みんなの議会

訓子府町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日

基幹産業の農業発展整備と総合戦略について

2016年3月10日、訓子府町議会の一般質問で、須河徹議員が「基幹産業の農業発展整備と総合戦略について」質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 村口鉄哉、企画財政課長 伊田彰が答弁しました。

質問者
須河徹 議員
答弁者
町長 菊池一春、農林商工課長 村口鉄哉、企画財政課長 伊田彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 須河徹

2番、須河です。それでは、質問通告書に従いましてですね、基幹産業の農業の発展整備と総合戦略について伺います。訓子府町の基幹産業である農業の将来が非常に見えにくい状況になっております。TPPの批准、生産年齢人口と老年人口の逆転、福祉介護事業の介護対象レベルの変更、また全国的な問題の若者の人口減少など、多くの問題を抱える中、基幹産業の農業を中心に訓子府の農業の進むべき道とその展開を伺いたいと思います。1点目にですね、前回の第4回定例町議会において、質問いたしました排水路関係でですね、下流域の溢水いっすい、氾濫の危険防止対策について、28年度予算を含めて、今後の具体的な対策を立てられているか伺いたいということでございます。2点目にですね、現在、JAきたみらいにおいて玉葱選果場調整施設整備事業が予定されております。これに関しまして、訓子府町行政の関わりがあれば伺いたいと思います。3点目にですね、平成27年10月策定の「訓子府町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」の重点戦略であります「力強い産業と雇用を創る」、この基本的方向の中にあります農業の優位性と新しい農業の展開について、どのような内容なのか伺いたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「基幹産業の農業発展整備と総合戦略について」3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず1点目の「溢水いっすい、氾濫の危険防止対策について、新年度予算も含め、今後の具体的な対策」についてのお尋ねでありますが、本町の現時点での排水路の整備計画でありますが、道営山林川地区水利施設整備事業として、整備延長3,136m、全面トラフ整備、総事業費30億円となり、事業計画期間は、平成27年度から平成32年度の6か年となっております。また、道営訓子府川南地区農地整備事業の永井の沢整備事業では、整備延長471m、トラフと沈砂池の施設整備、事業費9千万円の整備計画となっております。さらに、穂波と柏丘にまたがっております穂波川の整備計画につきましては、今月の3日に地元説明会を実施し、事業の推進を図っているところであります。なお、山林川の整備計画につきましては、計画当初、総事業費12億円の事業整備計画でありましたが、近年の集中豪雨や一昨年の降雨の状況から再計算がなされ、当初計画の排水断面より約2倍近く大きな断面に変更され、事業費も3倍近くに膨れ上がる状況となっております。このようなことから、町が管理しております排水路整備につきましては、永井の沢排水路の整備も、同様でありますが、実情にあった排水断面や水路の工法に変わってきております。また、個人の農地の災害防止対策につきましては、農地所有者自身が、道営農地整備事業を活用し、畦けい畔はんの設置や緑地帯の確保、農地法面の補強、そして沈砂池の整備を積極的に行っていただきたいと思っております。次に、2点目の「JAきたみらい玉葱施設整備事業に係る行政の関わり」についてのお尋ねでありますが、平成26年8月にJAきたみらいの役員らが見えられ、JAきたみらい全体の玉葱集出荷施設の将来の戦略構想の説明がありましたが、議員が質問されるような具体的な説明がない現状でありますので、現時点での関わりにつきましては、今後の具体的な説明と要請などを受けてから、近隣の北見市や置戸町とも連携をとりながら検討していきたいと考えております。次に、3点目の「訓子府町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略の3.重点戦略の基本的方向における農業の優位性を活かした新しい農業の展開について」のお尋ねでありますが、本町の農業は、北海道農業の縮図と言われているように水稲から酪農まで全ての農業経営が凝縮されている地域と認識しております。また、有機農法や低農薬農法など栽培技術に関しましても、いろいろな農作物において高い生産技術と、良質な安全で安心な農作物を生産し、他町と比べても収益性の高い農業生産となっていることから、他の酪農地帯や水稲地帯のように限られた農業生産と違って、あらゆる農作物が生産できる気候や永年かけた基盤整備による優れた財産を持ち得ていると考えているところです。このことから、本町におきましては、農業生産分野において、多くの選択肢があると考えておりますので、これからも町として農業への新たな展開が出てきた場合には、支援を行っていきたいと考えているところであります。以上、お尋ねのありました3点についてお答えをしましたので、ご理解賜りたいと存じます。

質問 2番 須河徹

ただいまの①点目の回答におかれましてはですね、「最後に個人の農地の災害対策につきましては、農地所有者自身が道営整備事業を活用して畦けい畔はんの設置や緑地帯の確保、それから農地法面の補強等を積極的に行っていただきたいと思っている」と。まさに私もこのとおりだと思います。特にですね、今回の事業におかれましてはパワーアップ対策費が出ているわけでございまして、通常であればですね、国が52%、道が28%、受益者が20%負担でございます。しかしながらパワーアップの対策事業に関しましては受益者負担が7.5%、道が6.25%、町が6.25%の負担を請負っているわけでございますから、このことをですね、受益者に対して説明しながら、できるだけの協力を得て沈砂池等、畦けい畔はん等の設置もこの中に含めて協力願うように推進していただきたいと思っているところです。それとともに、いずれにせよですね、排水路の簡易なかさ上げと前に申し上げましたように、そういう早期対策の実行が必要だというように思っております。特に異常気象に関しましては非常に危険性が高くなっているということはご承知だとは思いますけれども、この辺の関係についてはどうお考えでしょうか。お伺いしたいと思います。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

再質問で道路の側溝、それから排水路の土砂上げの関係だと思います。それぞれ土砂上げにつきましては26年度から全町で実施しております多面的機能支払交付金事業、それを利活用していただいてやっていただいているというのが現状でありますし、27年度の現在見込みでありますけれども、おおよそでありますけれども排水路の土砂上げ、それから道路側溝等の土砂上げについて、約900万円弱ぐらいの費用を多面的機能支払交付金事業で地域の協力と全体の共通経費を利用して実施されているところでありますので、28年度以降についても地域間格差、基本的にはありますけれども、地域の連携をとりながら、また建設課等の担当とも十分技術的な配慮を含めて協議をしていただいて推進していただければなというふうに考えております。

質問 2番 須河徹

いずれにしても異常気象等があって溢水いっすい、氾濫等があった場合には速やかにですね、そういう体制、それから予防的な体制をお願いしたいというところでございます。それから②の選果場施設整備に関わる行政の関わりについてでございますけれども、27年産の訓子府地区の玉ネギの生産額でございますけれども、27年度は大豊作ということもございまして、57億3千万円の生産額がございました。そして今、JAからは直接今現在の詳細な説明がないということでございますけれども、いずれ確実に説明に来られると思います。そのときには、ぜひご協力をお願いしたいということと、本町の玉ネギの選果施設ももう20年以上たっておりまして、おっかけですね、改修事業等が予定されると思いますので、やはり1市2町で協力した中でですね、この事業の前向きな協力をお願いしたいと思います。これについては答弁は。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

昨日の西森議員の質問にもお答えさせていただきましたけれども、平成26年8月29日にJAきたみらいの二人の常務とマネージャーが私のところに来て、これからの玉葱集出荷施設の将来戦略構想の説明をいただきました。もう議員ご存じのとおり現在7施設の施設があるようですけれども、第1次として平成30年までに新施設建設を考えていると。これは98億円ほど予算投入をして、既存の施設の訓子府、上常呂、北見、端野を残すと。そして35年から45年には訓子府、上常呂と端野の施設を残して、将来目標として新施設と既存の訓子府、端野の施設をもって、この玉葱集出荷施設の整備を図りたいということでございました。私自身は2年前のことですから、できるだけ施設がなくなるところも含めて、農家の方々のご理解をいただくご努力と、それから、それを得た上で財政的な援助はなかなか厳しいものがあるということのお話をさせていただきました。先般、同じような規模の豆の選果が今、大空町で進められようと、かなりの整備計画をもっているようです。これも管内の農業再生プロジェクトか何か推進協議会の議決を得てくれということがあって、自治体、市町村には負担を求めないということで、この間、考え方をお聞きしました。今後、玉ネギもいろんなかたちが自治体に対して出てくるということは予想されていますけれども、その辺なんかも考慮しながら適切に対応してまいりたいと思います。

質問 2番 須河徹

この辺につきましては、先ほど言ったようにですね、1市2町で協力的に推し進めていただきたい。特に町長にはですね、こういう協議のリーダーシップをとっていただきたいなと思っております。次にですね、3点目の本町の農業の展開・発展について伺いたいということでございますけれども、この中でですね、訓子府の今後の農業の経営形態をどのように考えられているかと。このビジョンの中、総合戦略の中で非常に農業を基本として訓子府町の組み立てをやっていくんだということでございますけれども、農業におきましても人口減少等がございます。その辺の耕作面積、それから農業人口については、どのように捉えられているのか、わかる範囲で結構ですので教えていただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

今、総合戦略というか、農業の今後の部分ということで、ご質問がございました。総合戦略においては、力強い産業と雇用を創るということで、数値目標といたしまして、農業就業者人口2000年に1,574人、2010年が1,118人、2019年、総合戦略の目標の5年後の数字となりますけれども1千人を目標として進めてまいりたいということで戦略を組んでございます。また耕地面積については農業委員会の方の質疑でございました6,900、7千ha弱という耕地面積でございまして、総合戦略の中ではきたみらいの代表の方も有識者会議の中に入っていただいて、今後、当然、就業者人口が減って耕地面積が従来どおり周りの経営を続ける農業者の方がこれ以上広げることはなかなか難しいのではないかというご意見もございまして、そういった意味では農業者、農業事業所懇談会の中でも農業試験場の場長から、さまざまなご意見もいただいて、くんねっぷ型の個人経営というかですね、そういった部分でちょっと触れさせていただいておりますけれども、複数戸による法人設立、単純にいえば一般企業の法人化ではなくて農業者の法人設立によった経営効率化とかですね、そういった部分も含めてですね、今後はそういったことが必要になるのではないかということで、具体的にどうやっていくんだとなると当然経済団体であるJAきたみらい等との連携も必要でございますので、そういった意味では戦略の部分では書き込みをさせていただいたというところでございますので、ご理解願います。

質問 2番 須河徹

今この質問をなぜさせていただいたかといいますと、やはりこの後、5年、10年後の訓子府の農業がどういうかたちになっていくかということを見据えた中で総合戦略を立てていかないとひょっとするとですよ、基幹産業である農業が衰退していった中では訓子府町の福祉等含めた教育行政をしっかり支えられている状況ができるのかということが非常に考えられるわけでございます。特にですね、今1千人ということで人数で表わされましたけれども、例えばこれ1戸4人だと。本人と奥さんと息子、息子の嫁と。それかじいちゃん、ばあちゃんと。とりあえず4人平均だとすればですね、大体250戸を考えているというところでございます。実際ですね、町内の今現在では、畑作関係では4,356ha、240戸、平均面積が18haですね。それから飼料畑面積、これは牛屋さん関係ですけれども、約1,414ha、約60戸、これは搾乳ばかりではなくて肥育も含めましてです。その面積が23.5ha、畑と飼料畑の総合面積はですね5,770haと。これは27年3月の耕作者でいえばですね299戸、1戸当たり19.2haでございます。これが将来的にこの面積でやれるかというと非常に将来に向けては畑作三品の収量関係を含めますと非常に厳しい状況でございます。この面積を例えば1戸当たりですね、40haという仮定にすればですね、5年後299戸がですね、154戸まで減少していくという状況でございます。そしてこの40haの耕作面積できちんとした経営ができるかということを考えたときにですね、今現在の十勝では50ha、60ha持っていてもですね、非常に厳しい経営状況が続いていると。畑作の生産量の問題、それから価格の問題含めましてですね、採算が合いづらい厳しい経営状況が続いていると。そんな中で、十勝では今、野菜の作付、皆さんご存じだと思いますけど、野菜の作付が非常に増えております。これは玉ネギ、ダイコン、ニンジン、ブロッコリー等を含めまして、いろんなものに手を出してやっております。そんな中でもやはり小麦の過作ということが問題で、なかなか経営改善には至っていない状況でございます。この問題はですね、やはり農業問題ではなくてですね、非常に地方消滅、訓子府町存続の問題であるとも思いますけれども、この辺の今の状況をどのように感じられているか伺いたいと思いますけれども。

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

企画財政課長の方から人数的な部分、それから大まかな部分の説明をさせていただきましたので、私の方は農業部分の考え方ということで説明をさせていただきたいと思います。今、議員が言われましたとおり人口、労働力、それから畑の農地の面積、それと十勝の方の比較を含めて訓子府と比べて今後も十勝のように訓子府もいろんなかたちで課題が出てくるのではないかというようなお話だったと思います。まず1点目の労働力不足の関係でありますけれども、現在、畜産クラスター、またJAきたみらいでもご存じと思いますけれども、畜産クラスターにおいては搾乳ロボットの導入の補助事業制度、それからリース事業、それと畑作関係についてはGPSの利用、それから※レベラーの利用というようなかたちで逆にどんどん労働力不足、人口が減ることによって不足されますので、そういう部分の機械化がどんどん進むのではないかなというふうに思います。農地の考え方でありますけれども、一つの方法としては、大型化の大規模経営も必要であろうと思いますけれども、本町において現在の農地の状況としては川南地区において、どちらかと言えば、なかなか買い手がつかないというような状況ですので、5年後、10年後になるのかわかりませんけれども、耕作的な部分で借りる方がいなくなるのではないかというのが現在危惧されている部分、それと残っている農地をどういうふうに今後、効率よく収益性を上げてやるかというのが、まず最初に出てくる課題ではないかと思います。そういう部分でこれからについては、今ある優秀な農地、高台も含めて、低台もそうでありますけれども、交換分合がまず1点目に出てくるのではないかと。要するに※レベラー:ほ場を均平する作業機農家の近くに畑があって、機械効率が上がるような農業をするべきだというふうに思います。あと経営については、それぞれ議員が言われたとおり酪農、畑作によって面積は違いますけれども、私が認定農業者の方の審査をさせていただいた中では大きいから所得が上がる、それから少なすぎるから所得が上がらないというような状況ではないというふうには思っております。いろいろあると思いますけれども、10haの方でも3千万円以上の所得があるという方もおります。そういう部分で訓子府においては高い農業技術を持っている農家が多くいるわけですから、ぜひ収益性の高い、そしてさらに技術を維持していただいて、訓子府農業を進めていただきたいなと。その中で労働力、それから機械の部分含めて余裕があるのであれば野菜の方にも何人かの方が共同的な部分で新しい作物として取り入れることについてはよろしいんじゃないかなと思いますし、ぜひそういうのが出てくれば町としても支援するというような方向性にはなるのではないかなと思います。

質問 2番 須河徹

今の施策、政策については現状考えられているところでございます。今話に出ました、きたみらい全体ではそういう動きになっているという話でございますけれども、今、私がここで皆さんに知っていただきたいのは、きたみらいの中でも訓子府の農業、耕作面積がかなりきたみらい平均とは違うんだということを理解した中でですね、訓子府独自の農業政策も考えていかなければならないのかなというところを考えていただきたいというところでございます。特にですね、温根湯、留辺蘂、置戸あたりでは耕作面積が30haを超えております。これが目標の40haにいくまでは本当に留辺蘂では7戸、それから置戸町では15戸、温根湯では18戸、そのぐらいの農業戸数減少で済むんです。40haに届くまでは。ところが先ほど言いましたように、訓子府では155戸の農家が減少してしまうわけでございます。それでもう1点、問題は、40haの面積で果たして経営ができるかと。それから※コントラクター、それからGPSを使った作業機の話もございます。40haの中でその施設をもってコスト的に合うかと。例えば十勝でも100、200haという人たちが現れてきています。要するに号線から号線、一区画30haから40haの中で自動のトラクターとか作業機を使うと。そういう農業をやればコストは下がります。しかし現実に今、課長も言われていましたようにですね、訓子府の中で1戸が100haという農地というのは、かなり難しいのかなと。ここに農業委員会の会長もいるわけでございますけれども、質問したいんですけれども、ここは遠慮しときますけれども、そういう厳しい状況の中でですね、やはり訓子府独自のもの、それは大型を目指す、60ha、100haの農業を目指すのか、もう一つはヨーロッパ型のですね、施設園芸を含めた野菜を中心とした農業環境をつくっていくのかと。今そこのことを考えながらですね、訓子府町の農業というものを考えていかないと非常に厳しい。というのは、野菜に移動した場合はですね、デリバリーですね、どうやって府県まで送り届けるかということも非常に大きな問題になってくるわけです。そこはもう訓子府でいくら頑張って野菜を作ったとしても消費地まできちんと届けられない。そこのインフラの整備を、もしそういう方向に行くのであれば、そのこともやっていかなければならないという課題になるわけでございます。そういう意味では、課長どうでしょうか、大型化が合うのか、100、200haまで1戸当たりやれるのか、施設園芸に、野菜に変えていくのがいいのか、感想でよろしいですから、どのように感じますか。※コントラクター:農家等から農作業の請負等を行う組織

答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)

将来的な話聞かれて、あれなんですけれども、野菜の話、今、技術がないというような話をされましたけど、ちょうど何日か前に、ちょっとNHK、町長も先ほど違うところでNHKの話をしてましたけど、NHKの方で野菜を台湾に、ちょっとどこの県だか忘れましたけど、府県の方から野菜を届けている。その映像がテレビに出ておりました。技術はもう既にできていると。日本から2週間かかって台湾に送って、船便でありますけれども、コンテナがそういう技術をもったコンテナがあると。私よりも多分詳しいと思いますけれども、包装用のビニールフィルムというか、プラスチックフィルムですか、それも改良されているということでありますので、野菜に変わることについてもまだ海外に出すのか、それとも国内に出すかはわかりませんけれども、技術的にはあるのかなというふうに思います。ただ問題はいろんなかたちであると思いますけれども、鉄路の問題、それからコンテナをどういうふうに運ぶかの問題、都府県の方に持っていく問題があるのかなというふうに思いますので、野菜であれば今の現状ではできると。ただ面積の100ha、大規模化については、かなり厳しいのかなと。経営的には100haを目指すのは必要かもしれないですけれども、今の農業の農地の所有者を思いますと、なかなか農地を手放さない方が多いというんですか、ですので訓子府の行政区の中で100haを目指すというのはかなり難しいということで、まずは先ほどお話しましたとおり、効率よくするためになるべく自分の住宅、それから農機具の近くにある農地をまずは集約されるのが一番目かなと。それをまず訓子府全体としてやるべきだということで、そこから大規模化が始まるんじゃないかなというような考え方でよろしいでしょうか。

質問 2番 須河徹

まさにそこのところが問題でありますし、そこをどう解決していくかということをですね、やはり若い農業生産者等含めて協議していかなければ、今、課長もいみじくも言いましたけれども、このままいけばですね、周りは売りづらい、規模拡大もできない、機械化もしづらい、農産物も下がってくる、非常に先が本当に見えなくなってしまうということでございますので、本当に今、農業の進むべき道、訓子府農業ですね、訓子府農業の進むべき道をですね、将来に向かってきちんと考える必要があるのではないかとは思いますけれども、町長いかがでございますか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

1点目はですね、TPP、このことによって、限りなく関税をなくすという方向の流れをどうやら国は決めているようですし、当座失ったはずの30%の失った部分や、あるいは畜産、生乳等に対する手厚い保護をやるということで乗り切ろうとしていますけれども、このTPPが10年後除外なんていう項目はありませんから、改めて再検討したときに、これは北海道農業全体のありようを国はもちろんですけれども私たちは考えていかなければならない厳しい状況になるのではないかと。その点では、個人的にはJAが妥協していったという状況というのは非常に危惧しております。これはきたみらいも同じです。改めて北海道農業や地域農業を守るために、地域農業をどのようにしていくかというのが、ある意味では、私たちの近々の、JAも自治体も含めて大事な時期に来ているのではないかなと思います。とりわけ例えば、長野の高地の農業なんかをみてますとレタスやそういう葉物を中心にして市場と密着しながらやっていくという、しかし、どう考えてもデリバリーの問題といいましょうか、流通のことを考えても非常に厳しい問題があるんだろうなというふうに考えます。ただ、私はやはり冒頭答弁させてもらいましたように、北海道農業の縮図だと訓子府町は。それは何かというと十勝農業といつも比較されて私たちはきました。十勝は四品の輪作体系をつくりながら40町、50町の畑作をやっておりますけれども、私たちの町の特徴的なのは、やはり多目的な集約的な農業をする。そのことが非常に足腰の強い、十勝とは違う、また訓子府農業の一つの特徴なのではないのかと。もちろんその中では、いろんなご努力をされている技術的なこともありますし、試験場なんかにもお力添えをいただいているという状況もありますけれども、どうも最近みてますとですね、きたみらいも含めて十勝型の農業に段々シフトしてきているのではないのかと。これでいいのかというのは、やはり考えていかなきゃならない時期にきているのではないかと。その点では、私はTPPの反対のこぶしはまだ下ろしておりませんから、こういう具体的な今後に向けての話はしておりませんけれども、やはり足腰の強いという点でいくと、一方で大規模化に対応する畜産クラスターやそういったものの提案や農業基盤整備等もしっかり、どんな状況でもやっぱりきちんと据えていくと。同時に合わせて農業のありようを議員が指摘のようにやはり考えていかなければならないのではないのかなというふうに思っています。それとこれも須河議員の方からも、いろんな方からも言われているように、例えば一例で申しますと、メロン農家が少なくなってきていると。これはやはり仕事の量の問題と管理の厳しさ等があって、やはり玉ネギをやっていて若い人はなかなかメロンをやりたがらないと。しかし訓子府が昭和20年代、30年代、普及所の普及員たちが中心になって清住地区を中心にして栽培してきた、このくんねっぷメロンのやはりレベルの高さ等をこのままで終わらせていいのかということがありますけど、状況によっては、それこそ集約化して、その技術を持っている人たちに伝承してもらうようなことも含めて、これは6次産業化を含めてですね、いよいよ検討していき、そして具体化していく時代に間もなく入っていくのではないかなというふうに考えていますので、この点でいいますと今の状況というのは、非常に微妙な時期にきているというふうに認識しております。

質問 2番 須河徹

本当に町長の理解どおりだと思いますし、そんな中ですね、やはり十勝と比較される。そして十勝を目標としていっているという方向は、やはりちょっと今考え直さなければならないのかなというところでございます。それからやはり園芸施設型、要するに野菜中心でいけば今、町長が言われたようにメロンの作付におきましてもですね、何かしらの雇用という面が出てくるわけでございます。農業を中心とした雇用、それから6次産業化も含めて考えられるわけですから、その辺もですね、今のこの微妙な時期にしっかりとですね、この案を策定といいますか、考えて進むべき方向をきちんと見出していく。これは十勝でもない、斜網でもない、ここできたみらいでもないと言うと問題がありますので、訓子府独自の農業としてつくり上げていかなければならないなという具合に感じますので、この辺、職員の皆さんもですね、考えていただきたいなと思うところでございます。

出典:訓子府町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる