みんなの議会

訓子府町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月17日

介護保険法の改定による本町への影響について

2013年9月17日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「介護保険法の改定による本町への影響について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課業務監 渡辺克人が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、福祉保健課業務監 渡辺克人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 工藤弘喜

7番、工藤です。それでは、私の今回の質問は、大きく3つあるのですが、すべて通告書に従いまして質問をしていきたいと思います。まず、1つ目ですが、介護保険法改定による本町への影響について、お伺いいたします。政府は、来年の介護保険法改定で、介護保険給付対象者から「要支援」と認定された人の切り離し、そして、特養入所基準を要介護3より重い人に限定するなどの方針を固めました。この改定の内容では、高齢者の方々やそしてその家族、また自治体にも大きな影響を与えることになります。よって、次の点について、町長の見解を伺います。1つ目ですが、今回の介護保険法改定について、どのような見解を持っておられるのかお伺いをいたします。2つ目です。この方針どおりに実施された場合、本町での影響をどのように予測されているのかお伺いをいたします。3つ目ですが、この件についての対応をどのように考えているのか。この3点について、まずお伺いをいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「介護保険法の改定による本町への影響について」3点のお尋ねがありましたので、お答えをさせていただきます。まず、1点目の「今回の介護保険法の改定についてどのような見解をもっているか」とのお尋ねでありますが、介護保険制度は、平成12年4月に創設され、今年度で13年目を迎えておりますが、全国的には創設時に184万人であったサービス受給者は、平成24年度には452万人となり、この12年間で約2.5倍に増加しているところでございます。さらに、団塊の世代が75歳以上になる平成37年度には、663万人になると推計されており、それに伴い保険給付の総費用額も同じく3兆6千億円から8兆9千億円となり、平成37年度には21兆円に膨らむと推計されているところでございます。また、65歳以上の方に納付していただく保険料につきましては、全国平均で創設時に月額約2,900円であったものが、平成24年度では約5千円となっており、平成37年度には、8,200円程度になると試算されていることから「負担は限界を超えつつある」との指摘もあり、現在、社会保障と税の一体改革の中で、消費税率の引き上げを前提に、制度の見直しが行われているところであります。見直しの概要につきましては、社会保障と税の一体改革の中で設置された、社会保障制度改革国民会議からの最終報告がなされており、その内容は1点目に、介護度合が軽い「要支援者」を給付対象から外し、市町村事業に移行すること。2点目に、特別養護老人ホーム入所者を要介護3以上に限定すること。3点目に、高所得者の自己負担を2割に引き上げること。4点目に、低所得者の保険料負担を軽くすることなど、少子高齢化の進展に伴い、急速に増大する介護費用を抑えることを目的とした内容となっており、国は、詳細を社会保障審議会で詰めた上で、来年の通常国会に改正案の提出を目指すとしております。今回の制度見直しに対する見解につきましては、介護保険は、介護の必要度の低い段階から社会全体で高齢者を支え、進行を防ぎ、自立を促すことを狙いとしており、さらには、高齢者を抱える家族の負担を和らげる効果もあるところです。介護度合いの軽い方が介護サービスを受けられなければ進行が早まり、かえって医療費や介護費用が増えることも考えられます。今回の見直しについては、制度を大きく転換させる内容となっていることから、利用者に影響を及ぼさないように、徹底した議論を尽くす必要があると考えているところであります。次に、2点目の「この方針どおりに実施された場合、本町での影響をどのように予測されているか」とのお尋ねでありますが、1点目でもお答えさせていただきましたが、介護保険法の具体的な改正内容につきましては、まだ国から示されておりませんが、現在話し合われている内容で申し上げますと、例えば、懸念されるもののひとつに介護度合の軽い要支援1と2の方を対象としたサービスである「介護予防サービス」を介護保険の給付対象から外し、市町村事業に移行させる方向で検討が進められております。新聞報道等によりますと、移行後も国は市町村の財源負担を増やさないとのことですが、その具体的な中身がはっきりと見えてきておりません。本町の昨年度の「介護予防サービス」利用状況につきましては、要支援1と2の認定者62人の方が、訪問介護や訪問看護、通所介護等のサービスを利用しており、その事業費は約1,470万円となっておりますが、その財源構成は国が25%、道と町がそれぞれ12.5%、65歳以上の第1号被保険者が21%、40歳から64歳までの第2号被保険者が29%となっており、この事業費に対する財源負担が変わるようなことになれば、影響が出ることも考えられるところであります。また、その他にも特別養護老人ホームの入所基準を要介護3以上の中重度者とし、比較的軽度の要介護1と2の高齢者の新規入所を制限することも検討されております。本町の特別養護老人ホーム「静寿園」の入所にあたっては、現状で要介護度4と5の方が中心となっていることから、大きな影響はないものと考えられますが、在宅で入所を待機されている方や、介護するご家族等に対する在宅支援の体制整備が大変重要なことと認識しており、在宅でのサービスメニューを充実していくことがとても大切なことであると考えております。3点目の「この件についての対応をどのように考えているか」とのお尋ねですが、介護保険法の改正内容につきましては、昨年から国において行われていました社会保障と税の一体改革の中で設置された社会保障制度改革国民会議の最終報告書を踏まえ、現在、社会保障審議会や厚生労働省で細部が検討されているところですが、今回予定されている法改正につきましては、第6期介護保険計画に大きく影響することになりますので、国の動向を注視しながら、改正案の詳細が明らかになりましたら、その内容を精査し、対応を検討してまいりたいと考えております。以上、お尋ねのありました3点についてお答えさせていただきましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは、何点か再質問したいのですが、まず1つ、この1番目のほうで質問したこととかかわるのですが、今回のこの改定に対してどう向き合っていくのかということが、やはり非常に大事になるのではないのか。そういうことは、今回の改定をどうとらえるかということであります。その中で、第一答でお答えいただいている訳でありますけれども、まず、その中で、この介護保険と直接的、具体的なこととは関係していませんが、まず、第一にちょっと気になったのは、消費税率の引き上げを前提に制度の見直しが行われているところであるというふうに書かれています。書かれているというか、答弁がありましたが、これはやはりとんでもないことではないのかということであります。消費税の引き上げそのものが、社会保障と税の一体改革ということで、社会保障のいわゆる充実のために消費税率を上げるんだというのが大前提ではなかったでしょうか。社会保障制度そのもの、特にこの介護保険も含めて、消費税率を上げることが、社会保障の改悪につながっていくような、こういうことというのは、やはり前提としては、やはりおかしいという、そういう認識にひとつは立たないといけないということがあると思います。それともう1点、ちょっとまとめて質問するようなかたちになりますけれども、今回の改定というものが、どのように多くの町民の方やあるいはもっと言えば道民、国民に影響を与えるのか。さらにもっと言えば高齢者の方々や、その家族の方々にどういうふうな、この制度に対する信頼を失うようなことになっていかないかという、そういう点に心がいかないかというところです。非常にそこが気になるところであります。これは8月27日付だったか、北海道新聞の社説にもあって、なるほどな、これは私の考えも、本当にそうだなと思ったのですが、今回のこの介護保険の改定そのものは、いわゆる、その社説にあったのですが、安心を揺るがす改革ではないかということです。やはりそういう認識に立たないと、この介護保険制度に対する国民の信頼、あるいはもっと言えば町民の信頼がこれから我々が生きていく人たちにとっての信頼が失われていくことになりはしないかというところにやはり思いをはせていただきたい。そこから、どう対応するのかの問題も含めて具体的なことが出てくるのではないかというふうに考えております。例えば、この2000年からはじまった介護保険というのは、介護の社会化ということを理念にしながら介護度の低い段階から社会全体で高齢者を支えて、あるいは障がい者の方を支えて自立を促すというのが筋じゃなかったのではないのでしょうか。それともう1つ、本町に限って言ってみても、本町としても平成23年と24年に実施しましたよね。日常生活圏域高齢者ニーズ調査というものをやっています。その中で出ている町民の方々の思いというのは、1つは、介護保険料の問題でいけば、訓子府もいろいろ努力して前回の介護保険料の改定も含めて据え置いてきている訳でありますけれども、でもやっぱり大変だという方も多くいます。でもそういう中にあっても皆でこの介護保険制度というのは、皆で支える制度だから、これぐらいの負担はやむを得ないと思うんだと。あるいは、負担ではあるが、何とかやりくりしてやっていきたい。そういう人たちが4割近くずつ本町においても占めています。そして、現在の負担は苦しくてやりくりが難しいけれども払っていきたいという方が8%あまりの方がそういうふうに回答されております。そしてもう1つ、これからの本町の町民の方々の声として、今後介護が必要となった時、あなたはどういう希望がありますかという質問の中では、介護保険のサービスを利用しながら、自宅で生活をしたいという声が一番多かったんじゃないでしょうか。この声は約4割の方が、こういう声をあげています。そういう介護保険を信頼して介護保険を頼りながら、こういう理念に基づいて自分たちの老後も含めている中にあって、このような介護保険、今回の改定の問題に対しての認識というのは、やはりきちんと町民の目線、あるいは障がい者の方々、あるいは高齢者の方々の立つ位置で見なければいけないのではないかというふうに私は思っているのですが、この点について、町長の考えを再度伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

今、介護保険の原則的なご質問をいただきました。今年は、老人福祉法ができて、ちょうど50年であります。半世紀を迎えたこの老人福祉法、当初は高齢者は豊富な知識と経験を有する敬愛されるものなどと位置付け、国に高齢者福祉増進の責務を明確にしたのが、この老人福祉法の考え方であります。さらに2000年に議員が言われましたように介護保険法が本町にとっては我が国にとっては扶助から選択の時代ということで、すべての者が1割の10%の負担を通じて老後の介護は安心して生活ができるという社会的な仕組みづくりをつくろうというのが、この介護保険制度の狙いでございました。私たち自身もるる、それから13年さまざまなかたちで調査を行い、そして、高齢者のご意見等もお聞きしながら、現在の当初は全国的な月額の平均でいきますと2,900円というお話をさせていただきましたが、うちの町としては、2,800円だったでしょうか、それが今の現段階では3,700円という状況で、全国平均で言う5千円というものをかなり抑えながら、この介護保険の料金を設定している状況でございます。ただ、前にもお話しましたように、特養が50床の私どもの町は50床の特別養護老人ホームであります。自宅待機者数というのは、非常に不明確な部分もございますけれども、いずれ入りたい待っている。その時が来たら入りたいということも含めた数で言いますと50人ほどの待機者がおられて、緊急を要する方というのは、およそ10名の方でございます。ご理解をいただきながら、今年、実施設計を行い、来年度は、福祉会と協議した上で、今、10床の個室化と2床の待ちベッドといいましょうか、それをつくるということで今進めているところでございます。そうすると介護保険料は、3,700円から、おそらく4千円を超える状況になっていくのではないのか。その点で言うと介護保険は、国が50%、そして、北海道と町が25%、そして、残りの第1号保険と第2号保険者で半分を負担するという保険制度の仕組みでございますけども、今、冒頭で答弁申し上げましたように総費用額も3兆6千億円から8兆9千億円になってきている。さらに団塊の世代がこれから25年後に介護が必要な時代になってくると21兆円まで膨らむという状況の中で、国は税と社会保障の一体改革を唱えているというのが状況でございます。このこと自体は、私自身は是非の問題というよりも私自身は自治体の長としては、何としても冒頭申し上げましたように、老人福祉法や介護保険法の当初の考え方というのは、遵守していただきたい。そして、国が福祉社会に向けて責任を持った介護保険制度をさらに強固なものにしていただきたいというのが私どもの考え方でございます。これはまた後から例えば国民健康保険税の問題でも、これは同じようなかたちで出てまいりますけれども、どうも考えてみますと例えば要支援1・2の問題にしても、市町村に負担を強いていくというのが、何か見え見えのような感じがして、これで本当に公平で平等な高齢社会の生活を国民に保障できるのかどうかというのは、非常に疑問を持っているというのが私自身の考え方であります。おそらく中身的には、まだいろいろなかたちでご質問があると思いますので、基本的なスタンスとしては、工藤議員がおっしゃるとおりだというふうに私は理解しておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

この社会保障の改革会議と言いますか、今回、介護保険ばかりではないのですが、ここだけに時間をとる訳にいかないんですが、一言だけやはり言っておきたいのは、国がもちろんこれをやろうとしているというのがありますけれども、この改革会議等々に大きく力を、圧力というか、そのような声をあげているのは、経団連、財界なんですよね。そういった声を受けながら、消費税を上げる、そして、社会保障の一体改革と言いながら社会保障の一連の改悪を進めていく。いわゆる企業にとって、社会保険料も含めた、そういうお金を何とか掛けたくないという思いからと思うんでありますけれども、そういった声に押された中で進められているということも現にあります。やはりそういうところにもちゃんとしっかり見て議論していかなければ、徹底した議論を尽くす必要があるとはいえ、徹底した議論の前提をしっかりとらえていただきたいというふうに思っております。それでは、次の2点目にかかわるところでありますけれども、このとおりにもし実行された場合の影響なんですが、答弁の中でも、第一答目の中でもいろいろお答えいただいている訳でありますけれども、1つは、自治体として軽度者の、いわゆる要支援1・2の方々のサービス、今、介護保険としてのサービスは、12ぐらいのサービスがありますよね。要支援の方々に向けて、そして、地域密着型で言えば3つほど、これはやれるかやれないか、その地域の実情にもよって、いろいろあると思うのですが、そういうサービスがあるんですが、これを先ほども、この財政的な部分もちょっと出ていますけれども、本当にこの今、国が進めているのは、人間、いわゆるマンパワー的な部分でいけば、NPOだとかボランティアにそれを委ねたらどうだという議論をしていますよね。お示しをしていますよね、自治体に対して。財政的には自治体が持ちなさいと。果たしてそれで、その12の介護保険法で言われている例えばショートステイなり、デイサービスなり、そういったサービスがやれることになりますか訓子府として。その辺の見解はいかがなのでしょうか。現実の問題として、これは今の流れでいくと2015年から、来年、再来年から実施したいということに、ほぼ固まっています。そういうことで、どのような検討をされているのかお伺いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

まだ、冒頭申し上げましたように中身的には、ちょっと明確になっていないという部分でありますから、事務的な検討はまだ具体的にはしていない。例えば、現在、12種類の保険給付が法律で定められておりまして、その中に例えば訪問介護、看護サービス、リハビリ、通所介護、それから福祉用具の貸与などといったようなことがおかれている。それを地域の支援事業では、市町村の判断でサービスを減らすようなこともできることも含めて、今、ボランティアやいろいろなことが出てきています。しかし、私はこういった要支援、要介護等々のことをすべて自治体に任せていいのかどうか。それから、財政規模や人口規模等によって福祉のサービスがその地域に住んでいることで格差があっていいのかどうかという点では、これはやはり国が責任をきちんと持って進めるべきだというのは、基本的な考え方です。これは声をあげていかなければなりませんけども、現実的にここ数年の間に介護保険法が改正されて、そうなった時に財政的な負担は市町村にかけないと国は言っていますけれども、私はちょっと今のところは何とも言えません。しかし、もし、そういうことで後退させるようなことがあっても、現状のサービスの状況を自治体として後退させる訳にはいかないというのが、基本的な考え方だと私はそういうふうに思っています。

再質問 7番 工藤弘喜

本町の実態からいきますと、これは数字的には、今の現実、平成25年の現時点との違いというのは若干あるかもしれませんけれども、私が所管事務の中で調べたというか、皆さん方から教えていただいたことも含めての数字でいきますと本町の場合、要支援、いわゆる介護度別の認定者でいきますと要支援1・2の方が全体としては介護5まで含めて268人中55人の方が要支援1・2になっている。これは平成24年3月末の数字でありますけれども、結局そこには約20%、2割の方がそこに該当してきます。これは認定ですからね。サービスを現実に受けているかどうかは別にして、認定を受けていて、いつでもサービスは希望すれば受けられるという権利を持っている方たちだと思うのです。それともう1つは、居宅介護サービスの利用状況はどうなっているかということからいけば、これも24年3月の利用分でいきますと118人の方が利用されておりまして、要支援1から介護5まで含めて、そのうち39人、33%の方が既にサービスを受けておられるのです。こういった方々のサービスが本当にどうなるかということが、やはり現実の問題として現状維持をするのであれば、本当に先ほども金額的なことも出てきましたけれども本当にマンパワーも含めてどうなんだろう。質を落とすことにならないのかということも含め、あるいはお金がないから、裁量が認められているから、これは本町はしませんということでいいのかどうかも含めて、もう一度答弁いただきたいのと、もう1つは、そういうことが、やはり介護保険制度そのものの制度の、先ほども言いましたけれども存立基盤というか、信頼というかを崩すことになりはしないか。いわゆる介護保険料を本気になって真剣になって皆で支えあう制度だと理解しながら払うことになっていけるのかどうか。この点も含めて、どう考えておられるのかお伺いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

自治体の町長としては、今の言っていることで申しますと私どもはいかなる状況であっても介護保険サービスの福祉を後退させることはあってはならない。それをもしそんな現実が起きた時には、やはり自治体として支えるべきことについては、可能な限り支えるというのは基本的なスタンスというのは変わらない。それから、ただ私の立場から言うとそんな理想論ばかり言っていられませんから、国がだめだと言っていて、じゃあうちのほうだけでやらなきゃならないという現実的なことで言ったらどうしなきゃいけないのかということの選択をせまられてくるということは事実です。それから、自由民主党が政権をとって、圧倒的多数の国民多数が自由民主党に選挙でOKを出した訳です。その中で、税と社会保障改革のこの後退的な状況を容認したかどうかはわかりませんけれども、しかし、国民の審判の中でそういうことの選択肢を自治体にいろいろなかたちで、これから出てくるのではないかと思いますので、私は立場上では、それはおかしいということを主張する。そして、できるだけ国が責任を持って全国一律の福祉サービスをちゃんと提供する。こういったことを保障しなさい。責任持ちなさいということを主張する。しかし、現実的にそれが不可能だったとしたら可能な限り現状を後退させないで、むしろ前向きにもっと前進させていく。かつての栗山方式のように横出しとか、そういった制度にはないものを町村独自で政策的にどういうふうにしてつくり上げていくかということが、これから問われていくのではないかと思っていますので、この点は、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは、町長の思い、気持ちというか、姿勢というのはわかります。ただもう1点、先ほど特養の入所基準の介護度、要介護3以上の問題で、先ほどの答弁の中でも、実際、現時点でも4と5が中心になっているから大きな影響はないということになっていますが、現時点でも要介護1・2の人が、これも数字的には、24年の6月現在で5人、この方たちは今入っている人たちは当然そのままでいいですよというのが国の考え方のようですからいいんですが、特養の入所の問題についていきましたら、要介護度だけで入所の基準というか、そういうものが決まることにはなりませんよね。さまざまな、その介護度の度合いプラスアルファでいろいろな状況があった時には、やはり特養に入ってもらったほうがいいということもあり得るんではないかと思うんですが、この点については、どうでしょうか。

答弁 福祉保健課業務監 渡辺克人(福祉保健課業務監は2014年3月まで)

今の工藤議員から特養の入所のことでご質問があったと思いますが、特養の入所にあたっては、あくまでも介護度だけではなくて、介護度をもとに一次判定、機械的にやる判定をして、それでランク付けをするのと、その後、二次判定ということで、関係者の方、施設の方や居宅介護支援者のケアマネージャーの方、あと市町村の担当の方、それと第三者の立場として有する方等が集まって、一次判定だけでは、機械的にはできないさまざまな要因等を勘案して、さらに順序を決めているという状況でございますので、ご理解願いたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは時間もありませんので、次のほうに進んでいくのですが、もう1つ、先ほどの答弁の中で、一答目でありましたけれども、いわゆる施設入所の関係ですけれども、在宅でのサービスメニューを充実していくことが、とても大事なことだというふうな答弁を先ほどいただいた訳ですが、こういうこととこの要介護1・2、要支援1・2の軽度外し、これというのは、やはり矛盾する仕組みになっていきますよね。そういう意味からしても、次の対応は、そうしたらどうなんだというところに次に進みたいんですが、これについては、先ほど答弁がありましたが、改正案の詳細が明らかになったその内容を精査し、うんぬんということになっていますが、今ひとつちょっと考えていただきたいのは、この町村会を含めて、TPPもそうだったのでありますけれども、特に、こういうふうな市町村、市長レベルではこれを歓迎するような話があるというのですが、町村レベルでは、おそらくそうはなっていかないだろう。その時にこの北網地区の町村会なんかで、どういう、この問題について、対応を考えているのか。これは訓子府だけの問題では当然ないですし、この地域を揺るがすというか、これからの地域の我々こういう地域に住む人たちのこれからのあり方をすごく問われている内容になっています。そういう点でいきましても、やはり町村会の力も大いに発揮してもらいながら、まだこれはそういう案ができて固まったということで、それがとおったという訳ではありませんから、そういうことも含めて、これからのそこに向かう町長の姿勢というのが非常に大きくなっていくだろうし、町村会も含めて、どういう運動をつくるのかということも大事になっていくのではないかというふうに思っていますので、この点についての最後の質問ということで、町長の答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

保険料の問題にしても例えば保険会計そのもので赤字になっても保険会計の中でやりくりして借入金を起こして、そして返していく。それは保険料を上げながらという基本的な介護保険のシステムというのがあります。これを何とか変えるべきでないのかという意見を現状の今の介護保険法の中では、町村会の中でオホーツク支庁管内の町村会の中で統一要求項目として、全道、全国に発信しているというのが実態です。私は今、総務文教厚生委員長、町村会の管内の厚生委員長でありますから、これらについても町村会のみならず、オホーツク圏活性化期成会も含めて3市も含めた、そういう運動を提案しながら議論を重ねていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは、この件については、質問を以上にしたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月17日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる