてもモデル地区を設けながらやってきたという例があります。その中の一つが管内で言えば紋別市が令和3年度でしたかね、先行してやって、地域移行含めて、地域と話しながら何ができるかというところを模索しながら今やってたというとこで、現実的には一部スポーツ系はどうしても難しい状況があったということで、文科系の一部を地域移行しながらやったという、そういう事例の中で私たちは聞いているようなところでございます。

再質問 7番 泉愉美

紋別のモデルに関しては、新聞に出たりもしていたので、保護者の方も目にしている方がいて、訓子府はどうなるんだろうという心配の声も私のところには届いておりました。保護者の目線でどんなことが心配なのかなって考えてみたときに、まずは費用負担の問題、先ほど答弁でもおっしゃってましたけど、今までは部活動って無料で先生に教えてもらえていた。それが当たり前だと思っていたけれども、地域移行することによって、指導料がかかってきたり、会費という場合もあるでしょうし、あとは保険料がかかってきたり、あとは中学校とは別の場所でやるということも想定されるので、その場合には施設の使用料がかかってきたりという面の費用負担の心配、それから学校以外の場所でやるんだったら、子どもを送り迎えしなければならないという保護者の負担のことも心配だなというふうに思えるんですけども、そのときに町からの支援は何かあるのかなという話になってくるのかなと思うんですけど、今の段階で、この地域移行を進めるにあたって、国とか道からの支援の話は何か出ていますか。

答弁 管理課長 高橋治

ただいま、地域移行に伴う費用負担のことについて支援があるのかというご質問だったと思います。現在、国も移行にあたってですね、提言を示して、モデル事業などをとおしてですね、今どういうふうに進んでいくのかとか、どうしたらいいのかということを政策として検討している段階になるかと思います。私ども教育委員会も他地域も協調しながらですね、道や国にですね、その支援策の要請をしているところでございます。町としてということになりますと、先ほど言いましたプロジェクト委員会なども立ち上げたのちにですね、どのような支援があるのかということを検討していくような形になるかと思いますのでご理解願います。

再質問 7番 泉愉美

はい、分かりました。それから、もう一つ心配なのは、部活動をする中で事故とかけががあったとき、それからトラブルがあったときの対応はどうなるのかなというふうに思います。学校がどの程度、部活動と関与というか、してくれるのか分からないけれども、別の場所で行われているんだったら、それは誰が管理するのとか、責任の所在はどこにあるのとか、そういうことも心配事としては出てくるんですけど、まだちょっと地域移行の話は進んではいないにしても想定はされているのかなと思うので、一応お答えをいただきたいと思います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

今までも種々、泉議員がご心配されている課題というのは、私たちもそういう部分で課題として捉えているということをご理解いただきたいというふうに思います。それで今おっしゃったように学校外の部活動での事故やけが、またトラブルなどが発生した場合、その責任がどこにあるかというとこ、そこが大きな課題だというとこも認識しているとこなんですけど、ただ、提言の中なり北海道の推進計画の今、案なんですけど、そこを見ると今までやっていた部活動の形をその理念だとかルールだとか、例えば練習時間も含めた部分は、それをしっかり継承しながら地域移行を進めなさいというふうになっていますので、いきなり地域移行は進めるとしても、そこで単独で何かを例えばいろんなことをやっていくということではなくて、基本は今やっている部活動の中身を継承しながら、そこで受け皿として地域移行で受けて、そこを活動としてつなげていくという形になると思いますので、さまざまな問題とか課題はあると思いますけど、地域移行を進めるあたりには、それらも課題を整理しながら地域移行というとこを検討してまいりたいというふうに思っております。

再質問 7番 泉愉美

心配事は尽きないんですけども、そういうふうに今ある形をうまく継承してつなげていければなというふうに私も思いました。当の現場で先生方がどういうふうに思っているかということも大事なところかなと思うんですけれども、地域移行によって「長時間労働しなくて済むから安心だわ」って思っている先生もいるかもしれないし「今まで学校でやってきたものを地域に任せるなんて不安だな」って思っている先生もいると思うんですよね。熱血タイプの先生はたぶん「自分がやらないで誰がやる」みたいな、そういう先生もいらっしゃると思うんですけども、先ほど教育長おっしゃったように地域移行が進んでも先生が自ら希望すれば、先生ではない別の立場で私人としてですね、それを指導に当たることができるということですね。その専門性のある指導者として報酬を得るのはOKだよということかと思います。ただ、その先生がいつまでもいてくれるわけでもなくて、転勤して部活を存続できなくなるようでは困るなということで調整の難しいところかと思います。そんなふうに課題はたくさんありますけれども、地域のこの訓子府の事情に応じた持続可能な仕組みづくりが必要というふうに感じますけれども、最後に今後の部活動の全体的な方向性というか、この地域性も勘案して部活動はどうあるべきかということを教育長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

私は教育長になりまして10年過ぎたんですけど、そのときの中学校の部活動の指導者の配置の部分と今の配置、それと管内的な状況をみますと実際上、専門性をもって指導している方が本当に少なくなってきています。そういうとこを見ますと、それと少子化の中で学校単位で、先ほど申し上げたように、やっていけないということが近い将来にはもう見えているという状況。そういうことを考えますと、子どもたちがスポーツや文化を親しむ部分が権利を含めた、そういうことを環境づくりのためには地域移行ということも一つの考え方だと私自身は思っていますし、ただ、今、学校活動として、果たしてる役割が本当に部活動は授業でやっている以外に部活動でやっている役割というのは、本当に大きな役割を担っているということが、これが例えば学校活動からなくなってしまって、地域移行することによって、さらに学校に負担が大きくなるという可能性もありますので、それをもし地域移行を進めるにあたっては、それらも含めたことを考えながら、やっていかなきゃならないというふうに私自身は思っていますので、泉議員おっしゃるように訓子府の地域の実情に応じた訓子府スタイルの部活のあり方ということを今後検討してまいりたいというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 7番 泉愉美

地域移行はやっぱり目的があって推進していくことになるんでしょうけど、まずは一番大事なのは生徒の安全かなと思って、安全でなければならない。そして、どの子も平等に参加しやすい活動であることは大事かなというふうに思ってて、この地域移行を推進していくのであれば、生徒も保護者も不安のないような形で、今よりもさらにいい活動になっていくことが大事かなというふうに思います。私もそうなんですけど、生徒にとって部活動って青春の大事な1ページになることですから、学校と地域、そして保護者がともに力を合わせて、この町にもっとも合う環境を作っていってほしいなと思います。これで私の一般質問を終わります。

出典:訓子府町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる