みんなの議会

上富良野町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日

(1)入札制度の見直しについて/(2)意見公募(パブリックコメント)の取扱いについて/(3)上富良野高校第2グラウンドの管理運営について

2009年9月16日、上富良野町議会の一般質問で、岩田浩志議員が「入札制度の見直しについて」「意見公募(パブリックコメント)の取扱いについて」「上富良野高校第2グラウンドの管理運営について」について質問し、町長 向山富夫、総務課長 服部久和、建設水道課長 北向一博、教育振興課長 前田満が答弁しました。

質問者
岩田浩志 議員
答弁者
町長 向山富夫、総務課長 服部久和、建設水道課長 北向一博、教育振興課長 前田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 岩田浩志

私は、さきに通告してあります3項目について質問させていただきます。まず1項目め、入札制度の見直しについて。全国的にも公共事業が減少する中で、今回、国の経済危機対策が講じられたものの、我が町においても今後公共事業の創設がますます厳しくなることが予想されます。そのような状況の中、無理な入札が急増し、建設業界も重大な危機に直面しています。このような状況が続けば、工事の手抜き、安全対策の不備や雇用者に対する労働条件の悪化が懸念されるところです。公共事業の入札については、透明性の確保と公正な市場づくりの観点から、その事業者が町内に本店の登記があるのか、事業実績及びボランティアなどの地域貢献度の評価、町民の雇用者の割合など点数制度を設定し、総合評価制度の導入を図るべきと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。2項目めに、意見公募の取り扱いについてお伺いをいたします。記憶に新しいところでは、日の出公園臨時駐車場の意見公募がありましたが、意見公募の取り扱いについてお伺いをいたします。町民から寄せられた意見等は、課長会議等で協議された形跡が見られないが、町長、職員間でどのような協議がなされて、町広報及びホームページで町の考えを示しているのか。また、町の考えの中で今後検討するとあるが、いつまでに検討して答えを出すのか、今後の検討過程、結果も報告すべきと考えますが、町長に見解をお伺いいたします。続いて3項目めの質問ですけれども、上富良野高校第2グラウンドの管理運営についてお伺いいたします。北海道所有の用地と聞いておりますが、以前は、上富良野高校野球部の練習や町の行事で利用していましたが、現在の状況は、土石が堆積され、雑草が生え、やぶ化している状況にあります。住宅街の中にあって、非常に景観・環境的にも悪く、また、事件・事故につながりかねない状況にあり、北海道に対し適正に整備・管理運営を申し入れる必要があると思われますが、町として、北海道とこれまでどのような協議が行われているのか、また、今後どのように整備され、利活用される予定なのか、町長に所見をお伺いいたします。以上、3項目について、答弁をお願いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず1項目めの入札制度に関する御質問にお答えさせていただきます。公共工事の入札につきましては、これまで標準的な技術や工法を前提とした仕様を規定し、価格のみで落札者を決定してきているところでございますが、議員御指摘のように、公共事業が減少する中で、受注をめぐる価格のみの競争が激化し、技術力を持たない建設業者のダンピング受注による工事事― 25 ―故や手抜き工事、さらには下請業者や労働者へのしわ寄せなど、公共工事の品質低下について、全国的には一部懸念されているところでございます。そこで発注者が、工事内容や周辺の状況などに応じて、さまざまな評価項目を設定し、企業からすぐれた技術やノウハウの提案を募り、価格と価格以外の要素を総合的に評価する仕組みとして、総合評価方式が制度化され、その活用も拡大しつつあります。現在のところ当町におきましては、さきに述べたようなダンピング受注等公共工事の品質低下を招くような状況は見受けられませんが、今後に備え地域貢献度なども評価項目といたしました総合評価制度の中の一つであります特別簡易型の総合評価方式の採用も、入札手法の一つとして持ち合わせていることも必要と考え、検討するよう指示しているところでございます。現在、指名選考委員会を中心に、当町に合った制度のあり方について検討を進めているところでございますので、御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めのパブリックコメントに関する御質問にお答えいたします。パブリックコメント制度は、町民生活や事業活動等に重大な影響を及ぼすと認められる政策などの策定時及び改定時におきまして、政策決定過程に町民の行政参画機会を提供するとともに、町民に対する説明責任を果たすことにより、行政運営の透明性を図りつつ、町民参加型の公平・公正な町政の実現を目指すことを目的に、平成17年3月から実施しているところであります。私といたしましては、町民との情報共有及び町民参加を目指す手法の一つとして、極めて有効な手段であると考えているところであります。さて、議員御質問の町民からいただいた御意見に対する町の考え方の決定方法についてでありますが、パブリックコメントの対象案件が全課にわたる場合には、課長会議等での意見を参考として、また個別の案件の場合には、担当課などから意見聴取及び協議を重ね、できる限り町民の御意見を反映させることを基本としながら、私自身において最終的に決定させていただき、町の考えを公表しているところでございまして、すべて課長会議で協議を行うという形態でないことを御理解賜りたいと存じます。次に、「今後検討する」との表現に対する検討過程の報告に関する御質問でございますが、基本的には「検討する」といったような抽象的な文言は、極力使用しないように心がけているところであります。しかしながら、パブリックコメントの御意見の内容によっては、直ちに対応が可能なものと、中長期に検討を加えなければならないものもございますし、短期的に検討過程を報告するに至らないケースもございますが、今後は、町民との情報共有の観点から、寄せられましたコメントの検討経過についても、適切にお知らせできるよう改善してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの上富良野高校第2グラウンドの管理運営についての御質問にお答えいたします。上富良野高校の第2グラウンドは、北海道の所有地で、上富良野高校が管理しているところで、以前は、上富良野高校野球部の練習グラウンドとして使用されておりました。町の行事にも利用させていただいたことや、町の排雪場として利用させていただいた経緯もございます。現在の状況といたしましては、議員が御指摘のとおり、土石が堆積され、雑草、雑木が生え、景観や環境上からも好ましい状況でないところであります。こうした中で、町といたしましても第2グラウンドの適正管理について、教育委員会を通じて上富良野高校に申し入れを行い、第2グラウンド周囲の草刈りなどを実施していただいた経過にあります。また、周辺地域住民の皆様にも、草刈りなどの御協力をいただいていることもお聞きしており、感謝申し上げるところであります。現在、上富良野高校において、北海道教育庁に対して、第2グラウンドの環境整備に係る予算の要求を行い、大きな石の除去と雑木・雑草の除去に要する費用が予算化され、ことし10月中旬ころから、環境整備の実施を行おうとしているとお聞きしております。上富良野高校によりますと、今後の整備及び利用計画につきましては、従来どおり、年2回程度の雑草刈りを実施し管理に努めていくものの、高校としての利用は考えていないということであります。私としましても、今後、適正な管理運営をしていただくよう、上富良野高校に対しましてお願いしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 3番 岩田浩志

まず1項目めの入札制度の見直しについて再質問をいたします。ただいま町長の御答弁では、非常に前向きな答弁をいただいたなというふうに感じ取っていますけれども、さて、今、社会的にはどのようなことが起きているかというと、北海道では以前公共工事の落札率が70%から90%であったものが、本年、上限の90%に設定されました。この90%を下回る入― 26 ―札については失格ということで、このことにより道の予算が20億から30億円膨らんだと、膨らむといった予想も書かれているところであります。このことから見て、これまで公共事業においては単に価格競争させていたものが、余りの勢いで企業の倒産がふえ、その影響により本当に大量の失業者が発生したと、このような状況を考えると、ハローワークの状況を見ておりますと、受け皿が3割、求人募集の3倍から5倍の失業者だといった情報も聞いているところでございます。このことから、失業保険等で保護されている期間はいいのですけれども、その後においては本当に仕事がない中で、生活保護者が本当にふえていると。こういったことを改善する、対応する上では、国も道もやはり適正な入札が行われて、ある一定の業者が守られなければ、国も道も各自治体も存続はあり得ないと、こういったことで道が動き出したものと考えます。今回、国の緊急経済対策においても失業者の緊急雇用対策と地域経済の活性化を図ることを目的としたもので、自分たちの町は自分たちで守るのだといったことを道の建設部の指導のほうからも、最低落札率の引き上げ及び総合評価制度の導入は、各自治体の担当者に推進されている状況は、町長もよく御存じのことと思います。そのことから、これまで町の入札制度においては、尾岸町長時代に、指名競争入札の中で町外の業者を1社、2社入れるといった経緯もございましたけれども、先ほどの町長の行政報告の中では、できるだけ町内の業者に仕事をしてもらいたいのだと、そういった意を感じましたので、その点については私も同感でありますので、そういった方向で進めていただきたいなというふうに思います。それで、総合評価制度の導入については、町長もよく御存じのことかと思いますけれども、近隣は旭川市、鷹栖町、富良野市といったところが、既に導入をされているところです。富良野市の内容については、総合評価制度、地域限定型一般競争入札総合評価制度という状況で、2,000万円以上の工事に対して、本年度から試行的に導入を図ったところです。この内容を見ますと、本社が富良野市になく、雇用者の割合が20%未満で、地域精通度の低い地方の業者が入札に参加した場合、おおむね入札率で5%近く、差がつくというような内容だと聞いています。実際問題として、これだけ差がつくと、ほとんど富良野市以外の業者が入札するのは、非常に難しいというように私は受けとめています。それから、この制度が認められているという背景には、その地域に本社があり、雇用率も高いということは、地域への貢献度もあり、そのことが入札に評価されていることが、まさしく公平なことだと判断できるところです。我が町においても現在のところ、指名競争入札がほとんどとのことでありますけれども、指名競争入札の中にあっても特に町内にない業種及び入札の中で、町外の業者をやむを得なく入れなければならないような事業に関しては、特にこの制度を早急に導入する必要があるのではないかというふうに考えております。この問題については、業者と、それから行政だけの問題ではなくて、広く町民がこの制度を理解していただいて、できるだけ町内の仕事は町内の業者にやってもらうのだといったことが、やはり今後のまちづくりに大きな力になると考えますけれども、この点について、ただいま町長の御答弁で特別簡易型の総合評価制度という御答弁がありましたけれども、この制度は、富良野市で導入している総合評価制度とどのような違いがあるのか。それから、現在、検討されているというお答えでありましたけれども、どれぐらいの時期をめどにこれを制定しようとされているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の入札制度に関します御質問についてお答えさせていただきます。議員から御提言がございました総合評価方式の入札制度の導入を図ってはという御意見でございますが、総合評価制度の採用は、当町にとりましても今後大いに検討していくべき課題だということでは、全く考えを一つとするところでございます。ただ、お答えの中でも御説明申し上げましたように、我が町におきましては、現在、ダンピング落札とかというような傾向はないということで、御承知おきいただきたいと思います。おおむね95%を超える落札率となっているなというふうに理解しておりまして、私といたしましては当然、予定価格も適正に決定させていただいておりますことから、この落札率が町内の経済循環にとっては、適正に機能しているというふうに理解しているところでございます。それから、お尋ねの中でいろいろ評価制度導入の意義についてお話がございましたが、お答えが少し横に逸れるかもしませんが、私も実は公共工事等を通じまして、いろいろな工事等を通じまして、北海道がランダムカットと申しましょうか、特に農業土木について一時指摘をされた時期の入札が、非常に広範な地域から業者を募って入札をしたという経緯の中から、工事を経験した経過もございますが、非― 27 ―常に本当にその時は身をもって地域に根差していない業者の方々が参加されるということは、我々、受益を受ける地元にとってどれだけ不便だったかということを私も実感しておりまして、今、岩田議員がお話、御提言にありましたような地域性を考慮した入札制度を取り入れることは、我が町にとっても有益であると。導入の時期につきましては、現在、平成21年度に入りましてから国の補正予算等において、地域の活性化等を促すという趣旨で行われております事業につきましては、国のほうもなるべく地域が活性化するように配慮するようにということでございますが、今後、通常の事業展開の中では、こういう方法を取り入れることが地域のためにいいことにつながるというふうに考えておりますので、新しい、ことしの平成21年度では予定しております事業以外に想定できませんので、22年度以降に対応できるような準備だけは、それぞれどういう事案が起きてくるか、ちょっと今のところ想定できませんけれども、広く業者を求めなければならないような事案が、一般的に申しますと大型事業かなということが想定できますけれども、そういうときに備えた準備は、十分備えておきたいなというふうに考えております。それから、お尋ねの中で簡易型と総合型、その区分けは厳密にちょっと私承知しておりませんので、担当のほうからお答えをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 総務課長 服部久和(総務課長は2010年3月まで)

岩田議員の御質問にお答えいたします。総合評価方式、今、国のほうから提案されている形式四つあります。まず一つに、高度・技術提案型、これにつきましては技術的な工夫の余地が大きいものを言っておりまして、あと景観だとかライフサイクルコスト等の観点、これを総合的に評価しようとするものです。もう一つが、標準型というものでありまして、これも技術的な工夫の余地は、最初言ったものと同じように大きい工事について行うとしております。ただ、最後のほうで言いましたライフサイクルコストだとか景観との調和、それらの項目がないものが標準型ということで言われております。三つ目が簡易型というものです。これにつきましては、技術的な工夫の余地が小さい工事ということで、あとは簡易な施工計画や種類類似工事の経験、工事性質等に基づく技術力と価格等の総合評価を行うものを簡易型と言っております。それに、さらに特別簡易型でありますけれども、今、言いました簡易型から施工計画を評価項目としないで、工事成績や施工実績等に定量化された事項等入札価格による総合評価を実施するというものであります。ちなみに特別簡易型につきましては、総合的に評価する項目でありますけれども、評価項目として企業の施工能力、配置予定技術者の能力、地域貢献度、その他というような四つの項目で評価をしようとするものであります。以上であります。

再質問 3番 岩田浩志

ただいまの課長の説明、それから町長の御答弁で、簡易型総合評価の中で、私が一番危惧するところが地域精通度、ボランティアだとか、それからそこに本社が、本店があるかという部分について、もう一度、町長のお考えをお聞きしたいのと、それから今年度は無理だけれども、来年度に向けて検討しているのだということでありますけれども、そうしたら来年度早々から取り組めるような方向で町長はお考えなのか、あわせてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の入札制度の見直しについての御質問にお答えをさせていただきます。ただいま御質問の導入時期、あるいは導入に当たりましての考え方でございますが、こういう制度を導入する方針を定めましても、受注側となります企業のほうに、そういう予告をしておりませんので、当然、企業の例えばボランティア活動にいたしましても地域貢献度にいたしましても、そういう前提での今まで企業活動は、要するに同じ土俵で相撲をとってくださいというような提示を今までしてきた経緯にないものですから、やはり企業の方々にそういうことに備える準備と申しましょうか、そうかと、今度はそういうようなことの評価をしていただけるなら、ぜひ会社としても貢献をしていくように頑張ろうという、そういう助走期間も与えるべきかなと思いますので、22年度から導入できるような準備をさせていただければいいかなというふうに、今現在考えております。それから、本店の所在云々等につきまして、まだ検討の過程でございまして、申しわけありませんけれども、具体的なまだ考えに至っていないので、考えが煮詰まり次第、また皆さん方に御相談申し上げて、取り進めさせていただきたいと考えておりますので御理解賜りたいと思います。

再質問 3番 岩田浩志

非常に前向きなお答えをいただいたというふうに理解しています。次に、2項目めの意見公募について再質問をいたします。― 28 ―日の出公園臨時駐車場の意見公募を例にとりますと、当然、町長の魂がここに入っているのだろうなというふうに思われますけれども、担当課から意見を聞いて協議を重ねたと、町長の御答弁にありましたけれども、どうしても私は、課長会議等でさまざまな角度から、多くの職員によって協議されないのかなというふうに考えます。当然、担当課はもちろんその件に関しては詳しいですし、さまざまな意見を持っておられますけれども、さまざまな関係ない方から聞くことも観光客の目線で見れたり、そういったことで当然そういった協議が必要でないかなと、私は感じます。日の出公園臨時駐車場の回答を見ますと、どうもその辺が協議のあとが感じられず、また町民の意見を何とかくみ取ろうという姿勢がどうも伝わってこないような気がいたします。「検討する」という文言については、ただいま町長の御答弁で、できるだけ使いたくないのだというお答えがありましたけれども、私は決して検討することが悪いわけではなくて、必ず検討するという答えには、いついつまでの期間必要なのだと、検討する期間が、ということを必ず提示して、その検討過程をしっかり伝えるということが大事で、決して検討することがだめなわけではないので、今後、検討という言葉については、以前、同僚の議員からも「検討」という対応について御指摘ありましたけれども、そういったことではきちっとそこに明示することが必要だなというふうに感じます。検討するということが、結果を先送りするものではなければ、検討という言葉の扱いについては、私は何ら問題ないなというふうに思います。そこで日の出公園臨時駐車場の意見の中で、何点か気になる点がありましたので、ちょっとお話させていただきたいなと思います。1点目は、日の出公園のネーミングですが、町民の御提言で、日の出公園がラベンダーのネーミングをあらわしていないという御意見でありましたけれども、この件について、「ラベンダーの丘とか、上富良野丘のラベンダーというネーミングに変えてはいかがですか」という御意見がありました。現在、日の出公園ラベンダー園という扱いになっておりますけれども、この提案者はなかなかおしゃれだなと、私は思いました。これまで使っていた言葉からすると、ラベンダーの丘という言葉は、これは私の主観なのですけれども、何か穏やかに咲くラベンダーをイメージすることができて、逆に丘のラベンダーというただ言葉を入れかえただけなのですけれども、何か風薫るようなイメージが私には伝わってきました。こういった町民の提言に対して、十分な協議がされない中で、現在、こういうふうに使われているからこのままいくのだということではなくて、こういうことに対しては、本当にもう少し時間をかけていろいろな方々から意見をいただいて決めると。ホームページで検索する上でも、何らこの言葉を入っても検索する上で全然支障がなくて、例えば丘のラベンダー日の出公園とかという名前になっても、何の問題もないなというふうに私は受けとめました。2点目に、「噴水の部分を駐車スペースにしてはいかがですか」という町民からの御提言がありましたけれども、回答は必要なものだと、否定的な回答でありました。こういう素っ気ない回答だと、質問者からすると、どのような協議を行われてこの結論を出したのだと、十分な協議が図られているのかなというふうな感じがいたします。特に、この下のせせらぎの部分、噴水の部分はそう大きなスペースでもないところですけれども、せせらぎの部分は確かに動線の部分も有しておりますけれども、この部分の面積が既存の駐車場の大体60%から70%近く、動線を除いてもあります。今、前の臨時駐車場がなくなった現在、ここをせせらぎを優先するのか、それとも臨時駐車場がない中で駐車場を拡張するのかという点については、私の気持ちの中では、やはりそこを駐車スペースとして活用するのが、優先順位だなと思います。これが、町長並びに職員間では、せせらぎを優先されたというふうな判断をせざるを得ないのですけれども、こういった部分についても当然、現場を見て課長会議等並びに関係機関ともしっかり協議を重ねて決めるべきではないかなというふうに思いますけれども、この部分について、町長、どのような意がそこに入っているのか、ちょっとお答えいただきたいと思いますけれども、よろしいですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員のパブリックコメントにつきましての御質問にお答えさせていただきたいと思います。パブリックコメントにつきましては、冒頭申し上げましたように、平成17年度からこの制度がスタートをしておりまして、概して申し上げますと、都度、方針は明確にお答えしているというふうに私も議員の立場でいた時代も、当時の町長から報告をしている中で、都度、方針だけは明確に示されていたのかなというふうな理解をしているところでございます。それで、方針を定めるまでの過程の問題でございます。例えば、今、議員お説の日の出公園の駐車場にかかわりますパブリックコメントの中身について― 29 ―の協議等につきましては、主体的は、担当課を中心として協議を進めてきた経過にございます。ただ、定例的に行っております課長会議等については、これは都度、担当課に及ばない部分でも広く、それぞれ課を越えて意見を求める機会は毎回ございます。そういうことで、皆さんが管理職のそれぞれが共通の認識、共通の価値観を持つということに対しましては、私は、そういう情報の共有はなされているというふうに理解しております。ただ、結論を導くまでの途中で、そういう段階も経た中で担当課と協議をすることが適当な事案については、そういう形をとらせていただいております。また、全課にわたって結論を導くことのほうが望ましいようなものについては、そういう形をとるということで対応をさせてきていただいております。私が、就任させていただきましてから、まだ現実にそういう場面に遭遇した事案は1件しかございませんので、これから、今、岩田議員がお話ありましたように、やはり協働のまちづくりを宣言したわけでございますから、当然、町民の皆さん方から寄せられるさまざまな御意見に対しては、それから答え方の表現一つとっても、やはりお尋ねの方々に誠意を持って答えている、くれているというふうに印象を持たれるようなそういう工夫は、これは努力すればできることですから、それはそれぞれ原課において対応していただくように、これからは指導してまいりたいと思います。それから、具体的な日の出公園の駐車場に関します部分につきましては、ちょっと想定しておりませんであれですが、私の考えで述べさせていただきますが、私といたしましては、駐車場のあり方というのは、やはり駐車場と銘を打つからには、広く訪れてくれる皆さん方に、その用に供するような条件を整えて、初めて訪れる方の期待にこたえるものだというふうに理解しておりまして、どちらかと申しますと、もう一歩機能が満たされていないというような状況の中での位置づけは、一方ではまた非常に御不便や何か誤解を与えるもとになっても困るなということで、そこはきちっと皆さんがある程度認めていただけるような機能を果たせるかどうかというようなことで、今回はそういう位置づけをしなかったということで御理解いただきたいと思います。

答弁 建設水道課長 北向一博(建設水道課長は2014年3月まで)

岩田議員の御質問に、町長の回答に加えてちょっと補足させていただきます。先ほど、エントランスゾーンを駐車場として拡張するという計画につきまして、その意見に対するお答えをしておりますけれども、この中でちょっと口足らずのお答えを掲載してございます。実際上といたしまして、公園整備に当たりましては、国の補助金とかいろいろな起債事業を起こして継続して、その償還に当たっております。このため既につくられた施設、これを加工してほかの用途に変えるということについては、かなり制約が加わるという部分がありまして、難しいという観点から、こういうお答えになっているということを御承知おきいただきたいと思います。

再質問 3番 岩田浩志

ただいま課長の答弁は、やはりそういうことはきちっと伝えなければいけない。どうしてできないのかと聞いているのだから、それが果たして本当にできないのかどうかということも含めて、できる可能性があるのであればできる方向で検討すればいいことだし、完全にできないのであれば、こういう理由でできないのですということを真摯に伝えなければいけないと思うのですよね。先ほど、町長から御答弁をいただいたのは、やはり町民に誠意を持って答えるのだという姿勢が、一番大事だと思うのですよ。先ほど、質問の要旨にない質問をしてお答えをいただいて申しわけありませんでしたけれども、やはりそういったものが書かれている内容に、伝わってこなければいけないと。その陰では、もっと慎重に十分に協議することも非常に重要なことだと、私は思います。町長から、そういう心温まる御答弁をいただいたので、今後は、そういったように改善されるのではないかなというふうに考えています。また、既に改善されたもの。例えば、上がっていく通路の傾斜地の部分に、「腰かけをつくってもらえませんか」という質問に対して、その質問を受けてだと思うのですけれども、既に丸太を埋め込んで腰かける場所が何点か用意されました。こういったことについては、もっともっと町広報を通じて、町民からこういう御意見いただいたので、こういうふうにさせていただきましたと、利用者から大変喜ばれています。来年からは、二人かけのいすも用意しますと、こういったことをもっと積極的にやったことについては伝えていくべきだと、私は考えます。こういった早急に対応できる部分もありますので、そういった場面で伝えていかないと、本当にわかっている人はほんのわずかで、広く町民が知っているような内容ではないかなというふうに思います。私も腰かけているおばちゃんに、「どうですか」と言うと、「ちょっと小さいけれども、いいよね」というお答えをいただいたので、こういうほのぼの― 30 ―したことについては、もっと積極的に広報の隅を用意してでも写真を載せて、ぜひ伝えていただきたいなというふうに思います。いずれにしても即答できる答え、そして協議が必要なものと、もっともっと慎重に御協議いただいて、できるだけ熱意を持って回答に当たっていただきたいというふうに思います。それから、3項目めの上富良野高校第2グラウンドの管理運営について再質問をいたします。高校として、今後、利用目的がないということでございますけれども、どのような管理運営を高校自体がしようとしているのか、町は、どういうような形を望んでいるのか。地域住民に聞きますと、本当に草刈りも十分にされていないのだと、そういった中で自分の前だけ自分で草刈ったよと。現在の状況を見ても、本当に昼間でも中へ入っていけないような、気持ち悪い状態です。それで、そこに立入禁止も何もない中で、バックネット・小屋があって、そこに岩だとか土だとか堆積されていて、非常に危険な状態でないかなと、私は思っているのですけれども、何か聞くところによると、予算づけられてある程度改善される方向にはあると思うのですけれども、実際、町が求めているのがどういうような状況で、高校側はどのような対応をしようとされているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番岩田議員の3項目めの高校の第2グラウンドの件についてお答えさせていただきます。実は私も近くでございまして、かねて私もあの高校の教員住宅も含めまして、環境はよくないということで、実は私も過去に申し入れした経過がございまして、グラウンドのみならず、住宅の周辺も草刈りが十分なされていないとかというような実態にあることを承知しております。高校の当局も、それは認識しておられるようでございまして、ただ、先生方、あるいは職員の方々が、みずから行って整備をするというようなレベルのものでもございませんし、大変苦慮しているのではないかなというふうに考えております。また、地域の住民の方々も南側については、草刈りをしてくれておりますのを私も承知しております。それで再三、教育委員会を通じて高校のほうには、安全上も問題あります。大きな石ころがありますので、それらも解消してほしい。当然、美化にも努めてほしいということで、申し入れをしている実態にございますが、高校のほうからのお答えですと、非常にその予算化されなくて、期待にこたえれないということで回答があったわけでございます。今年度、お聞きしますと、100万円には届かないのかなというぐらいの予算らしいのですが、それをもって整備を、整備というか美化ですね、整備まで恐らくいかないと思うのですが、大きな石を取り除いたり、草を刈ったりというような、多分、その程度の予算でできる範疇というのは大体想像つきますけれども、そういう程度でのお答えをいただいているというふうに聞いております。町といたしまして、町が独自に今後利用計画は先ほど申し上げましたように、持ち合わせておりません。ということで、これは北海道の考え方一つということになりますので、町といたしましては、とにかく再利用をしてほしいということは特に申しておりませんけれども、とにかく住民に不安を与えない、環境衛生上もいい状況を保ってほしいということは、これからも言い続けてまいりますので、利活用については現在、町としての考えは持ち合わせておりません。もし、高校の今回の対応についての詳細について、必要でしたら教育委員会のほうからお答えをさせていただきますが、私のほうからは以上でございます。

再質問 3番 岩田浩志

今、町長のほうから、具体的な話は教育委員会のほうからというお答えいただきましたので、ちょっと高校とどのようなやりとりの中で、どういう整備をされようとしているのか、ちょっと伺いたいと思います。

答弁 教育振興課長 前田満(教育振興課長は2010年3月まで)

3番岩田議員の御質問にお答えしたいと思います。高校との協議の中では、ことしの6月ごろから、住民の方からの御意見もいただいた中で、まず周辺の環境整備に力を注いでほしいということで、私どものほうから高校のほうに一応申し入れをしておりました。その結果としては、高校のほうでもなかなか予算がつかない状況の中で、通常の予算ベースでいくと、年2回程度の草刈り程度という状況しかない中で、今回、ことしの4月に新しく事務長さん、それから校長先生赴任されたわけですけれども、北海道教育庁のほうに、ぜひ整備をしていかなければならない部分が相当あるのでということで、6月ごろから道教委のほうには申し入れを行っていたそうであります。やっと今回、9月の当初に、今、先ほど町長が申し上げました一定程度の金額の予算がいただけるということで、ただ、全面的な整備までには至らない― 31 ―部分はあるけれども、とりあえず土石の除去ですとか、雑木の撤去とか、できる限りのことはしたいということで伺っております。ただ、今後においてもこれが既定路線の中で、これぐらいの金額が常時つくのかということで確認もさせていただいたのですけれども、それについてもなかなか難しい状況にあると。あくまで年2回程度の周辺の草刈り程度の予算しか、今のところはついてないということで、高校のほうからは回答いただいております。ただ、私どもとしてもできる限り、その安全性も含めて適正な管理をお願いしたいということでは、再三、お願いをしているところであります。以上でございます。

再質問 3番 岩田浩志

ただいま2回程度の草刈りというお答えでありましたけれども、現状においても全然、そんな2回草刈りされているような状況にありません。これまでそういったことは行われてないのだろうなとは推察しますけれども、今回の整備も含めて、今後、そういった部分で適正に管理運営していただけるようお願いしたいなというふうに思います。私としては非常に景色のいいところで、ああいうふうな状態で非常に残念だなというふうに思うのですけれども、移住者等々に解放して、あそこを整備できるのであればなというふうな気持ちもありますけれども、いずれにしてもあの地域住民に不安が及ばないように、適正に管理していただきたいなと思います。以上です。

出典:上富良野町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる