訓子府町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月13日
訓子府町図書館の現状と未来予想図について
2018年6月13日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「訓子府町図書館の現状と未来予想図について」質問し、教育長 林秀貴、図書館長 山田洋通、町長 菊池一春が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀貴、図書館長 山田洋通、町長 菊池一春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 西山由美子
それでは、2点目の質問に移ります。訓子府町図書館の現状と未来予想図は。昭和59年11月に新設開館した本町の図書館は多くの町民に愛され親しまれ、地域に根ざした大きな役割を果たしてきました。平成24年5月には「訓子府町図書館振興計画」が示され、平成23年度と26年度には増改築の準備として隣接地の先行取得も行われました。しかし、昭和53年建設のスポーツセンターの耐震診断の結果から急きょ建て替えの判断がなされ、図書館建設計画は頓挫したまま現在に至っております。菊池町政任期最後の年に私たちの町の図書館が今後どのように整備されるのが望ましいのか、町長と教育長の考え方を伺います。1点目、建築から34年目に入った図書館の建物の現状と町民の貸し出し状況について伺います。2点目、周辺の土地取得から年数が経過しましたが、今後の図書館整備の必要性についての考え方を伺います。3点目、平成24年度に示された図書館振興計画は今後どのように生かされるのですか。4点目、図書館の未来予想図をどのように描かれていますか。これは町長と教育長に伺いたいと思います。以上です。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
ただいま「訓子府町図書館の現状と未来予想図について」4点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。1点目の「建築から34年目に入った図書館の建物の現状と町民の貸出状況について」のお尋ねがございました。図書館の現状といたしましては、昭和59年のオープン時の蔵書は2万5千冊でありましたが、現在では7万冊を有し、閲覧室をはじめ保存する閉架書庫など狭あいとなっております。また、建物につきましては、無落雪屋根や床面の痛み、暖房用ボイラー、床暖房パイプの損傷などの設備関係の老朽化など施設設備の劣化や老朽化が著しく、維持管理に苦慮している状況にあります。現在の貸出状況につきましては、平成29年度は延べ人数約1万9,400人、約8万2千冊の貸出冊数であり、その内9割が町民の利用となっています。図書館サービスの指標の一つである貸出率では、平成28年度比較ですが全道で4.43冊、管内で7.46冊、本町では16.03冊で管内では2番目の貸出率となっていることを見ましても住民の読書に対する意識が高いことが伺われます。開館以降の貸出冊数は累計で322万冊となっており、多くの町民などに利用されております。2点目の「今後の図書館整備の必要性についての考え方」のお尋ねがございました。平成23年第2回定例町議会における町政執行方針ならびに教育行政執行方針により、現在地で図書館整備を進めることを表明したところです。以後、平成26年度までに図書館振興計画および図書館整備基本計画を策定し、新たな図書館の機能・施設の方針をまとめるとともに、平成23年・平成26年に隣接する民有地を先行所得し、新施設整備の準備を整えてきたところです。しかし、その後スポーツセンターが耐震不適格建物に診断されたことにより、喫緊に整備することが必要となったため、振興計画策定にあたった委員の皆さまなどにもご説明しご理解をいただき、スポーツセンターの整備を先に進めさせていただくことになりました。このような情勢から、スポーツセンターなど他の大型投資事業との兼ね合いや財政状況などから、新図書館整備は先送りとなっている現状でありますが、現在の図書館は、建物の老朽化と狭あい化により、提供するサービスにも限界があり、特に蔵書数の増加に伴う閲覧室の狭あい化は著しく、館内におけるサービスにも支障となっている状況から、町民の学びと交流の場を提供していくためにも新図書館の整備は必要であると考えております。3点目に「平成24年度に示された図書館振興計画は今後どのように生かされるのか」についてのお尋ねがございました。平成24年度に各分野の幅広い年齢で構成する策定委員会において、将来の図書館づくりの基本構想を策定したところです。この振興計画では、新しい図書館が目指すものとして「本との出会いの場」「人とのふれあいの場」「学びの場」「人にやさしい場」の四つの柱を掲げ、町の図書館の理想像を描いていただきました。平成26年度には振興計画をより具現化するために、新しい図書館の建設計画である「図書館整備基本計画」を策定したところです。新しい図書館整備にあたっては、「図書館振興計画」や「図書館整備基本計画」などの期待される図書館像や構想などを基本としますが、先の振興計画から6年を経過していることから、高度情報化の流れや利用者ニーズの多様化などが進み社会情勢が大きく変化する中で、時代の求めるものも取り入れつつ見直しも含めながら、蔵書や施設の規模、サービスなど基本的な機能を示しつつ、町民の声を聞きながら新しい図書館づくりの準備を進めてまいりたいと考えております。4点目には「図書館の未来予想図をどのように描いているのか」のお尋ねがございました。かつて読書の空間、本の貸出の場所として利用されてきた公共図書館ですが、現在では利用者のニーズに応じ、学ぶ場、語り合う場、集う場、情報等を共有する場など、現在ではさまざまな側面を持ち、住民の生活に寄り添う多様な「場」としての機能が求められるようになりました。本町におきましても、子どもが生まれ、本との出会いがスタートし、生涯にわたり読書の喜びを実感し、「本が身近にある生活」がつながる拠点が図書館であり、「たくさんの本との出会いと、町民の皆さんの居場所を提供し、町民の暮らしに寄り添い、学びを支援していくのが図書館の使命であると認識しています。小さな町でありながらも、「町民の暮らしの中に常に図書館がある」ということを目指してまいりたいと思います。町の図書館として、現在まで34年間の「本との出会いの場」として積み重ねて培われてきました活動を生かしながら、町民に親しまれ集い、憩う図書館づくりを目指していきたいと考えております。以上、お尋ねのありました4点についてお答えいたしましたので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
質問 5番 西山由美子
1点目の図書館の建物の状況、お知らせいただきました。この振興計画書をひも解いていきますと、ふと疑問に思ったのが、この計画書を描いた時点で、開館から27年が経過して建物や設備の老朽化と狭あい化、さらにはソフト面のサービスの充実などが求められる中、次のような課題がありますとあって、施設の老朽化とあります。近隣の市町村、見てみますと、置戸町が確か40年、それから北見市が47年築、経ってから新しい図書館の整備が行われた訳ですが、訓子府町、27年とみますと、まだ若い方かななんて思って、でも私たち、自分もその頃に総文の所管事務調査で図書館を伺った時に床暖房なんかのパイプが老朽化しているんだとか、それから閲覧室が床が傷んでいるんだとか、ちょうど、そうですね、さまざまな一般家庭でも20年を過ぎると、そういう傷みが出てくるのかなとは思いますが、ちょっとその年数からすると訓子府町の図書館の場合、随分、何て言うんでしょう、建設計画に入るまでの段階がちょっと早いんじゃないかなと思うんですが、今それから6年経過して、今、建物の状況、それからその6年の間の改修、修繕の状況なんかはどのようになっているのか、わかりましたら教えていただきたいと思います。
答弁 図書館長 山田洋通
ただいま、図書館の老朽化についての再質問がございました。図書館につきましては、昭和59年11月に開館しまして、今年で34年ということです。老朽化につきましてはですね、既に振興計画策定時の時にですね、指摘されてきたところで、他の町の図書館、他の施設よりも早いのではないかというようなことでしたが、確かに年数だけを見ますと訓子府町図書館については、老朽化が進んでいるということが言えると思います。ただですね、訓子府町図書館は過去、貸出率が全国1位を何度もの実績を残しておりまして、現在でもですね、年間約4万人の方が来館しております。500㎡の建物に年間4万を超える町民などが来館して出入りしているという状況からですね、床、また先ほど狭あい化の部分でいいましたが、蔵書のスペース、本棚の狭さの部分などですね、他の町の施設と比べましても傷みが進んでいる、早いということが事実でございます。特に、例えば例を挙げまして、暖房用のボイラー、床暖房のパイプの関係につきまして説明しますと、過去ですね、平成8年にはボイラー本体を一度取り替えております。暖房の床暖房のパイプの関係でいきますと、平成15年以降ですね、床暖房のパイプが1系統毎、亀裂を生じて、今、一つずつ閉止をしている状態です。現在ですね、全体のうちの4系統を閉止して、閲覧室での床暖房を閉止しているということですので、振興計画策定以降もですね、2系統、平成29年、また今年30年ですね、亀裂による水漏れによりまして閉止をしているという状況です。ですので、閲覧室の暖房だけをみますと、全体の現在は約60%から70%の能力で稼働させているという状況でございます。また暖房関係でいきますと地下タンクの部分でございますが、地下タンクは昭和59年に設置して平成でいきますと36年にはですね、設置年数を40年になると。6年後40年になるということです。そうなりますと、腐食の恐れが高いタンクということに該当になりまして、このタンクをですね、大規模改修、または撤去などの措置を講じなければならないということが迫られてきております。老朽化の関係につきましては以上でございます。
質問 5番 西山由美子
それじゃあれですね、この計画が立った頃から床暖房に関しては、何系統か停止はしてるけど修繕はされていないということですね、お金をかけていないということですね、そうなりますと冬は寒いですよね、そうすると閲覧室の床の傷み、これはカーペットをひいてますから、これはカーペットを敷き直すといっても大変ですね、蔵書をみんなとらなきゃいけないですよね、本当に何か年数が経っている割には、町民の方がそれだけたくさん利用してくださっているということもあってなのか、すごく老朽化が進んでいるということが今説明いただいて、よくわかりました。あと屋根についてもこのときは無落雪屋根となっていて、雨漏りの数か所あるということですが、これも修繕はなさっていないんですか。
答弁 図書館長 山田洋通
今、再々質問ありました。まず無落雪の屋根につきましては、先ほど説明が漏れてましたので、追加させていただきます。無落雪の屋根につきましてはですね、過去何度もすが漏り、雨漏りが発生しております。平成9年には笠木のコーキング打ちの工事を行いました。また平成15年にもですね、またさらにコーキング打ちを実施しておりました。現在はですね、亀裂、剥離している部分をコーキング剤を塗りながら何とかかんとか使用してる段階ですが、残念ながら年に数度、同じ場所が雨漏り、すが漏りがする状況でございます。また先ほどの床暖房のパイプにつきましてはですね、閉止をしておりますので、暖房効率が落ちるということで、結果的には燃料の灯油の消費が若干増えてしまうという、そういう状況でございます。またその床のカーペットにつきましては、敷設しております床暖房のパイプですね、パイプとの関係が密接でございますので、床が凹凸、傷みが激しいというのは、パイプ亀裂、またモルタル敷きがクラック、亀裂を生じて欠けてきたり、それによる凹凸、それでカーペットが凸凹しているということの状況でございます。
質問 5番 西山由美子
おそらくもうここに上げきれないくらいいろいろな老朽化に関するご説明よくわかりましたけれども、2点目のその周辺の土地取得から年数が経ちました。そして教育長のご答弁の中に今後においても町民の学びと交流の場を提供していくためにも新図書館の整備は必要であると。この振興計画を立てられた時もさまざまなアンケート調査であったり、学校関係者からの聞き取りであったり、策定委員の方々が本当にこの振興計画を立てるために、たくさんの時間を費やしていただきました。そのお一人の方とも今回取材といいますか、お話を伺わせていただいたんですけれども、振興計画から6年が経っております。うちの町の状況も随分変わりました。それで今あらためてですね、この2番目と振興計画の生かすことなんですが、町民にとって、あの当時と比べて今、図書館が今後の図書館がどうなんだろう、教育委員会は必要だと考えていますが、町民の方はどういうふうにそれを受け止めていらっしゃるのか、その辺の何て言うんでしょうか、新たに現在の町民の方々に必要性を調査する必要性はどうなのか。その辺のことを伺いたいと思います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
振興計画が立って、先ほどお答えしたように6年が経って、時代が変わってきている中で図書館の求めるものも、町民ニーズやその辺も変わり、それと情報化というところでは大きく変化してきているんだと私自身も認識しております。振興計画を作ったときには、町民向けにアンケートを行ったり、学校の子どもたちにもいろいろご意見いただきながら将来的な新しい図書館のあるべき姿ということをその時点での、を作り上げたということでございます。それで今後、図書館が具体的に進むような時期が来ることを想定しながら新たに例えば町民の声をどう、例えばアンケートをやったりだとか、そういうところを含めながら多くの方たちから新しい図書館がどうあるべきかということをご意見いただきながら準備を進めていきたいというふうに思っているところでございます。
質問 5番 西山由美子
そうですね、訓子府町はさまざまなこの菊池町政に入って12年間の中でたくさんの公共事業と言いますか、公共施設が本当に生まれ変わりました。残るは図書館かなという思いもありますけども、土地は2,200㎡と確保しておりますが、さてそこにどういった図書館を整備するのか、これは建てる側の立場の人たちと、それからそれを活用する側の人たちとの気持ちがやはり一致することが一番理想なのではないかなと思って、今回の未来予想図などという言葉を使った訳ですけども、教育長の描かれたものというのが大体この答弁でわかりましたけれども、町長として、任期最後の年になりますが、将来に向けてと言いますか、図書館づくりに対する思いがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
平成何年だったか忘れましたけれども、図書館建設のこの答申をいただいた委員さん全員の皆さんに町長としてスポーツセンター建設についてご理解をいただきたいという話をさせていただきました。それはIS値0.04のスポーツセンターは震度5強の地震がきたら倒壊するかもしれないと。こういう危険な状態の中で図書館を優先して建てる状況ではないんだということを含めて、みなさんの意見を聞いた結果として、よくわかりますと。待ちましょうと言っていただきました。この宿題は私に課せられた宿題だと思っています。これが1点。それから2点目に、あの土地は横の土地は山中さんという方が持っていた土地でありますので、お嬢さんというか、娘さんご夫妻が図書館を将来建てるということであれば、その土地を売却すると言ってくれた経緯がありますので、私はその二つの宿題を抱えながら現在ここまできているという考え方を持っています。しかも、私は訓子府町に就職して最初に手掛けた仕事が公民館図書室の仕事でありますので、今この年度になってもスポーツセンターの次は図書館をイメージ、考えていかなきゃならないだろうというふうに思っています。あれから6年、果たして59年に建設された図書館が現状の施設で書庫としてもつかどうかということも含めて、もう1回練り直しと町民の皆さんのご意見を聞かなければならない時期にきているんではないかなというふうに思います。それからもう1点です。これは消防の庁舎も後で河端議員から質問が出るようですけれども、昭和でいうともう50年経っている。こういう状況の中でできればドラえもんのポケットが私にあればいいんですけれども、限られた財源の中でどう建設を、これらの二つの大きな施設をどのようにしていくかということも、次の課せられた課題だと思いますので、これらを含めて慎重に検討し、次に進めていきたいと。私がもし4期目を仕事をするということになれば当然この二つの仕事は現実のものにしていかなければならないと考えているところでございます。
質問 5番 西山由美子
次期へのご意思が少し見えたのかなと判断いたしますが、私の未来予想図としましては、まずは東京オリンピックを過ぎたあたりから、建築費がうんと安くなってからにしてほしいということと、あと図書館のこの振興計画を立てたとき、あの当時は確か、今ある図書館を有効に使って増改築というお考えだったと思います。全国貸出率日本一を築いたこの図書館を上手に活用して、図書館だけではなくて、町民が気軽に交流できる場も含めて、出会いの場も含めて華美ならず、それから身の丈に合った訓子府町らしい図書館が、基金が残っていて建設できるのなら、町民も理解してくれるのかなと私は未来予想図として考えております。これは今、即、教育長にしても町長にしても、はっきりしたお答えはできないことはわかっておりますが、策定委員の皆さんの努力が無駄にならないように、また現状の町民の皆さんのこの町に対する思いとか、それから課題を整理しながら今後もぜひ進んでいってほしいなと思います。教育長一言あればお願いいたします。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
私ども教育委員会としましても、やはり町民が憩い、集う、そして本に親しむような図書館づくり、今もそのような形でやっておりますけど、未来の予想図に向けて、その辺のところを準備してまいりたいと思っております。
質問 5番 西山由美子
これで私の質問を終わります。