訓子府町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月15日
町の子育てに係る現状と今後の取り組み
2010年12月15日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「町の子育てに係る現状と今後の取り組み」について質問し、教育長 山田日出夫が答弁しました。
- 質問者
- 上原豊茂 議員
- 答弁者
- 教育長 山田日出夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 上原豊茂
町の子育てに係る現状と今後の取り組みについて、教育長の考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
ただいま、こどもの育ちの環境につきまして「町の子育てに係る現状と今後の取り組み」についてのお尋ねをいただきましたのでお答えをしたいと思います。議員ご指摘のとおり毎日のように子どもに関わる事件・事故が報道され、子育ての行政に携わる者として、心を痛めるとともに大変危惧しているところであります。今、議員がお示しいただいた認識については、私どももほとんど同じ認識を持つものでございます。さて、町の子育てに係る現状についてでございますが、乳児から幼児にかけての時期は、人間形成の上で最も大切な時期と認識しております。一番子育てに手のかかる時期であり、両親も仕事や生活に忙しいことや核家族化が進んだこともあり、子育てを自ら学び、自信をもって子育てにあたることがなかなかできない社会になってきていると思います。ちょうど出生から保育園までの間に子育て環境の大きなエアポケットがあると思います。そのような中で、本町では、本年7月に子育て支援センターがそのエアポケットを埋めるために開設され、保育園及び幼稚園も含め教育委員会が一体的に所管し、子育てや幼児教育の一元化に努めているところでございます。町内1カ所に統合した保育園では、生後6カ月から就学時までの間、特に3歳児以上の町内の全てのお子さんには、家庭での保育の状況にかかわらず入園してもらえるよう施設の整備も含め、保育環境の充実を行っているところでございます。先ほど言いました子育て支援センターでは、経験豊富なセンター長を中心に支援員1名と保健師1名を併任配置し、未就園の親の育みを目的としてスタートしたものでございます。親子の遊びや交流のほか、子育てへの不安や悩みについても安心して相談していただけるよう体制を整備し、開設5カ月を経て、今後に向けての課題はまだありますが、利用者に概ね高い評価をいただいていると認識してございます。幼稚園では、全員の4・5歳児が入園し、新幼稚園教育要領に基づいて幼児教育の充実を目指しております。保育園や各学校並びに地域とのふれあい交流などの活動にも取り組んでいるところであります。また、小中学校では、住民の皆さんのお力の一部をお借りして、学校や児童生徒の育みを支援する「スクールサポーター制度」を展開し、今年度で3年目を迎えましたが、多くのサポーターの協力をいただき、当初想定した以上の異年齢交流や感謝・あいさつを交わしながら、各種学習や行事を展開してきたところであります。今後においては、未来を担う子どもたちが、保護者と共に心身共に健やかに成長されるよう皆さんのお力添えをいただきながら子育て環境の改善に努めるとともに、老朽化している幼稚園舎の建て替えや現在国において制度を検討されている子ども園制度など、子育て施設の整備に向けて鋭意取り組んでまいりたいと思います。以上、お尋ねのありましたことにつきまして、お答え申し上げましたので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
質問 9番 上原豊茂
私は、今質問しております議題の類似質問を平成21年第1回定例会、第2回定例会等でさせていただきました。いろいろな回答をいただいておりますが、前段、昨日の一般質問で成人者へのいろいろな活動への対策支援等々も問題として出されております。これらの支援についてもないがしろにできないとは認識しておりますが、子どもたちへのいろいろな環境づくり、活動、その他についての予算は、将来のまちづくりへの投資と考えるべきと思っております。その意味では、費用対効果の原理で判断すべきではないと思うところであります。子どもの育ちの環境整備は、その時々の大人の識見が問われると思うところでありますし、これらの予算付けに関する、予算書を見てみますと子育て支援センターはじめ、児童生活館、さまざまな福祉施設、社会体育活動等々を含めまして、多額の予算を組んでいるところではありますが、十分であるのかとの問いかけになりますとどうなのか疑問を持つところも多々ございます。その意味では、当然先ほど回答の中でありましたが、乳幼児の育ちが将来に大きな影響を与えるという表現がございました。私もそのとおりだと思います。うちの町の子育て支援センターのセンター長が話しておりましたが、私はこの子たちの成人する時を見据えた対応をしていきたいと思っておりますとのことであります。当然、私は教育行政として、そのような視点から施策の提示、実行を行うべきと思いますが、具体的な対策も含め、お聞かせをいただければと思います。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
子育て支援の大切さを議員は十分認識され、今回のご質問と今も再質問されていると思って聞いておりました。これは町長とも時々話すことでもあるのですが、やはり子どもは社会の宝、本当にこの人間社会の基本をなすものが、子どもさんな訳です。その子育てが総合的に社会がじょうずにできるか、家庭で親御さんが自信を持ってできるかは、今、議員が言われたように、10年先、20年先、30年先、大きく言えば、日本国の将来にも関わっていく大事なことと思っております。その思いが石岡センター長の成人を見据えたという発言につながっていることで、私どもも同感に思います。さて、我が町の子育てとしては、町長が今回、子育て支援センターを中心的な政策として、2年がかりで実現されました。子どもという切り口を考えた時には、やはり町民の皆さんは最初に教育委員会を連想するというようなこともあり、私どもは義務教育、幼保一元化受託もしておりますので、その点では一貫性のある、おぎゃあと訓子府で生まれたら、その子どもさんは、一貫した子育て環境の中で育んでいくことが大事だと思います。町長が言われているように、Aちゃんという子どもが生まれたら、その子供さんの出生から子育て、教育への一貫した情報化を図り、そのデータ、個人情報保護の関係もありますが、大切にしながら、時々の子育て、教育に生かしていくことが必要であることを力説されておりました。私もまったく同感であり、このデータベース化について、今、研究の本当の入口でありますが、そこに入りました。これに象徴されるように訓子府で生まれた子どもが一貫性を持って子育て、教育、福祉に連動していくように関係課と協力しながら、壮大ではありますが、大きな目標に向かってやっていきたいと思っております。
質問 9番 上原豊茂
子どもの育ちの中で大人の関わりが大きく影響してくると思う訳であります。大人の社会においては、それぞれニーズの多様化にどう向き合うのかが行政課題にもなっております。子どもたちが少子化でどんどん減っている中で、先ほど前段で申し上げましたように費用対効果の原理でもって、予算削減の方向にはしる傾向にもあるように思います。その辺を考えますと子どもたちに関し、大人たちのニーズが多いことを踏まえて考えても、子どもたちもいろいろな要望があると思います。当然、それをどう受け止めるのかが、我々大人の役割と思います。それに対してどう対応するのかということになるかと思います。子どもたちは大人になっていく過程でどれだけ多くの体験をするのか。そこがやはりポイントになると思う訳であります。途中でいろいろな取り組みを中断することもあると思いますが、それらも含めて、やはり多くの体験をさせる。してもらえるような環境をつくることは、我々の責務と思っております。そのような意味で、我々が子どもたちの体験を支えていく大人の体制構築などに対する支援をどうするかが大きいと思う訳でありますが、それらについての対策を考えておられるのかどうかお聞かせいただきたい。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
子育て支援なり教育にかける本町の予算につきましては、町のご理解もいただいて、近隣と比べても決して見劣るものではないと思います。むしろ上位に位置するのではないかと思っております。これが1点、まずお話しておかなければならないと思います。それと大人のニーズがたくさんある中で、予算配分の話もありましたが、子育てを支える大人を育てる対策のことを今、お尋ねがあったと思います。うちの町は、非常に大人の方が子どもさんに対する温かい眼差しをお持ちの方がたくさんいらっしゃって、ボランティアにも参加されていますし、何度も僕らが力説しておりますスクールサポーター事業への結集や事業の予想外の展開など、または、子育て支援センターの預かり保育に関してのメロンキッズの女性の皆様の長い期間でのご協力もあり、本当に人的資源に恵まれている町だと僕は思っております。大きな町になるとなかなかこのようなことにはならないと思っております。本当にマンパワーという資源に恵まれている、思いやりのあふれる町だと思います。ただ、善意に頼ってばかりでは、今、議員ご指摘のように長続きしないし、息切れすることもございますので、ボランティアセンターを社協でもやってらっしゃいますが、皆が情報交換をしたり、お互いの体験を交流したりする場の創出にはお金がかかりません。昨日の西山議員のご示唆もありましたし、そのようなことも含めて、お金をかけなくてもできること。お金をかけなければできないことをよく判別しながら、議員から今、ご指摘があったことをよく考えながら、本当に真摯に対応していきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
それでは、続きまして、質問を行いますが、当然、スポーツ少年団等々の対応等についても、今、教育長の言われたそのことを基本的な考えとして、対応してほしいと思います。前段でも申し上げましたが、人の関わり方がわからないことによる子ども同士のトラブルが結構多いのではないかと感じておりますが、その原因は、ある意味では、親自身が人との関わり、他人との関わりについて、体験が不足していることも一因でないかと感じるところもございます。もう1つは、子どもにたくさんの体験をさせてあげたいという取り組みを例えば、支援センターも保育所、幼稚園も含め、実施していく中で、例えば、事故等の責任問題についてがいろいろとネックになってくると思います。それらについても十分、その親たちの自己責任があることも周知させていただきながら、さらに体験が積まれる環境づくりをしていただきたいと思います。時間ないですが、もし、何かあればお聞かせいただいて終わりたいと思います。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
子どもの育みの中で体験の大切さは、本当に言われるとおりだと思います。私のことを考えても、ああすればよかった、こうすればよかったと反省ばかりが今、大人になって残っております。やはり、子どもさんに体験させられるのは、家庭の親と地域の大人そして学校と思います。よく今の言葉を胸にし、豊かな体験ができるように、社会教育等々の中や公民館活動の中でも含め、心してまいりたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
これで私の質問を閉じたいと思います。来期、もし、私も町長もここにいた時には、さらにこの問題についても深く議論をし、いろいろなことを方向付けしていけたらと思います。以上で、私の質問を終わります。