みんなの議会

上富良野町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月14日

(1)平成23年度町の予算編成について/(2)予約型乗合タクシーの運行について/(3)アグリパートナー事業について

2011年3月14日、上富良野町議会の一般質問で、岩崎治男議員が「平成23年度町の予算編成について」「予約型乗合タクシーの運行について」「アグリパートナー事業について」について質問し、町長 向山富夫、農業委員会会長 中瀬実が答弁しました。

質問者
岩崎治男 議員
答弁者
町長 向山富夫、農業委員会会長 中瀬実

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 8番 岩崎治男

まず、このたびの関東東北大震災で被害を遭われた方々、また、亡くなられた方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げ、哀悼の意を表したいと存じます。さて、一般質問でございますけれども、私は町長に2項目、それから農業委員会会長に1項目の一般質問をさせていただきます。1項目目、平成23年度の町の予算編成についてお伺いをいたします。国の財政状況の悪化に加え、北海道の2011年度予算についても、過去20年で最小、一般会計1割減の2兆5,118億円、道費予算であり、地方交付税など、地方の歳入財源にその影響があると考えられます。また、その先に発表されました、平成22年度の国勢調査速報値を見ますと、上富良野町の人口は2005年、1万2,352人でありましたが、2010年では1万1,543人と、過去5年間で809名が減少している現状にございます。ことし、2月5日、最近の町人口は、町民生活課窓口で表示を見ましたところ、1万1,774人となっているところでございます。このように、人口減など、社会情勢が厳しい中、町長は平成23年度予算編成に当たり、どこに力点を置いて町全体の総予算103億9,765万円を組まれたかお伺いをいたしたいと思います。また、新規事業についても、町長の所信をお伺いしたいと存じます。2項目目、予約型乗合タクシーの運行についてであります。町では、新しい事業として4月から予約型乗合タクシーを市街地区及び島津、富原、東中地区に試行しようとしてタクシーの運行をすることであります。― 71 ―高齢者となり、運転が不自由となる人がふえる中、利便性に絡む計画実施と思うが、関係法令のその他の交通機関との共用性など、整理しなければならない点もあると考えるが、諸問題の事務手続きは完全に行われ、4月運行開始は可能なのかを伺います。3点目は、農業委員会会長さんに質問をいたします。農業委員会の任務は、農業全般にわたり、極めて重要であります。農地保全や農地流動化はもちろん、将来的には外国の農業に劣らない農地の規模拡大や農用地の基盤整備による労働力の実現であると思います。今、話題となっておりますTPPやFTAの行方にも注目しなければなりません。このような中、農業後継者の伴侶を担うアグリパートナー事業についてであります。この事業は、昭和56年から歴年として続いてきているのであります。ここ数年の成立した数が減少しているアグリパートナー事業は、農業に従事する若者に出会いの場を提供するイベントとして企画されたものと理解をいたしているところでございます。町内には、適齢期を迎えている未婚者が多数いるにもかかわらず、事業量が年々減少をたどり、関係する農業後継者のニーズにかなう事業を満たしていないではないかと危惧するところであります。農業委員会会長のお考えをお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目目、平成23年度の町の予算編成に関する御質問にお答えさせていただきます。国の地方財政計画においては、地方が地域活性化、雇用、子育て施策等に継続して取り組む必要性を踏まえ、地方交付税総額で平成22年度より5,000億円増額し、17兆4,000億円とするなど、地方の一般財源総額については平成22年度の水準が確保されたところであります。一方、北海道においては、平成23年度は知事及び道議会議員の改選の年であることから、骨格予算として当初予算を編成していることから、前年対比10.9%の減と、大幅な減少となったところであります。このような中で、本町の平成23年度予算編成に当たっては、さきに町政執行方針でも述べさせていただいたように、基本的には第5次総合計画に掲げる五つの暮らしづくりの実現とあわせて、私が町民の皆様とお約束をした町の隅々まで光りが当たるまちづくりの実現に向けた五つの政策の具現化に向けた取り組みについて、予算化させていただいたところであります。その中で、平成23年度予算はどこに力点を置き、予算編成を行ったかという御質問でございますが、1点目は地域経済が極めて厳しい状況にあることから、経済、雇用、産業の活性化に向けた支援策の強化、2点目は学校の耐震改修等、安心、安全の確保対策の推進、3点目は高齢者、障がい者、子育て支援等福祉施策の充実、4点目は地域住民活動の活性化に向けた支援策の強化、5点目は省エネルギー対策の具体策の推進であります。これら5点に配慮した編成としたところであります。また、申し上げるまでもなく、財政の安定化は町政運営の基本でありますので、収支均衡のとれた財政運営に努めるとともに、地方債の発行を抑制するほか、後年度の学校改築等の大型事業への対応を図ることも念頭に置き、予算編成を行ったところであります。次に、新規事業についての所信についての御質問ですが、第5次総合計画に掲げる五つの暮らしづくりの充実に向けて、これまで取り組んできた事業や、こから取り組むべき事業を総合的に評価検証を行った上で、取捨選択し、時代の要請にこたえるべく、緊急性、必要性を十分考慮し、これらを推進するべき事業主体に新規事業として位置づけ、予算化したところであります。次に、2項目目の予約型乗合タクシーの運行に関する御質問にお答えさせていただきます。この事業は、高齢者や障がい者の方々、いわゆる交通弱者の方々の交通移動手段を確保することで、生活支援や閉じこもりを予防することを目的に行うものであり、平成24年度の本運行に向けて平成23年度においては課題などを検証し、円滑に本運行が開始できるようにするため、一部の地区を対象に試行運行を実施する予定であります。御質問の4月の試行運行に向けた事務手続き等についてですが、まず昨年12月27日に地域の交通事業者、住民会連合会、身体障がい者団体、旭川陸運支局、上川総合振興局などを構成メンバーとする地域公共交通会議を開催し、平成23年度からの予約型タクシーの試行運行について了承を得たところであります。その後、これを受けまして試行運行を予定しています町内のタクシー事業者2社において、旭川陸運支局に予約型乗合タクシーの試行運行に伴う一般常用旅客自動車運送事業の乗合旅客運送について申請を行い、既に2月28日付でその許可をいただいて― 72 ―いるところであります。現在、町ではタクシー事業者2社と4月からの試行運行に向けて細部の調整を行っており、4月からの試行運行についての準備は整っているところであります。また、あわせまして試行地域である市街地区、島津地区、富原地区、東中地区において、住民会、老人会等に対して説明会を実施しているとともに、2月1日より、利用者の登録申請の受け付けを開始しており、円滑に試行運行が実施されるよう準備を取り進めておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 農業委員会会長 中瀬実(農業委員会会長は2011年3月まで)

8番岩崎議員の3項目目、アグリパートナー事業についての御質問にお答えをいたします。農業委員会は、平成6年に制定された上富良野町農業委員会憲章の目標に向けて、農業者の代表として農用地の確保と有効利用、法令に基づく適正な農地利用を進めるとともに、魅力ある農業を築くため、担い手の育成と後継者確保の支援に努めているところであります。御質問のアグリパートナー事業は、昭和56年4月に上富良野町農業後継者対策協議会を上富良野町、上富良野農業協同組合、富良野農業改良普及センター、農業委員会により設立し、平成11年からは上富良野町アグリパートナー協議会に名称を改め、農業後継者との交流会など、出会いの機会を提供するとともに、成婚された後継者の交流促進などを進めております。設立時から、富良野地方アグリパートーナー協議会に参画し、近隣市町村とともに後継者の花嫁、花婿対策として道内外の女性との交流会の開催などを進めるとともに、協議会役員が結婚相談員となり、町内の後継者に対する支援を進めております。富良野地方アグリパートナー協議会の交流会と、週刊誌写真掲載事業により、これまで6市町村全体で213組、上富良野町では25組が成婚されております。現在、約50名の独身者への交流機会の提供は富良野地方アグリパートナー協議会主催の交流会が年2回、ふらの農協が主催する交流会が年に4回、ないし5回開催されております。開催に当たっては、参加者へのアンケート調査や意見を参考とし、夏休み期間の開催など、多くの方が参加できるよう農作業体験、農作物加工体験など、共同作業を交えて会話や交流が進むように努めております。今後も富良野地方の自治体やふらの農協との連携を図りつつ、農業後継者の出会い、後継者家族の交流など、上富良野町の農業を支える担い手の活動支援を進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 8番 岩崎治男

町の予算編成について、再質問をさせていただきます。町長は、今の答弁で平成23年度の町の予算編成に当たりまして、五つの政策の具体化に向けた取り組みということでお話されております。そういったことで第1点目は、経済、雇用、産業の活性に向けた支援策の強化、これは雇用、職場を確保することが一番前提であり、さらなる仕事の場づくりの町長の決意を聞かせていただきたいと存じます。2点目は、学校の耐震改修等の安全の確保対策の推進等を発言されております。来る11日、午後3時ごろに日本列島太平洋湾を襲ったマグニチュード9の東北関東大震災は、未曾有の大被害をもたらしたところでございます。上富良野町におきましても、一昨年より公共施設建物の耐震強度の調査を行ってまいりました。その中にありまして、上富良野小学校校舎におきましては、老朽化も相まって耐震強度が著しく劣っているとの診断結果でございます。町は、23年度予算に調査費を計上して、来年以降、設計、また本改修工事を随時行う計画のようでございます。今回の地震による津波災害を見ましても、被害者の避難場所は地域の会館や各学校であります。我が町でも、非常事態が起きた場合、やはり学校も避難場所しとて開放するものと思われます。この耐震強度を満たしていない校舎を通り、体育館に集まって避難場所として使っても、こういう校舎でありますと大変危険であります。授業の学力の場としても、老朽化したこの学校では建てかえの必要があるというふうに思うところであります。私は、予算の前倒ししてでも早急に安全を確保した上富良野小学校新校舎の改築、建設を求めますが、町長の決断をお伺いします。次に、3点目の高齢者、障がい者対策、2項目目でも質問、タクシーでいたしますけれども、一つだけ町長は8日の執行方針演説で77歳、88歳、99歳の町民に商品券を贈呈している敬老祝金制度の見直しを図り、高齢者が真に必要とする施策に反映したいと述べておられましたことがございます。この件につきまして、町長の施策について考えを伺います。― 73 ―4点目の住民活動に向けた支援策であります。災害は、いつ山から来るとも、川から来るとも、地下から地震により地上を揺るがすかもしれません。私の地区は、平成23年度、22年度と地区会館において救急講習、火事の消火訓練など、消防の担当者を招きまして行ってきております。しかし、大正15年の十勝岳大爆発の被害地区でないということで、避難訓練は一度も行ったことはございません。このように、避難訓練が必要でないということで、そういうことを想定したことを町が指導していないということでございまして、ぜひ町がこのようなことを呼びかけて、住民避難を実施するよう全町的なそういう強化を願うが、町長はどう考えているか。最後、5点目ですけれども、省エネルギー対策の推進でありますが、住宅改築の補償事業で、具体策をお示しできるものがあれば考えを聞かせていただきたい。以上、質問いたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、平成23年度の予算編成に当たりましての私の考え方等についてお尋ねがございましたが、お答えさせていただきたいと思いますが、まず地域経済を活性化させるということは、先ほど村上議員の御質問の中でも一部お答えさせていただいておりますが、まず安定的な雇用を確保するということ、それからなかなか改善の兆しが見えないこの町の経済をどのように活性化していくかということが、私といたしましては大変、大きな重要な課題だというふうに認識しておりまして、本年度におきましては個々の事業については今、改めて申し上げませんが、例えば商工会の振興対策、あるいは観光協会も含めまして、あるいは農業者に対する基盤制度等について、そういったところにしっかりと目を向けて、まず体質を強化してすることが、それらの雇用拡大だとか、経済の活性化につながる、まず根っこだと思っておりますので、そういうことに今回は十分、目配りをした予算編成とさせていただいたところでございます。また、次の町民の安心・安全を支えるという、とりわけ学校に対します耐震化、これはもう避けては通れないことは、もう議員の仰せのとおりでございます。前倒ししてはというような御意見もございましたが、これらについてはすべて町の単独、単費をもって対応するということは非常にハードルが高い点もございますので、前倒しできるようなもし余地があるとすれば、それは積極的に取り組むような考えで今後、次年度に向けて平成23年度についてはしっかりと勉強させていただいて、そういう可能性も含めて取り組んでまいりたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、公共施設が万が一のときの避難場所になるということは想定しておりますので、そういった施設に対する安全性を確保するということは、これは最も大事なことでございますので、その点にもことしは今回の予算編成に当たって意を用いさせていただいたところでございます。直接、そこに結びつくかということではございませんが、とりわけ今回、公共事業の公共施設の中で会館の居住性を高める水洗化にするとか、あるいはそういったことでまず後の住民活動のほうのお尋ねにもかかわってきますけれども、そういうことで公共の場所の居住性を改善していくということも大切だということで配慮させていただいたところでございます。それから、福祉施策のことに関しまして、敬老祝金についての御質問でございますが、平成23年度については従来の計画どおりの予算対応とさせていただいたところでございます。本年度、新年度において、23年度において私といたしましては、敬老祝金としての意義があって今日まで行われてきた事業であることは、これはもう承知しておりますが、しかし今の超高齢化時代を目前に控えて限られた町の財政の中で、高齢者対策、あるいは福祉対策をどのように取り進めていくかということに思いをいたしますと、祝金制度というものの趣旨は理解できますが、限られた財源をどのように有効に利用していくかということでは、これは再検証する必要があるということで、23年度においてどういう姿に変えていくかということを検討してまいるということでございますので、御理解をいだきたいと思います。それから、住民活動の活性化、これはもう今回の震災の例も挙げておられましたけれども、まさしく住民が日ごろから支え合うという仕組みが町を形成する基本でございます。協働のまちづくりが大きな町のキーワードとなっておりますので、私もその推進に向けて23年度予算にも重点的に予算配分をするべきだということで、そういう予算を編成させていただいたところでございます。特に、自主防災組織、あるいは地域の支え合う組織、そういったものに職員も大きく関わって、ぜひ精度の高い仕組み、あるいは自主防災の仕組みづくり、ことしはアドバイザー、あるいは防災士等も新― 74 ―年度において配置も予定しておりますので、精度を高めるように配慮したところでございます。それから省エネルギーにつきましては、省エネ、新エネ、両政策をにらみまして、ことしは具体的には生活灯のLED化、あるいは省エネ、新エネにつながりますような、そういう家庭の中におけるさまざまなCO2削減につながるものに改善する、あるいは住宅のリフォーム等に町といたしまして、独自助成を行うなど、そういったところに配慮させていただいたところでございます。以上でございます。

再々質問 8番 岩崎治男

再々質問をいたします。学校の関係の耐震強度ですけれども、これにつきましては町としても全部網羅して、調査されていることと理解をしているところでございます。しかしながら、今、計画的に町の単費ではできない、もちろんそういった大きな巨大な予算を組まなければ実現しない上富良野小学校の改築だというふうに私は理解しておりますけれども、私は政府は今、混雑しておりますから、地震に対する予算どころでない、現場の状況を整理するということでいっぱいだというふうに思いますけれども、後々政府もこの耐震、地震の対策については大きな予算を持って対処してくるのではないかというふうに予想されます。そういったことで町長も、この小学校の改築につきましては、早期着工になるような再度、力を込めと上部機関に要請をして、実現をしていただきたいというふうに思います。それから、エネルギーの推進ですけれども、これは住宅など改築することももちろん、町長のいつも言われる光を注ぐ施策だというふうには理解するわけですけれども、私どもは昨年の暮れ委員会調査ということで、島根県と鳥取県を視察させていただきまして、省エネについて勉強させていただきましたけれども、そのおりに風力発電、また今、水が自然の力で流れているこの水力発電に注目して、原発だとか、そういった高価な燃料を使わなくても、自然に流れている水、風を利用した、そういう省エネ対策をされるということで、現地も見てまいりました。そういったことも町としても研究をしながら、今後、取り入れていっていただきたいなというふうに思っているところでございまして、もう一度、町長の決断を伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、公共施設、とりわけ学校の耐震化を含めた安心して子供たちの勉強ができる環境づくり、これはもう最優先で取り組むべきだというふうに考えております。少しでも前倒しができ、あるいはその進捗を促進できるようなことに対しましては、最大限、意を用いて取り組みをさせていただきたいというふうに考えております。学校、上小のみならず、ほかの学校も非常に数値を十分満たしていない学校もありますので、すべて一日も早い改善ができるように努力してまいりたいというふうに考えております。一方、省エネ、新エネについてのお尋ねでございますが、いろいろ議員のほうから御提言ございました風力、水力等の利用をということもございまして、北海道においては最近、津別でしたか、風力発電を試みたけれども、結局、解体することに至るというような報道もされておりまして、やはりその地域、土地条件、気候風土に即した効率的な自然のエネルギーの活用、これはもう当然、理解もしておりますし、ただそういう技術がまだこの富良野の地域に利活用できるようなもので確立されているかどうかということはちょっとまだ、私としては強く胸を打つようなまだ技術が今はないのかなというふうに理解しております。ただ、今後におきまして、太陽光等もありますので、まだ今の段階では十分ではないかなというような理解をしておりますが、もし今後そういう技術革新が進みまして、こういうような地域でも利活用できるような技術が確立されてきた段階には、当然、積極的な導入は必要だというふうに考えておりますので御理解賜りたいと存じます。

再々質問 8番 岩崎治男

次に、タクシーについて再質問をさせていただきます。予約型の乗合タクシーの運行利用についてでございますけれども、4月よりの試行運行につきましては、地区公共交通会議を開催して、平成23年からの予約型タクシーの試行運行をやるとの了承を得たとのことでありますので、私も承知したところでございます。平成24年度の本運行に向けて、平成23年度におきましては、課題等を検証し、円滑に本運行を開始できるよう一部の地区を対象に試行運行を実施しとの予定とあります。試行地区は、市街地区、島津地区、富原地区、東中地区とのことであります。そこで質問でありますが、試行運転とはいえ、残る日の出、草分、旭野、日新、清富、江花、江幌、静修、里仁地区、ここは試行地区に入っておりませ― 75 ―んけれども、なぜ一緒に試行地区としてしなかったのかということが疑問でなりません。この内容では、1年おくれの地域の対象者の皆さんは地域区間の格差ができる、片方は約400円で乗る、片方の方は施行運行に地域に入らないばかりに、既存の今までのタクシー料金を払わないと乗れないという、ここが私は格差につながるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番岩崎議員の乗合型のタクシーについての御質問にお答えさせていただきます。もう既に、議員御案内だと思いますが、本年度は市街、島津、富原、東中地区を対象に試行運行をさせていただくというように準備は整ったところでございます。全地域にというようなお尋ねでございますが、全地域に向けての本運行をするに先立ちまして、どういうような制度上、あるいは道路運送法上、法律的に課題があるということを検証して、しっかりと事業成果、事業効果が上がるような、ことしはそういう準備の年というふうに位置づけておりまして、現在、今回試行運行する地域以外のほうにつきましては、スクールバスの混乗が引き続き行いますので、取り立てて格差を生じさせているというような、私は認識はございませんし、23年度しっかりと検証して、本運行の準備を整えることの意義のほうがはるかに私はあるのではないかなというふうに理解しておりますので、ぜひこの点は御理解いただきたいと思います。

再々質問 8番 岩崎治男

地域間格差と申し上げたのは、先ほども発言しておりますように、その乗合タクシーと平常のタクシーの利用できない地区との格差のことを申し上げているわけでございまして、これは何につながるかといったら、料金にはね返ってくるわけで、片方は補助金のついたタクシー料金、片方は現状のタクシー、この辺でやはり今、1年と計画期間をもって予算を組んでおります。この予算を全町を網羅して、1年でなくて半年にすればいいのです。半年にしたら、今の予算で大体間に合うのではないかという概算予想ですけれども、そういうことをして私は全町地区の町民の皆さんに同時に御利用いただけるのが、格差なしの是正だということだと思いますので、町長、是正の考えはあるのかどうか、もう一度伺っておきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番岩崎議員の乗合型タクシーについての御質問にお答えさせていただきます。利用者に差別感が生じるのではないかというような御質問かと思いますが、今回の乗合型の試行運行につきましては、対象者を限定しておりまして、一般の皆さん方はこの町内どなたでも従来のタクシーを利用していただくということは、これはもう何の隔てもあるわけでございません。今回、町が予定しておりますのは、いわゆる交通弱者と言われる方々に特定しての、しかも事前に登録をしていただいた方のみの利用できるということでございまして、一般のそれによってタクシー事業者に何ら過度の負担をかけるというような制度設計にもなっておりませんので、その辺の公平化についてのふぐあいは生じないものというふうに理解しております。

再々質問 8番 岩崎治男

農業委員会会長に、アグリパートナー事業の再質問をさせていただきたいと思います。農業後継者の花嫁、花婿対策事業は、長年にわたる結婚の橋渡し役としていろいろと努力されていることに心を打たれているところでございます。しかし現在、町内に50名ほどの該当者がいると言われる独身該当者がいる中にありまして、上富良野町農業委員会独自の出会いの場づくりが必要であると考えます。私の手元にあります資料を見ますと、協議会の収支残高を見ますと平成16年から21年まで資料が手元にあるわけでございますけれども、最初は301万8,000円の予算で、そのうちの285万円、約300万円近くの予算を消化いたしておりました。年々、減少をたどり平成21年度は予算86万5,830円でありましたが、支出は半分にも満たない38万4,000円、始まった6年前から見ますと約10分の1ほどの支消しかしていないということで、これは経済に対する時代の流れで縮小したという考えも成り立つのかもしれませんけれども、私ははっきり申し上げまして、事業が行われていないというふうに理解をするところでございまして、この、10分の1の財源では十分な活動ができないと、予算を余すようなことなく、力いっぱいの花嫁、花婿対策を行っていただきたいというふうに思います。先ほどの会長の説明では、富良野地方アグリパートトナー協議会やふらの農協と連携してということでございますけれども、こういった連携事業も必要でございますけれども、やはりこれを推し進めるには農業委員会独自の事業として、この予算をふんだ― 76 ―んに踏まえて使っていただいて、事業の推進を図っていただきたいと思います。会長の考えを再度、お伺いいたします。

答弁 農業委員会会長 中瀬実(農業委員会会長は2011年3月まで)

8番岩崎議員の農業委員会の今後の花嫁、花婿対策についての考えということでのお答えをさせていただきたいと思います。先ほども答弁させていただいた中に、上富良野町の現在、50名ほどの後継者が嫁不足、花婿・花嫁募集しているということで、富良野沿線のアグリパートナー協議会では、いわゆる年2回のそういう出会いの機会を設けているわけでありますけれども、なかなか最近、効果が得られないということで、予算は当然、つけていただいているわけですけれども、予算のある程度使えばそれなりの効果があるのかということが、またいろいろと最近は予算の関係で費用対効果とか、いろいろなことも言われる時代でありますので、やらないよりはやったほうがいいのかもしれませんけれども、やった以上はそれなりの効果がなけば、当然、いろいろな批判を受けるわけでありますし、上富良野町でなく、他の近隣町村でも独自の出会いの場を設けるような機会を設けておりますけれども、なかなかそういう成婚、そういうことがなかなかならないということで、非常に効果が得られないというのが実態であると思います。私ども上富良野町農業委員会はそれでは、独自のいわゆるそういう機会を設けたらいいのではないかということなのですけれども、非常にやる時期というのも大変重要になってくると思いますけれども、農家の後継者の方々にそういった機会をやったときに参加をしていただけるのかということが、まず第一番の問題になってくると思いますけれども、非常に積極的に参加をしてくれる方が非常に少なくなってきていると、そして当然のことながら相手がいることですから、他府県、道内からの独身の女性の方に参加をしていただかなければならない、それらのことにつきましても、非常にほかの町村でもやっている関係上、最近応募が少なくなってきているという、そういった実態もありまして、果たしてそれが上富良野町で実際に単独でやった場合に、それだけの効果があるのかといったときには、非常に難しいのかなということでの判断の上で、いわゆる今、上富良野町だけでは、単独ではやるという考えを今のところは持っておりません。それで、富良野沿線のアグリパートナー協議会での、いわゆる年2回のサマーとオータムについての2回の開催は継続して続けていくつもりでおりますし、それから先ほど答弁させていただきましたように、JAさんとの連携のもとに情報提供しながら、その農業後継者が1人でも多くの方々が参加をしていただいて、そして結果が得られるように後押しをしていくことに対しては、今後も惜しみなく続けていきたいと思っておりますし、一番最近、岩崎議員も御存じかと思いますけれども、最近の若者というのは非常に人柄がよくて、性格はいいのですけれども、どうも積極性がないと、いわゆるこういうアグリパートナー協議会でも、それからJAさんのこういう会合の後にアンケート調査とか、そういったことをやったときに、女性の方からの感想をいただいたときに積極性がないという意見が非常に多いです。それで、全員がそうとは限りませんけれども、そういった傾向があるものですから、さらにこれから参加していただく方については、少ない機会でより成果が上がるように、そういった後押しを強力に進めていきたいなと思っております。

再々質問 8番 岩崎治男

再々質問をいたします。会長の前向きなお話も聞かせていただいておりますけれども、これは委員会独自で相談員を置いた時期もあったように思っているわけですけれども、やはり積極性がないということは、なかなか現代の若者の体質というか、性格がそういうふうになっているのかなとは思いますけれども、私たちの地元を見ても農業経営者としては立派にやっておられるのだけれども、このパートナーさえ見つかれば定着した農業経営が持続できるという、その辺のニュアンスが心配があるわけでございまして、このもう一度考えて、こういった結婚相談員が本人と面会をしながら、そういう積極性を養っていくと、応募した女性たちと花見の時期でも出会いの場を設けて、極力、未婚者の解消に努めていただきたいというふうに考えます。もう一度、決断をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 農業委員会会長 中瀬実(農業委員会会長は2011年3月まで)

岩崎議員の今、言われたように、私どもそのつもりではおりますし、今後におきましては、当然、上富良野町には先ほど申し上げたように50名近くの後継者、伴侶を求めております。そういった中で、いわゆる農業委員会ということではなく、当然、農協青年部だとか、そういった形の中で若者同士が伴侶を求めるに当たってもう少し気持ちを切りかえていただいて、自分が本当に必要なのは何なのだと、相手方に自分の気持ちを素直に伝えられるような、そういう方向性に持っていける― 77 ―ような形の予備知識というか、そういったものも必要かなと思っておりますので、そこら辺も踏まえまして、予算的なことはどうのこうのではなくて、そういうことに積極的に参加できるような形の方法をとっていければなと思っているところであります。岩崎議員のほうからも、いろいろな知識は当然、持っておられるでしょうから、私どもの農業委員会のほうにも適切なアドバイスをいただければ非常に助かるかなと思っておりますので、今後ともよろしくお願いをしたいなと思っております。

出典:上富良野町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月14日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる