みんなの議会

訓子府町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日

自然災害における町としての対応と今後の物流について

2016年9月13日、訓子府町議会の一般質問で、西森信夫議員が「自然災害における町としての対応と今後の物流について」質問し、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、農林商工課長 遠藤琢磨が答弁しました。

質問者
西森信夫 議員
答弁者
町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、農林商工課長 遠藤琢磨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 西森信夫

8番、西森です。はじめに今年台風被害を受けられた皆さま方に心からお見舞いを申し上げます。通告書に沿って町長に質問いたします。自然災害における町としての対応と今後の物流について。今年は過去あまり経験のない経路をたどる台風が3回以上北海道に上陸し多大な被害をもたらしました。7号、9号、11号、10号と次から次へと太平洋上を勢力を弱めることなく本道各地に甚大な被害を与えました。地元紙訓子府新報の報道による台風、豪雨被害報告もありましたが、本町も9号、11号による農業被害を中心に100数戸が被害に遭い河川、法面のりめん崩壊など今までに類を見ないほどの災害発生に自然災害の脅威と災害に対する備えの重要さをあらためて痛感しました。各災害と物流について伺います。一つ、この台風による実害(河川氾濫、道路法面崩壊、農地流亡他)について伺います。二つ目、今回の台風・豪雨に対する町の防災対応について伺います。三つ目、台風被害によりJR北海道が全道で数か所被害を受け分断され、農産物の消費地への輸送が滞り一時、2,500基程度の大コンが足止めされており今後が心配されます。当然、JAきたみらい、ホクレンも対策を考えていることでしょうが、行政として本町の対応を伺います。四つ目、北海道でも道東の北、北東に位置する本町から本州の消費地に向け、今後空路か、陸路か、鉄道貨物か、トラック貨物便か、昨年9月の一般質問で農産物輸送の今後についての質問をしましたが、その後の経過報告と、物流についての基本的な考えを伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「自然災害における町としての対応と今後の物流について」4点のお尋ねがございましたので、お答えをいたします。ご質問にもございましたように、8月に集中して台風7号、11号、9号と三つの台風が本道に上陸し、また台風10号も北海道をかすめていきましたが、今回の台風は、人命も奪うなど、甚大な被害をもたらし、生活・経済に多大な影響を及ぼしております。さて、1点目に、この台風による実害についてのお尋ねがございました。災害発生後に町が復旧等の対応を行っております河川、道路で申し上げますと、河川では8本で洗掘、河岸法面崩落、護岸崩壊など12か所、道路では24路線で路肩崩落、路面洗掘、法面崩落など31か所、農地では、被害戸数103戸で、冠水、表土や作物の流亡、土砂流入、ほ場の陥没など被害面積約100ha、その他パークゴルフ場河川敷地崩落、水道漏水など公共施設においても被害を受けております。このほか、災害発生中における土のう積みなどの対応をした河川などを含めますと多数に及びます。2点目に、今回の町の防災対応についてのお尋ねがございました。8月17日からの主なもので申し上げますと、早朝から建設課職員による道路・河川パトロール、警報発表後は、連絡本部を設け、各課職員による初動パトロール隊を4班編成し、道路・河川のパトロール、土地改良区職員による監視パトロール、土のう作り、溢水いっすいの危険性のある河川への土のう積みや土砂上げ、排水ポンプアップ、土砂流入や路肩崩落など通行に支障のある道路へのバリケード設置、自主避難所の設置と泊まり込みでの避難者受け入れ、また、連絡本部に詰めている防災担当職員は役場に泊まり込み、その他の職員も出動に備え自宅待機の対応をとっていたところでございます。3点目に、台風被害による農産物の輸送に関する本町の対応についてのお尋ねがございました。今回の相次ぐ台風上陸により、全道各地でJRの運休、国道、道道等の通行止めが発生し、議員ご指摘のとおり農産物の消費地への輸送に多大な影響が出ていることは間違いありません。このような事態に、きたみらい農協では、鉄路のコンテナ輸送に関しては旭川までトラック輸送を行い、その後JRコンテナにより本州方面へ輸送しており、それと並行して釧路、苫小牧までトラック輸送を行い、船便により輸送する手段で対応しております。また、JR北海道や国、北海道も全力で鉄路、道路の復旧工事を進め1日も早い回復に取り組んでいるところでございます。ご質問の本町の対応につきましては、現在のところ特別に対応するものはないと認識しておりますが、今後農産物の収穫が本格し輸送量も増えていく中で依然輸送に支障を来すようなことが続く場合、きたみらい農協、北見市、置戸町と足並みを揃え、必要であれば、関係機関への要請活動などを実施していくことも必要と考えております。最後に4点目に農産物輸送の今後についてその後の経過報告と物流に関する基本的な考えについてのお尋ねがございました。昨年9月の定例会において「農産物輸送の今後について」ご質問があり、JR貨物の減便、廃止に関してオホーツク圏活性化期成会等が中心となり、JR貨物、国、道への要請活動を実施し、北見地域農産物輸送促進協議会によりJR貨物に対するコンテナ購入支援を行い、平成26年度以降も運行が継続されることとなったと回答しており、本町の農産物、特に玉ネギの輸送体系については支障がないと認識しております。その後の経過として、7月29日にJR北海道が鉄道事業の抜本的見直しを表明しております。その内容は旅客輸送の密度が低い路線の維持が困難であるとして関係する自治体との協議・検討に今後入りたいというものであり、具体的な線区名は明らかにされておりませんが、そういった中で特急オホーツクの減便も危惧されているところでございます。また、その見直し方針の中で、JR北海道にJR貨物から支払われている線路使用料の値上げも検討されていると伺っており、値上げされれば貨物列車の利用頻度が高い道内の農業関係に影響が及ぶ懸念もあります。物流についての基本的な考えにつきましては、大消費地から遠く離れている本町にとって農産物の流通は最重要であり、特に道外への安定供給のための輸送手段確保は必要不可欠なものと認識しておりますし、農産物の物流のあり方は、農業者および農業団体を中心に今後も最善な方法が検討されることと思いますが、町としても引き続き輸送コストを維持するための方策を、状況の変化に応じて都度関係機関等と連携しながら講じてまいりたいと考えております。以上、お尋ねのありました4点についてお答えしましたのでご理解賜りますようお願いを申し上げます。

質問 8番 西森信夫

この台風による実害がただいま町長から示されましたが、町内全域各所で被害が見られ、細かいものを入れますと今までかつてないほどの被害が見られます。町民一人一人が自分たちのおのおのの努力で再建に向かっているということでございますが、町としてできる限りのことを早く取り組むべきではないかと考えます。そこで取り組む人的要員は足りているのかどうかをお伺いいたします。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

行政においては、やはり財政的な面もありますので、限られた人員の中で対応せざるを得ないというようなことがあります。人的には多ければ多いに越したことはないと思いますが、限られた人員の中でできるだけ工夫しながら対応、できるだけ災害対応にあたっていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 8番 西森信夫

特に道路では、畑まで行けないという農家が何件か見受けられます。1日でも早く、1時間でも早くやはり道路を通してほしいという要望がありますので、大変人がいなく、業者がいなく、大変なことはわかりますが、少しでも早く町民の要望に応えていただきたいというふうに思います。この件に関しては他の議員も質問するということですので、町の取り組みに委ねることといたしたいと思います。次の質問に移ります。2番目の今回の台風、豪雨に対する町の防災対応についてご回答いただきましたが、今年、北海道に3個以上の台風上陸というのは過去今までにはない台風だということでございます。今後とも防災に対する備えが重要かなというふうに考えます。本町にあった独自の防災計画を見直す考えがあるのかどうかをお伺いしたいと思います。特に財源に関してお伺いします。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

本町にあった防災の対応ということで、やはり今回、台風10号ですか、十勝方面に非常に大きな被害を与えましたけれども、あれがまた一歩間違ってコースがずれれば、こちらに被害が出た可能性もないことはないということで、やはりそういったことが、今までは台風なんてほとんどそういった被害はないだろうというような思い込みもあったかもしれませんけれども、やはり今回の経験を踏まえて今後対応していかなければならないと思います。特に現在、開発の方から常呂川の浸水想定区域、千年に1回の浸水想定区域というものが示されていますけれども、それによると本町の場合でいいますと農業交流センター付近を除いては市街地は全部浸水するようなデータが出ておりますけれども、その千年に1回のものまで想定するとなると非常になかなか大変な部分もございます。例えばシェルター的なものまで作らなければならないのか、高い建物ですね、そういったものも考えなければならないというようなことにもなると思います。ただ財源的な部分もございますので、例えば学校の2階部分に垂直避難を設けるだとか、そういったようなことでしのいでいくというようなことも考えなければならないのかなと思っております。財源的には限られた財源の中で対応していきたいと思いますし、毎年備蓄計画、それから水防資材の整備なども行ってまいりますので、その点ご理解いただければと思います。

質問 8番 西森信夫

今回の被害で農地が非常に分断されて流されております。農地では表土が3cmできるのに100年かかるというふうに言われています。先祖が切り開いた訓子府の農地を守る使命がわれわれにはあります。災害を受け表土も流されましたが今後とも農業基盤整備事業など必要な支援をすべきと考えます。この必要な農業基盤整備事業などの所見を伺いたいと思います。

答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)

ただいま、災害に関しまして農業基盤整備事業の部分についてのご質問でございますけれども、当然、農業基盤整備事業につきましては、議員もご承知のとおり訓子府町では昔から既に行っておりまして、現在も4地区、それから計画も1地区しております。今後もですね、既存の地区が終了した段階でもやはり農家の方々から要望がございましたら、農業基盤整備事業を進めていくというようなことも考えられると思いますし、やはり農業基盤整備事業に関しましては最重要というふうに本町でも考えておりますので、それにつきましては柔軟にまた進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 8番 西森信夫

この農地の基盤整備事業、今、課長が言われたように3か所ぐらい今年もやるんですが、今回の災害で集合桝、暗渠あんきょの集合桝自体が流されて端野の日吉、常呂近くまで1t半も2tもあるものが何か所も流されているという現状があるそうです。それを自己資金で直すというのは、まず不可能に近い、だからそういう農家の人たちは当面、桝を入れないで水がはけるような応急的な工事をやらざるを得ないという現状にあります。ぜひともこういうやはり緊急を要するものに対しては、農業基盤整備事業など、事業でぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。この件も他の議員が質問するということなので、この件に関しましてはこれで終わりたいと思います。次の質問に移りたいと思います。3番目、台風被害によりJR北海道が全道で数か所被害を受けております。このJR北海道に関しての回答もいただきましたが、石北線が1か月から1か月半、台風被害で線路下の土砂流亡により不通との報道がされました。また石北峠も同時期、がけ崩れ等で不通になり、一時輸送も滞りました。同じく函館線までもが被害を受け不通となりました。物が北海道のイモ、玉ネギ、それから資材が本州から来ないという日にちが1日、2日あったそうです。非常にこういうことがあると北海道の事業そのものが停滞するわけです。滞っちゃうわけです。それでいろいろ新聞報道やなんかにもありましたが、4台風の被害で約1千億円、955億円ほどの被害があったそうです。激甚災害申請分で610億円、総額1千億円程度の大幅な被害があったと。特にJRは数十億円以上被害があって、道に支援を要請しているということがあるそうです。ただ石北線が通れなくなると非常に物の流れが悪くなる。先ほど町長から通れない分、貨物便で旭川までという回答がありましたが、貨物で運べる大きなコンテナの量は1回に連結しても2基ぐらいです、でかいコンテナで。ところが貨車便だと1回にその5倍、10倍は運ぶわけですね。だからぜひこの石北線を減便するのではなくて、早く復旧させてもらってJR貨物による運送に手掛けていただきたいというふうに思うんですが、ここら辺の陳情を道なり国なりにしているのか。多分していると思います。どれほど何ほどやったのかわからないほどやっていると思いますが、この実情を聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

台風のことについては、遠藤課長の方から答えましたけれども、まだまだ現実的ないろんなどういう対応をしてきたのかということを含めて、次の質問の人に委ねているようですから、そのときに答えさせていただきたいと思います。JR問題については、まず一つは、報道でも出ていますように、いずれにしても石北線を早期に復旧させるということが最大命題であるというふうに思っています。これはJRの島田社長も含めてここのところは明言しているようでございますから、1か月ぐらいで大体復旧するのではないのかという状況でございます。ただJRそのものの存亡、例えば留辺蘂、美幌駅の無人化、それから白滝以北といったらいいのでしょうか、あれが無人化になって廃止になっていくという状況の中で私自身は、オホーツク圏活性化期成会でJR本社にも要請活動を8月に行っておりますし、それから知事というよりは、そのときは荒川副知事に直接私自身の考え方を申し上げたところでございます。一つはJR自身は旭川から北、東はもうやる気がない率直に言って。自分たちではもうどうしようもできないんだという態度であります。国鉄マンとしての誇りはないのかとまで私自身は言っていますけれども、ない。日高線を見たらおわかりだと思いますけれども、大体年間19億円を沿線自治体に求めてくるという状況でありますから、まず第一弾で出てきているのは旭川で乗り換える、そして旭川から札幌へ行く急行に乗ってつなぐということで、便を少なくしていくということを今言ってきています。でも将来的にはJR自体はもう当事者としてここを単独で再建するという考え方を持っては、もうできないというのが私は本当のところではないかなというふうに思っています。それで三つ、四つ荒川副知事にも申し上げました。一つはやはり北海道が旭川から北と東の方の駅がなくなる、あるいは減便、廃止するだなんて状況の中で北海道として何をやはりやっていかなければならないのかということを明確にすべきだと。一つはそれは国が六分割なりした部分をもう1回統合してJR一本にすべきなのか。それとももうかっている東日本、西日本が利益を分配すべきなのかということも含めた提案を一つはすべきではないのかということが1点、もう一つは上下分割方式、例えば線路は国なりがもって実際の運営はJRという考え方もありますけれども、私は4階建てという言い方をしています。一つは国は少なからず責任があるのではないのかと。民営化したときによる利率がゼロになったことによって、もう銀河線と同じ状況が今起きてきているわけですよ。だから国としての責任がどうあるべきなのかということの負担と、北海道は医療圏でいうと2次医療圏になりますから、少なからず全道一円を網羅した中でのやはり立場で一定の負担が必要なのではないのかと。それから関連して私ども市町村が全く知らないということにはならないということの提案と、そしてJRがやはり責任を果たすべきだという4階建ての話をしています。その中で例えばこれは言い方が悪いんですけれども、夕張線がちょっと一つの象徴として出てまいりましたけれども、1日に数人しか乗らないような支線を残すべきかどうかという議論はやはりきちんとやらなければいけないと、JRも含めて。その点で言うとやはりこれからの交通体系、日本の北海道の、これはやはり国なり北海道、市町村がJR含めて責任をどうやってもっていくのかという、そういうやはり本質的な議論が今必要なのではないかということを荒川副知事にも申し上げましたけれども、これから今後こういったことについては要請はもちろんですし、しかし今の状況ではJRにこれ以上の期待をしても非常に厳しいという問題がありますから、建設的な提案も含めて、これは武部代議士にもちょっと言ってありますけれども、単なる国に金を出せというだけではなくて、やはりお互いが政策的な持ち寄りの中で具体的にこれからの交通体系をどうしていくのかということの議論を急いでやはりやるべきではないかということを提案しておりますので、今、議員が心配しておられるように、町長としては、やはり積極的な提案を国・北海道にしていく、している状況でありますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 8番 西森信夫

大変力強い回答をいただきました。私も、私もと言うと非常におこがましいのですが、町長と全く同じでJRはやはり北海道の北と東を切っていると思います。できれば貨物便は海峡線を通したくない。営業利益の上がる新幹線を通したい。もっともっと観光客を北海道に呼びたいというふうに思っています。そのためには、海峡線を貨物便が通るということはじゃまくさい。時間がかかる。非常にJRはそういうふうに思っていると思います。ところがわれわれも国民ですし、税金も払っています。やはり地域、へき地にいるからといって、そういう不便を強いられて黙っているわけにはまいりません。生産活動もしていますから、生産物をやはり消費地まで届けなければならないという使命があります。今、町長の回答にありましたようにJRに言ってもできる範囲は決まっていると思います。できる範囲が決まっているのであれば、じゃどこに要請すればいいのだということになりますから。北海道なり国に対して、やはり北海道の東をどうするんだ、北をどうするんだ、これ真剣な論議が必要ではないかなというふうに思います、将来に向けての。やはり国の責任、国の一定の責任、負担、これは必ずあると思います。そこをやはり一町民、一国民が言っても全然話にはなりません。やはり町を代表する町長、議会を代表する議長、いろいろなつてを使ってやはり言ってもらう。それから北海道第12区から選出されている各党派の議員にお願いをして、やはり実情を訴えていち早くこれはやはり改善してもらわなければならない。特急オホーツクが今1日4往復していると、ところが災害があって採算が取れない、早朝と夜間を除いて2往復は旭川からの往復だと。今、公然としてJR北海道は言っています。そんなことをされると昼間行く人は、じゃ旭川まで何で行くんだという話になります。これは非常にわれわれの生活に不便を来します。物流が滞ります。やはりこういうことをきちんと考え、また論議し、われわれの代表としてぜひ町長や議長に言っていただきたいというふうに思いますが、町長の所見をもう一度お聞きしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

道内で一番過激な町長で通っておりますから、これは国であろうがどこであろうが、やはり言うべきことはちゃんと言う。それは町民の生活をやはり守り、発展させていくのが私自身の仕事だというふうに思っておりますので、これは引き続き強く要請をしてまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 8番 西森信夫

町長から回答いただきました。町長にくれぐれもよろしくお願いをしたいと思います。次、4点目の北海道でもわれわれの地というのはへき地になりますが、北、東北に位置する本町から消費地に向け、今後、空輸でいくのか、人は女満別空港から行った方が早いですね、安いですし時間も短い。ところが物を運ぶとなると非常に距離があります。網走は1月、2月、3月は流氷があってなかなか船が来ません。それでは釧路か苫小牧か広尾か非常に悩むところです。今後やはり鉄道便にシフトを置くのか、それから今後、空路を選ぶのか、トラック便か、非常に悩むところです将来に向けては。われわれが非常に期待しているのは、オホーツク自動車道が今、整備されている途中です。これがやはりつながれば何とかなるのかなと希望を持っています。ただ、その進捗状況がいまだ詳しくわかりません。先ほど議会の中で訓子府から小利別までが1年ほど遅れるという報告がございましたが、その先、小利別から足寄まで、これはいつできるんだという話になります。そこら辺の話をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほども申し上げましたように陸送、物流等を確保していくためにどうなのかという部分で申しますと、あらためて陸路、海路、空路、鉄路含めた北海道の交通体系のありようをきちんとやはり国として、あるいは北海道として、やはり確かなものにしていくということを明確にしていく必要があるのではないのかというのが1点です。それから2点目で申し上げますと、陸別―小利別までは本来は今年の秋ぐらいまでに完成するといっていたのが、予算はたくさんありますと言い切りましたから、だけど難工事でやはりできないということで、もうやむなしということで来年の秋には完成させたいと。その後小利別から陸別、それから足寄までについては今のところは確かな回答を得ていません。これはこれから引き続き十勝、陸別町と足寄町と一体になって一緒になって要請活動をしていかなければならないのではないのかと。それから管内的に言いますと女満別空港、網走にまでつないでいくということも近々の課題として、やはり大事なことだということもありますので、全体、管内を超えてですね、北海道全体でこの高速道路をできるだけ早くつないでいくという、北海道でいうと全国的にいうとまだまだ高速道路の達成率は非常に低いという状況は確かでありますので、強く働きかけていきたいと考えております。

質問 8番 西森信夫

今年、議員研修で広尾町の方まで行ってまいりました。広尾町の町長と議長にお話を伺う機会がありまして、いろいろと町長から北見と十勝というのは隣の町同士で何かにつけ協力していかなければならないねという話をいただきました。十勝はやはり北見のものを十勝港を利用して首都圏へ運んでいただきたいと。我々の十勝はやはり道央圏に行くのに十勝道、さらに道路を整備して交流を深めたいというありがたいお話をいただきました。やはりこういうモータリゼーションの時代になりますと、単独でわれわれの町がというのは不可能に近い。いろんな町の協力を得て、やはり生産活動、生活をしなければならないという現状にあります。オホーツク自動車道が今、回答いただきましたが、整備されてもやはり一定の料金がかかるという道路でございます。やはり貨物便、それから仕事で使う道路に関してはやはり毎回費用が生じたのではなかなか会社も使えない、物流にもお金がかかるということになりますので、一般道、非常に近い広尾に向けても釧路に向けても苫小牧に向けても一般道がかなり曲がってはいるんですが、整備されつつあります現在ね。その一般道も随時やはり整備をしてくれと、やはり貨物便も通りやすいような整備をしてくれと。鉄路が駄目になった場合はやはり陸路を頼るしかない、道東としては。だからやはり道路網の整備をまず国なり道なりにお願いすべきではないのかなと。各所の道路の整備をしてくれとお願いをすべきではないかなというふうに考えます。将来的にやはり安定的に首都圏に物を流通させるということを考えたときにどこからでも北見は運ぶぞ、訓子府はどこからでも物を持っていくぞという体制を早くつくるべきと考えますが、ここら辺の所見をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

議員のご指摘のとおりです。私は中央要請は単独のもの、それからオホーツク圏活性化期成会等で出掛けますけれども、中でも一番多いのはやはり高速道路の早期建設というのが一番回数も多いし、日数も多いという状況でございますので、これらは北見の道路の期成会や、あるいは十勝の期成会等も一緒になって、そして北海道全体では知事が、道東地区では釧路市の蝦名市長が会長になっておりますので、それらとも一体になりながら強く要請活動をできるだけ早くという要望を続けてまいりたいと思いますのでご理解賜りたいと思います。

質問 8番 西森信夫

最後になりますが、せっかくこういう被害があって、せっかくという言葉は非常に不謹慎な言葉ですが、やはり本道へ出ている道議会議員も網走管内から出ている有力な議員がおります。また衆議院議員になっている先生方もおります。やはりこういうときにその先生方の力を借りるべきではないか。選挙のたびにわれわれにぜひ一票入れてくれと、お百度参りされる先生方にここで力を発揮していただかなくてはならないのではないかなというふうに思います。町長にはあまり無理は言えませんが、やはり将来的にはこういう先生方もこういう困ったときには、国のお金を少しでもやはり道東のへき地にこう回していただくという考え方に立って取り組んでいただければなというふうに思いますが、そこら辺の考えだけ聞きたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

全く同感です。道路やあるいは作物等の災害等については先般の北海道の建設部要請についてはもちろん高橋文明道議会議員にご同行いただいて強く北海道建設部に要請したところでございますし、明日は農林水産大臣、それから今月の半ば、17日でしょうか、自由民主党の農林水産委員会が北見市端野にやって来ますので、そこでもまた懇談がありますから、これらについても強くいろいろな角度で求めていきたいと考えているところでございますので、引き続き頑張りますのでご理解賜りたいと思います。

質問 8番 西森信夫

町長からの回答は理解できましたので、今後ともいろいろな方法をとっていただいて、地元が安心してやはり産業、物流を考えられる、自分たちはやはり生産活動をしていればものはJAきたみらい、それから市町村も道路整備をきちんとやってくれるという安心の中でやはり日常の生産活動ができるような町になってほしいなというふうに思います。長々と質問いたしましたが、私の質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:訓子府町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる