清里町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月21日
人口減少と地域活性化について
2016年6月21日、清里町議会の一般質問で、伊藤忠之議員が「人口減少と地域活性化について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤忠之 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 伊藤忠之
改めまして、伊藤忠之でございます。まずは4月14日に発生しました九州熊本地震で、被災されました方々に対しまして謹んで心より御見舞い申し上げます。それでは先に提出しております一般質問通告書に従い、清里町の人口減少問題と地域活性化について町長に御質問させていただきます。ここ近年地方の疲弊により、全国的に、地方創生が叫ばれている中、我が町も清里町まち・ひと・しごと創生総合戦略を昨年度作成いたしました。日程的にも十分な時間的余裕がない中で、この総合戦略を作成していただいて推進委員の方々、並びに職員の方々に対しまして改めて感謝と敬意を表します。この清里町まち・ひと・しごと総合戦略とは、清里町総合計画に示されている町づくりのテーマや基本目標を基に人口減少の問題対策に特化した施策や事業を数値目標とともに示す計画であると、ここに謳っているところでございます。このことからもわかるとおり、地方創生に取り組むにあたり最重要課題は人口減少問題をどのように改善していくのかということだと私は思っております。また、その改善策が自ずと地域の活性化につながっていくと私は考えております。町長は、この清里町における人口減少問題をどのように捉えているのか。また具体的な政策をどのように考えておられるのか。さらには、そのことが地域の活性化につながると考えているのかをお伺いいたします。以上、私からの1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今の伊藤委員の御質問にあります、人口減少問題と地域活性化に対する町の考え方についてお答えを申し上げます。御案内のように、本町における人口については、昭和35年をピークに今まで減少が続いております。またあわせて少子高齢化も進み、今後もこの傾向は続いていくと考えております。こうしたことから、清里町における今後の人口減少・少子高齢化へ対応するとともに、住みよい環境を確保し、将来にわたって豊かで活力のあるまちづくりを推進するため、先ほどもありました昨年10月清里町まち・ひと・しごとの計画を策定したところでございます。あわせて、この段階で清里町の人口ビジョンについても策定をさせていただきました。また昨年は第5次の清里町総合計画の中間年度でございまして、後期5ヵ年に向けた計画もあわせて策定をさせていただいたところでございまして、今後の5カ年における清里町の活性化に向けた方策、将来についての計画を定めたところでもございます。総合戦略に掲げておりますのは4つの項目がございまして、1つには「安定した雇用の確保」そしてもう1つは「新しい人の流れをつくる」さらに「若者たちの結婚・出産・子育ての夢や希望をかなえる」とそして4つ目は、「地域間の連携を強化する」と、これら4つの基本目標を踏まえた中での総合計画で具体的な対応をしていくべきものということでの計画の策定であったわけでございます。そしてこれらの具体的な施策を展開するために今年度新たに総合戦略の課目を設けた中での予算編成をさせていただきました。この中には、従前から実施をしてきたそれぞれの施策事業、さらには今回の総合計画。そして、総合戦略であらわした新たな施策とこれらを含めて計上させていただいたわけでありまして、総額1億3千700万を超える予算の計上を見たところでございます。新しい事業といたしましては、出産のお祝いに関する部分、また不妊治療に関わる支援の関係。さらには民間の賃貸住宅の建設促進にかかわる支援の関係、そういうもろもろで新規12事業を掲載いたしました。また従前から進めております様々な施策それらを合わせますと37の事業をこの予算の中で計上させていただいたところでございます。人口減少が進んでいく中で、これらの事業を含めて町全体の施策が地域の活性化にしっかりとつながっていくように、今後も清里町の活性化に向けた取り組みを積極的にこうした事業を通じながら展開をしてまいりたい。そのように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上申し上げ、1回目の答弁とさせていただきます。
質問 1番 伊藤忠之
今、町長の方から丁寧な御説明があったわけですけども、この人口減少問題、町長もとても重要な課題だと認識されていることが解りました。また町としても新規で12事業、また従前と合わせて37事業さまざまな具体的な施策を行っていくということがわかり少々安心したところでございます。この人口減少問題に対する施策を考えるときに、最終的には大きく分けて移住定住の対策とまた出生率及び長寿対策この2つが私は大きな柱になっていくと思っております。その中でも今回は、移住定住対策に特化して再質問させていただきます。この清里町は、町長からの御答弁の中にもありましたが、出産、育児、子育て支援や教育支援などの若者に対する支援。また高齢者や障害者などの生活弱者に対する安全、安心の確保に関する支援など、町民にとって住みよい町になるために各種さまざまな施策を行っております。このような施策に対し、町民の方々にお聞きしましても安心して生活できるとの意見が多く聞こえてきておる状況でございます。このことに関しては大変喜ばしいことなのですが、実はこの施策などを広報紙やまた町のホームページ等に載せてただ広く周知を行っているだけでは、町外の方々に移住定住に向け、この町の本当の良さを伝え切れていないと実感させられる出来事が実は今年の冬に私はあったわけでございます。この清里町において、町内のさまざまな方々の協力のもと昨年度2回グリーンツーリズムとホワイトツーリズムのモニターツアーが実施されました。私はホワイトツーリズムの方で参加協力をさせていただきましたけれども、そこで出会った明治大学の教授や学生たちといろいろな意見交換ができ、大変良い経験をさせていただいたと思っております。その後、学生たちからモニターツアーに関するアンケート調査が送られてきまして、ここにちょっとそのアンケート調査があるんですけれども、ちょっと一文抜粋していきたいと思っております。まず20歳の学生からの意見ですけれども、この方、清里町にホワイトツーリズムで来られて、いろいろ移住定住されている方々が何でこの清里町に来たんだろうという疑問を、もともと清里町が良いなと思っていたみたいですけども、どこにその最終的に決断をしたのかということを疑問に思ったそうです。でその方々に聞いてみたときの文がいろいろちょっと書いてあるので、お話させていただきたいと思っております。他の都府県から移住してきた方々に個人的に質問をしてみた。なぜ「清里町に移住しようと思ったのですか。」返答に共通していたのが、「もともと清里町に何回か来ていてここに住みたいと思ったから」である。答えを聞いたとき清里町ってすばらしいなと感じた。何回も来るということはそれだけ多くの魅力があるんだと。この方こういうこともおっしゃっております。「皆さんはお気づきになっているでしょうか。町の方々の笑顔が素敵であること。町に関する質問をしたら、大半の方が具体的数字を交えた形で、答えが返ってくること。町全体が温かい。住んでいる人が町のことをよく知っている。これは当たり前のことではありません。自分の町の魅力は物だけではなく人にもあるのだと気付いてほしいです。」またこの方は22歳の学生さんですけども、この方も披露させていただきます。「清里町の何が一番よかったかと考えるとそれは人である。清里町についてから出会う人すべてが魅力的だった。全員が温かかった。清里町の人は活力にあふれている。また、この場所に来たいと思えるのは清里町の町に魅了されたから。もうひとつは清里町の人に、また会いたいと思ったからである。」このような大変うれしい感想といいますか、アンケートをいただいている状態でございます。今回は、このホワイトツーリズム7人によるアンケート調査だったわけでございますけれども、この清里町の良さについて皆さまざまな意見が確かに書いてあります。しかし、全員が一致していたのは、雄大な自然のすばらしさと人の温かさこの2つでした。私が言いたいのが確かにさまざまな施策を行い、それをホームページ等で周知していくことも大切だと思っております。実際にこの町に来てもらい、ホームページ上だけではわからない雄大な自然や人の温かさを肌で感じてもらい、この町の良さを知り好きになってもらうことも、同じように、移住定住には重要ではないかということでございます。そのためにもグリーンツーリズムやホワイトツーリズム等の町外の方々にこの町に来てもらって、知ってもらうという施策にもっともっと力を入れていくべきではないかと、私は考えておりますけども町長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの御質問でございます。昨年実施したホワイトツーリズム、またはグリーンツーリズム等で多くの方々が清里にお見えになっております。そういう中からのアンケートをお聞かせいただいたわけであります。そういうふうに思っていただいているんだなということで、少しほっとしたところがございます。特にその中でも前々からの話でありますけども、清里町の本当に斜里岳を中心とする雄大な自然、これが高く評価をされているんだなということと、もう1つは子どもからよく言われているんですけども、本当に清里は安心して住める。どこどこの町に行くと知らん人には声をかけてはならんと。要は朝の挨拶もできない。そういう町があるんですというようなこともお聞きをしております。そういう面において人の心が温かいということは、やはり普段からそういう町の人と人との触れ合いというものが評価されているんだなというふうに理解したところでもございます。そういうような部分を踏まえながら、今後も、人そしてまた自然を清里の特性として捉えながらやはり進めていかなければならんだろうというふうに思っております。基本的に人口減少に対する特効薬というのはなかなかありません。具体的に移住定住の施策を打つ、また産業振興の施策を打つ、医療も大事です。福祉もしっかりしなければなりません。そして子育てをし、教育の環境をしっかりしていかねばなりません。ですから、これという特効薬はないと思っておりますが、トータル的に清里の町全体をそれこそ総合戦略なり総合計画に基づく広範な事業の展開と施策の展開によって清里の魅力を少しずつ発信をしていくということより方法にはないんだろうというふうに思っております。そういう意味におきましていろんな施策、計画にありますものを一つ一つ町民の皆さんとともにつくり上げていかなければならないという思いで行政を進めてまいりますので今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。以上申し上げて答弁にさせていただきます。
質問 1番 伊藤忠之
今町長からご答弁いただいたわけですけども、町長のご答弁も十分に解っているつもりでございます。ただそのグリーンツーリズム、ホワイトツーリズム等、この清里町まち・ひと・しごと総合戦略の中にもきっちりと謳っておりますので、この部分を勘案していただき、今後何とか、観光協会等とも今まで以上により密に連携をとりながら、前向きにこのことを進めていただきたいとそのように思っている次第でございます。それでは、次の関連質問っていう形に移ってきたいと思っております。先ほどから申し上げております。移住定住に関しまして、町外の方々がこの清里町を選択肢の1つとして考えたときに、次に来る問題がやはり雇用の問題だとそのように思っております。いくらこの町の風土や人そして施策を気に入っていただき、移住定住をしたいと思ったとしても、雇用の場がなければ働く世代の方々は移住定住に向けて、最終決断はできないとそのように思っております。昨年度議員研修で東川町を視察してまいりました。東川町は移住定住に対する施策をかなり重点的に行っていて、ここ近年人口が増加に転じているそうです。ただこの東川町は近隣に旭川市があり、雇用の場の確保につながっていることも要因の1つと考えられております。残念ながらこの清里町は、大都市圏ではありませんので、雇用の場の確保について独自で考えていかなければならないわけですが、この雇用問題の対策について町長の考え方をお伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの御質問であります。清里町に多くの人を呼び込むという場合にあっても、やはりベースになるのは生活の母体、これがしっかりなければただ人を呼び込むということにはならないだろうというふうに思いますし、当然そういう方でなければ来られないというふうに思っております。たまたま今ありましたように、東川については旭川をバックに控えた中での施策をうっているわけでありまして、すみ分けをしているって言ったら失礼ですけども、自分の町でできないものは旭川市にお願いをする。そして自分の町は子育てに特化させるだとかそういうような手法をとっているそういう町でもあります。本町においても、働く場を確保してあげるというのは非常に大きな課題でありますが、現状問題とすると、なかなか産業経済をおこしながら、雇用を確保するというのはかなり難しい話ではないかというふうに思っております。清里町の基幹産業であります農業を中心としながら、既存の商工業、これにしっかりと軸足を置きながら進めていきたいと思っているところでありますし、または今移住定住の関係でも空き家バンクの事業なども起こしておりますし、さらに今回は7月2日にオープンをいたしますけども、情報交流施設きよ~るの場所が、やはり移住定住や観光振興に向けた活性化の拠点施設としての位置づけでオープンをしていくわけでありますので、そういう部分だとか、またパパスランド道の駅そういう部分にも雇用の場を見つけながら、少しでも道を開いていきたいというふうに考えているところでもございます。そしてまた今回の地方創生の総合戦略の中で清里町版のハローワークというものを、計画をさせていただきました。要は働きたい人と雇用側とのマッチングをいかに進めていくかと。今も公的機関としては網走にハローワークがあるわけですが、そこまでわざわざ出かけなくても清里町内で一定のそういう雇用と求人の形がわかるというような窓口を開いていきたいということで計画をしているわけでありまして、そういう中から情報が提供できればというふうに思う次第でございます。また今後の課題として先ほど申し上げましたパパスランドの道の駅やきよ~るの活用によるところの具体的な観光ツアーの企画立案ができる場としての施設の活用を図りながら、雇用を少しでも生み出していくようなそういうような方向方策も十分に検討を加えていきたいというふうに考えておりますのでご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 1番 伊藤忠之
今町長の方からご答弁があったわけですけども、町長おっしゃるとおり、この件に関してはかなり大変なかなか難しい問題ということは私も認識しております。先ほどの答弁にありましたけども、一長一短でどうこうできるものでもございませんし、なかなか難しい問題ですがでもやはり取り組んでいかなきゃいけないというところは大事だと思っております。例えばこの清里町まち・ひと・しごと総合戦略この中にもいろいろと雇用の問題の対策が書いておられますが、例えば人材バンクの設立ということがございますが、この部分に関してもなかなか通年を通した安定雇用の場としてはいささかちょっと難しい部分も想定されます。また、今町長のご答弁にも出てきました。清里版ハローワークの設立に関しましても、今町長おっしゃられたとおり人と仕事をつなぐ機関であって、そもそも仕事がなければこれは機能しないという部分もございまして、なかなか難しい部分ってかなりあるなと思っています。ただ誤解していただきたくないのは、今こういうこと言いましたけれども、これらの事業は当然必要だと思っておりますし、ぜひ進めていっていただきたいと思っております。ただ今後雇用の場の創出をすべて民間に委ねても、民間自体も実はかなり疲れている状況でございますし、またこの清里町、近隣に大都市もございません。しからば大変難しいと思いますが、行政自ら勇気を持って積極的に雇用の場を生み出すという考え方も当然必要になってくるのではないかと私はそのように思いますけども、町長はどのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
先ほど申し上げました、雇用の確保の面におきまして、今回の総合戦略の中で人材バンクだとか、またハローワーク的機能ということで事業の展開をしてまいりたいというふうに思っておりますが、御指摘のとおりこれは相手と相手を繋ぎ合わせるというかそういうような事業でございますから、ここに雇用が生まれてくるわけではないということでございます。行政としても基本的に民間活力をいただきながら民間の方々にさまざまな事業展開を行っていただき、それに対していかにどういう形で支援をできるかというのが最も行政的な手法かなというふうに思いますが、今、伊藤議員より提案のありました行政自ら雇用を生み出す。そういう施策もあわせてというような御質問かなというふうに思っております。基本的に今までも、町は各種の事業の掘り起こしを行ってきました。道の駅のパパスもそうです。それも雇用者が相当おります。それから変な話でありますけども福祉施設であります介護老人保健施設、あそこには30数名からの雇用が生み出されております。特別養護老人ホームもそうでありますが、法人さんが運営をされております。もともと建物については、当初の段階では町がという増築はそれぞれお願いしておりますけども、そういう施設がありますし、また今回開設しますきよ~るについても、その中の管理運営は観光協会でお願いをいたしますが、実質的にはレストラン部門があったり、また特産品の販売部門があったりということでの雇用が起きてきて、またそれ以外に本町の緑清荘だとか、また緑の温泉だとか、それぞれ指定管理事業を展開させていただいて雇用を生み出してきているというものがあります。また準備を進めておりますケアハウス等についても、それができ上がれば10名前後の雇用の場としても生まれていくというふうに思っております。全体としてそういう部分を使いながら、雇用の確保にもつなげていければなというような思いでございますが、これは雇用ということよりも、それぞれの福祉施策だとか観光施策だとか、また教育施策だとか、そういう中から必然的に生まれてきた雇用だということでありまして、それ以外でいきますとやはり地方の特産品として開発した焼酎工場についても臨時の雇用の方はかなりおりますし、正職員も張り付いているということでありますから、そういう部分を踏まえながら、これからの対応についても行政でなければできないものをどういう形でやっていったらいいのかという部分を含めて、今後とも議会とも十分相談させていただきながら進めていければというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 1番 伊藤忠之
今町長の方からご答弁いただいたわけですけれども、確かにこの町には行政がある程度主体となって行ってきたさまざまな雇用の場の確保とかが今までもやってきていると思っております。また、それができているからこそ、今の人口の留まりと言いますか、おさまっていると思っています。ただそれは今現段階の話であって、先ほど町長もおっしゃられておりました人口ビジョンの推計の方でもやはり人口が今後も下がっていくと。今までやっているからやっているよということではなくて、今後の問題解決に対してさらにやっていかないといけないという部分が私はあると思っております。移住定住の実現には、やはり雇用の場の確保も1つのセットとして考えるべきで、雇用の場がなければ移住定住対策は絵に描いた餅となってしまう恐れがあります。この清里町は基幹産業が第一次産業の農業です。この特色を生かして何か考えられないのかなと。例えばですけれども、この町の基幹作物である小麦からできた清里産100%の小麦粉を使用した清里生うどんや清里生ひやむぎが、商品開発されました。もちろん町長も食べたことがあると思っておりますが、とてもおいしく皆様から大変好評をいただき、清里町の特産になり得るのではないかという状況でございます。しかし残念ながら、この商品は原料が清里産にもかかわらず町外で加工生産されているという状況でございます。もしこのような商品を、今後開発加工生産できる施設を行政自らが創設し、町内の廃校した旧小学校跡地等を利用しできれば、本当の意味での100%清里産の商品として新たな清里町の特産品になり得る可能性があるのではないかと。それに伴いまして町有施設の有効活用にもつながりますし、地域の活性化にもつながっていくと。そしてもちろん大事な雇用の場の確保にもつながっていくと私は思っております。また他の案といたしまして、別の特産品に関連する話ですが、清里元気メロン等の蔬菜類に関してございます。ここ近年生産者の高齢化や離農に伴い、残念ながら栽培面積や生産量が急激に減少してきております。町長も御存じのとおり、この清里元気メロンは約30年の歴史がありまして、清里町特有の気候により糖度も高く大変甘くおいしいメロンと広く皆様に認知され、町の特産品にもなっています。このままでいきますと、数年後には生産量も皆無に近い状況になり、せっかくの栽培技術も途絶えてしまうのではないかと各方面の方々から聞こえてきている状況でございます。しからば、この栽培技術を生産者の方々から継承し、生産販売する施設を行政自ら創設することで雇用の場の確保にもつながりますし、町の特産品を守り育てていくことにもつながり町にとっても有益ではないのかなと思っております。ゆくゆくはこの施設が美幌町にある新規就農者の研修センターみたいな形になっていけば、人口増加にも繋がり、且つ地域の活性化にもつながっていくというふうに私は思っております。ちなみに美幌町では、この研修センター設立後10数組の新規就農者が町外から移住しているそうです。この2つの例題と言いますか、案と言いますか、このことに関しては、この町の基幹産業の大きな組織である農協等の助言や協力を仰ぎながら行わないと実現できないと思っております。10年後先、20年度先を見据えた地域活性化のためにも町一丸となって、人口減少問題を考えていただきたいと思っておりますが、町長はどのようにお考えですか。お伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただいまの御質問でございます。提案として2つの提案をいただいたわけであります。雇用の場を、自ら確保する事業の中に提案をいただいた清里産の特産の元気メロンやまた小麦粉を活用した製品の開発と流通、そういうものをいかがなものかということでございます。私も発想としては非常にすばらしいことだなというふうに思っているところでございます。ただ実際にこれを手がけて販路まで行って流通にきちっとのせるということになれば、かなり色んな部分を勉強しなければならないだろうというふうに思っております。特に農産物関係にあっては、農協さんを中心としながら、やはりその中でどういうバランスをとっていくかということも非常に大事になってくるというふうに思っておりますので、そこら辺、今後十分に検討させていただきたいというふうに思っております。また小麦の関係は商工会が中心となりながら、新しい委員会をつくってその中で清里のこの小麦を使った、今も若い方々がご当地グルメという形で虹色うどんを販売しているというようなことありますが、それとはまた別な角度から、清里で製粉製麺をするとかそういう部分を含めた中でどうやっていけるか。今、委員会が立ち上がったという段階でありますので、委員会の協議検討の内容を十分に判断させていただきながら、どういうふうな取り組みができるのか行政としてもともに考えていきたいというふうに思っております。先ほど来いろんな提案をいただいているわけでありますけれども、基本的に行政だけで何かをやると言っても、これは本当に限られた中でしかできないというのは事実でございます。基本的には農協だとか商工会だとか、観光協会、そしてまた、各種のいろんな関係機関そして実際にそれを動かしていただく、いろんな地域おこし団体。こういう方々との連携を強化しながら一体となって進めていくという形がとれなければ、そこの部分だけやったからそれで良いんだということにはなってこないというふうに思っておりますので、より実効性の高い事業の展開をという部分に至っては、そこら辺もしっかりと連携をとることが、最も大事なことになってくるんだろうというふうに思っております。先ほどいただきました御提案等についても、どういう形でもっていくことができるのか、より具体的に関係の方々とも協議検討させていただければというふうに考えている次第でございます。以上、申し上げ答弁とさせていただきます。
質問 1番 伊藤忠之
大変丁寧なご答弁ありがとうございます。今までは行政自らが何か雇用の場の創出を目指してとお話しさせてもらったんですが、最後にちょっと町長にお聞きしたいなということがございまして、実は道内の情報雑誌というものがございまして、この中にちょっと出てきているある企業についてちょっと目にとまったものですから、これに関連してお伺いいたします。この企業、北見市を中心にオホーツク管内また江別市とかそういうところで、福祉施設を運営する企業でございます。今年の4月に津別町の廃校になった本岐小学校の校舎を小規模多機能ホームとしてオープンさせた次第でございます。これは介護だけではなく地域住民の憩いの場となることも目指しているそうです。この会社おもしろくて、この5月の1日には管内を飛び出しまして、根室管内標津町の方でグループホームを手掛けて立ち上げたそうです。またこの会社、介護等だけではなく障害者の就業支援等も行っているそうです。今回のこの津別町本岐小学校跡でやっている事業は、デイサービスまた介護職員の訪問サービス、ショートステイ等々を行っていくそうです。この会社の考え方なんですが、まずは、北海道を福祉王国にしたいと。そして廃校になった学校の再利用方はどの市町村にもある課題だと思っている。地域コミュニティの核となる施設であり福祉施設に限らず、芸術的な使い方などいろいろと考えられ、積極的にいろいろ提案していきたいと。このような会社があって、町長、もしかしたら知っておられたかとは思いますけども、私ちょっとビックリしまして、こんな会社があるんだなと。前回、12月の定例会の時に出たんですが、旧新栄小学校及び旧江南小学校の跡地利用有効活用に関しまして、町内町外公募をかけたという事案があったと思います。それに関して、町内ですねなかなか応募がなかったという状況だったと思っております。こういう会社があるなと解ったときに、私ふと思ったのが確かに公募をかけてだれかに来てもらう。企業誘致をする、誘致と言うよりも来てくれるのを待っている。これだとなかなかやはり難しいのかなという部分もちょっと思いました。確かに町外なり外部になっていくとそれに対するリスクも高まっていることは重々承知です。ただここの企業がなぜ津別町に選ばれたかというのは津別町の中で他のところでこの企業こういうことをしているらしい実績があるそうです。だからここの企業なら安心して任せられるということだったそうです。こういう情報を見た時にやはりただ企業誘致に対して待っているだけではなく、自らアンテナを伸ばして情報を自らつかんだ状態で積極的に、こちらから逆にそういう会社を見つけてうちの町はすごく素晴らしいんです、自然環境も素晴らしいこういう施設がある、こういう施設のある程度貸し出せるというような売り込みというんですか、町長自らトップセールスなんてもう最高だと思いますけども、そうようなことも今までやってこられたのか、またもし仮にやってこられていなかったら、今後それも検討していけるのかどうかちょっとその辺お伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今の質問でございます。津別町の本岐小学校を使った小規模の多機能型の福祉施設ということで、企業の方が建設運営をするということでございますが、清里町の廃校を活用した部分については、以前にも御質問いただいておりますように地元団体で活用する道がないかどうか改めて調査をさせていただいたわけでありますが、具体的には手の挙げた団体はないという状況でありますんで、これからいろいろ具体的にどういうふうにそれらについての活用を考えていくか。場合によっては、年数がもうちょうど5年経ちますんで、いつまでも置いとくことにはならないということにもなってまいります。一部早く壊すなら壊してしまった方がっていう御意見等もありますが、1回壊してしまうとゼロになりますから、使えるんであれば何か良い方法というようなことを考えていくこともございます。そういう部分を含めて、今後さらに内容を詰めていきたいというふうに思っているところであります。多分、今回の津別さんの部分もやみくもに進出してきたわけではないと思うんです。相当なニーズ調査をやって、いけるぞとふんだからこそ来たというふうに私は思っております。ですからたぶんそういうような会社というのは、各町村のそういう物件を、くまなく調べて最も綿密なニーズ調査をした上で、よしここだなということでやってこられているというのが事実だというふうに私は思います。そういうようなことからいけば単純に誘致がされたもんではないというふうに認識をしていかなければならんというふうに思うところであります。ただ我が町としても、ただ指をくわえてということではないというふうなことで考えております。もしそういうような話があるとなれば、積極的にお話を聞いて、実際に町で受け入れることができるのか対応できるのかという部分も含めてやっていかなければならんというふうに思っておりますし、今、町内の部分でも先ほど一件もなかったということですが、1件ちょっと話がでてきていると。それが期間過ぎてからの話しだったみたいです。そういうこともありますし、まだ全然関係ない方からも、実はあそこ使えないのかなというような話もちょっと出ております。これはスポーツ施設とか云々ではなくて企業的な感覚の部分でありますが、そういう部分も内容的にもし具体性があるんであれば、しっかりと受けとめて町としてどういう対応ができるのかという部分を含めて、今後検討を加えていければなというふうに思っている次第でもございます。いずれにしても企業さんが入ってくるとかいうことになれば雇用が増えてきますから、そういう部分では本当にありがたいなというふうに思っておりますが、ただし一面企業の場合は、経営が成り立たなかったら明日からでもすぐいなくなるという課題もありますし、財産を処分したら、その財産がそこに伴って一緒にどこへ動いていくかわからないという、ちょっと不安な面もありますから、できれば町内でうまくおさまればいいのかなというふうに思っておりますけども、前段に申し上げたようにそういうチャンスがあるんであれば、積極的な展開を考えていきたいというふうに考えるところであります。以上であります。
質問 1番 伊藤忠之
今私が述べました新しいその企業誘致の形で、これも今町長おっしゃられたとおり、そういうことがもし実現できれば、雇用の確保っていうことにつながります。今町長もおっしゃられましたけど、確かにリスクもありますけども、そういうのもいろいろ勘案しながら今後も進めていただきたいというふうに思っております。また最初の方の話に戻りますが、先ほども述べましたけども、今回のこの人口減少問題、雇用の対策大変難しい問題だとは思っております。しつこいようですけれども、移住定住促進への取り組みが絵に描いた餅にならないように雇用問題を1つのセットとして考え、本気で行政が1歩踏み込んだ取り組みを行い、先ほど町長もおっしゃられていましたけども、各関係機関と連携をとりながら、町一丸となって、この人口減少問題の改善に向けての努力を進めていただきたいと。そのように切に申し上げながら、私からの今回の一般質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
今回の御質問をいただきました人口減少を踏まえた中での地域の活性化対策でございますが、人口をいかに減らさないかというのは本当に大きな課題でありますし、またそれに向かった今回のまち・ひと・しごと地方創生の総合戦略であります。そのために、この計画を立てる前段として人口ビジョンを立てさせていただいたわけであります。先ほどもお話をいたしました徐々に減ってはきておりますけども、この減る速度を、いかにゆっくりと持っていくかというのが我々の使命かなというふうに思っているところであります。そのためには一つ一つの施策だけでは、これはもう到底成り立っていかない。あくまでも全体の総合的政策の中で人口問題を捉えていき、そしてそれに減少に歯どめをかけていくという考え方で進めていかなければならんというふうに理解をしているところでございます。先ほども言いました特効薬はありません。ですけれども、それに向かった最大の努力を全施策挙げて進めていくということでありますし、それに向けて多くの方々が、移住定住で清里に足を向けてもらおうというためのPR活動についても進めていかなければなりません。幸い今は昔と違います。SNSネットがありますから。そういうネットも十分に使わせていただきながら、清里のホームページもしっかりと管理をしながら進めていければ、そういうような方向性も見えてくるんではないかというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに思っております。いずれにしても本当にこの清里町に住んでいる方々を含めて良い町だなと言ってもらえるような町づくりをみんなでともに進めていく、これがキーポイントになると私は理解をしているところでありますので、これについてもご理解を賜りたいと思います。以上申し上げて答弁に代えさせていただきます。