みんなの議会

訓子府町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月13日

北見赤十字病院改築における経費について

2011年12月13日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「北見赤十字病院改築における経費について」質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 工藤弘喜

2つ目なのですが、これは町長に質問したいと思います。北見赤十字病院改築における経費負担についてです。北見赤十字病院は、今年度で実施設計を終え、平成24年度から本格的な改築工事にかかり、平成26年には新館完成、そして開院、平成27年度には、すべての増改築工事が終了するとの計画になっています。この北見赤十字病院改築に伴い、本町にも経費負担が求められるとのことですが、次の項目について、町長の見解を伺います。1つ目、改築に伴う経費負担が生じるに至った経過を伺います。2つ目、改築における総事業費をはじめとする経費負担等にかかわる説明や協議がこれまでにあったのか伺います。3つ目、この度の病院改築における負担について、町長の基本的な考えはどうなのか伺います。4つ目、町民に向けて、この件について、どのような対応を考えているのか、その必要性の有無を含めて町長の考えを伺います。以上です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、北見赤十字病院改築における経費について、4点のお尋ねがありましたのでお答えをさせていただきます。まず、1点目の「改築に伴う経費負担が生じるに至った経過」についてのお尋ねでございます。北見赤十字病院は、オホーツク第三次保険医療福祉圏において、地方センター病院として、最多診療科と最大の病床数を有し、地域の基幹病院として、長きにわたり高度で質の高い医療を提供してきております。また、地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院・救命救急センター等さまざまな機能を有し、高度専門医療と急性期医療を中心に医療サービスの提供を行っている病院であります。現在の既存建物は、築後25年から40年経過する老朽化の進んだ施設が4棟あるとのことであり、高度な医療機能の充実や災害に強い病院が求められている今日こんにち、地域の期待に応えるために、高度で質の高い医療と良好な療育環境の提供、地域で必要とされる診療科・医療機器・検査機器・情報システム等を整備し、さらに一層地域の方々が安心・安全に暮らしていく社会資本としての近代的な病院づくりの基本・実施設計に着手しており、いよいよ平成24年度から病院の新本館建設が始まる予定となっておりますが、総事業費は、現時点で150億円を超える大事業であるとお聞きしております。お尋ねのありました改築に伴う経費負担が生じるに至った経過につきましては、平成21年12月に北見赤十字病院の高橋新病院建設準備室長が来庁され、管内町村会に要望した内容についての説明と財政負担の要請がございました。その際の内容につきましては、改築費用のうち本体工事費の約120億円の3%の約3億6千万円について北見市を除く管内2市15町村にお願いしたいというものでありました。さらに「がんのペット検診装置」導入初期投資にかかる約10億円について、各市町村の受診者の割合で北見市が75%、他の市町村で25%の負担をお願いしたい。なお、この各市町村の負担の割り振りについては、町村会にお願いしたいというものでございました。北見赤十字病院は、2次及び3次医療圏の基幹病院として、今後においてもその担う役割は、ますます重要であると考えておりますし、日赤に依存している本町の町民の医療と大きな安心の確保のためにも町民の皆様、議会の皆様のご理解をいただき、可能な限り支援をして参りたいと考えているところでございます。次に、2点目の「改築における総事業費を始めとする経費負担等にかかわる説明や協議がこれまでにあったのか」とのお尋ねですが、平成22年9月に北見市副市長と北見赤十字病院吉田院長、佐藤事務部長、後藤参与が改築事業概要の説明のため来庁され、概算の総事業費等の説明を受けており、平成23年5月にも吉田院長・佐藤事務部長・高橋建設準備室長から、まとまった改築の設計概要の説明を受けておりますが、その際にも財政負担についての要請を受けております。その後、北見市役所の庁舎移転問題もあり、事務がストップしているのではないかと推測しておりますが、現時点では、財政負担についての詳細につきましては、連絡がないところでありますが、今後、提示・協議されていくものと考えております。次に、3点目の「病院改築における負担についての基本的な考え」についてのお尋ねですが、平成3年度にも北見赤十字病院救命救急センター整備に対する負担金として、3年間の債務負担行為により、総額で519万2千円の財政負担を行っているところであり、今回につきましても管内町村会と歩調を合わせながら、地域医療支援病院として、高度医療と最新の技術で、町民に最新の医療と大きな安心を提供してくれる新北見赤十字病院の改築に係る応分の経費負担につきましては、当然必要なものと考えているところであります。次に、4点目の「町民に対してどの様な対応を考えているのか。また、その必要性の有無」についてのお尋ねですが、先ほど申し上げました平成22年9月に概要説明があった際に、日赤病院長に対して、日赤の改築等について、町民との懇談の場が、設けられないかと要望した経過もありますが、時間の関係もあり、残念ながら実現には至りませんでした。現段階では、財政負担額についての詳細が示されておりませんが、今後、その詳細が示された段階で議員の皆様とも協議をさせていただき、町民の皆様にも設計概要と合せて町広報誌等でお知らせして参りたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 3番 工藤弘喜

今、町長から答弁いただいたのですが、何点かあるのですが、時間もないので、1、2点になりますが、再質問いたします。まず、1つ、この日赤改築にかかわる負担の問題なのですが、基本的な考え方は、応分の負担は必要ではないかと思っています。いわゆる日赤の役割は、いわゆる救命救急センターとしての役割、あるいは、この地方のオホーツク圏のセンター病院としての役割から考え、やはり必要ではないかということは、私もそのように思っておりますが、町民の多くの方々にしてみますと自分のかかっている病院は、日赤だけではない訳でありまして、その辺の町民の理解をどのように取りつけるかは、非常にやはり難しい、なかなか大変なこともあるのではないかと思っております。その意味からすると例えば本町におかれましても地域医療として、町内の病院に補助金、報奨金を出している経過もありますが、町内の病院だけではなく、北見市、あるいは置戸町も含め、さまざまなところで治療され、あるいは入院している中で、なぜ日赤だけなのかという問題にどのように向き合うのかは、やはり町民サイド、町民の視点に立った議論が、できるような場の設定が、今後、必要になってくるのではないかと思います。これは、ぜひ、そこら辺は慎重にやっていただかなければ、今後、例えばお金を出したから、それで済むということではなく、日赤側の努力も求めなくてはいけないですし、あるいは我々町民としても今後の地域医療の中で、どのようにかかわるかという問題、自覚的にかかわっていくかも含め、非常に要素としては、あるのではないかと思いますので、その点の進め方をもう少し考え方として、深いものがありましたらお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私どもの町内の医院は、くんねっぷ治恵クリニック、あるいは訓子府クリニック、それから歯医者等々については、予算措置しているように町内の医療機関に医師を確保する観点からも年額、過去の経緯の中では、いろいろありましたが、町で補助を行っている経緯がございます。それから、北見市との連携の中で、夜間診療、それから医師会等で運営している医療機関に関する協議会へ対する負担等々も間接的ではありますが、1つの病院に対して、支援していることよりも広域的な役割の中で、医師会等を通じて、さまざまな連携をしながら行っている状況でございますので、この点については、ある意味ではご理解をいただきたい。それから、負担の問題でいくと私は、できれば病院関係者に来ていただき、議会、あるいは町民説明会、懇談会等々をどのぐらいの規模になるかは別にいたしましても、やはり何らかの形で実施をしたい。北見市の日赤病院建設を考える会などでもさまざまな高度医療の要望書を出している。例えば、ペットの問題、それから口腔外科の必要性、ヘリポートの問題等々を出していただきながら、今、この改築計画が進んでいるとのことですから、町民の皆さんに対しても日赤の当事者をお呼びしながら、考え方の説明を求めたり、あるいは意見を求めながら、ふくらませていくことがとても大事な点と思っておりますので、その点では理解をいただきたいと思います。もう1点は、日赤の自助努力の問題は、もちろんありますが、私は3次医療として、管内の総合的な病院、それから、訓子府町でいくと地元の町医者だけではなく、次のステップの2次医療に対しても日赤の存在は、非常に欠かすことができない問題でありますので、地元の理解もいただきながら、私は応分の負担を救急病棟、すなわち南病棟の時だったと思いますが、本町が五百数十万円の負担をしたことが、今後どのような形になるかわかりませんが、一定の負担をしていきたい。今の予定では、年明けに、おおよその金額が町村会に示されるという話を聞いておりますので、その配分等の負担割合等については、町村会の中で、また煮詰めていくこともありますが、総体で157億円ぐらいの建設費ですが、ペット等々を含め、おそらく160億円を超えるのではないかと思っています。また、北見市の負担ですが、現時点では、57億円と言っていましたが、60億円に至るのではないのかとの話を昨日、私は担当幹部と日赤幹部に直接話をし、状況的には、そのようなことが予想されるとの話ですが、まだ、はっきりしない段階であり、あまり町民の皆さんに説明することにはなりませんので、しばらくお時間をいただきたいと思います。

質問 3番 工藤弘喜

今の状況からいきますと北見市議会議員の方、何人かに聞いて、この状況がどうなっているのか、北見市の中で、どのような議論が市議会の中でされているのかを若干聞いているのですが、やはり今、町長が言われましたように、おおよその建設費の総事業費は、今月下旬を目途に出していきたいと日赤側からの何か答えがあったようなことですが、ただそれもへたをすると年明けにまたがるかもしれないが、下旬までに何とかしたいということでした。北見市議会としてもこの問題は、大きなこれからの負担も含めてありますので、非常に関心を持って、議会をやっているようです。その中で、総事業費についても160億円を超えるというのは、今言われたとおりそのような予想をたてながら、その負担の問題について、今、ぼちぼちと進めていく状況にあるようであります。その中で、最後になりますが、1つ、ぜひこの辺も町長に管内町村会なり、その中でも主張していただきたいと思うところでありますが、この問題を考える前提として、日赤の問題に限らずやっていることなのですが、道がオホーツク圏医療再生計画をこの11月につくり上げた。これは道議会でもこの間、報告され、採択になっている中身なのですが、その中にも、それはどのようなことかと言いますとこのオホーツク圏の地域医療の現状分析やあるいは、どのような課題があるのか。あるいは、それをどのように達成していくのか。目標も含め、整理し、これがその会をつくってやってきている中身なのですが、その中で、このオホーツク圏の圏域の中で一番重視されているのは、日赤の問題なのです。具体的な目標達成のための施策の中で、やはり日赤問題は、非常に比重を置いてとらえられております。例えば、救命救急センターの整備に対しては、当然、北見赤十字病院が、このオホーツク圏のセンター病院としての役割から総事業費で、おそらく17億5,300万円程度のお金がこの部分だけでもかかる。これには、ヘリポートも当然つけなければいけない。これは、道の指針の中でも出ています。それから、もう1つ、日赤で大きいのは、災害医療に対応するための免震施設、いわゆる地震に強い建物、いわゆる震度7から8でも大丈夫という免震構造にするためには、5億9千万円程度かかる。それを予算化し、道としてもやっております。それから、がん、もっと大きいのが、先ほどペットの問題も出ていましたが、北見赤十字病院に対するこの管内の一番大きな役割のうちの1つとして、がん診療の連携拠点病院としての役割、それによるいろいろな諸事業で、ペット、CTなど、いろいろなものをすることによって、20億円弱のお金がかかるといった形で、施策の大きな部分を日赤がやはり担っている状況になっております。その点から1つ考えてみましても管内の各町村の負担をどうするかを考える時、ぜひとも道の働き、役割もやはりしっかりと明確化するような立場での発言をぜひお願いしたい。このような計画に道もかかわってやっているものですが、このようなものもある訳ですから、ぜひ、この日赤の医療問題、地域医療問題と兼ねあわせ、道の役割は、どこにあるのかということもぜひ負担割合の話をする時に意見を言うことが必要ではないかと考えています。その点を最後に町長へ質問いたしまして、終わりたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先般もオホーツク活性化期成会で、私は、この教育、医療部門のサブとして、保健福祉部長等にも、この医師確保の問題と日赤に対する道の姿勢を部長、次長に厳しく要請してきたところでございますので、今後も引き続き、道の責任についてもやっていきたいと考えております。とりもなおさず平成27年度に、新病棟の開設のタイムスケジュールがあがっているようでございますし、ペットは、25年度中に開設したいということでございますから、粛々とおそらく日赤は、進めているのでしょうが、私は、吉田医院長にも昨年申し上げましたが、当然負担するのは当たり前との考え方から、むしろ日赤が各自治体へ出向き、きちんと誠実に説明することをしていただきたい。これをなくして、町村会等の負担は、あり得ないと私は進言しておりますし、直接、吉田医院長にも申し上げているところでございます。改めて、今、工藤議員から質問いただいたことにつきましては、私自身からも日赤担当者、北海道にも適切に発言をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 3番 工藤弘喜

これで、私の質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月13日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる