清里町議会 平成26年第6回定例会 2014年12月19日
町政に対する4年間の実績と評価について
2014年12月19日、清里町議会の一般質問で、池下昇議員が「町政に対する4年間の実績と評価について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 池下昇 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 池下昇
はい、2番それでは先に通告していたしております。一期4年間の櫛引町政の実績と評価について一般質問をさせていただきます。定例議会の一般質問の場は4年間の任期の最後の年でありますので、私にとりましても町長におかれましても締めくくりの一般質問でありますので、4年間の総決算という思いを込めて質問をさせていただきます。なお1時間という限られた時間で5項目に亘り質問をさせていただきますので、私の質問に対して、簡潔に御答弁いただくよう強くお願いいたします。まず1点目の地域、経済振興と交流人口の拡大、人口減少対策、地域雇用対策の実績評価について質問を申し上げます。地域経済の振興と地域雇用定住及び交流人口の拡大に向けて取り組まれておりました住宅リフォーム補助店舗、事務所の改築補助、新店舗の出店補助また商品券交付事業、定住団地における住宅建設に対する補助など実に幅広く、さまざまな補助事業を実施してきましたが、この間地域経済や雇用の拡大、人口減少の歯止めや定住人口・交流人口の拡大といった目標について、具体的な成果がどのようにあったのかお伺いをいたします。多くの町民の皆さんが実感といたしましては、極めて厳しい経済雇用の環境がいまだ続き出口すら見えないというのが実感であります。取り組みに向けて努力はしたが、成果が見られないということなのか。町長自身具体的な実績と評価についてどのような捉え方をされておられるのか、お伺いいたします。2点目に住民協働と庭園の町づくりの実績評価についてお伺いいたします。住民協働で始まった花と緑の交流のまちづくり事業の延長であります庭園のまちづくり事業ですが、町長は当初さまざまな構想を表明されておりましたが、上斜里から札弦までのフラワーロードや札弦から緑までの桜並木等の整備がどのように進んだのかお伺いいたします。北海道に要請した道道摩周湖線の駐車帯整備以外に、全く具体的な取り組みが議会や町民に見えない。さらに町政執行方針で述べられておりました日本で最も美しい村連合への加入など、どのように進んでいるのか併せてお伺いいたします。公約とされておりました事業でありますが、華々しく打ち出した庭園のまちづくり構想ですが、住民協働ではなく行政主導。さらに言うならば、町長主導の事業として、住民協働が逆に大きく後退したこの4年間ではなかったのかとも感じるところもあります。町長自身の評価をお聞かせいただきたいと思います。3点目でありますが、診療所医療体制の充実についてお伺いいたします。地方に住む私たちにとって安全、安心の一丁目1番地というのは、何はさておき医療だと考えております。現在診療所は、医療法人恵尚会が運営しておりますが、当初の議会や町民の皆さんへの説明においては医師の複数体制、さらには入院病床19床と言うことではなかったかと記憶しております。町では医療法人からの要請により、最新の医療機器や電子カルテ対応の事務機器などの整備をここ数年行ってきたのも、こうした医療体制の充実に向けての対応だと、私も認識しております。しかし実態は、常勤医師が1名。病床は入院受け入れがなく、介護ショートステイでの利用と聞いておりますが、当初の約束が果たされないで、現在に至っている経緯、さらにこの間どのような形で、医療法人側と協議や要請を行ってきたのか。また逆に、医療法人側からのどのような要請が町に対して行われてきたのかをお伺いいたします。4点目は、職員の人材育成及び職場環境の活性化についてお伺いいたします。町長は日ごろより行政改革を推し進め、職員体制を80名体制にするとおっしゃっておりますが、日々の業務が拡大する中、職員の人数が減れば減るほど、職員一人に対する仕事の負担が増大してきているのではないかと心配するところでもあります。加えて、それ以上に心配されるのは、役場職員全体のやる気、モチベーションが著しく低下傾向にあるのではないかということです。町長も就任以来、円卓会議など職員との対話や提案等の場を設けるなど、努力はされておるようですが、町長が主役で職員主体のものとして十分機能していないとの声も聞こえてきております。職員の発想力、バイタリティ、一人一人の能力を最大限に生かすためには、役場内のやる気が起こる環境づくりが何よりも必要であり、そうした職場環境の活性化に向けて、この4年間どのような取り組みを行い、その成果がどういう形であらわれているのか。その実績と評価をお伺いしたいと思います。最後5点目でありますが、統廃合学校施設の活用対策についてお伺いいたします。江南新栄の両小学校が、清里小学校に統合され、既に4年が経過しております。統合以前から跡地の活用については、地域との協議が持たれ、統合においても、さらに地域の方との協議が行われた結果、地域としては必要ないとされ、以後は、行政側の責任で検討が行われることになったと認識をしております。その後2年前の9月定例町議会の中で、田中議員の一般質問に対して、町長は早急に答えを出していきたいというふうな答弁をされておりますが、2年が経過した現在まで、議会に対してなんら報告や活用又は処分の提案がなされておりません。最近、決断できない政治ということがよく言われておりますが、まさしく決断の先送りになっているのではないか。私は町長のこの4年間の任期の中で処理されるべき案件と考えておりましたが、この時期に至っては無理だと考えます。活用または処分について町長自身の考え方をこの際明確にお示しいただきたいと思います。以上、1回目の質問は終了いたしますが再度、各項目について簡潔な答弁をいただくようお願いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
それでは池下議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。町政に対する4年間の実績と評価ということでございますが、私は4年前の統一地方選挙町長選挙におきまして、町民の皆さんの温かい御支援、ご理解を賜り町政を担当させていただくことになりました。みんなで創る明日のふるさと、そして町に活力と賑わいをと、これをメインスローガンとしながら、今日まで町政を担ってきたところでございます。具体的なそれぞれのまちづくり政策各種実証させていただくことができました。本当に住んで良かったなと実感できるようなまちづくりのために、そしてこの4年間全力で取り組んできたところでもございます。そうした中にありまして、1点目の地域経済振興と人口減少対策及び地域雇用対策の関係でございますが、地域の経済振興対策につきましては、現在我が国そのものが人口の減少、少子高齢化また社会構造の急激な変化というような中で、非常に厳しい状況が続いていると理解いたしておりますし、本町の商工業、また農林水産1次産業においても大変厳しい状況にあるのではないかなと判断をしているところでございます。特に、商工業関係におきましては、人口が減少している中、車社会で、さらには近隣への大型店の進出とこういうこともありまして、大きく消費が町外へ流出をしているというような状況もありますし、また現在はインターネットを使った商品の購入の拡大が盛んに行われる時代となってきておりますので、商業関係においては、極めて厳しい状況に置かれているものと判断をいたしているところであります。私が就任した当時におきましても、相次ぐお店の閉店もございました。緊急的にも、これは何とか町に賑わいを戻さなければならないというようなことを第1に考えまして、町に活力と賑わいをもたらす事業としての店舗出店等の支援交付金事業、それから住宅関連産業の育成という意味も込めまして、住宅リフォーム事業、さらには店舗の改修事業とそれぞれ実施をさせていただいたところでございます。店舗の出店事業につきましては、平成23年から今日まで全体としては、6件の新店舗の出店をいただいたところであります。それから住宅リフォームの関係につきましては、全体で83件の事業実施をさせていただきました。さらに、店舗の改修事業につきましても全体で15件の改修事業が行われておりまして、また商工会関係及び事業関係者からも町内のそういう事業の新たな掘り起こしというようなことでの一定の効果が出ていると評価をいただいているところでありまして、少しずつでありますが町に賑わいを取り戻しつつあると判断をいたしている次第でございます。また、平成24年度から町単の事業で実施している補助事業。これはもう一部商品券交付というようなことも始めておりますので、地元消費拡大としての一定の効果が現れてきているものと思う次第でもございます。また商工会、中央商店街の実施をいただいております地域の活性化事業。それから賑わいづくり事業。そういうようなものについても、引き続き支援をさせていただいているところでございます。これらの関係についても従前と変わらぬ事業が展開をされていると大変喜ばしい成果が示されているものと思ってございます。中でも、プレミアムの商品券事業については、プレミアム率を年々引きあげてきておりますので、全体としては、総額で95%ほど町が支援をした事業ということでの実施を頂いているところでありまして、町内消費の拡大の一翼を担った事業としても推進がされている次第でもございます。また、中小企業の融資の関係につきましても融資制度の利率金額と融資額との見直し等も行っておりますので、そういう面においても企業体質、基礎をしっかりとつくって頂いているのかなと思っているところであります。しかしながら、こうした政策のみでは、即町外への流出をとどめるような簡単な事業ではないと理解をしている次第でございます。今後とも、商工会や又は中小中央商店街協同組合関係機関団体等を中心としながら、町全体で町内の消費拡大に向けた総合的な事業の展開、こうしたものもしっかりとやっていかなければならないというふうに判断をいたしているところでありまして、今後においても、引き続きそういう方向性についての努力をしてまいる次第でございます。次に人口減少対策でございますが、御案内のように、本町の人口につきましては、昭和30年代に1万1千人を超える、これがピークでありまして、年々減少をいたしております。この本年11月の末では4千384人ということで、ピーク時から比較するとおおむね3分の1にまで、減少してきているという厳しい状況にあります。町がこうした人口の減少に少しでも歯止めをかけたいというようなことで、今までも時代時代に合わせて、様々な政策や事業展開実施をしてきたところでありますが、現状としてはなかなか歯止めがきかなかったということは事実でございますし、国におきましても人口減少時代を迎えております。1億2千万の人口が年々急速に減ってきておるということでありまして、推計によりますと50年後には8千万人程度まで落ちるのではないかと推定がされているところであります。今改めて人口減少問題、これは国全体の課題として、雇用や少子化対策、高齢化対策と並行した大きな問題としてクローズアップされてきているのも事実ではないかと思います。町におきましては、こうした人口の減少を食いとどめるために、さらに子育て環境の改善を充実させながら少しでも食いとめていきたいというようなことで、各種の事業展開をさせていただいたところでもございます。また様々な事業についても、現在展開をさせて頂いております。こうした政策の結果、これが直接に利いているのかどうかという部分については、具体的な数字の評価がありませんので、判定することは難しいかと思いますが、この数年は少しずつではありますが、子どもの出生数が安定をしてきており、一時ほど急激な落ち込みがないと。大体30から40人台ぐらいでほぼ安定をしてきたということでありますから、全体としては一定の効果がそうした政策によってあらわれてきているものだというふうに判断をしている次第でもございます。また人口減対策としての移住定住の対策でございますが、これらにつきましても新町への移住定住団地の造成、それに伴う事業宅地の分譲。さらには、今年からは空き家バンク事業。こういった事業も展開をさせていただいているところでありまして、移住定住対策では平成4年には新築で2件、中古で1件、定住の事業の中におきましても、新築で7件、中古で5件が24年にございます。また25年事業についても、それぞれ6件そして2件というふうに、新たに事業が起きてきているというようなあることから考えますと、少しずつこうした面でも効果が出てきていると思います。また、現在は新町の団地でありますが、以前には、羽衣の団地につきましても分譲してきた経緯がございまして、それらについても予定どおりに完売をいたしているという状況であります。またちょっと暮らしの事業についても、それぞれ実施がされておりまして、一定のこれらについても移住に向けた対応策の前段として、ちょっと暮らしの事業が実施をされてきていることでも、北海道の中でも上位の実績があるということでありますので、今後これらに向けてさらに推し進めながら対応を検討してまいりたいというふうに考えている次第でもございます。次に地域の雇用対策でございますけども、地域の経済振興対策と切り離せない課題でございまして、1つ雇用の問題だけを捉えてもなかなか前に進まない全体的な産業経済振興と合わせた中での対応になってこようかなというふうに考えておりますので、引き続き各種振興事業に積極的支援をしながら、雇用対策につながる政策として努力をしてまいりたいと考える次第でもございます。次に2点目の住民との協働と庭園のまちづくりについてでございます。庭園のまちづくり構想の目指す姿であります庭園のように花と緑にあふれた潤いと親しみのあるふるさと清里町の創造をするために、町民そして事業者、行政がしっかりと連携し、守り、つくり育てていくことを基本姿勢として、持続可能で無理のない長期的なまちづくりの町民と一体的な実践活動計画として推進していくという計画でございます。全体といたしましては、豊かな庭園づくりの計画・花と緑とまちづくりの計画・ふれあいの散歩道の整備計画・また、花と緑のまちづくり応援計画から成る計画でございます。それぞれの事業について、今日まで事業の展開を図ってきたところであります。特に御指摘がありましたコスモスロードまたはフラワーロード等の関係につきましては、上斜里のフラワーロード協議会を中心としながら、上斜里清里市街から斜里へ向け、それからもう1つは、清里の市街から札弦方面に向けたコスモスロードの展開を図っている次第でございます。全体として、植栽の可能な距離数は、札弦清里間では約4千300メートルほどであるとおさえてございます。そのうち1千290メーターについて、逐次条件の整ったところから協力をいただきながら、実施に入ってきているという状況下になっている次第であります。また景観休息スポットということで、道道のほぼ清里と札弦までの道の駅の中間地点に本年度から景観、そして休息スポットを道道側でいただいたところでありますし、また町といたしましても、それに合わせてちょっとした休み所がとれる部分としての整備も図っているところであります。今年の事業でありますので、明年は春先から利用できるようになっていくということで非常に景観に適した場所でもありますから、何かの事業と合わせてスポットとして活用をしていきたいと思っておりますし、あわせて地域の方々が農産物の展示即売だとかいろんな面で活用をいただければというふうに思っている次第でもございます。次に御案内をいただきました日本で最も美しい村連合への加入の関係であります。加入に当たりまして、この連合事務局といろいろ現在まで調整を進めてまいっておりますが、加入にかかる負担金や関係会議等の活動の状況、さらにこの連合については、日本はもちろんでありますが、世界的な連合へと繋がっているというようなこともありまして、そちらでの活動の要請等も常に受けていかなければならないということもございまして、予想以上の負担が出てくる可能性が生じるということで、それらに見合う優位性等も十分に判断した上で時期を慎重に考えてまいりたいというふうに思っておりますので、これらについてはご理解を賜りたいとふうに思うところでございます。次に3点目の診療所にかかわる医療体系の関係でございます。現在、医療法人恵尚会クリニックきよ里と町と使用貸借による施設の貸し付けを行い、恵尚会は、診療行為を行っていただいているところでございます。当初、恵尚会を清里に招聘した段階におきまして、それぞれいろんなお話合いをさせていただきながら、地域医療の確保についてのご協力をいただいている次第でございますが、基本的な町との契約関係におきましては、先ほども申し上げましたように使用貸借契約による診療施設、そして医療器具等の無償での貸し付けということでありまして、診療の具体的な内容についての契約を取り交わしているものではございませんので、そうした具体的な医師の何名体制、また看護師・介護士等の何名体制、これを約束したものではないということであります。あくまでもクリニックきよ里の運営において、必要なものを必要なだけしっかりと確保しながら運営をいただくということでありまして、外部の方から何名にしなさいとか何名でなければならんとかそういうような契約行為ではないということについて、まずご理解をいただきたいというふうに思います。ただそうした契約をする時点におきまして、町のほうから救急の体制の申し出につきましては、診療所でありますので24時間体制はとれないというのは最初から分かっておりますから、診療体制としても診療時間内での救急の受け入れをお願いをしたい。また、学校医の受託もお願いをしたい。それから町が支援しております予防接種事業なりワクチン等の接種事業については、お受けをいただきたい。それから職場産業医等についても受託をしていただきたい。これについては確認行為として行わせていただいているということでございますので御理解を賜りたいというふうに思います。次に4点目の町職員の人材育成と職場環境についてでございます。この職場の環境につきましては、風通しのいい職員の皆さんが張り切って職務ができる環境づくりのために鋭意努力をしてきたつもりでもございますし、また先ほどありましたように、職員との個別の円卓会議を今までもずっと開催させていただいてきたところであります。具体的にそれぞれ個人の職員が抱える課題や問題、そしてまた全体の職場環境としての問題課題。これらを直接職員の皆さんから、個々にお聞きすることによって、具体的な事業対応としての展開が図られてきているものと理解をするところでございまして、また今後においてもそういう中で環境づくりに努めてまいりたいというふうに考える次第でございます。また人材育成の面におきましては、それぞれ職務能力の向上につながるような研修の実施をさせていただいているところでありますし、具体的には管内で実施しております町村会での研修や北海道の研修センターでの研修さらには市町村アカデミーまたは自治大学校などへの派遣研修。そして特に仕事の関係で、税だとか保健の関係はどうしても個別研修を受けなければならないという部分がありますので、そうした職務の能力に合わせた研修につきましても、積極的に研修に派遣をさせていただいているところでもございます。こうした部分を通じながら人材の育成に現在努めているところでありますのでご理解を賜りたいというふうに思う次第であります。続きまして、5点目の統廃合された学校施設についてであります。御案内のように新栄小学校、江南小学校につきましては、平成23年3月で統合となりまして、現在は使われていないという状況になってございます。本件につきまして、新栄の小学校は、統合の段階から地域としての活用予定は無いということで、行政でいかに処分しても構いませんというお話をいただいてきたところでありますが、江南小学校におきましては地域でこの学校跡地を使い、いろんな行事等を実施をいたしているというような関係の中で、江南地域として何か良い活用方法はないかということが当初からございましたので、そういう中でのご協議をいただいていたところであります。最終的には、なかなかあれだけの施設を維持管理含めて、利活用しながら負担をするという部分については厳しいというようなお話をいただきました。現時点においては、行政の中でどういうふうに対応していくかというような状況に至っている次第でもございます。私としては、まだまだ施設自体は年数は4年経ちましたが、しっかりとした建物であります。壊すのは、簡単にできますけれども1回壊すとゼロになるわけですので、それをもう少し様子を見ながら、いついかなるときに新しい活用に向けた時代の要請があるかわかりませんので、そういうようなものを見据えながら結論を出していきたいと考えております。ただし、いつまでも10年も20年もということには相成らんというふうには考えておりますので、来たるべき時期が来て、これはもう使用に耐えないところまで来ているなとなった時点では、やむを得ない判断をせざるを得ないだろう。ただそれまでの間に早急に壊すだとか云々だとかということでなくて、大事に保管をしながら、新しい活用方策がその時点で、いつ出ても良いように対処をしていきたいなというふうに考えているところでもございます。この点ついてもご理解を賜りたいというふうに思う次第でございます。以上申し上げまして、1回目の答弁とさせていただきたいと思います。
質問 2番 池下昇
今、町長の方から1回目の答弁をいただいたのですが、改めまして一問一答で質問をさせていただきたいと思います。まず1番目の地域の進行状況とか経済の問題でありますが、現在の清里町の経済や雇用、それから中小企業や小売業対策を見ますと、基本的には前町長時代の支援事業の継続もしくはやき直しにより、広く薄く、行政側が主体となり補助金をばらまくという事業が主になっているように見えるのですが、その点に関して町長いかがですか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
それぞれ地域経済対策については、今までもいろんな事業展開をしてきた。これも事実でございます。ですから、どうしてもそういうふうに見られてしまうのかなということはありますが、具体的には新しく新店舗事業も起こしましたし、住宅リフォーム事業も起こしまして、また店舗の改修事業ということで、事業を起こしてきたところであります。またさらには、プレミアム商品券、それから地域の商品券として補助事業、従来は町の単独の補助事業も全部現金での支給でありましたが、一定の枠ではありますけれども、それらについても地元でしか使えない商品券による交付事業を起こしてきているというようなことで、その時代、その時代、やっぱりニーズに合わせながら少しずつ内容を変えたものもありますし、また新たに起こしたものもあるという中での展開でありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 2番 池下昇
今新しく事業を起こしているという発言でありましたけども、基本的には補助金をばらまく事業が主になっておりまして、もう少し民間を主体とした事業。それから支援の組み立て直しが求められているのではないかなというふうに感じておりますが、この4年間のさまざまな補助事業が、本来本当に地域経済や雇用機会の拡充に結びつくようなカンフル剤または支援策となって、成果があらわれていると町長自身が評価されているのかどうなのかもう一度お聞きしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
本件につきましては、先ほど来も申し上げましたように、地域の経済振興対策の継続した事業として、ずっと今日まで実証してきていることも事実でありますし、先ほどもその上にさらに新しい事業を被せてきているというようなことでございます。基本的にはこうした事業を通じながら、地域の経済振興対策で一定の成果はあらわれてきているものというふうには理解はいたしておりますが、ただこれは我が町だけの課題ではないと。全国的な経済の対応、それからこのオホーツク管内、北海道全体としては、非常に厳しい状況の中にあります。といいますのもやはり少子高齢化の現象、それから車社会への対応、さらには全体としての人口減少、要は消費が全体として落ち込んできているわけでありますから、どうしても内需拡大型の企業の地域としては、非常に厳しい状況にあるというふうな判断をせざるを得ないだろうというふうに思っておりますが、そうしたことに負けることなく、これらの様々な事業を通じながら、単にばらまいているのでなくて、生き残っていく対策として事業展開をしていると理解をしている次第でございますので、御理解を賜りたいというふうに思うところであります。
質問 2番 池下昇
町長から全体的に厳しい状況にあると。そういった中で町としては、色々とやっていると。現実的に街中見ますと、ほとんど人が歩いていない。特に役所等が休みになる土曜、日曜、祝日。これらに関して、車であちこち行かれる方は他町に行ったり、色々と動いているようなんですが、地域の方々が、日曜日はほとんどお店が開いていないんだと。そうすると歩いて行って買い物したくても状況としては無理だと。何も無いと。極端に言うとコンビニエンスストアしかないと。そういった中で、町としては事業を起こしていますが、何かいまだに元気がないように私自身も映るんですよ。それを町長も街中に住んでおりますから、実態として見ておるわけですが、こういった今までの事業内容で、今後我が町の経済をこう何とか復活できるという部分、そういった自信ではないんでしょうけども、そういったものがあるならばお聞かせ願いたいなと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
地域の商工振興の関係でありますけれども、どうしても厳しい状況になっているというのは、少子高齢化であります。それからまた車社会ということで、いつでもどこへでも出かけて行けるということでありますし、またそれぞれのお店の店舗構えが、端的に言いますと大型店が近郊にどんどんと進出してきていると。そこへ行けば1週間なり10日分を一気に購入できるというようなこともあるかなというふうに思いますので、どうしてもそちらの方に品揃え関係からも流れていっているというのが実情ではないかなというふうに思っております。ただこうした状態がどんどんどんどん続いていきますと、どうしても消費人口の少ないところは、そちらに吸収をされていくということになりますから、清里のような地域においては、非常に厳しい環境でないかなというふうに思っております。ただそれで過ごしてしまうと、本当にこの地域から商店が無くなるということになりますので、これは何としても避けていかなければなと。今の段階ではそれぞれ若い人方が多いですから、車で出かけて行けば済みますが、これがあと20年、30年していくと、我々団塊の世代を含めて、車がもう乗れなくなる時代になります。そうしたときにどうしてもやっぱり足もとで、日用品がしっかりと確保されていなければ、住めない町になってしまうという恐れがあるのではないかというふうに思っております。私が今の段階で、抜本的にこれをやれば絶対回復しますよというのは中々無いかもしれませんけれども、先ほども1回目に申し上げましたように様々な施策にプラスやはりこの地域に商店を残していくんだという町民の皆さんの総意がなければ、そういう形にはならないだろうと。それぞれのお店屋さんは個人でお店をしておりますから、経済が成り立たなければ当然閉店する、当たり前のことであります。そのためにはやっぱりきちっと買え支えていく、流出している部分の何10%がこの地域に残れば、しっかりと1業種1店舗は残っていけるだろうというふうに思っております。そういうような思いを込めながら、公共財的な意味で考えながら、事業の展開がされていかなければ、生き残りは非常に難しいだろうというふうに考えておりますが、それに向けた努力を今後ともしていきたいというふうに考えています。
質問 2番 池下昇
時間も余りありませんので、次に行きたいと思います。住民協働と庭園の町づくりについて言えば、どうも基本的に言葉遊びやイメージだけに終わりまして、実質的には何ら成果が現れず、住民協働が大きく後退してしまう結果になったんではないかという思いがあります。庭園のまちづくりの中身というのは、行政だけで作りあげて、町民の皆さんには、ただ行事や事業に参加くださいという形で進められてきたのではないかというふうに思います。もともと住民主体での計画づくりというのが存在しておりません。行政主導の事業であったことに問題があると考えるならば、再度町長がどういうふうな見解をお持ちなのかお伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
庭園のまちづくり計画の関係でありますが、本計画についてはですね、基本的には第5次清里町総合計画全体の中での花緑事業をトータル的に清里のイメージとして表していくという構想でございますので、もともとそれぞれに合った各部門をいかに有機的にその計画の中に一体性を持たせて進めていくかと。町のイメージとして、清里は庭園のまちづくりをやっているんですよ、こういう町なんですというイメージとしての捉え方でありますから、そこにそれぞれ今までやっていた事業等の分野も含めて事業整備をされていっているものでありますので、個々の計画として、独立して存在するものではありません。これは先ほども言いましたように第5次総合計画。それからその中の重点政策であった花緑交流事業。こうしたものを町の全体総合計画の中にまとめてある事業ということで、それぞれの事業展開を行ってきたものでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 2番 池下昇
全体としてイメージとしてっていうのは解るんですけども、町長もよく住民との協働、共生ということを謳っております。その中でこういった事業をずっと推し進めてる中で、実はどういった事業をやるのかということに、一般町民の方が一切そういった会議には参加していない、あくまでも行政主導でやっているということに私はひっかかるんですよ。そのことに対して、町民の方々の真の意見というものを聞きながら、どうやって推し進めていくべきかということを町長として今後やる意思はありますか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
本件につきまして、基本的にはそういう総合計画の中の各部門を全体的に統合しながら一体事業としてやっていくという計画であります。それぞれの個別の事業関係については、それに関係する団体または町民の皆さんと相談をしながらやってきているところでありますが、全体としての町のイメージとしての第5次総合計画、花と緑と交流の町づくり、人と自然がともに輝き躍動するまちの展開をするための大きなベースとなる部分でもございますので、それと年数的にも10数年という経過が経ってきておりますから、その部分を含めて、町民の皆さんと負担がかからない、そしてみんなが参加してまちづくりをしているぞという実感が持てる体制づくりがこれからも求められていくと思っておりますので、そうした意味におきましても、現在あります花緑まちづくりの実行委員会等もありますから、そこらへんとも十分相談をしながら、次の展開についても検討をさせていただきたいと考えておりますのでご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 2番 池下昇
もうあと15分しかありませんので、次の診療所のことについてお伺いいたします。この診療所の件でありますけども、契約期間を満了せず撤退するという話も聞いておりますが、ここに至った経緯それと今後の町としての対応をまずお伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
クリニックきよ里の運営の関係でございます。それらに対する経緯、それから基本的な対応については、前にも申し上げているところでございます。経緯といたしましては、今年の春にこれ以上経営を続けていくならば、非常に困難性を増してくるので、契約期間を含めて全体協議を町とできませんかということでの話からスタートをいたします。町の方は、早速そういうことであればということで協議に応じます、それでは協議に入りましょうということで対応をして参ったわけでありますが、途中段階でどういう内容を求めておられるのか解らなく、具体的な協議に入れないというようなこともありまして、それらについて内容を提出をいただきたいということで提出を求めたわけであります。提出の内容についても、前にも申し上げたことでありますが、我々が想定していた内容とは大きくかけ離れておりまして、その時点で、なかなか町民の皆さんや議会に対しても納得をいただけるようなものでは無いと私は判断をいたしました。そのお話をさせていただき、より具体的に対応できるような部分としての再提出のお願いをいたします。その時点では、わかりました再提出をいたしましょうということになったわけですが、その後持ち帰った段階でやっぱり困難だということで、その提示も無いままに止めると言うことだけ通告をされてきたというのが現状であります。その通告も11月10日過ぎでありましたので、行ったり来たりやりとりをしていると、どんどん時間的に無くなるということもありましたので、早速次の対応を考えなければならないというような中で、新しくあの施設を使って、開業をしていただける医療機関等について募集をかけて探しているというところが現状の姿ということでありますので、ご理解を賜りたいと。私は、基本的にはこの地域を無医地区にするということでなく、必ず医師を探し当てるという決意のもとで進めているものでありますのでご理解をいただきたいというふうに存じる次第であります。
質問 2番 池下昇
うちの町の住民に取りましてこの問題というのは、一番大事な問題だと私も認識しておりますが、そういった重大な事案の中において所管の課長が恵尚会の方といろいろと協議をされて行ってきたと私も知っておりますけども、このことに対して町長が自ら恵尚会側と直接会ってお話をされたのかどうなのか、いかがですか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
先ほど経過、ご報告を申し上げましたとおり、春の段階で一番最初は口頭であります。それは向こうの理事者とうちの副町長と課長が入った中での定例報告会を持っておりましたんで、その中で口頭での最初の話の後ですね、文章をいただいた段階でその文書を私宛に持参提出いただきましたので、それを見させていただき、お話をさせて頂いたという状況にあります。以上が経過であります。
質問 2番 池下昇
定例の時に会ったという話なんですけども、その後文章で撤退するという話になったという経緯はわかりますけども、やはりここは町長自らが直接いろいろとお話をして、こういった撤退するというふうにならないような方策が無かったのかなと私思うんですけども、その辺いかがですか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
本件については、私も会ってそういう申し出を正式に受けましたし、1回出てきた段階でもまたお話をさせていただいたということで、基本的には存続してもらうという気持ちで進めて来たというのは事実であります。ただやっぱりそれも限度というものがありますので、その限度を飲み込むことが出来ないという判断でございます。私にしてもそのまま継続してもらえるんであれば一番ありがたい話でありますが、先ほど言いました内容があったということで本当に苦しい判断をさせていただきましたが、今鋭意、新しい医療機関を本町に来てもらうということでの最大の努力をとっているという次第でありますのでご理解をいただきたいとい思います。
質問 2番 池下昇
町民の方っていうのは、町長わかると思うんですけども、どのくらいお金がかかっているのかという具体的な数字はわからないと思うんですよ。例えば、今まで網走厚生病院とか斜里または小清水いろんな病院に行っていた方々が、清里町のこのクリニックにまた通い始めているという情報も前から聞いておりました。そういった中においてこの寝耳に水みたいな話で、3月撤退するということになったんですが、先ほどの違う話の中でもありましたけども、車に乗れない方がたくさんいるんですよ。そういった中において、やはり清里に病院がなければ困ると。毎日のように大体平均すると、5~60人の方々が病院に通っております。特に、ここ何日間は、鵜木先生が佐呂間から来ているということで、もう満員状態です。これらを町長も聞いていると思うんですが、こういったことを踏まえた中で、今後清里町における一次医療体制というものを、町長は断固守り抜くという覚悟はおありなのか。それともお金の面に関して余り出せないからやむを得ないという意思なのか。そのへん最後にお伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
地域医療の関係先ほども申し上げましたように、私はこの地区を無医地区にする考えがございません。基本的に、断固守り抜くという決意で今取り組んでいるということを御理解いただきたいと思います。また何でもいいからということにもならないということも事実であります。一定の節度を持ちながら、金だけの勝負ではないというふうに思っておりますので、そういう部分を含めてしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えている次第であります。以上であります。
質問 2番 池下昇
町民の方は、お金多少払ってでもいいから病院を残してほしいという思いの方は、たくさんいると思います。残りも5、6分しかありませんので、最後の質問にいきたいと思います。4番目の問題ですが、特にここ数年、近隣市町の元気さに比べて、清里町の元気や発信力というのが低下していると町民が強く感じているのではないかなというふうに思います。その根源というのは、何といっても役場そのものの元気さ、そして活力が低下しているというのが原因の1つのように感じます。管理職の皆さんと中堅や若い職員の皆さんのコミュニケーションが十分にされているのか。また研修についても単なる研修場へ派遣するのではなく、役場の中で検証する、そればかりでなく逆に主体的に職員の皆さんと町民の方々が一体となって学び語り合う場を今後作って行きたいという思いがあるのか無いのか。4年間やってきた中で、私はそういうところが見えなかったんですが、今後そういったことを取り組んでいこうと思っているのかどうなのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
まず恵尚会との関係ですが、基本的には先ほども言いましたように、何としても守っていきたいということでありますんで、今のやり方そのものが通じるかどうかというのは、またいろいろあろうかと思いますので、それらについては議会とも十分に相談をさせていただきながら次の対応について考えていきたいというふうに考えております。現状のままというのは、単純に施設を無償で貸したからそれでいいのかという部分も含めてということでありますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。それから職員のやる気がまたは職員の活力が随分と低下しているんでないだろうかという御指摘でございますが、私は決してそうは思ってはいないわけでございます。それぞれの環境づくり、またいろんな環境通じながら職務を一生懸命やっていただいていると考えているところであります。全体的な町の役場組織としてのグループ制の導入と数年前に団塊の階層が一時的にぐっと退職されたというようなものもあって、役場の中の人の配置が、ここ数年大きく動いていったというようなこともあったもんですから、複合的にどうしてもそういうような形で、自分の仕事の引き継ぎの忙しさに紛れて、次の発想力が中々というところはあったかもしれませんが、これらについても徐々に落ちつきを見せ始めておりますので、また一定の形の中で、頑張っていただけるものというふうに思っていますし、私たちもそのような環境をしっかりと守っていけるように課長職を初めとしながら、連携を取って進めていきたいと考えておる次第でありますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 2番 池下昇
ちょうど1時間経ちましたので、最後の質問とさせていただきます。町長という立場は、一期4年間という期間の中で実績をつくり出さなければならないものだと私自身思っております。清里町全体に漂う閉塞感、覇気というものが感じられない役場全体の雰囲気。そういった観点に立ったときに、果たしてこの清里町にとってこの4年間とは、一体何が具体的な実績として残り、将来につながる確かな展望が生まれてきたかということを問いたいと思います。それは、町長ただ1人だけでなく我々議員としても強く責任を負うべきものだと考えております。町長自身、この4年間の町政運営をどのように自分で評価されるのか最後の質問とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
この4年間の町政の運営でございますが、基本的には先ほど申し上げましたように、私が求めておりました2つの基本目標と5つの事業、それと総合計画での着実な進捗というまちづくり。本当に全力で投球してきたつもりでございます。それぞれの政策について、事業実施をさせていただいたところでありますが、これを実際に運営、そしてさらに発展させていくというのは、行政でもまた住民でもそして企業でもあるかなと思っているところでありますし、特にこれからはそうした中で、若い人方がどれだけまちづくりに関わって頂けるか、一緒になってやって頂けるかということになってくるだろうと思っております。具体的な展開も出てきております。そうした芽もこの4年間で出てきたと確証をいたしております。例えば活性化グループであります、ゆいまーる。これは各町内の若手やいろんな職場や職務の中から代表の方々が出てきて、ゆいまーるという組織を作って、新たな取り組みをスタートをさせているところでありますし、また清里盛り上げ隊。これはもう各事業の展開をいただいております。さらに今年は、この12月21日に若い人たちが集まって何とかこの町に賑わいと活力をということで、花火大会も実施をするという動きもありましたし、一昨年にはそれまで9年途絶えていた清里の郷土芸能竜神もしっかりと連合青年団によって立ち上げをいただきました。こういう中に、新しいまちづくりの芽は着実に伸びてきていると理解をしておりますので、芽をしっかりと育て守っていかなければならないと思っているところであります。こうした中に次の新しいまちづくりを共にやっていけるようになればという思いでいる次第でございます。以上。この4年間全体としての考え方を申し上げて、答弁とさせていただきます。
質問 2番 池下昇
時間となりましたので、私の一般質問は終わらせていただきます。まだまだ本当は、聞きたいことも沢山ありましたけども、これで一般質問を終わります。ありがとうございました。