小清水町議会 平成29年第6回定例会 2017年12月19日
(1)シストセンチュウの防疫対策について/(2)トレーニングルームの設置について
2017年12月19日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「シストセンチュウの防疫対策について」「トレーニングルームの設置について」について質問し、町長 久保弘志、教育長 加藤友幸が答弁しました。
- 質問者
- 工藤孝一 議員
- 答弁者
- 町長 久保弘志、教育長 加藤友幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 5番 工藤孝一
はい、5番。さきに通告してございます質問事項について質問させていただきます。最初に、シストセンチュウの防疫対策についてであります。ことし9月1日、これまで日本にはいなかったテンサイシストセンチュウが、長野県原村で確認されたと農林水産省が発表しました。ビート、ブロッコリー、キャベツに重大な影響を及ぼす害虫です。ジャガイモシロシストセンチュウと同じく、侵入防止対策を急ぐ必要があると思いますが、所見を伺います。
答弁 町長 久保弘志
シストセンチュウの防疫対制についての御質問にお答えいたします。本年、長野県諏訪郡原村の一部圃場で栽培されているアブラナ属野菜の生育不良株からシストセンチュウが発見されたことから、名古屋植物防疫所でセンチュウの同定を行ったところ、国内で初めて、アジアや欧州などに分布するテンサイシストセンチュウであることが9月1日に確認され、農林水産省より発表されたところであります。現在、国において、テンサイシストセンチュウ対策検討会議が設置され、さまざまな検討がなされておりますが、本センチュウは人畜無害であり、本センチュウが付着した作物を食べても健康に影響はない旨、発表されております。また、ブロッコリーなどアブラナ属やテンサイなどのフダンソウ属の生植物の地下部に本センチュウが寄生するものであり、テンサイでは生育のおくれや黄化症状、地上部のしおれなどが見られる被害株は奇形となり、収量が著しく低下するものであります。発生圃場においては、ジャガイモシストセンチュウ同様、土壌を介して拡散することが確認されていることから、土壌の移動防止措置、寄主植物の植栽自粛、石灰窒素などを使用した防除などが既に実施されておりまして、今後は対抗植物や輪作など複数の防除対策の組み合わせを検討することとされております。新聞報道等において、長野県は、国の専門家の指示のもと、JAなどと連携し蔓延防止対策を講じるとされており、国の対策検討会議においても全国調査や防除対策効果の検証が行われておりますので、本町といたしましても、これら動向を注視し、北海道を初め農業協同組合や各関係機関と連携を図りながら、ジャガイモシストセンチュウはもとより、さまざまな病害虫対策を講じ、本町の基幹産業であります農業を守り抜く所存でございますので御理解をいただきたいと存じます。
質問 5番 工藤孝一
今、各道、国、農林省との指導を仰いで対応を進めていくという趣旨で答弁いただいたと思うんですが、発生した長野県諏訪郡原村は、標高900から1,100メートルの高地であります。原村の耕作耕地面積は、1,200ヘクタールであります。テンサイシストセンチュウが発生した地域は、およそ420ヘクタールと聞いております。420ヘクタール全てを、八歩法による土壌採取をして、今週の22日、名古屋防疫所からその結果が公表されるということになるというふうに聞いております。発生した農家の近くに住んでいる原村の農家の方に伺いましたところ、「私の村は、当然、港もない。JR駅もない。空港もない。あるのはただ一つ、高速道路が1本走っているだけだ」というふうにおっしゃっていました。しかも、センチュウが発生した圃場は、「高速道路のインター初め、その高速道路周辺に多く見受けられます」というふうにおっしゃっていました。このセンチュウは、世界的に見ても大変メジャーな害虫で、五大陸の全てに分布しております。私は、ことしの3月定例議会の総括質疑で、ジャガイモシロシストセンチュウ侵入防止対策についてお聞きした経過にございます。本町の畑かんの水を活用したバイオセキュリティーの指摘をしたところであります。今後、関係者、関係機関との協議を具体的に進める必要があると思いますが、特に主要幹線の出入り口等についてもそういったセキュリティーをすべきだと思います。再度質問いたします。
答弁 町長 久保弘志
はい、お答えいたします。シロシストの関係でございますが、現在の国、道の動きでございますけれども、網走市を中心に発生が認められているということは皆さん既に御承知だと思いますけれども、新たに大空町の東藻琴でも発見をされているというようなことで公表はされております。どんどん本町にも近づいてきている現状であるというふうに認識をしておりますが、近づいてきているというと語弊があるかもしれませんけれども、拡散の恐れはあるというふうに認識をしております。このような中で、地域ごとの洗浄施設の設置であるとか、議員からも御提案のありました畑かんの利用の関係でございますが、まず、国の考え方でありますけれども、今発生しているところを封じ込めるというのが第一であるということであります。本町も、毎年、植物健診を実施してきておりますが、本年も実施、来年も実施をするということで予定をされておりますけれども、今のところ、発生は確認をされていないということで安堵しておりますけれども、まずは基本的な考えとしては、もう封じ込めるということです。拡散防止ということが第一であると。ですので、本町の農家さんの中でも、洗浄施設等の要望、補助事業でつくりたいというようなお考えで要望していた経過もありますけれども、今の段階では網走地域が優先ですということで、なかなか補助金がつかないという現状があるようでございます。ですので、そこについては、今後、国の動きがどうなっていくか見ながら、本町もどのような洗浄施設が必要なのか、そこは検討はしてまいらなくてはいけないというふうに考えてございます。畑かんの水の利用の可能性でありますが、畑かんについては、あくまでもかんがい用水です。畑に水をまくというのが大原則でありますので、それに余力があるのであれば使ってもいいですよという回答は開発のほうからは受けております。ただし、水利権、多目的使用量の関係もございますので、また新たな設備投資をするには膨大なお金もかかるでしょうというような中から、ここについては、使うのは使えるけれども、その対応については慎重にJAさんあたりと御協議しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。いずれにいたしましても、特にジャガイモシロシストセンチュウの関係については、土の移動防止というのが一番かなというふうに考えてございます。これにつきましては、JAさんのほうから各農家さんのほうにいろいろな指導があると思いますし、農家さんについても、やはりそこは危機管理意識を持って対応されているということを考えておりますので、まずは土の移動防止ということを第一に今後働きかけをしながら、今後の国の動向等を見ながら対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
質問 5番 工藤孝一
ただいま町長のほうから、シロシストセンチュウについては、網走全域そして拡散された大空町から広がらないように、封じ込めるという道の姿勢だというふうにお聞きしたところですが、先ほど長野県の原村の例も出しましたように、高速道路周辺が多いというふうに、そこの農家の方は感じていると。このことは、やはりあらゆる青果物や資材、ダンボールやパレットを運ぶトラック、そして乗用車あるいはインバウンドによる観光客の観光する車、あらゆる可能性がそういった意味ではあるというふうに思いますが、今の道の対応策、持ち出さないということはもちろん重要ですが、今後、小清水町が取り組むインバウンド受け入れプロジェクトなんかも含めて、総合的な対応策を基本に据えて、道なり国なりに強く要望していくという姿勢が求められる、かように思います。センチュウ発生の基本は、タイヤの洗浄そして人間の靴の洗浄が基本になるかと思いますが、その点、町として今後、国、道に対する要望、もしお考えありましたら答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 久保弘志
はい、それではお答えいたします。議員おっしゃられるとおり、本町、特にテンサイの搬送については、主要な基幹道路を持っているわけでありまして、本町の国道を通りつつ斜里まで輸送するだとか、おっしゃられているとおり、観光客についても、観光振興の点から、今後インバウンドを含め交流人口をふやしていきたいという考え方がございます。なかなかトータル的な対応策というのは困難であると、難しいというふうに認識をしておりますが、今現在、国においてもそれぞれ検討されているというふうに認識しておりますので、それにつきましては、北海道初め近隣市町、JAさんとともに、今後検討しつつ、必要があれば、北海道なり国なりに要請活動をしていきたいというふうに考えております。危機感は持っておりますので、その辺についてはしっかりと対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
質問 5番 工藤孝一
はい、ありがとうございます。危機感は持っていらっしゃるということで、繰り返しになりますが、タイヤの洗浄ができるような環境設備、そういうことを強く指摘して、次の質問に移らせていただきたいと思います。2番目に、トレーニングルームの設置についてということで、小清水町健康体力づくり事業が、自立した健康づくりを目的に、春トレと秋トレで合計12回実施されております。今後も町民の健康意識を高め、運動習慣につなげる取り組みにするため、運動器具をそろえたトレーニングルームを設置すべきだと思いますが、御所見を伺います。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
御質問にお答えをいたします。近年、健康志向の高まりから、本町におきましても、ウオーキングやランニングにみずから熱心に取り組んでいる住民の方々が、年々増加している傾向にございます。教育委員会といたしましては、工藤議員も御承知のとおり、運動習慣につなげる取り組みとして、健康体力づくり事業を実施しております。これは、生活習慣病の予防、社会生活に必要な機能の維持及び向上を図ることで、健康上の問題で日常を制限されずに過ごすことができる期間、いわゆる健康寿命の延伸が重視されるようになったことが背景にございます。本事業では、集団レッスンを用いながら、参加者の身体状況を把握した上で、家庭内でも個別に実施可能な身体活動や運動を紹介し、運動習慣を定着させることにより生活習慣病の発症を予防し、生活の質と心身の充実を図ることを目的としております。春にはダイエットスクール、秋にはストレッチングや筋力トレーニング、スイミング、アクアビクスなど多様な講座を設けており、参加者からも好評をいただいているところでございます。さて、御質問は、運動器具を備えたトレーニングルームの設置についてでございます。運動器具の種類はさまざまでございますが、現在の体育施設といたしましては、農業者トレーニングセンターがございますが、この施設ではトレーニングルームを設けるスペースを十分かつ安全に確保することは難しいと考えております。また、運動器具につきましても、専門の指導者による指導を受けなければ適切な使用ができないもの、危険を伴うものもあろうかと考えます。しかし、運動器具設置についての住民要望があるのであれば、どのような器具が必要で、それが安全にどういう場所に設置できるのかどうか調査し、今後におきまして検討してまいりたいと考えております。教育委員会といたしましては、今後におきましても、町と一体となって、町民のニーズに合った健康体力づくり事業の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いしたいと存じます。
質問 5番 工藤孝一
今、町民の健康体力づくりに、希望があれば取り組んでいきたいということでありますが、実はたしか三、四年前の止別地域の町政懇談会の折に、網走にトレーニングルームに通っているんだけれども、本町の小清水町にそういう施設はそろえることは無理なんでしょうかという御意見が出たやに伺っております。止別の青年の方々が、グループで通っていたけれども、最近はちょっと距離があるんで遠いと、やっぱり地元に欲しいというふうに先日もおっしゃっていました。ちなみに、小清水町から網走のトレーニングセンターへ行く場合と、小清水から隣の清里町のトレセンにあるトレーニングルームに通う方々、大まかに2つのそういったパターンに分かれております。清里町の利用されている利用者人数でありますが、年間およそ昨年度は6,580名、同じく近隣町村といいますか、若干遠いんですが、置戸町にもことしの3月にリニューアルオープンしたトレーニングルームがございます。そちらも、1カ月当たり500人から600人の利用。決して人数だけを見て判断するのが妥当かどうかはわかりませんけれども、どちらの町のトレーニング機器も、有酸素運動のランニングマシーン初め数台と、筋力トレーニング用のマシーンをそれぞれそろえております。やはり、特に指導する方は、両町とも北見市からの民間だと思うんですが、健康指導者を養成しております。ただ、残念なのは、厚生労働省管轄の資格であります健康運動指導士、この健康運動指導士というのは割とたくさんいらっしゃる。しかし、文科省管轄のトレーニング指導士についてはなかなか人数が少ないということのようであります。トレーニング指導士については、網走市教育委員会に常駐として、職員として2名いらっしゃいます。1人は管理職の次長さんであります。網走市においては、スポーツ関係の取り組みが盛んに行われております。お聞きしましたところ、トレーニング機器をきちっと理論的に理解した上で指導するということがもちろん絶対条件になりますというふうにおっしゃっていました。できるんであれば、自治体間連携で、指導士として年に一、二回行くことは、要請があればやぶさかではございませんというふうにもおっしゃっていました。そういった意味で、指導者をそろえるという努力とあわせて、町民の青年世代、シニア世代、ちょっと若干の高齢世代含めたそういうトレーニングルームを、やっぱり前向きに検討すべきだと思いますが、再度伺いたいと思います。
答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)
工藤議員がおっしゃるとおりだと思います。ただ、教育委員会といたしましては、今、指導員のお話が出ましたけれども、器具の設置についてはあくまでもやっぱり町民の安全というものを最優先しなければなりませんので、今、おっしゃっていただきました指導者との連携、うちは春トレ、秋トレ、北見からの業者からの派遣もありますので、今後、そういった人材を確保というか、常駐させることは予算的には無理ですけれども、そういったことも利用しながら、また小清水町で筋トレという部分で器具を利用して町外に通われている愛好者の団体というか、グループというか、そういった方々が、もしうちにそういった器具を設置したルーム的なものができたとすれば、そういう人たちで管理が果たしてできるのかどうか含めて、今後、前向きに調査をして検討してまいりたいと思います。以上です。よろしくお願いします。