みんなの議会

訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月10日

町政執行方針

2014年3月10日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「町政執行方針」について質問し、町長 菊池一春、教育長 林秀貴、建設課長 佐藤正好が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、教育長 林秀貴、建設課長 佐藤正好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 工藤弘喜

7番、工藤です。それでは、質問通告書に従いまして、はじめに町政執行方針について、2点お伺いすることがありますので、よろしくお願いいたします。町政執行方針について、まず、はじめに、町有林森林認証について、お伺いをいたします。このたびの町政執行方針で、町有林で生産される木材の付加価値を高めるために、町有林の森林認証SGECの申請を行うとありますが、次の項目について、町長に伺います。まず、1つ目ですが、森林認証SGECとは、どのようなものなのかお伺いをいたします。2つ目ですが、本町にとって、森林認証の効果はどの程度になるのかお伺いをいたします。3つ目ですが、森林認証されることによって、町有林の管理や事業経営もこれまで以上のことが求められると考えられますが、その対応は可能なのか。この3点について、お伺いをいたします。その次に、2つ目の項目になりますが、2点目です。「社会教育中期計画」についてであります。このたびの町政執行方針並びに教育行政執行方針に本町の社会教育の進むべき方向性を定め、まちづくり、人づくりの原動力となる教育的活動のあり方や学習のできる条件整備等を推進するために「社会教育中期計画」を策定すると示されていますが、次の項目について、教育長並びに町長にお伺いをいたします。まず、1つ目でありますけれども、このたび「社会教育中期計画」策定に至った要因は何なのかを伺います。2つ目ですが、計画の内容は、どのようなものになると考えているのか。3つ目ですが、計画策定は、どのような手順で行うのか。以上、大きな項目2つになりますけれども、町長並びに教育長の見解をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「町政執行方針」について、大きく2点のお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。まず、大きな1点目の町有林、森林認証について、お答えいたします。はじめに「森林認証」とは、どのようなものかというお尋ねについてでありますが、本町が申請しますのは、森林認証制度の中のSGECエ ス ジ ェ ッ ク認証制度と言い、持続可能な森林経営の基準と照らし、所有者が森林の適切な管理が行われているか審査し、「緑の循環」認証会議が認証する制度であります。また、この制度は、海外を中心に多くの森林認証制度が構築されてきましたが、人工林が多い日本では、森林環境保全、国産材利用の推進のため、森林認証制度を策定しようと平成15年6月に「緑の循環」認証会議が創設されました。認証を受けた森林の所有者や管理者は、森林管理が向上し、自然環境の保全と良質な木材生産が両立され、健全な森林の育成が継続的に行われるものでございます。次に、本町にとって森林認証の効果はどの程度あるのかとのお尋ねでありますが、認証森林から産出された木材を生産することで、森林の保全に貢献し、環境的にも配慮した森林経営者として評価を受けることになります。また、その森林で産出された林産物が優良な製品であるということの社会的認知を利用者にアピールすることにもなります。さらに、認証森林から産出される林産物に認証マークを貼付することは、差別化が図られ、環境にも配慮された商品として、利用者から選ばれることが、より期待されるとともに、森林管理者の意識改革と森林情報管理、説明責任能力、経営感覚がほかよりも確立されている事業体として評価されます。この森林認証は、オホーツク管内に根差した取得を目指し、関係自治体や林業業界が連携し、オホーツクブランド確立のため、森林認証の取得に取り組んでいる状況でありますし、すでに、道有林は認証を取得し、国有林につきましては、申請の段階にあります。また、近隣では、置戸町、美幌町が既に取得済みでありますし、津別町も現在申請中と聞いておりますので、本町につきましても、地域の取り組みに協力し、26年度中の取得を目指し、申請を行うことを考えております。次に「森林認証されることによって、町有林の管理や事業経営についても、これまで以上のことが求められますが、その対応は可能なのか」とのお尋ねでありますが、本町が森林認証における認定事業体となれば、取得後の27年度以降も森林認証の取得費用として、毎年の委託費と再取得の費用が発生することになります。町有林の管理面では、大面積の皆伐はなるべく避け、伐採箇所が隣接する場合には、十分な保護樹林帯を設けるなど、伐採量にある程度の制約が課せられるなど、多少の影響は出てくるものと思われますが、森林管理レベルの向上や林産物の改善に役立つほか、既に取得されています置戸町、新生紀森林組合、オホーツク総合振興局東部森林室からの技術指導・助言を受けるなどの適切な対応が可能であると考えているところでありますし、森林経営においても、経済性や社会性に配慮しながら、町民に信頼される町有林の管理を目指し、より適切な森林管理を行いたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いをいたします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

続きまして、大きな2点目の「社会教育中期計画」について、3点のお尋ねをいただきましたので、お答えをいたします。1点目の「社会教育中期計画策定に至った要因は何か」とのお尋ねですが、本町における社会教育の基本計画としては、過去に平成5年度から平成14年度までの「訓子府町生涯学習推進計画」、平成15年度から平成19年度までの「第2次訓子府町生涯学習推進計画」を策定し、それらに基づき教育環境などの諸条件の整備充実や支援を図ってまいりました。その後、中長期的な計画策定は行わず、単年度もしくは数年先を見込んだ事業計画を策定し、社会教育におけるさまざまな課題解決のための基本的な施策を実施してきたところでございます。しかし、少子高齢化や高度情報化など、新しい時代の変化に伴い計画的に社会教育を推進する必要があることや、生涯学習社会において社会教育が今後果たすべき役割の重要性を 鑑かんがみ、これからの社会教育活動の方向性を明確にするために「社会教育中期計画」の策定を行うことにしたものです。「生涯学習推進計画」から「社会教育中期計画」に変更した理由につきましては、学校教育も含めた学習・教育活動の相対的な「生涯学習推進計画」ではなく、今一度、社会教育についてしっかりと見つめ直し、生涯学習の視点を踏まえた社会教育計画として再構築を図るものでございます。次に、2点目の「計画の内容はどのようなものになると考えているか」とのお尋ねにつきましては、「訓子府町民憲章」が目指すまちづくり、「訓子府町教育目標」が目指す人づくりの実現に向けて、社会教育においても少子高齢化や現代的な課題、まちづくりなどに対応するための学習・教育活動に対しての諸条件の整備や支援を行うために、平成27年度から平成31年度までの5カ年の中期的な計画を策定するものでございます。町民が豊かな人生や社会生活を送るために、地域に根差したさまざまな学びや学び合いが、ひとづくり・仲間づくり・まちづくりにつながり、地域や生活などの課題解決が図られるような社会教育計画づくりができればと考えております。次に、3点目の「計画策定はどのような手順で行うのか」についてのお尋ねですが、住民の代表でもある社会教育委員を中心とした社会教育中期計画策定委員会を組織して計画策定の議論を重ね検討し、来年2月を目途に計画を策定する予定であります。具体的な手順としましては、第2次生涯学習推進計画の評価・進捗状況調査、住民へのアンケート調査、各種団体・機関等への聞き取り調査などを行い、さまざまな方々からの意見や要望を取りまとめ、より実効性のある計画としたいと考えております。以上、お尋ねのありました3点につきまして、お答えいたしましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

質問 7番 工藤弘喜

それでは、最初の森林認証について、何点か質問させていただきたいと思いますが、答弁の中でもそれぞれ詳しく述べられていますので、その中で、この件について、ちょっと気になっている点だけをまず先にお聞きしたいのですが、やはりこの森林認証の問題につきましては、26年度の予算でもこのために170万円ほどの予算を組んで、これに対する取り組みを進めるということになっていますけれども、やはり問題は効果、本町にとってこの効果をどう出していくのかということが、やはり1つ大きな意味を持つことになっていくのかなというふうに思っているところです。そのためには、森林認証を取ること自体について、否定的な考えは私は持っておりませんけれども、やはり、やる以上は、費用をかける以上は、やはりそれに伴う効果というのをどのようなかたちで求めていくのかというところをしっかりとらえていかないと、なかなか理解も得られないのかなというふうに考えているところなんですが、まず、1つ目は、そのためには、このSGECエ ス ジ ェ ッ クというんですか、この認証制度の基準を、認証基準を満たすためには、やはりそれなりの森林の管理といいますか、これがやはり非常に求められてきて、はじめて認証になるということになるというふうに私は思うんですが、例えば、若干の資料なんかで調べてみましても、やはりこの「緑の循環」ということでいきますと、森林認証に対する7つの基準のようなものが書かれておりまして、非常にただ従来のようなかたちで森林を管理しているだけでは、済まなくなってくるんじゃないかなというふうに思っています。そういうことが果たして本町にとって、特に町有林の問題、町有林でいけば約1,280町近くあるんでありますけれども、この管理が果たして、その対応が、先ほどの答弁の中では、いわゆる何ていうのか、総合振興局東部森林室からの指導等々も含めてということになっていますが、果たして大丈夫なのかどうか、この点について、ひとつ伺いたいということと、もう1点、先ほどの答弁の中にもありましたけれども、平成27年度以降も取得の費用として、一定程度の費用が発生するということもありますので、この点についても、いずれの時点まで費用が発生するのか、この点についても若干わかっている範囲といいますか、現時点でどのようにとらえておられるのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

答弁に入る2点のことの前に、このSGECエ ス ジ ェ ッ ク認証に至る経過というよりも思いを少し話をさせていただきたいと思います。実は、私が町長になってから東部森林室や、あるいは紋別地方、あるいは隣の置戸、美幌から、もうこの辺で認証を受けていないのは、北見と訓子府だけだと。ぜひオホーツクとしてのブランド化を進めていくために、森林認証をぜひ受けてほしいと要請がございました。私自身は認証制度そのものは反対ではないけれども、1つは、道有林が認証もやっていないという、指導機関がもっている道有林が認証をまだ受けていないじゃないか、もちろん国有林もそうでありますけども、それから、私どもの町でいいますと町有林もさることながら民有林の認証も受けていない。その点でいくと山を持っている方々が行政に対してもっと認証を含めて、認証制度を認定することによって木材の付加価値を高めてほしいという要請がやはり民有林を持っている人たちから声が上がってくるということが大事なことではないのかというこの2点をもって私は当面は入らないという話をしてまいりました。しかも美幌町はもう1つの国際認証のほうに入っておりますし、置戸町は国内の道内認証ということでございますから、どっちを選択するかということもございましたけれども、最終的にこれから昨年来、ゆめゆめ館や、これから進もうとしている認定こども園のことを考えて、私どもは山を持っている方、森林に対する元気付けが行政が必要なんではないのかということで1つは決断をしてきた。その点でいくとまずは私どもが工藤議員もお話がありましたように、1,280haの町有林を持っている行政が認証制度に加入しながら、森林の管理、それらについて、先頭的な先進的な役割を担うということも大事な時期にもう来ているんではないのかということで、私自身は26年度に認証の手続きに入るということで、予算措置をお願いしているところでございます。議員もご指摘のとおり基準には「緑の循環」の7つの基準がございます。ご存じのとおり認証対象森林の明示と管理の方針の確定が必要になりますし、その点でいくと森林の管理状況の帳簿類の整理や、あるいは見直し、管理レベルの向上ということが求められますし、基準の2でいいますと生物多様性の保全でございますから、森林の豊かさをどうやって保っていくのか。また、町有林の中の動植物これらの、あるいは微生物に至るまでの環境をどのようなかたちで位置付けていくのか等々含めていくと土壌や、あるいは生態系の問題や持続的な森林経営をどうするのか、あるいは社会経済的便益の維持及び増進をどう考えていくのかというようなことも求められているということですから、それに私どもの町有林が果たして応えいれるかどうか、これはまだやってみなければわからないというところがありますけれども、少なからず、この認証機関の森林組合の連合会や、あるいは学者も研究者も入るようでございますので、これらを通じて私どもの町有林が一層レベルの高い安定的な森林に育成されていくような状況を自らもつくっていくという状況も大事なのではないのかというふうに私自身は考えておりますので、この点はご理解をいただきたいと思います。さらに、2点目でございます。今回の平成26年度予算で170万円の予算を計上させていただきました。今の予定、考えられることでみますと毎年のこれは見込みでございますけど、調査委託等々で毎年20万円ずつぐらいのお金がこれからかかってまいります。さらに、5年に一度の見直しがございますから、更新の年度として調査委託が、またさらに平成30年度には150万円ほど、これはあくまでも予定でございますけれども、トータルでしますと、この5年間に平成26年から30年の間に380万円ほど、およそ400万円ぐらいの予算がかかってくるのではないかと思っていますので、これらを通じて私どもの町有林の森林のレベルアップと同時に管内的なブランドづくりとして、私どもの町の木材が全国的に信用を得ながらブランド化を図っていくということの一翼を担っていきたいと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

今、答弁の中にもありましたけれども、ひとつは町有林、道有林もそういうかたちで認証を受けているのは聞いていましたし、町有林もこういったかたちで取り組みを進めるということについては、いわゆる緑の循環といいますか、森が果たす役割も含めての意識付けにもなりますし、歓迎するところなんですが、もう一方で本町の場合においても、先ほどもお答えの中に、その言葉がありましたけれども、民有林の問題もやはり、民有林を認証制度の中にということではありませんけれども、町有林がこういったかたちで認証制度を得ながら、いわゆる管内的なブランドで立ち上げていく。そして同時にその地域の保全も含めてということでありますが、本町の民有林も約2千町ほどあると思います。2千町を超えるかもしれません。その中で山を持っている人の中には、やはり日々何て言うのか、積極的に山を管理している人たちもおられるんですね。そういう中で、そういう人たちにおいても、この問題、町有林の森林認証の問題が町有林だけの問題としてじゃなくて、民有林のそういう山持ちの人たちに対しても理解をしてもらいながら、あるいは協力もしてもらいながらやらなければいけないことというのは、あるのか、ないのか、その辺についての考え方をちょっとお聞きしたいんですが、なぜかと言いますと先ほど7つの基準の中では、生物多様性の問題まで町長お話されましたけれども、この山を守るということは、例えば、土壌及び水資源の保全とか維持、あるいは森林生態系の生産力とか健全性の維持、それから、持続的森林経営のための法的、制度的な枠組みをどうするかという問題、それから社会的、経済的便益の維持とか増進をどうするか。そういったところも含めて、最初に町長が1つ、2つ、この基準をおっしゃいましたので、そのことも含めて、やはり町有林だけでは、なかなか効果を発しきれないものがもしあるとするんであれば、やはり山というのは、民有林との地続きの問題もありますし、さまざまなトータルでみた時には、やはり認証を受けるとか、どうかということは別にしましても、やはり積極的に山で管理をしながら、その材を販売しながらという人たちに対しても、何ていうんですか、理解をもらわないとまずい面が出てこないのかどうかということも考えますと、その辺についての今後の考え方等をお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほどの答弁でも申し上げましたとおり町有林が民有林に先駆けてやることの良い面と悪い面というのは、私はあるような感じがしております。ただ、ずっと管内的な状況をみていますと、やはり町有林が民有林のある意味でのリーダー的なイニシャスティブを図っていくということも極めて大事なんではないかという意味で決断をさせていただいたということが1つございます。当然この認証の基準の中には、先ほどの環境の問題も出ていましたけども、広く町民に森林についての理解をいただくということも当然のこととして活動に上げられているところでございますので、山をお持ちの方々に対するそういった広報活動や、あるいは理解も含めて、私はやっていかなければならないんではないのかというふうに思えてなりません。もう1つ、この認証と関連して私の頭の中には、かなり乱暴な物言いをしてきましたけども、新生紀森林組合の加工場の建設にあたって、総会等でも皆さん方の拠出もいただきながら行政も一体になって、山の持っている方たちの機能、皆伐やいろいろな製材化、製品化も含めて元気を出してもらいたいということを訴え続けてまいりました。おかげさまで4月8日、3億5千万円ほど予算を投入して置戸町と一緒にタッグを組みながら、この加工場が完成するということで、先週ちょっと見てまいりましたけども、かなり従来の工場とは違って、大体、直径40cmぐらいの木材までひけるようになったということでございますので、ある意味では、こういったことも一緒になりながら森を、あるいは山を育成していくことを大事にしていくという環境を醸成していかなければならないというふうに考えていますし、ただ理論だけではなくて実践的にもこういったことで木材を売って、そして、ある程度それが利益になっていく、そしてまた、山に植林をしながら山をつくっていくということの循環を改めて、かつて、そうだったように、昭和40年代にかけて、森林の木材の自由化になったことによって全国の森林を山を持っている方が大変な状況で苦しんできている。これは姉妹町の津野町にしてもヒノキはもうガタガタ、スギもガタガタだという状況の中で私どもも津野町のヒノキを使わせていただきながら、津野町にもエールを送る、また逆のこれからは山や森林を見直していくということの環境醸成は、これは町有林にとどまっていてはいけないというふうに私自身は考えておりますので、この点についてもご理解をいただきたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

この点についてもあと1点だけ質問することになりますが、このように、いわゆる森林の保全等が、この認証のためには非常に大事になるということと、もう1つ、いかに使ってもらうかということの取り組みというのも非常に大事になるのかなというふうに思っております。例えば、先ほどの答弁にもあったように、美幌だとか津別もこういうかたちになっています。隣の置戸も、この間、新生紀の工場の視察に行かせていただいた時にも、そこにはやはり、こういうマークで入っているんだと、そこの集成材なんかでつくった工場なので、そういう話も説明された人のお話を聞きながら、訓子府もこういう認証を受けるんだよねなんて話もしていたところなんですが、問題は今度こういう材を認証を受けた材をやはりどう使ってもらうかということが非常に大事になってくるのかな。先ほどの答弁の中でも管内的なブランドとしてということで、管内一体として、このオホーツク管内としての森林、いわゆる材を売り込むということになるんでないかなというふうには思うのですが、一方でやはり訓子府としての訓子府の材そのものの価値とどうみてもこの認証の問題でいくともうちょっとこの大きな山に対する取り組み、あるいは森林に対する取り組みのそういう姿勢というか、哲学というものが非常に求められていて、それがいわゆる1つの売りになるというか、いわゆる使ってもらうための大きな要素になっていくのかなというふうに私は思っていますので、そういった点から考えますと、そこら辺のどうやって使ってもらうかという、そういうもののアピールをどのように考えておられるのか。もう1つ、さらに突っ込んで言えば、例えば、前の質問でも、前回になるのか、前々回になるのか、再生エネルギーの問題のことにちょっとかかわるんでありますけども、当然こういうふうに、いわゆる皆伐なり、間伐なり、そういうかたちでいきますと林地残材というのが出てきますし、そういったトータルで含めて、木質バイオマスも含めた、そういうものに取り組んでいくんだというふうな、そういう大きな視点の中で、これは今すぐできるものではないんですが、やはりそういう目標を持った中で、訓子府は森林、いわゆる緑の循環というものを考えているんだというような取り組みも、もしかしたら大きな要素になっていくのかなと思いますが、そういった点も含めて、どうやって訓子府らしさを訴えていくのか。もし、そういう考え方がありましたらお聞きしたいと思います。いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

まさに地域循環型の森林運用といいましょうか、そういったことというのは極めて大事だということは、まったくそのとおりであります。私どもと同じような小国でございますヨーロッパのオーストリアの実践をみても、それから高知県の大豊おおとよ町の森林がもう圧倒的に多い地域において、スギ材を循環してエネルギー化を図っていく等々の取り組みが全国でたくさん起きていますし、近隣で申しますと足寄町やいろいろなところで、そういった活動が動いております。我が町が果たしてそこまでできるかどうかということは、私自身は基本的な考え方として賛同するものですけれども、まずは、この認証制度を通じながら、こういった材の販売について、積極的に考えていかなければいけないなというふうに思っています。と申しますのは、うちの町が森林認証にためらっていたもう1つの原因として認証は取ったけども売れるかという問題があります。しかも高く売れるか。これがやっぱり大事な問題だと。これは北海道にもずいぶん私自身もいってまいりました。先般も北海道庁の林務局長の森田さんという方ですけどもお話をして、これからやはりそういう考え方というのは、認証は取ったけれども、さっぱり販路に結び付いていかないとか、高い評価を得られないということではだめなんじゃないだろうかというお話をしているところでございます。これは道庁も含めて私どももオホーツク一体になった、こういった販路の販売拡大なんかも積極的に私はその一翼を担う時期に来ているのではないかと思いますので、この点もご理解をいただきたいと思います。本町の森林のエネルギーが端材やいろいろなものを利用をしながら、例えば、チップ材として、今回の幼保一体化施設の中で補助暖房として使えないかということも私どもの中で検討してきた経緯がございます。しかし、バックヤード等の不足や機械の搬入やら、いろいろな課題が多すぎて、なかなかまだそこまで踏み切れないという問題があります。それからペレットの問題も含めて検討しました。これはストーブ等々もずいぶん改良されていますけれども、隣町の津別町やいろいろなところでペレットを生産しているという段階でうちがそれだけの初期投資をかけてやる意味が今の段階で決断できるかどうかということも含めて、まだスタートをきれないというのが実態でございますので、今回の認定保育園については、地中熱のほうの自然エネルギーを何とか活用していきたいということも考えておりますので、私どもの職員の中での頭の中では先般のNEDOネ ドと一緒に協力させていただいた玉ねぎの皮やらいろいろなことも含めて試行錯誤しておりますけども、当面はまだわかりましたということで、やりましょうというところまでは踏み切れていないということも実態でございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

はい、わかりました。いずれにしましても私の一番言いたかったのは、1つは、やはりこういうことを本当に認証の効果を発揮していくためには、もちろん町内のいろいろな取り組み、意識改革も含めて必要だということと同時に、緑の循環ということになっていきますと、やはり相当スケールがでかい問題、先に向けてのエネルギーの問題も含めてということになれば、これは当然、町だけのものではやっていけない仕組みもあるというのが実態だと思うのです。そういった意味も含めて道なり国の支援、先をみた支援というのもやはり同時になければ、この認証というのは、やはりそこだけにとどまって大きな広がりがみえてこないのかなというふうにも、本当に意味のあるものになっていかないのかなというふうにも思いますので、ぜひそういった観点からも町長には、さまざまなところで議論をおこしていただきたいというふうに思っています。それでは、次の問題に移りたいと思います。社会教育の中期計画の問題ですが、これについても何点か再質問をいたしたいと思います。先ほども答弁の中で詳しく答弁いただいているんでありますけれども、1つは、今回、社会教育中期計画策定に至った要因というのをお聞きしたんですが、その中では、これまでも生涯学習推進計画並びに第2次生涯学習推進計画を策定してきているということがありましたけれども、私がちょっと社会教育の中で、古い話なんですが、昭和51年にこういう冊子で訓子府町社会教育計画というものをつくっているのを、何かこれ昭和51年というのは、自分自身に振り返った時にも、ちょうど訓青協の私が青年団にちょうど全盛期みたいな時で、いわゆる変遷から躍進へという青協30周年の記念誌をつくっていた時なんですよ。その時にこの社会教育計画というのが出されていて、それの表には、結構こうアピール性のあるものが出ていたんですね。豊かな心と強いからだを育む社会教育の創造、そして誰でもいつでもどこでも学べる体制づくりを目指してというかたちで、こういうアピールをしながら、こういう計画書が出て、その中に中期計画も5年の計画も載っていますけども、こういったものが出されているというふうには、どこか頭の中にあってそれで今回この問題が出てきてあれよと思ってちょっと調べてみたんですが、こういう計画の出された昭和51年の時点でも、やっぱり世の中の大きな変わり目といいますか、私が青年団の時にいろいろな思いも皆で共有しながら、どうやってこの時代を生きていこうかみたいなのがあったんですが、それから過去、あれから数えて24、5年、約四半世紀たつんですが、その間の社会教育として、どうだったのか、過去を振り返ってどのようにとらえてきたのか。そして、そこにはどういう課題があったのかというところをどうとらえているのかというふうに、ちょっと先にお聞きしたいなと思うんですが、それが1点です。それともう1つ、先ほど、生涯学習推進計画についての1次と2次の見直しのようなかたちでの策定はしているんですが、このようなかたちでの昭和51年のようなこれはあれからは出ていないということでとらえていいのか。それだけちょっと確認していきたいと思いますが、よろしくお願いします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

今、昭和51年の工藤議員がお持ちの社会教育計画が出されて、その後20数年たっているけど、社会教育としての変遷というか、その辺のとらえ方が教育委員会として、町として、どういうことかというご質問かと思いますけど、確かに昭和51年の中で世の中がやはり景気が上向きの中で非常に人もいろいろな趣味とか、そういうところも含めて、社会全体がやはりそういう趣味とかというところで、皆がそういうところへ求める時代の中で、その中で昭和51年にそういうかたちの計画ができたんだと思います。ただ、今、振り返りますと、今の世の中で言いますと昭和50年時代でいけば、仲間づくりとか人づくりの中で非常に盛んな活動が本町の中でも置かれた状況でございましたけど、今の時代でいきますと、どちらかと言えば団体での活動より個の活動がというところで社会的には個の活動が見直されているというか、個々の活動が中心になっているような状況でございまして、そのような中でいきますと確かに価値観が変わってきて世代間の意識の違いだとか、地域間のつながりがなくなってきているとこが今の現状だと思います。その中でいきますと20数年たちながら、その時代の変遷の中で、うちの教育的な時代ニーズをとらえながら今やってきたということは事実だと思います。ただ、今一度、社会教育中期計画を見直すという中の目的としましては、先ほど申し上げたように、やはりつながりという部分が非常に希薄になってきているということで、それと町民が求めているものが非常に多様化しているということ、その辺も踏まえながら今一度計画は生涯学習推進計画から5年ほどたっておりますけど、より実効性のある計画とするために、やはり中期的な5年間の計画を策定するために、先ほど申し上げましたようにアンケート調査なり、各団体からいろいろなご意見をいただきながら、より実効性のある計画にしてまいりたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

今の答弁の中でも取り組む気持ち、思いは十分伝わってきますのでわかりますが、1つはやはり、いつの時代も、単に青年教育だけではなくて生涯学習推進計画というか、そういうトータルでのやはり社会教育という部分で考えますと、大きくは、その時代時代のいろいろな流れの中で揺れ動いている中でさまざまなものがその地方なり、こういう小さなところで住んでいる人たちにいろいろなかたちで、いろいろな問題がかぶさってきて、そこでいろいろな悩みも含めて起きてきているのが、実情としてあるんだなというふうには思うんですが、それをどう乗り越えて解決していくのかということからいけば、社会教育の果たす役割というのは、トータルで非常に大きな力になっていくんではないかなというふうには思うところです。そういう意味で、これは今回こういう問題が提起されたのは非常にタイムリーというか、時期がよかったなというふうにあえて、本当はもう少し早くてもよかったのかなというふうに思っていたところですけれども正直そういうふうに思います。先ほどその手順というか、その中でちょっといろいろ答弁の中にも、さまざまな人たち、分野の人たちの意見も聞きながらアンケートもということがありましたけれども、さまざまな人たち、町民がこの計画の中にどう参画していくのかということが、これがさらに実行性のある計画になるかどうかの大きな分かれ目にもなっていくのかなというふうには思います。そういうことからいきますともう1つ、ぜひその中で考えていらっしゃるのかもしれませんけれども、ぜひお願いしたいなというのは、やはり本町においても、これからのことを考えますと当然高齢者の問題があります。それは社会教育というよりも生涯学習としての、あるいは、そこには社会体育も含めた皆さん方の要求も含めたものをどうそこに反映させるかという問題ともう1つ、おそらくはずして欲しくないのは、心身に障がいを持っている人たちのこれからのありようをどうするのか、地域としてどう考えていくのかという、いわゆる我々も町民みんなの一体のものとしてとらえていく姿勢というのがやはりこの社会教育の推進計画の中に十分反映されたものでなければならないのかなというふうに思っています。私は、社会教育というのは、それぞれの町民、あるいは住民の主体的と言ったらちょっと言葉が難しいんですけれども、それぞれ自らがその問題にどう立ち向っていくのか、どういうふうにそれをとらえていくのかという、そういう力をつける場でもあるということからいきますと、当然そういう諸課題の解決のためには、上からただこうしますよ、ああしますよ、こうしてくださいと言われるよりも主体的な力をどう引き出すことになるのかというのが、社会教育の大きな働きだと思いますので、役割だと思いますので、そういったことも含めて、今、本町にとっては、障がいを持っておられる方のそういう問題も含めて社会教育の中で、何て言うのですか、計画の中に十分、そこには当然、社会体育も含めて、その分野でもどうそことかかわっていくのか、あるいは生涯学習というか、レクリエーション的なことも含めて、トータルでそのかかわりを皆で理解し合うというか、そういう統一的なものというのは必要になるんじゃないかなと思いますけども、その辺の考え方について、どのように思われますか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

議員がおっしゃるまさにそのとおりだと私も思っています。私自身もそういう学習計画を立てる上では、やはり教育的な観点で言いますと人づくりが一番大事だったと、そういう意味では、時間と組織の中で手間と暇をかけながら人づくりを行っていくというのが教育の役割だと思っているところでございます。先ほど申し上げたように幅広い世代、もしくはその立場の人の意見を伺いながら、より実効性のある計画を立てていきたいと思います。それで、学校教育と社会教育もつなげながら、それと他の分野、福祉や子育て、障がい、その辺も含めて、より多くの方々からご意見を伺いながら、計画の策定委員は社会教育委員を中心として、今考えていますけど、そのほかにも数名、それらの方々の代表者も含めて、その中で論議していきたいと思っています。いずれにしても私自身はより実効性のある計画にしてまいりたいと思っておりますので、その辺をご理解いただきたいと思っております。

質問 7番 工藤弘喜

ぜひそういった方向で、大変でしょうけれどもがんばっていただきたいというふうに思います。51年の時のこの計画策定については、諮問のようなかたちで教育長からお願いがあって、そういう策定委員の中には18名の委員の方で構成され、それで小学校の先生、訓子府小、居武士小、それから中学校、あるいは高校、あるいは青年団体連絡協議会の会長だとか、あるいはレク協会、あるいは体育協会、あるいはPTAの会長だとか、子ども会育成会だとか、農協の組合員相談室の人も入っているんですが、農協も入っているという中で、商工青年部も入っていますし、そういった方々18名で多角的に議論されて、そして、その中では3つの研究部というか、そういう中で部門別にいろいろな議論もされているというふうな中身になっていまして、けっこう51年のやつを見ましても中身の濃いものかなというふうには思ってみていました。そういう中でぜひ今回もやはり多様なかたちで、そういう人たちの意見を聞きながら実効性のあるものにしていただきたいというのと同時に、少し長いスタンスというか、計画のための計画でなく て 、 や は り 教 育 と い う の は 、 先 ほ ど の 森 と 同 じ よ う に 時 間 の か か る も の だ から、あまり急ぐことはないなと思いますけれども、確実な歩みでもって進めていただきたいと思います。時間もありませんので、最後に町長に一言だけこの問題について聞きたいんですが、思いを聞いていきたいんですが、私もちょっと記憶にある平成2年、1990年でしたか、社会教育研究全国集会というのが知床であって、私も参加した経験があるんですが、その中で今の町長も積極的な役割を果たしておられたように私は思うのですが、その中でやはりああいったようにメッセージ性の高い、いわゆる訴える部分、この計画といいながらも社会教育は、やはり相手の心にどう響くようなかたちでつくっていくのか、あたるのかというのは非常に大切になるのかと思っています。あの当時のメッセージというか、伝わってきたものとしては、全国集会だったんですが、いわゆるあの時は「大地に根を張る社会教育がくらしと仕事を考え地域をつくる」という大きな1つのテーマ、もう1つが「大地に根を張る社会教育、そして生涯学習の創造を目指して」という、そういうふうな大きなテーマをどんとこう、いわゆるメッセージ性をやはり持つということが非常に大切なのかなというふうに思います。そういった意味で、町長は社会教育に長年携わってきたものとして、今回の改訂にあたっての思いがありましたら、端的に、長くならない程度によろしくお願いしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

緑の社会教育計画を見せられたらドキッとしました。自分がまさに中心的にかかわっていた時代の社会教育計画です。今言ったメッセージ性の問題もさることながら、1つはやはり時代が大きくこの30年の間に変わってきている。公民館、図書館、博物館に代わる郷土資料室も含めて、施設が整備されてきたということが多くの状況であります。そして、専門職員が適切に配置されてきた。本町については、専任の職員を配置してきたということが、これが大きく変わってきているところであります。そのありようも含めてこれからどうなのかということもそうであります。それから、団体で言いますともう子ども会も風前のともしびと言ったら怒られますけれども、ともしびでないでしょうか、青年団も150人いた人間から今は30人しかいない。そしてもっと言いますと婦人会はない。そして、高齢者のほうにしても非常に厳しい状況の団体運営というのがされている中でどうするのか。さらにまたもっといいますとTPPの問題や生産や暮らしの問題でいきますと、これから農業は大きく変わろうとしている。そして商工業も衰退の状況の中で学習を通じてどういうかたちで学びを通じて一人ひとりを主権者として育てていくのかというアピール性を私は今、大胆に打ち出さなければならない時だというふうに思っています。それは教育という専門的な分野だけではなくて、行政全体、地域の暮らしや生活や生産の問題も含めて大々的にやはり今社会教育の真価が問われている時代にこの計画が出てくるということですから、私はともすると生涯学習推進計画にずっと流れてきていましたけども、改めて20数年ぶりに社会教育計画を立てようという職員の意気込みと結果を期待したいと思っていますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

それでは、次の質問に移りたいと思います。「公共工事設計労務単価」の見直しについてであります。国土交通省は、今年(2014年)2月から「公共工事設計労務単価」を昨年4月に引き続いて引き上げました。昨年4月の改定では、社会保険料本人負担分を上乗せしたことにより、平均17.5%の引き上げとなり、今回は、さらに平均7.5%の引き上げとなりました。この件に関して、次の項目について、町長の考えを伺います。1、一連の「労務単価」見直しについて、どのような見解を持っているか。2、入札における予定価格に労務単価引き上げ分は適切に反映されているのか。3、本町の昨年4月以降の見直しに伴う調査は必要ではないか。以上、3点です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

時間がありませんので、早口になることをお許しいただきたいと思います。ただいま、公共工事設計労務単価の見直しについて、3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。まず、1点目の「一連の労務単価見直しについての見解」についてでありますが、平成25年度の公共工事設計労務単価が大幅に引き上げられた背景としましては、近年の公共事業の大幅な減少に伴い著しく低価格な受注が増加し、そのしわ寄せが労働者の賃金低下をもたらしたことにより、結果として技能労働者の減少や就労条件に影響し、円滑な施工への支障や工事品質への悪影響が生じかねないという認識のもとに取り組まれたものであると理解しております。町としましては、この取り組みが技能労働者の適切な賃金水準の確保や社会保険への加入の徹底を図ろうとするものであることと、国においては、公共・民間発注者及び建設業関係団体に対して協力要請もしておりますので、施策としては一定の評価をしているところです。しかしながら、業界紙によりますと北海道においては実勢価格が下落傾向にあるとのことでありますので、公共工事における受注者、これには下請業者も含まれますが、積算された労務単価が確実に技能労働者の処遇改善に反映される仕組みづくりが必要であり、大きな課題であると考えております。次に、2点目の「入札の予定価格に労務単価の引き上げ分は反映されているか」についてでありますが、本町においては公共工事設計労務単価を根拠に積算し、予定価格を設定しておりますので、労働単価改定の都度、適切に反映しているところでございます。次に、3点目の「本町の昨年4月以降の見直しに伴う調査」についてでありますが、町には業者に対する調査権がないことについて、あらかじめご理解をいただきたいと思いますが、このたびの労務単価の改定を受け、訓子府町建設業協会の幹部の方々に状況を確認したところ、一律ではありませんが、技能労働者の賃金は引き上げているとのことでありました。また、下請業者については、見積額が高くなっている状況から、労務単価の引き上げを考慮した見積額で契約していると理解しているとのことですが、下請業者が雇用している技能労働者の処遇改善に反映されているかどうかについては、把握できないとのことであります。以上、3点についてお答えしましたので、ご理解を賜りますようお願いいたします。

質問 7番 工藤弘喜

それでは、ひとつこれについては、1点、あるいは2点ぐらいになるかもしれませんけれど、端的に質問いたします。まず1つは、いわゆるそういう業者の方々、建設業者の方々の問題につきましてみても、先ほどもちょっと答弁の中にもありましたけれども、今の都市部の業者の方々とはやっぱり地方における建設業のおかれている状況というのは、まったく違うということも当然加味しなければいけない事態だとは思っております。これにつきましては、建設業界の方々とのお話の中でもぜひそういった部分での業界としての抱えている問題も含めて行政がちゃんとしっかりととらえていく。そのための改善が何が必要なのかというのもあわせて聞きながら進めていかなきゃいけないなというふうに思っているのは、そのとおりであります。それは当然進めていただきたいのですが、もう一方で昨年とまた今年の2月分から大幅な単価アップということになっています。例えば、具体的に簡単に言いますけれども一般のいわゆる普通作業員の単価でいきますと労務単価がどうなっているかということでいきますと昨年の関係でいきますと約17.5%の単価になりまして、それでいきますと単価の問題でいきますと昨年でいきますと1万2,700円になっていました。そして今年の2月から適用になるということで普通作業員で1万3,500円に単価がアップしてくるということで、そこそこそういうようなかたちで、そういうふうにしていきなさいよ、見直していきなさいよということになっているんですが、この背景というのはやはりしっかりとらえるべきだと思うんです。例えば訓子府の状況はどうなっているかということは、ちょっとなかなかこの場では言えないんですが、例えば北海道内20万人の建設労働者の8割というのは、やはり年収200万円以下の人たちだというやっぱりそういうとらえ方が非常に大事でないか。経済的にも困窮しているというのは、もうそのとおりでありますので、そういった状況というのは、訓子府においてもやはりいえるんじゃないか。特にこの季節労働という、年に何カ月間、いわゆる8カ月なり、9カ月の労働期間しかないわけでありますので、そういった分から含めて本当にそれをちゃんと賃金の中に反映するという問題が1点ありますので、そういう姿勢の問題として、やはり発注者として、ぜひ業界の方々にご理解をいただく。ぜひともそういうものに近づけていただくというお願いをするということと、もう一方でもう1点はやはりそこには税金が入っているということです。その工事の設計費の中には、すべて税金でやっているということがありますので、発注者の責任として、行政の責任としては、やはりそれがちゃんと果たされているのかどうかということが、非常にそこをやはりみていかなきゃならないと思うんですよ。納税者に対しても、そういう役割というのがあるんだというところを今一度とらえることが必要じゃないのかなというふうに思いますので、この点について、この2月からまた単価が上がりますので、そういう業界の方々の困難な部分とさらにプラス今回のそれだけ上がった分が税金で対応されるということでありますので、発注者、行政としての責任として、やはり何らかのかたちで業者の方々の指導というのは、ちょっと語弊があるかもしれませんけれども、話し合いが必要になるんではないかなというふうに思いますが、その点について、いかがでしょうか。

答弁 建設課長 佐藤正好(建設課長は2015年3月まで)

ただいまの労務単価の引き上げについてのお尋ねをいただきました。これについては、本町ばかりの問題ということではなくて、やはり日本全国、北海道全域での問題であろうかと思います。昨今の業界紙、地方の業界紙ですけど、見ていましても、この件に関しましては、北海道建設業協会ですか、そちらの労務委員会の中でも労務単価改善に意欲を持っているというような記事も載っておりますので、そうした動向、あるいは国の動向も含めまして、私どもとしても先ほど言いましたように発注者責任という部分もございますので、地域の業界の方とも連携をとりながら必要な取り組みをしていきたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

時間もきましたので、私の質問は終わりたいと思いますが、ぜひ、そういったかたちで、これからの公共事業のあり方ということになれば、特にこういう町場ま ち ばについては、これからもどんどんやっぱり出てくる、その業界の方にもやはり仕事をお願いしなければいけない。例えば、補修、修繕含めて、これからやっぱり出てくると思うんですよ。福祉の問題、教育の問題含めても新たな投資のことからいけば、どうしても必要な部分がありますので、そういうことをさらに充実するためにも、働いている人たちの賃金を確保するということと同時に業界の抱えている困難も含めて行政がやはりしっかりとらえながらやっていかないとまちづくりというか、いわゆるハードの部分もなかなか困難になっていくのかなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたしまして私の質問を終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月10日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる