みんなの議会

清里町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月20日

公共交通の将来について

2024年6月20日、清里町議会の一般質問で、河口高議員が「公共交通の将来について」質問し、町長 古谷一夫が答弁しました。

質問者
河口高 議員
答弁者
町長 古谷一夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 河口高

それでは、一般質問をさせていただきます。公共交通の将来についてという大項目の中で、交通の質問は私にとって平成28年12月から昨年9月、地域交通の件でありますと4回目の質問、これが一番最後になるのかなという気はしていますので、しっかりと町長に回答いただきたいと思っています。質問に入らせていただきますが、全く一歩も進まなかった公共交通、地域交通、これは令和2年タクシー券の導入が最初、これはむしろ地域交通とともに高齢者の福祉事業の一環でもあった中、後期高齢者からのタクシー券送付ということだったので、一つは福祉事業の一環と地域交通に寄与することも十分ありますが、そういう理解をしております。また、昨年より運営協議会の下、取組をされていらっしゃったということが、これについては非常に評価したいと思っております。地域交通、このことは地域の価値をつくる重要なことと捉えております。まずその中の1つ目の質問ですが、しばらく当町で議論されていなかったと思いますが、JR釧網線の今後と町ができる取組についての考え方について伺います。JR釧網線はJR北海道が単独で維持困難な線区として2016年に公表され、沿線の自治体、市民団体はこの路線を活用した地域振興に取り組んで8年を過ぎ、沿線自治体は観光資源としての鉄道の存続、これ一点に向けられたのかなと理解しております。JR北海道も先日、豪華観光列車「赤い星」、そして既に発表された「青い星」の導入が2026年と報道されております。東釧路側の湿原観光資源、それとオホーツク海側の観光が注目され、当町はそれぞれの接続の中間位置にあり、そして車窓からの風景については非常に評価されていると、これも現実だと思います。列車で訪れず、観光客が地域にある観光スポットは駅からの2次交通が必要とされております。地域に興味を持ってもらう仕掛けが何より重要かなと思っております。沿線の我々傍観自治体ではない取組、何が必要になるか、JR釧網線への今後の具体的取組への考え方、JR釧網線の存続はいかに観光客を増やすかが議論されております。存続の重要課題だと思っておりますが、沿線住民の利活用が最も重要なことなんだろうと思っております。そのためのアクションプランが必要と考えておりますので、これについて伺います。2つ目、地域交通として通院ワゴンの実証実験が始まりました。町民の利用と理解が今後の課題と思われています。まだまだ一部の理解だと認識しておりますが、ただいろいろな意見もあります。その中で、実証実験中の町民からの要望・意見これを実証実験の終わり11月まで待つのか、そうではなくて、期間中でも必要であればその辺の中で見直しをしていくのか、その辺の考え方について伺いたいと思います。将来の交通手段として重要と町民は期待している、希望の持てることが重要と思っております。また、これは諦めない、町民がまだまだ良くなる、交通はこういうふうに町民、我々の意見を聞いて少しでも良くなってくるという期待感が非常に大事だと思っておりますので、交通問題は町民が非常に不安に思っていることの一つ、ただ、実際、実証実験に入ったときに、まだまだ理解が足りないということも事実であります。それぞれの意見はたくさん町民も持っておりますが、なかなかそれが表に出てこない、行動に出てこない、これも事実であります。運転のできない方は非常に不安に思っていて、まだ運転できている方はやはり他人事なんです。まだまだ他人事になっている。非常に大事なインフラと思っております。冒頭に言いましたが、この清里町の地域の価値をつくる一つと捉えておりますので、この考え方について町長の所感をお聞きします。とりあえず1回目の質問にさせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

ただいま河口議員より御質問いただきました公共交通の将来について、御答弁を申し上げたいと存じます。まず1点目のJR釧網線の今後と町ができる取組の考え方についてでございますが、JR釧網本線は御質問にあったとおり、北海道道東地域における広域の周遊観光の基幹的な路線であるとともに、都市と地方を結び、地域の産業経済と住民生活を支えている大切な地域交通の一つとして、河口議員同様、私も認識いたしているところでございます。また、清里町民にとっては町内に3つの駅が存在して、通院や高校生の通学利用など日常的な地域公共交通として欠くことのできない存在である、このように捉えております。御質問にあるとおり、JR北海道は平成28年11月に釧網本線を含む8つの路線について、当社JR北海道単独では維持困難な線区、俗に黄色線区として発表し、この問題に対処するため、私どもは沿線自治体2市6町によるJR釧網本線維持活性化沿線協議会、さらにはアクションプランの実行委員会を設立し、当町としてもこれに参画する中、現在まで活動を続けております。加えまして、オホーツク圏活性化期成会においても釧網部会として釧網本線部会及び石北本線、釧網本線合同部会が設置され、存続に向けての取組が継続的に行われているところでございます。当然、こうした協議会には町だけではなく議会からも議長がメンバーとして参画いただいているところであり、決して傍観自治体という立場ではなく、町、議会ともに主体的に存続に向けた取組に向き合っている、このようにぜひ御理解いただきたいと存じます。こうした中、釧網本線については議員御指摘のとおり、観光の線区としての特性、これをさらに発揮していくという存続のための方向性や戦略を打ち出す中、協議会や期成会、専門部会での議論を経た中、JR北海道と連携し、これまでも特別な季節限定の列車「ノロッコ号」や「流氷物語号」、「SL冬の湿原号」、「サイクルトレイン」の運行など、観光客誘致に対して積極的に事業の展開が図られている最中でございます。清里町としても、令和5年度においては振興局とタイアップし、沿線自治体とともに列車で巡る地域魅力発見ツアーを実施してきたところでございます。今後、御質問にあったとおり釧網本線においても、豪華列車、ラグジュアリークラスに位置付けられた列車、釧網線については「赤い星」が運行されるとの報道もなされているところであり、こうした動きをしっかり注視しながら、現実的には残念ながら、なかなか地元の利用を伸ばすことは困難性が伴うところでございますが、観光の先駆として、加えて現在トラック輸送を含めて物流等の問題も大きく惹起してございますので、物流の今後の流れも視野に、存続と活性化につながる取組を、協議会や沿線自治体と連携しながら進めてまいる所存でございます。先ほども述べたとおり、清里町民にとって釧網本線は生活路線であり、過去に廃駅という形の中で緑駅の関係について一方的に報道がなされているわけでございますが、町の立場で申し上げれば、その存続に向けしっかり対応するとともに、通学・通院などの生活路線としての機能が維持できるよう、町の財政負担も含めながらJR北海道と協議を行ってまいりたい。このように考えております。なお2次交通の必要性につきましても御質問いただいたところでございますが、極めて重要な課題であると、このように認識してございます。広域移動における2次交通の課題の取組につきましては、特に東北海道観光振興機構などを中心にこの道東エリア一円における展開、こういったものを国の補助や支援を受けながら、バス事業者等の参加の中で展開されてございますが、町内におけるJRと連動した2次交通の在り様は、現段階では非常に困難性も伴うのではないか、このように考えているところでございますが、現在進めているデマンド型の地域交通、こういった中での可能性、それから広域連携の中での可能性、そういったものを一つ一つ課題を抽出した中において、どういう形であれば対応が可能なのか、そういった視点での検討は進めさせていただきたい。ただ、現実的には現時点における生活路線としての維持、それから2番目に御質問頂いた地域内におけるデマンド、こういった形においては病院・通院の関係を中心として、現段階においては取り組まざるを得ない、このことについてもぜひ御理解を賜りたいと存じます。続きまして、2点目の地域公共交通としての実証運行が始まり、今後の町内交通の取組の考え方でございますが、昨年設置した地域公共交通活性化協議会での議論や協議を経て、まずは小清水赤十字病院へ向かうドア・ツー・ドア方式の移動手段が必要であると結論付けられたことから、今年度より何度か河口議員からも御提案を頂いていたデマンド型という形で、通院ワゴンの実証実験運行を試験的に始めたところでございます。実証実行にあたっては、町民の皆様に御理解いただくとともに御利用いただくことが最重要でありますことから、運行前には町民の皆様に対して緑・札弦センター及び生涯学習センターで説明会を行い、延べ45名高齢者を中心に御参加をいただいたところでございます。御参加いただいた皆様からは非常に好意的な声を頂いた一方で、当然でございますが、運行日や路線区域の拡充の声や、実証試験後の継続的な運行など、運用に対する多くの御意見と御要望を頂いているところであり、今回はまずできることから動き始めるというスタンスで試験運行を始めることとさせていただきました。この実証運行を最初の入り口として、持続可能な地域交通の確立を皆様とともに作り上げていくことを目指してまいりたい、このように考えてございます。質問にあったとおり、この内容の充実については試験運行と並行しながら次の手立て、こういったものを打てるような形、スピード感を持って事務的には既に検討を進めているところであり、それに必要な予算についても今定例会で一部補正提案をさせていただいてございますので、御理解を賜りたいと思います。法定協議会の協議を経て策定した清里町地域交通計画においては、高齢者も輝ける街を支えるための生活交通の形成を基本方針として、その実現に向けた3つの方向性、快適な生活を送るため必要な医療サービスの提供に寄与する通院の足の確保、持続可能な公共交通の確保、より快適により安全に町民の移動を支える町内交通や広域交通の展開を示させていただいております。また、この方向性に基づく個別施策として、今回の小清水日赤通院ワゴン運行実証事業を含め8つの具体的な施策に取り組むこととしているところであり、着実な施策の実行に向け、しっかりと進めてまいりたいと考えてございます。なお、持続可能な地域交通を確立していくためには、我々町行政だけではなく、当然町民の皆様の御理解と御支援が必要不可欠であることは言うまでもありません。今後においても意見交換の場を継続的に開催し、町民の皆様にとってより良い地域交通の構築に向けて取り組んでまいる所存でございます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 5番 河口高

釧網本線の認識については十分理解しております。町、町長そして議長ともにこのJR問題については取り組まれている。これは今回、古谷町長と前中議長、新しくこの釧網線の部会に参加されているんだろうと思います。ただ、一番最初にこの8区間のことで前町長、議長ともにずっと毎月やってきた。結局何年たっても何も一歩も進んでいない、何も変わっていない、この現状も今、部会の中できちんと認識して進んでいっているのかどうか、この辺を含めて報告はありますけれども、それが進歩しているのかどうかはなかなか我々、町民にとっては理解していない。でも、結果的には釧網本線は観光に特化して生き残れるんだということだけは、一つの道筋だろうと思っています。ただ、それと我々町民がこのJRをどう利用するかということは、やはりちょっと、雰囲気が違うんだろうと思っております。釧網本線のアクションプラン、2018年7月に取り組み、2019年度より5年間というアクションプランが国土交通省から出ています。この中の一つ一つの中でどう進んだのか。残念ながらコロナ禍がここのほとんどでなかなか進んでこなかった。本当にリセットという問題が今話題になっていましたけど、本当にリセットされて新しくこの釧網本線が、どういうふうに生き残っていくかということが必要なことなんだろうと思いますし、常に釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園、知床国立公園につなぐ路線で、網走オホーツク海の一円では網走国定公園になりますか、この辺の風景、観光については、釧路釧網線の価値というのは、十分理解されていることは事実。ただし、我々2次交通の充実が不可欠ですという町長の話の中の2次交通の取組、ここに私たち清里町はしっかりとどんな形で、いくら言ってもやっぱりなるようにしかならないというこれは事実なんでしょうけども、少なくとも我々中間にいる清里町がどうこのJR釧網線に発信するかという、見える化が必要なんだろうと私は思っています。そして地元が、1日4往復、そのぐらいしかないJRですけども、やっぱりあってよかったと享受できることも大事なんですけども、ただ我々が将来を描ける中の一つには、駅舎の清掃だとか花壇だとか、JRを大事にしていくということ、見える化していかないとだめなんだろうと思っています。今、駅の環境についてはボランティアの方が一生懸命やっていただいています。花壇のこと、ただ、一時期から見ると、やはり町の温度差は従来よりも少ないと私は感じます。先ほど町長が3駅と言いました。緑駅・札弦駅・清里町駅、これについてもやはりボランティアの部分に大きく依存している部分があります。しっかりと後方支援、そのボランティアに対する後方支援をしっかりやっていただきたい。中間位置にある我が町がどんな形でこのJRに取り組むかということについて、今の環境の問題を含めまして、何か手法を町長が持っているかということについて、質問させていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

まず釧網線の考え方でございますけれども、それぞれ8年間、1回目の監督命令が発出した後、まさしく新型コロナの感染拡大の中において非常にその取組が、アクションプラン自体が停滞した、そういった中で今回、国土交通省、国としてもさらに2回目の監督命令という形の中で、その影響があったことによって評価そのものができないだろうという国の考え方、したがって今回JR北海道に対して約1,000億円を若干超える金額を3年間投入する中、最後のチャンスとして新たな改善計画をしっかり地域の沿線自治体と一緒になって作っていっていただきたい、そういった形で進んでいる。釧網線全体の協議会も、または関係省庁との取組も決して前向きに取り組んでいただくわけではなくて、やはり新型コロナという予想しがたい要素によって非常にそのアクションプランが立ち遅れてしまった。これは事実として、歪めない事実としてあるのではないか、このように受け止めております。そういった中において、先ほど河口議員より観光という話が出ておりますけれども、先般初めて北海道庁が黄色8区線のうちにおいて3つの区線、具体的には富良野線、釧網線、花咲線根室本線ですけれども、この3つにおいては観光の波及効果が非常に高い、具体的に申し上げますと富良野線で年間170億円、それから釧網線で110億円、花咲線で50億円、合わせて3路線においては観光に特化することによって年間で約330億円の波及効果がある、そういった資産を初めて公表した状況にございます。そういった中において、コロナ禍が明けて輸送密度も若干ではございますが令和5年度釧網線においては、令和4年度が300名を割っていたものが356名まで回復してきている。こういった状況。その主体はやはり観光ではないか、このようにJRも、また北海道も、また協議会の我々も評価しているところであり、そういった内容をしっかり受け止めた上でこの3年間、JRとしての経営改善計画と並行しながら沿線自治体としての利用の取組ですとか、さらには観光として使う場合の内容のグレードアップですとか、そういったものをしっかりやっていこう、そういった流れになっていくことは間違いないところでございます。具体的な方向性として、すでに当町も取り組んでいる自転車のトレイルトレイン、残念ながらまだこれは弟子屈・川湯止まりでございますが、釧路から入ってきているそういったものもオホーツクのほうも含めて走らせられないか、こういったこの3年間の中の課題で既にスタートしてございますが、一部は小清水までのシートゥ、カヤックで海に来てその後JRを利用して、シートゥサミットという形の中の事業の中でも釧網線の取組を行っているだとか。現在さらに環境省が進めているロングトレイル、こういったものをつなぐ場合について釧網線、当町の3駅も含めて一期だけであるわけにはいきませんので、そういった使い方も今後、釧網線と当町の3駅についてもあるのではないかと。様々なそういった方向性が打ち出されておりますし、私個人としてもやはり小学生や、保育所・幼稚園、修学旅行や見学旅行、そういったもので使ってみるだとか、現在スポーツ少年団等サイクリングをおこなっていますけれども、町独自のサイクルトレインというような使い方もあるでしょうし、緑町のダウンヒルは観光協会等で、そういった町の素材ですとか現在取り組んでいる広域的な動き、こういったものと連動する中において何ができるかということについて、当面は検討の余地がある、このように捉えております。さらにボランティア関係についてのお話もありましたとおり、花の駅長さん制度、自分が担当課長時代に取り組んだ事業でございます。確かに取り組んでいただく方には非常に頭が下がる思いです。現在も清里町駅を中心にしながら、長年取り組んでいただいており、ただ、メンバーの高齢化とかそういったもので大変非常に厳しい状況にもありますし、一時は高校生も積極的に駅舎の花壇の関係をやっていただいた。そういった経過もありますので、やはり地域の人たちが関わることによって利用が高まったり、綺麗であったり、そこに写真が飾ってあったり、メッセージがあったり、そういった町民のぬくもりが伝わっていくような形での取組、これはやはり継続的に必要ではないか。そういった意味で、行政側の関与が少し薄いという御指摘もございましたので、その在りようについてもしっかり検討させていただきたい、このように考えてございます。2次交通の関係、その受皿をどう作るか、非常に頭の痛い問題であって、現実的には現在の対を主体とした部分についても、今やっとスタートしたところでございます。しっかりと視野に入れますが、まず段階的なステージを踏んでいかなければ実効性が担保できない、こういったことでもありますので、その点については十分御理解いただければ大変幸い、このように考え答弁に代えさせていただきます。

質問 5番 河口高

今、観光については、なかなかこの釧網線を当町はこれを力にするというのは非常に難しいことだと認識しております。お話にあったロングトレインがどういう形になるか、JRを利用してくれた方に特別な招待状か何かがあるだとか、何かしないとなかなかそれのメリットは出てこないんだろうと思います。釧網線の観光については、これはやはり釧路、網走、斜里、この辺の観光地含めての働きになって、なかなか当町独自のことというのは非常に難しいことなんだろうと理解した上で、その中でちょっと気になったことについては、網走、知床、オホーツク海側、それと釧路からの摩周、川湯側は文化、経済圏が大きく異なり、行き来する地元住民もほとんどないというフレーズがウェブ上で清里町の町から発信されている。そのために何をうちの町がするかということではなくて、「なかなかうちの町には」という捉え方が気になりました。これについては、しっかりとこの町の観光について、この釧網線について、釧路と網走、文化圏が違いますよというだけのコメントではなくて、ぜひ清里にという言葉がやはり大事なことなんだろうと思ってます。それと、ここ清里という名前の中で、清里町駅という「町」がついた看板というのは全国でもないんだろうと思いますし、この看板の補修等、しっかりこの辺も取り組んでいただきたいなと。これは民間でなかなかできる問題ではないので、これは町長にぜひお願いしたい。これからは、この清里町がJRについて関心を持っていますよというアピールが僕は非常に大事なんだろうと思っています。その中で私が一番最初のJRの問題のときに、その時点でも今でもそうですが、釧網線に乗ったことのない子供が現実にいるんですね。当然、不便なそこに親も乗る必要がないと子供も乗っていかない。この中で、先ほど町長からありましたように、小さな子供たちが隣の町、あるいは釧路、そちらでこの移動のために使っていく、それを広報する。町がJRを利用しようという広報をすること、これも非常に大事なことなんだろうと。JRにとってプラス利益になる、そんなことではなくて町がJRを意識しているんだよという広報が、非常に僕は大事なんだろうと思っています。もう一点、苦言を言わせていただくと、何年か前に、釧路とこちらの間の道路、土砂の流入で長期間止まったことがありました。その時に釧路の向こう側は走って、こちらは斜里から網走間は走っている。どうして清里に来られないんだっていうふうに駅で尋ねると、「町からの要望ありません」と、この一言がありました。ですから、やはりうちの町はしっかりとJRにお願いすること、JRに協力してもらいどうやって使っていくのか、今の子供たちだとかいろいろなアイデアがあると思いますので、ぜひその辺も含めていただきたい。駅の問題、駅を大事にするということ、先ほど清里町駅のことがありましたけど、ボランティアによって非常に綺麗に保たれている、これも事実であります。ただその中で、残念ですけど緑駅、高齢者タクシー券事業をやると清里までいつも通ってくれていたお年寄りが必ずいたんですが、それはタクシー券で間に合うわけだから駅を使っていかないと。これも現実の問題なんだろうと思います。その辺の兼ね合い、非常にここの町がJRを大事にしてますというアピールをまだまだ必要だと思っています。いろんな知見をしながらどうやってアピールするかということについて、再度町長に、そんなに財政支出をしないでやれることってたくさんあると思いますので、もう一度しっかりとこれは取り組むということをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 町長 古谷一夫

多岐にわたって御質問いただいたところでございますが、文化経済の交流の関係で行き来がないというようなそういった発想でやっているというのはまずいというふうに捉えております。特に観光等を含めた分で、東北海道ですとか、もっともっとある意味ではインバウンドも含めて、広域的な視点の中でそういったものを発信し展開していく、もうその時代に入っております。そういった中で、しっかりその辺の情報の発信がもしそういった形でされるとすれば、従来の課題として捉えた場合と、今後の方向性としての整理と、これはきちんと分けて区分けして発信していくことも必要ではないか、このように考えておりますので、広域的な連携、さらに強化しぬくことの必要性と、決して根室釧路圏、それからオホーツク圏が文化とか交流で遮断されてはならない、特に当町の釧網線は両方にまたがっているわけでございますから、そういった考え方、それから今動いているいろいろなアクションプログラムもそういったことを前提にきちんと動いているわけですから、その辺を考えた方向性を町としてもしっかり打ち出していきたい、このように考えてございます。それから清里町そのものがJRに対する関心が薄いという、鉄路に関する関心が非常に極めて低いというようなお話もございましたが、駅の看板等についてもしっかりとその辺がまずいという形、状況、現況確認の中でJRのほうとはかなり頻繁に、先日も知床斜里駅の駅長が交代したりしていますけれども、また釧路支社とも頻繁に情報の交流を行ってございますので、しっかりそれぞれの立場で連携してやること、町としてできること、JR北海道に頑張っていただかなくてはいけないことも含めながら取組を進めてまいりたい、このように考えてございます。子供たちの利用等を含めた、そんなにお金をたくさんかけなくても町民がこの鉄路、JRをしっかりと自分たちの共有財産として、地域の共有財産として、長年愛してきたんだよ、それが見える化ということが非常にこの時代大事になってきていると思います。個人的な話になりますけれども、私も孫が来たらJRを使って斜里まで行ったりとか、子供が小さい頃は釧路まで行ってプラネタリウムを見たりとか、学びの素材として、地域を考える素材として鉄路というのは非常に重要だというふうに思っています。鉄路の中には、この地域の歴史がいろんな部分で反映されている、このように考えてございますので、その学びの場としての体験の場としての鉄路、JRの利活用、これは町の立場でも教育委員会等と連携しながら、しっかり今後の大きな研究課題とさせていただきたい、このように考えてございます。それから土砂流入等の関係、これは事実関係がこの場で分かりませんので、私のほうからは答弁は差し控えたいと思いますが、いずれにしてもしっかりとJR北海道、それから沿線町村関係機関と連携しながら、この釧網線含めた部分が将来存続していく方向性、それから緑駅につきましても既に来年の3月31日云々という問題提起もJRのほうから具体的にされておりますので、近々その具体的な内容についてもう一度JRと協議した上で議会のほうにも御報告させていただく中、町としては存続させていく方向性の中でしっかりと進めていきたい、このように考えておりますので御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 河口高

観光の中ではやっぱりインバウンドがJRを使う率で非常に高いということがでてきていますので、そのためにも、どうやってこれをうちの町が吸収するかということは、やはり2次交通の問題が、先ほども町長がおっしゃったように大事な部分。問題は使う使わない別として、きちんとした2次交通が構築されているということ。ですから、時間的だとかそういうことではなくて、きちんとした仕組みができているということが大事なことなんだろうと思います。いざそれを使うという観光の方が来られたときに、きちんとそういうことに対応できるということが大事なことだと思いますので、その辺を含めてJRについては2次交通ということをしっかりと早急に考えていただきたいと思います。2次交通の先が、先ほどいわれました公共交通になります。これはみんなで地域交通をつくる、高齢者だけではない、どうやってこの地域交通を拡大、そして維持していくかということは、やはり使う使わない別として町民みんなの理解が必要なんだろうと思っております。先日、特に感じたことを説明しますと、私が高齢者講習の際、感じたことになります。本当にこのときに、高齢者の方がやはり講師の言っていることがうまく伝わらない、聞こえにくい、本当に非常に大変だな、こういう方が同じように運転で出てくるということを考えたときに、大丈夫ですかという声の中で、「私はしっかり免許がないと困るんです」と。やっぱり高齢者ってそこなんだろうと思いました。免許がないと困る現実がそこにあるということです。ですから、一方的にあなたはやめなさいということにはならないんだということも思いました。そのためには、きちんと町が最低限の、免許返納しても健康面とあるいは生活面の最低限の仕組みができていなければ、やはり免許返納というのは非常に難しいだろうなというのはつくづくその場で感じました。できる限り安全に乗ってくださいという講師の一言。現実にその方が十分に対応できる公共交通整備がされていれば、安心して免許返納、もう危ないですからできますよとなるけど、うちの町はまだそこまで行ってない現実もあります。ただタクシー券の拡大ということでは、そういう面ではやはり助かっている部分が非常にあるんだろうと思いますが、ただし70歳、75歳、高齢者が優遇されている制度であります。町民みんなが、全て高齢者しか交通に不便を感じていないのかというとそうじゃない。やはり町としての仕組みを早くに構築していただきたい。その中では今回車を確保されるということが出てきましたが、非常に良かったなと思っています。とりあえずの実証実験だからとりあえずでいいということじゃなくて、しっかりとその中に取り組んだ一つのことなんだろうと思っています。さらに、この車をどうやって動かすかというのを実証実験の中で、さらにこの2次交通にどうやって向き合うかということも大切なことだろうと思いますので、2次交通のJRから離れて、町民がより快適に使うための仕組みをしっかりとスピード感を持って作っていただきたい。この計画のスケジュールがもうできているんだろうと思いますが、もう一度町長の方からこのスピード感について、確認させていただきたいと思います。

答弁 町長 古谷一夫

それでは、河口議員の御質問にお答えしたいと思います。2つの御質問がちょっと混在しているというふうに思っておりますので、まず一つは観光に関わるJRとの2次交通の関係についてでございますが、最初の答弁で申し上げたとおり、あれもこれもできれば一番それ越したことはないわけですけれども、現実的には仕組みだとかシステムの立て付けを考えた場合について、御存じとは思いますけれども、人的なものの確保、さらには物的な車両、それから情報発信等、情報を設けてこうったものを立て付けの中でしっかりやっていけなければなかなか難しいというのが事実でございます。そういった中で、自分の今現在の考え方としては当然、法定協の中の地域公共交通活性化協議会の中でしっかりと議論をしていただいて、8つの方向性を示していただいて、その1つ目としてのまず小清水との関係について、日赤の関係についてスタートさせていただいた。そういったことを前提に考えた場合については、やはり生活支援、この8つの生活支援、まずこれをしっかり構築していくことを優先事項として、その発展型の中においてさらに議員から御質問のあった観光等を含めた2次交通、これがどういうふうに織り込むことが可能なのか、こういったことをしっかり並行しながら検討研究をさせていただきたい、このように考えてございます。現実的な今の人的な確保、国のほうでは今ライドシェアの関係どんどん動いていますが、いまだ規制緩和の関係についてはそんなに緩い形になっておりません。したがって我が町における小清水日赤への通院のワゴンについても、福祉有償制度これは従来の制度を使ってやっているわけであって、その辺もやはり今後の国の制度の在りようだとかどういった形で人的なもの、物件的なもの、それから情報をしっかりアクセスしてさらに発信して伝えていくかという、そういった立てつけ、システムの在りようみたいなものを考えた中において、まずは生活支援、そしてその発展型の中においてJR等を含めた観光を含めた2次交通、こういった順序が必要ではないか、このように考えておりますので、その点は当町における力量、そういったことも、ぜひ御理解いただいた上で進めていきたいというふうに思っております。また、ハイヤー券の拡大という形の中で御質問あったとおり、交通弱者と言われる方々は高齢者・障がい者のみならず広くいらっしゃることもの事実ではないかというふうに思っております。手法論が分散していくと、なかなか今進めている通院ワゴンもご利用いただけないという矛盾、それからJRの利用も減ってくるという、非常に制度上の矛盾も現実的に生じてくる。そういった中で先ほど申し上げたシステム、立て付けの構築、これを少なくとも今年来年の間においてしっかりと構築していくことが必要ではないかというふうに自分としては捉えておりますが、この事業そのものも生ものですから、決して人と、先ほど言った物とお金、情報がしっかり組み合って初めてある一定の形ができる。ただ、形ができるまで何もしないのではなくして、進化させながらやっていく。そういった柔軟な手法論を、従来の行政手法というのは一定のシステムと立て付けを決めて、この中で全て決まってから動かしていくという手法論をとっていましたが、現実的にそういった手法論では町民の方の課題解決になかなか時間がたってつながっていかない。先ほどJRで8年かかっているんではないかという御質問いただいた、その二の舞になりますので、そういったことが生じないような形の中で地域公共交通の取組については進めさせていただきたい。ぜひ御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 河口高

今年来年のという、非常にスピード感を持ってやっていただけるんだというふうに思いました。このことは同時にやはり町民が理解する交通、本当に将来のために大事だよと思っているけども、それをやはり自分事として捉えるように町民に発信していくということも非常に大事だなと思うんです。私は自治会の中で、お年寄りがこう言ったときに、「せっかくあるタクシー券をどうして使わないの」だとか、「こうやって使ったらどう」「ぜひ使ってください」という働き、なかなか持っていても使っていない部分もありました。でも町民もやっぱり使うこと、使っていかないと次の段階に進まないんだっていうこともやはり理解していかなければならないんで、少しずつ町民に、みんな少しでも使ってもらって、さらにそこから進化していくんだっていうことも常に発信していただきたいなと思っています。使って初めて次の段階に行くっていうことを、やはり町民も一緒に理解していかないと、ここの町の交通はなかなか進んでいかないと私は思っております。それともう一つは民間でできることの中で、例えば今の民間でできる許可だとか登録を有しない方法もゼロではない、仕組みとして制度が変わったこともありますので、民間が実際、会員制度を作ってその中でガソリン代と経費だけを負担すればできるという、きちんと許可なくできる仕組みもあります。この辺は本当に商工業を含めて、夜間8時以降は車が動かない、このときに町が、民間が、少しでもどういう仕組みができるのかということも、やはり許可なくできる方法の実証実験といいますか、これも一つあるのかなとは思っています。これは商工会含めて本当に必要だとしたら、民間でどうやって先に行政が仕組みづくりする前にどうやってやれるのかということも一つかなとは思っておりますが、この辺含めて、町の価値を上げる、地域の価値をつくる、改めて一つでもここの町がこういうことでいい町ですという価値を一つでもつくることを、やっぱり一つずつ積み重ねていかなきゃいけないのかなと思っております。交通についてはやっぱり安心、先ほど町長が言われましたように安心で安全、これはもう一番、大事なことになりますので、その辺も含めて今年度、来年度の中でしっかりと構築できるということを、再度もう一度確認させていただいて、最後の質問に入らせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

町民の利用を促進して仕組みというものをしっかりと進化させる、これはおっしゃるとおりだというふうに考えてございます。特にハイヤー利用制度がスタートしたときの考え方としては、ハイヤー利用制度を拡大しようという考え方ではなくて、あくまでもつなぎ事業だよという形を、何回も何回も、私も議員でしたからそこで質問をさせていただきながら、自分の立場では逆に今、河口議員の立場で質問したという形を今思い出しているんですけれども。そういうふうに捉えていき、やはりしっかりとした新しい仕組みの中で、制度の中で、町民の方がワゴンデマンド、ドア・ツー・ドア、こういったものを気軽に利用できるような仕組みのしっかりとした構築、これがやはり最優先的な課題である。そのためにはやはり、あれも欲しいこれも欲しいもできないというこの事実についても、きちんと住民の方に説明責任、理解を頂く場を作っていきたい、このように考えてございます。さらに民間にできることは、そういった力を地域の価値を高め価値を作っていくという話がございましたけれども、現実的に商工会を含めて夜のハイヤーの運用等、私は議論されたというそういった話は一切聞いていません。町では非常に真剣に議論しています。やはり地域活性化のためにはどういったことが必要か、そして今ライドシェアの制度だとかいろいろな形が出てきていますし、登録制度の関係だとか二種免許を持たなくてもできる制度も出てきている。そういった中でやはり、地域全体の一つの事象だけで捉えていくのではなくて、午後からも一般質問があろうかと思いますけれども、全体地域等を俯瞰した中において、そういった経済行為だとかいろいろなものをどういうふうに作り上げていくかというときには、それぞれ民間は民間として、既存団体は既存団体として、行政は行政としてきちんと責任を負えるとか、あるいは社会的責任を負うという、その気概がなければ前に行かない、これが非常にうちの町にとってこれから重要になってくる。特に若い人たちがこれから入ってきていただけるとすれば、さらに地元の若い人たちがこういった制度の中に参加しようとすれば、旧態依然としたその意識の中では積極的に参加をしていただけないだろう。そう考えたときに、もう1回そういったところのしっかりとした平場での揉み合い、こういったものも行政も入りながらしっかり取り組んでまいりたい。このように考えておりますので、その点についても併せて御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 河口高

先ほど柏木議員からの一般質問の中にありましたように、この町が稼げる、やっぱりそこにいろいろな建物があり人口がある。その中で、町の中でどう稼ぐかという仕組みの中、これは本当に空き店舗だとか、話題が交通から離れますけれども非常に大事な部分。しかし、そこは住んでいる場所とその町との間のつなぎはやはり交通が、やっぱり非常に大事な部分になりますので、ここもやっぱりスピード感を持って、行政が全部、今のお話のようにやることではないけれど、仕掛けはやはりしていかなければいけないだろうと。どういうふうに仕掛けをしていくかという中、それと後方支援ということも、やはり経済力、その辺については非常に貧弱な部分がありますので、その辺は行政の財政支出の中で後方支援が必要だなと思っていますので、ぜひその辺も含めて検討いただきたいと思います。先ほどもありました2019年に国土交通省の高齢者の移動手段の確保の検討資料の一番最後に、賛美歌の項目が何項目かありまして、その2項目だけをちょっと披露させていただきます。球根の中には花が秘められ、さなぎの中から命は羽ばたく。過ぎ去ったときが未来を拓く。過ぎ去った一つの行政区切りがあって、新しい行政になりました。1つが去った時にまた新しい取組ということ、同じことをやっても町民には新鮮に見えます。しっかりとこの辺は町長が、やはり発信力を持ってやっていただきたいと思います。私の最後の質問事項になります。よろしくお願いしたいというのは、しっかりとこの地域交通については最重点でやることがたくさんあると思いますが、目に見える、町民にとって過去にないことが目に見えることが非常に大事だということをぜひ認識していただきたいと思います。最後にその答弁だけ頂いて、私の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 古谷一夫

もう幾度か申し上げてございますが、しっかりと未来志向で行政の当然理事者としてのリーダーシップ、こういったものを自覚しながら、必要な町民の皆さんの活動を支える後方支援、こういったものを作り上げていくそういった考え方、覚悟で、残された3年間町政に邁進させていただきたい。地域公共交通の在りよう、これもここ何年も議論はされてきたが、なかなか一歩を踏み出すことができなかった。そういった中で、職員も含めて法定協議会の設置も含めて議会の御理解を頂く中、やっとその緒についたという状況でございます。まだまだ課題が山積するわけでございますが、しっかりと町民の皆様、議会での議論を受け止めた中で進めさせていただきたい。このように考えてございます。以上、答弁とさせていただきます。

出典:清里町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月20日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる