訓子府町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日
公共施設の今後のあり方について
2016年12月13日、訓子府町議会の一般質問で、須河徹議員が「公共施設の今後のあり方について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰が答弁しました。
- 質問者
- 須河徹 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 須河徹
そこで災害に関してはここで終わりまして2点目に移りたいと思います。2点目にですね、公共施設の今後のあり方について伺います。本町公共施設のあり方を示した「訓子府町公共施設等総合管理計画」が示されました。この総合管理計画では公共施設(建築物)、それからインフラ資産、水路と道路とかに分類されています。この計画は長期的視点を持って、公共施設等の総合的かつ計画的管理を推進することを目的として策定するとあります。財政面では、人口減少による税収の減少、社会福祉関連経費の増加により財政のひっ迫など、現行水準での施設投資は困難であるとの結論。今後の計画推進においては、町民との議論が必要であり、理解と協力を得なければならないと考え、見解を伺いたいと思います。1番目に、総合管理計画では、町民ニーズ、それから町民に対するサービスにどのような変化があるか伺いたいと思います。2番目に、公共施設の更新建て替え、維持管理においての費用対効果の考えを伺いたいと思います。3番目に、総合管理計画によるコスト削減により、効果はどの程度なのかを伺いたいと思います。4番目に、管理運営経費の財源内訳と受益者負担割合、今後の受益者負担の考え方はどうなのか伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「公共施設の今後のあり方について」4点のお尋ねをいただきました。訓子府町公共施設等総合管理計画につきましては、平成26年4月に国から地方自治法に基づいた技術的な助言として、すべての公共施設の総合的かつ計画的な管理を推進するための「公共施設等総合管理計画」の策定が要請される中、国の施策の方向として過疎対策事業債の同意基準、社会資本整備総合交付金の採択要件に影響を与えることや道路、河川、上下水道などのインフラ資産をはじめとしたすべての公共施設を対象とする総論としての位置付けにあります。そういったことからは、今後将来50年間におよぶ施設更新費用の推計を示し、各部署で管理していた各施設を一元的に把握し、施設の統廃合、複合化のほか長寿命化、民間資金導入などにより一定の行政サービスを維持し、長期的な財政支出の削減をはかる公共施設管理体制等を整備するとともに、将来の方針をお示ししたものであります。それでは、1点目の「総合管理計画では、町民ニーズ、サービスにどのような変化があるかについて」のお尋ねでございますが、上下水道、道路、 橋 梁きょうりょう、河川などの住民生活の根幹をなすインフラ資産については、日常的な維持管理のほか施設の長寿命化、更新計画などにより住民の快適な生活を維持できるよう整備を進めてまいります。一方、建築物である公共施設につきましては、地域性、利用者ニーズを住民議論を通じ把握し、財政支出を見通した中で行政サービスを維持するよう議会とも協議、検討してまいりたいと考えています。次に2点目の「公共施設の更新建て替え、維持管理において費用対効果の考えについて」のお尋ねがございました。公共施設建設等につきましては、社会経済情勢、時代背景、町民ニーズなどから整備、維持管理されてきたものであり、すべての施設が住民の暮らしに重要な役割を担っていると思っています。そういったことからは、公共施設等がコミュニティー、生涯学習、健康づくり、文化振興などの住民福祉の向上、まちの魅力づくりの一部につながっていくものと考えております。次に3点目に「総合管理計画によるコスト削減効果について」のお尋ねがございました。前段でも申し上げましたが、本計画は総論としての位置付けにありますので、具体的な効果はお示しできませんが、例えば耐用年数50年の建築物において長寿命化改善工事を実施し、耐用年数を25年間延伸した場合には150年間で更新費用が3回から2回になるなどの効果が考えられるほか、一元化された組織が長期的な視点を持つことにより財政負担の平準化が図られることなどが挙げられます。次に4点目に「管理運営経費の財源内訳と受益者負担の割合と、今後の受益者負担の考え方について」のお尋ねがございました。公共施設の管理運営経費につきましては、使用料と一般財源の内訳となっており、受益者負担については、平成18年4月から利用者、議会のご理解を得る中で全ての施設の有料化を開始し、一部の施設を除き使用料算定に当たり、修繕料を除く維持管理費用の2割を負担いただくことで調整をしています。しかし、急激な料金負担を強いること、住民の暮らしに重要な役割を担っている公共施設の特殊性、近隣市町の類似施設使用料の状況を検討し、施設設置目的の使用については80%減免を規定していますので目的使用の実質的な負担割合は4%となっています。また、公共施設有料化方針では維持管理費用の変動等があることから3年ごとの見直し調整を行うこととしておりますので今後におきましても同様のサイクルにより調整を進めてまいりますのでご理解願います。以上、お尋ねのありました4点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
質問 2番 須河徹
公共施設の今後のあり方については、先の山田議員の質問と重複するところがあるかもしれません。先ほどの説明でかなり理解はしたところでございますけれども、2、3ですね、管理計画について伺いたいと思います。もう一度ですね、管理運営経費、財源内訳ですね、国、北海道の補助金と受益者負担であるということでありますけれども、この受益者負担分の利用料について、今後ですね、改定、見直し等の考えについて、もう一度伺いたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)
今、受益者負担の部分の見直しの関係で再質問をいただきました。町長からも答弁で申し上げているとおり基本的には18年にスタートしてございますので、既に3回ほど見直しを実施してございます。あくまでですね、近隣の自治体の状況も参考にということでございまして、そういった意味では急激にですね100円のものを1千円にするということになると、今度は利用されない部分も出てくるということもございますので、そういった部分も加味する中で加えて消費税が段階的に上がってきて消費税の部分がまた先延ばしされたということもございまして、きっかけとしてはどちらかというと消費税が一定程度のきっかけになろうかというふうに思いますけれども、加えてですね、前段、平成19年、20年、21年って3年間非常にですね、維持管理経費というかですね、委託料も含めて、かなり削減をしたということがございまして、そういった意味では単価的な部分って前半の部分については非常に落ちてきていた部分があったということも理解いただきたいと思います。ただ、そうは言っても3年ごとにですね、割り合いも含めてですね、検討してまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 2番 須河徹
この利用料について、非常にこれから受益者負担という部分も、やはりしっかり見せながら施設維持とかをやっていかなければならない時代がくるのかなと思いますので、今後とも負担については率直に話し合える場所を設けなければいけないなと思います。2点目としてですね、スポーツセンターの建て替えを含めですね、財源の問題について、先ほど山田議員の質問にもありましたけれども、地方交付税、財政調整基金をもって安定化した財政運営を確保できるというような理解でいるんですけれども、地方議会においてですね、国の政策について質問するのは大変ちょっと筋違いかなと思いますけれども、非常に国の財政厳しくですね、財政再建に向けてですね、国自体が経費の削減を求めているということは先ほどの説明の中でもありました。そんな中でも本町の貯金であります財政調整基金、これが十分にあるというような国の見方によってですね、地方交付税の減額等が考えられないのかと。例えば交付金が単年度においてですね、2億円、3億円の減額交付になってもですね、現状の公共施設等の維持については問題ないのかと。その辺のことについてちょっと伺いたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)
ただいま、財源的な部分のお話から交付税の関係の部分で現状の財政調整基金が交付税に影響があるのかどうかというようなご質問だと思います。交付税につきましては、ざっくり言うと基準財政需要額というのがございまして、それが先ほど山田議員の質問からも出ていましたけれども、約30億円弱ぐらいの数字、それに対して基準財政収入額、これは俗に言う町の町税含めた財源、これが大体今の段階でいくと5億円から6億円の間、それを引いたものが国から交付される金額ということで交付税の法律でいくとそういうふうには決まってございます。国ですので法律改正は先ほど山田議員の質問にもお答えしましたけれども、外出しの部分でいろいろな法律改正をして出してきているということでございます。須河議員言われている部分の影響というのはないのではないか、ないだろうということでわれわれとしては押さえてございますけれども、本年度の財政審議会というか、国の組織なのですけれども、そこでは地方の基金というのが右肩が上がるように、この10年ぐらいは積み上がってきているということがございまして、国は逆に言うと国債というか借入金が右肩が上がるように積み上がってきている。ですから財政審議会で財務省からは経済対策というかですね、地方の経済対策については地方の財政調整基金を使ってやるべきではないかというところの話は出されているようです。ただ決定ではございませんけれども、そのような今の国の状況がございますし、各議員もご存じかと思いますけれども、国の借入金が1千兆円を超えているというような状況でございますので、現状の地方財政措置の金額については安倍首相は2018年、ですから再来年までは確保するというような約束はされてございますけれども、いいずれにしても国の予算総額でいくと約4分の1ぐらいは地方交付税が占めますので、そこは総務省が管轄してございまして、財務省自体はそこに切り込みたいという気持ちはあるというふうには思っておりますので、そこはそういった情報も含めて注意しながら財政運営に努めてまいりたいと思いますのでご理解いただきたいと思います。
質問 2番 須河徹
特に公共施設等において、近々ではやはり先ほども話題になりましたスポーツセンターの建設経費というところが大きく影響するのではないのかと思っている次第でございます。私自身の見解から言わせていただければですね、これ15億円かかる、それが13億円だ、8億円だという問題よりは15億円かかってもしっかりした財政で建設していけるんだよということのやはり確信をしっかり行政側でもっていていただいて、町民の皆さまにお知らせしてほしいと。それからこれが例えば8億であっても、やはり財政的に問題であれば、そこにはわれわれも賛成するわけにはいかないのですね、そういう立場でもって、しっかりと財政の基準について町民に知らせていただきたいなと思います。例えば今後消費税が8%から10%になればですね、単純に資材費2%上昇するわけでございます。それから中国経済がよくなれば鉄材、鋼材というのはもうすぐに上がる状況であると。こういうことはもう町長はじめ皆さんが理解していることだと思っております。これらの状況の変化についてですね、早い時期に町民の皆さまに情報開示をしていただき、やはり今後の公共施設の建設について、町民皆さんの理解を得ながらやっていただきたいと思います。情報開示の考え方についてはどのように考えますか。町長に答弁いただきたいと思いますけれども。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
伊田課長からお話ありましたように、国の財政的には借金が1千兆円を超したと。市町村の貯金は逆にいうと、うちの町でいうと20億円から40億円に膨らんできたと。また借金の返納額がずっと借り入れよりも返す方を多くしていますから、借金の額は少なくなってきている。これはやはり一つの財政破綻が夕張という名前を出したくないんだけど象徴するように、市町村の自治体の財政をどうやって管理していくかということは大変問われてですね、やはりそういうバランス、歳入と歳出のバランスと預金と借金のバランスをきちんと考慮した中で、やはりやっていかなければならないということが体験的になってきたのではないのかなと私はそういうふうに思います。だから自立ができないということは合併だけではなくて再建団体に陥るということですから、自立できないで町政運営をしていかなければならないという状況がありますから、それは相当注意しながらですね、やはりやっていかなければならないんだなというふうに思いますので、対応の状況の変化は、例えば基金が10億円になったとかですね、この関係では何かあったときにはやっていけないなんていうことになったら、これは大変な状況ですので、ここら辺については適切な財政運営を毎年のように議会にも説明させていただきながら健全な財政運営を今後もやはり努力していかなければならない。そしてできるだけ早く財政は財政分析講座も最初、私が町長になったときにやらせてもらいましたけれども、財政は役場のものではなくて町民のものだという自覚をいつも持ちながら運営を進めてまいりたいと考えておりますのでご理解賜りたいと思います。
質問 2番 須河徹
非常に最近、わくわく園とかスポーツセンターの建設において、町民の方も非常に心配されております。私自身は菊池町長就任当時より取り組んでこられた財政調整基金、今お話されたことですね、そのことがしっかり充実されていたためですね、わくわく園の建設、スポーツセンターの建て替えにおいてもですね、財政運営の安定化に非常に役立っている、貢献されているなと思っているわけでございます。近年の大型施設投資がある中で、社会福祉、教育行政、それから今回出ました災害復旧等においてですね、町民のサービスが滞ることなく、安定した行政の運営と町民に信頼される行政の推進をお願いしまして、一般質問を終了させていただきたいと思います。
質問 2番 須河徹
何か一言あれば伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
いずれにしても先の山田議員の質問もそして須河議員の質問も将来にわたっての安定的な財政が大丈夫なのかという意味での不安感を持ちながらのご質問だと私は理解しておりますので、町民に対しての一層のご理解と財政健全化については今後も一層努力していきたいと考えておりますのでご理解賜りたいと思います。