みんなの議会

上富良野町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月18日

(1)特別養護老人ホーム及びショートステイの増床について/(2)病児・病後児保育及び休日保育について/(3)保育所の民営化について/(4)上富良野小学校の改築について/(5)スキーリフトの更新について

2009年3月18日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「特別養護老人ホーム及びショートステイの増床について」「病児・病後児保育及び休日保育について」「保育所の民営化について」「上富良野小学校の改築について」「スキーリフトの更新について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 北川雅一が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 北川雅一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について、町長及び教育長に対して質問いたします。ま ず 第 1 点 目 に は 、 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 及 びショートステイの増床についてお伺いいたします。第5次上富良野町総合計画では、平成30年の総人口は1万1,508人、そのうち年少人口が1,319人、生産年齢人口が6,278人、老齢人口が3,911人という形で、34%になると想定しております。平成19年度においての高齢者人口では2,857人で、23.1%と比較しても、11%と高くなっているというのが実情であります。そのような中で、介護サービスの充実が、また、予防が、一層求められているということは言うまでもありません。現在、町においての特別養護老人ホームでは入所ができず、他の施設に入所されるという方も出てきているという実情にあります。今後さらに高齢化が進み、高齢者世帯、あるいはひとり暮らしの老人世帯がふえる傾向にあることは間違いありません。そうすれば、在宅介護のサービスの充実は当然ながら、施設サービスの充実も必要になるということは明らかであります。特別養護老人ホームの施設の増床は、当然そういう状況の中では必要になってきているというのも実情ではないでしょうか。介護されている方からは、特別養護老人ホームの増床を望む声も寄せられています。また、ある方は、他の自治体の施設を利用している方がおり、遠くへ行くのであれば、時間やいろいろな制約がかかる、地元にあれば本当に助かる、こういう声が聞かれるという実情もあります。今、特別養護老人ホームの現在の利用状況、今後の増床などの対応についてお伺いいたします。次に、二つ目には、短期入所療養介護、ショートステイについてお伺いいたします。平成15年度の利用実績は2,093回、平成19年 度では 1,6 33回 と 減少傾向にありましたが、平成20年度に入って、短期入所療養介護を利用される介護認定者の方がふえるという傾向があります。また、町立病院においての短期入所のベッド数が削減されるという状況の中で、利用したいと思っても、なかなか入所、必要な利用数が使えない、そういう声が聞かれるという状況であります。今、介護者にとっては、社会的な事情や家庭的な事情で急に短期入所を利用したい、こういう方も当― 85 ―然おられます。そういう意味では、今後、上富良野町 に お い て 、 こ う い う 利 用 さ れ る 方 々 の た め のショートステイの増床、現状についても、今後どのように対応されるのかお伺いいたします。次に、病児・病後児保育及び休日保育についてお伺いいたします。上富良野町の次世代育成支援行動計画では、病後児保育及び休日保育事業計画が示されています。しかし、いまだに未実施という状況にあります。今では、保育所を利用する保護者の就労形態もさま変わりしてきています。休日、祝祭日も就労しなければならないという状況も生まれてきております。そのような状況で、保育所で、また、たびたび熱を出される子供さん、そういう場合は、仕事を、職場を離れて迎えに行かなければならないという状況も出てきております。そういう意味では、今の多様化する保育所の利用形態に合った病児や病後児保育及び休日保育の体制の充実というのは、とりわけ重要になってくることは明らかであります。ある方に聞きましたら、祝祭日などは、身近に親類がいない場合、知人や友人などに預ける。また、出張している場合は、急に帰ることができないから、子供さんが熱を出したときなどは大変だ。だから、安心して、町にそういう保育の体制が受けられるような、そういう保育体制を充実してほしい、こういう声が聞かれます。そういう意味では、病児・病後児保育及び休日保育の対応というのは町に欠かせないものだと考えますが、この点について、町長の見解についてお伺いいたします。次に、保育所の民営化についてお伺いいたします。保育所は、社会での就労形態が変わる中で、働いているお父さんやお母さんが安心して働くことができると同時に、乳幼児の子供たちが集団の中で心も体もはぐくまれる大切な集団保育の場所であります。また、保育所は、父母の子育てと仕事の困難をお互いに分かち合いながら、子供を育てていく大切な場所になっているということは明らかであります。この間、中央保育所においては、地域の要望にこたえるという状況の中で、交流の場所を設けるなど、地域に根差した子育ての拠点づくりをしています。また、同時に、町には民間の保育所、幼稚園もあり、それぞれが特色ある子育てを行っているというのも実情であります。そういう中で、私は、改めて、地域に根差した公立保育所のあり方というのは何かということが今問われていると考えています。地域保育所との連携を強化し、地域の保育力を高めるという実践の場所として、より重要な拠点になってきているものと考えます。そのことを考えれば、今まで中央保育所で、保育士や父母と子供、地域の人たちとはぐくんできた豊かな保育の蓄積をより地域にも還元する、また、そういう蓄積された力を生かすということが求められていると考えます。今、町においては、中央保育所を民営化にする動きがあります。機械的な民営化ではなく、公設の役割をしっかりと評価し維持すべきと考えますが、町長はどのようにお考えでしょうか。中央保育所は、子育ての場所として、地域や父母からもしっかりと信頼され認められています。この間、町長の執行方針には、中央保育所の今後については、民・公設運営などについて検証作業をしっかり行うと述べているだけで、現状を維持するとは明確にされておりません。その点で、町長は現状維持をはっきり明言されるのかどうなのか。以上のことを述べて、町長の見解を求めるものであります。次に、上富良野小学校の改築及び放課後子どもプランについてお伺いいたします。上富良野小学校は、昭和35年に建設され、この間、大規模修繕を繰り返しながら現在に至っています。もう既に、校舎は雨漏りや、あるいは床が傷む、天井がゆがむ、あるいはトイレの悪臭がひどいなど、子供たちからいろいろな声が寄せられています。また同時に、近ごろでは、安全ということが叫ばれる中で、上富良野小学校においては、児童の登下校時の状況が職員室からは見えないという特殊な状況もあり、早期に改善を求める声もあり、町においてもその対策も講じてはきておりますが、根本的には、改築を早める、これが一番方向性としてはいい方向だとは考えます。昨年度は町において耐力度調査も実施されましたが、さらに、今年度においては耐震力についても調査されるということでありますが、以上のことを述べて、今後、上富良野小学校についての改築計画、どのようにお考えなのか、教育長にお伺いいたします。次に、放課後子どもプラン事業の場所の確保についてお伺いいたします。上富良野小学校、江幌小学校、東中小学校、西小学校では、空き教室を利用した放課後子どもプランを実施しています。現状では、2月現在までの子供の利用数、上富良野小学校では延べ人数1万2,412人、西小学校では 、延べ 人数で は6,3 28人となっております。日常の放課後クラブ事業の実施は、狭い空き室― 86 ―やホールを利用せざるを得ないという状況になってきております。指導員の方々は、多くの子供さんがけがをしないのか、これが一番気がかりだと話してくれました。また同時に、子供においてもストレスがたまらないのか、本当に心配だと、こう語ってくれました。そういう意味では、放課後プランと学童保育の共同の運用が始まったときから、この場所の確保の問題は、狭隘な中で進められる放課後子どもプラン事業、多くの問題を抱えて事業が始まったというのも実情であります。そういう意味では、今後、上富良野小学校等の改築などがあれば、その計画の中に放課後子どもクラブが、子供たちが利用できる施設の併設などを検討してはいかがかと考えますが、この点についても教育長の見解を求めます。次に、日の出公園のリフトの更新についてお伺いいたします。ことしは積雪も少ないという状況の中で、始まりも終わりも早いという状況になりました。日の出公園のスキーリフトが設置されてから年数が経過しております。あのスキーリフトは、ひもで引き上げるという、そういうスキーリフトになりますので、小さな子供さんは足がとられて転んでしまうという、そういうことも多数見受けられます。多くの人たちからも、いろいろな活用方法を考えれば、スキーチェアつきのスキーリフトを腰掛け式に変えてほしい、こういう声も寄せられています。財政事情もあるかと思いますが、この点についても、今後の対応について教育長の答弁を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の3項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの特別養護老人ホーム及びショートステイの増床についてでございますが、この2点についてお答えさせていただきます。本町の介護保険事業の現状ですが、高齢化率の上昇とともに、既に要介護者認定を受けておられる方も、年齢を重ねるごとに介護度が重度化していくことから、在宅で介護する家族の困難度が増し、施設入所者は増加の傾向となっております。平成21年度からの第4期介護保険事業計画におきましては、施設介護サービスの面では、国において在宅介護に軸足を移しておりますことから、本町の特別養護老人ホーム、ラベンダーハイツの増床は盛り込んではおりません。また、ショートステイについてですが、本町ではラベンダーハイツと町立病院の2カ所で実施をしておりましたが、昨年12月から、町立病院におきましては老人保健福祉施設への転換を図ったことに伴い、町立病院でのショートステイ受け入れは行っておりませんので、ラベンダーハイツのみの運営となっております。在宅介護を支える重要な介護サービスでありますショートステイの確保を図るため、ラベンダーハイツにおいて1床増床いたしまして、現在10床で対応しておりますが、希望の日数等にこたえられないケースが生じていることも事実でございます。このことから、町が保有する施設の中でショートステイの増床対応を図るため、今後、十分な検証を行うよう担当に指示をしたところでございます。今後、さらに高齢化が顕著になってくることから、それらの状況を的確に把握するとともに、十分な見通しを立てながら、町民ニーズに即した介護サービスの充実に努めることが喫緊の課題であると認識をし、早急に取り組んでまいりたいと考えております。次に、2項目めの病児・病後児保育及び休日保育についての御質問にお答えさせていただきます。本町の病児・病後児保育の実施は、保育士、看護師を派遣して対応する派遣型を想定しておりまして、平成21年度からの実施を目指していたところでありますが、病児・病後児保育の実施に当たっては、安心かつ安全な体制を確保することはもとより、医療機関との連携や必要な人材の確保など課題も多く、現在のところ、平成21年度実施のめどは立っておりません。今後におきまして、本町における病児・病後児保育のあり方や、補助制度を初めとする諸制度を的確に把握しながら、継続的な事業運営が図れるよう、平成22年度から始まる次世代育成支援行動計画の後期計画の中で取り組んでまいりたいと考えます。とはいえ、やはり子供が病気のときは親の看護が望ましいことから、雇用環境の改善などの働きかけもあわせて実施してまいりたいと考えております。さらに、休日保育事業につきましても、町内3カ所の保育所による共同運営事業として、実施に向けた検討を行っておりますが、このことにつきましても、今後、さらに子育て家庭のニーズをとらえながら、後期計画におきまして実施できるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、3項目めの保育所の民営化についての御質問にお答えいたします。中央保育所につきましては、昭和39年に認可保育所として開設以来、本町の施設保育における中心的な役割を果たしてきたものと一定の評価をしておるところでございます。― 87 ―現在では子育て環境も大きく変化する中で、本町2カ所の民間保育所においても、特別保育事業など、多彩な保育ニーズにこたえた運営がなされ、中央保育所と遜色のない、あるいは先を行く取り組みが行われている実態も見られます。子育て環境の充実という見地からも、今後ますます保育所に期待される役割が進化・拡大していくものと考えますが、これまでの民営化計画の検討経過を踏まえ、本町における公立保育所の役割や民間による保育事業の実態と可能性を十分に検証するなど、総合的な検討を加えて、中央保育所の民営化の方向を探っていきたいと考えております。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

5番米沢議員、4項目めの上富良野小学校の改築についての御質問にお答えをいたします。最初に、今後の改築計画についてでありますが、上富良野小学校の1線2線校舎は47年以上経過しており、平成20年度において改築の補助採択の根拠づけを行うため、校舎の耐力度調査を実施したところであります。各棟において改築を要する基準とされている4,500点を超え、耐力度は備わっているとの結果が出たところでありますが、さらに平成21年度において耐震診断を実施し、その結果を踏まえて、子供の安全を確保できるよう今後の方針を定めてまいりたいと考えております。次に、上富良野小学校改築計画の中に、放課後子どもクラブが利用できる施設の併設を検討してはどうかとの御質問でありますが、現在、放課後子どもクラブがメーンルームとして利用している場所は、現在の利用人数からしても大変狭隘であり、参加している子供たちを初め、担当している指導員や学校関係者の方々にも苦慮していただきながら、活動内容に工夫をしている状況であります。このことから、上富良野小学校の改築計画が決定した場合は、その計画の中に、放課後子どもクラブが利用できるスペースを確保できるよう検討してまいりたいと考えております。次に、5項目めのスキーリフトの更新についての御質問にお答えします。日の出公園スキーリフトは昭和60年に設置され、24年が経過しております。御質問のいす式リフトへの移行についてでありますが、議員も御承知のとおり、気象状況の変化からスキー場の利用できる期間も短くなり、また、スキー人口も年々減少している状況において、多額の設置費を要するいす式リフトの移行は考えておりません。しかしながら、当初設置からかなりの年数が経過しているため、利用者の安全を確保するために、計画的に既存リフトの整備を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。

質問 5番 米沢義英

特別養護老人ホーム及び短期入所についてお伺いいたします。現状では、特別養護老人ホームについては、4期計画の中に、増床という方向では明記していないという答弁でありました。今後の高齢化率、あるいは介護認定の出現率等を見ましたら、やはり一定必要な、介護老人ホームを増設する必要性というのもあるのではないかと、私はこのように判断しております。将来の推計の、上富良野町の特別養護老人ホームの23年度までの推計を見ましたら、62名ぐらい利用するのではないかというような方針が書かれております。上富良野町では、地元に入れないという形の中で、南富良野や近隣の市町村にやはりお世話になっているという方もおります。そういう意味では、一定部分、利用者数が横ばいかなというふうに見られますが、実際、やはりそういうことも含めますと、利用者数というのは潜在的にもあるというふうに私は考えます。そういう立場から、施設介護は国の方針で、費用がかかるのでなるべく抑えなさいと、そういう方針の中で、上富良野町も抑えてきているという現実でありますが、私は、介護されている方の話を聞きましたら、これから高齢になって、お互いが高齢者で見られなくなる。かといって、在宅の体制がいいのかといったら、そうではないと。確かに施設に入所すれば費用もかかるという形の中で、本当に介護の負担というのが重く今現状としてのしかかってきているという実態があるのです。そういうことを考えたら、ただ単に、増床しないというのではなく、必要数というのも頭に入れた中で、計画の今後の方向性というのも対応する必要があるのではないかというふうに思いますが、この点について、どのようにお考えなのかお伺いしてきたいというふうに思います。関連がありますので、ショートステイについても、これについては増床されるという方向でありますから、検討されているということでありますが、実情としては、こういう実情です。例えば今、上富良野で入所できなくて、他の近隣町村へ行きましたら、限られたベッド数しかありませんので、あくまでも地元優先になります。そうしますと、利用日数が限られて、入れないと。上富良野町においても、そういう状況の中でふえているものですから、利用日数が十分に使えないという状況がありますので、― 88 ―やはりこういう利用されている方の実情というのも、町長、十分理解されているかというふうに思いますが、この点も含めて、今後、増床という方向では考えているということでありますが、いつごろまでにそういうめどをつけようとされているのか、この点についてお伺いしておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の、まず、特別養護老人ホームとショートステイに対します考え方についての御質問にお答えをさせていただきたいと思います。今後の施設入所希望者、あるいは、総じて、要介護者の、高度の要介護を必要する要介護者の将来推計については、議員御説明のとおりでございまして、今後、横ばいでいく可能性よりは、むしろニーズが高まってくると、必要性が高まってくるということは、私も全く認識を同じとするところでございます。さらに、現在、国の方針が在宅介護という方針でございまして、非常に新設あるいは増設ということに対しては非常にハードルが高いという実態もございます。しかし、今申し上げましたように、町内の中にも入所を待っておられる方、また、入所がかなわないがために、御家族の方に大変御苦労をかけながら、在宅で介護を受けておられるという実態があることも承知しております。非常に私としては、本当に財政が、それに対応できるような財政であれば、すぐにでもそういう方に対して手厚く措置を施してあげるのは、それは希望、理想としては全く私も同感でございますが、しかし、反面、増床することによって、それを支えていただいております現役世代の方々に対しましては、また一方では高負担をお願いしなければならないと、そういう非常につらい、一方ではつらい面も出てくるということもございます。町といたしましては、適切な、介護を必要とされる方をなるべく施設で介護できるような改善策はこれからも講じてまいらなければならないと思いますが、皆様の、現役世代の保険料の負担等を考えますと、在宅介護については、国についてもさまざまな施策が講じられておりますので、町全体の福祉計画の中で、本当に平等に皆さんが、どういう状況であれ、平等に公平に暮らせる社会をつくっていかなければならないという大きな基本がありますので、それに向けて可能な限りの努力をしていきたいというふうに申し上げさせていただきたいと思います。また、ショートステイにつきましても、傾向といたしましては、全く同じような傾向を今後たどることが予想されます。本当にショートステイを待ち望んでおられる実態があることも私も承知しております。現在町で有しております施設の中で、さらに1床でも2床でもショートステイを確保できる方法がないか、もう既に、それぞれ部内では検討をさせておりますが、さまざまなまた課題もあることも実態でございまして、ショートステイの中でも医療の処置が必要な方とか、さまざま、また形態がありまして、それらの方に対しましては、やはり医療の介護が受けられるようなサポートができる場所ということもまた一方で必要でございますので、非常に一人一人によって条件が変わりますが、いずれにいたしましても、全体のパイをふやしていかなければならないという課題意識は私も十分持ち合わせておりますので、十分役場内で詰めまして、何とか少しでもショートステイを待ち望んでおられる方の要望にこたえられるような対策を講じるよう、最善の努力をしてまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

いずれにしましても、特養に至っても、ショートステイに至っても、本当に緊急事態というか、そういう事態だと思います。そういう意味で、介護されている方は本当に休む暇もなく、やはり緊急の場合に、冠婚葬祭、あるいは病弱な体でお年寄りを見なければならない、家族を見なければならないといったときの苦労を考えたときに、きっちりとした、やっぱり必要最小限の計画、目標をやっぱり設けて、前倒しできるものについては、ショートステイに至っても、後期計画ということで取り組んでいきたいということの方針でありますけれども、そういうものも含めて、早急に対応をとっていただきたいというふうに思います。この点、確認しておきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

次に、病児・病後児保育、― 89 ―休日保育についてお伺いいたします。上富良野町の次世代育成行動計画の中には、休日保育については、ニーズ調査においても希望も高いということで、共同方式を採用したいということの方向性が書かれております。事業目標として、21年度という形でありました。一方で、病後児保育についても、ファミリーサポートセンターの設置等々を含めた中での検討という形の方向性が示されております。そういう意味では、休日保育等についても、やはり一定量、必要な部分というのが、保護者の話を聞きましたら、あります。そういう意味では、この点についても早急な対策というのがとられる必要があるというふうに思います。今後の計画の中で取り組んでいきたいということの答弁ではありますが、そういうことを考えれば、やはりこれについてもニーズ、要望等があるわけですから、この点についてもしっかりとした取り組み、目標、やっぱり進める計画というのを一段と早くやる必要があるのだろうというふうに私は考えておりますが、この点について、もう一度、町長の明確な答弁をお願いしたいというふうに思います。先ほども言いましたが、お母さんお父さんにしても、急に出張先で帰ってこられないという問題もあります。子供のことですから、やっぱり大切ですから、飛んで帰ってこられるけれども、なかなか許されない場合があると。そういうことを考えたときに、こういう施設の重要性というのは、上富良野町としても位置づけて積極的にやってもらいたいという声がありますので、この点もう一度、町長の認識と今後の考えについてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

次に、病児・病後児、さらに休日保育についてのお尋ねについてお答えさせていただきますが、まず、病児・病後児の対応につきましては、後段の休日保育についても関連してまいりますが、実は、ファミリーサポートセンターを一日でも早急に立ち上げたいということは前々から申し上げているとおりでございます。それを充実するために、保育士等の配置等も対応させていただいているところでございますが、まず、病児・病後児につきましては、先ほど御答弁で申し上げておりますけれども、施設型という対応は非常に、今これを取り組むということは現実的に困難だという状況だと、医師の体制、それから、看護師等の体制等を考えますと。さらには、ハード面では、その施設を用意するというような面においては非常にハードルが高いということで、これはなかなか、すぐに課題として進めていくということはハードルが高いという状況は御理解いただきたいと思います。そういう観点から、派遣型というものは、実際どのように取り組めば、どういうハードルがあって、どういう課題を解決しなければならないかということを、もう既に担当のほうで研究・検討させていただいております。現在のところ、さまざまクリアしなければならない点があるという問題が浮かび上がってきております。それらを一つ一つ解決ができれば、やはり大切なお子様を、しかも病気を持っておられたり、あるいは病気直後のお子様を見させていただくわけでごすから、大変それは責任の重い仕事となってくることから、実際その事業に取り組むに当たっては、クリアしておかなければならない課題がありますので、いましばらく時間をいただいて、取り組むに当たっては遺漏のないような取り組みができるような準備期間も少し御理解いただきたいなというふうに考えております。それからさらに、休日保育事業につきましては、これもファミリーサポートセンターの事業の一環として取り組んでいくことが望ましいというふうに考えておりまして、保育所の共同運営事業として取り組むことが妥当であろうというふうな理解をしておりまして、これらにつきましては、ニーズがあることも事実でございますので、病児・病後児のような高いハードルは想定されないのかなということから、まず取り組めるものから取り組むということで、現在準備中という実情も、そういう事情もありまして、今、いつからというような御答弁をできないことを、申しわけございませんが、具体化に向かって努力をしているということで御理解を賜りたいと思います。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

ぜひ取り組んでいただきたいというふうに考えております。それぞれ生活がかかっております。やっぱり1時間休めば、お金の問題で 換算さ れない のです が 、やっぱり1,000円、2,000円減額になるという中で、やっぱり生活の糧として働かなければならないという方もたくさんおられますので、そういうせっぱ詰まった中での、こういった休日保育や病後児保育を望んでいるのだということを町長としてもぜひしっかりと押さえていただいて、取り組んでいただきたいというふうに思います。次に、保育所の民営化についてお伺いいたします。中央保育所、また、上富良野町には民間の保育所、幼稚園があります。それぞれの中で、特徴的な― 90 ―保育や幼稚園といった形で幼児教育が進められております。私、この間、問題意識として、公設民営化の役割は何かと、私は別に民間を否定するわけでも何でもありませんので、そういう中でも、公設の役割は非常にあるのではないかと考えている立場から質問させていただきます。町長は、この評価について、一定評価、中央保育所のやってきた子育てについての、幼児教育についての一定の評価をしているということをおっしゃっておりますが、この評価の中身というのはどういうふうに認識されているのかお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

中央保育所の御質問についてお答えさせていただきます。中央保育所が今日まで開設させていただいて、今日まで上富良野町におきます民間保育、あるいは公設民営の保育、それらが今日まで育ってきたという根っこには、やはり町立の保育所が十分先導的な役割を果たしてこられたがゆえに、保育レベルが非常に上がって、今日の姿になった基礎が、中央保育所が果たしてきた大変大きな役割の一つによって、中央保育所が皆さん方から大変頼られてきたというような部分におきまして、一定の評価に当然値するというふうに考えております。

質問 5番 米沢義英

基礎にあったということでありますが、私、この間、現場なんかを見ていますと、近年では、発達障がいの子供さんが非常にふえているという状況もあります。そういう中で、そういう子供さんのいいところ、どういうふうに今後伸ばしていったらいいのかというような、具体的な問題意識を持って取り組まれているという問題もあります。また同時に、集団保育ですから、そこには、やっぱり集団の中で子供さんが、それぞれ問題に気づいたり、過ちをしたりしながら成長していくという過程が見受けられます。例えば、小さい子供さんが遊び道具をお互いに引っ張り合っていると、わぁわぁ、わぁわぁ言って泣き出しそうになる。そこへ先生が、それはお互いに協力して、お互いに貸し合って、使うときは交互に使いなさいよ、そうしたら小さい子は、交互に使いなさいとか、そういう言葉を今度発するようになってきているのです。ですから、子供たちの成長というのは保育の中で確実に成長していっているという実情があります。そういう役割を中央保育所は担っているのだということを、町長、ぜひ頭の中に押さえていただきい。それを今度どういうふうに地域に還元するのかということなのですが、やっぱり地域のネットワークをつくって、それぞれの保育所や幼稚園が抱えている課題を、やっぱりネットワークで、お互いの問題意識を出し合いながら、それを一つ一つ解決するという手法を、やはり公設民営化の中央保育所が担える十分な力量を持った先生と保育士さんがいるのだということなのです。こういう役割を私はきっちり押さえた中で、公立保育所の役割というのは、今ここだというふうに私は思っているので、こういう役割をもっと地域に還元して発信していくということをやれば、一般の民間の保育所のやっていることに負けない、充実した保育内容をつくることも可能だと私は思っているのです。そういう意味では、こういう部分をきちっと見ないで、ただ財政的な問題だけで、民間にしますよと、委託しますよと、譲渡しますよというのは、本来の保育行政のあり方としては私はおかしいのだというふうに、前任の町長のときも言ってきましたけれども、今回の町長、今、執行方針の中には、そういう評価はされていないのではないかなというふうに思うのです。だから、民間ですよと、将来的なことの話で、答弁の中に書かれておりますが、そういう方向に短絡的にいくのだと思うのです。私は、そういうものも含めて、やっぱり公設の役割を、ここに来て、いま一度見直して、必要性、ネットワークづくり、そういった発達障がいの子供たちの成長を促すと、また、地域のお父さんやお母さん、また、入所されている保護者やお父さんの、そういう人たちの悩みにも寄り添って、そういう問題意識を持って、悩みに寄り添って、一つ一つ課題提起して、それを解決していくという役割というのが、私は、公設の役割になってきているのだというふうに思いますので、そういう意味では、民営化をすることなく、やっぱり公設として残すべきだというふうに思いますが、もう一度、中央保育所の役割、また、すぐ民営化にするのではなくて、現状維持を貫くかどうなのか、この点、明確にしていただきたいというふうに思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の中央保育所のあり方についての御質問に再度お答えさせていただきます。まず、私の基本的なスタンスといたしましては、保育業務そのものは、公設民営のレベルの差は、今は差はないと。むしろ、それぞれがそれぞれの特徴を出し合って、お互いに切磋琢磨して、総体の底上げには、むしろ公設でなければならないという押さえはしておりません。― 91 ―ただ、今、米沢議員がおっしゃいまして、私も全く共感する部分がございますが、上富良野町全体の保育そのものの仕組みについての、中央保育所はキーステーションとしての役割は十分今でもあると思います。そういう観点から、施設そのもの、ハードを、子供を預け保育するいうことは、必ずしも公設でなくても、それは、役目としては民間であっても十分果たし得ると。しかし、一方で、そういうさまざまな保育ニーズにフレキシブルにこたえていく、そういう指導的な保育士さん、そういった人材は、やはりこれは町として持ち合わせていることのほうが、私としては、さまざまな、日々いろいろな保育ニーズが生まれてきております。そういうものに対して、町としてしっかり、そういう方に対してサービスをしていく、あるいは、町としての義務を果たしていくという観点から見れば、やはり町の職員としての保育士を一定程度確保しておくということは、これはやはりなくすことは大変難しいのかなと。まだまだ、今後、研究してまいらなければなりませんけれども、現時点で私が判断し得る段階としては、まず、保育そのものは民間にゆだねることについては、町民の皆さん方は理解していただけるものだと。しかし、さまざまな保育ニーズに、町の責任として、コーディネートをしていく部分については、中央保育所がキーステーションになり続けなければならないかということはまた別といたしまして、町として責任を果たしていく分野については、現在、中央保育所の保育士さんが中心的な役割をしていただいておりますので、施設と人とのかかわりを今後どのように整理していけばいいのかということは、今、結論は持ち合わせておりませんけれども、そういう課題意識は強く持っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 5番 米沢義英

町長は、結局、民営化なのだろうと思います。そういう中で、結局そうなれば、保育士さんはどこへ行くのかという話になってくるのです。私、行政の役割というのは、そういう大切な役割を担っているわけですから、そういった財産を生かすと。それぞれの民間の保育士さんも本当に頑張っています。だから、中央保育所というのは、さらにその上をいく努力をつくらなければならないのです、行政として。それがないから、民間と劣るだとか何とかという、そんな話が出てくるのですけれども、やっぱりそういう努力がないからだと私は思っている。そういう努力を培ってやれる土壌があるわけですから、そのことをきっちり押さえた中で、現状維持という方向で、もう一度答弁できますか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えいたしますが、何度も申し上げますが、私は、保育業務をする施設としての中央保育所というのは、民間で行うことによって、それによって、住民サービス、保育サービスが低下するということは考えておりません。むしろ、今、米沢議員がおっしゃいましたような、人の財産、これは町が保有する、非常に私としては貴重な、大事な財産ですので、これは十分、その役割と責任を果たし得るような、そういう活躍ができることをずっと念頭に置いて対応してまいりたいというふうに考えております。

質問 5番 米沢義英

ぜひ検討していただきたいというふうに思います。次に、上富良野小学校放課後プランについてお伺いいたします。上富良野小学校については、耐力度調査という形の中で、この間、何回も質問しました。やはり子供さんにしても、かなり老朽化するという状況の中での新築というのが望まれていますので、この点、将来的な目標を持って、ぜひ対応していただきたいというふうに思いますので、この点もう一度確認しておきたいと思います。次に、空き教室を利用した子供プランの問題ですが、努力のかいもあって、全国表彰を受けるという形になりました。現場へ行ってみましたら、一人一人の指導員さんが本当に体全体を使って、時には、本当にいろいろな力を使って丁寧に子供さんと遊んだり、やっぱり工作をつくったりとか、そういうようなことをやっています。そういう意味では、本当に、西小学校もそうなのですが、居場所の確保、場所の確保というのは、子供たちにとっても本当にストレスの解消になる部分でありますし、指導員さんにとってもそういう部分があります。ですから、私は、将来の学校の改築等に当たった場合には、きっちりと位置づけて、子供たちが本当に、この6年間の中で過ごせるわずかな時間ですから、その時間をきちっと過ごさせてあげたい。皆さんそうだと思うのですが、そういう思いから、今回、何回も質問させていただいておりますので、この点、教育長、今後の方向性として、もう一度見解を求めたいというふうに考えております。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

5番米沢議員の御質問でございます。上富良野小学校の改築の件でございます。本年、耐力度調査、経過年数もかなりたっているという状況の中で、やはり単独で建設はできるわけございませんので、何とか国の採択を受けながら、補助をいただこうということで実は進んできました。その中で、上富良野小学校、耐力度を調査しますと、年数の割りにきちっと対応ができているという状況でございます。今後、耐震に向けてもきちっと対応していきながら、当然、年数たっているわけでございますので、経年劣化等の附帯設備やなんかにも実は出てきている状況もございますので、そういうところの全体を見渡しながら、今後、採択に向けての対応、できるものなら早い時期にというふうに考えておりますので、そのように進めたいというふうに思います。それと、放課後子どもプランでございます。今、議員がおっしゃるとおり、指導員の先生方、本当に一生懸命、ボランティア的に一生懸命やっていただいてございます。おかげさまで子供たちも安全・安心で、なお、楽しい事業の展開もされて、本当に頭が下がるところでございます。今後、学校も改築等になれば、ぜひそういう放課後プランの事業ができるような場所といいますか、そういう場所もきちっと確保していかなければならないというふうに思います。それまでの間には、やはりまた、指導員の先生方には、きちっと子供たちの安全確保について対応していただかなければならないということで、私からも先生方にまたお願いをしていかなければならないというふうに考えておりますので、そんな考え方で進めたいというふうに思っております。以上でございます。

出典:上富良野町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月18日 議事録 PDF(95ページ) 間違いを知らせる