清里町議会 令和7年第6回定例会 2025年9月12日
部活動の地域移行を受けてのわが町の取り組み方について
2025年9月12日、清里町議会の一般質問で、近藤博議員が「部活動の地域移行を受けてのわが町の取り組み方について」質問し、教育長 野呂田成人が答弁しました。
- 質問者
- 近藤博 議員
- 答弁者
- 教育長 野呂田成人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 近藤博
それでは、先に通告していました、当町における部活動の地域移行についての見解、方向性について質問をさせていただきます。当町における部活動の地域移行、地域展開についての方向性、問題点についての質問です。過去の一般質問で、一度、教育長に本町の考え方、取組についてお聞きしているところですが、文部科学省やスポーツ省の方針が変化していること、前回、取組中とお聞きしている部分のその後についてお聞きするもので、重複する部分もあると思いますが、お許しください。質問に先立ちまして、先日、札幌市で開催された吹奏楽コンクールにおいて、中学校吹奏楽部が22年ぶりの出場、三十数年ぶりの金賞を頂いたこと、私自身も大変うれしく、心から賞賛を送りたいと思います。また、生徒たちの努力はもちろんですが、指導者、父母など関係者皆さんが一致団結し、取り組んだ結果の快挙と考えます。部活動の持つ大変貴重な部分が含まれており、生徒たちにとって唯一無二の経験となったのではないでしょうか。さて、本題に入りますが、部活動の地域移行は現時点であまり成功事例がなく、国も方向性を示してはいますが、地域の実情を十分理解し、認識しているとは思いません。教員の働き方改革、各分野に専門性の指導者による指導など、その必要性は大変理解できる部分です。しかし、学校から部活動がなくなる姿が、本当に生徒たちによい結果となるのか、分からない部分が多くあります。清里町においても共通する課題ですが、放課後の過ごし方、部活動の実施時間の変化、子供に対する責任の所在、受皿となる団体の問題、長く継続できる指導者の確保と育成など、解決しなければならない事案が山積みと考えます。人口減による生徒数の著しい減少も大きな問題と考えます。学校単位での活動が難しくなることから、地域展開を進めると示されていますが、町内の枠では難しい場合の近隣町村との枠組みはどこまで進んでいて、可能性はあるのかについてもお聞きします。現在、一部で他市町村のクラブチームに入って活動している生徒と、これから地元団体で活動する生徒への支援はどうするのか。学校で部活動を行った場合、通学バスが利用できますが、指導者の関係上、活動が夜の時間に変化すると考えられますが、部活動の移動手段に対する支援の考え方についてはどう考えるのか。国は当面、地域移行は休日の部活動から進めると示していますが、現実は平日の活動が中心であり、休日の活動は一部分でしかないと考えます。前回の質疑で、清里町は一部の部活動を、現在、スポーツ協会加盟組織が担って活動しており、清里町における地域移行の一例とも考えられると回答を頂いているところですが、各団体は高齢化が進んでおり、末永く継続的に指導を担うことが可能か、先行き不透明な部分も考えられます。活動場所においても、トレーニングセンター、武道館などは老朽化が進んでおり、永続的利用に問題を考えるところです。部活動の地域移行の受皿と考えられる地域活動団体である清里町スポーツ協会や文化連盟の活動支援も、合わせて重要な部分と考えますが、どう取り進めるのかについてもお聞きします。また、本年、所管調査で研修させていただいた余市町のように、総合型地域スポーツクラブによる、清里町だけではなく、近隣町村との協力での受皿作り、専門職員を配置し、指導者登録・指導者の派遣、子供の送迎等まで担うことができる環境を整えるのも、一つの考え方として有効な案件と考えます。現在、進められている部活動の地域移行は、私見ではありますが、人口の多い都市部には可能な考え方だと思いますが、人口減が著しい郡部の町村の実情を考えると、大変厳しい政策と考えます。再度言わせてもらいますが、地域移行によって、長く改善されずにいた教員の働き方改革等の諸問題が解決されることは、大変重要なことと理解していますが、主役である子供たちが今まで経験できたことができなくなるのではないか、本当に不利益になることがないのか、危惧しています。清里町において、地域移行の最終完了年はいつと考えているのでしょうか。地域移行の最終移行先はどのように考えているのでしょうか。地域移行により起こり得る子供・父母の不利益が生じた場合、解消についての考え方について。以上のことを中心に、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 教育長 野呂田成人
近藤議員から御質問のありました部活動の地域移行を受けて、我が町の取組について御答弁を申し上げたいと思います。まずは清里中学校吹奏楽部のゴールド金賞、温かいお言葉、誠にありがとうございます。日々の練習に真摯に取り組み、仲間とともに音楽、これを通じて成長、努力がこのような形で身を結ばれたことに、私も大変誇らしく、うれしく思っているところでございます。指導に当たってくださった先生方や支えてくださった保護者、そして地域の皆様の御理解と御協力、それがあっての成果でありまして、改めて深く感謝申し上げますとともに、頂きましたお言葉、吹奏楽部の生徒にしっかりと伝えさせていただきたいと考えております。改めまして現在、全国にて進められております部活動の地域移行、地域展開につきましては、児童・生徒、ニーズの多様化や教職員の働き方改革が課題となりまして、国が平成30年策定いたしました運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインについて、検討会議の提言を踏まえ、学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方に関する総合的なガイドラインとして改訂され、今後はスポーツ、文化・芸術を地域全体で支える観点から、部活動の地域移行を地域展開に改称、改革期間を前期8年から10年度、後期11年から13年度の、計6年間に設定されたものでございます。これらを踏まえ、本町では昨年度より近隣町との担当会議、また、1市4町での統一的なアンケート調査の実施を行い、結果について常任委員会にてお示しをさせていただいたところでございます。本中学校の部活動、現在は野球部、陸上部、女子バレー部、吹奏楽部、美術部の五つが活動しており、以前は男子・女子バスケットボール、剣道など他競技もありましたが、生徒数の減少により活動の継続が難しく、現在の部活動数にて活動しております。現部活動の地域展開の動きとしては、吹奏楽部につきましては昨年度より、また野球部につきましては本年度より外部指導者を、会計年度任用職員として専門的な見地により指導を行っているほか、教職員の負担軽減にも寄与していると考えております。野球部につきましては、新チームより、隣町、斜里中学校と合同で大会に臨んでいるところでもございます。また、陸上部につきましては、本年度より平日部活動については教職員が指導し、土日は保護者がその見守りを行うなど、地域展開としての取組を試行的に進めているところでありますし、女子バレー部は複数顧問が引き続き指導を行い、現在の日曜日と水曜日を休養日、美術部は平日活動で以前と変わらない活動が続いているところでございます。御質問にも触れられています国としての方針が示されていることは、私どもも十分に理解しており、教職員の働き方改革や持続可能な部活動の在り方の観点から、一定の方向性が示されていることは、時代の流れとして受け止めておりますが、実施に当たりましては、地方の自治体が抱えております少子高齢・地理的要因を勘案し、単に国のモデルそのまま当てはめるのではなく、地域の現状に即した柔軟な対応が求められているのも事実でございます。御指摘のとおり、人口減少に伴う生徒数の著しい減少、小規模自治体の教育活動においても大きな課題であると認識しております。特に、多人数で行う競技や専門的指導や技術を要する文化活動においては、学校単位での継続が難しくなってきているのが事実で、一部の競技や活動において、近隣町との合同チームやクラブチームとしての運営が現実的な選択肢となっております。既に、道内でも複数の自治体が連携して部活動の地域展開を進めている事例があり、本町としても近隣町との枠組みづくりについて情報交換を継続して行っているところですが、各自治体の方針、それから財政状況など、実情が異なりますので、すぐに一律の形で進めることは難しい面もありますが、子供たちが希望する活動を継続できる環境づくり、柔軟な発想で連携を模索しているところでございます。現在、一部の生徒が他市町村のクラブチームに所属して活動していること、また、今後、地元団体で活動する生徒が出てくることについて、支援の在り方をどう考えるかという点ですが、以前の近藤議員、それから畠山議員の質疑、そして学校運営協議会の答申を頂いたところですが、全てを公的に支援することは現実的には難しく、我慢しなければならないこと、できないこと、そして負担しなければならないこと、これは確実にあります。第一義的責任を持つ保護者、こちらの負担をお願いせざるを得ない部分はあるかなと、正直考えているところでございます。特に、他市町村のクラブチーム加入での練習に伴う移動手段など、家庭の負担が大きくなりますが、私の考えとしては、保護者負担をお願いせざるを得ない部分かと考えているところでございます。ただし、経済的な事由によって、本来やりたい部活動を断念せざるを得ないという状況は看過できるものではなく、公的な支援が必要であると認識しておりますし、大会出場経費などは最大限の支援ができる新たな枠組み、財源の確保と公平性の視点も視野に、どこまでを支援対象とするかについて、今後明確に線引きをしていく必要があるとも、内部で話しているところでございます。また、将来的に部活動がなくなってしまうという懸念につきましては、地域展開が休日の部活動から段階的に進めるということから懸念されているのかと思いますが、現在のところ、平日の部活動につきましてはこれまでどおり、学校の課外活動として何らかの形で継続される見通しでありますし、地域指導者の指導可能時間帯が夜間の場合、活動時間も放課後から移行する可能性があることにつきましても、現にバトミントン、剣道など先進的な地域での活動は、保護者の送迎や見守りで活動されておりますので、課題や安全面対策など引き続き情報共有を図り、身近な先進事例として参考にし、進めていく必要があると考えているところでございます。今回、種々質問や御指摘を頂きましたスポーツ協会加盟団体の御協力や受皿、指導者の高齢化・後継者問題、管理協会事務局長の関わり、施設の老朽化など、地域移行・展開に、現場の声や支援の在り方、体制づくりに、大変参考となるべく貴重な御意見であることは十分認識しているところでございます。指導に当たってくださる方々の有資格の更新につきましても、これまで自己負担となっていたものの支援を検討し、指導者の育成にも力を注ぐことも一例として考えているところでございます。先進的な余市町総合型地域スポーツクラブや、オホーツクにおける北見型・門別型の取組につきましても、今後、課題等が見えてきますので、良い・悪いの両面を参考事例としますが、一定の条件が整っている都市部と郡部の町村においては、実現に向けたハードルが高いのも事実でございます。議員の思いと私の考え、細部詰めていきますと違いはあるかもしれませんが、子供を真ん中に置くという根本的な考え方は、何ら変わるものではないと確信しているところでもございます。年度を確定させ、支援内容を決めることは必須でございますけれども、一度決めた内容、柔軟に見直せることも変化する部活動には必要であることを念頭に、清里らしい部活動の在り方を現在進行中で進めていることを申し上げ、長くなりましたが、1回目の答弁とさせていただきます。
質問 2番 近藤博
十分、教育長の考え方、理解しているつもりです。今回の部活動の地域移行に関して、先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども、トップダウンで全く本当に現場のニュアンスが国に届いているのか、ちょっとハテナマークがつく部分がいっぱいあります。今、お答えを頂いた部分について、もう少し深掘りさせていただきますけれども、部活動の地域移行は、部活動の指導を地域スポーツクラブや文化団体などに移行し、地域が主体となって部活動を行う体制に切り替えることであり、背景・目的については、第一番目に、生徒の活動機会の確保、少子化による学校単位での部活動の維持が難しくなっており、地域が主体となることで、多様な種目の活動機会を将来にわたり確保できるとあります。続いて、教員の働き方改革、部活動の指導業務から教員を開放することで負担を軽減し、より専門的な業務に集中できる環境を作れる。三つ目が、地域における教育の推進、地域の子供は地域で育てるという考え方に基づき、学校と地域が連携して子供たちの成長を支援する新しい教育の形を目指すと、以上のことが重要な改革の柱であるようですが、全て大切な部分と受け入れられます。一方で、各分野において地域が解決しなければならない諸問題が数多くあり、その多くが地域任せのように感じております。部活動の地域移行先として考えられるのは現在あるクラブチームですが、種目によってはクラブチームがない場合が多く、あってもいろいろな部分での父母の負担が大きくなる可能性があります。特に清里町からは、活動場所が遠くになる場合が多いと聞いており、希望する子供たちが全てクラブチームに入り、活動することが難しいと言われています。また、指導者の考え方により、勝利絶対主義に偏った指導になりやすいと言われていて、教育上、考えられる部活動の良さが実現しづらいと言われています。次に考えられるのが、先ほども言いましたけども、近隣町村と連携しての地域型スポーツクラブの考え方ですが、一部、北海道でも先行事例として紹介されています。清里町近郊では各市町村での地域移行の進み方に差が出ており、各部分で足並みがそろえられるのかが疑問です。ハードルの高い諸問題を解決できるのであれば、一番メリットのある考え方だと思います。最後は、現在一部動き出しているスポーツ協会加盟団体や文化連盟加盟団体が受皿となる方法ですが、この方法も解決しなければならない問題が多数あると考えます。受皿となる団体は趣味の団体であり、その団体に部活動の指導を委託することの整理はどうするのか。夜の活動になる可能性が高く、送迎は全て父母任せとするのか。学校との連携はどうするのか。事故が起きた場合の責任の所在等、考えたらキリがありません。教員の働き方改革の実現で地域移行された部活動のはずですが、今度は受皿となる団体の指導者に時間的拘束・責任問題が生じ、新しい問題となり得ると考えます。指導者は全てボランティアを基本と考えるのでしょうか。子供たちにいろいろな経験をさせるためには、選択できる種目が数多くなくてはなりません。清里町には幅広い選択ができるほど、受皿団体が多くないと考えます。現在、活躍が注目されている吹奏楽をはじめ、美術部などの受皿をどう考えているのでしょうか。受皿が明確でない文化系や吹奏楽は行政の支援が重要と考えますが、教育長の考えをお聞かせ願います。1回目の質問と重複する部分もありますが、少し掘り下げた部分での回答をお願いしたいと思います。
答弁 教育長 野呂田成人
ただいまの近藤議員の再質問に、お答えさせていただきたいと思います。改めて、部活動の地域展開につきましては、教育の質の向上、そして持続可能な体制づくりの観点から、極めて重要な改革であると認識しているところでもございます。私も先ほどの答弁と重複してしまう部分があるかと思いますが、まず、生徒の活動機会の確保につきましては、少子化の進行によりまして、学校単位での部活動維持が困難になっている現状では、地域が主体となる中心となって、学校の枠を超えた、失礼しました。もう一度答弁し直します。まず、生徒の活動機会の確保につきましては、少子化の進行、学校単位での部活動維持が困難になっている現状ですが、地域が主体となる中で、学校の枠を超えた種目への参加など、生徒一人一人の興味や関心に応じた活動機会、これが将来にわたって確保できると考えているところでもございます。次に、教職員の働き方改革の観点から申し上げますと、部活動の指導・専門性を有さない教員にとっては、多大な負担となっている現状もございます。地域と連携することで、教員の本来の専門的業務に集中できる環境を整えることができまして、教育の質の向上、ひいては学力向上にもつながると期待している部分でもございます。そして、地域における教育の推進、地域の子は地域で育てるという理念の下、学校と地域が連携しまして、子供たちの成長を多面的に支援する新しい教育の形を築いていくことが求められているところでございます。本町の地域の方々、教育に関わることで、子供たちは多様な価値観、経験に触れ、より豊かな人間形成が可能になると考えておりまして、私も議員と同じく、とても大切な項目と捉えているところでございます。後段部分の御質問、ちょっと多かったものですから、答弁漏れがございましたら御指摘をお願いしたいのと、本当に全てが現在進行中で進んでいるところでございますので、御理解をお願いしたいなと思っているところでございます。御指摘のとおり、多人数で活動するクラブチーム、分布や活動場所、保護者負担、それから指導方針、地域展開に伴う課題は多岐にわたっておりまして、特に清里町のように地理的条件、受皿団体の数に限られている地域におきましては、子供たちが継続的に参加できる環境を整えることが極めて重要であると考えているところでございます。また、勝利至上主義、偏った指導への懸念についても、教育的観点から非常に重要な御指摘であると思います。それから地域移行後も、教育としての部活動の理念が失われないよう、私どもも注視しなければいけないところだと考えております。中学部活動の外部指導者、特別な資格というのは必須項目ではないんですけれども、体罰や接触での指導等の注意啓発、それから発達に応じた指導、リスク管理、これらの能力が必要になってきますので、指導者登録更新につきましては、民間の資格も考慮しまして、公的な支援策を講じたいとも、現在のところ考えているところでございます。近隣町村との連携につきましては、確かに差があることは確認しております。公益的な視点での協力体制の構築、今後の持続可能な部活動運営において重要な事項ですので、道内の先進事例を参考にしながら、情報共有、そして情報連携を深めていきたいと考えているところでございます。スポーツ協会や文化連盟などの団体が受け皿となっている場合の課題につきましては、やはり保護者同意での活動が基本となりますので、責任の所在など、現場での不安や疑問の声を真摯に受け止めまして、課題や安全対策の在り方を整理しまして、進めていく必要があると認識しているところでもございます。文化系活動の吹奏楽につきましては、現在のところ学校活動として、指導者も先生と外部指導者で勧め、活動自体、現在のところ支障はない状況でありますし、美術部につきましても平日部活動として活動されていると認識しておりますので、今後の方向性はしっかりと、学校や保護者と情報を共有して、持続可能な対応を図ってまいりたいと考えているところでもございます。最後に、部活動の地域移行・地域展開、教員の働き方改革と教員の質の向上を両立させるための重要な取組である一方、地域の理解と協力は欠かせません。やはり地域の声、丁寧に伺いながら子供たちにとって最善の環境を整えるため、引き続き努力をしてまいりますので、2回目の答弁とさせていただきたいと思います。
質問 2番 近藤博
今、2回目の答弁を頂いたところで、考え方はほぼ同じだと僕も思っているんですけれども、今後、地域移行されたときに、現状、うちの町が考えている方法でいくと、教育委員会が立つ位置、受皿団体と子供たちの間、学校、そのクッションというんですか、受皿としての教育委員会の立ち位置が非常に重要になってくると思います。今、教育長の答弁の中にありました、いろいろな障害を持っている子供たち、もしくは、そういう情報交換、指導者に対する一定の価値観の共有、その部分を教育委員会としてどのように今後捉えていくのか、この部分によって、この地域移行清里版がうまくいくかうまくいかないか、決定する部分もあると思います。また、指導者の部分の時間的拘束の部分ですけれども、他町村では基本的に時間1,000円から1,500円程度の費用を支払っているという話も出ております。その部分、うちの町としてはどういう取扱いをしていくのかも、先ほどの答弁の中にうすうす見えている部分もありますが、経済的な部分もあってなかなか難しい部分もあると思います。現状で推移できるのが一番いいと思いますが、その部分の、もしお考えがあるのであれば、再度お聞かせ願いたいと思います。また、学校現場、休日だけの移行で、現状ではそんなに遜色なく進みそうですよという教育長の答弁と思いましたが、現状では学校でやれる部活と地域が受けている部活の温度差がどうしても出てくる。現状では受皿団体任せになっている部分の、今後、教育委員会として地域移行に向けての模索を考えている部分があれば、お聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 野呂田成人
ただいま御質問いただきました教育委員会の立ち位置の部分ですけれども、今現在、先ほどもちらっとお話しさせていただきましたけども、管理協会の事務局長にも入っていただきながら、各団体ともお話ししているような状況でありますし、本当に進める上での課題、それからやってからの課題というのは必ず出てくるところでございます。そこのところで何が必要ですよというのは真摯に傾聴しながら、本当にどこまでできるかというのを決めなきゃいけないんですけれども、そこをしっかりとお話を聞く立ち位置、それから町としての考え方をきちんと伝える機関として、教育委員会としてやっていきたいなと、このように考えているところでございます。また、今後の受皿の考え方ですとか、それから今既存の部活動と、既に地域の方に担っていただいているところでは、ちょっと考え方が違ってくるのかなと思うところでございますけれども、何度も重複してしまうんですけれども、そちらに移行している部分を何か課題等がございましたら、本当に、先ほどお話しさせてもらったんですけれども、例えば審判資格ですとか、そういうのも絶対に必要になってくるところでございますので、そういう公的な資格の部分をどうフォローしていくのかだとか、その辺も含めた中でお話はしていかなければいけないのかなと思っているところでございます。それから、現在、将来的にわたってはまだ分からないところでございますけれども、今のところは土日のどちらか、それから平日の1日を休みということで、現在進めている、先ほど申しました女子バレーなんかはそのような形で進めているんですけれども、今後、その展開に変わった中の6年間で、また新たな枠組みというのも出てくる可能性がございますので、それらをしっかりと考えながら、部活動の地域展開に進めていきたいなというふうに考えております。それから、指導者の報酬の部分ですね。こちらの部分では、現に国のほうから補助を頂きながら進めている部分もありますので、それが今のところ補助の部分がございますけれども、どうなるかというところもございますので、その金額はこれから内部で協議しながら進めさせていただきたいと思いますし、御存じのとおり、教育委員会、予算の議決はやはり議会のほうに委ねるような形になりますので、町長とも協議しながら、全てにおいて議会とも相談しながら進めていきたいと考えておりますので、御理解を頂きたいと思います。
質問 2番 近藤博
十分理解しているつもりで、質問させていただいております。なかなか答えづらい部分、今後の未定の部分、先ほども言いましたけれども、基本的にやりながら問題点を精査していくという方法しかないことは、僕も十分分かっていますが、現時点でちょっといびつになっている部分を聞かせていただきました。今後、中学校の部活動は、先ほどの話にもありましたけれども、2031年をめどに休日の完全移行を目指していると。地域クラブは学校部活動とは全く別の活動になると示されています。繰り返しになりますが、休日の部活動は一部でしかありません。完全移行された後の学校の姿、地域クラブの姿、本当に重要なのは、子供たちが不利益を受けないのかという部分です。小・中・高と、学校生活の一部として部活動をしてきた私には、地域移行後の姿が想像できません。清里町が目指す目標とする姿、考え方、タイムスケジュール等をきちんと持って、今後、進めていくと思いますが、その部分、大まかでも結構なので、方向性があればお聞かせ願います。一番私が危惧しているのは、今回の地域移行によって、学校から部活動が切り離される、これは間違いない事実だと認識しております。そのときに、子供たちが運動、文化に対する触れる機会が限りなく難しくなり、現状、北海道が今、持っている問題の一つとして、少年の少子化による各活動の低迷があります。多分、よその地域に行くと、お店とか公共施設とかに何々少年団募集、何々クラブ募集という貼り紙が随所にあります。学校から離れることによって、なくなる可能性があるんだと、子供たちの選択肢ですね。その部分を十分踏まえて、今回の地域移行、清里は大丈夫だと思いますけれども、その部分を踏まえて、再度質問して、僕の一般質問を終えたいと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 教育長 野呂田成人
私も各お店に行くと、少年団ですけれども、貼り紙がいっぱいあって、子供たちの取り合いと言ったらあれなんですけれども、いろいろなところからの情報は、私も見ているような状況でございます。そしてただいま御質問いただいた件について御回答申しますけれども、中学校の部活動、国の方針で2031年目標、完全移行、これは議員がおっしゃるとおり示されているところでございます。議員御指摘のとおり、都市部と異なりまして、清里町のような小規模自治体、机上のコンパスで地域を割り振るような一律のやり方、現実的な課題が多く、明確にしているような状況でございます。さきの答弁等を重複して申し訳ありませんけれども、我慢しなければならないこと、そしてできないこと、負担しなければならないこと、これは本当に確実に出てくるのではないかと考えているところでございます。活動場所の確保、指導者の育成、保護者の負担、ルールを決め、将来にわたる不安、このルールを決めることで不安を払拭するということも十分理解しておりますし、これらを慎重に進めていかなければならないと、強く認識をしているところでもございます。重ねまして、現在受皿となっている地域クラブの整備につきましては、スポーツ協会、文化団体、関係団体との協議、継続的に進めております。指導者が御趣味というお言葉も先ほどいただきましたけれども、活動されている団体であっても、後継者づくりや指導者資格の取得・更新を含めた支援、こちらを行うことで、地域での安定した活動につなげていくことが可能であるのかなとも考えているところでございます。清里町が目指す姿、学校と地域が連携し、子供たちが安心して多様な活動に参加できる環境を整えることだとも考えております。そのためには、行政といたしましても、具体的な課題に一つ一つ向き合いながら、地域とともに歩んでいく必要があると思っているところでございます。そして、今後のタイムスケジュールになりますけれども、やはり国の示す2031年、ここを一つの目安としまして、地域の実情に応じた段階的な整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。最後になりますけれども、部活動、単なる課外活動ではなくて、子供たちの人間形成に深く関わる大切な教育の一環、これは議員と同じ考えであるかなと思いますけれども、地域展開、その本質が損なわれることのないように、責任を持って取り組んでまいりますことを申し上げますとともに、やはり子供を真ん中に、この思いだけは議員と同じであることを再度申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。
質問 2番 近藤博
最後にお願いをしたいと思います。今、教育長の力強い言葉を頂いて、一部安心しております。ぜひ、我が町の子供たち、不都合が起きないように、子供たちの活躍は、町民の活力になる部分が多大にあります。ぜひ、その部分をお願いして、私の一般質問とさせていただきます。答えは要らないです。