みんなの議会

訓子府町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月15日

子育て支援センターの方向性と具体化

2009年9月15日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「子育て支援センターの方向性と具体化」について質問し、町長 菊池一春、教育長 山田日出夫が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
町長 菊池一春、教育長 山田日出夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 西山由美子

次の問題を質問いたします。2番目には、子育て支援センターの方向性と具体化の確認についてです。6月の定例会で私が質問しましたが「子育て支援センター」の進捗状況を伺いましたが、その後、先進地である熊取町の2人の講師を招いて研修会を開いたり、保護者との意見交換なども行っていますが、いまだ広く町民にはその内容が詳しく示されていないので、現時点での方向性や具体的内容と今後の計画を示して欲しいと思います。1つ目に、来春開設に向けて、重点目標である「5つの機能」をどのように具体化する考えか。2つ目に、センターの役割として「子育ての窓口」の強化が重要と思うが、どう考えるか。以上です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

子育て支援センターの方向性と具体化につきまして、大きく2点のお尋ねをいただきましたので、お答えします。まず、1点目の来春開設に向けて、重点目標である「5つの機能」をどのように具体化する考えなのかについてのお尋ねですが、先の定例会で「5つの機能」として「子育て支援機能」「子育て相談・情報提供機能」「子育て発達支援機能」「子育て学習機能」「一時預かり機能」を柱として、計画を進めていることを申し上げたところでございます。その後、議員からもご発言がありましたように、子育て支援の先進地であります大阪府熊取町から講師を招いての講演会を開催したり、貴重なご意見、提言を拝聴したところでございます。また「5つの機能」を具体化するため、町内の子育てに係わる9団体の代表者三役との意見交換会をはじめとして、町内で熱心に活動されている子育てサークルとの話し合いを行ったところであります。いずれにしましても「5つの機能」を総合的に備えた運営と各事業のプログラムを具体化してまいりたいと考えているところでございます。今後につきましても、町民の皆様に「子育て支援センター」の概要をお知らせすると共に広く町民の皆様へ意見を求めながら、町民の期待に応える「子育て支援センター」開設に向けて準備を進めてまいります。また、子育て支援センター職員の配置につきましては、これまでの意見交換会などの意見を大切に、子育ての悩みに熱心で親身になって相談にのってくれ、専門的指導力を兼ね備え、さらに各学校や発達支援センターなどの関係機関などとの連携をはかれる人材を検討してまいりたいと思います。次に2点目の「子育て窓口の強化が重要でないか」とのお尋ねですが、子育て支援センターは、子育てに悩みを抱える保護者の相談窓口となり、日常的に各学校関係者や保健師、保育士など町職員や関係機関、団体との連携も図っていかなければなりません。また、子育てに係わる情報の収集や提供及び管理の一元的な対応など、新たなる子育て関係者、機関による協議会などの設立も検討しなければなりません。状況によっては来春の開設がいくぶん遅れても、町民のご期待に適切に応えることができる「子育て支援センター開設を目指しておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 西山由美子

7月17日に熊取町の山本先生と市原先生の子育て支援センター開設に向けてというテーマの講演会が開かれました。その中で出席者43名の中、約半数の方は、教育に関係した方たちが多かったのです。直接、関係ないのかもしれませんが、8月7日に発達障害の子どもについての講演会が竹田契一先生というのがあり、それも割と同じような人たちが聞きに行っていたと思うのですが93名の出席者の中64%で、教育関係者が多かったのです。この子育て支援センターも発達障害の子どもをもっている親にしてみれば、子育て支援センターには、すごく期待している部分がありまして、一度、河端議員と私が親に招かれ、事務長も含めて話し合いをした時に「5つの機能」の中の「子育て発達支援」という項目あります。私は、最近気付いたのですが、この「子育て発達支援」という機能が誤解されていたのではないのかと思いました。その時は、その項目の中に「子育て発達支援」があるから、発達障害を持っている子どもの親たちは、支援センターで何かしてくれるのではないかと思っていました。要するに、訓子府町の場合は、保育園、幼稚園、小学校と支援員をつけてくれたり、とても障がい児に向けた施策をきちんとやっていますが、放課後の対策が今のところ何もないので、そのお母さんたちが放課後の対策として、支援センターに何かとても大きな期待を寄せていたらしく、私自身もこの「発達支援」という言葉で勘違いしていた部分があったのですよ。それで今改めて発達支援の機能というのは、どのようなことを目指しているのか。いまひとつお伺いいたします。それから、施設をいろいろ変えてなど町長は前回言われていましたが、施設の活用法としては、どのようなことを考えているのか。その2点お尋ねします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

幼児、子どもの教育総体でとらえていかなければならない考えだというように、私自身もおさえております。実は、発達障害の持っている子どもが、行っているのは「きらり」といいまして、北見市の今、財務局のあった施設に移転あるいは新設する予定ですが、私どもの子どもたちもそこに行き、適切な専門指導員と指導機関によって、アドバイスを得たりあるいは保育を行っているという状況でございます。私がここで「5つの機能」というのは、一般的に厚生労働省で言っている「子育て支援センター」というのは、家庭内保育をやっている子どもたちと親に対する遊びの指導や相談を主たる目的として、補助金などの施策をされているのが一般的にいう発達支援センターという考え方であります。私はそのような狭い発達支援センターではなくて、幼児期から学童も含めた子育て支援を考えるべきではないのかと考えている。その中で現在、行政が行っている子育て支援機能、それから一時預かり、これはボランティア的なものもございますが、それから発達相談、情報提供、子育ての学習機能を含めて、総体としてとらえながら子育て支援、相談をしていくという施設あるいは運営が大事ではないのかという議論を保育士やあるいは保健師としてきているところでございます。ただ、西山議員が言われるように、確かに、発達障害を持った学童の放課後については、私どものところは、今のところ具体的な保育等はございません。一部、児童生活館で受け入れたりとかということはありますが、しかし、制度としてそのようなものはございませんし、社会教育で行っている「竹の子クラブ」についてもそのようなものではない。ある意味では、発達障害を持ったお子さんの親たちが、そこに期待したというのはよく理解できます。その方たちにも、私は申しましたが、まずは、幼児、乳児も入れて構いませんが、乳幼児期を持っている子どもたちに対する支援からスタートさせてほしいという話をしているところです。近い将来というか将来的に学童も視野に入れなければいけない。もっと言うならば、児童生活館や竹の子クラブ等々も含めた一元的な放課後の子どもたちの生活をどうしていかなければならないのかということを行政的な課題として、検討していかなければならない。ただここで実施したいのは、発達相談、それから来る子どもたちも含めたファイル化、カルテ、情報をきっちり学校等にも伝えていく。あるいは議論をしていく、検討していく。あるいは子どもの成長の発達を長期的なスパンの中で見つめていくようなことから、まずスタートする必要があるのではないのかということです。それから、発達相談の関係で言いますと限られますが、特定の曜日に時間を設定して、保育士や保健師の発達相談あるいは状況によっては「きらり」の指導員に来ていただいたり、作業療法士等の助言をいただくことも将来的には考えていかなければならないというように感じております。しかし、基本的には、全ての子どもが、保育園、幼稚園に入る体制を訓子府はきちんとしていく。そして、ハンデ、発達障害を持った方は「きらり」に責任を持って、私どももいくぶんの負担をしながら入所していただく。また、グレーの部分がございますが、それらを含めて、この「子育て支援センター」と「きらり」等のあるいは学校との連携を私は日常的にしていくところからスタートするというのが、この「子育て支援センター」の基本的な考え方というようにおさえております。そして、さらに、施設的には今、あさひ保育園は12名か13名の子どもたちが通園してございます。これは3歳児で日々保育に欠けない子どもたちでございます。ご存じのとおり、西山議員も保育士の経験がございますから、保育は集団的に異年齢集団の集団的な保育の中で子どもの発達を保障するというのが、まず基本のベースではないのかと思っています。そう考えますと町内には過去7ヵ所ほどあった保育所が、子どもが少なくなってきたということもありますが、全ての子どもがある意味では、同じ環境の中で適切な保育環境を保障するということで、あさひ保育園を統合し、保育所を1箇所にしていくという考え方でございます。もう1つは、今使っているあさひ保育園の保育所を改造、改修し、そして、先ほど言いましたような発達相談も含め、子どもたちの遊び等あるいは親の子育て相談等も応えていけるような施設にいくぶんの開設を開始しながら、前に進めていきたいと考えています。ただ、あさひ保育園というよりも常設保育所の議決をいただきました後には、これは常設保育園を改修している時、あさひ保育園も一部、現時点では使わせてもらうということも、これは当然起きてきますので、そう考えますと来春の4月開設というのは、少し難しいということもございますから、まずは、保育園の体制をきちんと教育委員会を中心にあるいは幼稚園、保育園を中心にとっていただきながら、早い時期に子育て支援センターの改修、そして開設を進めていきたいと感じているところでございます。

質問 8番 西山由美子

よく分かりました。町長の今のお話ですと例えば、開設がいくぶん遅れたにせよ開設した時点で、その「5つの機能」を一応町民に周知します。その後やはり状況を見ながら変えていく、変わっていくという可能性があるというように受け取ってよろしいでしょうか。それと2つ目の窓口の強化なのですが、これもまた下川町に行った時、私その職員のスペシャリストということで、とても良い刺激をもらったのですが、下川町にミスターバイオマスと呼ばれる方がおり、ヤナギのことなら彼に聞いたら何でも答えられると町長や議長が言っていたのですが、やはりこれから自治体の職員も全体を見れるということももちろん大切ですが、やはりスペシャリストを何人か置くということも1つの町を活気づけたり職員のやる気を起こしたり、特長付けるためにも必要なのかと思いました。先ほど申しましたお母さんたちと事務長も含めた話し合いの中で、菅野事務長がものすごく切望されたのです。菅野事務長ぜひ窓口になってくださいと言われ、菅野事務長もすごく戸惑っておりましたが、まず、一番大事なことは、その窓口があるとしたら、話がしやすい人、それから自分たちの話をよく聞いてくれる人、そしていろいろな子どもがいます。特に、この間、学んだ発達障害に関しては、いくら聞いても、この子はこうだなんて、とても私たちには判断できません。その面で沢山の情報を持っている人、他との連携をスムーズに運んでくれ柔軟性のある方、そして、一番大事なのが責任感のある方です。これは私が考えた項目なのですが、そのスペシャリストをぜひ支援センターの窓口として置いてくだされば、いろいろな事情の親も積極的に話せる人とそうでない人とかいろいろな方がいるので、やはり悩みを抱えた時に、あそこ行けば聞いてくるというようなセンターになってくれればどんなに嬉しいかと私は思っているのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

町民に広く周知していうということも、これは今、10月14日と15日に私自身がその場で今、西山議員から質問のあったことも含めてお答えしたり、私どもの考え方を伝えていく。そしてまた、新たな提案がありましたら、それを取り入れながら、できるだけ町民のご期待に応えられるような開設に来年はしていきたいということでございますし、当然、全てやってほしいと言われても限界がありますので、あまた整理しなければならないことが沢山ございますから、少しずつ実態の運動といいましょうか運営の中で、そのご期待に応えていくようなことにしていくという柔軟性を持ちながら執行してまいりたいと考えているところでございます。それから職員に対し、大変欲張りなご意見をいただきましたが、そのようなご期待に応えられるような職員を配置していきたいと思いますが、1つだけご理解いただかなければならないのは、確かにその願いは親の願いでございます。しかし、基本的には、職員も父母も一緒になり、自己形成というのか自分自身をつくっていくということと育てるということも含めて、それでなければ今、西山議員が言われたスーパーマンのような、なかなかこういう人というのは難しいことでございますから、その姿勢を持ちながら何とかご期待に応えられるような職員を皆さんと共に育てていきたいというのが本当のところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 西山由美子

分かりました。若いお母さんの話の中では、子育て支援センターとは何という、その程度の情報しか、いただいていないお母さんたちもいるということです。これから、開設に向けて取り組むよりも、もっと充実した内容で、その時々の取り組む過程を分かりやすく、ぜひ町民の方に知らせて欲しいと思います。そして、例えば、発達障害のとてもいい講演だったのですが、このことを今、訓子府町が一生懸命、誠意を入れて取り組んでいても町民の方にどこまでその情報が伝わっているか。例えば、このような良い講演があったのならば、これは教育委員会のほうにお願いしたいのですが、ぜひ、その講演の内容もきちんと参加できない方も沢山いますので、一般の方に分かりやすく知らせて欲しい。そんなことを思います。それで、町ぐるみで子どもを育てていくという、これからの姿勢がいろいろな協働のまちづくりにもつながっていくのではないかと思います。お母さんたちが孤立してしまうという怖さは、あの人の子どもは何てしつけが悪いのだろうなど、まちの中でただやみくもに走ってってしまう子どもたちを見て、そのような批判を受けるお母さんたちのつらさもありますので、地域ぐるみ、町ぐるみで、やはり全ての子どもたちを見守っていくという姿勢を職員の努力によって、ある程度までできると思うので、その辺よろしくお願いします。お答えいただきます。すみません。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

発達支援の研修会、講演会をお受けになられてのご意見をいただきましたが、言われるとおり町民全体が何をする場合でも、町民の考え方、ニーズに沿って行政は仕事をすべきだと思いますので、そのように教育委員会だけではなく、行政全体がこれからも努力していくべきだと思っておりますし、子育て支援センターもその部署だけの仕事ということではなくて、当然、子どもに関する訳ですから、一元的な教育、福祉との関わりの中で、町民目線に立って対応していかなければならないと認識しております。

質問 8番 西山由美子

これで質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月15日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる