訓子府町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月20日
介護保険
2006年9月20日、訓子府町議会の一般質問で、田中與士信議員が「介護保険」について質問し、町長 深見定雄、福祉保健課長 佐藤純一が答弁しました。
- 質問者
- 田中與士信 議員
- 答弁者
- 町長 深見定雄、福祉保健課長 佐藤純一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 田中與士信
次の介護保険について伺いたいと思います。介護保険は、この10月1日から新予防給付に対する対応をしなければならなくなっています。新予防給付は、要支援1と要介護1の方を要介護1もしくは要支援2に分類して要支援1、2を予防給付の対象にすると。これの制度化によりまして、ケアマネジャーの体制、それから介護度1の振り分け、それから予防給付に必要なサービスメニューの整備と。これがすでに終わってなければならないのではないかなと思うのですけれども、どんな状況になっているのか伺いたい。それから2つ目に、通所サービスの現状と改善についてということで伺いたいのですけれども、確か訓子府の特別養護老人ホームにありますデイ・サービスセンターの定数が25名になっています。先だって、所管事務調査で定員割れを起こしていると。これと同じように新しくグループホームができたわけですけれども、ここにもデイ・サービスの収容定員が10名収容できるようにお願いをしたという経過があるのですけれども、そうなりますと35名になりますか。実際には、25名でさえ割っているという状況になっているのですけれども、これらの状況を踏まえてどのように対応するのか伺いたい。それから3点目に、施設運営に関わって伺いたいのですけれども、特養の運営、それからケアハウスの運営なのですけれども、特養は個室のその対応と言いますか、個室対応になるのかどうかということも含めて、現在定員50名なのですけれども、なかなかこの50名の50床では非常に運営も厳しいと。今の介護保険の制度の中ではですね。というように伺っていますけれども、将来見据えて特養をどうするのかと。それから、ケアハウスをすでに介護保険の対象施設として移しなさいと、そういう施設にしなさいという指導があるそうですけれども、そうなりますと養護老人ホームと同じようなことになってしまうのかなと。現在のケアハウスが定員17名ですから、17名ですととてもじゃないけど運営できるような状況ではないのでないかなと思うのですけれども、そういうことも含め、これらの施設のあり方が将来どうなるのかという点について伺いたい。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
介護保険につきまして、3点のお尋ねがありましたのでお答えいたします。まず、1点目の「新予防給付に対する対応はできているか」とのお尋ねですが、10月から設置を予定している地域包括支援センターの人員体制につきましては、ケアマネジャーの資格を持つ保健師が2名で実施していくこととしております。3分野に大別される包括的支援事業を適切に実施するため、原則的には保健師または経験のある看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員の3職種を置くことが求められますが、除外適用により、本町の場合は2人体制が認められております。新予防給付対象者に対するケアマネジメント業務への支障はないものと考えておりますが、地域包括支援センターの業務内容が広範囲にわたるため、他の部署や社会福祉協議会などの関係機関との連携を図りながら実施していくこととしております。介護度1の振り分けにつきましては、9月末までに介護認定の期限を迎える5名のうち2名が要支援2と判定されており、新予防給付の対象になります。新予防給付のサービスメニューにつきましては、口腔ケア、栄養改善、筋力トレーニングなどを実施し、状態の改善につなげていく必要がありますが、現状では事業所での専門員の確保など、体制を整えていくことが難しく、当面、集団的に行われるレクリエーションや創作活動などを行うアクティビティなどを実施していくことになるものと考えられます。2点目の「通所サービスの現状と改善について」のお尋ねですが、訓子府福祉会が運営している通所サービスは、利用者の減少が見られ、改善の余地があると考えておりますので、居宅介護支援事業所のケアマネジャーなどとの連携を一層密にして、必要なサービスの提供を図れるよう検討してまいります。3点目の「特養、ケアハウスの施設運営のあり方について」のお尋ねですが、特別養護老人ホーム静寿園は、建設から18年が経過し老朽化が目立つことから、本年度から5ヵ年程度をかけて改修する予定となっております。近年の流れとして、個室化やユニット化などが求められていますが、当面は現状の形態を維持していかざるを得ないものと考えております。ケアハウスにつきましては、定員17名で運営されていますが、道の運営費補助が削減の方向にあり、特定化により介護保険施設への転換も検討されていますが、定員や入所者の介護度の問題もあり、静寿園同様、当面は現状の形態を維持していくことになるものと考えております。以上、お答えを申し上げましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 1番 田中與士信
新予防給付は、介護度1から2名が要支援の2に変わったということだと思います。一応制度上、ケアプランの作成は1人のケアマネが8名というふうに制限されています。実際に今の状況から言いますと、数だけで言えばもしかしたらケアプランを作るのは可能なのかなと。だけど、ほかの仕事ができるのかなと正直思うのですけれども、そういうのも含めて包括支援センターの状況が、実際に今の介護保険の新しい制度移行に完全に対応できるまでと言いますか、それにはちょっとどのぐらいかかるのかと心配なのですけれども、それらについてちょっと見通しを伺いたい。それから、介護度1からの振り分けはわかりましたけども、要支援の1、もしくは新たに今まで要するに介護認定を受けてない方から要支援1、2になっている方が実際にはどの程度現在いるのか、参考までに聞きたいと思います。それから、通所サービスの現状の改善ということで、これについては改善の必要があるというお話だったと思うのですけれども、改善と言いましても、正直言ってなぜこういう状況になっているのかなと。例えば、その介護保険料の負担あるいは利用料の負担。これらが重荷になって結果として利用していない状況なのか。特に税の制度が変わりまして、今まで住民税の非課税世帯が課税に変わって、介護保険料がガバッと上がるというような事態も発生していますので、そういうものがあって今の状況になっているのかどうか。これちょっとわかりませんけれども、そうだとすればと改善するのか伺いたい。それから3つ目の施設運営なのですけれども、当面ケアハウスは現状維持ということですけども、今の道の財政事情を考えますといつまで続くかなと。その状況によりますけども、今からそれなりの備えをしないと運営できない。施設があっても、結果として利用できないというようなことになってしまうのかなという心配もあるのですけれども、その点についてはどうですか。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
まず、最初に新予防給付の関係でございますけれども、ケアプランの作成、ケアマネ1人8名に制限されているというお話ございましたけども、これは包括支援センターのケアマネジャーが、ケアプランを作成する分には人数制限はないと。ただ、包括支援センターからほかの居宅介護事業所に委託に出す場合には、1人8名という制限があるということで制度的にはそういうふうになっております。それから、最終的には新予防給付の該当者、要支援、要介護1から移行する人を合わせまして、おそらく今の状況でいけば60名前後かなというふうに思っております。それから、認定を受けていない者からどの程度、その新予防給付に移ってくるかというところですけれども、今年度中と言いますか、来年の3月までの見込みで今60数名と申し上げましたけども、来年の3月までに今の要支援1から移ってくる分、それから新規を見込みまして、おそらく来年の3月の時点で35名程度が新予防給付の対象になるだろうというふうな今のところで予測をしております。それから次に、サービスの利用者の減少の理由についてのお尋ねございましたけども、この話がありまして、9月11日に関係する機関で集まりまして、その原因と対応について協議をしてございます。それで、その利用者減の理由等にそれぞれ担当するケアマネとか、そういうところから理由を聞き取りをしたわけですけども、まず、その理由としましては利用者の登録はしているけども、当日になって欠席する例も多くて利用人数の減少が見られる。それから身体状況の悪化等により、入院や介護保険施設に入所することによる減少も目立っていると。それから重度の認知症の介護の手間によるもので、単純にその利用人数だけで施設ではちょっと判断ができないというような話もございます。それとか、あと確かに今言われましたような利用者負担の面での問題が大きくて、デイ・サービスの利用につながらないことも多いというような報告も受けております。それでいろいろの状況を聞いていきますと、ケアプランを作成するケアマネジャーと、それから訓子府福祉会が担当すると言うか、持っていますデイ・サービスとの連絡調整の部分にちょっとまずい部分も見えるということで、これからはそこら辺の連絡調整をこまめにやりながら利用につなげていく、それからまた施設としましては、例えばその施設の見学会を老人クラブに対する見学会を開くだとか、そういうような対応を図りながらデイ・サービスの利用につなげていくというようなことで、先日ちょっと話し合いが持たれております。それで、新しくできましたグループホーム10人定員でデイ・サービスがはじまりますけども、昨年その新しいデイ・サービス計画があったときには、私たちが聞いている範囲では今も訓子府福祉会が行っているデイ・サービスで手いっぱいだと。いっぱいいっぱいで、もうこれ以上受け入られないというようなお話を聞いていましたので、計画の時点ではそういうような状況があったということでご理解をいただきたいと思います。それから、ケアハウスの関係でございますけれども、確かに道のほうからは、道の財政が厳しいのでケアハウスに対する補助金を削減したいというような話がケアハウスにありまして、そういうことで特定化を図りなさい、介護保険の適用を受ける施設になって運営をしていきなさいということなのですけれども、現状の17人の定員の中で介護度の重い人と言いますか、今の状況の中では一定程度、介護度の重い人が入っていなければ、介護保険施設として特定化施設として成り立たないという現状がありますので、今の時点で何らかの手を打つと言いましても、ちょっと方法がないというような状況にあるのかなと。道は昨年の時点では、補助金を思いっきり削減するような話だったのですけども、今年の状況を見ていますと、それほど大きくは削減をされていないというようなことで聞いておりますので、もう少し様子を見ていかなければならないのかなというふうに思いますので、ご理解をお願いします。
質問 1番 田中與士信
例えば、その通所サービスの現状と改善に関わって、改善できるものが何点か、要するによく知ってもらうというような、そういうことでの働きかけだとか、本来介護認定を受けているということは、介護の必要があると、サービスを受けたいという意思の表れだと思うのです。そういうことから言いますと、通える環境になれば本来は通ってもおかしくありませんし、普通なのだと思うのですけれども、ただ、費用の問題はその費用負担の軽減を図らないと改善にならないのかなと思うのですけれども、それは何らかのいい方法がないのかどうか。それからもう一つ、時間ありませんので、こんな方法がどうなのかわかりませんけれども、ケアハウスは置戸町はかなり大きな養護老人ホームがありますけども、あれは道の施設かな。でなければ、例えば訓子府を分室してもらうとか、何かそんなので生き残る方法はないのですか。とにかく施設として、生かしていけるような対応をぜひ今から考えてほしいなと思うのですけれども、最後に伺って終わりたいと思います。
答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)
まず、1点の通所サービスの改善について、利用者負担の軽減を図らなければ改善につながらないのではないかというお話でございますけども、理由の一つには確かに利用負担の面という問題があるという方もいらっしゃるということで、ただ、それがどこまでのものなのかというのがまだそこまで押さえきっておりませんので、そこら辺のところは今後も調べていく必要があるかなというふうに思います。それから、ケアハウスの置戸町の老人ホーム。置戸の老人ホームは町営でございますけれども、その分室にできないかというお話でございますけれども、ちょっとそこら辺のところというのは検討したことがございませんので、方法があるのだったとしたらちょっと勉強はしてみたいなというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。