みんなの議会

上富良野町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月20日

(1)特別支援教育について/(2)鑑賞劇の無料化について/(3)江幌小学校への交通手段の確保について/(4)過剰米対策について/(5)道州制について/(6)税制度の改正について/(7)介護保険制度について/(8)環境衛生について

2005年12月20日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「特別支援教育について」「鑑賞劇の無料化について」「江幌小学校への交通手段の確保について」「過剰米対策について」「道州制について」「税制度の改正について」「介護保険制度について」「環境衛生について」について質問し、町長 尾岸孝雄、保健福祉課長 米田末範、教育長 中澤良隆が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、保健福祉課長 米田末範、教育長 中澤良隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について、町長及び教育長に答弁を求めるものであります。第1番目には、特別支援教育についてお伺いいたします。文科省においては、法令の改正で現在の特殊教育を特別支援教育と位置づけて、障害児童に対する支援強化に乗り出すという状況になりました。現在、義務教育では、障害を持つ十数万人の子供たちが障害児学級や通常の学校の障害児学級、通級教室という障害児教育の制度で学んでいます。また、文部科学省においては、その一方で、学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症の子供たちへの特別支援教育を、平成10年度から体制を整えて実施するという方針を決めました。その報告によれば、全児童数の6%程度、小中学校で六十数万人の子供がいるということが推計されています。その多くが通常学級で学んでおり、今後一層の支援体制の強化というのが当然必要になってきております。上富良野町においても、小中学校で学んでいる知的、難聴、情緒学級や、ことばの教室で学んでいる子供たちが、小中学校合わせれば54名いるという状況にあります。しかし、その支援体制を見てみますとどうでしょうか。確かに町独自の補助員を配置しているという点が見受けられますが、しかし、十分な体制とは言えないというのが現状であります。それは、学んでいる多くの子供たちは、人とのかかわりや話をすることが苦手、あるいは、聞く、書く、計算、落ちついて行動することがとても苦手であるという状況で、学級での先生の指導も大変より専門的な知識と指導力が要求されるというのが現状ではないでしょうか。また同時に、この子供たちを抱える保護者は、常に、この子供たちが将来この地域や、あるいは地域外に出ても日常の生活が人並みにできるような支援体制をと願っているのが現状であります。そのためには、日常生活の支援、医療機関との連絡や、あるいは個別の巡回指導、あるいは放課後や休日において、学校以外でも家庭以外でも安心して心が安まる、そういう居場所づくりや、あるいは友達との触れ合い、こういう環境づくりが何よりも大切だと願っています。今後、子供たちが安心して地域や社会で過ごせる環境づくりのためにも、今、上富良野町に求められているのは、しっかりとしたこの子供たちを支える方針と、学校内外における関係者、福祉や医療機関との連携、その他の調整を行える高い専門力と力量を持った教員の配置、コーディネーターできるそういう指導力のある先生の配置が、今、上富良野町でも求められています。今、各地では、先進地で徐々にこういう形の特別支援教育に力を注いでいるというのが実情であります。次に、お伺いいたしたいのは、鑑賞劇についてであります。上富良野町においては、この鑑賞劇を無料で行ってきたという長い歴史がありますが、しかし、一方で、財政難を理由に、1人100円の料金を今回徴収するという状況になりました。実行委員会等でやむなしという方針だったから仕方ないということでありますが、しかし、多くの保護者にとっては、この100円という問題というのは本当に大変な問題であります。確かに、何だ100円、されど100円なのです。今、多くの子供たちが友達や、あるいは大人と触れ合う中で、また自然体験という体験や、こういう鑑賞するという状況の中で、心を豊かにし成長するというのが実情であり、そういう願いを込めた情操教育の一環として、当町にもこの無料制度が行われてきましたが、しかし、残念なことに、財政難を理由という有料という形になりました。本来であれば、学校教育の一環として行っているのであれば、当然無料にすべきだと私は考えますが、この点についての教育長の見解を求めるものであります。次に、江幌小学校への交通手段の確保の問題についてお伺いいたします。江幌小学校は、現在特認校として自然豊かな環境の中で、少人数で特色ある学校づくりを進めて、今では学校区を超えて通学している子供たちがおります。学校区外からは登下校時に、現在交通手段という形ではタクシーで利用して登下校しておりますが、来年度からは財政難を理由として片道だけになるという状況にあります。― 37 ―今、保護者の間からも何とかこの片道だけでもいいから制度を続けてほしいという声がありますが、しかし、町は、将来これすらもすべて廃止するという方針を打ち出していますが、改めて私はこの点についてのバスの確保、あるいは片道確保という点で、どういう見解をお持ちなのかお伺いしておきたいと思います。次に、過剰米対策についてお伺いいたします。国は、地域水田ビジョンを策定し、担い手10ヘクタール以上、集落営農を20ヘクタール以上今後要しなければ、集団の交付金を配分しないという形の方針を打ち出しました。今、農業者からは不安の声が広がり、もう上富良野町でも将来に見切りをつけて農業をやめるという方も出てきております。現在、上富良野町の農家戸数は約四百数十戸あります。多くの農家の方に聞きますと、将来近いうちに、これは半減するだろうという声が聞かれるというありさまであります。基幹産業の農業がどんどん衰退し後退するという状況の中で、今こそ農業のあり方を根本から見直す時期に差しかかっているのではないでしょうか。国は、米の生産や流通を市場原理に基づいて全面的に市場原理にゆだねるという状況になり、この間、外米の輸入という状況の中で、また、政府の打ち出した市場原理の方針の中で、米価の下落がどんどん進行し、ことしも過剰米という形の中で、せっかく農家の人が一年間汗水、額に流して働いて、丹精込めてつくったお米が、今回は集荷円滑対策という形の中で、1俵3,000円、農業者の拠出金によって、1俵6,000円で売買されなければならないという状況になってきています。農家にとっては大きな減収であり、痛手であることは言うまでもありません。過剰米の数は上富良野町で担当者に聞きますと、約4,632俵とのことであり、今こそ国は、再生産に必要な価格保証、これをきっちりと農家のために行うべきではないでしょうか。この間、国は、この過剰対策米もこれから農業者が行う生産するためには必要な対策だということを言っておりますが、しかし、1俵6,000円で本当に農家の人たちがこれから生産できるそういう状況をつくり出せるのかどうなのか、当然そうでないということは一目瞭然明らかではないでしょうか。近年では、農畜産物、野菜等の価格の暴落で、この富良野沿線の販売総額も、合併当時500億円を目標にしていたのが、それを半減せざるを得ないという状況になり、まさに今、多くの農家の人たちが国が進めている農業政策の中で多くの痛手、地域の経済にも多くの深刻な経済の悪影響、ゆがみが出るという状況になっています。そこで、町長にお伺いいたしますが、再生産を担える対策、この過剰米対策というのは再生産を担える対策か。2番目には、再生産確保のためには、価格対策はきっちり行う、生産費を補える、そういった対策が必要だと考えますが、いかがでしょうか。3番目には、輸入米と維持費を削減し、国の政策のもとで備蓄米をふやすべきだと考えますが、町長の見解を求めるものであります。次に、道州制についてお伺いいたします。今、国は、新合併法のもとで、強制的な地方自治体における合併を行おうとしています。また同時に、道においては、その新合併法に基づいた道政の将来のあるべき姿という方針を打ち出しました。その中には、言葉では強制的な合併はしないとしていますが、しかし、その実態はいかがなものでしょうか。この間、道は、新合併法のもとで、自治体のあるべき姿として180の自治体を21の自治体にし、2次保健医療圏ごとに集約しようとしています。また、住民自治という立場から見れば、果たしてこれが住民の願いにかなったものかどうかということになれば、多くの疑問点と問題点が出ると私は考えます。そこで、町長にお伺いいたしますが、道は一方的に市町村の数を21の自治体に集約しようとしていますが、住民自治の立場からすると自治体の根幹を揺るがすものではないでしょうか。それはどのような自治体をつくるかというのは、あくまでもそこに住んでいる住民、あるいは行政がともに話し合ってこそ地方自治というのは成り立つわけですから、この点を考えたときに、問題点があると考えますが、この点について町長の見解を求めます。次に、大きな問題は、大きければ効率性が上がると述べています。それは小さな自治体を否定することにつながるのではないでしょうか。住民サービスの点から、人口規模が2万から3万人を想定して、1万人以下の自治体を否定するというような方針を打ち出しました。しかし、各自治体では、もう既に将来を見据えて、自立、あるいは広域連合という形の中で、新たなまちづくりを模索するという、そういう自治体も出てきているという状況にある中で、最初からすべて道のめがねにかなった人口規模でなければ、自治体の役割をなさないという形で、自治を根幹から崩すという、この政策に納得できるのでありましょうか。そこに住んでいる多くの人たちが、自立、合併、あるいは広域連合という形の中で、多種多様な自治体を模索するのであれば、それを当然支援するのは国や道のあるべき姿と考えますが、この点について、町長の見解を求めるものであります。― 38 ―次にお伺いしたいのは、税制度の改正の問題であります。国は、税制度の見直しをすることを決めました。それによれば、各種控除や定率減税などの廃止や縮小が段階的に実施されてきています。そうなれば当然のように、家計や経営にも大きな負担となって、新たに暮らしや経営が大変になるということは明らかです。それに伴い、所得が、あるいは収入がふえるわけですから、町民税や国民健康保険税、介護保険税や公営住宅の使用料、保育料の使用料や福祉サービスなどを利用している方たちの使用料がおのずと連動して負担増になるということは明らかであります。そういう意味では、町としてこの住民負担は幾らぐらいになるのか、その影響額についてどのような見解をお持ちなのか、明確な答弁を求めるものであります。次に、介護保険制度についてお伺いいたします。来年度から新介護保険制度が実施されます。その一つの柱として、新予防給付の導入があります。要介護度の軽い人を対象に筋力トレーニング、栄養指導や、あるいは口腔ケアなど、自立ある状態の人たちを改善する、こういう方向を決めました。その手続の中心となるのが地域包括支援センターであります。地域包括支援センターでは、介護の利用計画をつくることになります。また、同時に高齢者や家族に対する相談や支援活動、そして権利擁護事業という支 援 困 難 な ケ ー ス の 対 応 な ど 、 地 域 の ケ ア マ ネジャーへの支援などなどの事業が加わってきます。地域包括支援センターの運営協議会は、各市町村に設置されるということになっており、その運営協議会の役割というのは非常に大切な役割を担います。それは設置や運営にかかわる事業決定に対して、きっちりとそれが公平に運営されているかどうか、これをしっかり監視、チェックする機能であります。そういう意味では、上富良野町においては在宅介護支援センターにおける運営協議会等のこれを移行するとしていますが、改めてお伺いいたしますが、その運営に当たっての体制と構成はどのようになっているのか、お伺いいたします。次に、環境衛生の問題について。上富良野町では、今、ごみの有料化、するかどうかという形の中で、ごみの有料化の方針を打ち出しましたが、上富良野町では平成14年10月から、ごみの有料化が実施され、地域の方々がこぞってこのごみの減量化に取り組むという状況になってきています。また、この間、住民の中には、富良野市におけるような、プラスチックごみ袋の20リッターを加えてほしいという声も出てきております。こういう声にきっちりと耳を傾けて、今後十分検討する余地があると思いますので、これらの点についての、以上述べました点について、教育長及び町長の見解を求めるものであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の8項目の御質問のうち、さきの4項目につきましては、教育長の方からお答えさせていただきまして、後半の4項目め以降についての御質問にお答えさせていただきます。まず、4項目めの過剰米対策についてでありますが、ことしは6月下旬から好天に恵まれまして米の作柄もよく、作況指数は上川管内で107となったところであります。このことから、当町においても出荷円滑化対策の発動対象として、議員御質問にありましたように、4,632俵が予定されているところであります。出荷円滑化対策は、米の価格が60キログラム当たり6,000円であり、豊作による過剰米を市場から隔離して、米価の下落を阻止する制度となっておりますが、御質問のように、再生産が可能な対策かと考えるとき、非常に厳しいものがあるというふうに認識をいたしているところであります。また、再生産を確保する価格としては、生産者によって個人差はありますが、総じて生産費に対して収益性は低下している実態にあるものでございます。再生産を確保できる米価とすることについては、一自治体で行うことは不可能でありますので、国、道、関係機関等に対し働きかけをして今後もまいりたいというふうに考えております。また、輸入米を削減し備蓄米とすることについては、1993年にウルグアイ・ラウンド農業合意により、以降、毎年43万トンから約77万トンの量が輸入されておりまして、今後も国際社会の一員としてルールを守らなければならないものと思っております。難しい問題と受けとめているところでございます。次に、5項目めの道州制についての2点目の御質問にお答えさせていただきますが、まず1点目の、自治体のあり方は住民が決めるべきものではないかとの御質問でありますが、北海道においては合併新法に基づき、知事が定める構想の策定に関し、住民の生活圏を踏まえて、これらの人口規模を生み出すことができる広域的な行政単位として、全道21圏域に分けた第2次保健医療福祉圏をイメージしておりますが、あくまでも道が考える将来像でありま― 39 ―す。また、合併推進構想に関する意見を聞くために、地域懇談会や説明会が進められており、出された意見などを構想に反映する予定と聞き及んでいるところであります。私といたしましては、地域の特性を生かした個性豊かで活力に満ちた地域づくりを目指すことを基本としております。当面は新行財政改革実施計画の着実な実践に努め、財政構造に合った自立のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。合併問題については、北海道から一方的に指示されることではなく、そこに住む地域住民や自治体みずからが考え、みずから選択する問題であると考えております。次の2点目の多様な自治体に対する支援についての御質問でありますが、行政報告でも述べさせていただきましたように、北海道は平成18年度の早い時期に合併推進構想を策定する計画で、合併の規模としては住民サービスの視点で3万人程度、行財政の効率化の視点で5万人程度などが構想のたたき台として示されております。富良野地域5市町村は、歴史的、地理的なかかわりがあるあらゆる面からも、運命共同体と考えております。このことから、5市町村が一つにまとまって将来の方向性を協議するため、今年5月に「自治のかたち検討プロジェクト」を編成し、広域行政に関する共同研究を進めております。この広域行政につきましては、富良野圏域の目指す将来像を「住民や地域が支えあい助け合う持続可能な自治」として、団体自治の形を市町村連携、広域連合、市町村合併、広域都市の四つとして具体的な内容を調査検討させておりますことから、その実現に向けては多様な支援を求めなければならないと考えております。次に、6項目めの税制の改正についての御質問でありますが、まず、税制改正による18年の適用内容を申し上げますと、納税義務者が65歳以上の高齢者の改正事項といたしましては、一つ目には、老齢者控除48万円の廃止、二つ目には、所得金額125万円以下の非課税措置の廃止、三つ目には、公的年金の所得控除の最低保障額が140万円から120万円に減額となります。定率減税の縮減は、住民税では15%、限度額4万円から7.5%、限度額2万円、所得税では20%、限度額25万円から10%の限度額12万5,000円と、減税額は2分の1に縮減されるところであります。このような税制度の見直しにより、町民税、国保税、介護保険料、公営住宅家賃や福祉利用者負担の影響でございますが、主に所得課税としての住民税の税負担を求める改正であります。定率減税の縮減については、すべての住民税の納税義務者に、特に65歳以上の者については老齢者控除廃止による住民税の負担増となります。公的年金の所得控除の低減により、年金収入の所得額が増加することにより、国民健康保険税の所得割の増、介護保険料の負担区分が増となる場合、また公営住宅の家賃の算定区分についても増となる場合があります。福祉施設利用負担については、おおむね所得額、住民税の課税額による負担区分は行っておりませんが、一部所得額等に応じた負担割合を求める負担金がございます。以上のような制度改正については、財政収支の悪化、少子高齢化の進展、年金受給者の増加などの構造変化に直面し、現役世代と高齢者間の税負担の公平を確保するためにやむを得ないものと認識しており、障害者のように真に配慮が必要な部分は継続されているものと考えております。町といたしましては、このような改正による税負担を求めつつ、みずからの責任と判断で行政サービスが実施できるよう、さらなる行財政の効率化による歳出削減は不可欠と考えております。次に、7項目めの新介護保険制度における地域包括支援センターと地域包括支援センター運営協議会の運営体制についての御質問でありますが、13番村上議員にお答えしたとおりであります。この構成等につきましては、後ほど担当からお答えさせていただきます。次に、8項目めの環境衛生についてお答えさせていただきます。本町におきましては、プラスチックの指定ごみ袋は45リットルの袋の1種類を指定しております。指定販売につきましては、町が廃棄物の処理及び清掃に関する規則で、色、サイズ等の仕様を定め、指定袋を販売したい小売店が規則に定める仕様のものを問屋等から仕入れるか、みずから作成するかして、町民に販売されております。さて、御質問のプラスチック20リットル袋についてでありますが、単身高齢者所帯等でのニーズが予想されますが、卸事業者と協議したところ、リットル当たりのコストが5割程度割増になることから、需要が余りないとの御意見を承ったところであります。20リットル袋指定の対応は大変難しいものと受けとめておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 保健福祉課長 米田末範(保健福祉課長は2007年3月まで)

先ほどの現在の在宅介護支援センターの運営協議会の体制でございますが、現在のところは、行政とそれから医療、それから施設関連、それからサービス提供ということで、保健福祉課長と病院の事務長、それから特養所長、社会福祉協議会の事務局長が現在の体制としてなってございますが、今後につきましては、当然にして利用される方々、いわゆる1号被保険者、2号被保険者、それから住民団体、それから高齢者団体の方々をさらに加えて進めていこうということで、基本的には考えてございます。以上であります。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

9番米沢議員の第1項目め、障害児教育に関しての支援体制についての御質問でありますが、本町では平成15年度より、特に必要と考えられる小学校に特別支援教育指導助手2名を配置し、より一層きめ細かい指導を行える体制を整え、障害児教育の充実を図ってきているところであります。また、平成19年度からは、現在の特殊教育から学習障害などの発達障害も新たな対象に加えた特別支援教育へ移行することが予定されており、障害児教育のあり方が大きくさま変わりしようとしています。教育委員会といたしましては、本年度に特別支援教育への移行への準備段階として、町内小中学校の担当教員等で組織する上富良野町特別支援教育検討委員会を設置し、特別支援教育の研修や、これからの上富良野町の体制はどうあるべきかの調査研究を進めてきているところであります。特別支援教育は、児童一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため適切な指導や支援を行うものとの考えから、本町においても、保健行政、福祉行政の力もおかりしながら、仮称でありますが、特別支援連絡協議会という組織を立ち上げ、その子の将来を見据えた中での支援体制を整えてまいりたいと考えておりますので御理解いただきたいと思います。2点目の鑑賞劇の無料化についての御質問にお答えさせていただきます。本町におきましては、社会教育事業の一環として、町民芸術劇場実行委員会を組織して、町民に芸術文化の鑑賞機会を提供してきているところであります。幼稚園や保育所の園児、小中学生、高校生、また一般町民を対象として、それぞれの年代にふさわしい音楽や演劇等のグループ、劇団を招聘し、児童生徒を初め多くの皆さんから大変喜ばれているところであります。幼児から一般町民まで、それぞれの年代にふさわしい音楽サークルや劇団を招聘し、児童生徒を初め多くの住民の方々に芸術鑑賞に親しむ機会を与えており、その成果を上げているところであります。本町における町民芸術劇場の歴史は長く、昭和40年代後半から始められており、当初は一部負担をいただいて実施しておりましたが、その後、幼児や児童生徒を対象とするものは無料で実施してまいりましたが、受益者からの応分の負担をお願いするということで、総需用費の一部を今年度より児童生徒の方々からも1人100円の負担をお願いすることを実行委員会で決定させていただいたところであります。今後におきましても、それぞれの鑑賞される皆さんより御負担をお願いし、継続して子供たちに本物の芸術鑑賞の機会を安定して提供するよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。3点目、江幌小学校への交通手段の確保についての御質問にお答えさせていただきます。江幌小学校は、豊かな自然の中で少人数の特色を生かし、さまざまな体験活動や心の触れ合いを通じて児童を育てることを目的に、平成3年度より本来の学区を超えて通学する特認校として認め、運営を行ってきております。平成6年度から、江幌小学校の自然環境に恵まれた小規模校で学ぶことを希望する児童が通学しておりますが、特認校は児童が正規の通学区域を超えて通学することから、登下校児は保護者の責任において送迎を行うことを条件に受け入れ、当初は保護者の送迎や路線バスに乗車して通学していたところであります。しかしながら、路線バスが学校の時間帯と合わず、学校の開門時刻より早く到着し、冬でも学校があくまで外で待っている状況であったことから、これらを解消するため、PTAと地元住民会から送迎の交通手段確保の要望書が町に出され、教育委員会では平成10年度から特認児童の通学手段の対応として、ハイヤー借り上げによる登下校を開始したところであります。その後、状況が変わり、昨年10月から町営バスの運行形態が見直され、江幌小学校に到着する時刻は以前に比べ改善されたところであります。このようなことから、学校、PTAと協議させていただき、平成18年度は片道タクシーでの送迎、平成19年度には廃止の方向で御理解いただきましたので、全町的な視野からもタクシーによる通学支― 41 ―援は来年度限りとし、バスによる通学、もしくは保護者による送迎へ移行していただくよう考えております。

質問 9番 米沢義英

まず、特別支援についてお伺いいたします。特別支援の連絡協議会を設置するという話になっておりますが、恐らくここで町の特別支援の将来のあり方、これについての具体的な方向、あるいは方針というものが提起されるものだと考えておりますが、この点についてお伺いしたいのと、もう一つは、いわゆる連絡調整を行う専門性のあるいわゆるコーディネーターの配置というのも考えておられるのかどうなのか、これが一つキーポイントになるかというふうに思っております。上富良野町の西小学校のいわゆる知的情緒、言語学級のところを見てきました。そうしますと、1対1で授業を受けているわけですが、もう既に見ている最中から集中力が途切れて、行動がやっぱり散漫になる、やはり集中できないという形の子供がおります。また、もう1人の子は、算数の勉強をしておりまして、そこでは卵パックに10個あそこ入りますから、卵パックのケースにビー玉を一つずつ入れて数の計算をしていました。どの子もきっちりと向かい合って指導すれば、やはり新しい歩みができるのだということを担当の先生も言っておりました。しかし、今後、これから平成19年度から、この学習障害だとか、そういった機能障害を持った子供を受け持つということになれば、今の体制では当然、今でも見切れないという状況があるわけですが、将来は十分な指導ができないということが、担当者からも言われています。もう一つ述べていたのは、日常の生活からすべて学校における生活行動を把握した中で、1人の子供をどう地域の中で成長させるのかというところが、一番やはり、どこでもそうなのだが、上富良野でもそういった体制の不備がやはり話の中で出てきています。根本は、やはりそういう指導強化の方針を持つと同時に、日常生活をあらゆる多面的に支えてくれる、そういう専門性を持った先生の支えがなければ、この子供たちというのは地域の中でも学校の中でもやはり成長し切れないというのが共通した認識であります。この間、剣淵町や幕別町においてもモデル指定校になっているという点がありますが、もう既にコーディネーターの職員も配置され、そこで既に実践的な方向での、子供の一人一人にどう向かい合って成長させるのかという立場から、実践的な方向で今取り組みが始まっています。その強化はやはり幼児期から早い段階において、学校卒業後も、生涯いろいろな面から相談や自立の面の指導援助をできる体制がとれるかどうかだということが言われています。そういう意味では、上富良野町も、こういう体制づくりという点で、きっちりとした明確な方針を持つ必要があると思いますので、この点をもう一度教育長としての見解について伺っておきたいというふうに考えております。次に、鑑賞劇については、経費がかさむということでありますが、約16万円だそうです。やはりこういう子供たちにせっかく上富良野が培ってきた、こういう貴重な成果というか実績があります。今、これからスキー事業においても、高学年は有料化になるという状況になっておりますので、ぜひこういう子供たちにいろいろな面からこの劇、音楽などを体験させるという点で、ぜひこの無料化をもう一度実施すべきだというふうに思いますので、この点もう一度お伺いいたします。それと江幌小学校については、19年度に全廃するということでありますが、確かにそれぞれのPTAの役員等々の話があったのかもしれませんが、まだ十分な認識をされている方もいない方もいるという現状があります。せっかくの特認校という形の町が育ててきた学校です。全廃されればやはり困るという方も当然いますし、せめて片道だけでも残してほしいという声がありますので、この点、まだ十分な認識に至っていない方もいます。19年度廃止だよと聞いたら、それはわかりませんというような人も中にはいましたので、その点も含めて、もう一度このあり方というのを見直す必要があるのではないかなと思いますので、その点について教育長の見解を求めておきたいと思います。次に、過剰米対策についてお伺いいたします。町長も認めるように、もう既にこの価格、現在の1万円ぐらいの価格では再生産を担うような価格ではないということを表明されております。この価格というのは、今1万1,000円ぐらいというの― 42 ―は、昭和47年の札幌オリンピックのこの当時の価格だということが言われております。ガソリンは当時55円で、灯油が15円だったそうであります。そういうことを考えたときに、さらにこれに追い打ちをかけるように1俵6,000円という形になれば、一体どうなのかということがおのずとあらわれてきます。その1万円としても、約4,000円ですから、やっぱり1万1,000円として5,000円ですから、約2,000万円何がしかの減収になり、農家の人にとっては本当に大きな痛手であります。私は、ここでぜひ聞いていただきたいのは、これから担い手という形の中で、新たな政策も始まりますが、このJAふらのの総体的な販売総額にとってもなかなか伸び悩んでいるということを考えたときに、そうそう規模拡大をしても、それがすぐにやっぱり収益に結びつくというものではないということもありますが、しかし、農家の人は頑張るのだと思います。ここでやっぱりやらなければならないということになりますが、しかし、やはりきっちりとした価格対策を、国に対しても要望すべきだということをもう一度町長の見解としてお伺いいたします。それと、米の輸入については、ルールを守らなければならないということを言っております。しかし、このルールというのは、農家の人にとっても地域経済にとっても、本当にいろいろなひずみやゆがみをもたらしているルールでありますから、こういうルールは正しい方向に直してこそ、農家や地域の人に歓迎されるものだというふうに私は考えております。そういう意味で、町長のとるべき立場としては、こういった問題に対しても、当面この輸入規制についても縮減を働きかける、ルールがあるからというのでそこで立ちどまるのではなくて、働きかけると、これが大切だと思いますので、この点について町長の見解をお伺いいたします。次に、道州制の問題については、町長も答弁の中に述べていますように、地域の問題は地域住民が選択するのだということを言っています。また、多様な自治体の支援を求めるのであれば、それはそれとして貴重なことだと。だから当然、支援しなればならないということを述べています。そこで、お伺いしたいのは、そうであれば、道の合併の推進方向というのに問題があるという認識でよろしいのか、伺いたいと思います。今、長野県においても、小さな自治体、まちづくりという自治体があれば支援する、あるいは合併ということであれば、それは支援するという形の支援策を講じております。ですから、上富良野町、あるいは他の地域でも、将来どうなるかわかりませんが、そういう方向性を見出すのであれば、当然それにふさわしいような支援体制の強化、これは当然やるべきだと思いますが、この点について、道においては、はっきりとした方針を、どうも読んでも持ち得てない部分があるのだというふうに思いますので、この点についてもう一度町長の見解を求めておきたいと思います。今、地域ではよく出てくる広域連合という形の中で、奈井江町においても医療の縮減という形で、近隣町村と連合して医療費の削減や、あるいは予防医療という形の中で取り組みが始まっています。非常に効果がやはり上がってきているのです。そういう意味では、こういう形態も一つのまちづくりのあるべき姿だと私は考えておりますので、やはりこういう希望の持てるまちづくりを支援してこそ道は住民との関係でも信頼されると思いますので、この点について見解を求めておきたいと思います。次に、税制度の改正についてお伺いいたします。具体的にどうなるのかということで、税務課長の方にちょっと試算してもらいました。町民税の定率減税の廃止や老齢者控除の廃止、あるいは60歳以上にかかわる非課税限度額の廃止等々が行われた場合、町全体でも約2,600万円ぐらいの増収になるのだということに試算が出てきております。ですから、今後、増収ということはその分住民負担だということなのですから。それにかかわらず、さらに住宅手数料や、あるいは保育料、介護保険税等々の料金がおのずと連動して、ふえるという形になりますよね。そうすると、お聞きしたいのは、総体的に町の増税分、あるいは使用料も含めて、具体的な算出をする必要があると思いますが、これを詳細に、今すぐでなくてもよろしいですが、ぜひ提示していただきたい。何が何ぼで、大体現状の体制のもとでいいですから、提示していただきたいというふうに思います。今、これからいろいろな税控除が廃止されることによって、私たちの暮らし向きは本当に大変になってきています。こういう増税分の一部から学校の方に鑑賞劇を配分するだとか、こういう対策をやはりとる必要があるのだというふうに私は考えているものですから、こういうことをしてこそ町長のまた信頼も高まるのだというふうに思います。今本当に苦しい生活を余儀なくされて、灯油が上がって、食べ物も節約するという方も出てきております。私、このことを考えたときに、きっちりとしたやはり試算をしていただいて、この増税分を少しでも町民に還元するという政策をとるべきだと。ただ、財政難ということで、これをその借金の返済にも使うことも― 43 ―あるかもしれませんが、これを全部使うことなく、一部を住民にもやはり還元するという、そういう対策が今必要だと思いますので、この点について町長の見解を求めておきたいというふうに思います。次にお伺いしたいのは、介護保険制度の問題であります。大体、介護保険制度の改正の中で、この運営協議会の役割というのは本当に大切だということが答弁の中でも明らかになっております。担当課長の答弁の中でも、今後、この運営協議会の中には、1号被保険者や2号被保険者も入るということの答弁もありましたが、当然機能訓練の指導員、あるいは保険にかかわるケアマネジャー等も入るかというふうに思いますが、この機能訓練指導員等、あるいは歯科医師、口腔ケアができるような、そういう方も入るのかどうなのか。地域の権利擁護や相談者という関係者も入ることも可能だということも言われていますので、ここら辺は民生委員、あるいはそれに関係する人というふうに理解していいのか、この点についてお伺いいたします。最終的に介護保険包括支援センターの中では、町が最終的にケアマネジャーに計画を委託したとしても、最終的に介護計画を保健師がきっちりと見るという運営体制になりますから、そういう意味ではこの役割というのは大変ですし、それにかかわる労力というものも非常にふえてくるという内容のものであります。ですから、利用者側にとっても、公平なサービスが受けられるかどうか、これがチェックできる機能として運営協議会の役割というのは重要になってきますので、もう一度これらの点について、どういう人が入るのかお伺いしておきたいというふうに思っています。あと、プラスチックの袋については、割高になるということでありますが、ある程度町の政策的な配慮もしながら、これはどうしても実現できないのかどうなのか、この点もう一度確認しておきたいと思います。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

9番米沢議員の教育委員会にかわる3点の再質問にお答えをさせていただきます。まず、第1点目の特別支援教育でありますが、つまずき等のあるお子さんに早くから特別支援などをして指導していくということは、その子の一生にとって本当に大きく成長する一つだと思って、我々もこの特別支援教育には誠意を尽くしているところであります。体制についてでありますが、今、町全体といたしましては、先ほど第1回目でお答えをさせていただきましたが、特別支援連絡協議会的なものを町全体で立ち上げたいと。この中には教育委員会、また保健福祉課、また、それぞれの保育所、幼稚園、それから各小中学校、それに旭川の児童相談所等も入っていただいて体制を整えたいというふうに考えているところであります。また、各小中学校には、先ほどコーディネーターのお尋ねがありましたが、既に平成17年度からも、上富良野においてもコーディネーターを配置している学校がございます。その中で、このコーディネーターの役割といたしましては、保護者、それから他の学級の担任の先生方、また医療専門機関、例えば療育センターとか、北海道立の特殊教育センター、養護学校とも連携をとるということが、このコーディネーターの大きな役割だというふうに考えています。これらを相まった中で、全体で上富良野町の特別支援の連絡協議会をつくった中で進めていきたいというふうに考えているところであります。また、もう1点、日常生活のサポートについてのお尋ねもあったところでありますが、学校内でのことであれば当然学校とか教育委員会等で担当できるわけでありますが、やはり日常生活ということになりますと、放課後の問題とか、それから土日の問題、いろいろあろうかと思います。そういう観点から、やはり地域の連携を深めていかなければならないと思いますし、また、いろいろな行政機関の援助等もいただきながら行っていかなければならないのではないかなというふうに考えているところであります。また、2点目、鑑賞劇に関することでありますが、先ほどもお答えさせていただきましたが、やはり継続して子供たちに何とか本物の、そして質の高い芸術鑑賞の機会を設けていきたいと。そうなってきますと、当然予算やなんかの範囲内で質を落とすということも一つあろうかと思うわけでありますが、そうではなくて、やはり本物に触れてもらう、そして質の高いものに触れてもらうというようなことで、今後も応分の負担をいただきながら芸術鑑賞の機会をつくっていきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。3点目の特認校に対するタクシーの問題であります。現在も駅まで来ていただいて、駅から江幌小学校までタクシーで送迎をしております。バスにつきましては、駅からスタートしておりますので、やはりこれから保護者の協力も得ながら、駅から江幌まで送迎していただくよう、先ほど申し上げました平成18年度には片道、平成19年度には全廃というようなことで、保護者への説明が不十分であるとの御― 44 ―意見も賜りましたので、今後におきましても機会をとらえて十分説明をしていきたいというふうに考えているところであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、過剰米対策でありますけれども、議員御質問にありましたように、私も大枠について議員のお考えと同じ考えを持っておるところであります。言うならば、通常の米価が生産コストに見合う、農業者にとって、生産コストに見合う価格で販売されていると、そういう中にありまして、たまたま今年は作況柄がよくて、107という作況指数に基づきまして7の分が余計にとれたと、だからその部分は6,000円で云々というのであれば、ある面で理解できない部分もないのかなと。しかし、通常の米価が生産コストに見合う価格で流通している、販売できていない現状の中で、こういった集荷円滑化対策によりますこの対応につきましては、確かに話として、市場から隔離していくということによって自由相場におきます価格の低迷を抑えていこうという、その趣旨という部分については理解できますが、農業所得の総体的な所得の低減に大きくつながっているということを考えますと、この制度についてもいかがかなというふうな認識を、私個人としては持っているところでございます。また、JAさんの販売額が大幅に落ち込んでいるということにつきましても、農水省の調査等々でも、基本的に30%以上の農家所得の軽減がなされているというようなお話も耳にするところでありまして、基本的にJAさんが合併するときに500億円の目標を掲げたけれども、その目標に達成するどころか、だんだんだんだん現実には合併前の額の率よりも大幅に落ち込んできているというような実情にあるということも承知しておりますが、これらにつきましては、何としても農家の皆さん方が農協さんとの取引の額は調整されているのかどうかというような部分もありますけれども、総体的に富良野圏域におきます農業所得の総額が低迷している、低下してきているということについては、事実であるというふうに認識しておりますので、こういった部分の対応策について、今、国が新たにとり始めました品目横断的安定対策等々における、終戦後、国の政策の中で大きく制度がわりする価格制度から所得制度に大きな変化を進める農業政策の中で、これらの対応の中でのこれからの町の基幹産業の農業としての対応を十分に見きわめながら、その対策を講じていかなければならないというふうに認識いたしております。また、ウルグアイ・ラウンドの定額のある程度の輸入体制につきましては、国は国の制度の中で輸出国である日本としての非常に厳しい今回のウルグアイ・ラウンド調整につきましても、WTOの調整につきましても、香港での会議等々の状況を見るにしても、非常に日本の置かれている立場が国際的に厳しい中にあるという現実の中で、何としても国としては基幹産業の農業の健全な経営がなされるために、施策の中で十二分に展開していただくような運動展開、農政の推進を図っていかなけれならないというふうに思っております。次に、道州制につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたように、合併等々の問題につきましては当然にして、地域の住民が決断をするもので、判断をするものであるという認識には変わりありませんし、北海道が合併構想、情報によりますと、26日にまた合併パターンを提示するというよう な 情 報 が あ り ま す が 、 そ の 後 の 情 報 の 中 で はちょっとおくれるのかなと。今年じゅうにはまた出せないで、26日という情報を聞いておりましたが、これがちょっとおくれるというような話も耳にしておりますけれども、またこの富良野圏域の合併パターンについては、前回示された富良野圏域5市町村の形が提示されるのかなと、これは想定であります。先ほど来お話ありましたように、第2次の地域医療体制の枠の中での考え方が北海道示されておりますので、そういったことからすると、また従前の合併パターンがこの地域のパターンとして出てくるように予測はいたしておりますが、これらにつきましても、近々北海道は提示するということでありますが、私どもとしては、先ほどお答えさせていただいたように、単に北海道がつくって提示しているものという認識で押さえざるを得ないと。地域としてはそういうまだそこまでの対応というのは全く考えていないということで、この地域におきましては、先ほど来お答えさせていただいておりますように、地域の自治のあり方について5市町村が一生懸命、今、検討を加えている最中であるということで、御理解をいただきたいと思います。また、先ほどお答えさせていただきましたように、広域連合等々、広域連携等々の対応につきましても、今、北海道の構想の中で町村会が提案しております広域連合につきましても織り込みをしようかというような情報も、織り込まれるのではないかというような情報も入っておりますが、これらの最終的な北海道の方向性がまだ提示されておりませんけれども、御存じのとおり「自治のかたち」プロジェクトグランドデザインの対応の中で、上川管内とい― 45 ―たしましても町村会で方向性を定めておりますので、こういったものが北海道の対応の中で取り込んでいただけるように対応していきたいというように思います。次に、税制改正の問題でありますが、議員御質問ありましたように、そういった形の中で、町村税におきましても増税がなされるということでございます。これは御案内のとおり三位一体改革におきます税源の移譲、この3兆円の枠の中の数値ということで私は認識をいたしておりますが、そういう三位一体改革の従前の補助金、助成金等々の削減を3兆円の税源移譲をすると。その中におきます町の住民税化されたものというふうに認識をいたしておりますけれども、これらにつきましては、18年度予算編成に当たりまして、十分それらの部分が説明できるように、編成体制の中で十分取り進めながら、これらの税源というものが町民に還元できる予算編成を取り組んでいきたいというふうに認識いたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。また、介護保険制度におきます問題につきましては、議員が御質問のとおり、さきに村上議員にもお答えさせていただきましたが、この地域包括支援センターというものが円滑にその役割を果たしていくためにも、また、議員が質問にありますように、中立性を確保して公正な運営を継続していくためにも、その事業の活動のチェック機関として重要な協議会でありますので、これらの構成等々につきましても、議員から御質問にありました構成員につきましても、十分配慮をさせていただきながら、メンバーの構成に当たっていきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。最後に、プラスチックの20リットルの対応につきましては、これにつきましてはまた議員から御質問にありますように、利用者の皆さん方の状況等々を十分に掌握をさせていただきながら、卸業者の皆さん方と調整をしながら、今後の課題として進めていきたいと、考えていきたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 9番 米沢義英

特別支援についてもう一度確認しておきたいと思いますが、例えば、こういう保護者の方がいました。高学年、中学校に進むにつれて、比較的小学校はそういう体制がとれて、不十分だとはいえ、とれていると。しかし、中学校に行くとなかなかそういう体制がとれてないと。先生が行ってかわることによって、その引き継ぎもなかなかなされてないというところが見受けられるというような話であります。ですから、総じて日常的な生活というのは学校でのいろいろな相談に乗ってもらって、やはり親の保護者の悩みを解消してもらうということも含めた日常支援という形でとっていただければ理解できるのかなというふうに思いますので、こういう体制をやはりとる必要があると思います。今、既にコーディネーターが配置されてるという話でありましたが、後でどこに配置されているのかちょっとわかりませんが、やはり総体的にまとめて指導するという点で、非常に弱いです、上富良野、はっきり言えば。やはりこういう子供たちに対する協議して、どう進めていくのかというのが弱いです。この文章を読んでいたら、もういいことばかり書いてあって、オブラートで包んだような表現になっておりますが、やはりこれから本当に上富良野町でこういうような子供たちをきっちりと見るということであれば、やはりこれからの作業としても、町の指導体制のあり方、コーディネーターの配置のあり方、そのものを根本的に見直さないと、通常の何とかこれでやってるのだというような程度のものでは、もう前に進みませんよ、これから。これを一歩前進させるためにも、本当に専門力と指導力を持った人の配置を含めて、ぜひこれを検討していただきたいと思いますので、もう一度この点についてお伺いしておきたいというふうに思います。米等の問題については、町長おっしゃるように、本当に農家の人にとっては切実な問題になってきています。やはり根本的な農業政策を変えるということが大切になってくることは明らかであります。上富良野町の将来の農業のビジョンという、これいつつくったのかちょっと忘れましたが、政策見ても、大体1俵の農家の手取り収入が1万3,000円か4,000円ぐらいの設定になっているのですよ。今、それでないですから。あくまでも平均的な収入を前提とした作付体系のもとで15ヘクタールの場合は何ぼですよと、その5割が経費で、4割が収入、所得という形になっていますが、もう現実はそういうふうにはなってないわけですから、やっぱりそのことを、ぜひ町長、これ関係機関にぜひ強く言っていってもらいたいというふうに思います。この中にも、この米の6,000円という価格表示というのは、これも農家の皆さん方が一定のその納得した部分もあるのではないかなという表現もしてありますが、実際そうでないということも含めて、ぜひ働きかけていただきたいというふうに考えています。あとは鑑賞劇等については、ぜひこの点について、ただ質の高いものというだけではなくて、私はこういったところにやっぱりお金のやりくりする必― 46 ―要があるのではないかなというふうに思います。すべてがこれから、無償化という教育の原則があるのですが、一定の負担は仕方ないという、その裏にどういう思いでこの保護者が納得したのかということも含めて考えれば、やはりこの部分については上富良野町のやはり文化というか、そういうものに対する思いをぜひあらわすためにも、無料という方向でぜひ打ち出していただきたいと思いますので、この点について、もう一度教育長の明確な答弁を求めておきたいというふうに考えています。最後に、道州制については、町長は自立ということで、この富良野の圏域のあり方ということで今模索中だし、当然そのあり方については多様なあり方があれば、それを支援して当然だということであるならば、やはり道が進めているのは、共産党の道議団の答弁の中にも、担当の部長が言っているのは、あくまでも合併だというような表現を使って、推進するのだということを言っているわけなのですよ。やはりそういう問題というのは自治体にもなじまないし、本来、この富良野圏域でつくった「5つ星の自治を求めて」ということで、この自治のあり方という中にもきっちりと、その町をつくるのは住民なのですよと、住民の声を無視した道政の再編、合併だとかというのはあり得ないのだと。少なくとも財源保障やそういったものがあってこそ自治は成り立つのだということが書かれているわけですから、いずれにしても、財源確保があってこそ、また住民の声をきっちりと吸い上げれる道政であってこそ自治体というのは成り立つわけですから、合併ありきという点については、町長、どんどん抗議していただきたいというふうに考えていますので、もう一度この点お伺いしておきたいと思います。もう1点、税制の問題については、全部、政策的借金だとかそういったところに使わないというような形で、一部還元も考えるということでありますから、これぜひ考えていただいて、ぜひそれを住民の政策に回すという方針をきっちり、もう一度心意気を示していただきたいと思います。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

9番米沢議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。特別支援教育についてでありますが、やはりこれからの特別支援教育、平成19年度から移行されるわけでありますが、大切なのはやっぱり体制づくり、ネットワーク等、それから先ほど議員もおっしゃられましたような指導力を兼ね備えたコーディネーター等を配置していくということが、やはり非常に大切なことだろうというふうに考えているところであります。また、先ほど剣淵の例も出されておりましたが、剣淵の方では日常生活指導員というようなことで、仕事の中身も教えていただきましたが、うちの特別支援教育指導助手と同じというような認識を受けたところであります。その中で、先ほどありました、やはり保護者の悩みやなんかを受けとめるコーディネーター、それから体制ということがやはり必要だというふうに考えています。この部分につきましては、先ほど言いました特別支援連絡協議会的な組織を設置することによって、総合支援の体制を整えていきたいというふうに考えているところであります。また、鑑賞劇の関係でありますが、やはり先ほどもお答えをさせていただきましたが、我々としては本当に安定して、これも自慢ではないわけですが、管内各市町村等を見ても、こういう形でやっている町村というのは、今、余りないという認識をしております。その中で、昭和40年代後半からずっと継続してやり得てきた、今後も続けていきたい、そういうことから安定して質の高い芸術鑑賞の機会をつくっていきたいというふうに思っていますので、ぜひ御理解を賜りたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、米の価格の問題等々でありますけれども、米改革の推進がなされてきていると。そして19年度から市場価格に基づいた、市場対応に基づいた生産の確立等々も図られて、自主的に対応していくというようなことも含めながら、今、制度として取り組んでおります品目横断的な安定対策制度等々の状況を十二分に見きわめつつ、上富良野町の基幹産業の農業をどのように堅持していくかということにつきましても、地域農業の推進のためにも行政ができ得る部分について最善の努力をしながら、関係機関との連携を図って推進を図っていきたいというふうに思っておるところでありますので、御理解をいただきたいと存じます。また、道州制の問題、市町村合併の問題等々につきましては、先ほど来お答えさせていただいておりますように、今、我が町としては合併の相手が見当たらない中にありまして、何としても自主自立の道を十分に対応していかなければならないというふうに思っております。ただ、この中で、今、「自治のかたち検討プロジェクト」を圏域で検討をさせておりますように、行政経費の削減を図るために、広域行政の推進というのは、それぞれの5市町村とともに推進を図っていかなければならないということにつきましては、― 47 ―認識を同一にしておるところでありまして、しからば、それらをどのような行政項目を取り込んでいくのかということにつきましては、これから十分煮詰めながら対処していきたいというふうに思っております。北海道が担当の市町村合併の問題、道州制の問題等々を説明する段階にありまして、担当の職員の皆さん方のお話を聞きますと、非常に厳しいお話をするところでありますが、知事の議会答弁等々、また私どもとの会合等々での発言とは、相当ニュアンスが違っているということにつきましては、私どもも知事に御指摘を申し上げているところでございますので、そういったことも知事は理解を示していただいておりますので、そういった中にありまして、やはり何としても先ほど来議員も御質問にありますように、それらの地域の「自治のかたち」について、あるいは自治の推進については、それぞれの住民の意思が中心になって対応していくのが地方自治であるというふうに認識しておりますので、そういったことで今後も行政執行をさせていただきたいと思っております。また、税制改革等々におきましては、先ほどお答えさせていただきましたように、18年度予算編成、これから進めていくところでありますが、それらの中で十分にこれらの財源が住民に還元し、また上富良野町の一般会計の中で有効適切に使途していけるような予算編成を進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月20日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる