訓子府町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日
役場臨時職員雇用の現状と課題について
2018年6月15日、訓子府町議会の一般質問で、須河徹議員が「役場臨時職員雇用の現状と課題について」質問し、町長 菊池一春、副町長 佐藤明美、総務課長 森谷清和が答弁しました。
- 質問者
- 須河徹 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、副町長 佐藤明美、総務課長 森谷清和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 須河徹
須河です。一般通告書に従いましてですね、役場臨時職員雇用の現状と課題について、伺いたいと思います。昨年の一般質問でですね、人口減少抑制対策および若者の雇用促進についてですね、質問いたしましたところですね、「子どもが進学後にですね、本町に戻るのが少ない要因は」ということに対しまして、「町内に就業先が少なく本町だけが雇用について、劇的な改善は難しいが、基幹産業の支援に取り組む」というような答弁をなされました。また「雇用の確保について企業誘致の取り組みは」の質問に対しましては、「企業側は労働力が不足しておりますが、3Kの職場であったり、短期間の臨時雇用であったり、雇用のミスマッチがあると。また、企業誘致では、低廉な労働力が求められ厳しい状況でありますが、既存企業の拡充を目指して、情報交換を密にして、支援の方法を含め検討する」という答弁でございました。このように、短時間の臨時雇用の就業要望が低くですね、雇用のミスマッチとなっている現状を何とか解決していかなければならないということでですね、役場の臨時職員の雇用を例にですね、その要因を洗い出し、若者が安心して選択できる臨時雇用形態の処遇改善の可否を伺いたいと思います。まず1番目にですね、臨時職員の業務内容および処遇について伺います。二つ目にですね、臨時職員の有期雇用から無期雇用への転換について伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「役場臨時職員雇用の現状と課題について」2点のお尋ねがございましたので、お答えをさせていただきます。まず1点目に「臨時職員の業務内容および処遇について」のお尋ねがございました。臨時職員につきましては、各所管課において、臨時的事務、あるいは人員不足等による補助的事務の発生、季節的な現業への対応の場合などに雇用しており、さまざまな雇用形態がございますが、臨時職員の雇用に関する規程に基づく職員に限定して回答申し上げます。この規程では、臨時職員を14の職種に分類しており、業務内容としては、一般事務、保育教育、子育て支援、給食調理、土木作業、牧場施設管理および家畜管理などの作業、運動施設や公園の管理作業、介護支援、栄養指導などとなっております。また、処遇のうち、賃金、手当については、職種および雇用形態に応じて規定し、休暇についても雇用期間等に応じて定めております。2点目に、臨時職員の有期雇用から無期雇用への転換についてのお尋ねがございました。平成24年8月に改正の労働契約法では、無期労働契約への転換に関する規定が平成25年4月1日から施行されることになり、通算5年を超えたときは、労働者の申し込みにより、無期労働契約に転換できるルールが定められ、本年4月以降、ルールが適用されることになります。ただし、この法律は、国家公務員および地方公務員については、適用されないこととなっております。町の臨時職員については、地方公務員法の適用を受けますことから、任期については1年を超えることができないこととなっており、無期雇用化の適用にはなっておりません。以上、2点のお尋ねにお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようお願いをいたします。
質問 8番 須河徹
本町のですね、就業と雇用の確保についてはですね、一般企業含めまして、企業誘致による雇用確保は大変厳しいという判断をなされております。また商店街も店舗店数の減少等が続き、雇用の力も大きく減少している状況でございます。商店街の活性化もですね、自助努力に委ねているという状況でございまして、非常に雇用の場が町全体としては少なくなっているという状況の中でございます。その中でですね、行政としては既存企業の雇用拡大に期待するところであるというところではございますけども、やはり既存企業においても非常に急激な雇用確保という状況にはなっていかないと思われます。そんな中でも先ほども申しましたようにですね、町内企業のトップの方々の懇談会では、やはり労働力不足であると報告されております。しかしながら求職側はやはり3Kや臨時雇用を避けており、ミスマッチの状態であるというとこであります。このままですね、臨時雇用、非正規雇用、正職員を正規雇用と表現した場合ですね、行政の臨時雇用ばかりじゃなくて一般の非正規雇用におけるですね、求職者がその部分を避けるという要因についてですね、何が問題点であるのか考えているのか伺いたいと思いますけども、お聞きしたいと思います。
答弁 副町長 佐藤明美(副町長は2019年3月まで)
反問権じゃありませんけど、ちょっとわからない部分あって、今、打ち合わせしてたんですけども、まず職員の採用、臨時職員の採用も一般の民間の会社の方と公務員といいますか、我々、役場ですけども、とはちょっと雇用の形態が法律が違うもんですから、一緒にはならないんですけども、単純に受け答えするとすれば、仮に民間の方が非正規雇用とか臨時とかパートとかってあるんですけども、その方を正規職員でなくて、その方を雇うというのは中身のこともあるでしょうけど、1人にはやっぱり経費の問題じゃないかなと捉えております。役場についても経費という感覚はないにしても、役場にしては必要なものであれば雇用しますし、必要ないものは雇用しないという考えになりますから、そういう使い方については民間も同じじゃないかなと。ただ経費の観点でどうかと言うんでなくて、役場の場合は経費のこともあるけども、雇用の形態が民間と農協もそうですけども、とはちょっと法律が違うもんですから、簡単にぱっとこう雇えない。ただ今、先ほど町長の方からも答弁しましたように、法律が今、若干変わりつつありまして、2年後にですね、ちょっと臨時職員とか、我々、議員さんもそうです、我々もそうですけども、特別職の非常勤、常勤の形態がちょっと変わる可能性がちょっと今あるんですけども、今の時点でいけば原則、何て言うんですかね、通年雇用とよく一般的に言われているものは法律でギリギリに責められているというのが実態で、これ実際の使い方が今、現実と違うでしょというのが詰められると法律上では何とも返答のしようのないというような状況というかね、臨時職員の法的な位置付けというのが非常に曖昧なんですよね、公務員法の上では、だからちょっと何となく原理原則でいうと答えにくいというところがありますけども。
質問 8番 須河徹
今のご答弁のとおりに、やはり行政としてはコストばかりではなく、その雇用、要因も含めてやると。その辺の難しさ等も非常に明確ではないという言い方がいいのかどうかは別としても、法律に則った雇用体系でやっているということでございますけども、ここでもう1点質問したいんですけども、臨時雇用の職員の方の給与状況とか平均賃金とかいうのは、今この場で報告できますか伺ったところ、これはどうでしょうか。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
臨時職員の賃金についてのお尋ねでございましたけども、平均賃金というのは算出はしておりませんけども、それぞれ、先ほど町長から答弁申し上げましたけども、いろいろな職種がございますので、それに応じてですね、賃金の位置付けを行っております。例えば事務補助員であれば職員の給料表の1級1号俸、またこども園の保育教諭につきましては、短大卒の給与1級10号俸というような格付けを行って、保育教諭につきましては、経験年数に応じて賃金が上昇するというような、昇給する仕組みをとっております。以上でございます。
質問 8番 須河徹
今、給与表の説明もされて、多分その方向で給与も支払われていると思うですけども、確認なんですけども、それは正職員と言ったらいいんですかね、臨時の方もその給与表で計算されているんでしょうか。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
正職員と臨時職員の昇給幅とか、そういうのは異なりますけども、給料表を使って保育教諭につきましては賃金の方を毎年設定させていただいているということです。ただこの給料表の方を適用するものと、それからそうでないものもございます。例えば日額で使われている職員ですとか、そういった方もいますので、一律とは言いませんけども、職種の一部については、その職員の給料表の格付けを行って、経験年数に応じて賃金を設定させていただいているということでございます。
質問 8番 須河徹
非常に職種も多くあって、それぞれ個々ではかなり違うという返答だと思いますけども、臨時職員の皆さん方の報酬とか賃金の基本についてですね、例えば平均で、具体的に言えば平均で16万円であれば年収が190万円だと。簡単にですね。そういう中でですね、40時間のフルタイム働いても、その状態なのか、それぞれ時間で給与をもっていかれているのかという意味では、どちらの方の形をとられているんでしょうか。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
基本的にはですね、月額の方と、それから日額の方と、いるような形になっております。以上でございます。
質問 8番 須河徹
日額、月額でもあるということでございます。今、月収平均16万円だとすれば190万円だと。これはなぜこういう質問をしたかといいますと、非常に今、ワーキングプアといわれるのか、200万円以下の年収であればワーキングプアの状態であるというような判断されております。それから先日の工藤議員の一般質問の中でも子どもの貧困は年収300万円以下という表現だったと思いますけど、それをもってですね、非常にそこが貧困のラインであるというような説明もありました。そんな中ですね、今の役場の臨時雇用の中では、そこのラインはクリアされていると判断してよろしいんでしょうか。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
それにつきましては、その仕事の職種によりまして異なります。あとそれから単純に16万円で190万円というお話がございましたけども、6か月以上の雇用ということになれば、期末手当の方も支給されておりますし、またその他、9か月以上になれば扶養手当が支給されるとか、そういう手当の方も支給されているという状況になっております。
質問 8番 須河徹
要はそういうワーキングプアというような状況、200万円以下の雇用は行政の中ではなっていないという具合な返答だと思いますけど、それでよろしいですねと。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
ワーキングプアといいますか、その職種によってはですね、200万円以下の方ももちろんいらっしゃいます。また、日額等で雇用されている方もおりますので、それは雇用期間によって年収も異なりますし、中には世帯主の扶養の範囲で勤務されたいという方もいらっしゃいますので、そうなりますと103万円程度ですか、それぐらいの年収の方も中にはいらっしゃいます。
質問 8番 須河徹
非常にこれはコストの問題、先ほど副町長言われたように、コストの面も含めまして、非常に微妙なところの問題でございますけども、やはりそういう200万円以下であるというとこの雇用に対して何か、何て言いますかね、行政が生み出すワーキングプアというとこの解消というものを無くそうと考えるのか、現状のままでコストも含めて、やも得ないなと考えられるのか、どちらで考えているのか伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
まず一つはですね、日額であろうが月額であろうが、最低賃金法でいっている日額等については、これ当然クリアしなきゃならないという原則に立っています。先ほど課長からも言いましたように、雇用形態がやっぱり違います。3か月の者、6か月の者で200万円を超える臨時職員というのはまずあり得ないということがありますから、年間常勤の中で11か月の者が200万円を超えないというよりは超えていると思います。それはもう手当が3か月なり付いているはずですので、含めていくと、俗に言う、議員が心配されるワーキングプアというのはないと。だけど短期で日額で突如雇用しなきゃならないとか、1か月、2か月ということも、いろいろな形の者がおりますので、その辺ではトータルとしてどうなのかといったら、あり得ないとか、ワーキングプアなんてあり得ないけれども、雇用形態とか期間によってはあり得ると。しかしそれも日額についても最賃法でいっている金額を下回ることはないということであります。
質問 8番 須河徹
ということになれば、やはり訓子府行政の中ではワーキングプアもあり得ないし、法律的にしっかりとした法律に基づいて雇用されているという返答だったと思います。そうですね、ここで行政の中での雇用は十分理解された訳でございますけども、これからですね、非常に若者が臨時、非雇用での就労の場を避けていくと、非常に雇用においてミスマッチが発生しているというとこでございますけども、非常にこの年収200万円というところを何とか解決していかないと、これは行政抜きですよ、町内全体の雇用の考え方としてですね、その辺を何とか解決していかないと、若い人たちの雇用の場というのは、なかなか確保できないんではないのかというように思いますけども、その辺はどのように考えますでしょうか、伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
各企業は企業で民間で労働基準法や最賃法に従って雇用するということが原則ですから、うちの町の場合は、小売りの小さな店舗の雇用はちょっと把握はしていませんけど、いずれにしても例えばクノール、農業試験場等々含めてですね、これらのことは排除しながら雇用しているというのが実態ではないかと。例えば農業試験場で言うと季節労務者的な農業作業員のようなあれでいくと4月から10月とかですね、限られる。それからクノール等でいきますと、例えば鍋キューブやクリームスープなどの場合は収穫期から一番忙しく生産の時期に集中して、その時はやるとかですね、いろいろなことが考えられますけど、いずれにしても常勤をいかに、正職員を増やしていくかと。これは例えばそれぞれの民間との話し合いの中で私どもも努めて、そういう地元の者を採用していただきたい。訓子府高校の卒業生を採用していただきたいということをですね、お願いもし、そういう石灰、クノール等々含めてご努力をされている。そしてまた最近ではアイザワ工業なんていうのがですね、訓子府高校の卒業生を採用したり、正職員で採用したりという動きが出ているというのが状況であります。ただ非常に厳しいのは、例えば議員ご存じのとおり農協です。これ採用してますけども、この間の銀河公園まつりでも随分新卒のきますけども、ほとんど訓子府に住まない。単協の時代は訓子府に住む。だけど今はもうそういう市町村合併をやったところもそうなんですけども、北見に住むけど、そこには住まないし、そこの職員は100名いたものが60人で済ませるとかって、こういう状況からいくと、人口の減少の問題からいうと、企業の合併というか大規模化というのは企業経営と関係して自治体でもそうですけども、こういった人たちが正職員化、あるいはそこに居住するということにはなっていないという、ある意味では雇用の場は非常に狭まってきているということは事実でないかなと思います。
質問 8番 須河徹
今、雇用のお話、民間も含めてのご答弁ありましたけども、やはり今、町長の言われたとおりであります。またですね、非常に民間企業も臨時の雇用に対しては非常にコストも含めて慎重にならざるを得ないと。そういう意味では雇用もなかなか急激には変わらないという現状というのは十分理解できるところであります。その中でですね、やはり例えば日本全国見ますと大分の電気関係の工場あたりでは経営不振によってですね、非常に臨時雇用の社員が解雇されるというような状況で、その中で行政がどう立ち回るかというと、その中の一部の、全員ではないですけども、雇用された人間を短期的に雇用して、そういう離職者を救うというような体制も行政の中ではとっているということもございます。本町においても、そういう状況まではならないとは思いますけども、町内企業の中にもやはりそういう努力をしていただきたいと。これは行政が言うべきことではないと思いますけれども、町長にはそういう機会もあるようでございますから、ぜひお願いしたいなと思います、また町内企業の雇用を拡充するということも答えておりますので、行政からの雇用の支援をですね、早く具体的なものがあればですね、出して、雇用の拡大に努めていかれてほしいなと思いますけども、その辺について伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
最近でいいますと例えば京セラなんかもですね、私どもの町の住民の方が京セラにお勤めされている方もおりますし、やっぱり企業の営業展開とか事業展開によっては縮小、あるいは転換、全国的な異動とかということもですね、考えられる状況というのは当然想像できます。例えば具体的に言うとホクレンの問題でいくと飼料工場なんかもそういうことがありましたし、十勝管内、釧路の方に異動させて生活を移していくということも多々あります。またホクレン等の話し合いの中でも、その中での職員を町の職員として雇用できないかという具体的な相談も受けたりしながらですね、お互いにその人たちが生活に不安を生じないような状況をやっぱり確認し合うということも当然やっていかなきゃならないことですし、やってきていますし、これからもそれらについてはできるだけ多くの方がこの町に住んで安定的な雇用を確保できるような努力をですね、私としても、これからも進めていきたいと考えておりますのでご理解いただきたいと思います。
質問 8番 須河徹
やはり人口抑制対策および若者の雇用確保を目指してですね、若い人たちが本町に就業できる、そして結婚して出産、子育てとですね、安心して訓子府に住み続けられるようですね、行政における環境整備を進めていただきたいなと思います。またこれからの介護、教育も非常に、そこに働く人たちの人が少なくなっていくということも予想されております。財産としての人材の確保に努めていきたいと思います。これをもってですね、この関係の質問は終わらせていただきたいと思いますけど、町長の方から何かあれば一言伺いたいと思いますけれども。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
これ別の角度になりますけれども、例えば役場の職員の採用の問題でいいますと、行政改革という名のもとにですね、かつて百二十数人いた職員が九十数名に落としてきていると。私としてはですね、保育士にしても、保育士というか、わくわく園の職員にしても全部正職員にしたい。あるいは作業員等の職員も正職員にしたい。しかしそれは人件費比率や民間の圧迫の問題や、今言ったさまざまな行政的な指導も含めてですね、そうは単純にはならないところが我々は苦慮しているところで、短期雇用であっても期間的なものであったとしてもですね、生活に困ったりですね、そういうことが可能な限りないようにですね、私たちは万全を期していかなきゃいけないというふうに思っているところですけれども、これらについては民間の経営者たちともお話する機会がございますので、積極的にお話をまたこの機会ですから、今年もまたありますので、進めていきたいと思いますのでご理解賜りたいと思います。
質問 8番 須河徹
ありがとうございました。