みんなの議会

上富良野町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月14日

(1)町民との町政懇談会について/(2)町民意見公募(パブリックコメント)について/(3)地域担当職員制度について/(4)緑町団地の運営について

2010年12月14日、上富良野町議会の一般質問で、岩田浩志議員が「町民との町政懇談会について」「町民意見公募(パブリックコメント)について」「地域担当職員制度について」「緑町団地の運営について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
岩田浩志 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 岩田浩志

私は、さきに通告してあります4項目について町長に質問をさせていただきます。まず、1項目目、町民との地域別町政懇談会の開催について。以前は、我が町でも地域別町政懇談会が行われていましたが、10年ほど前より行われていない。現在は、住民会長連合会との懇談会は行われているが、自治基本条例の精神からすると広く町民の意見を聞くということを考えれば、地域別町政懇談会の開催はとても重要なことだと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。2項目目、町民意見公募、パブリックコメントについてお伺いいたします。現在、町では事業によって意見公募を行っているが、町民からは非常に少ない御意見しか寄せられておらず、制度が機能していないように思われます。町として、意見がないことは町民が理解し、納得していると受けとめておられるのか、現状を踏まえ町長はどのように考えているのかお伺いいたします。3項目目、地域担当職員制度についてお伺いをいたします。地域のことは、みずから地域で決める地域主権型社会の実現に向け地域住民が協力し合い、身近な問題を解決したり、活性化を図る力である地域力を高めるためにも町と町民との協働のまちづくりの一つの方法として職員が地域に出向く地域担当職員制度は町民にもわかりやすく、これまでにはなかった町民と職員のコミュニケーションが図られるため、町民にとって行政が身近に感じれると考え、地域担当職員制度の導入についてはこれまでも各議員からも提案がありましたが、町民からも求められている制度であり、次年度に向けて取り組む考えがあるのか町長にお伺いをいたします。4項目目、緑町団地の運営についてお伺いをいたします。現在、11棟42戸の町営住宅がありますが、現在の入居者はわずか7世帯が点在して住んでいる状況にあり、地域の中ではコミュニティーが図られ、互いが助け合って暮らしております。しかし、ほとんどの入居者が高齢者であり、建物も老朽化し、空き住宅が多いため非常に物騒で危険な状況にあります。そこで3点の質問をさせていただきます。(1)空き住宅の部屋の確認は定期的に行われているのか。これまで、空き住宅で事故の実態及び不審者の利用等がなかったのかお伺いをいたします。(2)町の計画では、今後は新築しないとのことではあるが、入居者の安全確保の観点からも入居者の集約を図り、不要な住宅を解体し、更地にすべきと考えるが町としてどのように考えているのかお伺いをいたします。(3)入居者の健康で安全な生活の確保のため、空き住宅周辺の草刈り及び除雪等の管理は適切に行われているのかお伺いをいたします。以上でございます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目目、町民との町政懇談会に関する御質問にお答えさせていただきます。議員御質問の地域別での町政懇談会につきましては、以前は町民の声を直接聞く場として地域ごとに実施しておりましたが、参加者が少なくなり、また― 50 ―要望のための懇談会になっりしているなどの理由により、平成13年度に廃止し、新たな広聴事業としてまちづくりトークや町民ポスト、町長と語ろう等の事業を制度化した経過にあります。また、平成17年度には広聴事業のさらなる充実を図るためにパブリックコメント、出前講座を制度化して、広聴事業の充実を図ってきたところであります。自治基本条例にも情報共有をまちづくりの基本原則として規定しておりますが、協働のまちづくりを進めていく上で、町民と行政が直接意見交換する場を設けるなどして、町民との情報共有を図ることを極めて重要と考えております。現在、定期的に開催しております住民会長との町政懇談会は、住民会と町の情報交換をするために重要な場になっておりまして、意見交換の時間を十分確保するよう努めているところであります。町民の方が5人以上集まれば町長と直接意見を交換する町長と語ろうという制度も設けております。また、広く町民の皆様の御意見をお聞きして、町政に反映する目的で町民ポストを現在9カ所に設置しており、さらに本年12月1月から町民ポストの電子版ということでインターネットを活用いただきまして、町の行政ホームページから直接御意見をいただくように取り組んだところであります。私といたしましては、広報広聴事業をさらに拡充し、町民との情報共有を推進しながら協働のまちづくりを進めていくことは大変重要であると考えておりますことから、今後、住民会長との懇談会等を通じまして、よりよい町民の皆様との懇談方法を研究してまいりたいと考えておりますので、地域別の町政懇談会も選択肢の一つとして検討すべきと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目目の町民意見公募、いわゆるパブリックコメントに関する御質問にお答えいたします。パブリックコメント制度は、町民生活や事業活動などに重大な影響を及ぼすと認められる政策の政策策定時及び改定時におきまして、政策決定過程に町民の行政参加機会を提供するとともに、町民に対する説明責任を果たすことにより、行政運営の透明性を図りつつ、町民参加型の公平、公正な町政の実現を目指すことを目的に平成17年3月から実施しているところであります。パブリックコメント制度は、自治基本条例第29条でも規定しておりまして、政策決定過程への町民参加の方法として、町民との情報共有及び町民参加を目指す手法の一つとして極めて有効な手段であると考えているところであります。今後におきましても、引き続き本制度の趣旨を町民の皆さんにお知らせし、少しでも多くの方々に提案内容についての御意見をいただけるよう取り組んでまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目目の地域担当職員制度に関する御質問にお答えさせていただきます。地域担当職員制度につきましては、行政推進の一つの方法として理解しており、私も議員当時、研修させていただいたところでもありますが、担当する職員が多岐にわたって行政の全般を熟知し、対応することは大変難しく、その場ですぐ回答することができ得ないことも多くあり、そのため町民生活課の自治推進班を中心として幅広く対応することがタイムリーなサービス提供につながるものと考えております。また、私が就任して以来、職員には日常業務の中ではもちろん、それぞれの町内会の一員としても積極的に町民とのコミュニケーションを図りながら、地域の課題やニーズを的確に把握し、速やかに施策に反映するよう指示をしているところであります。御提言いただいております地域担当職員制度については、現在のところ導入の予定はございませんが、今の仕組みを十分機能させまして、その役割を果たした上で住民の皆様や職員のからの御意見を聞いて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目目の緑町団地の運営に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。まず1点目の空き住宅の確認と事故の実態及び不審者の利用等についてですが、緑町団地は42戸のうち7世帯、8人が入居しており、入居者の高齢化が進んでいることから、月に一度は巡回しており、その際に空き住宅の部屋の確認もあわせて実施をしております。状況変化などがあれば対応を図るようにさせていただいているところでございます。また、これまで空き住宅での事故や不審者の利用などは報告されておりません。2点目の入居者の安全確保の観点から、入居者の集約を図ってはとのことについてでありますが、団地入居者の方々とはこれまで何度も話し合いの場を持っており、最近では平成21年の冬に緑町団地のこれまでの経過も含めまして、防犯上の問題や住宅の老朽化等から入居場所の集約や他団地への移転に伴う移転費助成について説明を行ってまいりました。結果的には、入居者の方々はいずれも現状のままでの入居を強く希望されておりましたことから、その意思を尊重し、今日に至っております。しかしながら、町といたしましては、課題意識を十分持って― 51 ―おり、議員の御質問にあるように時間の経過とともに気持ちの変化があらわれているとするならば、改めて入居者の方々と協議する場を設けさせていただきたいと思います。その結果、集約や転居等がなされた場合は更地化することが必要と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。3点目の空き住宅周辺の草刈り及び除雪等の管理についてでございますが、入居住宅の周りの草刈り及び除雪は、入居者の方に行っていただくことが原則となっておりまして、それ以外の区域は町のほうで管理しております。また、積雪の状況に応じまして除雪をしたり、団地内公園の草刈りも定期的に行っております。今後も、入居者の方々と相談しながら適切な管理を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 3番 岩田浩志

まず最初に、地域別町政懇談会について再質問をさせていただきます。ただいま、町長の御答弁では検討したいというような発言をいただきましたが、11月に行われました議会報告懇談会の中でも町民から要望のあった件でございます。この議会報告懇談会の中で、我々も初めてということもありまして、本当に町民の生の声を聞くということについて、本当に地域の課題だとか要望だとか、さらには地域での先進的な取り組み等の話も伺うことができ大変、価値のあることだなというふうに実感しました。2月には住民会長連合会との懇談会もしましたけれども、住民会長連合会の懇談会とまた全然内容が違いまして、やはり末端と言ったら表現は悪いですけれども、本当に広く町民から直接意見を聞き取るということは非常に大切なことだなというふうに感じています。この町政懇談会については、富良野圏域でも富良野市、中富良野町、南富良野町に関しては年1回開催しております。占冠村においては年2回ということで、ほとんどの市町村がこのような懇談会を開催していると、行政において最も重要であり、大切な仕事の一つだと私は考えておりますし、これにかわるものは基本的にはないのだなというふうにとらえております。それと、これまで行われていた懇談会、13年に廃止されたということで、10年ほど開催されていないわけでありますけれども、やはり懇談会の手法を今でもほとんどの自治体が首長さん初め、多くの担当課の代表者がいて十数人以上行かれて、懇談会を開催しているということで開催されておりますけれども、町民からするとそんなすべてのことを即答してもらう必要もありませんし、できるだけ少人数で懇談会をすることによって、町民からいろいろな意見を聞き出せるということで、ちょっと昔と今の町民の受けとめ方が違うのかなと、そういうことを考えればそんなに行政負担かけないで開催することができる、私はこのように考えております。確かに町長の御意見の中で選択肢の一つということで、このほかにも町長はほかに今後に向けて対策を考えておられるのだったらお聞きしたいなということを思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の町民の皆さんとの地域別の懇談会に関しましてお答えさせていただきます。過去に町で地域別の町政懇談会を開催しておりまして、私も参加した経験がございますが、回を重ねるごとに参加者が少なくなってきているということも十数年も前でございますが感じていたところでございます。そういったことから、今の仕組みが生まれてきておりまして、特に岩田議員からも今、お話がございましたように町民が受ける側も当時とはやはり町政懇談会ということに対する価値観が確かに変わってきていると思います。そういうことに対応するために私、就任させていただきましてからも町長と語ろう会というのがもう数度、開かさせていただいておりまして、まさしく本当に少人数の方で膝をつき合わせて意見交換するということでは有意義だなというふうに考えております。さらに、その地区別懇談会ということに対しましては、中身を講じることによってまたよみがえるということもありますけれども、それらについてはまず住民会長さんあたりとお話をさせていただきますと、やはり過去のなかなか集まりづらいということが先走るのでしょうか、ううん、というような感じでございます。これから、私としては1人でも多くの町民の皆さん方とお話をさせていただくことがベストだと思っておりますので、こういうような今、議員からお話がありましたようなことをこれから住民会長さんとの会合の中でも提起していきまして、また、役場内部からの検討の中でもいろいろな制度を組み合わせて懇談をできる機会が工夫できればそうしたいと思いますので、一つの考え方としては承りたいと思います。― 52 ―以上でございます。

再質問 3番 岩田浩志

町長は、町長と語ろう会で一昨年において本当に2回でしたか、本当に町広報にも掲載されたように活発に活動されているなということで、そういったことを体験されて本当に広く町民から意見を聞かなければいけないなというふうに私は感じているだろうなというふうに思ったので、こういったことで提案させていただきましたけれども、それにつながっていくものということで考えれば、当然、昨年度、自治基本条例制定されて、自治基本条例制定された町がこのような町民と意見交換する場すら整備されていないということに関しては非常に違和感あるので、それと取り組みの中で確かに町長と語ろう会、それから住民会長連合会の懇談会については両者が協議の中で懇談の場を設けているということでありますけれども、ほかのパブリックコメント並びに町民ポスト等におきましては、町民がアクションを起こさない限り何も始まらないと、今、やはり求められているのが町側が町民の中にみずから出向くということがやはり一番求められているのではないかなと私は感じますけれども、その点について町長、御答弁お願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えさせていただきます。町が進んで住民側へ足を向けていくということはもう、私も就任して以来、一貫して述べております。そういったことを体現するために、職員には都度、とにかく現場で仕事をしなさいということを言っておりまして、岩田議員が今おっしゃいましたような、精神的な部分は全く同感でございます。

再質問 3番 岩田浩志

そういうことで、町長も実感されてそういうような方向で検討すると言われているので、次の質問に移りたいと思います。それでは、2項目目の意見公募についてお伺いをいたします。これまでパブリックコメントの開催ということで実績を見ますと、平成21年度3回の事業提案で1件と、それから22年度におきましては3件のこれまで事業提案でゼロ件ということで、町長の御答弁では極めて有効な手段だという御答弁でありましたけれども、今の状況を見ていると成果がほとんどあらわれていないということを見たときに、何かその工夫をしなければいけないのではないかなと私は思いますけれども、町長その点についてもう一度お願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員のパブリックコメントについての考え方についてお答えさせていただきます。意見が何件寄せられているかということに関しましては、極めて少ないということは私も十分認識しております。また、他の大都市等においてもこのパブリックコメントいう制度として設けられておりまして、大きな町でもゼロ件ということはもうざらに聞いております。ただし、こういうパブリックコメント、要するに町が行おうとする重要な施策、あるいは政策につきまして住民から意見をいただく仕組みとしては、私はこれはもう本当に大事な仕組みだと思っています。そういうことで、何件意見が寄せられるかということよりもちろん、多く意見を寄せていただくように努力することはさきの答弁でもお答えさせていただいておりますけれども、それはもちろん大事ですけれども、こういう制度を仕組みとして整えておくということが私は意義があるというふうに理解しておりますので、さらにその制度を高める上においてこういう仕組みがあるのですよというPRは、これはこれからも引き続き行ってまいりたいと考えております。

再質問 3番 岩田浩志

この件について、私としての提案なのですけれども、やはり例えば表裏とか、一、二枚程度だったら閲覧箇所でも閲覧できますけれども、ある一定の冊子となるとやはり自宅に持ち帰ってその閲覧して意見を述べることができる制度だとか、やはり簡単なアンケートでそこに回答ができるものだとか、さらにはもう一歩踏み込むとモニター制度、5名ぐらいのモニターをお願いして、やはりそこで意見をもらうと、そうすればある一定の町民の意見として行政側は判断の材料としてできるのではないかなというふうに私は考えますけれども、町長の答弁を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えさせていただきます。パブリックコメントの制度ということに対しましては、先ほどお答えさせていただいたようなことでございますが、町民から広く御意見をいただくという仕組み、そのものについてはモニター制度というような御提言もございましたが、これはやはり工夫をしていく必要があると思います。そして、こういう町民が町に対して意見を言うという行動を今、情報伝達手段が非常に発達しており― 53 ―まして、年ごとにその住民の意識が変わっていっているように私は感じますので、行政が果たしてそれについていっているかということで疑問もございますので、パブリックコメントそのものの仕組みは私はこれからも大事にしていきたいと思いますが、町民の皆さん方に町の情報というか、特に重要な事業等についての御意見をいただくという仕組みはほかにないかということは研究してまいりたいと考えております。

再質問 3番 岩田浩志

町長も研究していきたいということでありますので、この点についてパブリックコメント、並びに町民ポストに寄せられた意見について、以前も町長が決裁されていないことが多いというお話を聞きましたけれども、昨年の町民ポストの意見の中にちょっと私、気になった1点がありますので、町民から非常にいい意見だなと、私がそういうふうに受けとめていたのですけれども、回答は非常に否定的な回答で、内部協議されてこういう意見が出ているのだろうなというふうにして私は受けとめていたのですけれども、その内容が次年度の事業で反映されたということを見ましてどうなっているのかなと、やはりそういう点においても、やはり町長が決裁していればこんなことはないのかなと、当然、上司の課長も決裁されている内容なので単独で行われたものではないと私は判断しますけれども、こういったことが町民ポストにしても年間20件程度なので、やはりこれはぜひ町長も決裁していただきたいというふうに思います。この点について。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員にお答えさせていただきます。今、お話されました事案につきましてはどういうものかということは今、承知できませんが、現在のところそれぞれ担当課において取り扱いを完結しているものと、私のほうに上がってくるものと両方あるというふうに理解しております。その私のところまで上がってきていないものについては、私も承知しておりませんが、そういうような内容について、例えば課長会議等で皆様に広く共有する、情報を共有するとか、そういったことをもし必要であれば、それはちょっと私のほうに今後の進め方については少し時間をいただきたいと思います。

再質問 3番 岩田浩志

そういうことで、町民からいただいた意見に対しては、本当に少しでも酌み取るような姿勢で向き合ってほしいなというふうに思います。それでは3項目目の地域担当職員制度について再質問をさせていただきます。町長も既に御答弁の中で研修を行われたということで、私より研究されているのかなというふうに受けとめておりますけれども、この制度については道内でも数字的にはかなりの数字で出ていますけれども、実際に機能しているところはそこまでないのかなというふうに受けとめておりますけれども、やはりこの制度は今、本当に地域の中に職員が入っていって、その地域の要望だとか、意見だとか、当然、そういったこともありますけれども、やはり5年後、10年後見据えたときにこういった職員と町民のコミュニケーションが醸成されていけば、その中で当然、町が伝えたいこともスピーディーに反映することができるでしょうし、さらにはその地域力を高めていくためのコーディネートもそういった中でできるのかなと、若干、単なる御用聞きになるのではないかという心配もありますけれども、今、各事業で職員が地域の中に出向いてそれぞれ事業説明だとか、御苦労されているのを見ますと、地域の中で本当に暖かく育てられているなというふうに感じます。町民の中からは、本当にいたわりの声のほうが多くて、こんな遅くまで大変だなと、そういったことを考えれば当然、職員も地域の中で育てられているということを考えれば、やはりこういうコミュニケーションを図る上でやはり地域の中に職員が出ていく制度、これは確かに町長のお話の中ではそういうことは日々やりなさいと、指導されているというお話でありますけれども、実際、当然、その職員の中には休みも返上してボランティアだとか、そういう地域活動で参加されている方も、職員もいますけれども、全体がそういうふうになっているかといったら、実際はそうなっていないと思います。そういったことを考えれば、決してマイナスの考えではなくて、やはり地域をコーディネートしていくのだということの役割をやはり職員が果たすということであれば、こういう制度の導入は必要なのかなというふうに考えますので、もう一度、町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の地域担当職員制度についてお答えさせていただきたいと思います。この制度そのものにつきましては、私も議員時代に先進地を勉強させていただいたような経過もございまして、なかなかこれを実際機能させていくということは非常にハードルが高いと、岩田議員もお話― 54 ―されておりました。単なる御用聞きで終わってしまう、どちらかというとそういうほうが多いというふうに私は理解しております。そして、それと職員はもちろん職場の中で教育もされたり、いろいろ勉強することもありますけれども、やはり住民から教えていただいて、住民が育てるというのはもう私、これは今も何度も申し上げておりますけれども、とにかく住民の中に入って仕事をしなさいということで申し上げておりまして、そのとおりだと思います。そういう意味で今、現在、こういう制度を制度として取り入れておりませんが、それぞれも日常の仕事の中で立場を超えて、それぞれ住民のいろいろな課題の中で飛び込んでいって、そして直接、とにかく住民からいろいろ声をいただかないと、どちらかというと職員の気質というのは意識が高まっていかないというのを実感しておりますので、ですからこういう制度として設けるのも大事でしょうけれども、日々仕事の中でそれぞれ現場へ出て、住民の生の声を聞いたり、思いを肌で感じてくるということを充実させていけば、私は今、岩田議員が提案してくれております地区担当職員が目指すもの、今の仕組みの中でも反映できると思っておりますので、またこれも職員だとか、あるいは住民の方々と相談した中で、やはりそういう制度も試みてはどうかというような御意見が強くなってくれば、これはもう否定するものではございませんので、そういう認識のことを御理解いただきたいと思います。

再質問 3番 岩田浩志

町長も私も思いは同じということでありますけれども、やはり制度設計してきちっとやらないと、広く職員がそのような対応をできるかといったら、私は当然、その現場を持っている職員もあれば、当然、その現場のない職員もあるということで、なかなか難しいのかなというふうに私は受けております。やはり、そういった制度設計の中できちっとアクションとして町民に示すことが、やはり町民にも理解が得られ、その受け入れ体制が育っていくというふうに考えますので、今後、十分研究し、検討していただきたいというふうに思います。それでは、続いて4項目目の緑町団地の運営について再質問をさせていただきます。まず、1点目の空き住宅の管理についてでありますが、幸いにも事故だとか不審者の利用などないということで、私も安堵しているところでありますけれども、ただしかし、この管理の御答弁と内容がかなり乖離しているのでちょっと気になった点を何点か紹介したいと思います。まず、かぎのかかっていない住宅が、私は別に侵入しようと思ってノブを触ったわけではないですけれども、たまたま開いたということで、かぎのかかっていない住宅が1件と、それから非常に気になるのは1戸、中に生活物資が散乱していて、居間に関してはカーテンがかかっていて、中が見えないのどういう状況なのかわかりませんけれども、テレビだとか衣類だとか、ベランダ越しに見えたので、これはもう十数年前からもう住んでいないという話なのです。だから、果たしてこのような状況を放置しているのか、事情があってそういう状態になっているのかちょっとわからないのですけれども。それともう1点、もう既に長年入居者がいないにもかかわらず、ガスボンベがそのままのところが2カ所あるのです。だから、この点は何か事情があったこのような状態になっているのか、一月に1回巡回しているということなので、十分、検査されていると思うのですが、この点について伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の緑町公住についての管理状況についての御質問にお答えさせていただきます。個々の部屋の状況がどういうふうに、岩田議員何点か具体的に御説明いただきましたけれども、個々の住宅のドアを開けて中を調べているのか、あるいは外見で調査しているのか、そこらあたりの詳しい説明は現場からいただいておりませんけれども、それについては確認させていただきたいと思います。また、ガスボンベ云々につきましては、これは多分、そういうものがあるというとらえは町としては押さえておかなければならないことかと思いますけれども、業者の方がそれは業者に帰属することなのかなというふうに今、思うところでございます。実態等につきまして、どういうふうに具体的にその状況を観察しているかということについては、今、ちょっとお答えするものを持ち合わせてございませんので、担当のほうからまた必要であれば後ほどお答えさせていただきます。

再質問 3番 岩田浩志

そのガスボンベの件については、本当に中が入ってるのか入っていないのか、私も確認はできていませんけれども、中に入っているとしたら非常に危険な状態、状況も考えられるのかなということを心配します。それと、中に生活物資がある点についてもちょっと調べて報告いただきたいというふうに思います。それから2点目の、入居者が点在して住んでいるということで、これまでも職員がその入居者に対し― 55 ―て移転の御協力というか、紹介をしたかなと、これは私も聞いているのですけれども、確かに高齢者の実態を見ますと、もう高齢化が進んで自分の力で引っ越しなんかとてもできないというような状況の方がほとんどです。そういった中で集約もなかなかできないのかなという実態はあるのですけれども、やはり周りに隣が入居していないとか、そういうことを考えれば管理上の面、安全上の面でもやはり心配される部分なので、やはりその点、本人の事情をくみ取りながら根気強くこういった職員が町民との意見交換の中で解決していってほしいなと。ただ、現在使われていない住宅の棟に関しては、仮に集約ができなくても、やはり更地にして見通しのよい清潔な管理を図るべきではないかなというふうに考えますのでよろしくお願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の緑町公住の管理に関します御質問にお答えさせていただきますが、実は私もあそこずっと毎日通る道路の縁で、その緑町公住の状況というのはつぶさに見ておりまして、町長に就任させていただきまして一番最初に担当にしっかり集約できないかと指示をした事案がこれでございまして、非常に安全上も、仮に子供の遊び場になっても困りますし、指示をしたところでございます。そして、入居されている方々に相当、私としては好条件、引っ越し、もし転居していただけるのでしたら丸抱えで転居してあげますから、体一つで移っていただければいいのですからと、そこまで提案しております。しかし、これでいいのだということでございまして、縄をつけて引っ張っていくわけにはいきませんので、現在に至っているということで、それと願わくば集約したいというは今でも思っています。ただ、散発的に空き家になっている棟を壊して、そこだけでも更地にするかということは、これはちょっと効率性からいうとちょっと疑問でございますので、やはり私としては集約化されてまとまり、固まりとしてできた場合には更地にしたいなとは考えておりますが、今の状態であいたところだけというはちょっと想定しておりません。

再質問 3番 岩田浩志

ただいま、その集約の件については町長もいい条件を出して相談しているけれどもなかなか受け入れられないということで、確かに実態を見ますと本当に当然、その町におんぶしてという、その入居者の思いもあってなかなかうまくいかないのかなという思いもありますけれども、やはり安全面とか、先ほどの状態を考えるとやはり早急にそういった話を進めていただきたいなというふうに思います。ただ、更地の件については、これは状況を見ても決してできないような状況ではありません。歯抜けにはなりますけれども、やはりそこで視界がよくなるのと、やはり清潔に管理できるということを考えると、また先ほどの状況を考えると、やはり今後、事件、事故につながらないためにもやはり要らない物は早々片づけるということで対応していただきたいなと、もう一度、御答弁お願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員にお答えさせていただきます。まず、私としては集約化が図れることをまず一番願っているところでございます。さきの冒頭の御答弁で申し上げましたけれども、もし何年か、何ヶ月か時間が経過した中で入居されている方々、御本人が心境の変化が起きて、やはり心細いとか、不便だとかということで1カ所にまとまりたいとかというような気持ちに動いてくれれば、これはまた十分に支援をして、そういうふうになっていただければありがたいと思います。その更地にするということの前に、そこに少しエネルギーを使って、そっちを優先させたいなと思っております。ただし、管理については幾つか私も岩田議員のほうから不十分だなというような今、感じを受けておりますので、それは安全配慮の上からも遺憾のないような、取り壊しはできないにしても、そういう徹底はもう1回、再点検が必要だなというふうに理解しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

再質問 3番 岩田浩志

それでは、3点目の空き住宅周辺の草刈り及び除雪の管理についてということで、ちょっと私の認識が間違っていたら困るので、ちょっと町長に1点お伺いいたします。仮に1棟の中で1戸しか入居していない場合、残りの3戸の部分について、当然、入居している部分については住宅の前、それから裏の花壇等については当然、管理しなければいけないというふうに認識していますが、残りの3戸分に関しては、これはどこが管理しなければいけないのか、これは果たしてこの入居している人がその全部を管理しなければいけないのか、ちょっとその辺だけ教えてください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

私も入居者、入居している人がその自分の住んでおられる前、後ろ、これを自分が管理するのが、そういう仕組みなのかなという― 56 ―ふうに理解しております。そのあいたところをどういうふうに草刈りだとか、そういうどういう形でどこまでお願いしているかということについては、ちょっと今、承知しておりませんので。私、今申し上げたような実態がそうでございます。あいたところについては、町が入居していないところについては町が管理するという仕組みだそうです。

再質問 3番 岩田浩志

私もそのように思っていたので、ただここの状況は本当に高齢者ということで、自分の周りを管理できない状況にあって、実態としてはここの町内会、それから高齢者でも元気な方がおられて手助けしながら管理しているということで、町内会長については本当にこの10年間御尽力いただいて、本当に周りの入居者の世話をしてきて、これは草刈りにおいてもかなりの面積、この方が管理されているという実態にあります。何か御答弁の中では町が適正に管理しているような御答弁でありますけれども、ちょっと私の聞いた実態と大分違うのでどっちが正しいかというのを私も判断に困るのですけれども、実態を見ますと本当に町内会長がトラクターで全部除雪していると、ややもすれば町道の部分、道道から入ってくる部分もほとんど自分でやっていると、町がなかなか来てくれないということで、排雪の中でいよいよどうにもならなくなったら町のほうにお願いをしてグランド脇の部分、その部分を除雪に来てもらっているということで、ちょっと何か答えと随分乖離するなというのがあるのですけれども、その方は当初は来てほしいと何度も町に、例えば除雪についてお話をしたけど、なかなか広い道路を優先してやっているのでということでなかなか来てもらえないということで、なおさらここの部分については4戸あるうち1戸しか入っていなくて、3軒分を除雪しないと、極端な話をすれば出入りもできないという実態の中で、それだけ町内会長がどうにもならないからやっているというように私は聞いています。だから、それで町が何も手だてをしないで、いわばおんぶしている、もしそれが事実であればちょっとおかしいのかなと、本来、町で管理しなければいけないのだったら当然、多少、協力してもらえる部分はあっても、例えば燃料代を見るだとか、当然、そういった町として当然、そういう手だては必要ではないかと思うのですけれども、その点について。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、町内会長に除雪等を町がお願いしているという実態は私はないと認識しております。ただ、町の除雪車が除雪に行くまでの時間が、どういう時間帯で行っているかということはわかりませんが、それが例えば待ちきれなくで善意で除雪をしてくれているというようなことはあるとすれば、それはそこだけに限らず全町、方々にそういう実態はございます。だけど、一住民の方に除雪をお願いしているというような、私は実態にはないというふうに考えておりますので、その町内会長さんの方々がどういう思い、善意でやっていただいているということは今は理解できますけれども、どういう経過でそういう御協力をいただいているかということについては、いつか直接担当からお話を伺うようにさせていただきたいと思います。

再質問 3番 岩田浩志

ちょっと私の説明が町長の誤解を招いたのかなと思います。決して、その町内会長が町からお願いされているわけではありません、その町内会長の善意で行っていると、当然、町にもそんなお金の請求もしたこともありませんし、ただこの地域の実態を考えたときに、やはり高齢者が大変だということで、何かあったときに困るということで、そういった除雪もみずから進んでやっているので、ただその町道に関してはきちっと多少おくれてでも町が対処すべきところでありますし、やはりしっかり担当と協力してくれている方と協議の中で進めていただきたい。余りにも膨大な作業量で、これをその町がそんなにやってくれるからいいのだということで、ただ放っておいているという実態がもしあるとするならば、ちょっと疑問だなと思います。ということで答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えさせていただきます。先ほども若干申し上げましたけれども、除雪に限って申し上げますと、どういう時間帯に除雪に行っているかということは、私、今承知できませんけれども、しかしあそこの団地の中も除雪をしなけけばならない路線としてはしっかり位置づけられているはずですし、その住んでおられる方々の行動を始める時間と除雪に入る時間とのタイムラグがもしあったとすれば、それは協議の中でもう少し早めていただきたいとか、こういうふうに除雪をしていただきたいということは、それは協議の中で解消できることですから、ぜひそれは実態はまずそういう経過もあるということでありますれば、実態についてまずしっかりと押さえさせていただきたいと思いま― 57 ―す。

出典:上富良野町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月14日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる