訓子府町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日
農業被害に対する対応について
2016年9月14日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「農業被害に対する対応について」質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 遠藤琢磨が答弁しました。
- 質問者
- 工藤弘喜 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農林商工課長 遠藤琢磨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 工藤弘喜
5番、工藤です。ただいまから私の一般質問を質問通告に従いまして進めていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。まず、1点目ですけれども、今、町長の冒頭の挨拶、午前の経過報告もありましたけれども、私の方からまず、台風・大雨等による農業被害に対する対応についてということで質問をいたします。8月17日から22日にかけて立て続けに通過した三つの台風とこの間の活発な前線の影響により、本町においても農地や農道、農作物に大きな被害が生じています。特に河川の増水等による農地への土砂堆積や表土流亡、豪雨による法面のりめん崩壊や暗渠あんきょの流失など、その復旧には多額の費用を要するものも少なくはありません。農作物被害による経営への影響も心配されているなか、本町における対応について町長の考えを伺います。まず一つ目でありますけれども、8月17日から22日にかけての台風等の本町における被害状況はどのようになっているのかお伺いをいたします。次に、二つ目ですが、被害を受けた農家に対する支援を考えられないか。これについてお伺いいたします。以上の2点であります。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「農業被害に対する対応について」2点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。1点目の「8月17日から22日にかけての台風等の本町における被害状況」についてのお尋ねでありますが、本町の気象観測ロボットや近隣の置戸町境野アメダスデータを見ますと度重なる台風の上陸等により本町にはこの期間に308mmの降雨があったと推測されています。8月22日の農協による被害調査に町の担当者も同行し、その後組合員からの申告によるものを合わせると、訓子府川沿いを中心に被害は全町的なものとなっており、8月30日把握時点の数字で被害戸数103戸、農作物への冠水や農地の被害等を含めると被害面積が約100haに上っております。その内訳としましては、冠水等が43ha、表土流亡等が36ha、作物流亡が10ha、倒伏が7ha、ほ場陥没が2ha、土砂流入等が1ha、法面崩壊が1haとなっております。作物別に見ますと、被害の多い順に玉ネギ28ha、ジャガイモ25ha、てん菜が16haのほか各作物に及んでおります。このような状態で秋まき小麦の播種は し ゅや収穫作業に遅れが出ており、ジャガイモの腐敗をはじめ、今後において各作物の減収による経済的な損失の拡大が懸念されるところでございます。次に、2点目の「被害を受けた農家に対する支援について考えられないか」についてのお尋ねですが、次年度以降の営農継続に支障が出ないよう町としてできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。本件に関しましては、8月末にきたみらい農業協同組合から今回の農業被害に対する各種対策を農協として講じていくが、行政にもその支援をお願いしたいとの申し出があったところでございます。具体的支援につきましては、既に農協の実務者レベルとその内容を詰めているところでありますが、早期の復旧が必要な農地災害に関しては、今定例議会において追加補正予算で提案させていただく「訓子府町農地災害復旧助成事業」による支援を行う考えであります。また、今後、年末に向け災害の影響による農作物の減収等に対応するため農業者個々が実施する借り入れ等に関しても、きたみらい農協からの要請があった場合、それらに対する支援について、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。以上、お尋ねのありました2点についてお答えをいたしましたので、ご理解賜りたいと存じます。
質問 5番 工藤弘喜
この件に関しましては、一番私が心配していたというか、農家の方々からのお話なんかも含めて訴えられていたのは、一つにはやはり農作物の減収等に対する、いわゆる経営そのものに対する今年の収支に関わる部分での心配、これは確かにあると。それは12月になって共済金がどのようなかたちで補てんされるのか、あるいは資金の借り入れ等に対するさまざまな支援なんかも含めて農協の方にも、あるいは行政の方にもまたお世話にならなければならないのかななんていうふうなお話もあります。それもある中で一番緊急性のある問題として、そしてまたさらに本当にこう大きな痛手となったのが農地被害に関わるところであります。その中で非常にこの農地の復旧に向けた支援ということになると、これ非常に難しい問題もあるんだけれども、行政、本町独自の単独の助成事業のようなかたちというのはとってもらえないかなというふうな願いというのは結構なところからありました。そういうことも含めて前段でもいろいろとお話もしてきた経過がありますが、実は今回この議会の中でこの答弁書の中にもありますように、この定例会の中で追加補正というお話がありまして、今言われていますように訓子府町農地災害復旧助成事業という支援を行う考えだということが出ていますので、当然この議会の最終日あたりにこの追加補正の中身について説明があり、質疑が交わされるのかなというふうに思っていますので、今、私のこの時点での一般質問の中では、この問題については、そちらの質疑に譲っていってもいいのかなというふうに思っているところであります。その方が私だけのこの議論だけではなくて具体的な予算も見ながら、そして、ここにおられる他の議員も含めてさまざまな議論をすることで、さらにその中身がよりよいものに詰まっていくのかなというふうな考えもありますので、大きなところではそういうかたちで追加補正の質疑の中に委ねていきたいなというふうに思っているところです。それでせっかくでありますので、1、2点だけこの関係でちょっと質問をさせていただきたいと思います。具体的な中身についていけば今言ったようなことで進めていきたいなというふうに思います。その1、2点のうちのまず1番目なんですが、実はこの問題につきましては、JAから9月7日付けで各農家にファクスが入っております。これは今議会、この9月議会の前段でこういうファクスが流れて農家の方々に対して、いわゆる事前要望調査の取りまとめという中で回ってきているわけでありますけれども、この事前要望調査を議会の前段で行ったということに対する意味合いというか理由、これについてちょっとお伺いをしたいなというふうに思います。実はこの問題については、やはり農家にしてみたら本当によかったと。本当はやはり議会にかけた後、正式にということが当たり前なんですけれども、今のこの農地保全の関係でいきますと、いろいろ業者さんの関係も含めてなかなかコンタクトがとりにくい中で非常にまた焦りも農家の中にあります。麦の播種の問題等含めて来年度に向けての営農についての焦りも含めてありますので、これ本当に致し方ないのかなというふうに私は思っていますけれども、このファクスを流した考え方といいますか、こういうふうにした理由についてまずはじめにお伺いをしたいと思います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
ただいま、9月7日付けで各農家にJAの方から送りました農地災害復旧助成事業のファクスの関係でございますけれども、やはり工藤議員、先ほどもおっしゃいましたように、今回の災害につきましては、農地の被害というのが過去にないぐらいひどいものになっております。やはり早期に復旧をしなければ収穫ができない、それから秋まき小麦の播種ができない、そういうような部分が農家の方からもですね、直接行政の方でも意見としてお話を聞いているところでございます。そんな中でやはり1日でも早く農家の方々に町の姿勢というか、そういう部分をお見せして早い復旧をしていただきたいということから、まずファクスを送らせていただきました。またこれだけ各地区で被災されておりますので、訓子府町だけではなくて、他の町村も被災されておりますので、業者の方もですね、なかなか手が回らないというような話も聞いております。見積もりですとか、現地を見ていただくとか、そういう部分も1日でも早くやはり農家さんの方も進めたいという希望もございますので、議会前ではございましたけれども、各農家さんにファクスを送らせていただいて取りまとめ、町としてはこういうことを考えていますと、支援を考えていますということでの取りまとめをまず行ったというところでございます。
質問 5番 工藤弘喜
先ほども言いましたけれども、このことによって農家、被害を受けた農家の方たちでいけば少しでも安心感が出てきているのだろうなというふうに思います。ただ決定をするのは今議会でありますので、これが議決されなければ当然こういうふうなことが執行されるようなことにはなりませんけれども、ぜひ何とかなってほしいなというふうに思っています。もう1点ですけれども、過去にこのような災害を受けて町単独で補助事業といいますか、そういう助成措置をとった、支援措置をとったことがあるのかどうか、最後にこれ1点だけをお伺いしたいと思います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
前段ですね、先ほどのファクスの関係、もう少しちょっと追加で説明したいと思うんですけれども、ファクスの内容につきましては、農家の方はよくおわかりだと思いますけれども、農家以外の方のところにはファクスはいっておりませんので、内容については、ご承知でない議員さんもいるかと思うんですけれども、基本的には訓子府町では農地災害復旧助成事業を9月議会に提案し実施する予定ですというような表現をさせていただきまして、その中で要綱等は記載しているということでございますので、先ほど工藤議員からもおっしゃったように今定例会での追加提案、それが認められなければ先に進まないという部分もございますけれども、そういうような表現でファクスを流させていただいております。それから過去にですね、このような被害等があって町の助成があったかというようなご質問でございますけども、平成18年、今から10年前になりますけれども、平成18年に8月と10月に台風、それから長雨によりまして2度ほど町の農地等も被害を受けております。内容につきましては、両方合わせますと28戸の方、被災の内容で言いますと、法面の崩壊で10件で1ha、それから表土の流失で14件で約5ha、それから排水路等の復旧ということで、排水路が埋まったというような部分での復旧で7件で640m、それから農地保全ということで暗渠あんきょの復旧ですとか、耕作道の補修、集水桝等の復旧等につきましては、8月、10月合わせまして13件ほど行っております。このときの事業費でございますけれども、総体の修繕の事業費としましては1,487万円、1戸当たりにしますと53万円ほどの事業費がかかっている。そのうちですね、町からは397万円の補助をしてございます。またこのときにはJAの方からも補助がございまして、JAからの補助としましては453万円を補助しているというようなことになってございます。ただですね、このときの災害の状況で言いますと全体ではですね約84haが大小関わらず被害を受けているというような報告がございますし、戸数にしましても102戸ということになってございます。ですので今回の災害につきましては、戸数については大体同じぐらいですが、面積的には今回100haぐらいの被災ということですので、平成18年当時よりは大きな被災ということになっているかと思います。以上でございます。
質問 5番 工藤弘喜
以上のような答弁をいただいたわけですので、この件につきましては先に言いましたように、個々の予算に伴う具体的な質疑の中でさらにいいものにしていければなというふうに思いますので、この件については、これで終わりたいと思います。