上富良野町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月15日
(1)上富良野町総合戦略について/(2)保育料の軽減について/(3)介護保険制度について/(4)教育振興について
2015年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「上富良野町総合戦略について」「保育料の軽減について」「介護保険制度について」「教育振興について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和、保健福祉課長 北川和宏が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、教育長 服部久和、保健福祉課長 北川和宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 米沢義英
私は、さきに通告してありました4点についてお伺いいたします。第1番目には、上富良野町の総合戦略についてお伺いいたします。国は、一極集中化を避けるため、各自治体に、まち・ひと・しごと創生法に基づき、地方再生に取り組むための総合戦略を策定するよう求めました。過去の歴史を見ても、総合戦略に似た政策を打ち出した時期があります。1度目は1941年、産めよ、ふやせよというスローガンの中で、人口1億人を目指すという状況がありました。そういう状況の中で戦後、国は戦争、真珠湾攻撃という形に突入した経過があります。そして今回2回目は、1億総活躍社会という状況の中で、地方財政、地方再生を打ち出したというのも特徴ではないでしょうか。私は、今回の特徴の中に、幾つかの問題点もあると考えています。それは、地方の大都市にサービスや施設を集約する、こういう多くの問題を抱えているというのも特徴であります。しかし、いかにこの制度を使って地域の再生をつくるかというのは、今、何よりも求められていることは大切であります。町においては人口減少の中で、将来にわたり住み続けられる町にするため、2040年に1万人程度の人口を確保する、そのために四つの基本方向を明らかにし、素案を示しました。しかし、具体的な施策が示されていないというのも、また特徴ではないでしょうか。本来、こういうものを進める、総合戦略を進める場合においては、具体的な展開をきっちり住民に知らせる、これが何よりも必要だと考えます。このことを述べて、次の点についてお伺いいたします。一つ目は、総合戦略を実行する上で個別の施策を展開する、施策が明らかにされるべきだと考えます。この点についてどのような見解をお持ちなのか、また、いつまで住民や議会に、その内容を明らかにされようとするのかお伺いいたします。二つ目には、従来の延長線ではなく、1万人程度の人口を確保するということでは、従来の延長線では到底困難と言わざるを得ません。そういう意味では、先ほどにも言いましたけれども、個別の具体策をきっちり持つということ、これが今、行政や町長に求められています。例えば、これらの点についてはどうでしょうか。移住促進、子育て等で新たな具体的な施策の展開があれば、どのように実行されようとしているのかお伺いいたします。また、これを実行する上で、引き続き住民や各団体との協議と連携が必要だと考えますが、どのようにお考えなのかお伺いいたします。次に、2点目には保育料の軽減について伺います。町の保育料の設定は、国の基準の80%の料金設― 15 ―定という形の中で、親御さんの負担軽減に努めるという状況の中で設定されました。また、その中でも1号認定では兄弟で利用する場合、現在、小学校3年生の子どもがいれば2人目は半額、3人目以降は無料となりますが、子育て支援のためにも第1子が就学している場合においても第2子目は半額などの対策も、また料金設定の見直しも今後必要かと思いますが、この点についてどのようにお考えなのかお伺いいたします。3点目には、介護保険制度の問題についてお伺いいたします。今、国は、介護保険制度の改悪を行いました。社会保障費の伸びを理由に財源を確保するために、住民や介護保険制度に負担を求める、予算を削減するという状況になりました。そういう中で今回、介護保険制度の見直しにより、従来の要支援者の介護予防訪問介護、介護予防通所介護は、地域支援事業に移行するという状況になりました。現行の介護保険サービスの事業者のかわりになるサービス提供者の確保が、多くの自治体で困難という状況の中で、今年度地域支援事業に移行した市町村は、年度当初では約7%にすぎない状況がありました。また、町においても同じく、現状ではサービスの提供ができないという状況の中で、29年4月から地域支援事業に移行するという方向を示しました。介護保険制度は充実こそ必要であり、改悪は多くの町民は、国民は求めておりません。このことを申し上げて、次の項目について、町長の見解をお伺いいたします。一つ目には、要支援者の身体・心身の状態と生活実態、ヘルパーなどが果たしている役割というのは非常に大事だと思います。要支援者とはいえ生活を維持する、そのために快適な生活を維持するためのヘルパーの支援は欠かせません。そういう意味では、きちっとそのヘルパーがどのような支援しているのかということも含め、心身の状態も含めて明らかにすべきだと考えますので、この点について伺います。二つ目には、現行相当サービスを含め、四つのサービスの提供の種類があります。町では、どのようなサービスの提供を目指そうとしているのでしょうか。国は、多様なサービスを提供し、要支援者の介護の充実に努めるとしています。しかし、この多様なサービスの中には、ボランティア等も含まれております。専門的なサービスが必要なのに、安易にボランティア等のサービスだけで要支援者の身体の向上が図られるかどうか、多くの疑問があると考えますが、この点についてお伺いいたします。三つ目に、総合事業に移行した場合でも、現在のサービスを必要とする全ての要支援者が利用できるようにするということを基本に置かなければならないと考えます。今、国が進めるサービスというのは、多様なサービスという形の中で、要介護の人たちを多様なサービスに移しかえる、そういうことを行っています。前段でも申し上げましたけれども、体をきちっと維持し、身体の向上を維持するためには、きっちりとしたサービスの提供が必要でありますから、要支援を支えるそういう事業のサービスが必要だと考えます。ですから、引き続き現在のサービスをどんなことがあっても、制度の改正があったとしても維持・充実する、このことが今、必要だと考えますが、どのようにお考えなのかお伺いいたします。4番目には、現行サービスを提供するには、当然、委託業者が将来にわたって経営を維持できるようにしなければなりません。そういう意味では、少なくとも現行単価を委託業者に補償する、これが求められていると考えます。また、提供に至っては、無資格、基準緩和のサービスをいついつに導入するのではなく、きっちりと安定した資格のあるそういう状況の中で、専門性のあるサービスを提供する、これが必要だと考えますが、いかがお考えでしょうか。また、五つ目には、新規認定者、継続者に対し、多様なサービスの提供を義務づけようとしています。国は、こういう段階において線引きをして、要介護、要支援、介護から外そうという動きがあります。そういう意味では、仮に多様なサービスを提供する場合に至っては、専門的なサービスの補完的な役割として提供を充実させる、これが本来のあり方だと考えておりますが、いかがでしょうか。六つ目には、福祉協議会やボランティア等の連携が、どうしても必要になってきています。地域のボランティアの人材の育成は、地域のまちづくり、協働の立場からも大切なものであります。私は、このことは否定しません。より一層、地域の力をかりて、介護等や協働のまちづくりを進める、これはとても重要でありますから、こういう人たち、あるいは協議会等の日常的な対話やあるいは連携が今必要で、将来こういう人たちが必ず町を支える、今でも支えておりますから、大事な問題であり、今後、こういう連携について改めてどのようにされ、必要と思いますが、お伺いいたします。7 番 目 に は 、 地 域 支 援 事 業 移 行 に よ り 、 基 本チェックリストによる振り分けがされようとしています。現在でも65歳以上の介護を受けられる方には、身体のあくまでも状況を調べるということでチェックリストでチェックして、身体の状況を判断― 16 ―しています。しかし、今回の支援事業の中では、この支援チェックリストを基本として、要支援に移行するのか、あるいは要介護に移行するのか、地域支援事業に移行するのかという振り分けと線引きがされようとしています。これでは困ります。あくまでも基本チェックリストという中で進められるべきものは、身体の状況をきっちり判断して、その上で介護に必要な手だてを打つ、そしてつなげるというこういう対策が必要だと思いますが、この手続上はどのようにされるのか、お伺いいたします。次に、教育振興についてお伺いいたします。今、多くの社会問題として、子どもの貧困、教育費の負担軽減等が求められ、社会でも多くの人々から叫ばれています。学ぶことの支援など、多種多様な中で税の負担、あるいは教育費の負担含めて、多くの保護者負担が重くなるという状況があります。また、進学等に至っては、新聞報道等においても1,000万円以上の収入 世帯では6割が大学進学、あるいは400万円以下の世帯に至っては、31%が進学という状況の中で、所得によって進学や塾通いも制限されるという状況になっています。本来、教育というのはあくまでもどの子どもにおいても等しく教育されなければならない、これは憲法にも定められている内容であると同時に、地域自治体においても求められている課題であります。その上でお伺いいたしますが、教育費の保護者負担のためにも中学校へ入学する生徒への指定ジャージの無償給付を行って、保護者負担の軽減を図ってはどうでしょうか。また地域振興のためにも、また上富良野高校の生徒確保のためにも、学校給食の提供をしてほしいという声が聞かれています。そういう意味では、いろいろ課題があると思いますけれども、その実現に向けて安心して学べる環境づくりに取り組むためにも、教育の一層の振興が大切だと思います。この点について、町長及び教育長に見解・答弁を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの上富良野町総合戦略に関する2点の御質問にお答えさせていただきます。当町の人口ビジョン及び総合戦略につきましては、行政報告でお示ししたとおり、これまでのさまざまな議論を踏まえ、その後、パブリックコメントに付し、年度内に策定するよう取り進めているところであります。まず、1点目の個別の施策、事業についてでありますが、総合戦略案に掲げました四つの基本目標に基づく、19の施策に沿って事業化を進めていくこととしております。国におきましては、現在、地方創生の実現に向け、平成27年度補正予算と平成28年度予算による交付金を検討していることから、当町におけるこれらの交付金事業につきましては、今後の国の動向を見きわめながら、町の平成27年度補正予算案、さらに平成28年度予算案の中で、具体的事業を示してまいりたいと考えております。次に、2点目の新たな具体策等についてでありますが、まちづくりの基本的な方向性につきましては、基本的には第5次総合計画において、町民の皆様と考え方を共有させていただいているものと理解しております。そのようなことから、このたびの総合戦略につきましては、第5次総合計画の基本的な考え方を含め、まとめさせていただいたところであります。人口規模に対する考え方でありますが、これまで町民の皆様との意見交換の中におきましても、人口は地域の活力を示すバロメーターであるという認識から、1万人程度の人口確保という目標に向かって、地域全体で努力していこうということを共有させていただいたところであります。地方創生は、東京圏への一極集中を是正し、持続的に発展する日本社会の構築を目標とするもので、地域間での財や人の奪い合いを目指すものではなく、限られた財源の中で、まずは安定した行政サービスをしっかりと継続していくことをベースに進めていくことが、最も重要であると考えておりまして、これからもさまざまな機会を通じ、町民の皆様との協議・連携を深め、「上富良野町まち・ひと・しごと創生会議」による検証を行いながら、具体的事業につきましても毎年度の予算審議等を通じ、お示ししてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの保育料の軽減に関する御質問にお答えいたします。当町の保育料につきましては、平成28年度の保育料の改定に当たり、基本的な考え方として、平成27年度と同様、6階層までの支援策として、国の基準額の80%、または給付単価限度額の90%のいずれか低い額で設定したところであります。さらに、平成27年度と同様の階層区分で算定すると増額の負担感が大きいこと、また階層間の格差感が大きくなることから、利用者の負担感の軽減と間差額の平準化を図るため、5階層及び6階層を2区分に細分化したところであります。また、1号認定の保育料につきましては、国の基準とは別に、2号認定の2分の1の額で設定し、現― 17 ―行の保育園の保育料から就園奨励費を差し引いた実質負担額よりも軽減を図ったところであります。なお、多子世帯に対する軽減策についてでありますが、国の基準と同様に、1号認定は3歳から小学校3年生までの6年間、2号・3号認定は就学前の6年間の範囲内において、最年長の子どもから順に第2子は半額、第3子以降は無料にするもので、料金設定の見直しにつきましては、前段申し上げた保育料の軽減を図っているところでありまして、制度の変更は想定していないところであります。しかし、少子化対策や子育て支援策の充実は重要と考えており、少子化時代に対応した支援策につきましては、引き続き研究してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの介護保険制度に関する七点の御質問にお答えいたします。介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる新しい総合事業につきましては、当町は平成29年4月から実施することとし、本年3月の定例会におきまして、上富良野町介護保険条例の改正をさせていただいたところであり、この新しい総合事業の実施に当たりましては、現行の介護予防サービスの利用者が、適切なサービスを引き続き安心して受けられるよう、円滑な移行を行っていくことが重要であると認識しているところであります。現在、厚生労働省が示しましたガイドラインに基づき、関係機関と調整を進めるなど、実施に向けて準備に取り組んでいるところでありますが、高齢者の方々が住みなれた地域で自立した日常生活を継続できるよう、新しい総合事業の仕組みづくりに向けて、今後も協議を進めてまいります。まず1点目の要支援者の状態等についてでありますが、要支援1は、身の回りの世話の一部に支援が必要であったり、立ち上がるときに何らかの支援が必要な人に対して認定され、要支援2は、要支援1の状態から日常生活動作の能力が低下したり、病気やけがの影響により心身の状態が安定していない人に対して認定がなされます。どちらも原則として、食事や排せつなど日常生活のケアは自分でできることが前提となっておりますので、ヘルパーの要支援者に対するサービスの提供内容につきましては、掃除・買い物などの生活援助が大半でありますが、一部で入浴の見守りの身体介護も提供している状況であります。次に、2点目から5点目及び7点目の新しい総合事業へ向けての対応についてでありますが、平成29年度4月の実施に向け、現行の介護予防サービスの利用者が適切なサービスを引き続き安心して受けられるよう、仕組みづくりについて、関係機関などと協議を進めているところであります。具体的なサービス提供内容につきましては、現在検討中でありますが、厚生労働省が示しましたガイドラインに沿った中で、新しい総合事業の趣旨であります「地域の実情に応じて、多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、要支援者に対する効果的かつ効率的な支援」が可能となるような仕組みづくりを構築してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。また、本当制度は、介護サービスの向上を目指すものでありまして、利用者の皆様へは不安感を抱かれないよう、周知に努めてまいりたいと考えております。次に、6点目の社会福祉協議会やボランティアなどとの連携についてでありますが、新しい総合事業につきましては、既存の介護事業所による既存のサービスに加えて、多様な主体によるサービスの提供が重要となりますことから、地域福祉の核であります社会福祉協議会やボランティアセンターなどの役割が大きいことから、町と十分に連携を図りながら、組織の強化を支援してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、新しい総合事業へ移行するに当たり、要支援者に対する現行サービスを維持するとともに、多様な担い手による多様なサービスの充実が図られるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
11番米沢議員の4項目めの教育振興に関する御質問にお答えいたします。まず、中学校入学時の指定ジャージの無償給付についてでありますが、当町におきましては、要保護・準要保護世帯に対し、新入学学用品、進級時学用品、学校給食費の援助のほか、平成24年度からPTA会費、生徒会費、クラブ活動費を就学援助の対象に加え、経済的に困窮する世帯に対する支援の拡大を行うとともに、本年度からは中体連の大会以外の部活動にもスクールバスの利用範囲を広げ、保護者負担全般の中で軽減を図ったところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、上富良野高校の生徒確保の支援策として、学校給食の提供実施でありますが、上富良野高校と協議をいたしましたところ、現在の校舎の設備では、給食車による搬入ができない状況にあるとともに、PTAなどからの要望も寄せられていないところであります。これまで、教育委員会から上富良野高等学校教育振興会を通じまして、生徒に対する資格取得助成、進路支援、進学指導対策や部活動などへの助成とと― 18 ―もに、平成25年度からは生徒の保護者に対しまして、入学準備金の増額や通学費、就学支援金、下宿費の助成施策を講じているところでもあります。今後におきましても、学校や関係団体との連携・協議し、教育費全般にわたる支援策の研究・検討を進めるとともに、地元における道立高校の存続に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
町長に、総合戦略の件についてお伺いいたします。答弁の中では、今後の27年、28年度の補正予算、また新年度予算等における中で、具体的な施策の展開を進めたいということの答弁であります。これは従来から町長が言われていた答弁であります。ただ、私は、このようなまちづくりを進めるために、地方再生という形で常々、町長も問題視として多くのこの上富良野町に住んでもらいたいと、1万人の目標設定という形になりました。そこで問われているのは、町長自身がこの間行ってきた政策について、どのような検証を持っているのかというところです。しかし、この答弁の中では、従来の行ってきたものを反省、検証するというだけで、町長自身が今回の総合戦略の中でどのような課題を持ち、臨んでいるのかということが一向に見えてきません。本来、こういうものを設置する場合、あるいは進める場合は、町長自身がすっきりと曇りなく前を向いて施策の展開ができるような思考回路であるかどうか、これが今、求められていると思いますが、この間、町長は今までやってきた政策を踏まえて、今後、先ほども言いましたが、子育て、あるいは移住対策等において、どのような政策展開を進められようとしているのか、この点が私の聞きたいところですが、明確にしていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の地方創生に関します御質問にお答えさせていただきます。私、機会の都度、皆さん方にもあるいは町民の皆さん方にもこの総合戦略を、あるいは人口ビジョンを策定する基本的な考え方について、都度、御説明させていただいております。この総合戦略の私が認識しております位置づけについて少しお話させていただきますと、この総合戦略は私は全国一斉にこれが策定され、既に10月末終わって提出されている自治体もありますが、この計画につきましては、国が今、行おうとすることに対して、どのようにそれぞれの自治体が呼応してこの事業、国全体としての事業として進めていくかというふうに位置づけられているものと思いまして、個々の自治体の戦略、これは戦略という言葉、今まで使ってまいりませんでしたが、個々の自治体における将来の計画につきましては、上富良野町におきましては5次総が既に整えられており、ましてや5年目を迎えた中で中間見直しもして、そして町民の皆さん方とこの計画について思いを共有させていただいたところでございます。人口ビジョンについても、人口についてもまたそういうことでございまして、今、議員からこれまでの経過等についての意見も求められておりますが、私といたしましては、それぞれ都度申し上げておりますが、これまでの個別計画ですね、個別計画をしっかりと横串を刺すように総合計画というものを活用して、そして一つ一つの個別計画の実効が上がるようにすることが、最終的にこの総合計画の思いを果たすことになるというふうに考えておりますので、これまでの評価については、私が、自分自身がどうこう申し上げるものでもなく、皆さん方が判断していただければいいわけでございますので、繰り返しますが、総合計画が私といたしましては、一番頭にある計画ではなくて、現在の個別計画を横串を刺すように生かしていくツールだというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
何を言っているか、さっぱり僕わからない、理解できないです。例えば、よく話題になる島根県の海士町というところあるのですが、ここは新しい地方の人の流れをつくろうという形の中で、この10年間だけでもIターンで482人、Uターンで314人の796人の移住者を迎えたというのですね。ここの町長さんは、彼らは新しいステージを求めて来たのだ。仕事があったから来たのではなくて、生きがいと心の豊かさを求めて来ているのだと、そういう気分・感情をとらえたときに、自治体というのはどういう移住政策をとらなければならないのかということを、この町長さんが言っているのです。町長に足りないのは、そういう気分・感情も含めて、この上富良野町のそれでは人口1万人、あるいは少なくとも維持するために移住・定住政策をどのようにやるのか、子育てをどのようにしていくのかという具体的な対策が見えてこないのです。僕は。ただ、従来の政策一辺倒で、横串を刺すとか、わけのわからないことを言っているのです。私は、この町長さんの同じことをまねするというのではないけれども、こういう発想でまちづくりを― 19 ―しないと、1万人どころか、8,000人も維持できない、こういうことになるのだというふうに思いますが、この点、町長どのようにお考えなのか、具体的な展開を求めたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、都度繰り返しておりますが、上富良野町の少なくとも私の政策に臨みます考え方等につきましては、何度も申し上げておりますが、それぞれの個別計画をしっかり読み込んでいただきますと、私どもの目指す精神がその中に宿っておりますので、その中からぜひ御理解いただくことを御期待しているところでございます。
質問 11番 米沢義英
従来の答弁で納得できるのですかということなのですね。この海士町では、中学生が一橋大学や東京大学へ行って、自分たちの行っているまちづくりだとかそういうものに対して、大学生に講義しているというのですね。やっぱりそういう学生のときから、まちづくりに関心持ってもらう仕組みづくりをつくっているということが出てきています。人材育成のためのいろいろな、多面的な取り組みをやっているということが報告されています。また、島根県の邑南町、ここは日本一の子育ての村ということで、非常に定評であります。私も1回行ってきたのですが、非常に先を見越した中で子育て政策の充実を行っているのです。ここも上富良野町と似たような人口で、この間だけでも定住・移住政策を進めながら、あるいはA級グルメの構想を求めながら、食で町おこしをしよう。あるいは人口が減少する中で、高校の統廃合は絶対させないと、プロジェクトチームを立ち上げて、高校を維持するための、そこに当然、人が集まりますから、そういう政策をする。子育ての問題では、上富良野町でも実施されていますが、妊婦歯科検診、あるいは子どもの医療費では中学校卒業まで、保育料の負担では2子目から全額無料という形など、積極的なまちづくりの展開を行っているという状況になっています。また、Uターン就農支援者という形で、技術習得の支援、あるいは農業技術の研修やハウスのレンタルなどを行いながら、Iターン・Uターンのそういった呼び込みを行って、少しでも多くの若者を町に来て、やっぱり誘導策を行っているという状況が見受けられるのです。ですから、こういう政策は必要だというふうに思います。また、この間、視察に行きました豊山町というところがあるのですが、中学校の卒業までに、何を財源で使っているのですかと言ったら、特定防衛施設周辺整備基金、調整交付金を、これを23年度から制度が変わりまして、ソフト面にも活用できるようになりましたから、それを基金として中学校までの医療費の無料化を実現しているという状況になります。ですから、私が言いたいのは、過去の計画、政策の検証を行いながらも、あるいは移住住宅であれば、そこに移住されてきた人を支援員等を配置しながら、何が今、上富良野町に足りないのかという協議の場を設けるなど、積極的な対応を、光輝く町というのはそれなりにしているのです。上富良野町は、そういった意味では全くしていないとは言いませんが、そういった決意と思いが、町長の中に見出せないのです。だから多くの町民も不安と、将来の子育てに対する不安を抱いているというのが現状だと思いますので、町長は、こういう具体的な最高の執行者でありますから、きちっと指示すれば職員の方たちだって、きちっと力、力量持っているわけですからやれるのです。具体的な展開必要だと思いますが、もう一度、子育てや移住に対してどのようにお考えなのか、この2例としてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。ただいま、いろいろ事例等を御意見を賜りました。そういった事例もあるだろうなと、あるいはそういったことも見聞きしているということは、私もいろいろ情報の中で、詳しいところまではわかりませんが、見聞きしているところでございます。それぞれ各自治体において、どういう事業に、どういう強弱をつけて取り組むかということは、それは各自治体が判断することでありますが、私といたしましては、上富良野町として私の思いをしっかりと表現できるような、そういう施策を既にこれまでも取り組まさせていただきましたし、現在もそういった取り組み中であるというふうに理解しておりますので、議員にどういうふうに感じられるか、あるいはどういうふうに映っているかということに対しましては、これはそれぞれの思いでございますので、何とも申し上げれませんが、私といたしましては個々のそういった将来の町の発展につながる事業展開は、行っているというふうに理解をしておりますので、これからも町民の皆さん方にそういったことを機会をとらえて、機会あるごとに発信してまいりたいというふうに考えているところでございます。
質問 11番 米沢義英
何回言っても通り一遍の― 20 ―答弁です。ここで聞きたいのは、具体的に何を今後、町長として展開されたいのかということを一番お伺いしたいのですが、従来行ってきた範囲の中で進めるというような答弁で、なかなか本質に入ろうとしたら、そこで門戸を閉ざしてしまうというようなそういう状況です。本当に1万人のまちづくりをするならば、町長自身の中に検証があって、こういう具体的なところには、不足しているところには、こういうことを少なくとも私の思いの中には補って前へ進めたいというのが本来、普通であれば出てくるはずだと思うのですね、それが出てこないというのは非常に残念です。私、こういう問題に対しても町長自身もう一度、きちっと全体の検証を行いながら、みずからの立場で、みずからの口でどうするのかということをもう一度語ってください。もう1回。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
何度もお答えさせていただいておりますが、現在、種々事業展開、事業をさせていただいている中で、将来のまちづくりをどういう形を持って進めていくかという精神は、私の政策に対する思いも含めて町民の皆さん方に、あるいは議会の皆さん方にお示しをしておりますので、今、個々の事業一つ一つを取り上げて、それについての議論を行おうというようなつもりもございませんが、いずれにいたしましてもそういった町民に対する発信、あるいは私の考えを述べることは、常々行っているというふうに私なりに認識しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
何か押し問答になって、非常に悲しいのですけれども、本当に、今、町民の皆さんが求めているのは、創造力があって、次のまちづくりに対してイメージがわく、そういった町長の発信なのだというふうに思いますので、町長自身もう一度、単に通り一遍の5次総に基づいた計画を行うというだけではなくて、みずから何を5次総に基づいて検証してやるのかということをもう一度きちっと検証し、発信していただきたいというふうに思いますので、この点ぜひ実現していただきたいというふうに思います。保育料については、今後、また検討しながら実施していただきたいと思います。次に、介護保険制度についてお伺いいたします。介護保険制度の中に、この中にも書かれているのは、いわゆる1点目の要支援の生活身体的な状態であります。日常の食事や排せつ、ケア、やっぱり欠かせないという人たちなのです。そうしますと、そういったところにボランティア等が、いわゆる地域のサロン等でこういう人たちをケアするというだけで、果たして継続的な介護の支援ができるのかどうなのかというところが、私、疑問であります。厚生労働省の示した案の中には、こういう人たちであってもボランティアと地域のサロン、専門性が必要なところは配置するけれども、そうでない人たちも含めてボランティア等に移行しますという形になっているのですが、この出された答弁書の中でも今後継続な要介護、さらに悪化しないために必要な介護の支援、専門的な支援が必要な人たちだというふうに思いますが、これをボランティア等に置きかえて、果たして身体の介護の向上につながるのかどうなのか、この点いろいろと疑問な点が見受けられます。この点について、町長、どのようにお考えかお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の介護サービスについての御質問にお答えさせていただきますが、29年から新しい総合事業に移行することとしておりますが、冒頭のお答えでも申し上げておりますけれども、現在、要支援の方々がサービスを受けておられる仕組みを地域の包括事業の中で、例えば現在、要支援サービスを受けておられるサービスをボランティアの方々に、担い手をかえるとか、そういうような思いは踏まえておりませんので、従来受けているサービスはそのまま移行する中で、さらに地域全体で、特にボランティアの皆さん方の活動を通じて、厚くしていこうということが趣旨でございますので、サービスが低下したり、あるいは利用者の皆さん方に御不便をおかけすることは想定をしておりません。
質問 11番 米沢義英
この中に、多様なサービスだとかというふうに入っているのですよね、多様なサービスを実施して、効率・効果的な支援を行うということになっております。この多様なサービスというのは、どういうものを示しているのか、町長自身よく理解されていますか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。現在、サービスを受けておられる方々の中にも、あるいはこれからその支援が必要となってくる方々も介護サービスの中に含まれていない、例えば少し家庭の中で自分で動作をすることがちょっとつらいというようなときに、例えば棚をつくってほしいとか、あるいはお盆が近くなれば、仏壇を少し掃除してほしいとか、そういう既定のサービスを超えて、― 21 ―本当に日常生活をサポートすると、そういうような意味もこれから多様なサービスということは言えるというふうに思いますし、本当に自分がひとりで生活をするには少し不自由だと。ここを少し助けていただきたいというのが、まさしく多様なサービスに入るというふうに理解しているところでございます。
質問 11番 米沢義英
そういうものも確かに入るでしょう。しかし、国の厚生労働省の言っているのは、地域支援事業に要支援の方を移行するということで、専門性は比較的、体の介護度によって受けられる人はいるけれども、多くは移行して、総合支援の中に移行しようという形なのです。私が聞きたいのは、この多様なサービスの組み合わせの中に、あくまでも基本は専門的なサービスを基礎にしながら、その補えない部分をいわゆるボランティアで補うという形が基本だというふうに思います。そういう意味で、私は、あくまでも新しい総合事業に至っては、やっぱり専門性を生かしたサービスの提供を基本にすべきだというふうに思いますが、この点、町長として、その方向性として進めますかどうか、確認したいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、専門的な知識や技術を持ってサポートする部分については、それはこれからも継続していきますし、いくことになると思います。しかし、さらにそれに加えて、日常の生活の中でちょっとした支えがあることによって自立を促したり、あるいはリハビリにつながったりというようなことも期待される部分もあるわけでございますから、そういったことを先ほど申し上げましたように、重層的にサービスを提供することによって、その一部を地域の方々が担うという、そういうふうに私は理解しておりますので、サービスは向上するものというふうに期待をしているところでございます。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
サービス向上すると思いますが、例えば向上どころかその単価ですね、いわゆるサービス提供するための現行単価というのがありますが、これは国のほうでは上限が設定されます。あとは地方自治体が、どこをどの金額で業者に委託するかどうかという形の判断と思います。そうしますと、潤沢に財源が来なければ、当然、専門的なサービスにつなぎたいと思っても、その財源が確保できなければですよ、わかりやすく言いますが、当然、ボランティアに移行しなければならない、支えてもらわなければならないという部分が出てくるのですよ。専門的なサービスを求めている人であっても。先ほど、第1点目でも言いましたけれども、要支援という方は、少なくとも病気やけがなどと日常的な生活に、歩行もできる方もいるでしょうけれども、少なくとも将来にわたって介護の重度化を防ぐために、専門的なサービスが必要だということが、私、町長の答弁の中でも感じ取られました。そうすると、そういう人たちを簡単にボランティアにつないでいいのかということが問題だというふうに思います。そういうことも含めて、行政として要支援者の人であってもきちっと介護に、専門的な介護につなげるようなそういう対策というのが、今以上に充実する必要があるというふうに思いますが、この点、きちっとその点、確保できますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えをさせていただきます。議員御質問にありますように、給付費のキャップを意識して、それによってそこに吸収しきれない、抱えきれない部分があるから、それを少し総合的な支援の中に置きかえて、そして満たしていこうということではございませんので、これからその制度設計は行ってまいりますけれども、給付の上限を意識して、そしてそこから少しはみ出てしまいそうだと、それを総合的なサービスの中に組み込んでいこうという、そういう発想はもともと持っておりませんので、その給付額の中でどのようなサービスの充実が図れるということは、大変重いものでありますので、そこはしっかりと皆さん方に不安を与えないように、制度の中にしっかりと織り込んでまいりたいというふうに考えております。
質問 11番 米沢義英
町長、間違いないですか、きちっとした専門的なサービス提供できますか。この後で、そういうふうにならなかったら、大きな問題ですよ。その点伺って、間違いないということですね。それで、次、担当者の伺いますが、基本チェックリストによって振り分けるという、その方向性が打ち出されましたが、これは何を目的にして振り分けという、チェックリストに振り分けという形になりますか、分けられますか。いわゆる要支援、地域総合支援事業に移すのか、その判断、介護につなげるのか、そういう判断がこのチェックリストによって、今、振り分けされよう― 22 ―としているという実態があるのですが、こういうチェックリストというのはどういう状態の時に使うことになりますか。
答弁 保健福祉課長 北川和宏(保健福祉課長は2016年3月まで)
11番米沢議員のチェックリストの関係についての御質問ですが、これにつきまして、今、厚生労働省のほうで介護予防日常生活支援総合事業のガイドラインの案の中で留意事項として示されておりますが、チェックリストにつきましては、従来のように2次予防介護対象者の把握のためにという活用方法だけではなくて、相談窓口におきまして、必ずしも認定を受けなくても必要なサービスな事業を利用できるような本人の状況、確認するツールとして用いるものだということと、介護予防のケアのマネジメントにつきましても利用者本人、また家族との面談において基本チェックリストの内容をアセスメントによって、その内容をさらに深めた中で利用者の状況や希望者も踏まえて、自立支援に向けたケアプランを作成して利用につなげるというふうに示されておりますので、活用方法というか、先ほど振り分けとかと言いましたけれども、あくまでもその方のサービスの利用をどうするかということにつなげていくものの内容で使われるものと判断したところであります。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問に、私のほうからお答えをさせていただきますが、先ほどのチェックリストのお尋ねもございましたが、決してそういったことが言葉は適切ではありませんが、例えば従来の介護サービス、要支援者の方々に対する支援が切り下げるというような働きをするものではありませんので、適正にしっかりとそういったものを生かしてまいりますし、何度も申し上げておりますが、現在のサービスを低下させるようなものではないということで、私どもも確信しておりますので、ぜひ御理解を賜りたいと存じます。