小清水町議会 令和5年第3回定例会 2023年6月13日
認定こども園に係る保育士の採用計画について
2023年6月13日、小清水町議会の一般質問で、和田彩議員が「認定こども園に係る保育士の採用計画について」質問し、町長 久保弘志、総務課長 細川正彦が答弁しました。
- 質問者
- 和田彩 議員
- 答弁者
- 町長 久保弘志、総務課長 細川正彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 和田彩
8番です。さきに通告しています認定こども園に係る保育士の採用計画について、質問させていただきます。来年度に開園される予定の認定こども園の運営に向けて、この夏、保育士の正規職員の募集と採用試験が行われますが、おおむね何人採用される予定であるか、どのように採用試験を行うのか、新卒の方の採用は考えておられるのかをお伺いします。
答弁 町長 久保弘志
お答えいたします。子供たちに良質な幼児教育と安心な保育が提供できるよう、令和6年度の開園を目指しまして認定こども園の整備を進めておりまして、施設整備の基本構想・基本計画の策定と並行いたしまして、3歳以上児の教育のための学級編成や専任の主幹保育教諭、指導保育教諭の配置など検討項目を整理し、認可基準を踏まえた職員配置の在り方の検討を進めてきたところでございます。令和6年秋の開園に向けては、来年度の当初から移転を見据えたクラス保育の運営が必要になってまいりますので、保育指導計画の立案やカリキュラムの作成など、クラス管理を行う担任職員を責任ある職位とし、0歳児から5歳児まで各クラス分けによる保育が中心となることから、担任職員を各クラス1名として、6名程度の正規職員採用を計画しているところでございます。採用に当たっては、広く公募によりまして、現保育所の保育士さんをはじめ、養成学校卒業予定の学生さんも含め、認定こども園の基本構想に掲げた、子どもたちをみんなで育てる「共育て」という目標に共感を持ち、子供がわくわくし、自立心や好奇心を育む幼児教育・保育に情熱と意欲を持てる保育士さんを採用したいと考えておりまして、この秋頃には小論文・面接試験を行い、選考してまいりたいと計画をしているところでございます。以上でございます。
質問 8番 和田彩
8番。今回質問させていただくに当たり、現場の保育士さんたちにも話を伺いました。このような形で今回約20年ぶりだと思うのですが、正規職員さんの採用試験があり、働いている方々からは「選択肢が増えてうれしい」とおっしゃっていました。今、町長の話で6人程度ということですが、その話は保育士さんたちも聞いていて「6人では足りないのではないか」とおっしゃっていました。私自身も保育士をしていたのですが、私もそう思います。女性の多い職場なので途中で妊娠とか出産とか、そういうことになると迷惑をかけるのでという心配をされていたり、新卒採用の新人の先生とベテランの会計年度の先生が一緒にクラスを持つことになると思うんですが、そういう難しさですとか、人間ですので体調を崩したりしたらという心配もありますし、6人では足りないのではないかという意見がありました。それで質問なんですけれど、正規職員さんが年度の途中で産休を取ることになったらどういうふうにされるおつもりなのでしょうか。あと、僻地保育所の先生方も同様に試験を受けることができますか。今まで僻地保育所にいたという何かハンディのようなものはありますか。あと正規職員とフルタイム会計年度任用職員の業務内容の具体的な違いは何ですか。教えてください。
答弁 町長 久保弘志
お答えします。採用試験についてはこれからであります。よく現場の保育士とはしっかり意見交換をしながら、新しい認定こども園が子供たちのためのすばらしい施設となるように私としてはしっかり取り組んでいきたいと思いますし、やはり現場の意見は、建物自体もそうでありますが、しっかり皆さんの保育士さんの意見を聞いて、よいものにしたいというふうに認識をしております。そういうことから、やはりその認定こども園、職場として今回6名程度──6名とは決めていません。6名程度という考え方でありますが、やはりそこは小清水町役場全体の定数の問題であるとか他の部署であるとか、いろんな関係もありますし、やはり御存じかと思いますが、特別養護老人ホーム、老人ホームと保育所については、最終的には以前から民営化をするという中で、やはりこういう形の正職員ではなくて、今でいう会計年度任用職員を採用して財政的なことに考慮しながらやってきたという現状でございます。これがやはり直営、町主体で保育園を運営すると決めたわけですから、当然、将来的には全職員が正職員というのが理想だという認識をしております。ですので、そこについては努力はしていきたいと思いますが、当面は今回の面接結果にもよりますが、その中でも、もしかしたら新採の責任がある者にベテランの保育士がつくことがあるかもしれませんが、そこは職場の中であまりひずみのないようによい保育が──やはり子供たち目線でよい教育ができるような形で、そこはしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えてございます。あと何点かあったと思いますが、出産です。やはり保育現場は取りづらいというようなお話を聞いております。やはりそこはほかの現場もそうなんです。そうなんですが、やはりそこは組織、現場としてやっぱりそういう雰囲気をつくり出すといいますか、そういうようなことで、それはお互い様でありますので、そういう職場の雰囲気をつくるといいますか、人がいないから、少ないから出産で休むということはなかなかしづらいという形で考えられる保育士さんはたくさんおられるというふうに思っておりますが。私、今のこれは役場、町全体の考え方でありますが、将来的にはやはり職員を採れなくなる時代が来ると思っています。いろんな職種です。保育士以外も含めてでありますが。そこは一定程度許す限り先行的に取っていくという考え方をしていますので、ここの保育現場についてもやはり出産であるとか病気であるとか、やはりいっとき現場を離れる場面があると思いますが、そこは気兼ねなく離れられるような代替については当然探したいと思いますし、それがなかなか今現状として見つからないということでありますので、そこは確保するような努力はしていきたいというふうに考えてございます。あと次に、僻地にいた保育士さんは応募できるのか。それはできます。同じ立場でありますので。そこは同じ立場の中で3月ぐらいですかね、職員説明もしておりますので、あと6月下旬になりますが、再度聞き取りをして最終的な採用試験を迎えたいというふうには認識しております。あと業務内容のやはり正職員については責任を持たせるという形になりますが、現状としてどうかというと、それはさほどないと思います。ただ、今となっては所長と係長というのが職員2名ですから、実際に保育現場にいるのは全て会計年度任用職員ということになりますが、今後はその中で職員と会計年度職員というふうになりますので、今後は職員にするからには責任を持っていただくというような形で、現場で理解いただけるような仕組みづくりをしていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
質問 8番 和田彩
8番。町長もおっしゃられていたように、やはり職員さんたちが安心して──子供を好きな方がやっぱり保育士さんになっておられると思うので、自分の子育てにも安心して臨めるような環境づくりをお願いしたいと思います。今までも管理職以外は全員が会計年度任用職員ということで、今までも本当に正規職員さんと同じような責任や業務内容だったと思います。今回、ほかの自治体の保育所に正規職員さんと会計年度さんの人数を聞きに電話しましたら、「会計年度任用職員さんが担任をされているのですか」ととても驚いておられました。「そういうことはうちではあり得ないですね」ということで、今まで会計年度さんのお給料でも正規職員さん並みの重責を負ってくださっていたということが本当に私は問題だと思いますし、責任を持ってやってくださっていたということはもう本当に感謝すべきだと、感謝に堪えません。低賃金で負担を強いてきたという現実があるのかなあと思います。実際ちょっと近隣を伺ったんですけれど、斜里町の場合ですと、正規職員が9人に対して会計年度さんが3人という園がありました。もう一つの園は、正規職員が11人に対し、会計年度さんが4人という園がありました。約75%が正規職員です。清里町は、正規職員が7人に対し、フルタイム会計年度任用職員さんが8人、約50%です。そういう状況ですが、ほかの自治体の方はまだ足りないと、やっぱり正規職員を増やしたいとおっしゃっていました。今回、うちの町が6人程度正規職員さんを採用しても、正規職員さんがまだ8人──6人と2人で8人で、ほかのフルタイム会計年度任用職員さんが10人、割合としてはまだまだ低いのかなあと考えます。この短大を出てから定年まで、うちの町は結構長いこと会計年度任用職員で働かれている保育士さんが多いと思うんですけれど、短大を出てから定年までずっとフルタイム会計年度任用職員で働いた場合と、正規職員で働いた場合の生涯の収入の違いは幾らぐらいになるか、御存じですか。
答弁 総務課長 細川正彦
私のほうからお答えをしたいと思います。一概にこれという数字は個人ごとで変わるので、例といたしまして、正職員で短大卒、この方が60歳までもし働いたとすると、そのときの年額が578万円ほどの年額になっています。同じくフルタイム会計年度任用さんが短大卒で働かれた方で当時、60歳になったときの月額で計算をしますと、年額が382万円ほどという差になっているところでございます。以上でございます。
質問 8番 和田彩
8番。私、資料を頂いて計算してみました。短大を出て二十歳から現時点の定年であります60歳まで40年間働いて、それを計算しました。自分もちょっと驚きましたが、月給とボーナスを足して4千万円ぐらい異なるんですよね。退職金も600万円ぐらい異なって合わせて4,600万円、会計年度任用職員さんで働いたほうが少なくなる。やはり現場で真心を込めて一生懸命働いてくださっている方にほぼ同じ仕事をして責任のある仕事をしてもらって、これではやっぱり失礼に当たるのではないかと思いました。保育の仕事は肉体労働ですし、頭脳労働ですし、何より命を育てて守る仕事だと思います。5年ほど前の議会のやり取りを見ますと、町長の答弁で、その時点では民営化をまだ模索されていたようですが、公設公営の認定こども園の設置を決められたのはいつ頃なのでしょうか。先ほど、将来的には正規採用を増やしていくというお話でしたが、この夏の試験で6名程度ということですが、それを7人、8人にしていただくことはどうしても不可能なのでしょうか。どうしても不可能なのでしょうか、教えてください。
答弁 町長 久保弘志
まず、公設公営をいつ決めたか、ちょっと何年何月何日まではあれなんですが、令和元年だったと思います。そのときにやはり町といたしましては、公設公営なのか、公設民営なのか、民設民営なのか、あらゆる形で模索をさせていただきました。可能性のある団体が町内には2団体ほどありましたが、いずれも認定こども園の運営は難しいということから、その町外に出すというのはなかなか子供の施設でありますから、そこは私としては無理だろうと。やはり、そこは町が責任を持ってやるべきだろうということで令和元年に決めさせていただいて、そこから基本構想の策定に入ったというところでございます。議員いろいろおっしゃっておりますが、現実的に今まで元は嘱託職員という形で雇い入れさせていただいて、1年1年更新ということで本当によく働いていただいていたというふうに思っております。しかし、それは実は保育士だけではなくて、いろんな職場であるんです。そういうことからも、冒頭申し上げましたとおり、全てが正職員などに移行できれば一番よいとは思っておりますが、ほかとのバランス、また財政的なこともあります、正直申し上げて。ですけれども、先ほどから6名程度と私としては言っていますが、その結果によっては7名になるかもしれませんし、逆に5名になるかもしれませんし、そこは将来的には全員が──小清水町定数条例というものがありまして、職員数も限られていますけれども、その中で運用できる範囲で努力をしていきたいというふうに考えてございます。ですので、6名程度ということで御理解いただきたい。ただ、将来的に来てくれるかどうかも分かりませんし、新規採用は。なかなか今いろんな職種、特に技術職がそうでありますが、これは近隣市町を含めてなかなか採用できない状況に陥っていますので、そこは先ほど申し上げましたが、選考採用も含めて──やっぱり子供たちを預かる施設ですから、しっかり対応していきたいというふうに考えてございます。
質問 8番 和田彩
8番。令和元年には決めていたということで、4年ぐらい前には決めていたということで、その時点で少しずつ正規職員さんを採用することもできたのかなあと私は思います。子供は町の宝で、将来なので、正規採用を増やすことはいっときはお金がかかると思いますが、ここは経済効率と切り離して、ゆとりや余裕のある環境で保育してもらいたいです。素敵な保育や教育環境はみんなが安心して働け、満足して生活することにつながりますし、移住を考えるときには重要な決め手にもなると思います。少子化対策にもなりますし、長い目でみれば、行く行くは経済にもつながっていると思います。私たち子育て世代にとって小清水町は恵まれた環境にあると思っていて、近隣の市町村の方からも「小清水はいいよね」と羨ましがられ、引っ越したいと言われるぐらいの環境です。それは本当に保育士さん、保健師さん、栄養士さん、学校の先生方や給食の先生方、児童クラブの先生方、町長をはじめ役場の職員さんたち、ほかにもそれぞれの方が毎日真心を込めて仕事をしてくださっている、そのおかげで子供たちもすくすく育っています。本当に子供に優しい町だと思います。ある保育士さんが「小清水町は子供には優しいけれど、保育士には優しくない」とおっしゃっていました。私は、この言葉を聞いてとても悲しかったです。「小さくても素敵な町小清水」をより実現するために、保育士さんたちが安心して働けるように、子供たちも夢を持って将来保育士さんになって町に帰ってきてくれるように、今、町長おっしゃられたように、少しずつでもいいので、保育士さんたちの正規雇用化を進めていっていただいて働きやすい環境をつくっていっていただきたいと思います。これで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。