上富良野町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月17日
(1)住宅改修助成について/(2)宿泊体験活動の受け入れについて/(3)介護認定者への障害者税控除制度の周知について/(4)小児科の診療科目の設置について/(5)中茶屋の運営について/(6)レジ袋の削減について
2008年6月17日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「住宅改修助成について」「宿泊体験活動の受け入れについて」「介護認定者への障害者税控除制度の周知について」「小児科の診療科目の設置について」「中茶屋の運営について」「レジ袋の削減について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 5番 米沢義英
私は、次に通告してありました点について、町長に質問いたします。まず、第1点目は、住宅改修の助成の問題について伺いいたします。今、多くの土木建築業者は、公共事業の予算がこの上富良野町を見ても、平成10年度の20億円台から、今では10億円台という形の中で予算が減るという状況になりました。今、景気が後退するという状況の中で、多くの経営が大変になっているという状況があります。近ごろでは、燃料の高騰など関連する資材の価格も値上がりするなど、売り上げも伸び悩んでいるという状況の中で必死の経営を行っているという状況にあります。また同時に、内部でも経費の削減の努力をしながら、経営を維持しているという状況が見受けられます。今後、資材の値上がりや景気の減退傾向が続けば、経営はさらに大変なところに追い込まれるというのが共通の話という状況になってきています。公共事業の予算が減り続ける中で、建築工事の需要を少しでも掘り起こし、内需の拡大に結びつくような対策を講じるということが、今、町の施策として行政に求められているのではないかと考えます。この間、町長は、私の質問に対しても、必要性は― 27 ―認めるが、今後、十分な検討が必要だという答弁を繰り返すだけで、いまだにその実行を移されないという状況にあります。今こそ、きっちりとした対策をとって、上富良野町の落ち込む景気の拡大や内需の拡大に今こそ踏み込むべきではないかと考えます。そういう意味で、改めてお伺いいたしますが、住宅改修工事における補助制度の対応についてお伺いいたします。次に、宿泊体験活動の受け入れについてお伺いいたします。今、最近においては、学校等において従来の修学旅行の、ただ名所や旧跡など見学をする旅行から、環境などの自然の素晴らしさをみずからの体で体験してもらう、また、農家などに泊まり、農作業などを体験してもらう体験型の修学旅行のあり方という形で様変わりしつつあります。その中で、今、各地域においては、修学旅行者を初めとし、一般の旅行者も対象にした農家に宿泊してもらい農作業の体験をしてもらうというツアーが取り組まれるという状況になってきています。そこでは、何を学ぶかというと、働くことの喜びや地域とのかかわり、仲間との触れ合い、食に関する関心、自然の素晴らしさなどを身を持って体験してもらうという内容であります。また、近ごろでは、一部の自治体で宿泊体験者の受け入れを整備するという状況が見受けられます。これは、単に町の活性化と同時に農山村の活性化にもつながるという状況の中で、地域と連携して受け入れ態勢の支援を強化するという自治体まで出できています。もう既に上富良野町においても、一部の農家では実施されております。また、富良野沿線においても協議会が立ち上がり、そこで窓口になり受け入れ態勢を整えるという状況になっています。しかし、上富良野町の自治体状況を見ますと、受け入れの窓口としても取り組み自体もまだまだという状況になっております。そういう意味では、今後、上富良野町の支援体制の強化が求められています。今さまざまなニーズがあり、時の流れに敏感にどう動けるかどうかが、自治体の格差につながるという状況にありますから、将来のまちづくりのあり方の一環としても、私は提言したいと思います。次に、介護認定者への障害者控除制度の周知についてお伺いいたします。要介護認定者の障害者の税控除の通達の中には、次のようなことが書かれています。精神または身体に障害のある65歳以上の人で市町村の認定を受けている人は、所得税、住民税控除、障害者控除、特別障害者控除の対象となるとされています。上富良野町には、平成18年度現在には介護認定者が約405名おられます。しかし、介護認定者が障害者控除の対象と認定されるという理解については、まだ多くの人が、周知、理解されてないというのが実情であります。また、町においては、この間、広報等において一定の周知をされていますが、それでも介護認定者の人が障害者控除を受けられると理解されている方が少ないわけで、この点でも周知の方法にも課題があるのではないかと考えます。ある自治体においては、対象者すべてに個別の案内を送付するなど、具体的に一歩踏み込んだ形で実施しているという状況にあります。今後、町としての介護認定者への障害者控除、税控除、制度を理解し、利用してもらうための周知をどのようにされるのかお伺いいたします。次に、小児科の診療科目の設置についてお伺いいたします。上富良野町の乳幼児の出生率は、全道的にも高いという状況になってきています。また、子育て中のお母さん、お父さん方の多くの要望の中にも、地元に小児科があれば助かるという言葉が返ってきています。今、富良野市や旭川市など、近隣の町村に出向いて診療しなければならないという状況の中で、診療までの待ち時間が4時間もかかるなどという状況もあります。医師数が不足している状況での医師の確保は大変なものがあると思いますが、上富良野町の将来の子育て支援のその施策としても、小児科の診療科目の設置の対応というのは必要だと思いますが、この点について町長の答弁を求めます。次に、中茶屋の運営について伺いいたします。中茶屋の運営は、現在、商工会の委託を受ける中で、NPO法人のタンポポの会が運営を行っています。タンポポの会が運営するようになってからは、人の入り込み数がふえるという状況になってきています。また、野菜や手芸、お米など、売店の販売にも取り組み、一定の成果も上がるという状況になると同時に、人々の交流の場にもなっています。これが今後自前で運営するということになれば、財政的に大変な状況になります。このNPO法人は自主財源が乏しく、収益団体ではありませんから、当然自前で運営というのは困難でありますから、行政の何らかの支援策というのが当然求められているのではないでしょうか。また、同時に、町の高齢者福祉の重要な役割も― 28 ―担っていることを考えれば、今後、支援の強化を持続すべきだと考えますが、町長の考え方を伺います。次に、レジ袋の削減の取り組みについてお伺いいたします。この7月には、洞爺湖において先進国の首脳が集まり、温暖化や経済の問題が話し合われようとしています。今、道民も温暖化に対する関心も高まり、町民においても同じ、温暖化防止や地域の地球の関心も高まり守ろうとする機運が高まりつつある今、町においても、レジ袋削減の取り組みを好機と考えて、全国ではレジ袋の削減の取り組みが進められており、上富良野町においてもそれを推進するということが求められています。今、全国でレジ袋の使用枚数は、全国で313億枚とも言われています。また、一部の自治体では、レジ袋削減の取り組みを進め、住民にもその目標がよく理解されるような工夫をしたり、ポイント制度を導入するなど、住民にも何らかの形で還元されるような仕組みを実施する自治体もふえてきているという状況にあります。温暖化防止に町民としてどのようにかかわりを持ってもらえばよいのかというきっかけを持つ取り組みが、今この機を逃してほかありません。町としても必要な対策をきっちり踏まえた住民に対するレジ袋削減、また、行政としても今後の対応についてお伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
5番米沢議員の6項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの住宅改修助成に関してでありますが、米沢議員からは、過去におきましても幾度か御提言をいただいておりますが、財政的な事情を主な要因として、本町における制度化は困難なものとしてお答えをさせていただきました。しかしながら、公共事業の減少により、地元土木建設事業者の衰退の傾向は否めない状況にありますが、町民生活の面からは、住居の営繕などを担う地元に密着した事業者は欠かせない要素となっております。議員御提言の住宅改修助成につきましては、上川管内におきましても、美瑛町など既に半数の市町村が制度化しており、新たな建築事業の喚起と同時に、雇用の場の創出にも期待できる制度と考えております。なお、既に制度化している市町村におきましても、高齢者や障害者が主な対象であり、補助改修や省エネ改善など、広義の改修に対応しているものはまれな実態となっております。しかし、制度化を検討するにしても、単に経費負担の軽減にとまらず、明らかな町民ニーズがあり、かつ一定の効果が見込める必要があり、特に重要な要素としては、中長期的な制度継続とその財源措置が可能という現実問題が生じてまいります。いずれにいたしましても、制度化への町民要望の高まりに対しましては、真摯に検討を加えてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2項目めの宿泊体験活動の受け入れについての御質問にお答えさせていただきます。北海道の農業は、農業・農村を取り巻く環境の変化により、大きな転換期を迎えております。とりわけ、農村集落においては、過疎化による地域社会の縮小やこれまで集落が持ち続けてきた文化やさまざまな機能の維持が困難になってきている現状にあります。一方では、週休2日制の定着による余暇時間の増大や、食の安全や環境への関心の高まり、さらには、ライフスタイルの多様化などを背景としたグリーン・ツーリズムが注目を集めているところであります。本町では、宿泊農業体験の受け入れ施設につきましては、まだ日が浅いことあって1軒の農家の開業にとどまっており、まだまだグリーン・ツーリズムに対応する理解が十分に得られていない現状にあるわけであります。このことから、町におきましては、これらグリーン・ツーリズムに関心を持たれている方々に対して、JAや普及所、普及センターなどの関係機関と連携を図りながら、国や北海道の補助制度や融資制度などの情報の提供に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの介護認定者への障害者税控除制度についての御質問にお答えさせていただきます。要介護認定を受けた高齢者が障害者の税控除の適用を受けるためには、町から障害者控除対象者認定書を受けることが必要となります。この制度の周知の方法としては、方針を定めた平成14年度から17年度にかけて町広報に掲載し、この取り扱い方法について周知してきた経過にありますが、今後におきましては、従来の町広報に掲載し周知する方法に加え、介護認定通知とあわせて個別のお知らせについても実施するよう配布をしてまいります。次に、4項目めの小児科の診療科目の設置について、お答えさせていただきます。これまでも小児科を設置してほしいとの声があることは承知をいたしているところでありますが、御― 29 ―承知のように、小児科医の医師は全国的にも不足しており、医師の負担の軽減を図るために、小児科医の医師の集約化が行われている状況にありますことから、常勤医、あるいは非常勤医も含めて、小児科を開設することは難しいものと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、5項目めの中茶屋の運営について、お答えさせていただきます。中茶屋は、商店街活性化振興事業の一環として多目的に活用することにより、商店街に賑わいと集客を高める施設、また、交流の場として、平成16年8月に商工会が開設したものであり、町としても、商工会に対しこの施設の管理運営に補助金を交付しているところであります。現在の実質的な運用は、商工会から委託を受けたNPO法人タンポポの会が行っているところでありますが、この管理運営のあり方については、現在、商工会においても検討を加えているところであります。その中で、受託者の選定に当たっては、公募型の導入や、また、収入を得ることができる新たな事業を展開するなどして、できる限り町補助金の減額に努めるということで中間報告を受けておりますので、その推移を見守りながら対応をしていきたいと考えております。しかしながら、この施設の利用形態には、バス停や休息所、あるいは公衆トイレや交流の場などの公共的機能を発揮する部分もありますので、それら公共的機能相当分については、実質的に町が負担しなければならないと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、6項目めのレジ袋の削減についてお答えさせていただきます。レジ袋は、1970年代後半から、丈夫で使いやすく、それまで使用されていた紙袋よりもコストも安いことから、多くのスーパー等で使用されるようになり、現在、日本国内で1年間に使用されているレジ袋は約30万2,000トンにも上ると言われ、わずかな間で私たちの生活に定着してきたところであります。しかし、一方で、レジ袋の製造には原油が使用されており、また、レジ袋の廃棄及び焼却等のごみ処分にかかわる消費エネルギーを考えますと、地球温暖化の観点では大きな課題が生じているところであります。議員御指摘のように、近年では、地球温暖化対策の一環といたしまして、レジ袋の有料化等によりレジ袋削減に先進的に取り組む自治体も出てきているところであります。また、大手企業においても、レジ袋の削減に積極的に取り組む事例も多く見られるなど、レジ袋の削減に向けた国民的機運も徐々に高まりつつあるところであります。上富良野町におきましては、町内の大型スーパーを中心に、レジ袋を扱わない場合にはポイントが付加され、一定の利益還元を受けられる制度を導入して、レジ袋の削減に取り組んでいる現状であります。町の対応といたしましては、現在、町内スーパーが行っておりますレジ袋削減の取り組みが、さらに各個店や事業者へ広がるよう理解や協力を求めるとともに、利用者となる町民への地球温暖化に対する理解と意識向上に向けた啓発活動に積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
町長に改めて質問させていただきます。住宅の修繕に関する補助制度の問題でありますが、答弁の中にもその必要性や重要性については理解されているということであります。ただ、需要があるか、あるいは財政的な問題がどうとかという答弁でありますが、上富良野町においても、その需要は私はあると考えております。また同時に、財政的な問題でいえば、こういうときに財政調整基金を取り崩すなど、具体的な町の施策の展開をやるということが今行政に求められているのです。なぜ私がこういうことを言うかというと、働く場所がなくなってきている。業者にしてみれば公共事業が減り、売り上げも伸び悩んでくると。働く人も、雇用に行く回数も減っている、働きに行く回数も減るという状況になっています。こういう中で、私は、町として政策をきっちり住民に、やはり安定的な暮らし方、また、その一環としてこういう政策があるのだよということを示すということが、今、行政に一番求められていると思うのです。ただ、この間、町長の答弁は、需要がないだとかというそこを隠れみのにして、一歩も二歩も前に前進しようとしないのです。ここが私はまちづくりに対する町長の思いが本当にあるのかどうなのか、今問われているのだと思うのです。この間、名寄市においては、19年度から実施されましたが、100万円以上の工事に対して、20万円その3カ年という形の中で、年間50件用意していたそうでありますが、もう既に150件以上の申し込みがあったと。名寄市においても、もう既にその枠が超過オーバーするという状況になっているということでありますから、私は尻込みせずに、きっちりとこれを前に押し出すという政策を行政と― 30 ―しても景気の浮揚策としてもとるべきだと思いますが、この点、町長はどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。このことにつきましては、何度もさきにお答えさせていただきましたように、議員からも御質問をいただております。私も平成13年から17年にかけまして、上富良野町商工振興事業の推進を図り、最大500万円の助成策を講じるということで、商工会事業として取り上げさせていただいております。これが17年で終了いたしましたが、希望者が多かったということで、時限立法ではありましたけれども、議会の御理解をいただいて1年延長して実施させていただきました。商工会のほうには、私としては、商工振興施策として次につながるものを計画を立ててくれやということでお願いをしているところであります。そして、何度もこのことにつきましては議員からも御質問ありますし、行政指導で対応するのでなくて、商工会なり建築業協会なりの対応をお願いしたいということで、要望、希望を上げていただきたいということで、今日まで私もお話をさせていただきました。建築業協会の皆さん方とのいろいろな懇談の中で、多額の金額でないと、今、議員がおっしゃるように、1件20万円か30万円の助成でいいのだからひとつ頼むということでありますので、町としては前向きに対応するよと。ですから、行政指導でごれを実施するというのでなくて、商工会事業なり商工振興事業なりの中で、ひとつその対応を図っていただきたいと。そのことによって、さきに実施をしたような商工振興事業といようなことで、行政が直接携わるのではなくて、商工会が携わる事業として、商工振興事業として進めていきたいということでお願いをしているわけでありますが、なかなか前へ進んでこないというようなことで議員からいろいろと御指摘を受けておりますが、私は議員から御質問される前にも、この商工振興事業の後に続くものとしてリフォーム対策を既にお願いをしているところでありますが、なかなか進んでこないというのが現状であります。そろそろ行政が先に立って前へ進むのかということでありますが、私は就任以来、行政指導で物事を進めるということでなくて、地域の盛り上がりで事業を進めるということを前提に行政執行をさせていただいております。これは、農業施策の中で一度、私が行政指導で進めた事業が大いに農家の皆さん方の御批判をいただいたということ以来、私は、行政指導の時代は終わったと。これからは地域、それぞれの皆さん方が、我々はこれをする、行政はこれをしろと、行政がするのではなくて行政をさせると、行政を動かすという対応の中で進めていただきたいということで、この事業につきましても何度となく関係者にお願いをしているところでありますが、なかなか前へ進まないということで、議員から何度も御指摘を受けております。私は、この事業はできる限り進めていきたいと思っておりますので、そういった状況が生まれてくるのを期待をしてるということで、御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
町長が実施したいという思いがあると、一方では、相手がなかなか動いてくれないということであるならば、こちらが動いて導き出す、やはり施策として展開するということが大切なのだと思います。私は、どうも町長の答弁の中では、そういう気持ちはないのかもしれませんが、いわゆる自己啓発、自助努力、あるいは、みずから行政に申し出てほしいという解釈は非常にいいのだと思いますが、しかし、一方で、行政がやるべきものは何なのかなということを区別すれば、その枠を超えて、これ今すぐやっても当然いいと町長考えているわけですから、もうやってください、これ。もう決まっているわけですから。あとは町長の意思一つでやれるかどうかという、皆さん、そういう理解だと思いますよ。町長、ここはどうなのですか、はっきりさせてください。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。この事業を行政が直接担当して、私は行政の事務事業をふやそうと思っておりませんし、それが行政が担当が直接事業を展開していくということではないと。やはり他の、例えば農業関係であればJA農協さんが対応するとか、あるいは、商工関係であれば商工会が対応するとか、それに対する行政が支援していく、私はそういう考え方の中で今日まで行政執行させていただきました。そのことによって、さきに申し上げましたように業界の皆さん方にも、こういうことを考えているぞと、だからこうだぞという話をしながら、それは町長そんなに大きな金額でないぞと、何とか進めてほしいなというようなお話し合いも進めてきているわけであります。ただ、これを今議員のおっしゃるように、町の建― 31 ―設水道課の担当が事業を実施することはならないと。やはり他の組織が対応していただく、それに対して行政が助成金を出して対応して推進していくという、商業振興事業と同じような考え方で進めていくように考えているということで御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
どうも理解できないのですが、行政が動けないというのは何が原因なのでしょうか。では、一方、相手が自主的に動いてくれないと、そことの違いというのは何あるのでしょうか、ここを伺いしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。基本的に、行政が指導してやると行政がこれをやるから、あなたたち組織はこれをやりなさいというような形になるわけであります。言うならば、言葉はちょっと悪いかもしれないけれども、行政がしろと言うからするわというような認識が、過去のような実態の中で継続されていくということは、私は行政執行の中で考えたくないと。やはり、さきに申し上げているように、地域の皆さん方、それぞれの組織の皆さん方が、この事業をやりたいから行政はこれに対する対応を図れという、行政をいかに使っていただけるかということを私は期待しているのであって、私が各組織なりに、町はこれをやるから、あなたたちはこれを処理しなさいというような、行政指導の時代はもう終わったという認識でいるということで、それがやはり問題になると。やはり、そこのあたりを議員と考え方が違うのかもしれませんが、私としては、そういう行政執行をさせていただいているということで、御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
いずれにしても、町長はやる気があるということですし、いつでも門戸は開いているということでよろしいのか、お伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。何度も申し上げておりますように、そういう組織の方々には、そういう話で私は進めさせていただいております。ただ、今、議員がおっしゃるように、行政がこれをやれとその組織に言えば、必ず動いてくれると思います。私はそう思ってます。しかし、行政指導でこれをやれということでなくて、我々がこれをやるから行政は支援しろという形づくりが私は大切だと思っておりますので、そういう形になればこの事業というのは、さきにお答えさせていただきましたように、商業振興事業の終局をした平成17年以降、これにつながる何らかの新しい事業展開、この以前には融雪機の助成策を講じて進めてまいりました。それが終わって商業振興事業を進めました。これが終わって次なる事業をということで私は期待をいたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
私、今の問題について、改めて町としても積極的に住民のほうに、あるいは関係に引き続き出向いて、その対策をとっていただきたいということを申し上げて、次に移りたいと思います。次、宿泊体験の問題でありますが、今、東川町や、あるいは富良野市においても、この宿泊体験というのが非常に流れとなってきてます。私はこの間言っておりますが、自治体のやっぱり感覚というのは、こういう流れに敏感にどれだけ物事を動かしていけるかどうかということが、まちづくりの最低必要な条件になってきているのだと思います。この補助制度を見ますと、団体が補助を受けられるけれども、個人はなかなか受けられないという問題もあります。また、上富良野町の窓口においても、まだ十分な体制がとっておられないという状況にありますので、私は、これからの5次総合計画に向けてのまちづくりの柱としても重要な問題になってくるのだと思いますが、この点、窓口の開設とあわせて、町長はこういうものを生かしたまちづくりという点で、やはりもっと住民にアピールする必要があると思いますが、お伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。この宿泊体験施設の問題でありますが、グリーン・ツーリズム、これは言われて日が相当たってきております。町といたしましてもこれらのことにつきましては、いろいろな対応を図って情報の提供等々を図ってきているところでありますが、基本的に町にとりましても、農業と商工業、観光業、この三つの業種の連携を図った中での推進を図っていくという一つの事業として、この宿泊体験事業というのは重要であると認識をいたしております。そういう観点から、町としても、その支援策を講じて協力をしているところでありますが、議員が御質問にありますように、これらの公費の使途につきましては、個人の施設、個人財産ということになり― 32 ―ますと非常に厳しい枠がございます。施設的な公共的ないろいろな部分等は別に、個人資産、個人の財産ということになります支援はいろいろな課題がありますが、これらにつきましてのいろいろな制度等々の説明を図るなり、担当として位置しております産業振興課におきます分野で対応していっているわけでありますが、この組織につきましても、農業と商工業、観光業を連携するために、昔ありました商工観光課、農業振興課というものの二つの組織を一つにまとめて、この農業と商工業、観光業の連携を図る対応が進められる組織化を図ってきておりますので、こういった連携を持ちながら、この事業の推進ばかりではなく、農業と商工業、観光業との連携した、地域の基幹産業としての位置づけ、観光事業としての位置づけ、商工業としての位置づけを進めていくような施策の展開をしていきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
窓口の整備もあわせて、ぜひやっていただきたいと思います。東川町では、これを機に、町のよさ、自然、あるいは農業体験をしてもらって、農業のすばらしさ、食のすばらしさを知ってもらうということが言われていますので、私は、上富良野町のこの大自然のすばらしさを、こういうものも通じて、すべてではありませんが、何かのきっかけを生み出す、やっぱりそういう調整能力を行政の窓口がきっちりと対応できるような対策というのが必要だと思いますので、改めてこの点をお伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。議員の御質問にありますように、私もそういう認識のもとに、先ほども申し上げましたように組織の統合化を図って、連携した対応を図れる窓口をつくっておりますので、今後この窓口が中心となった中でより一層の振興を図っていく、施策の展開を進めるように努めたいと思います。
質問 5番 米沢義英
次に、介護認定者の障害者控除の周知についてお伺いいたします。もう既に町長も御存じかと思いますが、上富良野町の介護認定者の障害者控除対象で認定証を発行された方が何人いるかということをちょっと調べてみました。平成17年度では8人、平成18年度では10人、19年度では9人の方であります。400人の方がおられて、わずか9人、10人、8人という現状がうかがえます。私は、こういったところに行政のやるべき仕事というのが何となく横に置いてしまったのではないかと。私、皆さん方の努力は否定しませんが、この間、広報でも周知されました。だけれども、ただ、やはり周知の仕方として、個別に文書を郵送して、制度があるわけですから利用してもらうということを、行政の仕事としてきっちり行うということが必要だと思います。この控除が受け入れられれば、40万円、27万円という形の控除が受けられますから、この不況の中で本当に税の負担というのは重い状況ありますので、こういう意味でも助かると思いますが、今後、これらの点についての周知徹底、個別の周知について、もう一度されるという形で認識していいのかどうか、お伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。この介護認定者に対する障害者税控除制度でありますが、さきにお答えさせていただきましたように、町広報で広報するということでいたということが事実であり、議員御指摘のように、まことに遺憾だなと思っております。それで、さきにお答えさせていただきましたように、今後は、認定通知書とともにこの制度の説明を図っていくように努めるように担当のほうに指示をいたしておりまして、この是正を図っていきたいと思っております。ただ、議員の御意見にもありましたように、19年は9名の方がおりまして、しかし、4名の方が非課税者と。この介護認定者の中には、相当数、非課税者がいるわけでありますが、この制度を説明するということは重要でありまして、町広報で広報したからそれで済みということでは、私としても議員御指摘のようにあるべきでないということで、認定通知書とともに認定通知した方々にこの制度の説明を図っていくという手法を今後進めていきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
文科省においても厚生労働省においても制度の通達が出されてますので、ぜひお願いしたいと思います。次に移らせていただきます。小児科の診療科目の問題についてお伺いいたしますが、今、出生率が高いという状況にあります。医師不足という状況にはありますが、やはり多くの方が望んでいるのは、小児科を設置してほしいということであります。この点について、引き続き、町としては、ただ医師数が足りないというだけでこれを放置するのではなくて、努力して設置に向けて何らかの形でやっぱり要望にこたえるということも一つ― 33 ―の対策だと思いますが、この点、引き続き努力されるのかどうなのか、お伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。今、議員も御承知のとおり、小児科医、産婦人科医の医師の不足ということが非常に懸念されておりまして、それぞれの医師不足の対応の中で、医師の集約化を図ってきているところでおります。今現在、私どもは富良野圏域の中で、私どものセンター病院であり地域病院であります富良野協会病院が、今、産婦人科と小児科の医師不足が顕著にあらわれております。私どもは圏域として、今、第1段階として、センター病院である富良野協会病院の医師の充実、産婦人科並びに小児科の医師の充実を図っていくことによって、町民の皆さん方の小児科対応についての医療体制を整えていきたいと、まず第1段階として考えております。そういう中で、富良野センター病院が小児科、産婦人科の医師の充実が図られた時点におきまして、次の一次医療圏としての上富良野町立病院としての対応を十分煮詰めていきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 米沢義英
ぜひ、この点、努力していただきたいと思います。協会病院に行っても、2時間も3時間も待って、診療時間がわずか5分とか10分とかという状況もありますから、その間、子供さんが病気で行って泣いている姿見たら、本当に現状を何とかして変えたいと思いますので、ぜひ努力していただきたいと思います。次に移らせていただきますが、中茶屋の運営についてお伺いいたします。中茶屋の運営は、この間、タンポポの会が運営するようになって、販売収入も16年度の7万円から19年度は39万円に売り上げを伸ばすという状況になっています。ここには何があるのかということなのですけれども、一生懸命来たお客さんの要望にこたえて、足りないものがあれば、すぐ走ってこの店頭に並べるという努力をされています。また、託老所という形の中で、本当にお年寄りたちの交流の場になっているということは町長も御存じだと思います。ただ、一般の収益、いわゆる経済団体と違いますので、この点の財政支援という点でも、事務所兼、いわゆる会の重要な拠点になっていますので、このことを考えていただいて、答弁の中にも書いてありますが、やはりこのタンポポの支援というのは他の支援団体のあり方と違うということが書いてありますので、この点しっかり受けとめていただいて、財政面も含めた、ここを拠点として、上富良野のそういう人たちの心をそこから発信していくのだと、いろいろな人に発信していくのだと、そういうまちづくりの一環を担っている重要なタンポポの会でありますから、それを大切にしてもらいたいと思いますので、そういう考えというのは、町長、しっかり持って対処していただきたいと思いますが、この点答弁をお願いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。さきにお答えさせていただきましたように、基本的に、中茶屋の運営とNPO法人のタンポポの会の運営とは、これは別な課題として私としては受けとめております。ただ、今、中茶屋の運営につきましては、商工会のほうで検討委員会をつくって、どのような形で今後運営していくかということにつきまして検討を加えていただいているようでありますので、その検討の結果を待ちたいと思っております。ただ、NPO法人のタンポポの会の皆さん方が、現在、商工会から委託を受けて管理運営をしているということでありますが、そのことによりまして、託老所だとか、いろいろな点で議員の御意見にもありますように、この中茶屋の運営におきますいろいろな大きなプラス面が生じているということも十分認識しております。我が町に新しくできたNPO法人としてのこの組織につきましては、発足当時は行政支援もしながら自賄いで運営できるような支援策を講じていたところでありますが、その後、自賄いで対応でき得るという状況を見まして、行政支援を今中止しているところでありますが、ただ、このタンポポの会が実施する事業の中身につきまして、行政として対応をしなければならない部分につきましては、先ほどもお答えさせていただいたように、その行政としても対応をしなければならない部分については、それなりの公費負担ということも、今後、十分検討を加えていかなければいけないと認識をいたしておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
ぜひ、その点を理解していただいて、支援を強化していただきたいと思います。次に、レジ袋の削減の取り組みについてお伺いいたします。今、全国では305億万枚のレジ袋が使われているという形で言われています。1人当たりにします― 34 ―と240枚とも300枚とも言われています。仮に、240枚として人口で割りますと、288万枚、上富良野町で使用しているという状況になります。そうしますと、ホームタンクの原油に換算しますと、490リットルのホームタンクありますね、あれに直しますと107台分に上富良野町は、削減すれば原油が削減されるということが見受けられます。私、こういう機会に、何度も言いますが、やっぱりまちづくりというのは、これを機会に住民の持っている機運をいかに引き出すのかということのまちづくりがなければ、あの魂も心も入ったそういう町というのはできないのだと思います。そういう意味では、私、こういう具体的な数値も住民にきちっとわかるように掲示して、ここまで上富良野の皆さんがレジ袋を削減すると、CO2 の削減や、あるいは原油が削減できますよというような具体的な対策をとって初めて、ああ、これは我々のやっていることが無駄でないのだという、やっぱり何らかのアクションが起こるのだと思います。私はそういうところに、行政の調整機能がもっと行き届いて、やっぱり喚起するということの中での、このレジ袋の削減、環境問題をやはりきっちりととらえてもらう、子供さんに至っても、学校などで勉強してますので、しっかりとそういう認識もできる、そういう機会があるのだろうと思いますが、町長はこういうことが必要だと私は思いますが、町長はどのようにお考えなのか、もしも町長がそのほかに考えていることがあれば、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。レジ袋の削減につきましては、先ほどお答えさせていただきましたのと同じように、商工会の婦人部の皆さん方も、ノーレジ袋運動ということで事業展開をしていただきながら、事業を進めていただいているところであります。このレジ袋等々も含めながら、地球温暖化の問題等々につきまして、さきの佐川議員の御質問にもお答えさせていただきましたが、今、私ども担当のほうに私も指示をいたしておるのでありますが、ただ地球温暖化だけでは、町民の皆さん方の理解がなかなか得にくいと。やはり、こういうことをすれば、これだけの削減につながるよという、細かな部分のPRというのが必要だと。例えば、議員が、今、レジ袋につきまして、灯油に換算すれば云々というお答えをいただきました。レジ袋を1枚使わないごとに6グラムのCO2 の削減につながると。ですから、先ほど議員の御質問にありました、288万枚使っているぞと。そしたら、それの1袋6グラムのCO2 の削減になるのだということで掛ければ、上富良野だけでどれだけの量につながるかと。このことにつきましては、住民の皆さん方もなかなか理解していただけない。しかし、この288万枚でこれを使わなければ、1枚6グラムで、これだけの量のCO2 の削減に皆さん協力したことになるのですよということで、そういった細かい部分を十分に理解していただけるような説明を果たしていきたいなと。北海道が先ほど、佐川議員にもお話し申し上げました、環境宣言の行動メニューの中で八つの行動というのがあるわけですが、これは住民、道民も、なかなか承知していない、これらを含めながら、今、来年度つくろうとしております計画の中で、十分住民にこういったことでこれだけの削減になるのだよということのPRを図って住民の理解を得て対応していくと。このレジ袋ばかりではなくて、そういった部分も考えながら進めていきたいと。しかし、特に、このレジ袋につきましては、いろいろな今御質問にもありましたような、御意見にありましたようなことでありますので、町が今、スーパーが進めていただいておりますような、消費者の皆さん方への還元の施策、それから、商工会の婦人部の皆さん方に進めていただいておりますノーレジ袋運動等々の推進というものを、十分バックアップしながら対応を図っていきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 米沢義英
町長もおっしゃいましたように、各地でシールを20枚集めれば、100円の商品券と換金するだとか、いろいろな取り組みがさまざまです。やっぱりお互いににその利益が享受できるような関係つくる。また、これを機会にみずからの周りの環境問題にも目を向けるという相互啓発、町長がよくおっしゃっているように、こういう仕組みを行政としても循環型の行政ということを言われてますので、そういうまちづくりを違う視点からまちづくりの方向性を模索するということが、今、求められているのだと思いますので、この点、改めて町長にお伺いいたしますが、みずからも率先してその旗を振ってやるという決意を表明していただきたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
お答えさせていただきます。行政というものの最も重点的に考えなければいけないのは住民でありますから、その住民を中心とした、町民を中心とした中でのまちづくり、そういっ― 35 ―たものを対応していくのが行政であり、私の責務であると認識いたしております。行政執行に当たりましては、そういった観点を十二分に見きわめながら取り進んでいきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。