訓子府町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月14日
住民参加のまちづくりをどのように進めていくのか
2008年3月14日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「住民参加のまちづくりをどのように進めていくのか」について質問し、町長 菊池一春、総務課長 佐藤明美が答弁しました。
- 質問者
- 河端芳惠 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、総務課長 佐藤明美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 河端芳惠
住民参加のまちづくりをどのように進めていくのか。町長は「住民が主役、住民参加のまちづくり」を推進したいと言っていますが、住民の意識改革はなかなか進んでいません。今まで各地域で行った「みんなのふるさと懇談会」や「夜間町長室開放」などに参加していない物言わぬ多数の声をどのようにして受けとめていくかが、これからのまちづくりの大きな課題だと思いますが、どう進めていきますか。人口の半数以上は女性です。まだまだ女性の声を届ける場が少ないのが現状です。福祉や教育など、生活者としての女性の視点での発想が求められていると思いますが、各委員会・審議会に占める女性委員の比率はどのような状態ですか。以上お伺いします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「住民参加のまちづくりをどのように進めていくのか」というご質問がございました。まず、1つ目の「みんなのふるさと懇談会や夜間町長室開放などに参加していない人の声をどのように受けとめるか」についてのご質問でございます。町政執行方針でも若干お話しさせていただきましたけれども、この2つの事業につきましては、町広報誌や訓子府新報などでのPRを行ってきておりますけれども、平成19年度では「夜間町長室開放」が現時点で8回で25人、「みんなのふるさと懇談会」(ふる懇)が延べ5回で60人と、開催回数や参加人数も必ずしも多い状況とは言えないと考えているところでございます。しかし、町政執行方針でも若干触れさせていただきましたが、子育て支援やお年寄りの方からの困っていることなど貴重な意見などが出されておりますし、何よりも私は月1度、第2水曜日の午後7時から8時半までは、どんなことがあっても町長は町長室に誰もこなくても、そこで待っているということを提案してまいりましたので、それを貫いているところでございます。その点でもまだまだ問題はございますけれども、潜在的に内包していることを、私自身、現在も強く認識しているところでございます。議員のご質問にもありますように、「住民が主役、住民参加のまちづくり」の推進には、この事業の普及が重要な位置を占めているところでございますので、新年度もさらにそうしたところを徹底し、より多くの町民の方々から広くご意見やご提言等をいただくための努力とそして気軽に話し合える場としての環境をつくっていくあるいは守っていく必要があると認識しているところでございます。今後は、町内会や実践会はもちろんのこと、小規模な団体などにもさらに積極的なPRを進めてまいりたいと思いますし、先ほども申しましたように出前方式等の後期高齢者の医療制度等などの説明会などに見られるように、職員が直接出向いて、そうした説明や町政の参加の促しを、あるいは理解を頂くための努力を、皆さまと共につくっていきたいというところを考えているところでございます。2つ目の「各委員会や審議会などに占める女性委員の比率はどのような状況になっているか」についてのご質問ございます。男女共同参画社会が提案されてからすでに、8、9年が経ってございます。本町においても少しずつではありますけれども、女性の参加をそして委員の占める割合が高くなってきているところでございますけれども、平成20年度予算ベースで約26の委員会等がございます。総計290名の委員の内女性が63名、その女性が占める割合といたしまして、21.72%となっております。確かに従前は、町の委嘱する委員につきましては、圧倒的に男性が多いのが実態だったと思います。しかし、その後、男女共同参画社会基本法の制定に伴って、全国的な流れもありますし、本町においても徐々に女性の委員が増加してきている状況でございます。現在の各種委員選考にあたり、男性でなければいけないとか、女性でなければいけないなどの区別はございませんし、今後においても積極的に女性の方々の委嘱をしていきたいと考えているところでございます。以上、2点についてお答えさせていただきました。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 4番 河端芳惠
住民参加、住民が主役としきりに言われておりますが、住民の側からは自分たちが主役という意識がなかなか持てないものですので、私は40数年前に農協に入った時に、まず農協の組合員の顔を覚えろっていうことを良く言われました。やはりその地域に訓子府の5,800なにがしの人口がいる中で、やはり机の上だけの作業じゃなくて、一人一人の顔が、難しいでしょうけど、どれだけ多くの町民の実態を知っているか、ということも大きなこれからの課題になってくると思います。町長、これから地域担当職員の配置なども考えていらっしゃるようですが、その前にやはり主役である町民をどれだけ多く、町民の様子を町職員も含めて知るかという所から始まるような気がします。いかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
全くその通りだと認識しております。
質問 4番 河端芳惠
昨日11日までの回収だったアンケートですが、まだ町内会の方から、パラパラと届いたりしておりますが、アンケートで感じたのはどれだけ民意を町民の意識をアンケートの中から読み取るか、アンケートの設問って、つくづく難しいと思いました。アンケートの回収結果はこれからになるとは思いますが、やはりそのアンケートをもとにこれから、いろいろな施策を講じられるんでしょうが、やはり今回のアンケートのあり方、回収率そんなに高くないのかな。と思ったりしますが、これからそういう住民の意向調査をする際に、今の結果出てないから分からない部分もあると思うんですが、課題として何かありますか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
アンケートにつきましては、昨日のご質問にも出てましたけれども、総合計画でかなりの回収率でアンケート結果が出てるし、それが委員会やあるいはその総合計画に反映されて一つの計画管理されている、またはちょっと古くなりますけども、合併をめぐる各戸にアンケートを行ったときも、相当厳しい意見も含めて町民の皆様から行政に対する期待や不信も含めて出ているところでございます。それを行政がどのように受け止めたのか、町民の方がどのように判断したかということがあると思いますし、これはアンケートという性格をもって、すべてがどうだということは言えないかも知れませんけども、しかしその結果を真摯し ん しに受け止めながら、私たちは仕事を進めていかなくてはならいと思います。私が町長に立候補した原因の一つに、これ程までに行政が住民から不信を抱かれているかということに対する罪悪感を含めて私はこれじゃいけないということも考えた一つでもありますので、ある意味では、職員も含めてこのアンケートは大変苦労しておりますけども、何とかその結果に基づいて町政運営に結びつけて行きたいと考えているところでございます。そして私たちはいろいろな方法で出かけて行き懇談会を行い、アンケートをやる、そしては間口を開けて町民の皆様がいつでも来ていただけるような懐を広げて、そういう姿勢を私がこの1年間貫いてきたつもりではございます。まだまだ不十分さはあるでしょう。しかし、それを持って行政のすべてに責任があるいうことにはならない。これは、いつの時代も、いつどんな時でも、行政はそういう姿勢を貫くということ。だから、自分たちが自治の民主主義がお任せでいいと言うことには勿論なりませんし、住民が主役としての意識が持てないということは本当に行政だけの責任かと言う、それは住民自身も責任があるのではないか。ですから、私は町民基本条例で行政や住民や議会の責任を明確にしていただくと。もちろん議員さん達もご努力されていると思いますけれども、行政や議会報告を議会が責任で町民に向けて、今度は募集し、集めて説明をする個人の議員も行なっていくということも勿論そうしたことも含めて、私は共同の責任で町民の皆様に政治を身近なものにしていくという努力がこれから求められていくのではないかと。大変なことですけども、その点でいいますと住民と議員の皆様と私共行政が一緒になって、大変苦労ですけども町民基本条例をつくって、まちづくりの一歩にすべきではないかというのが、私もマニフェストで申し上げたところでございますし、今果敢に職員たちが進めているところでございます。ご理解を賜りたいと思います。
質問 4番 河端芳惠
先ほど、各委員会・審議会に占める女性議員の比率を21.72%ということで伺いました。昨年の選挙で今まで訓子府に一人も女性議員がいなかった。その反動で2名の女性議員が出たということは、やはりいろいろな方とお話し伺いまして、今まで女性が自分たちの声を届ける場がなかったという、長年の恨み辛みと言いますか、そういうものが一挙に噴き出したような気がします。今までいろいろな方とお話を伺いまして、やはり女性はいろいろな場で活躍して一生懸命頑張ってこられた、そういう脈々と続いたタスキをリレーされたのかなと、駅伝で言えばタスキを貰ったのかなという思いがいたします。やはり人口の半数以上が女性ですし、これから高齢化に向かいまして、本当に女性はいろいろ心配しております。男性は女性に介護をされて先に逝くからあまり心配をなさっていらっしゃらないと思いますが、女性は高齢化、一人暮らし、介護、様々なことで不安を抱えております。出来るだけ多くの委員会審議会に女性を登用していただきたいと思います。先程町長からも男女共同参画社会基本法のことが出ておりましたが、平成13年に施行されました男女共同参画社会基本法では、男女が互いに人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を図るとして、国や地方自治体に基本的な計画を定めるように努めなければならないとしておりますが、訓子府はどうなっておりますか。
答弁 総務課長 佐藤明美(総務課長は2011年3月まで)
今男女共同参画社会基本法のことのお話が出ましたけども、まず前段のお話の中でありました。男の人の将来的な介護は女の人に任せるという面でいけば、この法律の部分の趣旨とは違うことでございまして、例えば、ジェンダーという言葉があると思うんですけども、あれではあくまでも田舎に行けば行くほど、そうかもしれませんけども、昔から慣例的に女の人はこういうことをする、男の人はこういうことをするべきだと。という概念といいますか、昔から慣例的に今でも残っていると思うんですよ。例えば、子育ては女の人かするべきだとかいうのは、未だに表面的には別として潜在的に思っているというとこもあるでしょうし、家を守るとかいう言葉もそうですけども、その概念をこの法律ではなるべく減らそう、そう一掃していこうという部分の趣旨でもう20年位経ちますかね、始まるとっかかりは。そしてやっと法制化されて町の委員についても、先ほど町長の最初の答弁で言いましたように、女性の方の委員が少なかったのが徐々に増えてきているという状態になったのが、これがきっかけだと思うんですけども、ただ未だに家庭個々ですね、役場とか教育委員会に限らず、家庭個々にも未だにそういう概念、うちもそうですけども、女の人はこういうものだという、料理を作るとかという概念を外さなければならない。社会進出の面でいけばそういうこともあるでしょうし、そのことについては徐々にですけれども、自分たちが変えてく、家庭も変えてくということが今後も必要ですし、それはきゅうきゅうに、田舎に行けば行くほど封建的な部分がありますので変えていくというのが、すぐこうだからこうっていうことにはならないと思うんですけども、徐々にみんなの意識を変えていくしかないのかなというふうには思っておりますけれども。
質問 4番 河端芳惠
やはり訓子府は封建的な面が強いのかなと感じてはおります。やはりそれぞれ考え方があるとは思いますが、やはり今ここでこういう発言をしたこともきっと画期的だったと思います。女性の声を届ける場をこれからも、広く門を開いて頂くようにお願いいたします。様々な質問をしましたが、最後にいずれも町民の目線に立った、町民の立場になって考えていただきたいということをお願いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
私は男性であろうが女性であろうが同じ目線に立って、すべての町民に同じ目線で仕事を進めていく決意で立起しましたし、職員もそのように努力をしているものと確信をしているところでございます。改めて総務課長から一般的なお話の仕方で説明をしてもらいましたけども、男女共同参画という言葉がある自体が、実は男中心の社会ということは世界的にも、訓子府の男が封建的というだけではなくて、世界的にもまだそういうことがあるということであります。とりわけ雇用の確保や、各委員のうんぬんから言っていっても、国連加盟国のなかでも日本の女性の登用に至っては、70何位という非常に低い、低位の位置に来ていることを考えても、日本全体の課題でもありますし、今申しましたように、例えば、ドメスティックバイオレンスの問題一つにしても、女性がある意味では男社会と言われている中で、非常に迫害を受けているという状況があることも認識した上で、これは男女共同の課題という中で出てきていることではないのか。そしてまた、高齢化社会は農山村をとりわけ30%に私共の町で言ったら、30%の65歳以上の高齢者が多くなって来ている。そしてまた、それらの比率は限界集落という言葉がでてきているように、日本のおよそ3,000の小さな集落が消えようとしているという状況からしてみても、これは超高齢社会の農山村が抱えている、とりわけ昭和1桁時代が、もう2010年には後期高齢者社会の医療制度の対象者になっていくという時代をもう迎えているということな訳です。その点で言いますと、私は男女共同参画、そしてまた、町政の進め方は男性も女性も、そしてまた、雇用の問題にしても男だけでは日本社会の経済がもう成り立たないという客観的な事実がある。そしてそれは、女性が社会的にも仕事の面でもどんどん進出して北欧並みとはいかないまでも、女性の雇用を保障する社会システムをつくっていかなければならないというのが、政府を挙げての課題であります。そこのところを捕えたうえで、私共の町がまだまだ登用率や女性の議員が初めて2人当選されたと、これらも含めて女子の参画する、そしてまた、男女共同の課題を解決していくという状況が、今こそ必要ではないのかということを、私は考える一端を申し上げまして、今後の町政もさらにさらに努力をして、そういう考え方で進めたいということでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 4番 河端芳惠
これで私の質問を終わります。