訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月24日
今後に向けての町民の足の確保
2009年6月24日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「今後に向けての町民の足の確保」について質問し、町長 菊池一春が答弁しました。
- 質問者
- 工藤弘喜 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 工藤弘喜
今後に向けての町民の足の確保について質問いたします。本町においても高齢化率が30%を超えまして、そこに目を向けた施策も必要になってくると思われますが、今後安心して住み続ける上でも、足の確保をどうするかというのが課題になってくると考えるところであります。よって、次の項目について、町長の考えを伺いたい。まず、1つ目ですが、本町の「住民の足」の確保ということで現状をどのようにとらえているのか、お伺いいたします。2つ目としまして、町として今後この課題に取り組むとすると、どのような取り組み方を考えているのか、お伺いをいたします。3つ目であります。単なる足の確保というだけではなく「まちづくり」という観点からもこの問題を考えることが大切かと考えるところでありますが、町長の考えをお伺いいたします。以上です。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、「今後に向けての町民の足の確保」について、お尋ねがありましたので、お答えさせていただきます。まず、1点目の「住民の足の確保に関する現状認識」についてでありますが、各種会合や懇談会などで町民の皆さまから、高齢化が進む中で、安心して暮らせるように足の確保が必要と多くの声を耳にしております。最近では、先月26日の若がえり学級例会で行いました「町長と語る」におきましても、高齢者の移動手段の確保に関する多くのご意見・ご要望を伺っているところでございますし、生活交通対策は最重要課題の1つとして認識しているところでございます。具体化に向け、検討を進めているところでありますので、この点はご理解を賜りますようお願いいたします。2点目の「取り組み方法」に関するお尋ねですが、高齢者の方を中心に利便性の向上と経済性、効率性を基本として、どのような交通形態とするのか、運行方式はどうするのか、類似する民間事業者への影響あるいは実証運行の要否など、他の自治体の例も参考にしながら、町民の皆さまのご意見も伺いながら、早期に実現できるように努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。最後に3点目の「まちづくりの観点でも足の確保策を考えるべきでは」とのお尋ねですが、福祉サービスの充実だけではなくて、人の移動が増えることにより、商店街の活性化や市街地の賑わい創出、あるいはコミュニケーション活動の活発化など、地域の元気づくりにもつながるものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 7番 工藤弘喜
今、答弁いただいた訳ですが、非常に「足の確保」というのは、本当に切実な問題でもありますし、差し迫ってきている問題でもありますので、本当に何とかしなければいけないというのは共通していると思います。ただ、やはり非常に大きな問題で、そう簡単なことではないという思いがいたします。先ほども出ていましたが、やはり財政的な問題も非常に大きな負担になるというのは当然でありますし、仮にいったんこのようなシステムをつくり、いわゆる足を確保しても、それをどのように継続していくのかが、またこれ大変なことになるのではないかという思いが、その取り組み方いかんによっては、大変な結末を迎えることにもなりはしないかという思いもするのが実際であります。例えば、このことについては、今回の議会でも初日の佐藤議員あるいは今日の小林議員等々のお話もあり、この問題については、いろいろとこの認識については、重なる部分もありますので、その答えも十分自分ながらかみ締めているところでありますけれども、ただ、この進め方ということを考えた時に、やはり、非常にこれは大きな財政負担もいる。そして、間違うとなかなか大変な結末になるという思いをするところであります。そのところから考えるとまず、どのようにこの「足の確保」の問題について取り組んでいくのか。まず、出発点をしっかりしなければいけないという思いがいたします。時間もありませんので、私の思いということも先に伝えながら、その方法も含め伝えながら、町長の考えもお聞きしたいということで進めたい訳であります。まず、本当に実態とどのようなニーズがあるのか。この「足の確保」で町民の中に確かにお年寄りが通院の問題等々あると思います。切実な問題も出てくると思いますが、そのほかも含めて、町内の方々が一体この「足の確保」について、どのような考えを持っているのか。ニーズがあるのかということも十分、やはり少し時間をかけて調べる必要があるのではないかと思っております。それともう1つが、単なる行政主導で、町がやりますということでは、決してこれは進まないし、あるいは誰かに任せればそれで済むという問題ではないと思っております。そのようなことからいけば、例えば、当然、町長あたりは考えておられるかと思うのですが、いわゆる住民の足を今後どうするかというような協議的なものは当然つくっていかれるかとは思うのですが、そこにやはり利用者といわれる住民と役場ともう1つやはり訓子府でいけば交通事業者という形でいけばハイヤーさんがあったり、そのような専門家というか、専門のところがありますので、そういうところの協力を得ながら運営協議会の中でどのような形がいいのかも含め、やはり十分練った、ニーズをとらえながら、それに対してどのような形がいいのかというのをある一定の時間をかけてやる必要があるのではないのか。必要ではないのかというような思いをしています。その点について、町長は、取り組み方の1つとして、どう考えておられるのかお伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
昨日、今日と佐藤議員とそれから小林議員からも同じような交通手段の確保のことで質問をいただきました。とりわけ、運転ができなくなった高齢者、それから実態としては、三世代同居でありながらも、なかなかご家族に運転をしてもらうことのできない農繁期で足がないということに対する苦慮し、悩み等も含めて、私どもの町でいいますと高齢者人口、65歳以上の人口と夫婦2人のみ、それから1人暮らしの方を考えていきますとそれは比率的にも相当高数値であります。昨日、佐藤議員からも出ましたように数値はできている。そうすると遅かれ早かれというよりも少なくてもそう遠くない時期に実践会を中心としたあるいは市街地区の中でも交通機関といいますか、交通体系をやはり明確に示していかなければならないと思っています。今、1つには、まだ具体的な検討には入っておりませんが、まちづくり委員会の中でも議論をしているお話でございますし、具体的な提案をしていきたいという話も聞き及んでおりますので、これらを見守りたい。それからもう1つは、道内各地で行っている先進地の事例も担当部局のほうで把握しています。例えば、スクールバスの多目的な利用あるいはタクシー会社に対する委託、それから民間のバス会社に対するシャトルバスやあるいはふれあいバスといったような様々な形の交通網を整備していくという施策を講じられているようでございます。手っ取り早いといいますか、いろいろな難しい問題もありますが、スクールバスを循環するということは確かに簡単なようには見えますが、昨日も申し上げましたように、子どもの交通手段というか学校の通学という第一義的な目的を優先的に考えるとかなりの限界があるのではないのかと思っています。かつて町政においても福祉バスを走らせた経過がございます。しかし、実態としては利用者が当時はあまりいなかったということもあって、継続されてないという状況もありますから、議員ご指摘のように慎重に検討しながら、この「足の確保」の問題につきましては、具体化をしていかなければならないと考えているところでございます。可能であれば、私は2期目の早い時期にというように考えておりましたが、私が町政を2期目を担当するということになった時の重要の最優先課題というように考えておりました。しかし、それを待てるかどうかということを考えると今年度には一定の検討を具体化するに向けての検討をしなければならないと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 7番 工藤弘喜
今、答弁いただいた訳ですけれども、そのように今急がなければいけないということも当然あるとは思いますが、ぜひ進め方として、このような形をつくるということでの住民参加の大切さと同時に出来上がったあとにそれをどのように運営していくかというのが、大変であるということをじゅうぶん理解していただき、逆にその運営のためにどのような仕組みがいいのか。やはり私は住民参加で、これは先ほども言ったように交通事業者も含め行政も入り、利用者と三位一体の中で、どのようにしていくことが本町にとり「足の確保」が一番有効な方法なのか。そして、それが結果として、いわゆる町の賑わいにどう結びついていくのか。あるいは個々の生活の励みあるいは活性化と豊かな生活に結びついていくのかということをやはり抜きにしてこれは成功しないし、もう1つは、本当に大きな負担ということからいけば、政治的、政策的な判断も伴う事業になるのではないかという気がいたします。その意味からもぜひできれば先進地の大変苦労しながら、このような事業を確立したというところも、ぜひ職員の方にも研修していただきたいという思いがいたします。例えば、長野県の木曽町です。これは木曽福島町を中心として、4町が合併してできた木曽町というのがあるのですが、そこの山田勝さんという木曽町の企画調整課地域振興係長さんがいるのですが、その人が書いたものは、そこもいわゆる合併により大変な足の不便さが出てきた。生活では訓子府とは問題にならないほどの大変な状況になっている訳です。その中でどのように生活交通システムをつくってきたのかということで、いろいろな失敗、良いところも含め経験してきているということもあるようですので、ぜひ、職員の方に行っていただき、どのように進めて行ったらいいのか。どのようにして出来上がったものを続けていくのかなどを学んできていただきたいというように思っておりますが、その点について、最後に町長のお考え方を伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
昨年、私は広島県を中心にして、広島県内における合併町村の交通体系をどのようにするかというところの視察をさせていただきました。今、議員ご指摘のとおり、木曽町もさることながら、同じように住民の参加と創意工夫で具体化しているようでございますし、大変運営にもお金の面や制度的な面も含め苦慮しているというのも実態でございますので、これらについては、職員も含めさらに検討あるいは学習を深めていきたいと思いますので、お力添えを賜りたいと思います。
質問 7番 工藤弘喜
時間がきましたので、これで私の一般質問を終わります。