訓子府町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月11日
いじめ問題への対応
2012年9月11日、訓子府町議会の一般質問で、小林一甫議員が「いじめ問題への対応」について質問し、教育長 山田日出夫が答弁しました。
- 質問者
- 小林一甫 議員
- 答弁者
- 教育長 山田日出夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 小林一甫
2点目として、教育委員会としての取り組み方と対応について、お伺いをいたしたいと思います。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
いじめ問題への対応について、2点のお尋ねをいただきました。ご指摘のように滋賀県大津市の中学生自殺問題など、全国的にいじめ問題が多発しておりまして、7月17日付で「文部科学大臣談話」が発表され、取り組みの徹底が都道府県教育委員会に指示されたところでございます。道教委は、昨年度から年2回の児童生徒へのいじめに関するアンケート調査、こうした調査結果などから認知したいじめについての各学校における対応調査、いじめ問題への組織的・計画的な取り組み状況などについて、市町村教育委員会を通じ定期的に把握しており、本町の小中学校及び教育委員会としましては、これらの取り組みなどを活用しながら対応しております。1点目の「現時点での学校の取り組み方と対応について」をお答えいたします。学校としては、年2回のアンケート調査や普段の児童生徒の人間関係などについて把握することによって、いじめの未然防止に努めるとともに、いじめの事実があった場合は、問題が大きくならないうちにいじめはどんな理由があっても、人間として許されないことなどを丁寧に、当事者を交えて話し合いを持ち、人間関係の改善に努めることとしております。2点目の「教育委員会としての取り組みと対応」についてのお尋ねですが、全国の事例を見ても、いじめに関して学校での早期の問題解決が困難な場合、学校のみでの解決にこだわり問題が表面化されないことが事態を悪化させていると認識しております。本町教育委員会としては、学校と情報を共有することが最も大切と考えており、月1回実施している校長会議、教頭会議及び随時の校長報告などを通じ、いじめ問題も含めて常日頃から意見交換を行うとともに、状況に応じ教育委員会議において報告し、協議しております。幸いなことに、本町においては、深刻ないじめ問題は発生しておりませんが、いじめは、いつ発生し深刻化しないとも限りませんので、今後とも早期発見・未然防止に努めてまいります。以上「いじめ問題への対応」についてお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 7番 小林一甫
ただいま、いじめ問題につきまして、教育長からお答えをいただきました。再質問の中で何点かお伺いをいたしたいと思います。私も過去に何回か一般質問の中で、いじめ問題につきましては、教育長にお伺いをしてきたところでございますが、その時点では、本町においては、いじめ問題がないということで、安心していた訳であります。最近、特に、大津の問題もありますが、道内でも自殺をされたという子どもがございます。そうした中で、本町ももはや例外ではないのかなというような感じを持っておりますので、この問題につきましては、非常に自分なりに、頭を痛めているというような部分がございます。また、再質問の中でこれらの問題の対応について、本当にどうしていったら一番良いのかというようなことをお伺いしていきたいと考えております。今、学校のほうでも命の大切さを教える道徳教育があると思いますが、子どもたちの指導は十分なのか。その指導が現況にあっているのか。一つひとつ聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
日常の取り組みにかかわるお尋ねだったかと思いますが、学校教育に限らず、先生と子ども、子どもと子ども、子どもと保護者、先生と保護者、いろいろな人間関係があろうかと思いますが、どのような場面においても相手を尊重し、相手に思いやる。そのような授業であったり、PTA活動であったり、家庭でのしつけの関係であったりということが大事だと思います。訓子府町においては、幸いといいますか、これが自然だと思うのですが、小学校も中学校も非常にお子さん総じて素直に成長されていると思います。特に、いじめのいろいろなケースを学ぶこともありますし、あらゆる教科において、道徳的な観点を指導しなさいというのは、改正された指導要領でもありますので、それにのっとり町内では、幸いなことに日常の学校の生活が概ね進んでいるものと認識しております。
質問 7番 小林一甫
今の時点では、指導要領にのっとった中で、PTAの中、また家庭の中、学校の中でいろいろな連携を取りながら進めているようでございます。非常にこのいじめの問題は、最近、特に、インターネットなり、メール等で陰湿ないじめが非常に増えていると聞いております。そこでお伺いしたいのですが、本町の実態は、どのように把握されているのかお伺いをいたしたいと思います。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
今、パソコンだとか、携帯を使った、影に隠れた陰湿ないじめのお話、その現状とその把握ということだと思います。いじめというのは、今の機器を使ったものに限らず、気付いた時には、結構進んでいるものが多いですよね。それで現れた時には、ちょっと手遅れ気味になって、周りも大人たちもちょっと慌てふためいてしまう。これがほとんど大きな事故につながっている場合の事例であります。本来、いじめというのは、もっともっと日常の中で早く芽をむというか、気付いてむことに集中しなければならないと思います。ただ、携帯やパソコンというのは、学校で使うというよりは、家で使うことが圧倒的におおございまして、たださえ学校でのいじめでさえなかなか気付きにくい面があるのに、そちらのは、なお難しい面があります。だから、なおこそ先ほど言ったように、学校と家庭の連携、そして、いろいろな情報を共有していくということが大事だと思います。今、学校に対しては、多くの情報を家庭に向かって発信するように、学校での取り組みはもちろんですが、そのようなことを今ちょっと手をかけ始めているところでありまして、早く対応するということにこれからなお一層対応してまいりたいと思います。
質問 7番 小林一甫
学校としては、年2回のアンケート調査をしているということでありますが、この結果報告につきましては、教育委員会としては、きっちり把握されているものと理解しておりますが、このアンケートに基づいて教育委員会としての対応はどうされているのかお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
アンケート結果について、いじめの定義というのは、相手が不快に思ったり悲しく感じたら、もうそれがいじめだという今の定義がございますので、従前というか、昔、我々が子どもの頃の時の定義とは、ずっと変わっております。だから、いじめの把握は全国的に件数的には、非常に増えております。すごく増えています。この大津の事件を契機に文科省は把握に努めておりますので、このアンケートを通じると管内でもある町は10倍になったと言われております。これは教育長が言っていたので、間違いないと思います。でも訓子府の現状につきましては、数件、いじめというものは把握されました。そのうち、ほとんどが指導を含めて、子どもと先生、子ども同士も含めて解決に至っているという把握をしてございます。一部、残り1、2件につきましては、指導も含め、経過観察中であります。ただ、最初の答弁でも申し上げたように重篤な状況ではなく、経過を観察しながら、指導をする中で対応できるものだと認識しております。
質問 7番 小林一甫
若干、軽微なと言いますか、まだ本当の初期の段階で指導すれば子どもたちも理解してもらえるような、そういうことと言いますか、そういう段階のものであるということでありますので、これからもやはり問題が大きくならないうちにきちんとした学校と教育委員会の中で話し合いの場を持ちながら、解決をしていただきたいと思います。続いて、悪質または深刻で、学校だけでは解決は難しい、例えば、中に暴力の部分入ったり、いろいろな部分が入って、学校だけでは対応しきれない、最終的には、警察にお願いするようなことしか出てこないというような時に、今、警察の協力が必要な場合、学校警察連絡協議会というものができているということでありますが、本町では、そういう部分についての協議はされたことはありますか。お伺いいたしたい。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
いじめ問題がエスカレートしていくと暴力問題等、やや犯罪に近いようなことに、悲しい状況になることは、ほかの地域での事例を見ても明らかでありますが、どこの時点で警察へというのは、ちょっと言葉上では表現は簡単ですが、教育の場では、そう簡単なものではないと私は思っております。その前に十分、繰り返しになりますが、しっかり現場で、学校の現場、そして教育委員会、父兄、PTAも含めて、しっかりと対応することが重要で、まだ訓子府で事例が起きていないものですから、想定しながら、なかなかお答えづらいのですが、教育の場で解決できるものは、きちんと教育の場で解決できる体制づくりをこれからもがっちりとしっかりと目指していかなければならないと思います。頭から警察という、2文字を連想して、いじめ問題の対応をすると私はちょっとそれるのではないかというを持っております。学校、教育委員会、父母、連携に意を尽くしてまいりたいと思います。
質問 7番 小林一甫
お話はよく分かりました。教育の場で起こったことは、教育の場で解決をしていくというようなことでありますので「警察が介入して問題を解決するようなことでは決してないです」とただいま教育長の力強い答弁がございました。私も同感するところでございます。いじめの問題につきましては、一長一短解決する問題でもありませんし、父兄の取組み方、学校の取組み方、教育委員会の取組み方、そして子どもたちと4者が本当に一緒になって解決をしていかなければならない大事な問題だと思います。いじめの問題につきましては、以上で質問を終わらせていただきますが、教育長には、私は何回もいじめの問題についてお伺いをしてお答えをいただいてきておりまして、本当に私としては、助かってきました。長い間、教育長として、ご尽力いただきまして、またご指導いただきましてことをこの場をお借りしてお礼申し上げて、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。