みんなの議会

訓子府町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日

先の政権交代で目玉政策のいわゆる天下り廃止について

2009年12月15日、訓子府町議会の一般質問で、山本朝英議員が「先の政権交代で目玉政策のいわゆる天下り廃止について」質問し、町長 菊池一春、農林商工課業務監 村口鉄哉、建設課長 林秀貴が答弁しました。

質問者
山本朝英 議員
答弁者
町長 菊池一春、農林商工課業務監 村口鉄哉、建設課長 林秀貴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 山本朝英

3番、山本朝英です。ただいま、議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして、一般質問をいたしたいと思います。まず、最初に、先の政権交代で民主党の時代になりました。その関係につきまして、何点かお伺いをしてみたいと思います。この中で、国の事業仕分けでは、今後、町への影響はないのかというようなことで、最近、このマニフェストも随分ふらふらと総理大臣、幹事長から、皆さんもご存じのようにぶれておりまして、ちょうど通告書を書くころには、このような状況だったということで、ひとつご理解をいただきたい。先の政権交代で目玉政策のいわゆる天下り廃止については、今も当初から同じなのですが、国民の多くが認めている。良いことをやったということのようですが、そのほかのマニフェストの中で、子ども手当などは扶養控除の廃止で表に出ていないマニフェストでございました。最近になって、所得制限を設ける案、あるいは、その財源が厳しいことから、各自治体や企業にも負担をしてもらう案についても論点になりうると財務大臣が申しておりました。また、他のマニフェストの事業についても同様であり、最近は、我々もそうですが国民すべてそうだと思いますが、先の見えない状況にあるかと思います。予想が不可能であるということでございます。その中で以下について、何点かお伺いをしたい。まず、最初に、今後、実施予定のこの農業のまち訓子府における整備事業については、影響はないのかということでお伺いをしたい。これは、関連も1本でございますので、続けてお願いするわけですが、この農業基盤整備の影響等についての中身ですが、答弁いただいてからでも結構かと思いますが、今、取り組んでいる事業というのは、来年で完了するわけです。中身的には、今後における事業についてお聞きしたい。それから、2なのですが、道内各地で予定されていた農道整備、これはもう完全に仕分けの中でストップがかかった。ただ、訓子府については、農道整備というよりも畑総事業の関係が多いというようなことから、そこには、影響しないのではないかというような話もありますが、これは、どのようになるのか。情報があればお聞きしたい。また、町民も今、北海道横断自動車道は、どのようなことになっているかということも含めて、非常に町民の関心があるところでございますので、わかる範囲で答弁をいただきたいと思います。3につきましては、この事業仕分けでは、1案件当たり数10分程度の限られた時間で、それぞれが議論をするというようなことだったそうですが、この仕分け人の中に、全く現場を知らない人たちが随分いたというようなことも報道されているところです。さらにまた、ある市では、やらせではないのかというような苦情も出ております。その関係で、農水省では、訓子府は農業の町として、ずっと現在まできているわけですし、これからも、この農業の町は、決して変わることないと判断しておりまして、農水省の予算の中では、89の元は98ぐらいだったと思うのですが、時間が経つにつれ、要請運動などもありまして少し減りました。最近の情報では、89の事業が仕分けの対象になり、廃止や中止になっている。中には農道で、別海町かどこかだったと思いますが、もう橋桁までできているものにストップかけた。さらには、斜網地区のほうだったと思いますが、麦乾施設が中止になった。この麦乾施設というのは、今、きたみらいもやっています。「きたほなみ」だったと思いますが、新しい品種で3割くらい増種になるというようなこともあり、各地区でそのような問題があげられているのですが、これも止められているところがある。非常に農業へ大きな影響を与えているということでございます。この総体的な話の中で、少しふれさせていただきますが、農業所得補償として、戸別補償すると言っていながら、一方では、FTAを完全撤廃し、自由化をやりました。さらには、今、アジアを中心とする中国、韓国、あるいはアジア一体にかけたものも撤廃し、自由貿易圏にするというような話も裏では出ているそうですが、大変な時代が来るということは、町長もご存じかと思います。単純に言いますと所得補償というのは、経費を差し引いた残りが所得だと我々は判断するのです。このマニフェストは違うのです。経費割れした分をやりますというようなことです。その中で、ある評論家がこのマニフェストは、ここで言っていいかわかりませんが、言葉のマジックである。子ども手当、農業所得にしても、いい言葉のマジックである。マジックというのは裏がある。はっきり言って、ごまかしだという意味のことを言っていました。そんなことからも、当初より不安や期待をもち、この政権交代に、我々は非常に関心をもちテレビや新聞を見ていたところなのですが、町長もこれらのことについて、もし、このとおりもし進むとするならば、訓子府の農業所得というのは、相当下がるのではないかというような見方もするのですが、そのことも含めて、4番目の町の総合計画への影響はないのかということで、この点について、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

まだ、非常にあいまいな部分もありますから、断定的なことというのは、限られた中身ですので、お許しをいただきたいと思います。ただいま「国の事業仕分けは、今後、町への影響はないか」との4点のお尋ねについて、お答えをいたします。まず、1点目の「今後実施予定の農業基盤整備に影響はないか」とのお尋ねでございます。現在、検討しております基盤整備事業としての次期道営畑総事業につきましては、今回の事業仕分けの対象となっておりませんので、影響はないとは思われますが、実施中の紅葉川の西富地区かんがい排水事業やタンノメム川の農業水利施設ストックマネジメント事業については、事業仕分けの対象となっておりますので、評価結果の「予算要求の縮減20%」のとおり国の予算が見直された場合は、何らかの影響が出てくるというように思われます。次に、2点目の「現在進められている北海道横断自動車は、どのような状況か」とのお尋ねの点でございます。北海道横断自動車道網走線の足寄~北見間は、十勝圏とオホーツク圏との連携・交流の強化や地域振興の発展のために大きな役割を果たす重要な路線として、現在、整備が順次進められているところでございます。しかしながら、現在の経済情勢や政権交代による公共事業政策の見直しと相まって、道路整備予算については「事業効果の早期発現の観点から、開通時期が近いもの、事業年数が短いものを優先し、原則として新規事業は行わないこととして、予算の縮減を図る」との国の方針が示されました。このことにより、国と北海道が建設費を負担する新直轄方式の直轄国道として整備を行っている北海道横断自動車道網走線足寄~北見間については、本格的な工事が始まったばかりで完成までに時間がかかることから、来年度以降の予算額が縮減され、横断自動車道整備の進捗に影響が出ることが懸念されるところです。次に3点目の「農林水産省の予算の中で89の事業が仕分けの対象となったが、訓子府が影響を受ける事業があれば伺いたい」とのお尋ねでございます。行政刷新会議ワーキンググループ事業仕分けの中で、本町が関係すると思われる事業と評価結果については「農道整備事業」の「廃止」、「かんがい排水事業」の「予算要求の縮減20%」、「農地・水・環境保全向上対策事業」の「予算要求の10%縮減プラス事務費削減」そして土地改良区やJAが事業主体となっております「農地有効利用支援整備事業」の「実施は各自治体の判断に任せる」の4事業で、事業仕分けの評価結果のとおり国の予算が見直された場合は、これも何らかの影響があると思われます。次に4点目の「町の総合計画への影響」でありますが、総合計画は「めざすべき町の将来像とその実現に向けた施策」を示したものでございますので、内容も多岐にわたっておりますことから何らかの影響はあるものと認識しております。事業仕分けにおいて、総合計画を推進するに当たって欠かすことのできない財源であります地方交付税交付金が「見直し」対象に含まれていることもあり、今後の議論について注視していく必要があると考えております。国の事業仕分けによる町への影響について4点回答いたしましたが、いずれも現段階では事業仕分けによる具体的な影響はわからない状況であり今後、情報の把握に努め、関係機関や町村会等とも連携を図り、むしろこれらの改革が町民の生活やまちづくりにとって良い方向で反映されていくように今後とも働きかけていく考えでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 3番 山本朝英

この通告書をつくってから、非常に悩んだのです。もうかなり動いていますので、何を聞いていいかわからない。おそらく答弁するほうもそうではないかと思います。通告書に基づきまして、町長にお聞きする。我々町民がどのように判断をしているのか。あるいはどのような心配をしているのかたくさんあるわけですから、あんまり突くと国の部分まで入ってしまうこともありますので、少し心配をしていたのですが、その中で何点かお伺いしたいのですが、今、かなり訓子府でも相当影響はすると思います。まず、基盤整備で、来年完了する畑総事業というのは、まず間違いないとの情報なのですが、まず、その点を1点お聞きしたいですし、来年の事業を待っている人たちも非常に心配していると思っています。特に、この基盤整備というのは、今年、全道的な大湿害で、多くの作物が影響を受けたということを考えますとこれを削るというような政府だととんでもないということを私も考えておりましたし、どうも今のところでは、まず間違いないとの情報なのですが、それで間違いないのかどうか。それから、今の前段で申し上げましたように、畑総の後継事業として、2年か3年先になるのですが、来年終わるのだから3、4年になりますか。その期成会が立ち上がり、2回か3回目の会議をしているという情報を得ております。これらについて、まだ、今のところ削減されたという情報が先日まで入ってなかったのですが、この点についての最近の情報がもしあれば、もう少し具体的に伺いたい。それから、これも先ほど話しましたように、一般農道と言われる農道整備は、単独事業なのだと思います。これは、全国的に廃止というようなことになり、別海町のほうで牛乳を運んだりする単独農道が完全に止まった。今後どうするかは、これから調整ということですが、畑総事業の中での農免道路といいますか、これは、まず外れていないという情報なのですが、実は、町長に再三、町長になる前の時から、随分何回か一般質問させてもらっているのですが、訓子府で残っている南7線の道路の話になります。これは、畑総と一体化した事業であれば、まだ、今のところは、農道という表現なのか。いわゆる生活道なのか。我々は、よくわからないのですが、まだ、基盤整備の中の部類を聞いてないという情報なのですが、まずこの点について、新たな情報が町長に入っていれば、伺いたいと思います。

答弁 農林商工課業務監 村口鉄哉(農林商工課業務監は2012年3月まで)

それでは、山本議員の4点のお尋ねについて、お答えをさせていただきます。まず、1点目の現在行われております2地区の畑総事業の状況でございますが、道のそれぞれ担当者等と機密に打ち合わせをしているところでありまして、多分、事業的には間違いないだろうというように現段階では聞いております。ただ、これも国の予算、それと道の予算がございますので、はっきりとした返答はできませんが、現時点では、事業年度の最終年度でもありますので、平成22年度に終了することで、現在進めております。それと2点目の多分、工種について、次期畑総事業の内容は、どのようなのかというご質問かと思われます。まだ、そこまで詳しく国の事業仕分けを含め、検討がなされていないので、公的には何とも言えませんが、畑総事業は、先ほど町長から1点目の回答をしましたとおり、事業仕分けの項目として載せられていないこともあり、内容の詳細は、わからないということで、ご理解をしていただきたい。それから、3点目の次期畑総事業の期成会が何回か行われました。畑総事業の内容についてでございますが、まだ正式ではございませんが、今回、11月13日に開催され、最終的な取りまとめができており、その内容について、ご説明させていただきますと現在のところ総数で182戸、面積的な合計でございますが、1,676haがそれぞれ区画整理、暗渠、心土破砕、客土、それから除じょ礫れきと今まで行われております畑総事業どおりの工種で希望を取りまとめております。この事業量の総体の事業費としましては、一応、今行われている畑総の事業試算によりますと大体35億6,000万円程度ということで、現在、試算をしております。あと4点目の農道整備事業に係る畑総事業の中での事業取り込みはどのようなのかとかいうことでございますが、農道事業整備については、議員ご存じのとおり道路整備単独の補助制度と道営畑総事業の農道整備事業があり、正式に言いますと3種類がございます。3種類のそれぞれ事業負担については、3種類それぞれ負担が違います。道営畑総については20%。それから基幹農道につきましては22.5%。それと一般的な農道につきましては25%ということで、それぞれ地元負担が変わっております。それぞれの事業によっても目的、農作物の流通系統の道路、それと単純に畑に関わる道路の整備です。それから簡易的な農道整備部分でいろいろございますが、基本的には3事業とも南7線については、整備は可能と考えられます。ただし、財源的な部分でいきますと一番有利なものについては、基幹農道整備事業がありまして、それは地元負担が22.5%。畑総事業よりも多いですが、その地元負担部分の財源補てんというのがございまして、畑総事業は、事業費の8%まで起債が対象にならない。ただし、この基幹農道は、22.5%のほとんどの部分が過疎債の対応ということで、現時点では、基幹農道が一番有利だと思っています。ただし、先ほど議員が言われましたとおり、現時点での事業仕分けとしましては、廃止ということでございますので、なかなか影響ある。ただし、畑総事業にも取り込めることということでございますので、ご理解をしていただきたいと思います。

質問 3番 山本朝英

何を聞いても、はっきり答弁ができない。こっちからも詰めていけないというような中で、大変こちらもぶれるのですが、農道整備等々についてはわかりました。この中で、先般、昨年ですか。聞いたように、来年で完了する畑総事業の河川用地の払い下げの部分も間違いなく対応できるのですね。この払い下げの分とそれが畑総事業にのるということも問題ないと解釈してよろしいのですか。少し変わりましたと言われたら、あと困りますので、もう一度お願いします。

答弁 農林商工課業務監 村口鉄哉(農林商工課業務監は2012年3月まで)

河川の払い下げの件でございますが、事業主体であります道の中部耕地出張所の担当といろいろ打ち合わせしている中で、常日頃からその部分については、間違いなく事業の中に入っていることを確認しておりますので、間違いないということで、ご理解をしていただきたいと思います。

質問 3番 山本朝英

次に、北海道横断自動車道の話は、町長も自分が得た情報としても、多分、北見から網走までの道路が、計画されていないということで止まるとの判断だと思います。それからこちら側は、陸別までと判断でいいのですか。それとも陸別の境界までか訓子府管轄までは大丈夫と判断していいのでしょうか。その点も少しお伺いしたい。

答弁 建設課長 林秀貴(建設課長は2011年6月まで)

今、ご質問のありました北海道横断自動車網走線の足寄、北見間につきましては、北見市の上常呂の西7号線から足寄までがその区間とされて延長が79kmで計画はされておりますが、あと陸別の小利別から足寄間の51kmにつきましては、国で当面着工しない区間として、今のところ着工していないということでございます。差し引きますと北見、陸別小利別間の28kmが実際上、今、工事をやっている区間ということでご理解いただきたいと思います。

質問 3番 山本朝英

少し、国も私も町もぶれると思います。少しぶれていることを聞くところもありますが、分かる範囲でひとつ、町民もいろいろ聞きたいことがあると思いますので、ぜひお願いをしたい。1つには、この通告書を出してから起きたことで、町長に早く入っていたと思いますが、この中に細かく入っていないのですが、最近、子ども手当の中で、先ほど少し冒頭で話しましたように、地方自治体や企業にも負担を願いたいというようなことを全国の知事会や自治体の中でも猛反対が起きているというようなことなのですが、もし、このままいくと我が町にも子ども手当の一部を負担することに今の状況ではなろうかと思いますが、この点について町長は、もし、そのようになった場合、考えていることがあれば、差し支えなければ伺いたいのですが。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

通告外ですから、少しご理解をしていただきたい。おそらく議員が気にしているように質問する側も答弁する側もまだ不明な部分が大変多いという中での答弁ですので、ここはご理解をいただきたい。総体として、今回の民主党政権に起きているさまざまな状況をまず私自身がどう考えるのか。それから、今後の進め方の問題を含め、大筋の考え方だけをお話させていただきたいと思います。私は、民主党政権が8月に民主党が大勝という形で野党の座から与党になっていった。その時に北海道新聞が、全道のおよそ180の市町村長にアンケート調査をいたしました。私の書いたことが何点かにわたり全道版で紹介されていますから、隠すこともないと思いますので、お話を1つはさせていただきたい。それは、1つはマニフェストによって、国民の願う願いが実現する。あるいは変えていく。実現可能なものという状況が新たに生まれてきたのではないかと思います。従来、公約という言葉がありましたが、マニフェストというのはイタリア語だと思いましたが、いずれにしても何らかの形で約束するということであります。国民のおよそ半数の人がこのマニフェストを何らかの形で支持し、得たのですが、残り半数は決して、マニフェストを全て正しいと思っているわけではございません。憲法や国の法に基づくものよりもマニフェストが優先させることは、私は思っていないと思います。そう思っていません。しかし、最善の約束ですから、努力をするということでしょう。しかし、民主党政権は初めて政権の座についたということですから、相当いろいろな意味で動揺し、ぶれる。そして、混乱を招くということは、予想されると道新に書かせていただきました。それは9月の段階です。まさにそれが的中したということなのですが、しかし、我々は従来のようなお任せ民主主義や政治家に任せるだけでなくて、政治家や評論家や批評家に終わるのではなくて、あらゆる団体、組織、議会、自治体も具体的な政策提言をしていかなければ、国の方向は、おかしくなるだろうとあえて書かせていただきました。私自身は、その点で、今、ある意味では、様子を見ている状況もございますが、具体的に新聞でも例えば幼保一元化や子育て支援の問題でも具体的に考えながら主張しているところでございます。刷新会議で仕分けが行われました。議員もご存じのとおりであります。私は総体として、今までタブー視していた例えば、国立行政法人やさまざまな国の関係機関の不明瞭な部分の財源があるいは人的配置や天下りが国民の中に明らかになったという点では、非常にある意味では情報公開の原則で、優れた方法の1つであると思います。しかし、そのことが例えば、象徴的なのは八ッ場ダムの問題です。いろいろな道路の問題にしても、まさにもう少し地域に配慮する。あるいは物から人へと具体的なそのような人に丁寧な勧め方というのが、私は必要なのではないのか。まだまだ地方自治体の行政の6団体等の意見をこれから、まだやるという状況ですから、その点では、逢坂元ニセコ町長を中心として、北海道で選出されている議員で言いますとかなり地域主義的な地域主権という言葉を使いながら、現実のものにこれからしていくということでしょうから、ある意味では期待し、ある意味では厳しく意見を求めていきたいと感じているところでございます。例えば、心配しましたように畑総事業であります。まだ、見えていませんが、国営の例えば、かんがい事業は、はなから20%切っていっているわけです。今、例えば、湧別町は合併したばかりですが、今回の雨量や湿害の被害からいくとあそこの玉ねぎひとつをとってきても大変な被害状況でありますから、国営のかんがい事業とか畑かん事業というのは、町の緊急、しかも急を要する事業と聞いております。しかし、それもなかなか見えない。20%をはなから切っているということは、その20%は従来の無駄を省く20%なのか。そこのところもまだ見えないということですから、私たちは、冒頭申し上げましたように、さまざまな提案、要望を積極的にあらゆる団体、機会を通じて、私は今主張していくべき時ではないかと思っています。高規格道路も畑総事業も私どものほうは、既に予算の積み上げをしています。例えば、道営の畑総事業の南部でいくと5,300万円。それから東部で言うと4,100万円。西富かんがい排水でいくと1,215万円等の予算組みの準備を進めております。もちろんそれは、従来の補助事業を見込んでいますし、ご心配いただいた常呂川河川用地の40数件の農家の方については、ほぼ全員の方が土地購入のお金を現金払いしたようでございますので、これは粛々と進めさせていただく。しかし、やはり国が20%。国営事業で20%を切ってきているわけですから、影響は出てくると思いながらも、農家にとっては、この基盤整備事業というのは、極めて大事だということをこれからも主張していく立場ですから、ここの点では、議員と同じでございます。さらに、子ども手当が町に求められたらとしたら、国が決めたら払わざるを得ないのかもしれませんが、その前にやはり地方重視で交付税をきっちり要望させていただく。これはもう当然のことであります。少なくても10年前までに戻せという主張をしていかなければなりません。さらに一個人としては、子ども手当を月額36,000円ほどお払いするということは、それはないよりはあったほうが良いのですが、国のやる政策として、それが本当に必要なのかどうか。私は、逆に言うと今、幼保一元化も具体的な話をしていますが、全ての子どもが安心して保育所に入れ、子育てができる環境を制度的に確立することを国がやるべきことの優先的なことではないかと感じているところですから、果たして、それをおいても財源がない中で36,000円を平等にお支払することが本当にいいかというのは、これもまた国民的な議論を抜きにして、自治体に負担を求めるとことについては、私は一人の町長としては、反対してまいります。子ども手当そのものは反対ではございませんが、やはり主張を自治体の長として、やはり言っていかなければならないだろうと思います。年明けのこれからが、22年度予算案のある程度の決まりを12月下旬が目途というように聞いていますから、年明けになるかもしれませんが、これを議論をしてまいりたいと思います。ごめんなさい。36,000円と言いましたが少し大振る舞いを振るいました。26,000円の間違いです。失礼しました。以上でございます。

質問 3番 山本朝英

大変素晴らしい町長の意見も含めてお聞きした。ありがたいと思っています。我々も全くそのとおりでございまして、今、町長が言われたような方向に今後ぜひ向いていくこととこの制度が安定するまで、少し大変な時が来ると思います。ぜひ町長には、上に向かって声を大にし地方自治体の声を上に通していただくというようなことをぜひ努力していただきたいと思います。最後にもう1つだけ、話をしておきたいと思っているのですが、所得補償の関係です。この町の総合計画と少し関連するので、お聞きというのか、自分の考えを述べて最後にしたいと思いますが、実は、所得補償の今までの情報で、内地の水田地帯の小さな規模のところを基準にしたようであり、しかも、二毛作も三毛作もできるようなところを1つの案。そこから始まり、全国一律米があるということで動いたそうですが、先般、農林政務官がテレビの中で、いろいろな評論家の人たちに、このやり方は相当マイナスになると提言をされ、大半がそうだったのですが、その中で、確かに専業農家の地帯というのは、いわゆる安定経営をされているのか、しているといいますか、そのようなところには経営がほど遠いというのか、差がすごく付くと政務官も認めていました。これからそのような差がついて、大きな影響があるのはわかる、その差を詰めていきたいとテレビで報道がありました。大変どこの自治体、農業団体からも猛反発が起きており、一気にやられたら農家をやれなくなるという声もあるのです。ぜひ、町長の考えがあれば伺っても結構ですが、町長もぜひその点を少し北海道の農業、食料が基幹産業でございますから、そのことにつけて、ぜひ上に向かって、北海道農業、食糧危機が守れるようなに、ぜひ声を出し先頭切っていただきたいと思っております。どうかその点をぜひお願いし、また町長から考えがあれば、伺って私の質問を終わらしていただきます。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

総体的な答弁ということで、お許しをいただきたいと思います。まさに農業の町、訓子府ですから、声を大にして、国や関係機関に自治体の町長として、主張していくということは、従来にも増して変わりがないところでございます。先般の谷本農業委員会会長が来られて、農地法の改正の時にもお話をさせていただきました。耕作者中心の農地法がある意味では、企業も含め参入をしてくる。今、状況の中で、私たちの日本の農業のありようは、小作人という言葉すら消えていった新しい時代です。それは、評価すべき点は、たくさんありますが、地域農業を基本的にお守りする農家の方と共に地域農業発展のため、全力投球していくことについては、変わりございませんし、ホクレンの飼料工場の統廃合の問題や農業試験場の独法化の問題にしても、私は、地域農業を支えるという1点を抜きにして、その存在価値はないということを知事にも申し上げたり、ホクレンの会長にも申し上げながら、何とか発展のためにお力添えをいただきたいとお話をしているところでございます。つい先頃までは、品目横断が随分話題になりました。そして今、民主党政権は所得補償の話をしています。これは今、米を中心にしながら、所得補償の話をしているところですが、まだこれも見えない。議員が言われたように所得の考え方にとっても、まだまだずれがあるようでございますが、共通して言えるのは、私個人は、国が農業に対し、基本的に永久で安心、安全することができ、若者たちが農業を続けられていくような農業政策が、我が国政にはまだないのではないかと言ってもいいくらい、対策、対応政策というのが少なすぎるのではないのかと改めて、農家の方たちが安心していけるような農業政策をきちんとやはり訴えていきたいし、声を届けていきたい。特に、EPAやあるいはFTAです。私どもの青年がこの間、オーストラリアから2、3日前に帰ってまいりましたが、その規模や内容からいっても、こんな農業が入ってきたら、うちの酪農家は、たまったものではないということも含めて、実感として感想を昨日、私のところに届けてくれました。これも農業団体やあらゆる機関と一緒になり、地域農業を守るために声を大にしてまいりたいと考えているところでございます。ずれますが、例えば、最近で言いますと文部科学省で所管する耐震事業を私どもは粛々とやらせていただきました。平成22年度は、国の財源で経済対策も活用しながら、体育館の耐震を進めるところでございましたが、3分の1をはなから切られているということで、事業診断と実施計画の中で、数字の誤差が生じてまいりました。すなわち、1,000万円しか用意していない補助を2,000万円の事業費になったら、2,000万円の補助金を出すのが当たり前でないのかと言う私の主張に対して、1,000万円しか枠がないのだということでございました。これは、文科省に直談判をしてまいりました。私どもの主張を理解していただき3分の2になり、そして、全部、従来通り認めるということの内示をいただいたところでございますが、一つひとつの具体的な中で、やはり私はもちろん幹事長を通じてということもあるようでございますが、地元の声を省庁やあるいは北海道にきちんと届けるということも私は後退させてはならないと感じているところでございますし、さらに先般、善行会の管内善行表彰がございまして、私どもの福祉友の会が日本善行会網走支部から表彰になりました。その時に、松木代議士とご一緒することがございました。この場で言っていいかわかりませんが「町長任してください。大丈夫ですから、心配はいりません」と強い意見をいただきましたが、本当に大丈夫かどうかの確認も含め、北見市長と置戸町長や美幌町長も一緒に年明けには、具体的に膝を交えて要望する時期があったらお話はさせていただきたい。ありとあらゆる方法を通じながら、町民の皆様の期待に後退しないように最善の努力をしてまいりますので、いろいろな方々のお力添えを切にお願いするものでございます。よろしくお願いします。

質問 3番 山本朝英

大変、町の姿勢をはじめ、町長の腹の中をしっかり聞かせていただきました。今、政治がぶれているという中で皆、不安でどうしようもならなく、ぶつけるところがないという時でございまして、このように町長や町の話を聞くとおそらく皆、安心するのでないかと思います。今、町長が言われたように、今度の政権については、全て幹事長の窓口を通さないといけない状況でございます。事情はともあれ、地元、訓子府のために、しっかり狂わないように先を見据えて努力をさらにしていただきたいと申し上げて、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:訓子府町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる