みんなの議会

訓子府町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日

障がい者の雇用促進について

2016年12月13日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「障がい者の雇用促進について」質問し、町長 菊池一春、教育長 林秀貴が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、教育長 林秀貴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 工藤弘喜

次の質問に移らさせていただきます。障がい者の雇用促進についてという質問です。「障害者差別解消法」、改正「障害者雇用促進法」が今年4月より施行されました。障がい者の雇用に関わる法の具体化を促進する上で、自治体の果たす役割やその取り組みは、この法の目的や理念からも重要かと考えております。このことについて町長の見解を伺います。まず一つ目ですが、今年施行されたこの2法について、どのような見解を町長は持たれているかお伺いをいたします。二つ目、本町の実態は当町の役場も含め、どのようになっているのか。この雇用の問題についての実態をお聞きしたいと思います。三つ目ですが、役場としての雇用や民間も含めた雇用の促進に向けどのように今後取り組む考えかお伺いをいたします。以上、3点、よろしくお願いします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「障がい者の雇用促進について」3点のお尋ねがありましたのでお答えをさせていただきます。1点目の「今年施行されたこの2法について、どのような見解を持たれているか」というお尋ねですが、「障害者差別解消法」は、「何人も障害者に対して障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」と規定され、「改正障害者雇用促進法」では、「雇用の分野における障害者に対する差別の禁止及び障害者が職場で働くに当たっての支障を改善するための措置」が規定されました。このどちらの法律を見ましても、差別的取り扱いを行ってはならないとされ、国際的にみても当然の施行であると考えます。2点目の「本町の実態は、役場を含めどのようになっているのか」というお尋ねですが、役場におきましては、50人以上の地方公共団体に該当し、2.3%の法定雇用率以上の割合で障がい者を雇用する義務があり、それを換算すると1人となりますが、実態としましては3人を雇用しているところであります。しかし、役場以外の本町の企業等の実態につきましては、町の管轄ではなく北見公共職業安定所のため、把握しかねていますので、その旨ご理解いただきたいと思います。3点目の「役場としての雇用や民間も含めた雇用の促進に向け、どのように取り組む考えか」のお尋ねですが、役場としましては、今後も引き続き障がい者の雇用に努め、広く町民や民間企業等に周知していきたいと考えております。以上、お尋ねのありました3点についてお答えをいたしましたので、ご理解賜りますようお願いを申し上げます。

質問 5番 工藤弘喜

この件に関しては、本当に時間の関係もあるということでありますので、本当に1、2点だけちょっとお聞きしたいんですが、この障がい者の雇用促進についてというのは、いわゆる促進法ができたのは、元々の法律としては非常に前、昭和35年でしたか、できているという法律でありまして、今回改正された中身というのがいわゆる雇用するときには合理的配慮をしなさいと。障がいを持っておられる方にそういう配慮がなければ、単に雇用促進法というものができたからといって、それは実行のあるものにはなりませんということがやはり一番の改正の要点、ポイントだったと思います。それと合わせて差別解消法という問題もやはり同時にできたわけでありますけれども、町長からこの見解も含めて、当然の施行であるというふうにお答えもいただいておりますし、本町の実態、特に役場については1人のところ3人雇用しているという状況にはなっておりますので、安心はしているところでありますが、しかし、全体の状況、周りを見ますと非常にこの障がい者の雇用の問題というのは、やはりなかなか難しい、なかなか進まない課題かなというふうに思ってみているところです。私自身はそう思っていますが、町長として、答弁にもありましたけれども、この役場の実態とはまた別に、いわゆる企業等も含めて、本町だけではありませんけれども、一般的にこの障がい者の雇用等についての、こう叫ばざるを得ない背景、この難しさというのはもし感じておられるのであれば、これはどこからくるのか。そしてそれをどうすれば乗り越えていけるのかなという、そういうお考えがもしあれば先にお伺いしていきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

1981年だったと思いますけれども、国際障害者年が施行されて、もう既に35年ほどたったのでしょうか。障害者年のテーマは完全なる差別の撤廃という、それは生活、結婚、仕事等において地球は、国際社会は差別をしてはならないというテーマを世界でうたい上げたのが国際障害者年の最初でなかったかなと思います。やっとこれだけの年数たって障害者差別解消法ができ上がり、いろいろな経過がありましたけれども、障害者総合支援改正法もこの春に改正になってきたということも含めて雇用の問題含めて、この3本の柱が現実的には法整備をされてきた。いろいろありますけれども、国や地方自治体は一つのやってはならない、してはいけないという禁止事項まで盛り込んでいますけれども、民間は努力義務だというところで、まだまだこれらについても非常に課題が多いし、もっと積極的にさらにもっと一歩進めてというような状況でございますけれども、ある意味ではなかなか前に進めない。それは何なのかという、それは経済優先の営利中心の社会にあっては障がいのある方々が非常にその役割を担う点での社会的なやはりもっともっと意識改革や意識が変わっていかなければならないんだろうと。その点でいうと今回のこの障害者差別解消法については就職を受けるときも生活をするにあっても職場での環境であっても障がいを持っていることによって、それが立ち止まったり、あるいは不利益を被るようなことはあってはならないということをわれわれ市町村も含めて禁止条項まで出てきているわけですので、その点では第一歩だと思いますけれども、まだまだ道は遠しというのが実態ではないかと思います。

質問 5番 工藤弘喜

これからだと。まだまだこれからだということでありますけれども、例えば本町のことで言えば、やはりこの障がい者の方々を取り巻く環境といいますか、町民がどのようなかたちでどのような見守りというか見方をするかということが非常に問われてくる部分もあろうかとは思います、この問題については。この辺について、そういう意識改革も含めて、あるいは当然、来年からグループホームの新たな建設も含めて本町が、その取り組みも始まるわけでありますけれども、この雇用の問題とはちょっと切り離すかたちになりますけれども、そういう障がいのある方々をどう私たちはみていくのかと。どう共生していくのかという、その部分をやはり何らかのかたちで、お互いに努力して培っていかなければいけない。そしてそれが最終的にはやはり自然なかたちでという、そういう部分の取り組みというのが、いろいろなかたちで求められてくるのではないかなというふうに私は思っております。そういうものも一方でなければ、単なる雇用の問題だけで、なかなかその数を達成して、よしとするようなものではないような気がするわけでありますけれども、その辺についての、これは社会教育とか、教育長の方に行っちゃいますけども、いわゆるそういう部分の役割というか、取り組みというのも今後に向けて一方でしていかなければならないのかなというふうに思いますけれども、その点についてどうでしょうか。町長しか答弁を求める側になっていないのでありますけれども、教育長よろしいですか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

確かに障がい者の取り巻く環境でいいますと、いろいろな法が整備はされている中で、やはりノーマライゼーションの社会というか、障がい者を認め合う社会形成におきましては、なかなか進まない状況というのは全国的にも本町においても私自身も国際的にいえば日本は進んでいないのではないかと思っております。また教育現場におきましても、さまざまな場所、特に障がいのあるお子さんもたくさん最近は出てくる部分ございまして、それらに向けた支援も行っているところでございます。それら社会教育も含めた中でですね、皆が支え合うような障がい者にとって住みやすいまちづくりに向けてですね町部局と教育委員会が連携しながら、そのようなまちづくりを進めていきたいと思っております。

質問 5番 工藤弘喜

最後になりますけれども、この法律の改正で知的障がい者と精神障がい者の関係で、この部分も雇用の基準、いわゆる雇用率の基準の中に組み込まれていくようなかたちになっています。本当に最後の質問なんですが、当然これは急にそれをいっても法の中では平成30年まで猶予期間というのがあって、当面はそれは雇用率の達成の中には組み込まない数字となっていますけれども、将来的にはそういう障がいのある方も、いわゆる雇用の促進というかたちで取り組んでいくということになっています。そういう部分で、そこではやはり、そこでこそ役場というか行政、この部分が果たすべき取り組みといいますか、求められてくるのかなというふうな考えもしているところでありますけれども、その辺に向けての今後の考え方等がありましたら、知的障がい者、精神障がい者の雇用の問題も含めて新たに加わったその内容等をどうこれから取り組んでいくのかという考え方があればお伺いをして私の一般質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

障害者総合支援法の改正によって、今言った知的障害、精神障害、それから身体障害の3障害が統合的に捉えていかなければいけないんだということが整備されてきています。その整備されてきても実際には法ができたけれども、例えば障がい者の手当等含めて介護保険優先主義みたいなのがいまだに残っていたりとか、いろいろなことが課題の中で障がい者の方々がいろいろな意見を出しながら少しずつ前へ出てきているという状況でございます。今、一番問題なのは働く場所がないということをどうしていくのかと。今役場できらきら本舗の皆さんが頑張っていろいろな雇用の機会や働く機会をつくっていっているわけですけれども、これをさらにやはり広げていかなければならないだろうと。これは来年の春にスタートするであろうNPO法人のシトレインが将来的にグループホームのみならず就労の多機能型の就労機会をやはりつくっていくというが非常に大事でないかなと思っていますので、その点では、またこうしたNPO法人の方々とも協議をしながら少しでも前に進めていくという状況を大事にしていきたいというふうに思います。それともう1点申し上げますと、シトレインができて4月からグループホームができる。その点では障がいのある方々がそこのグループホームに入って生活をする、仕事をしていくという状況をつくりながらも、もう一つやはり心配なのは地域住民です。地域の方々がその施設や障がいを持った方々とどのように日常的に活動をしていくかということがこれからもっと問われていくのではないのかと。私のイメージの中には伊達市があります。社会福祉法人北海道社会福祉事業団障がい者支援施設・福祉型障がい児入所施設「太陽の園」やいろいろなあまた多いグループホームがありますけれども、日常的にそういう障がいのある方たちの雇用や生活と関わっていけるような町民意識の形成というのは、これからもっともっと必要になってくるのではないかと思いますので、町長としては一層努力をしていきたいと思いますのでご理解賜りたいと思います。

質問 5番 工藤弘喜

以上をもって私の一般質問を終わらせていただきます。

質問 5番 工藤弘喜

わかりました。

出典:訓子府町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる