訓子府町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月12日
農業基盤整備予算の大幅削減による今後の対策は
2010年3月12日、訓子府町議会の一般質問で、山本朝英議員が「農業基盤整備予算の大幅削減による今後の対策は」について質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 佐藤正好が答弁しました。
- 質問者
- 山本朝英 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農林商工課長 佐藤正好
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 山本朝英
3番、山本です。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして、一般質問を行いたいと思います。まず、最初に農業基盤整備予算の大幅削減について、何点かにわたってお伺いをしたいと思います。昨年、国の事業仕分けによりまして基盤整備事業の予算が大幅に削減されました。農家に不安や戸惑いそして切実な声も上がっております。「廃止」「見送り」「削減」などは市町村にも大きな懸念が広がっておりますし、各新聞においてもいろいろな問題が報じられております。そこで北海道は2月5日までに暗渠排水などの基盤整備の有無による、農作物の収量、さらには品質の違いを調べました。「基盤整備の有効性に関する調査報告書」のまとめによりますと未整備農地より収量が25%上回ったほか、湿害が軽減された。品質向上につながったとあります。明らかな効果を確認し、基盤整備の重要性が裏付けられました。中でも大豆が25%、玉ねぎが18%、てん菜が10%増収、昨年夏の長雨と低温、湿害の被害は、基盤整備の進んでいる我が町でも例外はではなく、特に、まだ未整備農地の冷湿被害が大きな減収になった原因があります。基盤整備は1年でも早く進め、今後、基盤整備の取り組みの必要性、国に対する要請、要望など伺いたいと思っております。まず、1番目に、昨年第4回定例議会におきまして一般質問の中で「22年度に完了予定の畑総事業は国の仕分けで大丈夫なのか」と町長に正しております。町長は「最終年度でもあり心配ない」と「任せてくれ」との言葉も聞いていることでありまして、我々も安心をしていた。同時にまた、他の情報等も聞いたところ農協、あるいは道からの情報だと思いますが、最終年次の地区は、これは問題ないということで、本当に安心していたのです。ところが我々には年明けに、このような情報が流れてきたのです。本来は、12月末にその削減を公表した。我々のところには年明けということで、年明けから各町村がこの調整に大変苦慮したということでございます。そのようなことがあったので、その経緯等についてお伺いしたいと思います。2番目に、もし、今年残った事業が2年にまたがるのか、3年になるのかはわかりませんが、残ったということになりますと来年度で事業が完了できるのか。非常に不安な部分をもっております。その関係についても農業を営む者は、大変心配しているということがあります。これは、後ほど出てきますが、負担割合やいろいろなことがありますので、心配が多い状況下にあります。3番目には、今、パワーアップ事業で補てんされている部分があります。このパワーアップの分については、6.25%を道と市町村で分けている状況になっていますが、このパワーアップが継続されるのかどうか。これがもし、されないとするならば負担率が相当に上がってくるという心配が一方にあります。まず、この点について、町長の情報等々含めてわかれば、その点を伺いたい。それから、今、関連しますが、23年度以降の事業負担割合です。これは、誰もが新聞であれだけ報道されているわけですから、農業基盤整備予算を所得補償に回すのだという国の方針でありまして、将来は切ろうとしていると思いますが、その中で、この事業の今52%の国の事業負担。それから道が28%。町が6.25、これはパワーアップの分、道は、その28%にパワーアップ6.25かぶりますから、道は34.25の負担になることで、受益者は今のところ7.5ですが、このパワーアップがもし廃止あるいは見直しということになれば、これまたここも大きな心配のところなのです。その点についても、わかる範囲でご答弁をいただきたい。5番目に、これは新聞報道にもありましたが、3月で期限が切れるはずだった「過疎地域自立促進特別措置法」の延長は、昨年だったと思いますが、民主党が例外を認めるということで延長になった。過疎の我々の地帯では、この法律が廃止された場合、大変なことになるということは言うまでもありません。この例外措置というのは、何年ぐらいをみているかについても、お伺いしたいと思います。6番目に、新聞報道では、基盤整備予算で上京要請に道の高橋知事を先頭にJA道中央会、道農民連盟あるいはその他5団体が基盤整備の重要性を訴える方針という新聞報道もありました。その要請をした経過といいますか、多分、町長には情報が入っていると思います。また、町長も一方で独自に要請をされていると思いますが、この状況をわかればお伺いをしたい。7番目に、農業新聞の中に基盤整備の事業費大幅削減で、道は応急手当をするとして、暗渠排水整備などを進める「緊急農地排水対策事業費」12億7,000万円の多額な金額を盛り込んだ予算を可決したようですが、この巨額の金額であっても、国の予算が削られるとどこにも追いつかないような状況にあるそうでございます。その道の緊急農地排水対策事業費は、地元などには、おそらく負担は相当大きくなると思うのですが、これがどのようなものなかわかればお伺いをしたい。まず、この点でお願いしたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「農業基盤整備予算の大幅削減による今後の対策は」との7点のお尋ねについて、ご質問がございましたので、お答えをさせていただきます。まず、1点目の「昨年の第4回定例議会において、畑総事業は最終年でもあり、心配ないとの答弁だったが、今年1月に削減と言う経過になったことの流れを伺いたい」とのお尋ねでございます。平成22年度の国の農林水産予算の概要が、昨年の12月末に公表され、また、今年の1月19日に国と北海道の概要について、北海道から説明がございました。その内容は、国の農林水産予算の農業農村整備分が前年度対比約63%削減、北海道は、約53%削減する予算の概要となりました。道内で道営畑総事業が完了する地区で、事業費が1億円以下の地区は、事業完了となりますが、事業費が1億円を超えている本町の2地区につきましては、事業期間を延長する旨、北海道から説明を受けたところでございます。このことは、昨年の政権交代によりまして「コンクリートから人へ」の政策の転換が図られ、その1つとして農業基盤整備事業予算を削減し、一部を新規事業の戸別所得補償制度に振り向けたことが考えられるところでございます。次に2点目の「もし今年残った事業は23年度に完了できるか」とのお尋ねでありますが、平成22年度から農業農村整備予算の削減がこのまま続きますと、現時点では、平成23年度についても2地区が事業完了できるかどうか厳しい状況と思われます。次に3点目の「道のパワーアップ事業は、今年までと思うが」とのお尋ねでございますが、持続的農業・農村づくり促進特別対策事業第3期パワーアップ事業は、平成18年度から始まり、5年間の事業期間ですので、お尋ねのとおり平成22年度に終了いたしますので、今後の整備計画、方法がとのようになるのか推移を注視してまいります。次に4点目の「23年度以降事業負担割合はどうなるのか」とのお尋ねでございます。平成23年度からはパワーアップの負担軽減措置がなくなりますので、いまだに不確定な面もありますが原則的に道営畑総事業の負担割合は、通常の国費52%、道費28%、そして受益者負担20%となります。次に5点目の「3月で期限がきれる過疎地域自立促進特別措置法の延長はいつまでか」とのお尋ねでございます。現在国会で審議中でありますが、平成22年度から6年間、平成27年度まで延長となる見込みでございます。次に6点目の「新聞の報道によると農業関係5団体等が上京要望し、基盤整備の重要性を訴えるとあるがその後の状況を伺いたい」とのお尋ねでございます。町または町内の農業関係団体等が行っています要望につきましては、町として把握しておりますが、北海道やJA北海道中央会などが行っています要望につきましては、農林水産省の佐々木政務官に北海道知事等が農業基盤整備の必要性を強く要望したなど新聞等の報道以外は、把握してございません。なお、町内の農業関係団体等が実施しました要望につきましては、1月19日、北海道からの予算説明を受け、2月4日には2地区の畑総事業促進期成会会長が、松木代議士の札幌事務所や日下道議、高橋道議に対し、要請を行って来ております。その後につきましても、訓子府町農民連盟が、民主党北海道本部や松木代議士に対し、要請を行っているところでございます。次に7点目の「緊急農地排水対策事業12億1,700万円の新規事業について伺いたい」とのお尋ねでございますが、この緊急農地排水対策事業は、昨年の天候不順などによる被害の解消のため、平成22年度の単年度事業として、暗渠排水、心土破砕の2工種に限定し、きめ細かな農地排水対策を行うことを目的とし、北海道が事業主体となって、補助率75%の単独補助事業を実施するものでございます。また、その財源は、国費分が削減されました道営事業の道費分の予算を振り替えた事業となっております。そのほか、平成22年度から基盤整備を含む国の新たな事業としましては、農山漁村地域整備交付金が創設され、北海道にも153億円が配分されている事業がありますが、その事業の内容につきましては、現時点では内容が不透明な状況でございます。本町にとって基幹産業である農業は、農家への所得補償にとどまらず、年次的に計画的に基盤整備を推進することは、もっとも重要なことと認識しているところでございます。町としても東部地区・南部地区道営畑総事業が、平成22年度に何としてでも事業が完了するように積極的に農業関係機関や団体そして北海道、管内の市町村、農業者とともに連携を積極的にはかりながら、国や各政党、地元選出議員に働きかけを行っていきたいと考えておりますので、議員各位のご理解とお力添えを賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 3番 山本朝英
やはり、どこから聞いても厳しい話しか出てこない。国のことですから町長にいろいろと言っても、これは、なかなか簡単なものではないと重々承知の上なのですが、ちなみに、前段申し上げたように全道1、2と言われるぐらい我が町は、畑総事業を進めていただいたということは、再三この場で申し上げております。昨年の農業所得で言いますと非常に大きな湿害や何かを受けておりますが、我々一般的に、あれだけ低温で湿害を受けたことで、相当減収になっていると感じておりました。この中に、道の調査で、玉ねぎの増収が15%ということなのですが、ちなみに訓子府でその湿害の受けた方に聞き取りをしましたところ、やはり10アール2基という人が相当いるのです。これは、やはり水はけが悪い。特に、水田跡地などが多いのですが、その人たちの話を聞きますとL玉はほとんどなくM以下だった。それが大体10アール2基という数だと思いますが、そのような人が相当いる。特に、訓子府はまだいいのですが、ほかの地区は、掘りもしないで取らずに踏んで良いところだけ収穫したところもありまして、そのようなところからみるとまだ訓子府は恵まれたのかと思います。しかし、やっと今年で終わる畑総事業でしたから、その未整備のところで大きな被害を受けたと判断せざるを得ないと思います。ちなみに農協の販売の売上などの話を聞きましたところ、畑作では、一昨年の降 雹こうひょう被害の分がありまして、昨年に出ている追加金がない。あるいは降 雹こうひょう被害によって、我慢し一生懸命管理したのだが、病気でだめだった。大幅な減収があった。そのような状況の中にありながら、馬鈴しょ、玉ねぎの価格で、昨年の分は、相当傷んでしまった人が多くいるようですが、やはり、基盤整備の必要性は、さらに昨年は感じたところだと思います。その金額が一昨年より少ないと思い調査をしましたところ、畑作で玉ねぎなどの一般を含めてなのですが、103億6,000万円。そして、酪農が28億4,900万円。合計で131億5,000万円と過去に例のないような状況にあり、所得が上がったことになります。もし、この未整備地区がある程度進んでいたとしたら、相当の農業所得になっていると逆にそのような判断をしました。やはり、この暗渠などの基盤整備は、いかに大事かということを感じさせられました。そのようなことからいきまして、町長と我々も、多分、期成会とかいろいろな人たちの意見等々の話も聞いていると思いますが、やはり畑作というのは、ローテーションになっていますから、できるだけ小麦のところに、その年をもっていけるような作付に合わせているものですから、年次がずれますと小麦のあとにはビートが入っており、その後が馬鈴しょになるものですから、秋遅くなってしまうことなどがありまして、組み換えすることが非常に大変だったと思うのです。そのようなことから考えるとやはり、何とか少しでも早くする。我々が箇所付けなんてことは言える立場ではないですが、本当に裏で箇所付けをしてほしい。場所によっては、計画より多く付けたところもあるとの新聞報道でもありますので、そこまではいかなくても少しでもそのようなことができないのかと感じもするわけです。そこで一番、今後、次にありますように、今年度で終わらなければ、今度は23年度になった時に、負担割合が変わってくることになるため、今後、どのような対応をしていかなければならないのか。例えば、そのような最悪の時に、何かいい方法が町長の頭の中に、もしあれば伺いたいのですが。今、判断がつかないというのは十分わかるのですがいかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ご質問されている山本議員については、私以上にこの問題を非常に熱心に議会の一般質問時には、必ずと言っていいほど私どものある意味での激励やあるいは至らなさも含め、ご指摘いただいている議員でございますので、私がこと細かく中身を説明するような状況ではないかもしれませんが、一般的に申しまして、ご指摘のように農林水産予算で2兆5,600億円の21年度の予算が2兆4,517億円になったことからいくとおよそ1,000億円削減されてきているが、果たして総体で農業全体をどう考えていくのか。さらには、農業基盤整備でいいますと5,772億円が2,129億円に減らされた。すなわち、3,000億円ほど減らされているということが、金額的な移動だけで見ますとある意味では、所得補償にまわったのではないのか。その勢いが基盤整備に対する被害といいますか、非常に厳しい現実が、特に、大型の農業経営をする北海道にはもろに被さってきている。特に、訓子府町は議員もご指摘のとおり、道内でも1、2を争う予算を過去から投入してきたこともございますので、その点でいくと担当している農協職員の方、そして、農林商工課を中心にしながら、職員も非常に苦慮している状況でございます。私自身に振り返ってみますと昨年末については、ある意味では様子を見る状況もございましたが、非常に厳しいことが大体わかってまいりましたので、ある意味では網走支庁にいち早く要請し、先ほど議員もご紹介いただきました基盤整備事業の成果として、道内、特に、十勝と網走管内でどんな状況でやったところとやっていないところの差がどのぐらいあるかの資料を取り寄せ、道庁、それから国会議員、道議会議員も含め、歩きながらその中身を説明し、1月下旬には、知事へ直接、知事自身が北海道農業の今おかれた現状のために、先頭へ立ってほしいことを私は、主張しお願いをしたところでございます。その結果があったかどうか全道的にそのような声があったこともありまして、知事はこの資料を佐々木政務官にぶつけたようでございます。やったところとやっていないところの差が十勝、特に網走を中心にしながら、どれほど差がすごいのか。基盤整備事業は、コンクリートと言われがちですが、そうではないということも含め、高橋知事は訴えたようでございます。しかし、実態的には、佐々木政務官からは、具体的な回答を得られなかった状況でございますし、管内的には土地連を中心にしながら、私自身も理事でございますので、何としても農協あるいは町村会、市長会も含め、直接、民主党やあるいは小沢幹事長に意見を言う。声をあげなければだめなのではないかということをこの1、2ヵ月間は一貫し、管内で主張し、道庁に行き主張してまいりました。おかげで「すっぽん町長」と道庁農政部では言われているようでございますが、しかし、それほどやはり大変だ。2月に所得補償の担当課長も来庁したので、後でも出てくると思いますが、例えば、湿害対策として、今説明しました道庁が行う「緊急農地排水対策事業」は、4分の1地元負担で、知事は道単費で受益面積おおむね10ha以上の基盤整備事業を道単費でやるというお話でしたが、今まで6.25%の負担から25%の負担を求めることが道の施策なのか。むしろ22年度でやり残し、23年度にまわった分のパワーアップも含め、北海道は、北海道農業をどうするのかという観点で、責任を持った施策を打ち出すべきではないかと私は、支庁幹部と本町幹部にも先般、町村会にこられた道庁職員にもお話をしました。私の立場では答えられません。気持ちはよくわかりますし、そのとおりだと思いますが、答えられませんというのが、今、北海道のおかれている状況ではないか感じております。議員ご指摘のように、畑総整備につきましては、輪作の問題等もあり、深刻な問題であることも網走支庁、中部耕地出張所、調整課、道庁は百も承知であるが、手の打ちようがないのが今の状況でございますので、北海道土地連を中心に各関係団体へ呼びかけて、請願を今回、山本議員が紹介議員として、今議会でも提案されておりますが、各省庁、国会議員に対しても地元の声を積極的にあげていくのが現時点の状況でございますので、現時点の大まかなことで、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 山本朝英
同じ関連の話ばかりですから、いろいろ飛んだりするかもしれませんが、その点ご了承いただきたいと思います。先ほど出た道のパワーアップは、今年で終わりということなのですが、この継続性について、道はどのような考えなのですか。これも全くわからないということなのですか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
答えられないということです。答えられないということは、必要性は痛いほどわかっているが、やりますとは言えないということで、ご理解ください。それから箇所付けの問題がございまして、国会でもずいぶん話題になりました。どことどこをやるのかも含め、許してくださいというのが、ついこの間の土地連で、道庁幹部から私が説明を受けた中身でございますので、状況的には道も大変厳しく、やるとかやらないとかも言えないということです。私どもが今やらなければいけないのは、管内、全道的な声をあげていくこともさることながら、少なくてもパワーアップの22年度分が、23年度に延びたとしても、その実施に向けて一層声を大きくしていくことしか今のところではないと考えているところでございます。
質問 3番 山本朝英
どんどん政治的な話になってくるのですが、一番被害をこうむるといいますか、そこがやはり昨年の大きな湿害で皆が大変心配しているところなのです。このパワーアップがなければ、大変なことになる。半端でないという考えを持っています。ぜひ、この関係については、せめてそのやり残しの分ぐらいまでは、このパワーアップを継続してほしい。ぜひ、強い要望を道に対して、ぜひ、していただきたいと思っています。それから今、町長からもお話がありましたように今、政権交代され、今までですと地元代議士を使って復活折衝させた経緯もありますが、今は地元議員もこれ以上は私ではできません。だから幹事長のところへ行っていくださいということですが、窓口はあけてくれるのだと思いますが、最悪の場合、町長が、幹事長へ窓口を開いてもらい、乗り込むぐらいのことをひとつ考えてはどうですか。厳しいと思いますが、ぜひ、現場の声を訴えてほしいと思っています。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
実は、先般、私の家に松木代議士に来ていただくというお話をしておりました。国会議員と言えども、農業の細かなことを把握しているかは別問題でございます。良い悪しは別として、今、山本議員が言われたように連作せず、小麦とビートとじゃがいもの順番と時期の問題等々含め、なかなかわかっていないということも含めて、私は地元の町長として、率直に松木代議士へお話をさせていただきたいということで約束をしておりましたが、残念ながら、前日になって来られなくなった。石川議員のことがあり、来られなくなったということで、2つ要望をしておりました。1つは、今の畑総の問題です。もう1つは、昨日もお話しましたように緑の分権改革の予算要望の2点を私は、松木代議士の札幌秘書を通じてもお願いをしておりましたので、何としてもこの話をしたいということを申し上げましたところ、この2点については、直接、幹事長室へ持っていきたいと代議士からの回答でございました。そのことが功を奏したのかはわかりませんが、緑の分限改革については、ほぼ9割の予算がつきました。この間、電話したら、松木代議士が出ましたので、緑の分権改革についてはお礼とそれから、議員会館の秘書に代わりましたので、私は緑の分権改革については、感謝を申し上げ、もう一方で、後は畑総の話をしました。向こうは何も答えませんでしたが、きっと地元秘書の話も聞いても、かなりあちこちからいろいろな声があがっているようでございますので、地元選出の代議士は、もちろんですが、そのような農家の方々が大変厳しい状況に、おかれていることについては、理解していると私自身は感じております。今、山本議員が言われるように直接、幹事長室へ乗り込むべきではないかとのことですが、意気込みは持っておりますので、これは、私がスタンドプレーをすることが、町村会の中でいいのかどうかということもありますが、いずれにしても、私は3月に本当は行こうと思っていたのですが、4月にでも小沢幹事長のところへ行くかあるいは何らかの形でアクションを積極的に起こしながら、基盤整備事業のあるいは22年度の道に対する国費分の復活も含め、補正できないかということを直に声を届ける努力をしていきたいと思いますので、実現ができるかどうかは別といたしまして、声を届けてまいりたいと感じているところでございます。
質問 3番 山本朝英
国の関係ですので、あまり強く町長にきついことは言えないというような感じもしますが、ぜひ、地元の強い希望を国に伝えてほしい。今の情勢の中では、やはりトップダウン方式なので、頭から行くしかない。町長も道や町村会の中で上のほうにいるようですから、抜け駆けは、しにくいことはよくわかるのですが、我々農業者にとっては、昨年はある程度価格で支えられた分もあるのですが、これが平年ですと大変なことになっていると考えた時に本当に胸が締め付けられるような感じがするわけです。ここへ到達するのに例えば、この所得補償の関係は、通告書にはないのですが、概算で、もし我々や北海道は、所得補償が、今のところあまり馴染まない。特に、水田がないこともありますが、畑総を削られるのはもっとつらい。所得を割った1万円か2万円の金で畑総を切られるのなら、もっとつらくなるのだと思います。ただ、その中で、新聞報道にもありましたように、所得補償に切り替えることで、旧制度と新制度になった時、122億円ぐらいが北海道と思いますが、道予算での試算は出ているのですが、単純にでも結構ですので、もしなった場合、訓子府をみた時にどのぐらい予測していなければいいのですが、多分していると思いますので、お伺いしたいと思います。
答弁 農林商工課長 佐藤正好(農林商工課長は2012年9月まで)
ただいま、戸別所得補償の関係でご質問をいただきました。一般の畑作については、平成22年度も現状の水田、畑作経営所得安定対策が続くことで、ご理解をいただきたいと思います。それと水田に関しましては、今回、モデル事業としまして、平成22年度からは、反当たり1万5,000円が付くことでございます。これにつきましては、現状、何もないところに上乗せされるものですから、プラスの要素で、面積にして約75haということでご理解をいただきたいと思います。それと問題は、転作の関係になります。当初、新聞報道されておりましたものから大幅に改善されてきておりまして、まず、単価で申しますと小麦につきましては、10アール当たり3万8,000円になっている。大豆につきましても3万8,000円。飼料作物が3万円。その他の作物としまして、てん菜、豆類、これは大豆等を除きます。それと馬鈴しょ、でんげんを除く馬鈴しょですが、これらが反当たり1万5,000円。野菜、花き、果樹関係が反当たり1万円。主力増進作物やその他の作物として反当たり4,000円の単価で、北海道の共通単価として、現在決定されたと情報が入ってございます。この金額で本町の転作面積に置き換えますとトータルで言いますと約1,500万円ぐらいの減収になってございます。ただ、今、国では、これらの激変緩和として、本町につきましては、一律2万円を今まで転作関係の奨励金が出てございました。その他に小麦については、2万円プラスと作物加算で1万1,919円になり、合計が3万1,119円の価格になる。そのような多少のプラス部分もございましたが、この激変緩和の部分につきましては、まだ、全く白紙の状態です。いろいろ報道はされているのですが、まだ、未確定ということで、先ほど言いました1,500万円からみますとかなり、これが実現すれば当面は何とか現状を維持できると理解はしてございます。
質問 3番 山本朝英
何と言っても、どこも厳しいと言うので、答えられないことが多いのが現状だと思います。今後に向けて、ぜひ菊池町長にお願いしたいのは、この農業の町、訓子府をしっかり守っていく意味から、あらゆる手段を講じながら、この基盤整備等について、予算の確保へ向けて、さらなる強い努力と協力をいただきたいと思いますが、最後に、これ以上続けても、国会や道に行かないと進みませんので、一言最後に町長お願いします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
議員がご心配されているように平成22年度の最終年度を迎えるはずであった部分が23年度にずれ込む。あるいは24年度にずれ込む可能性もあると聞いておりますので、少なくてもできるだけ22年度までに終えられるように追加あるいはパワーアップも含めて、農家の方が安心して整備ができるような努力をまず1つはしていきたい。昨日、工藤議員からもご指摘がありましたが、農業振興施策をどのように考えるかということであります。現在、畑総は、次の計画アンケートを取って、非常に多くの方から、暗渠やいろいろなことに対する希望が多い、負担率20%の状況でも非常に希望が多いことで、農家の方たちからの基盤整備事業に対する要望が大変強いことは理解しているつもりでございます。24年度まで今の計画が、もしずれ込むことになりますと新しい計画も自動的にずれ込むなど、いろいろな問題が出てきます。それから、本当に所得補償だけでいいのかという問題です。一律全国10アール当り1万5,000円の限度額というやり方が本当にいいのかも含め、かなり私の感じるところでは、ブレやいろいろな見直し等が出てくるのではないかと思っています。それから、この基盤整備事業も平成23年度予算に向けて、やはり現時点では、基盤整備は、かなり落ち込んでいますが、これでいいのかという議論も含めて出てくる。そのようなものを見極めながら、私どもの町が農業発展のために農業基盤整備を確かな支えとしていくための努力を今後もしていきたいと考えておりますので、一層のお力添えとご協力をお願いしたいと思います。
質問 3番 山本朝英
まず、1番目は、やはり23年度でこの事業を完了させることにまず全力投球していただき、農業の町、訓子府をしっかり構築できるように、さらなる努力をお願いしまして、私の質問を終わります。