みんなの議会

上富良野町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月19日

(1)商工業者持続化補助金の拡充政策について/(2)医療・介護・福祉の包括的拠点について

2018年6月19日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「商工業者持続化補助金の拡充政策について」「医療・介護・福祉の包括的拠点について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
金子益三 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 金子益三

おはようございます。先ほど町長の行政報告に先立ち、ありましたように、昨日、7時58分に大阪の北部を震源として見舞われました近畿地方の地震でお亡くなりになりました4名の方に心から哀悼のまことを捧げるとともに、被害に遭われた全ての皆様にお見舞いを申し上げるところでございます。また、長年の議会の功績にわたりまして、先ほど同僚議員並びに先輩議員が表彰を受けたことに対しましても、心から私たちもお祝いを申し上げるところでございます。さて、私は、さきに通告をしてあります2点の項目につきまして、町長に所信をお伺いいたします。1点目でございますが、商工業者に対する持続化補助金の拡充政策について質問をいたします。現在、まちで行っている商工業者への支援策の一環として、商工業者持続化補助金の拡充を行ってはいかがでしょうか。今現在といたしましては、商工会会員に対して、50万円を上限として2分の1の助成を行っております。この政策につきましては、国が行っている小規模事業者持続化補助金へのまち独自の追加の取り組みとして、非常に私自身も高く評価をしているところでございます。現状といたしましても、多くの商工業者の利用があり、商店街の活性化の一助を担っていることも事実である一方、近隣町村においても、我が上富良野町が先んじた取り組みでありまして、利用者の声を聞きますと、改装の際に利用して非常に便利であった、また、このような助成があるなら、この機会にお店の店舗改装に取り組みたいなど、大変好評価があったようでございます。そこで、現在行っている政策の拡充を図ることが、さらなる上富良野の商工業の発展につながると考えます。近隣の町村で行っている一例を挙げてみますと、事業者への助成金は200万円を上限として、さら― 11 ―に3分の2の助成となっている地区も出てまいりました。このような幅広い助成の枠が我がまちにもありますと、商工業者といたしましても、大きく店舗の改修や、また、新たな新規開拓への道が広がり、結果といたしまして、我がまちの商店街の活性化が行われると考えます。今の政策が悪いわけではございませんが、現在の政策ですと、軽微な改装や新規メニューの開発の一部というところで終わってしまっているようでございます。助成枠を広げることにより、新しい設備投資や、また、新たな分野への取り組みへとつながることが期待され、そのことにより、結果として商工会への加入のメリットも大きく感じ、商工会という組織の強化へと波及効果が出てくると考えます。そこで、現在の持続化補助金の上限及び補助率を上げ、さらに、利用条件等の要綱も広げることが望ましいと考えますが、いかがでしょうか。2点目でございます。2点目は、医療・介護・福祉の包括的拠点について、町長にお伺いいたします。上富良野町の福祉の現状は、健康づくりの取り組みや、特定健診の受診率向上、特定指導の徹底に加え、町民がみずからの健康への関心の高さなど、他の自治体に比べても誇れるところが非常に多い状況でございます。公の病院であります町立病院も、町民のかかりつけ医として、住民の健康と生命を守り、療養型病床群から小規模老健への転換により、医療と介護の両立も図ることが可能となっております。また、平成16年から開設されました保健福祉総合センターの建設により、保健師と職員との連携も密になり、情報の共有が強くなっていることも大変すばらしい点だと考えます。一方で、現在、特別養護老人ホーム、ラベンダーハイツの経営状況が大変厳しい状況にあり、また、現在、その改善に向けて、改革が取り組まれているところでございます。また、町立病院におきましても、平成37年までにスプリンクラーの設置義務などの問題も抱えている現状があります。そこで、町長にお伺いいたしますが、ぜひ早い時期に、医療・介護・福祉を包括的に行える拠点施設の整備が必要と考えます。我がまちの医療従事者や介護従事者の確保の充実のためにも、そして、ワンストップで住民が安心して医療から介護まで受けることができて、また、医師やスタッフが患者や入居者へのケアが迅速に行えることができるように、いわゆる垂直型の医療、介護の連携が可能な施設整備が望まれております。病院、老健、訪問看護、訪問介護、特別養護老人ホームを一体化し、そこに保健師や地域包括支援センターなどを強く結びつけることで、今以上に地域で暮らしていく安心が強まると考えます。上富良野町内の医療の現状、また、介護の状況をかんがみたときに、一刻も早い決断が求められるところに来ている状況と考えます。先ほどの委員会報告でもありましたが、団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年問題への秒読みが迫っております。少子高齢化が進む中において、もう既に猶予がない問題ととらえておりますが、ぜひ町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの商工業者持続化補助金の拡充政策についての御質問にお答えいたします。商工業者持続化補助事業につきましては、商業振興計画の開始にあわせ、平成28年度より、本計画に基づく事業として、町内で経済活動を行う事業者の持続的経営を支援する施策として、商工会が主導的な役割を担い、事業を行っているところであります。平成28年度においては15事業者、平成29年度は6事業者が活用され、顧客サービス向上や店舗改装、設備等の充実による新たな商品開発など、個店の魅力づくりとあわせ、経営の安定、向上に取り組まれております。本年度も既に6事業者から応募があり、事業活動へ積極的に活用されておりますことから、地域経済活動がさらに活発になることを期待しているところであります。補助の拡充をしてはとの御質問でありますが、この事業につきましては、より多くの事業者の皆様に活用していただくことを期待し、国の小規模事業者持続化補助の制度に準じて、さらに使いやすい事業として制度設計を行った経緯にあり、助成事業の規模としては特段大きなものではありませんが、多くの事業者の経営意欲にお応えできる有効な支援策の一つになっているものと認識していることから、多数の申請が寄せられた場合におきましては、補正予算対応させていただくなど、事業者の支援に努めているところであります。このような中、まちといたしましては、既に新たな商業振興計画の策定に着手しており、作業を進める中におきまして、商工会や事業者の皆さんから事業拡大の意向等が示されるような状況となったときは、拡大について検討が必要と思われますが、現時点におきましては、現行制度の継続を基本として、― 12 ―今後の推移を見てまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの医療・介護・福祉の包括的拠点に関する御質問にお答えさせていただきます。現在、まちにおきましては、保健福祉課が所管する地域包括支援センター、北海道総合在宅ケア事業団が運営する訪問看護ステーション、社会福祉協議会が訪問介護、施設介護につきましてはラベンダーハイツや町立病院の小規模老人保健施設等が、互いに施設間、業務間の連携を図りながら、それぞれの施設において、まちの医療、介護、保健福祉を担っていただいているところであります。高齢化が進む中で、それぞれの分野において多くの課題が存在している実態もあり、第6次総合計画期間中において、これらの課題解決に向けて一定の方向性を示す必要があると考えているところでありますが、議員の御発言にもあります、町立病院のスプリンクラー整備につきましても、平成37年6月までの設置が必要であることから、施設が老朽化していることも考慮いたしますと、町立病院の施設整備の方向性をどう示すべきか、さらに十分な検討が必要と認識しているところであります。御質問の医療・介護・保健福祉を包括的に行える拠点施設の整備についてでありますが、医療と介護、保健福祉機能が集約され、一体的な機能を持つことを想定する場合、多くのメリットが期待できることは理解できるところでありますが、既存の関連施設の設置状況や財政的な要素を含めた住民負担を考慮いたしますと、慎重に検討すべきものと考えております。現在、これらの課題の整理に向け、第6次総合計画期間中におきまして、取り組むべき施策、事業の判断につなげるため、本年度に入り、医療、介護、保健福祉を初め企画、財政、建築を担当する課長及び主幹を構成員とする関係各課の協議の場を設け、1回目の協議を行ったところであります。これらを通じ、地域医療の状況や今後の介護需要などの見通しを立てながら、医師、看護師など医療関係者のマンパワーを機能的に発揮できる施設配置を初め施設介護との連携等について、多角的に研究、検討を行い、本年度末を目途に検討結果を出せるよう、作業を進めるよう指示をいたしたところであります。議員から、一刻も早い決断をとの御発言もいただきましたが、ただいま申し上げましたように、必要な段階を踏みながら、第6次総合計画の早い時期に方向性が示せるよう、意を持って取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 6番 金子益三

1点目の持続化のことで質問いたしますが、まさに上富良野町商業振興計画、平成28年の3月に策定されたものの中で、現状の課題を打破する施策展開の中で、いわゆる消費者ニーズの対応ということで、個店の魅力づくりというところで、本当にまさに目玉事業としてこの取り組みがあったということ、本当にすばらしいものだなというふうに考えております。そもそも、いわゆる小規模事業者に対する法律というものは、平成11年の中小企業基本法の改正以降に行われておりますが、実はこの部分については、創業ですとか、それから経営革新、新たにいわゆる成長分野の期待が見込まれるところの企業を対象に施策が行われておりまして、こういう地方にあります本当に小規模の事業者の減少というものに逆に拍車がかかったということがありまして、平成20年に、いわゆる中小企業よりもさらに小さい、ちょっと言葉が適切でないかもしれませんが、零細企業の、中小企業に対応するべく、小規模企業振興基本法と、あわせて小規模事業者支援促進法というものが生まれたことによって、地方で頑張っている小規模事業者にも光を当てる政策ができたことで、国が行いますいわゆる伴走型と言われる小規模事業者に対する支援の重点化として、廃業することなく、どんどん直接的な支援をするということが、いわゆる5年前から始まって、道内、今152商工会あるのですが、全ての商工会が手挙げしたわけではないのですが、現在、128の商工会がこれのいわゆる採択を受けて、国の補助金をもらっているという中で、まちとしては、そこでこぼれた部分をさらにケアをしていただけるということで、この施策について、恐らく私の知る範囲でいうと、多分、上川管内でも初ですし、道内においてもかなり初期の段階で、まち独自の政策が行われたというふうに聞いております。ぜひこの政策、私はまさに今、疲弊している商店街、また、商工業に対する非常に大きなプラスの要因だというふうに考えておりますし、先ほど町長の答弁にもありましたように、かなりこの3年間の中で多くの業者が手挙げをしております。本当に足りなくなった場合は補正を組んでいただいて追加をしていただいているということも本当にすばらしいことだと思うのですが、補正を組んで枠をふやすということも非常に必要なのですが、一方で、実情を聞いてみますと、できれば、本来であれば、例えばなのですけれども、今までお座りをしていたところを、椅子であったりとか、掘りごたつのほうに直した方が、全席を本当はやりたかったのだけれども、― 13 ―どうしても今の手持ちのお金であったり、また、今後の上富良野町を中心とした経済状況を考えていったときに、手出しのお金をこれ以上ちょっと出すのは不安だったりとか、また、もうちょっと本当はいい機械を入れたかった、いい設備投資をしたかったのだけれども、ちょっとやっぱり足りなかったのだというような声があって、もっと本当はより顧客に対するサービスというものができる可能性だった、期待ロスが生じているという声もあったというのが、全てを網羅している助成ということにはならないとは思うのですが、そのようなことがありました。第2期の商業振興計画の策定においても検討されているという御答弁もありましたので、そういったことで、時限立法でも私は構わないと思うのですけれども、やはりカンフル剤のような形で、一たん疲弊して、今、本当に少しずつでもやる気のある業者が頑張っておりますので、その辺の後押しをするというところが、お考えがあるか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の、中小事業者に対します支援制度についての御質問にお答えをさせていただきます。ただいま制度化をしておりますまち独自の支援制度、小規模事業者に対する事業につきましては、先ほど御説明させていただきましたように、国の持続化補助事業のすき間と申しましょうか、少し目が向けられていないところを補完するような形の性格のものでございますが、おかげさまで順調に御利用いただいている状況にございます。しかしながら、今、議員から、将来に対する考え等についての御質問もいただきましたけれども、まず私といたしましては、この事業を通じて、それぞれ個店の皆さん方、あるいは新規の事業者の皆さん方、まず足腰を強くしていただくというようなことがまず根っこにあるべきだというふうに考えております。そういったまず第一歩を踏み出すことによって、自信を深められたり、あるいは新たな分野への思いを深められたりする方々が今後出てくる状況が生まれることでありますと、それらについて、さらに応援をすること、これはまちの活性化を考える上では非常に重要なことでございます。冒頭のお答えで申し上げましたが、そういった機運が事業者の中から、あるいは組織を通じて声が、あるいは思いが伝わってくるような状況になりますと、当然、さらに拡充も含めまして検討することは必要であろうというふうに考えておりますので、先ほどの質問と繰り返しになりますが、次期の商業振興計画の中に、ぜひそういったことを商工会等を通じて思いを共有できればいいなというふうに考えているところでございます。

質問 6番 金子益三

北海道の商工会の、商工会議所とはちょっと違うのですけれども、いわゆる町村にある商工会の構成率といいますか、構成比というのは、実は他の都府県と非常に大きく異なっているのは、実は本州のほうというのは製造業が非常に多いのです。ですから、製造業のいわゆる工業者であったりするところのウエートが大きいということは、新たな分野の取り組みであったり、経営改革、経営革新を持っていくということについては、実は取り組みやすく、これは国の補助金、助成金とか、さまざまな施策の部分が非常に受けやすい素地があるのです。ところが北海道は、実はいわゆる販売する、また、サービス業等々の会員の比率というのが非常に高くなっておりまして、いわゆる新分野への取り組みというのがなかなか幅が狭いものがあるので、このような直接的な支援が受けられるということは、いまだかつてない非常にありがたい状況にありますし、いわゆる後継者不足の解除する一助にもなります。いろいろな部分からヒアリングを私も直接聞いたところによりますと、本来、国のいわゆる持続化補助金に準じて、まちのほうにも御依頼を申し上げたところであるが、本来であればもう少し、実は枠出しも幅出しもしてほしいところも現状であったと。ただ、今までにこういったものが国もなく、それから、もちろん各自治体でもなかったので、非常に手探りの中でやってみた結果、採択されて、非常にありがたいというところではあるが、本来であればもう少し幅を広げたいというのが生の声のようでございますので、その辺をぜひ町長もくみ取っていただきたいなというふうに思いますが、この辺、いかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の御質問にお答えさせていただきます。議員の御質問にありますように、当初、こういった特に商工業者の中小事業者の支援制度というものにつきましては、全国バージョンでまずつくられるものですから、そういった業態の違いというのが、特に地方と大都市周辺の事業者の事業形態が全く違うということで、なかなか隅々まで効果が及ばなかったという反省から、この持続化補助事業というものが生まれてきたものと理解しております。そういうことを踏まえて考えますと、やはり私どものような地方の皆さん方が活用しやすいような制― 14 ―度を設けるということは大変重要でありますし、さらに、まちといたしましては、現在取り組んでおりますこの持続化補助等を通じて、一番私といたしまして課題であろうというふうに思っておりますのは、新規の新商品の開発とか起業というのはなかなかハードルが高いものがありますが、まずは担い手、後継者等が定着していただけるような、そういう商売の姿というものを何とかここから生み出したいというふうに考えておりまして、そういったものが実を結んで、先ほど御質問にありますような、さらにステップアップを図りたいというようなものに対しては十分応えていくべきだと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 6番 金子益三

本当に他の地域に先んじて、また、国の政策に追従するような形で、国がやっている事業承継であったり、そういう後継者不足の担い手をさらに後ろからまちとして後押しできる、本当にすばらしい取り組みだと思っておりますので、ぜひこの部分に関しては、今後、商工会と連携を深めた上で、現状の声を拾っていきながら、さらなるいいものにしていただきたいというふうに考えております。続いて、2点目の医療・介護・福祉の包括的拠点についてお伺いいたします。町長の御答弁、非常に私も同じ思いというか、まさに財政の両面からバランスというものを見ていかなければいけないということは、私も常々思っておりまして、理解するところでございます。そんな中で、国立社会保障・人口問題研究所がこの4月に新たな報告書を出しまして、もちろん6次総合計画の中にも盛り込まれておりますが、いわゆる高齢者の状況といいましょうか、人口自体が、2030年までの間には、かなり上富良野町も減少していくことが社人研の中では予測されておりまして、残念ながらその中において、いわゆる高齢者の数というものは、2025年以降も、2030年までもふえていく傾向にあります。さらに内容を見てみますと、いわゆる75歳以上の方の増加というか、比率がふえていくことによって、これは何がやっぱり恐ろしいというか、困るかというと、やはりそこから先、介護の重度化が始まっていく、また、今までは非常に健康で日々を過ごされていた方というのも、ある日突然本当に進んでいくというのがあります。これらは、今、医療と介護というのは絶対切っても切れない状況にあります。御答弁の中にありました、いろいろな施設の運営状況、それから、施設の老朽化、さまざまな抱えている問題等々もありますが、やはりこれをある程度打破するには、集約化というものが一つの解決策の糸口になるものではないかというふうに考えますが、この点、いかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の、医療・介護・福祉等の事業に対します御質問にお答えさせていただきますが、将来の、本町のみならず、全国的に高齢者比率が高まっていくことは、2025年はピークを迎えるということでございまして、それからそういう高水準が持続していくわけですから、一般的に言われております老老介護、そういったことが現実として起きてくることはほぼ確実であろうというふうに思っております。そういう中で、上富良野の町民の皆さん方、高齢者も含めた皆さん方が安心して暮らしていただけるような環境整備をどのようにするかということが本当に重要な課題であることは共有していただいていると思います。そういう中で、そういった医療、介護、そういう施設を総合的に設置できるような状況によるメリットというのは、これは言わずもがな、非常に高いということは私も十分理解しております。とりわけ今、今後もですが、医療従事者、医師も含めまして、看護師、あるいは介護士も含めまして、マンパワーが非常に不足しているという実態にございます。これは恐らく簡単に解消できるものでないと。特に地域は大変だ、地方は大変だという状況にあります。そういったことを考えると、やはりそういう関連のものが集約化されることは理想形であろうということは、議員と考えは一緒でございます。以上でございます。

質問 6番 金子益三

本当にそうなのですよね。いろいろなところでやっぱり人口減というのが非常にさまざまな問題に、医療、特にこれから少子化が、下支えをしていく人たちが少なくなっていくというのは本当に大きな問題になっております。2014年の社人研の出した数字と、また、30年に出した数字では、ぐっとまた、いわゆる2030年の人口も1,000人近く上富良野町は減っているという推移もあるように、我々が想像している以上のスピードでもしかしたら進むかもしれない。管内においては、東神楽ですとか東川がかろうじて90%から100%台ぐらいでいくだろうという予想はありますが、北海道自体が、いわゆる2015年をベースとしたときには、85%という指数になるぐらい減っていく中において、今、町長がおっしゃった医療資源、また、介護資源という言い方は― 15 ―ちょっと失礼ですが、スタッフ、マンパワーの部分を確保するという部分に関しては、やはり点在をしている中でやると、もちろん医師の方も、病院の患者を見つつ、施設の入居者の状況も見る、このいわゆる時間的なロスであったり、いわゆる別なパワーを使うというところが、より近いところにあり、また、理想で言えば、同一建物にあるのが本当はもっと望ましいことだと思うのですが、やはりそういうことをすることによって、人も働きやすくなる、集まりやすくなる、そして、連携を図ることによって、町民も安心ができる。ワンストップで、私は今、ちょっと病気を持っているけれども、町立病院にかかりながら、やがては施設に入るのか、また、元気なうちは訪看で、在宅、居宅としていくのか、そういったものが一つの場所でしっかりとケアをできるというのが、まさに町長が目指している安心・安全のまちづくりの第一歩であると思うのです。ちょうど本当に、ちょうどという言い方は変ですけれども、まさに火災の消防法の中において、スプリンクラーの設置が義務づけられて、スプリンクラーを外づけするにおいても、非常に莫大なお金がかかるという中において、町長も御英断をされなくてはいけない時期がまさに来ていると思いますが、御答弁の中に、6次総合計画の中の早い段階に方向を示したいというお気持ちでありましたが、ぜひ、これは町民の願いといいましょうか、恐らくこのまちに終のすみかとして住まわれている方の総意だと私も考えております。その中において、ぜひ町長の早い御英断を求めますが、この点、いかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の、医療・福祉行政についての御質問にお答えさせていただきます。議員からお話いただきましたように、将来のまちの人口の姿等を想定いたしますと、やはり安心して暮らしていただけるような、そういう環境整備というのは待たれている、また、そういう姿がもしかなうものであれば整えていくことは、絶対にそれはどなたも望むことであろうということは私も理解できるところでございます。しかしながら、自治体として考えますと、保健福祉分野ワンサイドで考えるわけにいかないという実態もございます。さらに申し上げますと、やはりそういったまち全体の将来の姿をどういう姿を描くか、さらに加えて、住民それぞれが将来、御負担をどの程度までお願いできるかというような折り合いをどこでつけるかということが非常に難しい判断になろうかと思います。そういう意味におきまして、冷静に現状、あるいは将来の見通しを分析することが、やはり正しい判断に近づくのではないかということをもちまして、この春から、課長職、主幹職を中心といたしました検討プロジェクトを立ち上げておりますので、そこでしっかりと見通しを含めまして検討結果をまとめたもの等を参考に、あるいは機会を通じて町民の皆さん方、あるいは議会の皆さん方の御意見を多角的にちょうだいいたしまして、最終的に6次総の早い段階でその方向を示していけるように決断をしたいと考えているところでございます。

質問 6番 金子益三

今まさに町長の御答弁にありましたように、本当に一方の財政から見たときに、一方の部分からだけは見られない。もちろん産業もありますし、そういった部分は非常に私も理解します。ものすごく大きな立派な旭川医大だったりとか、旭川市立総合病院みたいな、そんなものではなく、いわゆる集約化を図るということがやはり一番の目的だと私は思います。点在する今の上富良野のそれぞれの規模というもの、先ほど申したとおり、当然、日本全国、人口が減っていきますから、これ以上立派な、地下2階、地上20階建ての病院を建てろとかいうことは私も申しておりませんので、上富良野の人口規模、また、これから予測されるであろう、いわゆる圏域の規模に応じた施設というもので私は十分だと思いますが、目的としては、集約化することがやはり一番大事であり、できることならば、町長が日ごろおっしゃっているように、全ての部分を公設公営化というところで進めていきながら連携を図るということもいいとは思いますが、一方で、いろいろなやり方で、他の自治体を見てみますと、ある一定の部分に関しては公設民営化であったり、民設民営化しているものがいわゆる隣接したところに備わっているというような状況も先進地では何度か見たこともありますし、そのような中で、目的としては、いわゆるワンストップ化できるということを主軸としてこのような医療・福祉・介護の拠点というものをまちの中心部に持ってくることが望ましいというふうに考えますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

6番金子議員の御質問にお答えさせていただきます。機能を集約するということは、全く私も望むところでございます。また、議員、御発言にありますように、やはりいずれにいたしましても、どういう選択肢であろうと、究極は、やっぱり身の丈にあった― 16 ―ものであるべきだということは変わらないところでございまして、これから精力的に少し検討を重ねまして、繰り返しますけれども、皆さん、さまざまな方々から御意見を賜りながら、将来の姿を示していきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。

出典:上富良野町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月19日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる