訓子府町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月11日
農地の流動化と農業後継者育成に対する今後の取組み
2011年3月11日、訓子府町議会の一般質問で、小林一甫議員が「農地の流動化と農業後継者育成に対する今後の取組み」について質問し、町長 菊池一春、農業委員会長 谷本茂樹、農業委員会事務局長 遠藤琢磨が答弁しました。
- 質問者
- 小林一甫 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農業委員会長 谷本茂樹、農業委員会事務局長 遠藤琢磨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 小林一甫
次に、農地の流動化と農業後継者育成に対して、今後の取り組みについてお伺いをいたします。「TPPは国民全体の問題」として、農業者はもちろんのこと、消費者の方も危機感を持って注視しているところでございます。農業全体がどう変わるかも含め、非常に難しい問題に直面しております。農地の流動化や農業後継者育成は、町の施策の上でも重要であり、基幹産業が農業であるといつも言われている町長の農業に対する今後の取り組みについてお伺いをいたしたい。また、農業委員会の取り組みについても、本町独自の取り組みをされていると聞くが、具体的に説明できるものがあれば伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「農地の流動化と農業後継者育成に対する今後の取組み」について、2点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず、1点目の「基幹産業の農業に対する今後の取り組み」についてでありますが、本町については、歴代町長が一貫して取り組んできた農業施策が土地基盤整備であります。その効果は、近年の異常気象下における農業生産の状況をみても明らかでありますし、他市町村と比較し先駆的・積極的に取り組んできた結果であると思っているところでございます。当然のことながら、これらに対する農協の協力と投資を含め積極的に取り組んだ農業者の皆さんの努力が相まって、今日こんにちの安定した農業経営が可能となっているものと思います。議員の質問の中にありましたが、農地の流動化や農業後継者の育成・確保は、農業施策上、最重要課題であると思いますが、土地基盤整備をはじめとするこれまでの施策が結果的にこれらの課題解消に大きく影響しているのは間違いありませんので、引き続き積極的に取り組むべきものと考えているところでございます。また、本町は全道の中でもクリーン農業に取り組んでいる屈指のまちであります。こうした他産地との差別化を図っていくことも農業政策上、重要となってきておりますので、例えば、国の新年度事業として検討されている環境保全型農業直接支援対策、これは、有機農業等に対する支援制度で、一定の要件に該当し、町が補助した場合に、国と道から補助金が交付されるものですが、こうしたクリーン農業の推進対策にも積極的に取り組むべきものと考えております。農業については、水田も畑作も酪農も、それぞれが補完し合って成り立っているものでありますので、議員をはじめ農業者や農業団体等のご意見を聞きながら農業の振興対策に積極的に取り組んでいくことが必要と考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。次に、2点目で「農業委員会の独自の取り組み」についてお尋ねをいただきました。はじめに、農地の流動化についてでありますが、これについては、決して独自のものとはいえませんが、本町においては、農業委員とJAきたみらいの担当職員、それと町の担当者で構成する「農地移動適正化あっせん審議会」において、現地確認を経た上で全員による審議を行い、地域担当農業委員のあっせん活動により適正に流動化が進んでいると確信しております。次に、農業後継者育成における農業委員会の活動につきましては、「農業担い手対策推進協議会」において、農業後継者の配偶者対策を行っておりますが、その活動は担い手相談員が中心となり、畑作実習生の受入れ、農業後継者の結婚に対する意識調査のための戸別訪問を実施するなど地道な活動を行っているところです。このほか、若い後継者と女性の出会いの場として、農協青年部が主催しております交流会に対する支援や近隣の自治体では例のない取り組みとして、成婚された後継者夫妻をお招きし、これからの農業を担う若い夫婦への激励とお互いの交流の場を提供する「担い手カップル激励会」を開催しているところでございます。農業を基幹産業とする本町において、遅滞の無い農地の流動化と農業の持続的な発展をさせるために欠かせない農業後継者の育成及び配偶者対策につきまして、今後も引き続き農業委員会、JAきたみらいと一丸となって取り組んで行くことが不可欠だと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
再質問 5番 小林一甫
ただいま、町長からご答弁をいただきましたが、何点か再質問をさせていただきたいと思います。その前に、誠に申し訳ございませんが、今まで、一般質問の中で委員会の会長に考え方、また、進め方について、お聞きしたことがないと思いますが、失礼を顧みず、農業委員会の会長にお伺いをさせていただきたいと思います。今後の活動の進め方について、農業委員会長としての考えがございましたら、お聞かせ願えれば幸いと思いますがいかがでしょうか。
答弁 農業委員会長 谷本茂樹(農業委員会長は2013年12月まで)
ただいま、小林議員のご質問に町長が答えたことはすべてでございまして、本当にそのとおりであるということに尽きると思います。ここで触れていないことで、農業委員会の活動の一環をご紹介申し上げたいと思います。実は、農業者年金の加入のことでございます。旧年金から平成14年に新年金に移行しまして、今年で9年目を迎えようとしております。そんな中で旧年金につきましては、後継者あるいは経営者の加入が義務でございましたが、新年金につきましては任意でございます。従いまして、加入しなくてもいいというのが現状でございますが、我々、農業委員会は、豊かな老後を送りたい。豊かな老後を送るためには、どうしても年金が必要であるということに気が付き、誰でも幅広く加入でき、少子高齢化時代に強い、保険料額を自由に決められ、終身年金で80歳まで保障できる。それに公的年金の優遇措置もありますし、一定の要件を踏まえますと保険料の国庫補助がある、この新しい年金は、本当に農業者の老後に備えた年金でございますが、加入者が少なかった訳です。農業委員の皆さんの熱心な加入の促進によりまして、今では、新年金の加入者数が全道一を誇ってございます。これは平成19年から過去3年間です。訓子府より大きな農家をたくさん抱えている町村よりも、我が訓子府町がダントツで1位の座を守っているものでございます。また、農業委員会の局長が講演に行ったりもしていますし、どうして訓子府はこんなんに年金の加入率が高いのかという質問を受けたり、他の町村から視察研修に来られたりもしております。そんな中で、どうしてこんなに高いのかは、やはり農業委員の皆さんの加入促進に大変努力していることと農業者も大変その活動に理解を示していてくれている。それとやはり何といいましても訓子府町は豊かであり、豊かだから、この農業者年金に加入できると思いますし、今後とも農業者年金加入へ一生懸命、農業委員会あげて加入促進を進め、豊かな老後を送るために頑張ってまいりたいと思います。また、小林議員より「どのような活動をしているのか」ということにつきましては、本当に15人の農業委員が一体となりまして、農業委員活動として、斡旋あっせんあるいは総会など熱心に頑張っているのが現状でございますし、あとにつきましては、町長が言われたとおりのことでございます。取り止めのない意見ですが、答弁にいたしたいと思います。
再質問 5番 小林一甫
ただいま、会長の力強いご答弁をいただきまして、本当に私どもといたしましても感無量のものがございます。農業者年金の加入率が全道一とお聞きいたしまして、やはり訓子府の農業者の方は、農業に対する意識がものすごく高いというような感じをしておりますし、また、農業委員の皆さんの加入促進とまた、将来の農業に対する思いが一緒になり、全道一の加入率を誇っていると感じております。今後も訓子府農業のために農業委員会の活躍をお願いをしておきたいと思います。本当に無理なことで、ご答弁をいただいたことにつきましては、私もこれから議員活動をしていく上でも参考にさせていただいき、頑張っていくつもりでございます。それでは、もう一度、町長にお伺いをしていきたいと思います。現在、畑作実習生の受け入れのことをいわれておりましたが、この1年間で畑作実習生は訓子府町に何名来られたのか。また、農業委員会の中で、後継者の結婚に対することがございますが、今年になって、酪農の農家の方にお嫁さんにいかれたというようなこともありますので、その辺も含め、去年1年の移動といいますか、考え方について、わかる範囲でよろしいですので、お伺いをしたいと思います。
答弁 農業委員会事務局長 遠藤琢磨(農業委員会事務局長は2012年3月まで)
ただいま、小林議員から畑作実習生の人数、それから22年度に結婚いたしました数について、ご質問がございました。まず、畑作実習生につきましては、平成22年につきましては、2名の方が実習にきまして、2戸の農家で実習を終えております。それから農業後継者の結婚につきましては、22年4月から今年3月までの1年間で7組の若い後継者が結婚してございます。酪農家が3名、それから畑作農家が4名になってございます。以上でございます。
再質問 5番 小林一甫
ただいま、農業委員会の事務局から、ご答弁がございました。畑作実習生については、昨年は2名、結婚に関しましては、7組の方がされたということで、非常にこのことにつきましては、農業委員会の取り組みが、本当に本町の基本になる部分として、取り組んでいることになると思います。これからも訓子府農業のために、ぜひ、ご尽力をいただきたいと考えております。農業委員会の委員の皆さんにつきましては、これからもぜひ頑張っていただきたいと思います。