みんなの議会

清里町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月16日

地域公共交通の構築について

2017年6月16日、清里町議会の一般質問で、河口高議員が「地域公共交通の構築について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
河口高 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 河口高

それでは、町長の方に伺います。地域交通網の構築について伺わさせて頂きます。まずこの町の人口減少が進む中、高齢化も進み、最近高齢者の事故が多く報道され、やはり他人事でないという声が非常に多くなっております。将来に不安を持っている方、既にもう免許を返納されている方が日増しに多くなっています。高齢者が不便と感じる条件として200mあるいは500mを超えると非常に不便という統計が出ております。清里を取り巻く環境はどうなんだろうかと思ったときに、清里一円、町の人口集積を見たときに周辺を歩きますと、清里は周囲大体5キロで人口集積が納まっている状態。非常にそういう面ではコンパクトな町になるんだろうと。その中で200mあるいは500m以上歩かなきゃならない、商店街まで出なきゃならないという方の数というのは、ある程度限られてくるのかなとは思っております。そういう面では清里町に住んでいる部分には非常に便利なコンパクトな町だと私は思っておりますが、歳をとってきた時に中心商店街まで歩くまでに500m超えるところもかなりあります。この現実に町の交通網がどのようになっているのかというと、公共交通としてはJRがあります。そしてバスがありますってなっていますけども、実際は通学バスの時間帯であります。JRの存続問題もある中、地域内の移動は大変やはり重要な課題だと思っております。この交通手段、交通移動、商店街との行き来、そして病院あるいはイベントの参加など交通手段のない町民は大変不便を感じている方も多くなってきております。今後ますます高齢化が進んでいく中での地域交通の取り組み、これはまさしく町長が掲げている「この町に住んで良かった」ということへの取り組みの1つだと私は思っております。この地域内交通をどのようにどういう形で進んでいくかということについて、まず第1点伺いたいと思います。あと先ほど行政報告の中で、JRの今後についてということについても、将来この地域交通はまさしくJRとどういうふうに連携をとるか、非常に大事な部分になると思いますので、あわせて答弁お願いいたします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの河口議員の御質問にお答えを申し上げたいというふうに思います。地域公共交通の構築についての1点目の交通手段のない住民のための交通政策について、その考え方とどのようにいつ進めるのかという関係でございます。御案内のように自動車の運転に不安を感じる高齢者の皆さんが、交通事故から自分そして他人を守るために運転免許証を返納する動きが全国的にも広がってきております。清里町でも、ここ数年で数10名の方が自主返納をされていると伺っているところでございます。町としてはこういうような状況を受けながら、自動車の運転に不安を感じる高齢者の皆さんが自家用車に依存しなくても生活ができるための移動手段の確保、そしてそれらに対する支援施策を講ずることは急速に高齢化が進む中で大きな課題となっているものと認識をしているものでございます。つきましてはこれら対策については実態とタイミングを計りながら、今後充分に検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。またどのようにいつ進めるのかということでございますが、先ほどもありました釧網本線の存続問題を含め、さらに町民の皆さんの各交通手段の利用実態の現況や交通事業者の意向も踏まえ、そしてまた社会的な課題であります人口の減少、さらには高齢化の進展などの状況の把握を的確に捉えていく中で時期のタイミングを計り進めていかなければならないものと考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。次に御質問の2点目でございます。JR問題についてその方向性と考え方でございます。基本的にJRのこの問題については、活性化期成会の部会の中でそれぞれ作業を進めているところでございます。その作業部会の中間報告の中にもこれらとあわせた地域交通体系の計画の策定が打ち出されておりますので、全体のJRを含めた広域的な部分については、そうした対応の中で方向性を見出していきたいというふうに考えているところでございますので御理解をいただきたいというふうに思います。なおそれぞれの具体的な部分としての地域のさらに細かい部分で公共交通網のあり方につきましても十分に今後検討を加えていきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。以上申し上げ答弁といたします。

質問 3番 河口高

今答弁いただいた中については、12月にJR問題等含めまして答弁いただいている内容と全く同じ回答であります。私はなぜ再度この問題を取り上げたのかと言いますと、地域交通というのはつくり上げるために数年あるいはかなりの日数がかかる。頑張って理解を得て進めても、最短で2年はかかるんですね。2年以上かかる事業をこれから考えます。この地域の交通網はそれから先あと何年という話になります。私たちは、交通が明日走らなきゃならん、あるいは今年度中に走らなきゃならん。2年かかるっていう現実の中で、実際町民がどういう交通体系を要望しているのか。いろんな条件の中の現実を統計とらなければ何もならない。ただ交通の形をつくれば良いという問題でなくて、あくまでも住民が必要とする中で、要するに清里町のモビリティーをどうつくるのかっていうことが非常に大事な部分なんだと思います。今回この再質問させていただいたのは、今どういう形でやるか、方法論としていろんな形が出てくるんだと思います。ただし議論をするにあたって、非常に大事な情報を得る。あるいは今すぐと言いながら、どのぐらいかかるのかという年数を考えた時に、将来どうしてもこの地域の中に最低こういう交通網をつくりたい。意向だけを真っ先に行政長が思ってくれないと先に1歩も進まないんであります。ですから、何とかここの交通網として、清里町は地域支援の交通網はどんな形が良いのかということについて、しっかりともう一歩踏み出していただきたい。私はいつどういうふうにやるのか、あくまでも住民がどういう形の交通が欲しいんだということが非常に大事な部分になります。行政がこういう交通をあてがえました、どうぞ使ってくださいでは済まないんです。我々は責任を持って交通をどうやって使っていくかを住民ともに考えていかなきゃいけないことだと思っております。この生活支援交通、今言われている清里のモビリティーをどういうふうにつくっていくのかということについてはいろんな考えがありますが、清里町のコンパクトなところ、それと緑、札弦、新栄、上斜里、江南、この距離を考えたときに清里でどんな交通が考えられるかと。やはりデマンド型、ドアtoドアをどういうふうにつくっていくのかということなんだろうと思います。決して大きい車は全く必要ない、ただし使う方が便利でどういう交通が便利なのかということは,事業者も当然必要ですし、行政、町民ともに協働で担う議論をまず一歩進めなきゃならない。1歩進めなきゃならないということはもう既に始まらないとあっという間に2年。これをどうやって形づくるかっていうためには、やはりそういう情報を収集する時間が必要になってきます。もう一度この一歩を踏み出せることが出来るのかどうか、町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの御質問でありますが地域公共交通網の形成計画の関係であります。本件については、平成26年地域公共交通の活性化に関する法律が改正になりまして、その中で地域の交通網の構築の課題が出されております。これの背景となっているのが、やはり人口減少、少子高齢化との関係で交通事業者が維持できなくなってきているというようなことを踏まえた中で、今後の体系をどうしていくんだという部分で議論された部分でございます。その中において、計画を策定するにあたっては地方自治体や事業者や利用者が一体となって進めるべきであるというふうに示されておりますので、当然そういうような方向性を持ちながら策定に入っていかなければならないというふうに考えているわけであります。ただし現状の中では26年に法改正以前のやつもありますから、事業者に対する支援方策をどう打つべきかの材料としての計画の策定であったわけですが、今回はそうではなくて自主的にどう考えていくかという部分の法改正であったということを踏まえながらやっていかなければならないというふうに考えているわけであります。まだ現状として全国でも数件しかまだ計画が樹立されておりませんし、北海道も1けた以下、片手にまだ入っていない状況でありますから、市町村とも動向を見極め、内容を見極めている最中ではないかなというふうに思っているところであります。そうした中で清里町における公共交通網の関係であります。1つはJRの釧網線が3市街そして釧路、網走と続いております。そしてもう1つは路線バス、これは緑線がスクールバスとの兼ね合いの中で運行されております。そしてもう1つはスクールバス、上斜里、向陽、江南方面それから小清水清里間、高校生の乗る分を含めたスクールバス、そして一般事業者が行っておりますハイヤー事業等が清里の中でありまして、誰でもこれを利用できるようにスクールバスについても一般町民の同乗も許可されておりますので乗っていくことができるという体制になっております。ただしこれらの公共交通網については、実施される運行本数が決まっておりまして、時間も特定に決まっております。それから停まる場所も決まっておりますから極めて使いたいときにすぐ使うという自由度はかなり低いだろうというふうに思っております。そんなことから、大半の方々はそれぞれの自家用車で交通の確保をされているというのが実態ではないかというふうに思いますし、特にJRが調べた清里で通学以外で乗られている方々の人数からいっても極めて少ないというのも実態ではないかなというふうに思います。こうした実態を考えていけば、その具体論としての展開を考えた方が早いのかなというようなこともございます。先ほど、お話がありましたようにこの計画かなり急ぐと2年で通常のペースでいくと3年位かかると言われておりますから、3年間の時間とお金といろんなものを考えていったときに我が町独自のコンパクトな部分での施策のあり方をこの交通網体系というのも、いろんな部分での制約があっていろんな調査をしなければできないことになっていますから、それとは別な考え方でどうしたら住民の皆さんの足を維持確保することができると、またそのための支援施策はどうなんだという、そういうコンパクトなものに置きかえて実施ができればというふうにも考えておりますので、これらについてもご理解を賜りたいというふうに思います。また先ほどありましたデマンド方式というのはまさに場所と時間を選ばない電話をかけて使いたい時間にみんなでシェアすることになりますけども、来ていただいて目的地まで運んでもらう、極端に言えばハイヤー・タクシーと同じ役割を形態を変えてやるという形でありますので、そういうような方策についても、果たしてこの地域でやっていくことができるか、事業者がしっかりと確保できるかどうかも見極めていかなければならんというふうに考えているところであります。以上であります。

質問 3番 河口高

今答弁のありました交通手段、現実にはそれぞれの車の移動がほとんどだという、これが現実であります。私の望むところは、この車が今後非常に高齢化とともに不便になるんだと。むしろ車に頼らない交通網をどうやってつくるのかということについてお尋ねしているわけですけども、その中で言われました交通、バスについても私もいろいろ乗ってみました。これは本当に普通の生活あるいは買い物に使える時間帯であるのかというと全くそれは使えない。これはもう現実であります。特に前回12月の時にも出していただきましたけども緑線については、1年間乗車率0が現実の話なんですね。江南他についても多少人数はありますけども、やっと2桁になるぐらいの人数しか使われておりません。ここに2千400万かかっているわけですけども、あくまでも通学バスという観点から、それはもうやむを得ないことなんだろうと思いますが、いかに住民がそれを上手く使えるかということについては、やはり時間の制約はありますから、これ以上途中に路線ダイヤを増やす以外には使えないんだろうと思っております。答弁の中にありました活性化法については何度か改正されまして26年以降、大きな部分では市町村といった部分から道が入ってくるようになったんですね。道もこの中に支援していくっていう形をとられてきました。27年の中で基本的にこの活性化再生法の中の目的という中、ここに一番大事な部分があるんだと基本理念に基づいて地方公共団体は基本理念に則り交通に対し、適切な役割分担を踏まえ、自然経済そして施策を策定し及び実施する責務を要する。そしてこの目的の中ではやはり住民の日常生活あるいは社会生活の確保、活力ある都市活動の実現に向けて促進することが重要なんだと。これは活性法の中で何度も改定しながら住民の足をしっかりと捉えてくださいということが書かれております。特に9条の中で交通に関し経済的、社会的諸条件に応じた施策を制作し、そして先ほどありましたように2年以上かかる訳ですから、やはり出来上がるまでにどんな交通が必要なのかと言うのに、町長十分理解されているんです。ですから今やらないと、3年先のことを今一歩踏み出さないと、これは1年先、2年先にいったらさらにまだ先の話になるんです。いま一歩進めることが大事。これがもう非常に大事なことなんで、何とか一歩進める工夫をしていただきたいというのが私の切実なお願いになります。いつ、どこにと言いながらもこういう言い方非常に合わないのかもしれませんけれども、要するにこの町の自己完結できる部分はやはりかなり難しい、生活、我々町民が生活物資の中でも充てんされてない品目はかなりあります。医療についても緊急医療はやはり近隣市町にゆだねる部分もかなり多くあります。こういう町の中でやはり移動手段である交通というのは非常に大事なことだと私は思っております。近隣との接続。人々が出会い、どうやってコミュニケーションをとるのか、人は町の中に集まってこないとコミュニケーションがとれていかないんだろうと思っていますので、商店街を含めた交通のあり方というのを今一歩進めないと、先に不便を被る人がどんどん累乗的に増えていくことになりますので、ぜひ一歩踏んでいただけるということを早急にやっていただきたい。この交通について、もう一度答弁いただければと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいま御質問いただきましたように地域交通網の確保というのは極めて大切な課題であるというふうな認識はしっかりしているところでございます。ただ状況的に先ほど一番最初にありましたように清里は極めてコンパクトな町づくりがされておりますので、そういう中において鉄道もあり、時間帯が難しいと言いながら路線バスもある、スクールバスもある、ハイヤー事業者もいるという中で何とか今までクリアをしてきたという状況であります。ただここへきて人口が減ってきているというのも実態でありますから、事業者が極めて厳しい状況に陥っていく可能性があるというふうに思っておりますし、最も代表的なのがJRであります。そういうようなこともありますから、それらの部分をどう地域と住民の方がなんだかんだ言っても用意しても乗ってもらわなければならないわけで、いつか乗るぞ、あった方が必要だぞというやつはほとんど理解ができない形になってまいりますから、そこら辺をどれだけ地域の住民の皆さんが真に活用していただける体系はきちっと組むことが出来るのか、せっかく時間と労力とお金をかけてつくったものが、ただつくっただけで終わらないようにしていくための構築をするというところから始めないとだめではないかなと私は思っております。そんなことから先ほどちょっと申し上げましたように、国で言っている方式というのはものすごい時間と労力かかりますので、我が町に合うコンパクトな施策としての取り組みの仕方を考えていければなというふうに思っているところでございまして、決して時間がかかるからまたお金がかかるから、地域交通云々の法律に基づくやつは、うちは一切関係ないんだということでなくて、うちに合う樹立の方法を検討させていただければなというふうに考えているところであります。以上であります。

質問 3番 河口高

今答弁いただいたことは全く私も同感であります。どんな形にしてもどうやって使っていくのかということが非常に大事な部分ですから、果たしてこの町にどうやって活かすかというためには、町民からの議論が大事な部分なんです。ただし町がどう議論されても知りませんよではない、将来こういう町というか、この清里町の生活支援のためのモビリティーをどうつくります、こういう交通をつくりたい、みんな議論して欲しい。この一言で町長始まるんです。一歩が始まる。皆さん議論してくださいっていうことから始まるんですね。そしてここからどういう形をつくっていくのかであります。ですから、そのための地域交通、要するに清里のモビリティーはこうですよと、全国に発信できる、コンパクトだからできる交通網というのは必ずあるんだと思います。車はありますけども、わざわざ出してこなくても、この値段でさっと行って来て戻りましょうといったときに、上手く使える交通、これは住民の知恵とアイデアを踏まえた中で、どんな形があるかということをまずは情報とともに住民とともに考えなきゃいけない。将来は清里のモビリティーはこうやってつくりたい、地域の交通網をつくっていきたいんだよという町長の発信一言が一歩踏み出しなんです。そこからどういう形になるかというのはそれからなので、一歩踏み込みますということをぜひ検討していただきたいと思っております。それと先ほどのJRの問題になりますが、この地域交通が構築できなくてJRの存在はあり得ないんです。JRの一番の欠点は何かというとそこの駅に行かないとそこの交通に乗れないんで、まさしく我々はいつどこでも自由に運べる車を選んだんです。交通手段としてこれはいつでもどこにでも行ける交通手段を選んだんで、鉄道はどうだったのか、そこの駅に行かなきゃいけない、決まった時間に行かなきゃいけない。これでは不便だからだんだん車を使うようになったわけです。強いてこの乗らないJRを存続しますよっていうことの意義については、私は問題があるのかなと思っております。いろんな形で報道されています、社会資本として残していきたい。社会資本ってどうなんですか、これだけ経営が無理ですって言われたところに税金を投入していくわけです。この税金を投入していくことが、社会資本なんでしょうか。これはちょっと違うんだろうと思います。私もいろんなシンポジウム関係はすべて行っているつもりでおります。すべて存続の意向であります。どこの会場もほとんどが存続です。あれば良いという議論で、どういうふうに残すか、その利活用についての方法という議論はほとんど無いです。しかも道路財源があるんではないかなとか、人の懐と言いますか、人の財源をあてにして存続していくような声が当たり前に報道もされていますし、出ています。これは全く違うことなんだろうと。いずれにしても、JRの存続については、私どもの町の中がJRをどうやって上手く使うかという地域交通があって、初めて利活用になってくるんだろうと思いますので、JRの問題については、まだまだいろんな方向性があると思いますけども、まずその地域交通とJRとのリンクについて町長の考え方を伺います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただ今の御質問でございます。まず1点目の地域公共交通のあり方についての議論でありますが、基本的に先ほどから申し上げておりますように国で示した公共交通網形成計画は、時間と労力が大変膨大なものを要しますので、それとは違う清里らしい部分としてのコンパクトなあり方についての取りまとめを考えていきたいなというふうに思っております。そんな中で当然そういう形で進めていくとなれば地域住民の皆さんや具体的な事業者にも当然入っていただきながら、この地域としてどうするんだというまとめをしていかなけりゃならんというふうに考えておりますので、これらについての対応を今後いつからするんだということについては、これから内部的にもじっくりと考えていきたいと思っていますが、いつまでも放置することなくタイミングを見ながら計っていきたいというふうに考えております。それからJRとのその交通体系の考え方でございます。JRだけでなくてやはり公共交通ということになれば、当然路線バスもそうですが路線が決まり、停まる場所も決まるということになってまいります。ただし公共交通の最もJRの場合は、町外にもそれぞれこのアクセスを使って利用していくことができるというのが最も便利なところでございます。そんなことを踏まえて、これらをどう活用していくかということになっていくわけですが、当然駅まで行って駅からの交通網をどうするかと。これが今度コンパクト地域の計画にどうそれを反映させていくかということになってくるんだろうというふうに思います。その中で今回のJRの部会においても、この公共交通網の形成計画をあわせて、広域的な角度から取り組んだ中にJRだとか路線バスだとか地域のハイヤーだとかタクシーだとか公共的な事業者をどうそこに参画をしていただけるかと、そういう計画を策定していきたいということで、今課題取り組みの中に盛り込まれておりますので、それらを尊重しながら進めていきたいなというふうに考えているところであります。以上です。

質問 3番 河口高

私が今、一番主張したいのは駅っていう動かしがたい場所があります。当然乗る方はそこに来なきゃいけない、降りた方は目的地にどうやって行くか。この降りた時の2次交通、航空機なんかを入れたら3次交通になりますか。この部分ができなくて存続っていう話にはならないということです。今そこにJRが存続します。存続は先で地域交通は考えていきますでは順番が違うんです。地方こそ地域交通をしっかり構築し、その中でJRをどう使っていくかということは大変重要な部分になっていく。やっぱり地域交通については、その時期を見て全く僕は論外の話だと。今JRとともに地域交通をまっ先に構築していくんだという、そのために一歩踏み込むということが一番大事、その中でJRをどうやって生かしていくか。JRについては6月2日のNHKを見られていたと思いますが、この中でやはり6割が乗らない人なんです。6割が使わないと答えているんですね。月に1度だとか週に何回を入れると7割~8割がJRには期待してないというのが数字で出てきているわけですね。この使わない路線をどうして残していくのかっていう中で、よく観光という選択肢をいろんな方が謳われております。そうしたら観光ってどのぐらいこのJRに寄与しているだろうかといった時に、果たしてそれは正確な数字というのはなかなか出てきてないのも現実なんだろうと思いますが、清里は、特に通過型の観光の中でJRを利用した観光というのは全くゼロに等しいんだろうと思います。まさしく駅に降りてもどこへ行くにも交通網がありません。是非ここのJRを生かす前に地域交通がなければ何もならないという現実だけは踏まえてJRの問題を取り組んでいただきたいんです。JRの中で先日貴重な意見がありました。御紹介しますと「現状維持は衰退の道と心得なさい。」というのが1つあります。理論と納得がなければ支援はやっぱり不可能ですよということで、これは住民が残してほしいという気持ちが何より重要なんですということなんです。廃線ありきも存続ありきもダメ。必要なのは地元のニーズにあった交通ネットワークの再構築なんですよ。これが最後に一番大事な部分だと言われている。ですから今先ほどからずっと声を大きくして言うのは、地域交通に一歩踏み込まないとJRの存続というのは順番が違うんだよということを、ぜひ念頭に置いて、何とかこの辺をどうやってやるかで、非常に1つはこれがすべて進めるにあたりまして行政担当者の熱意で決まるんだよということもひとつ、これは全国いろんな形があるんですけども、行政担当者の熱意で始まることですということは、まず首長が一歩交通について真剣に捉えていただくかどうか。ここが非常に重要な部分になりますので、このJRの存続の前に地域交通とともに、JRについて検討したいんだという話をもう一度答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほど来の話でありますけれども、今回の中間報告の中には、地域交通網の形成計画を踏まえていきますよと。これは残すための手法を一緒になって考えようということで、盛り込まれているところでありますので、これはただしJRを中心とするこの地帯における交通網のあり方をその中で模索するということであります。個別の部分は、町民の方々の足を守るというのはまた次元の違う話で持っていくということ、それは各町村が考えていく話になっております。その中で先ほど申し上げましたように、地域の住民の足だけで我々は考えていかなきゃならん。その時には国でいう交通網の形成計画ではなくて、やはり我が町独自のコンパクトな計画にしていきたいということが、先ほどの答弁でありますのでその辺についてもご理解を賜りたいというふうに思います。私としては基本的に、この清里に住まれている今住んでいる方々の足を、生活の足をどう確保するかと、これが第1に考えているところでございまして、当然全体的な発展計画の上からいけば産業構想だとか観光だとかいろんな部分がその中には絡んでくるわけでありますが、それは第2次的に考えていかなければならないだろうというふうに思っております。全体として、それらを上手くミックスして、この釧網線がオホーツクから太平洋側に抜けていく、本当に貴重な路線だと思っておりますので、残っていける方策が取れてくれば最もベターな形になるのかなというふうに考えているところであります。以上であります。

質問 3番 河口高

JRの問題については、非常に難しい綱引きの部分が今後出てくるのかなと思っていますが、今のまますべて残していきたいという議論は非常に問題が多いんだろうと思います。その中でどう選択をしていくのかっていった時に、問題になる路線を抱えたこの町の中で、1つにはしっかりとした地域交通をつくって、うちの町はこういう交通網であります。JRがなくても近隣の交通に繋ぐための交通網をしっかり持っておりますということでJRとのスタンスがあるべきなのかなと思います。何とか残ってほしいということじゃなくて、その前に私どもが網走まであるいは近隣町までの交通をしっかりと持てる工夫の選択肢を持たないとだめなんだろうと思っておりますので、是非くどいようですけども清里のモビリティーをどうするか、町民がこの町の中で暮らしていくためにどういう交通が大事か、この交通が商店街の問題にも大きく作用しますし、この町に住んで良かったことの第1条件の中に交通という非常に大きなウエートが僕はあるんだろうと思います。人を運ぶだけではない。それこそ商店街の中にどうやって住民の必要なものを届けていくか。この辺を融合しながらの考え方だとかいろいろあると思いますので、町民のいろんなアイデアを貰える議論のする場をつくる前の情報収集として、JRも兼ねた交通網をどんなことでつくって欲しいんだという住民の意向を聞く機会を何とかつくっていただきたい。これが最後の質問で終わらせていただきます。以上です。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

地域交通網の関係であります。基本的に河口議員が質問をされた内容十分に理解をしながら進めていかなきゃならんというふうに思っておりますし、また当然町民の方々が日常生活に支障を来すということになれば大きな課題になってまいります。買い物だとか、医療だとか実際的につかっている部分または名目的な部分もあります。こうしたものも含めて本来の意味でどうあったら良いのかという議論はしっかりとやっていかなきゃならんというふうに考えております。ご質問にもありましたように住民の声を真摯に聞いた中で、どういうような方法でまたどういう形の中でいつ進めるかと、これについては少し勉強させていただかなければ、この場での発言は控えさせていただきたいというふうに思っておりますが、いずれにしてもこういうタイミングの中で何らかの方策を考えていく時期に来ているということについては、しっかりと認識をさせていただいておりますのでよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。ただJRの関係については中間報告が出されておりますから、全体的な課題の中で、広域公共交通網としてどう生かしていくか。これらについてそこの議論を待ちたいと思っておりますし、我々もその一員として努力をしてきたいというふうに考えているところであります。以上であります。

質問 3番 河口高

最後に1点だけお願いして一般質問を終わらせていただきますが、当然地域の中でタクシー券だとかいう、対処療法もありますけども、この町のモビリティーのきちんとした将来を見据えた交通網のことを検討していただきたい。そしてこの地域交通については先ほど答弁ありましたように、コンパクトの町で交通網というのはつくりやすい条件にありますので、ぜひその辺のことを踏まえて前に一歩進んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いして一般質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいま御質問の地域交通いろんな課題があることは事実だというふうに我々も理解をしていることでございます。特に交通手段のない高齢者の皆さん方の日常の足をどう確保するか、それに対する支援策をどう考えていくかと、これから重要な課題になってくると思っておりますのでそこらへんも踏まえながら大所高所進めてまいりたいというふうに考えておりますのでご理解をいただきたいというふうに思います。

出典:清里町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月16日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる